全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2017年1月30日~2月5日
 ☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦くださいませです。あはは、なのです。

0130・月・
 今朝の日の出は6時43分。まだまだゆっくりの夜明けである。毎朝5時起きを習慣としている身の上にとって7時前の夜明けはかなり遅く感じるのである。それに比べて今日の日の入りは午後5時6分。退社時間を過ぎたらたちまち暗くなるのでは勤め人はかなわない。もうお酒を飲むしかないじゃありませんか。でもボクは飲むことができない。毎週月曜日の午後6時からは人工透析のブルーマンデイなのである。
 外に出ると春のように温かい。青空駐車場のクオリスの窓が汚れているとコボちゃんがいう。もしかしたら既に花粉が飛んでいるのかもしれない。やめてよ。杉の木たち、せめて温かくなってから花粉を飛ばしてよ。寒い上の花粉じゃ、春の知らせにはなりませんよ。
 お子様トランプとお坊ちゃまの安倍晋三。どちらも他者との違いを認める大人の知恵が足りないところが共通している。相手の話を聞かずに自分の言葉を重ねるところがそっくりである。権力に酩酊するところが瓜二つである。このふたりがいかなる日米同盟を展開していくのか、ボクは不安でたまらない。で、その不安な気持ちがそうさせるのかもしれないがホロコースト関係の書物や映画に接することが多くなっている。スピルバーグのシンドラーのリスト」やロマンポランスキー監督の「戦場のピアニスト」をはじめ、つい最近はアメリカ映画「優しい本泥棒」を観たばかり。ナチスの圧政下にあった人々の苦悩が再び現実のものとならないよう祈るばかりである。フレデリックフォーサイスの「オデッサファイル」を読了したのもつい最近のことである。中学生になったばかりの頃、「わが闘争」とか「ニュールンベルグ裁判」といったような映画が次々に公開され、その宣伝でホロコーストの凄惨な映像を見せられてから実は距離をおいていたのである。けれども今この時代、もう一度歴史を振り替えなければならないような、そんな気持ちにさせられているのである。
▲ 鼻水は山から春の宅急便
◇ バーチャル『奥の細道』コース  千住に到着、通過しました。
次は春日部。あと、50,536歩です。現在の歩数、33,464歩。
3周目を歩きはじめてます。

0131・火・
 昼の憩いといわれて何を心に浮かべるだろう。ボクが小さい頃は「憩い」という名の煙草があった。茶色のパッケージで、フィルターなんかついてない、両切りのシガレットで、父親によくその煙草を買いにいかされた。まだ小学生にもなっていない頃のことである。そしてあるとき、ボクはその帰り道、自動車事故に遭遇、骨折して長く入院することになるのだが、その話はまた今度。
 で、話しは「昼の憩い」に戻すことにする。ボクは正午になるとまずTBSラジオのニュースに傾聴する。報道姿勢が好みであるからだ。そして短いそのニュースが終わるとNHKラジオのニュースに回す。報道姿勢はともかくとして、NHKはひとつの指針となるからだ。以前は正午までがTBSラジオ、正午からはNHKラジオと民放と公共放送の両者をまるごとカバーできたのだが、昨年の秋からはTBSラジオの番組編成が変わってしまい、今はそういうルーティーンになっている。そしてNHKの全国ニュースがおわり、関東ローカルのニュースと天気予報が終わるといきなり懐かしい空気に包まれる。古色蒼然というと失礼になるが、小さい頃から耳に慣れた音楽、あの古関裕而さんのテーマミュージックが流れてくるのである。1952年11月17日から今日まで変わらず続いているNHKラジオのウルトラ長寿番組、よちよち歩きの幼少期から真空管ラジオで耳に慣らされた「昼の憩い」が始まるのである。若くて生意気だった頃は農業番組と鼻で笑って消してしまうか他に回していたのを今はありがたがって拝聴している。リスナーからの手紙やメールも農作業レポートというよりは、季節の便りという趣で全国津々浦々の風物を伝えてくれるのが気持ちがいい。この年齢になると人の心を素直に受け取ることができるようになるのである。その年齢にならないとわからないことが山ほどあるのだとわかるようになるのである。そして選曲がいい。バラエティーに富んでいてときどきはあっと驚く冗談音楽も流される。こっちから飛び込んでいかなければ生きている間に決して耳にしないような楽曲にも遭遇する。という訳でボクは日曜日を除く毎日、このルーティーンでNHKラジオに傾聴しているのである。ちなみに日曜日のこの時間は素人喉自慢を楽しむことにしている。思い切り頑張って若者向きに番組構成をしているNHKラジオだが、やっぱその本当の良さを理解しているのは人生経験を積んできた年配者なのだと思いますよ。
▲ 一月が過ぎればすぐに十二月

◆ 2月・如月・
0201・水・
 今日から2月である。如月である。そして恒例、日本全国の日の出と日の入りの時刻である。札幌の日の出は6時50分、日の入りは16時47分。仙台の日の出は6時42分、日の入りは16時59分。東京の日の出は6時41分、日の入りは17時8分。大阪の日の出は6時56分、日の入りは17時27分。福岡の日の出は7時15分、日の入りは17時50分。以上のような予定をお日様と地面君は相談の上に決めているのである。ときどきお月様も助言をしているらしいのである。
 ボクもいってるが、ラジオ君も花粉が飛んでいるかもしれないといっている。花粉症の人は既に気がついているのだ。そしてそれは自慢することでも何でもないのだ。そして悲観することでもないのである。というのは最近、いい薬が次々にリリースされているからだ。さあ、お医者にいこう。ただし専門医のところへね。コボちゃん情報によると、某クリニックではひとりのお医者が内科から整形から痔の手術までやらかしているらしい。何から何までやりますということは、何もできないということなのだ。
 本日のデイキャッチ、時事川柳の秀逸は、
▲ 包囲網壁より先にできるかも
 トランプさんがいる限り、川柳のネタは尽きないのです。当分の間、馬鹿の壁が役立ってくれるのです。
▲ 春がきた鼻水くしゃみ予報官

0202・木・
 温かいという訳でもないのだが、雨も降っていないので夕刻の散歩に出てみたら、住宅街の庭先では梅の花が咲いていた。俳句なら季語くらいには使えるだろうが、目の見えないボクにとっては春を喚起させるものでも何でもなく、現実はただ寒いだけなのである。コボちゃんが見上げながら、カラスが何かくわえて飛んでいくとシンプルに状況説明をしてくれる。下校途中の子どもたちの元気な声がボクらを追い越していく。会話を聞いているだけで誰にイニシアティブがあるのかがたちまち判明する。アルルは自分のテリトリーの知らない匂いのチェックに忙しい。取引先からの帰り道だろうか、エンジン音が交錯して排気ガスが鼻をつく。そんな時刻なのである。商店街ではラーメン屋の豚骨スープの香りがしてきて、いつか食べてみたいと思わせる。トマトとチーズのアンサンブルはおいしいイタリアンレストランのサイン。チェックをしておいて損はない。つんと酸っぱい匂いは寿司屋でもあるのだろうか。果物屋の店先では女将さんが常連客相手に大きな声を張り上げる。そして焼き鳥の炭の香り。そう。今夜も「とりたけ」さんの焼き鳥で一杯やりたいと思っていたのだ。
 帰宅して計測すると、散歩後の血圧は116だった。じっとしてると高い血圧も一生懸命歩いているうちに下がるものなのだ。メタボの皆さん、元気に散歩をいたしましょう。
▲ 黄昏や暮色を染める梅の花

0203・金・節分・
 どどど、どうしよう。腎臓のCTスキャンを受けなくてはならない。腹部エコー検査で腎臓に何か見つかったらしいのだ。それの再検査なのだ。造影剤を静脈注射して、精密に検査するのである。検査が終わったらすぐに透析して造影剤を体内から除去する。そんなリスクをかけて検査をして、そして悪性腫瘍でも見つかったら、どどど、どうしよう。と考えても仕方ない。どうせ透析をしなきゃならない腎臓なら、いくらでも切り取ってくださってかまいませんから。
 節分である。そしてスーパーにもコンビニにもずらり並んだ恵方巻き。お菓子屋には恵方ロール。コンビニの店員はこれでもかと並んだ恵方巻きのノルマに脅えているし、買い物の主婦たちは何時になったら半額セールが始まるのかと目と耳のセンサーの精度を最大限にしてスキャンする。でもその大量の恵方巻き、売れ残ったらどうなるんだ。めでたいはずの節分に恵方巻きで食品ロスに拍車をかけて、命を粗末にするのはやめてくださいな。
 トランプさん、米国車は日本では人気がないんです。売れないのは為替操作が理由じゃないんです。わかってるはずなんだけど、そんなに馬鹿のふりをされると説明する意欲が萎えてしまうんだよね。
 メルトダウンした核燃料は数十秒で人間を死亡させるだけの放射線を発しているとか。なんせ2時間でロボットも破壊される放射線量なのである。鉄人28号だって鉄腕アトムだってドラエモンだって、たちまちポンコツにされてしまう放射能なのである。廃炉なんて不可能に決まっている。国にも東電にも、それをできると言わせる根拠なんてあるはずがない。ここは謙虚にあきらめてチェルノブイリ方式に変換してはいかがだろう。鋼鉄やコンクリートの壁で強力な石棺を建築して、事故原発を地面に埋めて、あとは野となれ山となれ、福島原発事故パークにしてしまえばよいのだよ。安全さえ確保できれば観光の目玉になるかもよ。
▲ 叩かれてずらり並んだ恵方巻き

0204・土・立春・上弦・
 土用の午後はTBSラジオで久米宏さんの「ラジオなんですけど」の冒頭、独白エッセイ12分間を聴くことにしている。TBSラジオという世界に久米宏という人物が登場してからずっと注目してきた。ボクは根っからのTBSラジオファンなのである。ことに久米宏と小島一慶が大好きでパックインミュージック以来、今もお慕い申し上げているのである。さて、本日は藤村俊二さんのことについて語っておられた。そう。突然ヒョイといなくなることからおヒョイと呼ばれていた、あの藤村俊二さんが逝去されていたのだ。この世からヒョイといなくなってしまったのだ。25日のことである。昭和9年、1934年生まれの82歳。日劇ダンシングチーム出身、ドリフターズ、全員集合の振り付けでも有名であるが、ボクは「ゲバゲバ90分」などの自然でひょうひょうとした演技が大好きだった。
 経堂駅前の小田急ビルに暮らしていた頃のことである。地下レストラン街でランチをすることが多かったのだが、あるとき目の前のテーブルでひとり慎ましく食事をする男性がいて、それが藤村俊二さんだとわかったときの嬉しさはどう表現していいかわからない。目が合った瞬間、はにかむように微笑んで、
「この店、旨い物を出すんですよね」
と聞こえない声で語りかけられたような気がしたのを覚えている。國光苑という北京料理店で、今もここ以上においしい中華料理店をボクは知らない。そして藤村俊二さんもそれに近い評価をしておられたのだろう。それからしばらくして、今度は成城学園前のカレーショップ、インデイラを訪れたときのことである。席につこうとして店内を見渡したときである。他にお客はひとりだけ。それが藤村俊二さんだったのである。ボクの視線を感じると、
「あなたもおいしい店をよくご存じですね」
 そうつぶやいたような気がしたのはボクの勝手な妄想である。独立自尊な食べ歩きがご趣味と拝察したのだが、藤村さんはそれから南青山に素敵なワインバーをオープンされ、我々は食通が趣味の領域を超越してしまったことを知らされたのである。
 さて、失明してからというもの書籍や映画からも離れ、テレビにも縁のない盲人暮らしだったが、ここ最近はサピエ図書館のおかげで音声映画に親しむ毎日である。そして三谷幸喜の「ラジオの時間」で元擬音係の守衛という役割を藤村俊二さんが好演されていたことを知る。生放送のラジオドラマでトラブルが発生して急遽守衛室から召集された藤村俊二さんが掃除機でロケットの発射音を表現したり、ピスタチオの粒で機関銃の音を演出するのである。他の役者さんが演じていたのなら感動する場面でも何でもないのだが、藤村俊二さんだからこそボクはいたく感動してしまったのである。お元気にされているとばかり思っていたのだが、残念でならない。心からご冥福をお祈りする。大好きな役者さんたちが次々にこの世からあの世へ引っ越してしまい、この世界がどんどん寂しくなっていく。
▲ カレンダー今日から春は嘘でしょう

0205・日・
 日曜日はいつもコボちゃんとクラシッックを楽しんでいる。NHKラジオの「音楽の泉」である。今朝はベートーベンで、ずいぶん古い録音だなと聴いていたらパブロカザルスの演奏で1926年の収録。ということはSPじゃありませんか。それにしては鮮明な録音で、どんな技術を使ったのだろうか。世の中には貴重な音源があるものだ。
 あまり寒さを感じないので窓を開くと、細かい雨が声を殺して落ちていた。音もなくといいたいところだが、それだとボクが感じる訳がなく、嘘になってしまうので、こういう場合は盲人は表現に制限を受けるので苦労する。けれども、見えないからこそ許されていい虚構があるはずなんだよね。
▲ 霧雨に濡れて咲いてる梅の花
◇ バーチャル『奥の細道』コース  春日部に到着、通過しました。
次は室の八島。あと、128,544歩です。現在の歩数、95,456歩。
3周目を楽しく徘徊しています。



2017年1月23日~29日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

0123・月・

 今日も寒いとの予報だけど、今頃が一年間でいちばん寒い時期なのだ。その証拠に1902年の今日、旧陸軍が八甲田山の雪で遭難している。兵隊さんも冬将軍にはかなわない。あのナポレオンもかなわない。神風も大和魂もかなわない。そんなもんに頼っていたからあのアメリカに敗けたのだ。

 今朝のラジオは45代アメリカ大統領、あの爆風トランプと、72代横綱、稀勢の里の話題で持ち切り。トランプには早く引退して世界を救ってほしいけど、稀勢の里には頑張って、相撲協会を助けてほしい。それにしても安倍政権、トランプ就任に狙いをつけて日米結束の絶対性をアピールしてるけど、額から冷や汗が落ちてはいませんか。そうだよね。あの頃は誰だってトランプが大統領になるなんて思ってもいなかったもんね。
たった140文字のツイッターで世界を右往左往させたり、日本人にもすぐにわかるような英語で就任スピーチをするなんて思わなかったもんね。幼稚で非科学的な知識と古くて頑固な偏見で政治を行うなんて思わなかったもんね。そんなトランプを相手にするためには大人の態度が必要なんだけど、うちのアベちゃんにそれができるのかしら。心配だなぁ。

 ときどき聴いてるNHKのみんなの歌だけど、今朝偶然聴いたのは「回転木馬とボクと猫」。瞬間にして心を奪われた。言葉も曲も歌もいい。やさしいやさしい気持ちになれて、猫がますます好きになって、もうたまりません。朝からずっと聴いていたい気分です。そしてまた聴けるといいんだけど、今月ももう終わってしまうから、もしかしたらもう聴けないのかもしれない。

▲ 春待ちの峠を越える寒さかな

0124・火・

 アメリカでトランプへの抗議の声が高まっている。ピンクのお帽子をかぶった女性たちがデモ行進をやらかしてる。プシーキャットでなくてプシーハット。ピンクの耳の猫型キャップ。猫型ロボットじゃないよ。これって女性器を象徴するんだってさ。色っぽいね。そんなことしてるとトランプさんに鷲掴みにされちゃうよ。いやぁね。本当にこの政権、いつまでもつのかしら。もたないような気がするんだけど。それってボク個人だけの願望ではないと思う。お立場のある方々は皆さん慎重に発言しておられるけど、好きと嫌いだけは自由に発言していいんだと思う。本当の自由のためにもトランプ勢力と闘うべきなんだと思う。

 笑っちゃう。中国の国際窃盗団はピンクパンダというんだって。ピンクパンサーではありません。さすが中国。ここでもパクってる。でも、考えてみれば当たり前。なんせ窃盗団だもん。

 日本海側では大雪の被害が続出している。中でも心配なのが鳥取県での雪の中の大渋滞。トイレはどうするのだろう。食糧はどうなるのだろう。そもそもガソリンがなくなったら凍死しちゃうんじゃなかろうか。裏磐梯のペンション絵夢で雪の経験は様々としてきたけれど、本物の吹雪は何も見えない、動けない。ラジオは不要不急の外出を避けるように呼びかけているけれど、それは本当にそうなのだと思う。吹雪の夜は炬燵から出ない方がいいんだと思う。

▲ しんしんと雪の底なる大渋滞

◇ バーチャル熊野古道コース 浜ノ宮王子を仮想参拝、通過しました。
次は熊野速玉大社。あと18,618歩です。現在の歩数、160,982歩。
3周目をうろついております。

0125・水・初天神・

 1902年の今日、北海道は旭川でマイナス41度を記録した。これが気象庁の最低記録であるらしい。ボクの経験した最低気温はせいぜいがマイナス15度。それでも息をすると鼻毛が凍る。だからマイナス41度なんて、とても想像できないのだ。鼻毛どころか、心臓の毛まで凍ってしまうんだろうね。

 訂正でんでんって何だろう。NTTを訂正して電電公社に逆戻り、という話だろうか。そうではないらしい。どうやら官僚が書いてくれた答弁原稿の「訂正云々」を読めなくて、「ていせいでんでん」と読んでしまった誰かさんがおられるらしいのだ。ま、小学生だったら可愛いけれど、それが日本の総理大臣だから笑えない。笑っちゃうけど笑えない。そういう人だから恥ずかしくもなくトランプと仲良くできるんだと思う。

▲ 云々をでんでん読めぬ寒さかな

0126・木・

 朝の9時から胃カメラなんだけど、早朝4時に目覚ましをかけて、ラジオ深夜便を聴いている。明日への言葉を聴いている。というのは昨夜、こんなメールが届いたからだ。

ナマエさま、こんにちは。
インフルもすっかり治ったようです。
さてさて、我ら日食ハンター仲間の神さま、オオゴエさんが、ラジオ深夜便に出ます。
今日が明けて、木曜日の早朝4時からです。
良かったら聞いてみて下さいませ。
国立天文台広報普及員の大越治さんが日食について語ります。
ところで、大越さんがラジオ深夜便にでる事は、大越さん本人からの情報ではないのです。(とても寡黙な方なので)
大越さんも入っているメーリングリストのメンバーが教えてくれました。
「ラジオ深夜便の番組表を見ていたら、たまたま見つけたので皆に報告します」 と
の事。
よく見つけたなあ。会のメンバー恐るべし 
きっと今朝のリスナーは、数100人増えましたよ。

以上のメールである。送り主は望月税理士。あの日食フリーク、我らが絵門組の望月税理士である。このメールのおかげで、今朝のリスナーがもう一名増えたのである。そして番組はとても興味深いものだったのである。
 日食についてボクには何も語る資格はない。望月さんや大越さんのように皆既日食については何も経験がないのである。ただし知識だけはある。というのは子どもの頃から漫画や小説で日食に対する興味を刺激されてきたからである。そしてその現象が人々を驚愕させ畏れさせるものであることに驚きを覚えていたからである。そして望月さんや大越さんのように一度でも皆既日食を体験すれば、その現象で人生を変えられてしまうほどの強烈なインパクトを与えられ、生涯に渡って日食を追跡して地球上を徘徊するようになるだろうことは容易に想像できるのである。
 いつだったか、東京地方に部分日食が予告されていた日野出来事である。ボクはコボちゃんと盲導犬アリーナと散歩に出ていた。日食観測ガラスを手にした子どもたちがすぐ近くを通り越していく。そのときだった。いきなり空気が変わった。鳥たちが啼きやんだ。ボクは日食を直感し、子どもたちに呼びかけた。
「ねぇ、太陽を見上げてごらん。もう日食が始まってるはずだよ」
 そしてその通りだったのである。地球と太陽の間を月が通過するだけなのに、そのことを地上の生き物たちは敏感に感じるのだ。そしてこのボクも感じていたのである。たとえ部分的であっても、日食とはそれほどの現象なのである。

▲ 追いかけてマフラー渡すお母さん

◇ バーチャル熊野古道コース 熊野速玉大社を仮想参拝、ついにゴールへ到着です。
くだらん遊びへのお付き合い、本当にお気の毒様です。
ありがとうございました。

現在の歩数、179,600歩。熊野古道コース、3周目を走破です。

ドコモの陰謀により、次回よりまたまた奥のほそ道コースを歩き始めます。
これは本当に長旅です。頑張ります。
わはは。

0127・金・

 今朝の日の出は6時45分。まだまだゆっくり、である。そして日の入りが17時3分。やっと午後5時を超えてきた。まだまだ断然昼間が夜に敗けている。今日の予想最高気温は16度と温かい。頑張れ太陽。北風なんかに負けるなよ。

 米国がメキシコ国境に壁を作ると朝から大騒ぎをしている。本当に作るのだと大騒ぎをしている。万里の長城ではあるまいし、馬鹿じゃなかろか。トランプ、お前は秦の始皇帝か。きっと日本人ならいうだろな。あれはトランプの馬鹿の壁だと。でもね、トランプさん。忘れてはいけないよ。壁を作ろうが塀を作ろうが、人は心に翼をもって、どこまでもはばたいていけることを。

▲ まだ春じゃないよと諭す親すずめ

◇ バーチャル『奥の細道』コース 深川を出発しました。
芭蕉も曽良も一緒ですからゴールまで楽しんで歩きます。
次は千住です。あと、20,094歩です。
現在の歩数、9,906歩。3周目に挑戦いたします。

0128・土・新月・

 今朝もNHKラジオのマイ朝ラジオ、今日は何の日を聴いている。1948年といえばボクが生まれた年だけど、その年の今日、こんな事件が起きていて慄然とする。瀬戸内海で定期船の女王丸という船、401トンが米軍の機雷に接触して沈没、死者行方不明者188人という悲劇が発生していたのである。その当時、米軍が落とした機雷がまだ瀬戸内海をふらふらしていた、ということなのだ。雷は雷でも地雷や機雷は地震や火事よりはるかに恐ろしいし、ましてや雷親父なんて足下にも及ばない。 いくら桑原桑原を唱えても失われた命は戻ってこないのである。

 午後は超絶技巧の天才バイオリニスト、川畠成道さんのご招待をいただいて、彼のニューイヤーコンサートにきている。エスコートは絵夢助人(えむすけびと)さん。クラシックの音楽家は誰も人間業とは思えない技巧を聞かせてくれるものだが、川畠成道さんの演奏は瞬間にして聴衆を神の領域にまでワープさせてしまう。どれだけの精進を重ねればそれが可能になるのか、まるで想像もつかない。
 呆然と休憩時間を過ごしていたら日本点字図書館の田中徹二理事長、美織さんご夫妻や毎日新聞の川俣京子さんとパラリンピック水泳金メダリストの河合純一さんに声をかけていただく。河合純一さんについてはつい先日ラジオのニュースでそのご活躍を知ったばかりだったのでその偶然に驚いた。河畠さんの用意してくださった座席は目立つ席であったのだ。

 紀尾井ホールを出て懐かしの清水谷公園へ。この界隈、四ツ谷駅周辺の上智大学も桜並木の土手も、紀尾井町も永田町も麹町もどこもかしこも思い出の場所。そう。ボクは小学校時代も中学校時代もこの界隈で友人たちと過ごしてきたのである。幸いなことに風もなく温かい。清水谷公園でのウェルカムメッセージの撮影には好都合。絵夢助人(えむすけびと)さんのキューでしゃべろうとしたら雀の大集団が一斉に囀り出して撮影中止。いつから清水谷公園は雀のサンクチュアリになったのだろうか。でもよかった。雀たち、どんどん元気になーれ。
 さて、雀たちが静かにしてくれてる間にボクは一気にしゃべり出す。
こんにちわ、エム ナマエです。
本当のことよりもまさかのデマで大統領が決まってしまい、
嘘のニュースで国民投票が揺れ動く。
ポストトゥルース、SNS。
民主主義を失いたくないのなら、ボクらは理性的でありたいものです。
そして情報にもっとお金をかけたいものです。
どんどん、本を読みましょう。
毎日毎日読みましょう。
教養の不足した自由や権利は暴走をしたがるからです。
権力や財力が暴力であってはなりません。
海の向こうで、無知で非科学的な大統領が誕生して
これから地球という船はどこへいくのでしょう。
たとえ目の前で、どんな馬鹿騒ぎがあっても
地球の裏側の、小さな事件も忘れたくはありません。
出来事はそれ以上でも以下でもないし
本物は古くもなく新しくもないからです。
生きていれば、わからなかったことが、いつかわかるようになるかもしれません。
悲しいけれど、わかる人にしかわかりません。
そして人間はわかるときまでわかりません。
ですから話しを聞かせてください。
これからも、どうぞ話を聞かせてください。
よろしくお願いいたします。

 ここで撮影終了。この映像は絵夢助人さんの手によってエム ナマエ公式ウェブサイトにアップされていますので、よろしければどうぞご覧ください。

▲ 寒雀団子になって暖を取る

0129・日・

 日曜の朝のお楽しみは文化放送の志の輔(しのすけ)ラジオ「落語でデート」。今朝のお相手は往年のDJアイドル、ちくらまりさん。懐かしいラジオパーソナリティーである。ボクのラジオ世界におけるアイドルは小俣雅子さんだったり小森まなみさんだったりするが、彼女たちとは今も仲良しであるが、ちくらまりさんとはまだお会いしたこともない。あはは。まりさんは外交官と結婚されて海外暮らしが長かったそうなのだ。だから簡単にお会いすることができなかった訳だ。未亡人になってからは父親のちくら書房の経営に参加して素敵な絵本を出版されているという。ここ最近になって文化放送で再び語りを初めておられるとか。ご成功をお祈りしたい。今朝の落語は初代柳家金語楼。あの大スター、NHKテレビ、ジェスチャーで一世を風靡したあの柳家金語楼師匠である。出し物は1956年録音のNHK音源で「きゃいのう」。外題だけで中身を想像するのは困難だが、中身をいくら知っていても説明の難しいストーリーもある。要するに売れない歌舞伎役者の話なのである。

 爆風トランプが国境問題で暴れまくっている。人種差別の風を吹かせまくっている。たったひとりの馬鹿のおかげで世界中が混乱するのは、その馬鹿がアメリカの大統領という椅子に座っているからだ。その馬鹿が白人優位主義に汚染されていて、それが愚かしい行為であることに気がついていないからだ。そして悲しいのは、そんな馬鹿を排除するのに民主主義が機能していないことだ。愚かなる主権者たちは民主主義を地獄の扉を開く鍵としてしまう。そしてそう遠くない過去にそうした歴史があったことを愚かなる主権者たちは学んでいないのである。

▲ 春よこい丸くふくれる枝すずめ

2017年1月16日~22日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦くださいませ。

0116・月・藪入り・

 寒い。そして今日は藪入りである。この季節、寒いことはよく話題に上るがこの時代、藪入りが話題になることはまずはないだろう。けれども落語の世界では平成の今でも藪入りに熱い視線が注がれる。民主主義の時代であれば中学生になるかならないかのあどけない子どもたちを、落語の世界では他人の家に奉公に預けるのである。他人の釜の飯を食わせるのである。預けた以上、もう家には帰れない。奉公に慣れるまでは帰れない。そして今日は奉公に出した息子が藪入りで初めて里帰りする日なのである。さぁ、昨夜から父親はそわそわ眠れない。今は何時だ、何時になったと時計ばかり見上げている。母親に、まだ夜は明けないか、昨日の今頃はもう明けていたと大騒ぎをする。飯を焚け、焚いたら冷ますなとうるさいったらありゃしない。と、初めての藪入りのエピソードを名人たちが温かい心で語ってきた。録音でしか聴いたことがないが、やはり三代目の三遊亭金馬の「藪入り」が秀逸だと思う。笑った後は必ず目頭を熱くさせられる。そして実際の高座で感動したのが東大柳家小三治師匠の「藪入り」。ご存じ人間国宝だった先代柳家小さん師匠のお弟子さんである。20世紀最後の藪入りの日に紀伊国屋ホールで小三治師匠の「藪入り」を拝聴したことがボクの自慢のひとつである。小三治師匠の演じる子どもがたまらないのである。小さん師匠に次いで人間国宝になられてから、師匠はどんな「藪入り」を演じておられるのだろう。もしかしたら今日もどこかで演じておられるのかもしれない。だとしたら、今日の客が羨ましい。

 さて、大相撲初場所である。白鵬が連敗したのである。そして稀勢の里も負けたのである。全勝がいなくなり、一敗と二敗の力士が並んでいる。さぁ、どうなる。どうなっても、面白くなってきたのは間違いない。

▲ 手の平にコーヒーカップ冬の底

◇ バーチャル熊野古道コース 円座石を仮想参拝、通過しました。
次は越前峠。あと8,852歩です。現在の歩数、117,548歩。
3周目に挑戦しておりまする。

0117・火・

 東京都のインチキ調査がどんどん明るみに出てきて腹を立てている。石原や舛添の時代、都庁は何をやってきたのか。渦巻く陰謀、現れる汚染物質。ベンゼンは79倍で、あってはならないシアン化合物。そんな土壌へ築地から魚河岸を移転させようとしているのだ。工場移転の話ではない。東京都の台所を移転させようというのである。都民を騙して移転させ、危険にさらそうとしていたのだ。そう思われても仕方がないのだ。世界でいちばん旨いはずの江戸前寿司が毒物で汚染されるかもしれないのだ。これが腹を立てずにおられますか。冗談じゃない。ここははっきりさせていただきやしょうと、江戸っ子風にいきがって見せやしょう。

 お休みのコボちゃんを誘って、退屈してるアルルを誘って、羽根布団で丸くなってるトラネコミミコには黙って、豪徳寺まで散歩に出る。山下駅前商店街、「とりたけ」の炭火焼の焼き鳥が食べたくてたまらなくなったのだ。夕方だからお散歩のワンちゃんたちと次々に挨拶をしてると、やがて世田谷線の踏切の音がしてくる。山下駅を通り越し、商店街を歩いていくと、炭火のいい香り。うわお。焼き鳥はやっぱり炭火です。たれです。ボクは江戸っ子ですから通ぶりません。塩なんかお呼びじゃない。やっぱり焼き鳥はたれですよ。たれなんですよ。たれの旨さのわからんやつは馬鹿たれなんですよ。てやんでえ、文句あっか。

▲ この島のどこかに今日も雪が降る

0118・水・

 未明のラジオ深夜便は須磨佳津江さんのDJによる山口百恵特集。やっぱりよくて、たちまち彼女の歌が欲しくなり、プレクストークに彼女のアルバムをダウンロードしてしまう。これでいつでも聴けるようになった訳だ。ボクには自慢なことがある。それは楽屋で山口百恵さんからフレッシュの苺を手渡されたことである。そしてその場でその苺を口に放り込んで咀嚼したことである。彼女のデビュー当時、ボクは芸能イラストルポライターだったのである。百恵ちゃん、素朴で普通の女の子だった。それがあっという間に大歌手になって、今朝の放送でその理由がよく見えてくる。須磨さんの紹介の仕方がいいのです。月刊ラジオ深夜便を読んでいたら須磨さんが六義園について書いていたけど、彼女の教養深さが滲み出ている文章だった。須磨さん、またお会いしたいです。

 さて、大相撲初場所の話題が続きます。稀勢の里が遠藤の挑戦を退けました。強さを見せつけています。けれども世間は優勝という言葉を禁句にして彼の優勝を祈願しています。ということは本気で祈願している、ということなんです。つらいとこです。ま、今場所こそは、なんです。なんせ悲願といわれて久しいですから。

 米軍の戦闘機、F35・垂直離着陸ステルス戦闘機が山口県に配備されるらしい。アメリカ国外では初めてのことと聞く。狭い国土の日本、山岳部や森林の多い日本ではイギリスが開発したハリアー戦闘機のような垂直離着陸タイプが理想的と思っていたのだが、アメリカの義理があってか、自衛隊は購入の気配さえ見せなかった。さて、ステルス戦闘機F35を航空自衛隊はどれだけ配備できるのだろう。ステルス性能よりも垂直離着陸に興味がある。日本の山岳地帯にトンネルを穿ち、そこを秘密基地にして他国からの侵略に備える、なんてウルトラ警備隊みたいな空想をしてるんだけど、笑われてしまうかな。専守防衛であっても中立であっても重武装は必要でしょう。ミサイルに対する防護能力も反撃能力も必要でしょう。だからといって平和憲法を捨てることはない。ステルス戦闘機を導入しても捨てるす必要はない。ステルス必要はない。なんて、話しが違ってきました。すいません。

▲ 寒い朝猫が抱きつき引き留める

◇ バーチャル熊野古道コース 越前峠を仮想参拝、通過しました。
次は舟見峠。あと9,019歩です。現在の歩数、128,581歩。
よろけながらも3周目を歩いております。

0119・木・

 不人気なトランプである。就任式も盛り上がらないだろう。代わりに盛り上がっているのがボイコットの空気。トランプの支持率が44パーセントで、不支持率が51パーセント。就任式を直前にした大統領としては、この40年間で最低であるらしい。引退直前のオバマの支持率は60パーセントで、歴史上4番目の高人気であるとか。大統領選のリターンマッチというのはないものかしらね。やっちゃえばいいのに。

 大相撲初場所は稀勢の里も白鵬も安定していて、さて、どうなるのだろう。直木賞は恩田陸さんに決定してよかった。週刊朝日の連載で彼女の作品に魅せられ、昨年は「エンドゲーム」や「光の帝国」という常野物語(とこのものがたり)シリーズや、力作「消滅」、短編集「私と踊って」、「不連続の世界」などと、次々に読破していっただけに、今度こそはとボクも期待していました。これで稀勢の里が優勝してくれたらいうことなし、なんだけどな。あ、それって禁句でした。

▲ 凍て空に烏がひとり旅してる

0120・金・大寒・下弦・

 東京に雪の予報が出ているが、さて、これからどうなるのだろう。アメリカ大統領就任式の予定だが、さて、これからどうなるのだろう。大寒とはいえ、日本もアメリカもあまり寒くなってはもらいたくない。コメンテイターの皆さんからも新しい大統領に期待しているような論調が聞こえてこない。むしろその暗殺を期待しているように聞こえてくるのはボクの偏見なのだろうか。それともボクの期待なのだろうか。今夜の就任演説で何か新しいことが出てくるとは思えないが、正式な大統領になったら夜中のつぶやきだけはストップしてもらいたい。でもこの人、本当にアメリカの大統領をやっていけるのだろうか。どうもそれだけの理性と教養を感じられない。アメリカファーストといってるけど、本当はマネーファーストなんだと思うよ。

 大相撲初場所で稀勢の里が豪栄道に不戦勝。これで稀勢の里は唯一、一敗をキープした。混戦模様を見せてきた初場所ではあったが、ここにきて二敗力士が次々に敗けている。これまでは誰よりも稀勢の里の優勝を願っているくせに、裏切られ続けてあきらめ癖がついてしまい、まるで期待してないような顔をしていた相撲ファンが、稀勢の里の優勝の一言にかけていた掛け金(かけがね)を、周囲の顔色をうかがいながら、そろそろと外し始めているようである。そしてボクも、もしかしたらと思い始めているのである。

▲ 今日もまた雪の予報に脅えてる

◇ バーチャル熊野古道コース 舟見峠を仮想参拝、通過しました。
次は熊野那智大社。あと6,218歩です。現在の歩数、140,382歩。
3周目をぐるぐるしていまあす。

0121・土・

 大相撲初場所で稀勢の里が逸ノ城に勝利して、白鵬が貴乃岩に敗北して、明日の千秋楽を待たずして稀勢の里の初優勝が決定した。予測していなかったのか、それとも期待が大き過ぎたのか稀勢の里、周囲を囲んだ記者たちのインタビューに声が出ない。泣いているのか稀勢の里。嗚咽してるのか稀勢の里。そうだよね、そうだよね。本当に口惜しい思いをしてきたもんね。モンゴル相撲にコケにされてきた日本の相撲ファンも口惜しい思いをしてきたもんね。どうか今夜をゆっくりと寝て、明日の白鵬戦で男になって、堂々と横綱へのパスポートを手にしてちょーだいね。

▲ 横綱の春すぐそこに稀勢の里

0122・日・

 いよいよ大相撲初場所の千秋楽である。そして稀勢の里は白鵬を破って横綱昇進を確実にしたのである。涙の優勝インタビュウに日本中が、よかったねと祝ってる。出身地の茨城も大騒ぎ。しばらくは横綱セールで盛り上がるのだろう。稀に見る勢いでなく、勢いが稀な稀勢の里とか、いろいろといわれてきた稀勢の里だが、綱を張れば一気に貫禄がついて、ガラスのハートのイメージをガラガラヘビみたいに脱皮して、立派な横綱になってくれるものと大相撲ファンはみんな期待してるのです。ボクも期待してるのです。手の平返しで期待してるのです。ごめんね。

 知能指数の高さを感じさせないトランプの就任演説で退歩するアメリカ。それでも数百万の反トランプデモで退歩しないアメリカも存在する。女性、黒人、移民、性的マイノリティー。抑圧から解放されつつあった少数派が自由と平等を訴える。マドンナも声を上げる。アメリカは芸能人でもマイノリティーでも堂々と自分の意見を前面に押し出していく。ここは日本の芸能人も見習っていいような気がする。表現活動をするエネルギーがあれば、リスクを恐れる必要はないだろう。
 アメリカファースト、アメリカファーストと今更のようにスピーチしているトランプだけど、アメリカファーストなのは黒船来襲の頃から日本人ならよく知っている。クジラを捕るふりをして日本に開国を迫り、不平等条約を締結させてその状況を日常化させ、ことあらば圧力をかけ続け、最終的には日本に真珠湾を奇襲させ、それを口実に日本列島をアジアの前線基地にしたやり方を見れば、アメリカはいつだって自分がいちばんで、他国は自国が反映するために存在すると考えてきた。けれどもトランプ以前は自国本意主義をオブラートに包み、キリスト教風にスマートにやってきたからどこも黙っていたのだ。けれどもトランプは馬鹿だからガマンしない。そしてガマンしないトランプに対して国際社会がどう反発するのか、そこが心配のタネである。喧嘩なんかしないとよいのだが。そして国家間の喧嘩というのは戦争のことなのである。

▲ 気がつけばいつかまわりはデモの壁

◇ バーチャル熊野古道コース 熊野那智大社を仮想参拝、通過しました。
次は浜ノ宮王子。あと12,015歩です。現在の歩数、147,385歩。
3周目をうろうろしているところです。



2017年1月9日~15日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

0109・月・成人の日・

 成人式と耳にすると思い出す風景がある。渋谷駅から西武デパートを通り越し、本のデパート大成堂を右に見てから左折して、渋谷公会堂に向かう公園通りの風景である。その日、ボクはバイトで手に入れたベージュのコンティネンタルスーツに身を包み、喫茶店、時間割を横目に見ながら歩を進めていた。急がなくてはならない。遅刻しそうなのである。いや、もしかしたら寒かったから急いでいたのかもしれない。若かった。もしも今だったら、とてもスーツひとつで街は歩けないだろう。成人式の舞台で誰が何をしゃべったなんてまるで覚えてはいないが、成人式が嬉しかったことだけはしっかりと覚えている。けれども思い出の渋谷公会堂はもう存在しない。CCレモンホールなんて名前にされてから、今は老朽化を理由に壊されてしまったのである。渋谷の景色も変わってしまった。ボクの成人式はどんどん過去の彼方に埋没していくのである。で、今のボクにとっての成人式といえば長野県無言館におけるゴールデンウィークの成人式。今年も正式に参加を要請されている。無論、新成人としてではない。お祝いのためである。そこで皆さんにお伝えしたいことは、おめでとう。20年間、よくぞここまで死なせずに育ててこられました。そして、よくぞここまで生きてこられました、ということである。今年もまた無言館の庭で会いましょう。

▲ 蟹股じゃ晴れ着が泣くよお嬢さん

0110・火・110番の日・

 大相撲初場所が気になって仕方がない。日馬富士(はるまふじ)が連敗している。そして遠藤が勝てない。そんな中、稀勢の里が黙々と自分の相撲をとっている。でも期待はしないんだもんね。するとまた、負けちゃうんだもんね。

 少女像問題で韓国から日本大使が召還されてしまった。いいのかな、そんな前のめりで、アベちゃん。お隣の大統領問題の解決を待ってもよかったんじゃなかろうか。大使を呼び戻したりして、少女像設置という市民レベルの問題を国家間の問題にまでレベルアップさせてしまっただけなんじゃなかろうか。レームダック状態の韓国大統領には、国家どころか、市民をコントロールする力もないのである。約束を守れない国も市民も困りものだが、少女像の設置については国家間の問題の手前で止めておくべきだったような気がする。過去の事実は変わらない。けれども歴史に対する解釈は時代によって移り変わる。過去に日本が加害者であった事実を永遠にネゴシエーションの材料にしようとする韓国国家と国民を相手にするとき、日本はどこまでも冷静であるべきなのだ。そして過去のこととはいえ、日本が加害者の立場にあったことを大人の態度としてわきまえておくべきなんだとも思うのである。

▲ この餅を今日はどうして食おうやら

◇ バーチャル熊野古道コース  熊野本宮大社を仮想参拝、通過しました。
次は湯峰王子。あと945歩です。現在の歩数、80,055歩。
3周目を挑戦しているところです。

0111・水・鏡開き・

 今朝の日の出は6時51分、そして日の入りが16時47分。まだまだ昼間より夜の時間が勝ってます。

 猫を抱いて気持ちよく仮眠してたらデスクの上でコール音。受話器を取ったらいきなり商品名を連呼された。女優さんか声優さんみたいに若く美しい声である。魅力的な声である。思わず反応してしまう。
「あの、これ、何の電話ですか」
「はい。地域の方々に目のビタミンをお勧めしているところです」
「ああ、そうなんですか。でも、すいません。私は全盲なんです。さようなら」
 自らの不運を嘆きつつ、ボクは受話器を置いたのである。

▲ 空腹に鏡開きの餅を焼く

◇ バーチャル熊野古道コース  湯峰王子を仮想参拝、通過しました。
次は百間ぐら。あと21,303歩です。現在の歩数、81,697歩。
3周目を挑戦している最中です。

0112・木・満月・

 日本時間の未明、トランプタワーの記者会見で爆風トランプがダメ大統領ぶりを発揮した。今まで逃げに逃げて、初めて実現した記者会見で何の具体策も示せず、ただ記者たちと喧嘩しただけという印象である。なのに本人は恥とも思っていない様子なのだ。もしかしたらプーチンにとんでもないセックススキャンダルを握られているかもしれないのに、それら情報もすべてフェイクニュースと決めつけた。とはいえ、こういう大統領に対してもメキシコに工場は作りません、なんて胡麻をすっている自動車メーカーもある。困ったもんである。恥を知らない馬鹿をこれ以上増長させてどうすんだよ。トランプはアメリカの愚かさの集約じゃないか。民主主義のリスクの象徴じゃないか。ジャマイカはアメリカのお隣じゃないか。魔法使いでも魔術師でも詐欺師でも漫才師でも何でもいい、誰かこのトランプを消してくれ、ジャマじゃないか。

▲ トランプの出る目に右往左往する

0113・金・

 今日は13日の金曜日です。お正月なのに、です。日本人は神道を崇め、仏壇に手を合わせ、各家庭にクリスマスツリーが飾られ、ハローウィンには軒先にカボチャを吊るすような国民性ですから、そんなことを気にするのです。え、誰も気にしてないって。すいません。

 またまた大相撲初場所の話題である。大関では稀勢の里ひとりが順調で、残りはとても大関とは思えない成績。横綱では日馬富士(はるまふじ)も鶴竜も連敗続きで、横綱らしいのは白鵬ひとり。という訳でここまで、全勝は白鵬と稀勢の里だけとなる。次第に優勝争いの概要が見えてきたけど、稀勢の里と優勝を関連付けるようなことをいうと、たちまち負けるのが稀勢の里だから、それは忘れた方がいい。なんせ、白鵬はおつりが返ってくるほど優勝してるけど、稀勢の里はただの一度も優勝したことがないのである。力はあるけれど、ガラスのハートが邪魔しているのである。

 うちとこのアベちゃん、フィリピンに出かけていってドゥテルテ大統領に5年間で1兆円の約束をしてきた。人の金だと思うと気前よくなれるよな。豆腐屋の御用聞きじゃあるまいし、一ちょう二ちょうと約束して、クルクル世界を駆け回っているけれどその外交、果たしてどれだけの効果があるのだろうか。世界中を駆け巡り、金をばら撒いただけ、国際ニュースに取り上げてもらえるんならいいけれど、振り向いてももらえない悲しい首相になってはいませんか。アベちゃん、世界の指導者の中でどれほどの位置にいるのか調べてみたら、はるかな下方に名前がありました。ご本人もガッカリかもしれないけれど、税金を支払っている国民はもっと情けないのです。

▲ お正月十三日の金曜日

0114・土・

 またまた盲導犬使用者がホームから転落した。どうしたことだろう。ボクが中部盲導犬協会で訓練を受けていた時代、盲導犬使用者の交通事故死は皆無だった。故にボクは盲導犬に絶対的な信頼感を寄せていた。そしてその通り、つい最近まで盲導犬使用者の安全は確保されていたのである。ところがここのところ、その事故死が連続的に発生している。盲導犬の数が飛躍的に増大しているのだろうか。数が増えれば事故率も増加する。犬も歩けば棒に当たる、なんてのは冗談にもならない。もしかしたら原因は社会の劣化にあるのかもしれないが、ボクの印象だと盲人に対する声かけは以前より増えているような気もしている。最近は日本盲導犬協会の熱心な活動によりラジオコマーシャルが目立つようになっているが、盲導犬の現状はどうなっているのだろう。残念ながらよくわからない。ボクは盲導犬使用者でなくなってからずいぶん久しいのである。まさか盲導犬、もしくは使用者の質が低下しているのではなかろうね。それとも犬、または人に対する訓練士が不足しているのかもしれないが、これは無責任な推測である。いずれにせよ、よくわからない。ただわかっているのは今回の転落事故で亡くなられた盲導犬使用者が転落の際、ハーネスを手離していたことである。おかげで盲導犬は救われた。昨年の地下鉄ホームでの転落事故でも盲導犬は救われているのだが、そのことでボクは途方に暮れている。残された盲導犬は相棒を失い、どうしているのだろうかと。一度だけ、ボクは盲導犬アリーナとの歩行中に転倒したことがある。そのときのアリーナの狼狽え気味は気の毒なほどだった。転倒させただけで盲導犬はそれほどの責任を感じるのである。相棒を失った今、2頭の盲導犬たちはどれだけ悲嘆に暮れていることだろう。悲しい盲導犬をこれ以上生み出さないためにも個人と社会の力によりホームからの転落事故を根絶したいと思うのである。

 マイナス42度以下というこの冬いちばんの寒波到来により各地で大雪被害が続出している。山のお寺ではご住職が雪の重みに耐えられず折れて倒れた松の木の下敷きとなり、亡くなられてしまった。発見したのは奥様である。除雪作業中の事故ということで正に悲劇であるが、この不運なご住職が最後に目にされたのは奥様のお姿だったのだろうか、それとも雪景色だったのか。それがどちらにせよ、美しかったことと、そしてご冥福をお祈りする。

▲ 坊さんの目に残りしは雪景色

◇ バーチャル熊野古道コース  百間ぐらを仮想参拝、通過しました。
次は円座石。あと12,575歩です。現在の歩数、104,025歩。
3周目挑戦中をまっしぐら。

0115・日・

 大雪である。こんな日にセンター試験とはお気の毒。ボクの高校受験の最初の試験日も雪に降られて苦労した。入学試験、もっと違うシーズンにすればいいのに。たとえば秋のすがすがしい頃に試験だけ済ませておけば、あとは卒業までのんびりできるのにと思うけどな。で、とにかくこのシーズンいちばんの寒波が到来しているのだ。西も東も大雪で、晴れているのは東京だけ、なんだそうである。大雪に見舞われた地域ではいくつもの人命が失われてしまったのである。雪、あんまり迷惑かけるなよな。
 そんな寒波到来の中でアルルとミミコがまるでシャム双生児みたいにくっついて眠っている。顔を寄せて眠っている。鼻と鼻がくっつくんじゃなかろうか。ここだけは寒さと無縁の世界である。

 大相撲初場所に注目している。目が見えないのに注目している。優勝は期待してないけど、横綱になれなんて思ってもいないけど、稀勢の里が頑張って全勝をキープしている。なのに白鵬が荒鷲に敗けた。若手の頑張りが目立って今場所は面白い。ただし横綱大関は白鵬と稀勢の里以外はまるでダメ。とても横綱大関とは思えない。ところでさすが日曜日、子どもたちの声援が目立っていて、相撲ファンとしては嬉しくなる。これだったら相撲の未来はまだまだ期待できるかもしれない。

▲ 大雪の朝に仕上げの参考書



2017年1月2日~8日
 ☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦くださいませませ。

0102・月・初荷・初夢・箱根駅伝往路。
 豪徳寺までの朝の散歩は箱根駅伝をBGMにてくてく歩く。大手町から箱根までと、赤堤の我が家から小田急線の豪徳寺駅、世田谷線だったら山下駅前までの電車にして一駅分の移動は距離にしてあまりの違いはあるけれど、気分は駅伝。といってもこの場合、箱根駅伝の駅は馬の乗り継ぎで、ボクらの場合は電車の駅。それでも山下駅を通過する世田谷線の短い電車と踏切の音は格別。風がなくて暖かなお正月がありがたい。
 アルルもお風呂。ボクもお風呂。首までつかってしっかり温まって、しっかり洗う。で、夜になったら初詣。いつもの神社に出かけたら、台風で境内の松の木が倒れ、社殿の屋根が壊されてしまい、頼りなくなった社殿から重たい鈴が取り去られていて、鈴の音のしない参詣となってしまった。それでもボクとコボちゃんと、そしてお風呂でさっぱりとしたアルルは謹んでお礼参りをする。昨年1年間、何事もなく、本当にありがとうございました。
▲ 初夢や地球の裏にテロルの火
◇ バーチャル熊野古道コース  近露王子を仮想参拝、通過しました。
次は継桜王子。あと3,676歩です。
現在の歩数、31,724歩。3周目挑戦中でおじゃりまする。

0103・火・箱根駅伝復路。
 この朝の散歩も箱根駅伝を聴きながらの豪徳寺への往復となった。またまた温かく、今朝も烏の機嫌がいい。コボちゃんはよそのお庭の千両と万両の木の実の違いを確認している。施設の利用者さんに教えてもらったらしいのだ。話しによれば、百両とか十両というお花もあるらしい。昔の人は巧みなネーミングをするものである。
 世田谷線の山下駅前で踏切と電車の音を聞きながら日向ぼっこ。アルルはボクからおやつをもらっている。年が明けてからずっと天気がいい。どうやら平成になってからのお正月は天気に恵まれている、というデータもあるらしい。この三が日、アルルと楽しく散歩できたことを嬉しく想います。と、天皇陛下みたいなことをいっている。
 午後、箱根駅伝は無事にゴール。早稲田大学も引き離し、2位以下に7分以上の差をつけて青山学院大学の総合優勝が決定した。これで三連覇。そして今年の大学駅伝の三冠王となったとかで、この偉業を成し遂げたのは青山学院大学が初めてということである。「動的平衡」で知られる生物学者、福岡博士が教鞭を取るこの青山通り沿いの大学、シティーボーイの集まる軟弱な大学と思ったら大間違い。意外と根性、あるのです。実はその昔、このキャンパスに月に一度は通っていたことがある。青山学院の教授だった神宮輝夫先生を中心に船崎克彦や角野栄子などというメンバーで勉強会を開いていたことがあったのだ。当時の角野栄子さんはまだ作家デビュー前。魔女の宅配便など影も形もなかったのである。
▲ 門松や烏めでたい声で啼き
◇ バーチャル熊野古道コース 継桜王子を仮想参拝、通過しました。
次は発心門王子。あと25,452歩です。現在の歩数、37,948歩。
3周目挑戦中とありますが、あまり実感はないのです。
申し訳ありません。

0104・水・
 ラジオがお正月料理について伝えている。何となく耳に流していたら「夢卵」と聞こえてきた。ボクの作品に中央法規出版のCD絵本「夢の種」というのがあって、そのCDの中でボクは「夢卵たち」なんてオリジナルソングを歌っている。だけど本当に「夢卵」なんて素敵な料理があったんだぁ。と大感激してたらボクの聞き違い。「夢卵」ではなく「茹で卵」だった。そういえばボクの絵本「夢の種も、ときどき「梅の種」と間違えられたし、ボクの歌、「夢卵たち」も「茹で卵たち」と間違えられた。ぼんやりしてるととんでもない間違いをやらかしてしまう。けれど、つまんない世界がカラフルでマジカルなファンタジーワールドに変わってくれることもあるので、ぼんやりしていて、なかなか正気に戻らない人は案外幸せなのかもしれないのだ。
 今日まで透析はお正月の休日体制。いつもより早く始まり早く終わる。要するに中途半端なタイムテーブルなのである。そこでコボちゃんは勤務途中だけれど、昼休みを利用してボクを透析室に送り込む。こういうとき勤務先が歩いて3分というのはありがたい。病院の玄関をくぐろうとしたとき、
「まあ!」
「きゃあ!」
と声をあげ、コボちゃんが誰かと抱き合った。聞けば昔馴染みの透析患者さんだとか。実はコボちゃん、この病院の透析室に勤務していた看護師なのである。そしてコボちゃんと抱き合った患者さんはその頃からの患者さんで、ボクよりも長い透析キャリアであるのだ。ボクも今年で32年目に突入するが、その患者さんは何年目になるのだろう。この透析室でお世話になっている仲間として、彼女がずっとお元気でおられるのは、ボクにとっても感謝すべき事実なのである。
▲ 今日までは空気きれいなお正月

0105・木・小寒・
 さすがは小寒、やたらに寒い。三が日があれだけ温かかったからこの寒さはきついです。そう。今日は1月5日。そして1月5日は1と5で囲碁の日。そしてその囲碁の日に謎の棋士がAIだったという話題が持ち上がっている。ディープラーニングのアーティフィシャルインテリジエンス、AIが人間のプロ棋士に勝利した、という話題で盛り上がっているのである。このアルファゴというプログラムのニュータイプにプロ棋士たちが次々に惨敗、誰も勝てないという。人工知能の飛躍で囲碁は新しい次元に突入して、これまでの囲碁は原始時代、石器時代のものとされてしまったらしいのだ。裸の人間と完全武装の海兵隊ほどの実力の差ができてしまったらしいのだ。最高のプロでも歯が立たないということは、人類の囲碁の歴史は閉じられてしまったということか。人工知能によって過去数千年の人類の囲碁が徹底的に否定され、2017年の囲碁の日に新しい囲碁の時代が開かれてしまった、という話題なのだが、ボクの囲碁は五目並べで止まっているので、ボクに関していえば、あまり影響はないのです。
 土星の衛星エンケラドスが太陽系内で最も生命の可能性が高いとかいわれているけど、遠い星々の系外惑星が次々に発見されて、地球外生命に人類の興味の目が注がれている今だけれど、生命の可能性を示すハビタブルゾーンという言葉はちょっと馴染みにくい。という訳で、「スメルカナ領域」という言葉を提唱する天文学者がおられる。なるほど、納得のナイスワードである。
 日本老年学会が余計な提案をしてくれた。高齢者の定義を変更しようというのだ。75歳から高齢者で65歳は準高齢者。要するにもっと働け、もっと税金を支払え、ということだろう。もしかしたら安倍晋三の一億総活躍社会の一環かもしれないし、高齢者の定義を変えることにより社会保障制度や年金問題を一気に解消しようという企てかもしれない。介護保険サービスも国に都合よく変更できるしね。ま、働けるうちは、いくらでも仕事して、そして税金も喜んで支払いますよ。だから高齢者にもボクにもどんどん仕事ください。
▲ 小寒やガラスの外の青い空

0106・金・上弦・
 NHKラジオ第2、今朝の「朗読の時間」は夏目漱石の「文鳥」の続き。門弟に勧められて飼育を始めた可憐な文鳥に昔の女を重ねている作者ではあるが、あまり熱心に面倒を見てはいない様子である。そしてとうとう死なせてしまう。どうしてもっと大切にしてやれなかったのだろうとは思うのだが、わかるような気もしてる。ちょっとしたケアレスミスで、自分もずいぶん小さな命たちを死なせてきた。そのことを今でも悔やんでばかりいるのである。ところで昨年は夏目漱石没後100年の年。あちらでもこちらでも夏目漱石の特集をやっていた。同じくNHKラジオ第2のカルチャーラジオの金曜日の「化学と人間」も「漱石、近代科学と出会う」というシリーズ。講師は早稲田大学小山慶太教授で、欠かさず拝聴してきた。科学の話なのに文学者が解説するので興味が持続するのだ。要するに面白いのである。本日はその最終回。テーマは漱石が生きた時代と科学の激動期。今回で終わってしまうのが残念でならない。第1回目から列挙すると、その1が坊ちゃんはなぜ物理学校出身の数学教師に設定されたのかで、その2が「吾輩は猫である」の水島寒月先生は大物理学者になれるか。もちろん寒月先生のモデルは寺田寅彦で、だから寒月先生もやがては偉大な物理学者となるのであろう。その3が吾輩はニュートン力学を理解する猫である。その4がニュートンの工学実験と漱石の文学論で、その5が三四郎の野々宮宗八はなぜ地下室で実験を行ったのかで、その6が漱石の俳句と寺田寅彦の科学研究で、その7が漱石はロンドンでなぜ原子論に興味を抱いたのかである。このシリーズは文豪夏目漱石の目を通して明治の知識人たちの化学への関心を読み解くというもので、夏目漱石論でもあるし、文学史としても科学史としても興味深い。そしてその8が大科学者マイケルファラディーの名台詞と漱石の博士号辞退事件で、その10が文学研究と創作における科学との係わりで、その11が漱石が見た芸術と科学の美。そして先週がその12で、空間論と時間論を寺田寅彦と論じた夏目漱石だった。毎週夢中で聴いていたらあっという間にワンクールが終わってしまい、来週からはどうなるのだろう。小山教授、面白いレクチャーを本当にありがとうございました。
▲ 松の内までは頑張れ注連飾り

0107・土・
 お軽い脳味噌のトランプ先生が今日もまたツイッターで何かつぶやいている。そのたった140のアルファベットの連なりでトヨタの株が落ちたり、欧米の自動車工業があたふたして、世界中が引っ掻き回されている。まだ大統領になってもいないくせに困ったおっさんである。この軽さ、どこからくるのだろう。馬鹿のふりをしているだけと思いたいのだが、さぁどうだろう。理知的なヒラリーが敗北して馬鹿っぽいトランプが勝利した。この要因は黒人が大統領で面白くなくてたまらなかった白人たちの欲求不満解消だけでなく、トランプがわかり易くて面白かったからである。当分、トランプという男はこの馬鹿っぽさと軽さでアメリカのサイレントマジョリティーに訴えていくのだろう。さぁ、20日以後のアメリカはどこへいくのか。心配でたまらない。
▲ おめでとうこの挨拶も今日までか
◇ バーチャル熊野古道コース  発心門王子を仮想参拝、通過しました。
次は伏拝王子。あと7,193歩です。
現在の歩数、63,607歩。3周目挑戦中ですぞよ。

0108・日・
 寒い。アルルはずっとボクのベッドで丸くなってる。箱根では雪。東京も氷雨が地面を濡らしている、そんな冷たい日曜日なのである。
 大相撲初場所の初日である。顔も姿も知らないけれど、ずっと応援してる遠藤が敗けてしまって残念。顔も姿も知らないけれどラジオ中継で彼の相撲の美しさが伝わってくるのだ。稀勢の里も顔も姿も知らないけれど、やっぱりその相撲っぷりが美しい。白鵬に次いで最も横綱っぽい力士だと思ってる。けれども今度こそ、今度こその稀勢の里。今場所は期待もしないし、優勝や横綱という言葉を頭から排除して、応援しないようにして応援するつもり。だからしゃっきりしてね。
 本日は北朝鮮の三代目の誕生日だそうである。けれども記念行事も何もせず、控え目な指導者を西側にアピールしているとか。とはいえ人工衛星の打ち上げというアピールは取下げ、堂々と大陸間弾道弾の発車を予告している。核開発もミサイルの性能アップも米国に対する圧力というより、それ自体が目的化しているのかもしれない。三代目になってますます過激化しているのだ。過激になるより、炭水化物を制御して、早く過剰脂肪から脱却した方がよいのではありませんか。余計なお世話だけれども。
▲ 駅伝を終えて箱根に雪が降る
◇ バーチャル熊野古道コース  伏拝王子を仮想参拝、通過しました。
次は熊野本宮大社。あと4,517歩です。現在の歩数、72,483歩。
3周目挑戦中でおじゃます





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