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全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2018年6月11日~17日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたりしたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。
 さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌のほとんどはリアルな出来事ですが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はどうぞご理解ください。


0611・月・入梅・

 1979年の今日、西部劇のヒーロー、ジョンウェインが亡くなった。72歳だった。西部劇では無敵の大スターだったが3度目の癌との闘いについに倒れたのである。西部劇ではなかったが晩年の警察アクション映画での彼の勇姿が今でも網膜に焼き付いている。片手で構えたサプレッサー装備の軽機関銃、イングラムを乱射しながら片手でハンドルを捜査して警察車両を走らせる姿は次々と襲いくる癌との闘いに勇猛果敢に向かっていくジョンウェイン自身の姿と重なっていた。幼いボクの英雄はチャンバラ映画では中村錦之助、そして西部劇映画ではジョンウェインだった。
「カマン!」
 スクリーンで発せられるジョンウェインの台詞を真似しながらの、庭で展開されるコルクピストルの西部劇ごっこ。映画「アラモ」ではジョンウェインは英雄デビークロケットを演じながら監督も務めていた。渋くてカッこよかったな。子どものボクにとって、彼は男臭さの代名詞だったのだ。彼が亡くなった日のことは今も忘れられないでいいる。

 東京の日の出は4時25分、日の入りは18時57分。ますます昼間が長くなっている。そう。もうすぐ夏至。昼間がいちばん長くなる日がやってくるのだ。

 朝からひどい雨である。この雨、梅雨前線によるものなのか、それとも台風5号によるものなのか。やっぱ、その両方が影響しているんだよね。んなこと、考えなくてもわかるだろ。ああ、俺は馬鹿。

 シンガポールに落ち着いた金正恩、今頃何を考えているだろう。中国の飛行機に乗せてもらって、無事に到着できて安堵しているだろうな、やっぱ。シンガポールは海の向こうだから鉄道は使えないし、空を飛んでいたら簡単に暗殺されちゃうしな。アメリカの戦闘機がやってきて、ミサイルを発射されたり機銃掃射されたり、殺す方法はいくらでもあるもんね。おじさんやお兄さんを次々に殺してきた金正恩、馬鹿でなけりゃ、自分だけは無事とは思わないだろうね。さて、明日はどんなパフォーマンスをやらかしてくれるやら、お手並み拝見といきましょう。

 今日からNHKラジオ第2「朗読の時間」は谷崎潤一郎。お昼前から耽美の世界に遊ぶのだ。慶應義塾志木高時代、谷崎潤一郎狂いの国語教師がいて、やたらに洗脳されまくり、それ以来の谷崎ファンである。高校生の身分で耽美主義の文学に耽美して、こんなオヤジになってしまったのだ。永井荷風に認められた谷崎潤一郎。三田文学の流れは慶應義塾の高校教師にも引き継がれていたのである。永井荷風、谷崎潤一郎、万歳。

▲ 入梅や見事に雨が降りました


0612・火・

 1942年の今日、ユダヤ人の少女、アンネフランクが日記を書き始めた。13歳の誕生日を迎えたこの日、父親から贈られた日記帳にナチスドイツの迫害から逃れる2年あまりの家族の様子が綴られた。アムステルダムのアンネの部屋を訪れたことがあったけど、よくぞあんな場所でと、当時の苦労が偲ばれた。アンネフランクを思うとき、二度とあんな時代を許してはならないと新たなる決心が心の底から湧き上がってくるのである。

 今日はトランプと金正恩の握手で始まった。朝鮮半島から戦火のリスクが消滅したと世間は大騒ぎだけど、それにしても内容のない首脳会談だった。聞けば米朝首脳会談はアメリカの東海岸のゴールデンアワーに合わせたタイミングだったとか。今日の出来事から明らかなのは、トランプが希代のインチキ野郎であることと、金正恩とそのブレインたちの狡猾さである。トランプの助平心を見抜いて、その諂いを見事に自分たちの利益にコンバートしてしまった。小泉純一郎を煙に巻いた金正日の笑顔に勝る金正恩の笑顔だが、騙されてはならない。あの笑顔の下には叔父さんや兄貴を冷酷に殺し、数多くの血の粛清を決行してきた冷酷さが秘められているのだ。この米朝首脳会談で何よりも口惜しいのはトランプと金正恩が日本の拉致被害家族の期待に何ら応えていなかったこと。なのに今後の日朝交渉で多額の戦後補償を要求されることは間違いない。ま、仕方ないとあきらめるべきでしょう。過去に明治政府が築き上げた大日本帝国が朝鮮半島に何をしてきたか、それを考えれば償うのは当たり前のこと。あの朝鮮半島支配がなければ北朝鮮も生まれなかったのである。それにしても安倍晋三って、本当に無力だよね。これからもトランプのいいなりにお金を出していくつもりなのかね。自分の判断で北朝鮮と交渉すればできるはずなのにね。

 週刊朝日に内館牧子と映画「終わった人」の主演男優、舘ひろしの対談が掲載されていた。毎週のエッセイ「暖簾に肘鉄」の代わりである。本日、内館牧子作「終わった人」を読み終える。愉快爽快に読み終わったのである。読後感は今年上半期の最高レベル。今年は夏目漱石の長編小説のすべてを読破すべく、現在挑戦中であるのだが、それら長編小説を除いて、とにかく今年上半期で最も心を動かされた小説となったのだ。内館牧子さん、すごい書き手だと思う。
「思い出と闘っても勝てない。勝負とは今と闘うことなのだ」
 これは物語で語られる台詞であるが、この生き方、作者自身の生き方なのだと思う。ああ、このセリフ、バシバシと身に染みるなぁ。反省してます。

▲ 安売りはシンガポールの金魚鉢


0613・水・

 2000年、平成12年の今日、韓国と北朝鮮の首脳が初めて会談をした。韓国の金大中大統領が平壌を訪れ、金正日総書記と会談、民族の和解と協力、平和の実現に向けて意見交換をするという、南北首脳の初会談である。それから18年後の昨日、初めての米朝首脳会談が実現したのであるが、これが早かったのか遅かったのかはわからない。いずれにせよ、この会談がアメリカと北朝鮮にとって吉と出るか凶と出るかは今後の米朝会談が決めてくれるのだ。果たしてこれに日本がいかなる影響を与えられるか、それは日本がいかにして嘘つき総理大臣を排除できるかが鍵を握っているような気がしてならない。トランプも金正恩もみんな嘘つきで、それに安倍晋三の嘘がからんだら世界が滅茶苦茶にされちゃうもんね。

 夏目漱石の長編小説「坑夫」を読了する。今年中に夏目漱石の長編小説をすべて読破するという目的で読み始めただけで、まったく期待していなかったのだが、これが意外や意外、面白い。漱石の経験でも発想でもなく、持ち込まれた体験談に沿って創作されたいわばノンフィクション的な物語で、不思議な現実感に満ちている。ことに鉱山内部の描写が緻密で、息苦しさまでが伝わってくる。漱石が職業作家になって間もない作品であるというが、この小説、もっと評判になっていいような気がする。貴君が閉所恐怖症でなければ、ぜひお勧めの小説です。

▲ 蛞蝓や殻のなきこと悲しけれ


0614・木・新月・

 1940年、昭和15年の今日、東京隅田川にかかる勝鬨橋が完成した。全長246メートル、全幅22メートル、月島と築地を結ぶ、中央部分が漢数字の八の字に開く構造で、そこを大型船が通過できるようにしてあった。家族が内幸町で暮らし始めた1954年、昭和34年のとある朝早く、小学5年生だったボクが今は亡き伯父に連れられ、朝の薄明に包まれながら、その勝鬨橋を渡って築地の魚河岸まで遊びにいったことがある。コンクリートの床に並んでいる巨大なマグロや鮫にも驚いたが、もっと驚いたのが日本刀顔負けのどでかい包丁をギラギラと振り回して、そこのけそこのけと走り回るおっかないお兄さんたち。マグロと間違えられてさばかれてはたまらないと伯父の影に隠れておどおどしていた。でもその朝で最も記憶に残っているのが勝鬨橋のガラス窓の向こうで動かなくなっていた巨大な歯車。既にその頃、その八の字型の橋が開かれることはなくなっていて、その巨大な歯車の寂しそうな佇まいが今も目の底に焼き付いたままになっているのだ。あの歯車、今はどうしているのだろう。

 2010年の今日、国外で開かれたサッカー・ワールドカップで日本は初勝利をおさめた。南アフリカ大会初戦のカメルーン戦でホンダ選手のゴールで1対0で競り勝った、その初勝利である。そろそろロシアのワールドカップで日本が強敵コロンビアと闘う頃であるが、オッサンジャパンではとても勝ち目がないと、ボクは今からあきらめているのです。

 午前10時半、コボちゃんが仕事を休み、日本動物高度医療センターへアルルを連れていく。診察と検査の間、ボクらはいつもの4階の待合室でコーヒータイム。はらはらしながら待機している。やがて、
「ナマエアルルちゃん」
と名前を呼ばれ、犬ではないのに愛犬の名前を呼ばれたボクら夫婦が診察室に入っていく。どうもここにいると、犬になったような気分がしていけない。というわけで、獣医の先生からアルルの散歩が許されて安堵する。よかったね、アルル。

▲ 梅雨晴れや犬がクルマに跳び上がる


◇ バーチャル『奥の細道』コース

ありがとうございました。山中温泉に到着、はれほれひれはれになって通過しました。
次は全昌寺。あと、39,618歩です。

現在の歩数、3,328,382歩。三度目の徘徊です。
三度目の正直ではありませんなんせ、バーチャルですから。あはは。


0615・金・

 1896年、明治29年の今日、三陸海岸に大津波が押し寄せた。この大津波、岩手県東方沖で発生したマグニチュード8.6の巨大地震によるものでおよそ2万2千人が死亡した。これが明治三陸沖地震津波である。過去にこんな大きな事実があったのに、どうして東日本大震災のあの大津波が予想できなかったのだろう。同じ東北の海岸にずらり原発を並べたりしたのだろう。やっぱり国が馬鹿なのだと思う。

 寒い。そして朝から雨が降っている。すごい湿気。階段の壁がしっとりと濡れている。こういう日に透析にいくのは大変です。壁をつたって階段を下りていくと、ボクの手もしっとりと濡れてしまうのです。

 紙の方でなく、電波の方の「ラジオ深夜便」から出演依頼がありました。8月か9月の出演で、ずいぶん先の話ではありますが、どうか耳を傾けてやってください。

 何故かアマゾンからメール。地球の裏側のアマゾンなんかにいったことはないし、アマゾンから本を買ったこともないし、とにかくどこのアマゾンにもお世話になったことがないのに、
「会員登録料金が未納だ。支払いなき場合は法的手続きに訴える」
といっているのだ。バーカ。勝手に警察にでも自衛隊にでも連絡しろ。ゴジラみたいに暴れてやるから。嘘つきアマゾンカスタマーセンターを粉砕してやるから。嘘つきは安倍晋三だけで沢山だ。こんなセコい詐欺にひっかかる不注意者が世間にはまだまだ相当数おられる、ということだろう。困ったもんである。真面目に世間に耳を傾けていれば、これが詐欺だということは雀を鷺といったり、トンボをボーイングといったりするのを嘘だと見破るよりも明らかなことなのだ。アホらしい。アマゾンカスタマーセンターとは、よくいうよ。嘘つきアマゾンなんかに騙されて大損してはなるものか。アマゾンで大損してはなりません。

▲ 雨降りや詐欺のメールが届く朝


0616・土・

 寒い。頭からセーターをかぶっている。冷房に切り替えたエアコンをいじくるより、押し入れからセーターを引っ張り出して頭からかぶるのが簡単。それより、コボちゃん早く帰ってこい。おいしい料理でワインをやれば、それで温かくなれるのです。
 というわけで今夜はコボちゃん特製豚肉のインゲン巻とアスパラ巻で一杯やる。豚肉は日本酒と味醂でおいしく仕上げて、それをアルルが見上げている。これはダメだよ、アルル。お前、さっきコボちゃんにアメリカンステーキを焼いてもらったじゃない。体力をつけて、早く完全復活してよね。と声をかけるとボクはブルゴーニュの赤ワインでアルルに乾杯をするのでした。それを猫のミミコも見上げていて、ミミコも最近ステーキを盗み食いするようになってきて、みんな贅沢になって困ります。焼き立てのステーキをくわえて逃げる猫なんか、見たことも聞いたこともありません。

 せっかくの「吾輩は猫である」をこの週末で読み終えてしまいそうである。もう、面白くてやめられないのである。その昔、「吾輩は猫である」の初版本の復刻版を所有していたことがあり、読破すべく幾度も挑戦したのであるが、なんせ昔の印刷だから書体がやたら難しくてちっとも読み進めることができない。すっかり「吾輩は猫である」を難解な書物と思い込み、これまで距離を置いていたのである。けれども今は盲人の音訳図書での朗読だから、書体はまるで問題ない。以前、NHKラジオの「朗読の時間」で近石真介さんの名朗読で心を動かされた経験があって、もっと早くに読んでおくべきだったのを、作品の長さに臆してこれまで敬遠していたのである。勿体ないことをしていたのである。

▲ 梅雨寒や奥さん早く帰ってこい


0617・日・父の日・

 日曜の朝の楽しみはNHKラジオの伝統番組「音楽の泉」。3代目の解説者、皆川達夫さんが優しく親切にクラシックの世界へ導いてくれる。今朝はドボルザークの「新世界」。耳に馴染んだこの曲もNHKの「音楽の泉」から流れてくるとまた違う味と香りがする。指揮者が違う、オーケストラが違う、録音が違う。それだけで別の音楽に聞こえてしまう。いつもだったらBGMにされてるこのシンフォニーだけど、今朝は耳をダンボにしてしっかりと拝聴する。この録音はティンパニーがいいね。あとでプレクストークに入れてある新世界と聴き比べてみようっと。

 この日曜日はやたら地震があって、アナウンサーが気の毒だった。NHKの決まりでは震度5以上の地震では全国放送レベルで決まった時間、この地震情報を提供しなければならない。ここがいかにもお役所という感じ。午前に千葉で発生した地震は震度4で被害も心配はなかったけれど、スロウスリップ地震であることが気にかかる。思わず耳を傾けた。午後の群馬県を震源とする地震はそのお約束の震度5以上で、おまけにボクが毎週楽しみにしている関西発進の「上方演芸会」のタイミングだったので、同じ情報をグルグル語るアナウンサーも気の毒だったが、漫才を楽しみにしていたボクも気の毒だった。このお約束、何とかならないのだろうか。震度いくつ、震源どこそこ、マグニチュードいくつ、津波の心配はなし。それで死人もなければ怪我人もなし、ということなら、もうそれでいいんじゃないのかしらね。

▲ 父の日や髭で変装お母さん


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