FC2ブログ
全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
プロフィール

emunamae

Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



リンク

このブログをリンクに追加する



カテゴリ



最新記事



検索フォーム



月別アーカイブ



RSSリンクの表示



QRコード

QRコード



最新トラックバック



2018年9月24日~30日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたりしたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。
 さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌のほとんどはリアルな出来事ですが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はどうぞご理解ください。


0924・月・十五夜・

 またまたNHK「マイあさラジオ」情報である。1965年の今日、国鉄がコンピューターによる制御で指定券を予約発売するみどりの窓口を開設した。便利になったかどうかは別にして、そのおかげでボクらは立川志の輔の新作落語「みどりの窓口」を楽しむことができるのだ。この新作落語、名作です。志の輔は古典落語もいいけれど、新作がこれまたいい。誰が考えるのか知らないけれど、登場人物たちが、いかにも近くにいそうな人たちばかり。みんな平成のはっつぁん、くまさんなのですよ。

 北軽井沢の朝はコボちゃんが眠っている間に「おえかき」をする。静かで集中できるのだ。おかげで来年度のカレンダーで最後まで悩んでいた9月の絵柄が浮かんできた。月刊ラジオ深夜便「しじまのおもちゃ箱」12月号の導入部分で触れた、幼い頃の自分が月に住んでいるというウサギの姿が見たくて、父親の双眼鏡で満月を見上げていたというエピソードから思いついて、ゾウの天文学者にお願いしてウサギの子が天体望遠鏡で月を見せてもらうという構図を思いついたのである。ちょっと苦しいけれど、9月としてはそんなに悪くはないでしょ。カレンダーや月刊誌の表紙で3月とか9月とか、中途半端な季節だから、いつも考えるのに苦労するのです。で、念のために触れますが、いくら幼いボクがバカだったからとはいえ、本当に月にウサギがいたとは思ってませんでした。ただ、月の表面に見えるというウサギの模様が見たかっただけなのです。

 コボちゃんがアルルを連れて目の前の人造湖、神原湖(かむばらこ)にいってみると久しぶり、鴨の親子連れを目撃したという。両親とおぼしき親鴨と子鴨が五羽。コボちゃんが音をたてると子鴨たちは一斉に水に潜ってしまった。敵が現れたらそうしろと親鴨に教えられているのだろう。今年は鴨たちの姿を見ないと思っていたけど、きっと水草の影で子育てに専念していたのだろう。先日はイノシシの親子連れが七匹。本日は鴨の親子連れが七羽。ラッキーセブンですなぁ。せっかくの十五夜のお月様は天気が悪くて見られなかったけど、この親子でガマンしますか。

▲ 秋日や鴨の親子の人造湖


◇ バーチャル『四国八十八カ所』コース
ありがとうございます。おかげさまで6番、安楽寺を仮想参拝、通過しました。
次は7番、十楽寺。あと3,351歩です。

現在の歩数、34,649歩。三度目の徘徊です。


0925・火・満月・

 万歳。この朝、カレンダー原画の13点すべてが完成した。最後まで残っていた9月の「月のウサギを見てみたい」と10月の「飛行船のオールを漕いでるキャプテンアルル」の2点がボクの色指定でコボちゃんの手によって彩色され、完成したのだ。来年度のカレンダー、新しいものもあればいつもの顔ぶれもある。学生イラストレーターの頃から季節や暦をテーマにした仕事をずいぶんしてきたけれど、この歳になってもアイディアに苦労する。仕事というものはいくつになっても慣れることがないのだと思う。とにかく、今年も無事にカレンダーができて、心から安堵している。コボちゃんに感謝である。

 カエルが嬉しそうに鳴くはずだ。朝から晩まで雨なのだ。けれど、こんな雨ばかりの毎日で、いつ稲刈りをしたのだろう。山の透析室にいく途中の色づいた稲はすべて刈り取られていた。天然自然を相手にする職業を心から尊敬してしまう。雨だの風だのいってられないのだ。そして世界中の人たちが仕事をして、そのおかげで御飯を焚いたり魚を焼いたり、酒を飲んだりできるのだ。どれひとつとっても、みんな誰かの仕事なのである。

 透析が終わると迎えにきたコボちゃんが貴乃花が引退したといっている。引退したから親方をしてるんじゃないかと思ったら、その親方を退職したらしいのだ。まっすぐな人だから、相撲協会にいられなくなったのだろう。大切な弟子をモンゴル力士たちにボコボコにされて、それで黙っていられる親方なんているもんか。白鵬が何十回優勝しようとも、貴乃花の一度の優勝に匹敵するものではない。貴乃花の相撲は美しいのだ。勝てばよいという白鵬のハリサシ、カチアゲ相撲とは根っこから違うのだ。貴乃花、これからも相撲に携わっていくという。どうか相撲道が正しい道筋を外れないよう、陰となり、日向となり、見守っていていただきたいと思う。

▲ 雨の中すっかり稲が刈られてる


0926・水・彼岸明け・

 今日は大型台風が日本を襲った特異日であるという。昭和29年の洞爺丸台風。昭和33年の鴨川台風。昭和34年の伊勢湾台風。これらの台風が各地に大きな被害をもたらした。ということでラジオからは各地での慰霊祭のニュースが流れてくる。伊勢湾台風はボクが小学5年生のときだった。あのときテレビで目にした水の下の名古屋を今もなまなまと思い出す。
 戦争で焼け残った古い木造社宅に暮していた頃、台風というと父親が大工道具を出してきて釘と木切れで扉やガラス窓を補強していたけど、それでも激しい風で屋根が飛ばされそうでコワイ思いをした。今は台風が来襲する度に鉄筋コンクリートに感謝している。

 スタジオクラスターのマダム、ヒロコママによると、NHKで樹木希林さんの追悼番組をやっていたらしく、その中で無言館の成人式に触れていて、エム ナマエも映っていたとおっしゃっる。全員の記念写真のシーンも紹介されていて、じゃ、アルルも映っていたはずだと尋ねたら、それには気がつかなかったそうである。この番組、医歯薬出版の田辺さんも、愛育出版の伊藤社長ご夫妻も見ておられた。無言館の成人式に毎年のようにエム ナマエが呼ばれていることをご存じない方々は、なんで樹木希林さんとエム ナマエが一緒なのか、おわかりいただけなかったと思う。

 ざんざか雨の東京へ北軽井沢から戻ってきた。家に着いてもクルマを降りられず、自分の家を目の前にして扉を開けてもらえない猫のミミコは機嫌が悪い。いくら猫のミミコの頭がからっぽでも、いくら土砂降りであたりがよく見えなくても、目の前の建物が自分の家だと知っているのだ。

 マツダスタジオでヤクルトを完封して広島カープがリーグ優勝三連覇を遂げた。DeNAにストップをかけられたままになってたけど、マツダスタジオで優勝できて、広島市内でビールかけができて、本当によかったと思う。おめでとう。こういうニュースを聞くと1975年の広島カープ初めての優勝の年を思い出す。広島生まれの最初の奥さんの義理もあったし、広島への熱い思いもあって、ボクは今もカープファンであるのです。

▲ 恨めしく猫が見てます秋の雨


◇ バーチャル『四国八十八カ所』コース
ありがとうございます。おかげさまで7番、十楽寺を仮想参拝、通過しました。
次は8番 熊谷寺。あと6,880歩です。

現在の歩数、39,320歩。三度目の徘徊中です。


0927・木・

 1945年、敗戦の年の今日、昭和天皇と連合国軍総司令部のマッカーサー最高司令官の間で一回目の会見が執り行われた。日本国民の神様がレーバンのサングラスをかけたでかいアメリカ人の横に立たされ、言葉にはしないまでも、はい、私たちは敗けましたと認めたのである。それ以来我が国はアメリカには頭が上がらない、歯が立たない。今日もアベちゃんが、わざわざニューヨークまで出かけていって、あの小学5年生の頭脳レベルのトランプにしてやられてる。国連でアメリカ第一主義の演説をやらかすようなアホなトランプに手玉にとられているのである。アメリカの大統領が馬鹿で、いくら世界中の顰蹙を買おうと日本には関係ないと思ったら大間違い。その馬鹿のトランプにすり寄りへつらいしている日本の総理大臣の存在を知られれば、やはり世界の笑い者。困るんです、アベちゃん。いわれるままにアメリカの武器を購入して国民の血税をばら撒くことが外交だなんて思われては。どうか余計なことはしないでね。お友だちの好きなアベちゃんだけど、あっちはアベちゃんをお友だちだなんて思ってはくれません。手下の猿と思ってくれるのがせいぜいなのです。

 東京は本日で17日間の連続の雨であるという。北軽井沢でも雨ばかり。もう、うんざりである。いくら秋雨前線とはいえ、少しは遠慮していただきたい。人間にもお天道様にも遠慮は必要です。

 長い間、牛丼を愛している。ことに吉野家の牛丼を愛している。年若いイラストレーターは新宿で夜明かしをして、始発の電車を待つ間、ガード下の吉野家で牛丼をかっこむ幸せを愛していた。ときどきは小田急線新宿駅のホームの横で、吉野家以外の、いとこんにゃくとか焼き豆腐とか、何やらゴチャゴチャと牛肉以外の具の入った牛丼に浮気をして後悔したこともあったが、今は吉野家の牛丼だけを愛している。ことに特盛の牛丼を熱愛している。本日はイレギュラーの夕食を伴わない透析だったので、帰り道に牛丼特盛をコボちゃんにリクエスト、買ってきてくれた。ついでにスーパーでナマタマゴをふたつも買ってきてくれた。これで帰宅すれば焼酎のお湯割りでスキヤキごっこができる。幸せなひとときを過ごすことができるのである。アメリカの牛はステーキにするとおいしくないのに、どうして牛丼にすると旨いのだろう。やっぱ、そこが吉野家のスキルなんだよね。

▲ 牛丼や深まる秋をいつくしむ


0928・金・

 東京の日の出は5時33分、日の入りは17時30分。ますます昼間が短くなってきた。けれども晴れていて、低くなったお日様からの光線が窓ガラスを通じてボクの左半身を温めてくれている。猫のミミコは早速窓枠に飛び上がり、日向ぼっこを始めてる。秋や冬だけじゃない。猫のミミコは真夏でもベランダで日向ぼっこをする。可愛いけれど、やっぱりバカなのだ。そしてバカなほど可愛いのである。この猫のミミコをモデルにした毎日新聞連載童話が「ひみつのブルブル」シリーズである。これを愛育出版からの単行本にするための推敲作業が進んでいる。皆様に読んでいただける日も遠くはないと思います。

 TBSラジオ「スタンバイ」で初めて耳にしたフレーズ、「遣り甲斐搾取」(やりがいさくしゅ)。オリンピックで莫大に稼いでいる企業や大人たちがいる中で、どうして学生たちが自腹を切手ボランティアをしなきゃなんないのさ。やめとけ、やめとけ。ボランティアとおだてられて納得できない奉仕なんか、やめておけ。欲望渦巻く東京五輪2020、ボランティアが集まらなくて、中止になればいいと思う。くたばれ既得権益者のためのオリンピック。バカヤロー!

 透析から戻ってきて、アルルと仲良く階段を上がっていく。もうすぐ14歳のアルル。体力も衰えたし肺癌で抗癌剤治療もしていて階段を上がるのも重労働。そして古希を迎え、病気の歩く博覧会のエム ナマエも階段を上がるのは重労働。そんな犬と人間が励まし合って上がっていく。でも、これもひとつの幸せの分配の形。心からそう思う。アルル、どうかいつまでも生きていてね。

▲ 暮れる秋共に生きよう愛犬よ


◇ バーチャル『四国八十八カ所』コース
ありがとうございます。8番、熊谷寺を仮想参拝、通過しました。
次は9番、法輪寺。あと5,275歩です。

現在の歩数、46,525歩。三度目の徘徊中です。


0929・土・

 猛烈と噂の高い台風24号が沖縄から日本列島に接近中。昼から雨の予報が出てるけど、屋根があるから石でもなけりゃ、どんな土砂降りでも耐えられるけど、風速50メートルの風が吹いたらわからない。とにかくドキドキの猛烈台風である。

 1972年、昭和47年の今日、日本と中国の国交が正常化された。田中角栄総理大臣と中国の周恩来首相が北京で日中共同声明に調印しての日中国交回復である。その2年後の今日、日本と中国を結ぶ定期航空路線が羽田北京間に開通され、両国間の交流を一段と促進させた。ボクが初めて中国を訪れたのは1980年の初秋、ナイロビからカラチ経由、ヒマラヤ超えでの北京訪問だったが、ビザを取得したのがケニアはナイロビの中国大使館。当時、日本からは団体旅行以外の中国訪問は認められていなかったのを、ナイロビで個人旅行の資格を得ようというのだ。メンバーはボクと当時の奥さん、そして中学時代のマドンナとそのパートナーの4人。そういうわけだから北京空港では日本語の達者な中国青年が向かえてくれて、クルマを飛ばしてホテルまで案内してくれた。そこから先は英語も通じない世界だったけど、団体の日本人ツーリストたちがウロウロする中、万里の長城までタクシーを飛ばして運ちゃんに英語を教えたり、一度の夕食が当時の中国人の月給に匹敵する北京ダックのレストランで生まれて初めてというような豪華な食事をしたり、ホテルのレストランの無愛想を絵に描いたようなウェイトレスと仲良くするのに必死に知恵を絞ったり、まるで自由な個人旅行を楽しんだのである。それ以来、ボクは中国に好印象を抱いていて、今や三国志マニアでもある。2002年にはコボちゃんと上海にも滞在して、親切な中国人たちのおかげで愉快な思い出がたくさんある。で、これすべて田中角栄のおっさんのおかげなのである。あの頃は自民党にも偉大な政治家がおられたのですなぁ

 スタジオクラスターのヒロコママが来年度カレンダー原画13点を受け取るためにご足労くださる。ボクがお渡しするのは紙の原画が13点でキャリアケースに入れても軽々なのに、ヒロコママはそれより重たく大きな荷物をボクに引き渡す。中身はボクのランチのマイセンのロースカツドンと明日のボクのランチのヒレカツドン。そして今夜のコボちゃんとの酒盛りのためのマイセンのヒレカツサンドと海老カツサンドと崎陽軒の焼売をツーパック。そして毎日のおやつにするためのハラダのラスクをひと箱。ヒロコママ、膝は人工関節なのに、ボクがやっと上がれる階段を、これだけの大荷物を抱えて訪問してくださるのだ。地上には人の形の仏様や神様が本当におられて、心を打たれることがあるけれど、ヒロコママは間違いなくそのおひとりなのである。合掌。

▲ ありがたさ運んでくれて秋茜


0930・日・

 台風24号接近のため、ラジオのプログラムが滅茶苦茶になっている。NHKマイ朝ラジオの「生き物いろいろ」はパスされちゃったし、日曜日お昼のお楽しみ、「素人喉自慢」も飛ばされちゃった。やい、台風のやつ。人の家の屋根を飛ばすだけでなく、好きな番組まで飛ばすのはひどいじゃないか。

 嵐の前の静けさをたたえる午後8時過ぎ、ラジオが沖縄県知事選挙の速報を伝えてくれた。沖縄県知事選挙で辺野古移設に反対する前衆院議員、玉城デニー氏、58歳が、政権与党の自民党と公明党が推した前宜野湾市長、佐喜眞淳氏、54歳をはるかに引き離して初当選を実現した。この結末、薩長連合を前面に押し出して自民党総裁選挙を展開した安倍晋三に対する反感も後押しをしたような気がしてる。アベちゃん、薩摩藩が沖縄に何をしてきたのか、よくわかってないみたい。薩長連合が日本を未開国家から脱皮させたような誤解をしているらしい。沖縄県民は安倍晋三のバカを見抜けない内地の人間よりは歴史や人を見る力があるということだ。

 夜はGパンをはいたままで眠る。何かあったらすぐに逃げられるからだ。で、それで正解。あとで聞いた話だけど、東京都内の風は過去三番目の風速だったという。で、その通りコワかった。窓ガラスが今にも破られそうで、分厚い遮光カーテンが引いてあっても、障子が立ててあっても安心できない。アルルはベッドの下からボクに救いを求めてきて、そのまま離れない。コボちゃんと猫のミミコまでやってきた。犬も猫も人間も、不安を感じて当たり前の風なのだ。灯台ひとつ、この世から抹殺してしまうような風なのだ。奄美海上保安庁によると、消えていたのは名瀬湾に突き出た西防波堤の灯台。前日の後8時ごろは存在を確認していたのに本日、午前9時ごろ、台風の被害調査に出た海保職員が、コンクリート製の基礎部分を残して灯台が消えているのを発見したのである。この灯台、強化プラスティックで中身はからっぽ。とはいえ、強度はそれなりに計算されているはずで、猛烈台風は想定外ということになる。この想定外の嵐、これからどれだけ日本列島を襲ってくるのだろう。桑原桑原も救いのまじないにはならないような気がしてる。

▲ 台風の風に怯えて黒い犬


◇ バーチャル『四国八十八カ所』コース
ありがとうございます。9番、法輪寺を仮想参拝、通過しました。
次は10番 切幡寺。あと10,054歩です。

現在の歩数、52,346歩。三度目の徘徊です。

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する




FC2 Blog Ranking