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全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2018年10月1日~7日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたりしたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。
 さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌のほとんどはリアルな出来事ですが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はどうぞご理解ください。


1001・月・都民の日・北海道狩猟解禁・共同募金・

 1920年、大正9年の今日、第1回の国勢調査が実施された。後にこの調査による人口は5千5百96万3千53人と発表された。今からほぼ100年前の人口である。今は少子化で人工減少が懸念されているけれど、それでもほぼ倍数の人間が日本国内で棲息しているわけだ。億という人数が維持できなければこの国は衰退する。安倍政権はそのあたりを危惧しているらしく、LGBTの人たちを非生産的だなんて決めつけている議員なんかを繁殖させている。ま、アベちゃんは明治政府を追従した、産めよ増やせよの精神がお好きなんだろうと思う。けれど、少ない人口で豊かな国家を作り上げることは可能であるはず。競走をあおるより共存を大切にする道があっていいはず。狭い国土である。少ない人間で豊かな国土を回復させて、豊かな精神生活を営む哲学なんて明治憲法を理想とするアベちゃんにはとても発想できないんだろうね。と、ボクはどんなネタでも安倍晋三の悪口へと導きたいのです。

 1964年、昭和39年の今日、東海道新幹線が開業した。5年半の歳月をかけ、3800億円の工事費を投じ、その年の10月10日開幕の東京オリンピックに滑り込みセーフ、間に合わせたのであるが、ボクは開業のときのテレビ中継を見て、何故か乗らないぞと決心してしまう。生まれて初めての関西への旅も新幹線でなく、スカイメイトで飛行機の旅を選んだ。そしてこれがボクにとっての生まれて初めての空の旅となったのである。清水の舞台から飛び降りる覚悟の、生まれて初めての新幹線の旅は万博の年の広島旅行のときだったと思う。それからは抵抗なく利用させてもらってるけど。なんであんなに嫌ったのかね。新幹線の形がイモムシに似ていたせいか、それとも小松崎茂先生デザインの地球防衛軍のアルファー号ペーター号のパクリと思ったせいかもしれない。確かめてくださいな。とってもよく似たデザインなんですから。

 毎月恒例、10月最初の日の全国の日の出と日の入りの時刻です。これで季節の移り変わりがわかります。札幌の日の出は5時31分、日の入りは17時17分。仙台の日の出は5時32分、日の入りは17時20分。東京の日の出は5時35分、日の入りは17時26分。大阪の日の出は5時52分、日の入りは17時43分。福岡の日の出は6時12分、日の入りは18時4分。ということで、お疲れ様でした。

 台風一過の朝である。まだ青い木の葉が道路一面に散らされたままになってる遊歩道を、アルルと散歩に出たコボちゃんが直径40センチの栗の木が倒れているのに遭遇。その下を通行人が背をかがめて注意深く通っていったという。今度の週末台風24号、それなりの被害を世田谷に与えていったということなのだ。我が家の窓ガラス、無事でいてくれてありがとう。さて、今日はアルルの抗癌剤投与があります。これも無事に終わってくれれば感謝なんですけど。

 ところが、その午後のことである。抗癌剤投与の終わったアルルが行方不明になってしまったのである。いや、もしかしたら盗まれたのかもしれない。ボクは呆然としながら建物の前でケータイの110番を回していた。
 2時15分のことだった。ボクは階段の下でアルルを待っていた。抗癌剤投与を終えたアルルを勤務の休憩時間を利用してコボちゃんが連れてくるのだ。コボちゃんはその足で職場に戻っていかねばならない。そして今度はボクがアルルを連れて階段を上がっていく番だ。抗癌剤投与はアルルの体力を著しく奪う。まずボクが階段を上がり、そしていつものようにアルルがそのあとをついてくる。いつもボクとアルルはこうして仲良く階段を上がっていくのである。もちろんリードは外していく。リードを引っ張ってはボクが階段を上がれないからだ。ところがいきなりアルルの気配が消えてしまった。ボクはすぐに逆戻り。以前にもこういうことがあって、親切な人がアルルを保護してくれたことがあったのだ。やはり下にアルルがいない。大声でアルルの名前を呼ぶと3丁目の交差点あたりから、
「黒いワンちゃんですか」
と女性の声がする。そうだと答え、連れてくるようにお願いするとアルルは首輪をつかまれ、やってきた。これも以前と同じである。ボクがアルルにリードをつけようとすると、その女性が上まで連れてきてくれるとおっしゃる。そこでリードをお渡ししてお願いすることにした。これも以前と同じで、ボクは世間には親切な人がまだまだおられると感謝の気持ちを強くした。先に3階まで上がってその女性とアルルが上がってくるのを待っている。ところが、いつまで経っても上がってくる気配がない。しばらくすると知らない男性がいきなりアルルのリードを持って上がってきて、
「犬が逃げました。今、つかまえてきますから、これを持って待っていてください。大丈夫です。早く部屋に上がって、安心して待っていてください。大丈夫ですから」
そういってボクにアルルのリードを押し付けたまま、現れたときと同じように煙のようにいなくなった。そしてそれっきり、さっきの女性もこの男性も二度と戻ってこなかったのである。大変だ。アルルが消えてしまった。ボクはこの事態を職場のコボちゃんに連絡し、そうして警察に通報したのである。
 たちまち若くて親切な警察官が駆けつける。丁寧に事情聴取をしてくれて各方面に手配してくれる。動物愛護相談センターにも通報する。コボちゃんも職場を早退して自転車で探し回る。近所の人も心配して声をかけてくださる。誰もアルルが賢い犬で、逃げてしまうなんて考えられないのだ。結局、アルルが発見されないまま、ボクが透析にいく時刻になってしまった。ボクとコボちゃんは心配なままアウトバックで透析室に向かったのである。
 透析中、ボクは生きた心地もしなかった。もしもアルルが盗まれたのなら、盗まれた先でどんな扱いを受けているのだろう。アルルはとことん人間を信用している。誰のことでもこころから安心してついていってしまう。ただの一度でもひどい目に合わされたことがないのである。今頃どこにいるのだろう。真っ黒な大型犬である。交通事故でもあれば発見されていないはずがない。となると、どこかに匿われている可能性が高いのだ。もう、それしか考えられないのだ。誰かと一緒にいるのなら、その人間がよい人であることを祈るしかない。ボクは黒沢明監督の映画「天国と地獄」を思い出していた。我が子を誘拐された主人公の気持ちが痛いほど身に染みたからである。栄養失調のカタツムリの歩みのように透析の時間が流れていく。悪いことばかりが脳裏を過る。そして地獄の秒と分と時間が通り過ぎ、コボちゃんが迎えにきた。
「アルル、我が家に戻っているよ」
 この一言で全身の力が抜けてしまった。瞬間にして生きた心地が爪先から髪の毛の末端まで戻ってきた。アルルはお腹をこわしていたという。トイレをしたかったのだという。それでひとり、遊歩道に向かったのである。その姿を、以前もアルルを保護してくれたのと同じ女性が発見してご自宅へ誘導してくれた。で、そのまんまご自宅で保護していたらご主人がご帰宅となり、もしも以前と同じワンちゃんなら飼い主が心配しているはずだから早く知らせた方がいい、ということになり、我が家のドアをノックした。という経過なのだという。そうなのだ。アルルは下痢になっていて、早くトイレにいきたいのをボクが対応してやれなかったのだ。ということで一件落着、大安心。それからボクの口から出てくる言葉はただ、よかった、よかった。神様、ありがとう、であったのだ。そう。天に感謝する毎日ではあるけれど、今夜ほど天に感謝したことはない。
 これまで人の親切に救われ生かされてきた。けれども、今度のことでわかったのは、世の中には無責任な人たちもいる、ということだ。こちらは目が見えない。相手が誰だかわからない。この午後の男女ふたりも親切そうで無責任なカップル。ボクは永久に相手が誰だかわからないままに終わるのだ。結局、親切に対応してくれたのは警察と動物愛護相談センターと顔の見える近所の方々。本当にありがとうございました。これからはメクラメッポウ、人を信用するのはやめたいと思います。

▲ 愛犬と共に過ごせる長き夜


1002・火・下弦・

 1985年というとボクが失明寸前の見えない目で国際ゴジラの原作シナリオを夢中で書いていた年だけど、というか、タイガーズファンにとっては日本一の年だけど、その年の今日、関越自動車道の前橋湯沢間の工事が完成して全線開通したという。これで東京と新潟が3時間半でつながったわけだ。失明したボクがボクを拾ってくれた看護婦のコボちゃんの運転で北軽井沢まで気軽にいけているのもこの関越道のおかげなのである。ということは本日は記念すべき日、ということになる。シャンパンでもあけましょうかね。

 秋晴れの気持ちのいい午後である。カラスも気持ちよさそうに鳴いている。昨夜遅くアルルの無事を知ったボクは今日は朝から忙しい。昨日お世話になった警察や動物愛護相談センターにアルルが無事に発見され、戻ってきていることをご報告、お礼を申し上げる。それから騒ぎの最中に偶然電話をくださって、結果的にご心配をおかけすることになってしまった愛育出版の伊東社長にもアルルの無事をお知らせする。アルルは愛育出版で出版の決まった「ひみつのブルブル・飛行猫」の主人公なのである。ブルブルの相棒、アルアルはアルルなのである。肺癌で死なれたり行方不明になられたりしたら困るのである。そのお守りのためにも出版を決めたのだから、どうかアルル、元気でいてください。

 姑息な総理の誰が誰だかわからない内閣改造は閉店セール内閣とか在庫一掃内閣とか呼ばれているけど、TBSラジオ、月曜デイキャッチャー、青木理(あおきおさむ)コメンテイターの称する、加齢臭内閣とか賞味期限切れ内閣が妥当のような気がする。アベちゃんは全員野球内閣とかいってるけどね。やっぱり決め球は内角攻めかな。
と、オイラもつまらんことをいっている。いいんだ、いいんだ。どうせオイラは無責任でいられる賞味期限切れ全盲イラストレーターなんだから。

▲ 加齢臭香る内閣暮れる秋


1003・水・アルル14歳の誕生日・

 1964年の今日、日本武道館が開館した。1週間後に始まった東京五輪では初めて正式競技に採用された柔道の会場として使用されることになる。と、そういうわけだけど、ボクにしてみればやっぱ、武道館の本番は2年後のビートルズ公演だと思うな。柔道には申し訳ないけど、あのときの武道館は刺激的でした。で、またまた我田引水になるけれど、ボクも武道館の舞台に立ったことがあります。霊的ご縁のある宗教団体に講演といって担ぎ出され、結果的にヨイショとなる発言をしただけなんだけど。でも、1万人の熱烈拍手を受ける体験はできました。悪くなかったです。

 噂によると埼玉県飯能市にムーミンを題材にしたテーマパークが誕生するらしい。称して、ムーミンバレーパーク。つまり、ムーミン谷公園である。ムーミンはもちろん、スナフキンにも会えるんだろうね、たぶん。けれどもボクにとってのムーミンはテレビで放映された虫プロ制作のムーミン。岸田今日子さんが声を担当したあのムーミン。ムーミンパパの声もよかったな。このおふたりの役者さん、ボクもお会いしたことあります。もしもあのムーミンに会えるのならコボちゃんといってみたいかも。

 本日のデイキャッチ時事川柳、安倍晋三の全員野球内閣に対する一句には笑いました。
▲ 野球でもオウンゴールのあるメンバー

 透析から戻ってアルルに乾杯。14歳の誕生日、おめでとう。片肺になっても行方不明になっても、いつだって尻尾をパタパタ。いつも元気でにこにこ笑う、そんな短足ブラックラブはいつもにんなの人気者。どうか来年の今日も、無事に15歳の誕生日を迎えてね。と、アルルはコボちゃん特製のオーストラリアンビーフステーキをペロリとたいらげたのでありました。

 ピロピロリン!
深夜0時15分、緊急地震速報にたたき起こされる。地震だ、地震だ、大変だ。慌てて目覚めて揺れに備えていたら、茨城で震度4が最大震度。世田谷はまるで揺れませんでした。なんだ、そんなら起こすなよ、と怒っちゃいけません。地震が小さかったことに感謝しなさい。そう自らに言い聞かせてまた眠るのでした。

▲ よかったね胡桃割り割り誕生日


◇ バーチャル『四国八十八カ所』コース
ありがとうございます。おかげさまで10番、切幡寺を仮想参拝、通過しました。
次は11番、藤井寺。あと331歩です。

現在の歩数、64,469歩。三度目の徘徊中。


1004・木・

 1957年、昭和32年の今日、インドのネール首相が初来日して上野動物園を訪問した。8年前に日本の子どもたちに贈ったインドゾウのインディらに再会するためである。当時、我が家のお茶の間には父親の何か月文化のサラリーで購入したばかりのテレビがあって、その画面で特徴ある帽子をおかぶりになったネール首相の御尊顔おとくと拝見した記憶がある。インドゾウのインデイラにも会ったことがあるしね。そしてその同じ日、ソビエトが世界初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功していて、その人工衛星はおよそ95分で地球を1周してしまうことにも驚いた。それからは夜になるとみんなで夜空を見上げ、移動する光の点を見つけるのに必死だったことを覚えている。でも、このたったひとつの人工衛星が未来のインターネットを誕生させることの切っ掛けになるなんて、予想もしなかったんだけどね。そんじゃ本日はウェブ記念日でもあるわけだ。

 週末台風の影響だと思うけど、関東各地で塩害被害が続出している。電線から火花が出たりして、家庭や職場で停電したり、電車が止まったりして大混乱。碍子や電線に付着した塩分が絶縁効果を阻害するのである。そういえば台風がくると父親はいつも忙しそうだった。塩害が報告されると変電所勤務だった父親は慌ただしく出金していったのである。停電するとみんな平気で文句をいうけれど、電機は無数の人々によって支えられているのです。どれもこれも、すべて手作業なのだと思います。電気がきてること、当たり前だと葉思わないでね。昔は定期便みたいに停電があって、蝋燭は常備品だったのですよ。なんて、元東電貴族のエム ナマエが東電擁護に走っています。

▲ 台風の土産は青き火花かな


◇ バーチャル『四国八十八カ所』コース

ありがとうございます。
おかげさまで11番、藤井寺
を仮想参拝、通過しました。
次は12番、焼山寺。
あと83,830歩です。

現在の歩数、68,570歩。
三度目の徘徊中です。


1005・金・時刻表記念日・

 1962年、昭和37年の今日、ザ・ビートルズがシングル・ラブミードゥーでレコードデビュー。ボクがこの曲を耳にするのは1964年、慶應義塾志木高1年生のクリスマス。自分へのプレゼントとして銀座ハンターで購入したファーストアルバム「ミートザビートルズ」に針を落としたときだった。シーラグズユウとか抱きしめたいとか、知っている曲はあったんだけど、心を打たれたのがこのデビュー曲。シンプルなんだけど、魅力の底なし沼みたいな感じがして、この曲以来、ボクはビートルズに逮捕されてしまったのです。そして判決は終身刑。もう脱獄不可能です。

 1969年の今日、アポロ11号が持ち帰った月の石の一部が東京に持ち込まれた。NASAからの委託を受けた東京大学が研究材料にしたらしいけど、その結果はどうだったか、あんまり覚えていません。ボクが記憶しているのは翌年に開催された大阪万博のアメリカ館で、ずらり並んだ行列の目的が月の石見物だったこと。あまりの長蛇の列にあきれて、とうとうボクは月の石を拝むことができなかったけど、写真で見たらただの石。隣の庭にいくらでもありそうなただの石。行列しなくてよかったと思いましたよ。


 さて、本日は北軽井沢への移動である。5日の金曜日だったけど、高速道路はスムースで、たちまち中軽井沢のツルヤスーパーに無事到着。駐車場でコボちゃんが買い物に出ようとしたら、観光客らしい女の子がクルマの中の猫のミミコに気がついたらしく、凝視しているのを発見。小型犬でなく、リードをつけられたトラネコが小型犬がするみたいに、自動車の窓から外を見物しているのだ。そりゃ珍しいと思いますよ。さて、北軽井沢まではいい天気。道端の松茸の旗が目立ちます。もしも松茸の匂いがしたら、そりゃ松茸スプレーに違いありません。

▲ 道端の松茸の旗軽井沢


1006・土・国際文通週間・国際協力の日・

 軽井沢朗読館の館長、青木裕子さんからお電話があって、面白い話を聞かせてくださる。ときどき青木さんとおしゃべりしないとボクの元気は在庫切れになってしまうのです。青木さん、いつもありがとうございます。

 山の透析室に出かけようと思って玄関でもたもたしてたらノックの音。ここんとこ星新一みたいだけど許してね。で、それは関東保安協会の人だったんだけど、それから配電盤やブレーカーをチェックしてくれました。で、配電盤の裏に小さなネズミの死骸が転がっているのを発見。小さいからノネズミなんだろう。干からびていたところを見ると外から入ってきて餓死したんだと思う。それを見たコボちゃん、思わず悲鳴をあげていた。けれども勇気をもって死骸を紙でくるみ、高原に埋めにいった。お疲れ様。おそらくお墓を立ててあげる余裕はなかったと思う。とにかく透析室には遅刻できないのです。

 おかげさまで今度の週末台風25号の影響はほとんどなかったけど、そのおかげで関東地方はフェーン現象だそうでやけに温かい。ボクが透析を受けている間、コボちゃんはアルルとプリンスランドでソフトクリームをシェアしてたらしい。片肺のアルル、元気になってくれて嬉しい。

 ここんとこ、山の透析室では若い看護婦さんからの質問攻めにあっている。ネットでエム ナマエを調べたらしく、へんなジイサンと思ってくれたらしいのだ。透析室にはエム ナマエのカレンダーも飾ってくれているらしいし、おしゃべりすれば信頼関係も生まれるし、いいことだと思います。この傾向、毎回ボクがしている枕カバーのタオルのデザインがボクの絵であることがわかってからです。都会では賞味期限切れの全盲イラストレーターでも、ここではまだ賞味期限は有効らしいのです。ありがたいことです。

▲ 団栗でおはじきしたい山の秋


1007・日・

 アルルの行方不明に始まった今週は不調の連続。デスクワークやドライブで座り続けのお尻の痛みもそうだけど、最大の苦悩は便秘。コボちゃんは下剤の使用を勧めるけど、そこは薬に頼りたくない。薬を使わなければ身体が何とかしてくれるのだ。その信念で辛抱していたら今朝のこと、やっと開通してくれた。安倍晋三の決まり文句、岩盤規制じゃないけれど、岩盤宿便が狭い出口からやっと去っていってくれたのである。安堵。これで少しは生きた心地を味わえる。万歳。それにしても苦しかったなぁ。

 夏目漱石の未完の絶筆「明暗」に引き込まれてきた。正直をいうと、やっと引き込まれてきた。なかなか作品世界に馴染めなかったのである。未完ということも気持ちに引っ掛かっていた。もしも面白くて、夢中にさせられたところで放り出されるのではないか、という不安もあったのだ。だから小説と自分との間の空気の層がいつまでも邪魔になっていたのである。けれどやっぱりそこは夏目漱石。読み進めていくうちに登場人物たちが生き生きと自分たちの芝居に目覚めてきて、いよいよ舞台が賑やかになってきた。役者の顔も見えてきた。ここまできて、それで芝居小屋から弾き出されるのなら仕方がない。絶筆の最後まで読ませてもらおうじゃないか。ボクにとって、この作品が最後の夏目漱石の長編小説になるのだから。

 台風25号、おかげさまで群馬県はちっとも被害はありませんでした。なのに台風一過といっていいのかわかんないけど、やたらにいい天気。関東地方は暑くて夏みたい。噂によれば東京は真夏日になったらしい。このお天気を利用してコボちゃんはスタジオ周辺のシダ退治。なんせ人類のはるかなる大先輩、喧嘩して勝てる相手じゃないのに無駄な戦いを挑んでる。コボちゃんは石炭が過去のシダ類の贈答品であることを知らないのである。ところでコボちゃんにいわせると、北軽井沢の森は山のキノコでモリモリ。キノコたくさん。食べられるのも食べられないのもキノコもりもりでキノコのホクトも真っ青になってます。今年の夏は暑くて雨がざんざか。それでキノコが元気でいるらしい。これで松茸もたくさん採れるといいんだけど。ただ、キノコ採りに夢中になって遭難者の出るのが心配です。そうそう。山は団栗もいっぱいとコボちゃんがいってました。これで今年の冬は熊さんたちも安心です。よかったね。

▲ 食べなよと群れて誘うは毒キノコ


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