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全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2018年6月4日~10日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたりしたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。
 さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌のほとんどはリアルな出来事ですが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はどうぞご理解ください。

◆ ウィークリーフレーズ 今週の言葉はお休みさせていただきます。


0604・月・

 今日から歯と口の健康週間である。もともとは1928年に日本歯科医師会が6月4日を「むし」の語呂合わせで虫歯予防デイとしていたのを1958年からはこの1週間を歯の衛生週間に、更に2013年からは歯と口の健康週間と名称を変更したのが始まりである。で、ここで得意の我田引水。オイラは小学校時代は常に歯の健康優良児として認められ、表彰状を山ほどもらって壁に陳列して得意になっていた。虫歯が一本もなかったのである。で、今も歯と口の健康週間にはお世話にならずに済んでいる。今も虫歯が一本もないのである。そう、みんな入れ歯なのである。わはは。昔の歯医者はやたら威張っていて意地悪なやつばかり。死ぬほど悪くならないと、決していく気にさせない傲慢オヤジばかりだったのだ。オヤジばかりでなく、歯科技工士のおねえちゃんも生意気で、こちらを青二才と侮ってずいぶん痛い目に合された。歯石を削るのも手加減なし。痛いやら、血だらけにされるやら。歯石は取れても口の中はドラキュラみたいで、うがいをすれば血の海となる。今のように患者をお客様と認識するほど医療関係者の頭脳や神経が進化していなかったのである。医者と名がつけば、犬でも狸でも威張っていられたのだ。もしも今に生まれていたなら、そして若年性糖尿病の遺伝子さえ引き受けていなければ、ボクだって入れ歯のお世話にならずに済んでいるはずなのだ。とはいえ、入れ歯であることに不満はない。メンテナンスも完璧である。カミングアウトしなければ、誰も気がつかない。おかげでインプラント被害に合わずに済んでいる。ボクの知ってる専門家もいってますけど、インプラントはやばいですよ。顎の骨が穴だらけになるんですからね。

 米朝首脳会談に話題集中だが、トランプに振り回されてるだけのアベちゃん外交。外交と社交は違うのだと自民党内部でも悪口をいう人たちがいるらしいが、ボクは卓見だと思うな。最大限の圧力一辺倒だったアベちゃん、仲良しごっこから仲間外れにされて面白くないんだろうね、きっと。ま、トランプは生粋のレイシストだから日本人の拉致被害者のことなど最初から頭にはないのだと思う。もしかしたらアベちゃんのこともただの金蔓としか考えてはいないのかもしれない。とにかくトランプの頭の中には自分の利益しかないのである。ところで甘えるな、金正恩。自分のホテル代くらい自分で支払え。おじいちゃんやパパだけでなく、世界に甘えようたって、そうはいかないと誰か拳骨の一発もくらわせてやれ。

 NHKラジオ、今週の「昼の憩い」は先月亡くなったばかりの西城秀樹特集。彼のいなくなった世界で彼の歌声がいかに響くか、じっくりと味わってみたいと思う。今から涙が落ちそうである。

▲ 塗り替えた壁にまたもやカビの影


0605・火・環境の日・

 またもやNHKマイ朝ラジオの受け売りである。今日は環境の日なのだ。NHKマイ朝ラジオ情報によると、1972年の今日、スウェーデンのストックホルムで国連人間環境会議が開催されたことを記念して、1993年に当時の環境庁が定めたものだが、国連は日本の提案を受けてこの日を世界環境デイと定めたというのである。それもいいのだが、世界中のお祭りの日、クリスマスイヴもまた別の環境デイにしたらどうだろう。というのは、1968年のクリスマスイヴに人類に贈られた最高のプレゼントをボクは今も忘れられないのである。それはアポロ8号が月周回軌道を目指す船上から撮影した地球まるごとの映像。そこには渦巻く白い雲、台風の赤ちゃんが認められた。具体的に見せられて初めて納得した地球の全体像であったのだ。それまで様々な宇宙映画で地球の空想図を見せられてきたが、この台風の図を誰も予測していなかった。人類は初めて自分たちの暮らす家を空からまるごと目撃したのである。これぞ環境の日の最高のアイコンであると思うのだが。

 NHKラジオ、本日の「昼の憩い」の西城秀樹特集は井上堯之バンドの作曲と演奏で、ドラマ「寺内貫太郎一家」の喧嘩のテーマが流れる。西城秀樹と作曲家の小林亜星(こばやしあせい)演じる寺内貫太郎が取っ組み合いを演じるシーンのBGMとして流されたもので、なかなかゴキゲンな曲で、今でもちっとも古くなってない。さて、エム ナマエのお得意の自慢話。西城秀樹に会ったことはないけど、小林亜星さんとは言葉を交わしたことがある。ボクも出演したことのある窪島誠一郎さんとの「暗黒対談」に小林亜星さんが登場されたとき、ボクは最前列で拝聴していて、それで気軽に声をかけていただいたのだ。あれだけの有名人なのに、腰の低い気さくなおっさんだった。慶應義塾医学部から作曲家になられたユニークな経歴はさすが伊達や酔狂ではない。

 川崎の日本動物高度医療センターに入院中のアルルのお見舞いにいくと、看護師さんが、今日のアルルは静かにしているという。ボーイフレンドのドーベルマンが退院してしまい、吠え比べの相手がいなくなってしまったのだ。そんなアルルにコボちゃんが嬉しそうに伝えている。
「アルル、明日は退院よ」

▲ めでたさに食べてみたいな水ようかん


0606・水・芒種・

 余計なお世話と思うけど、気象庁により梅雨入り宣言が発令された。わはは。いよいよ雨の季節がやってきたのだ。本日は芒種。稲や芒の種蒔きをする季節なのである。

 1944年の今日、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線で米英連合軍がナチスドイツの制圧下にあったフランスのノルマンディー海岸への上陸作戦を決行した。およそ200万人の兵士を動員した大規模な作戦である。これを再現したのが映画「史上最大の作戦」。ボクが中学2年生のときの公開だった。ミッチーミラー合唱団の主題歌が世間に鳴り響き、ボクは教室でその曲を縦笛で真似して悦に入っていたところ、先輩の卒業記念音楽界でクラス全員でその縦笛演奏をやろう、ということになった。その演奏指導をしたのがボクと山本コウタロー。教壇に並んで縦笛を吹いて見せたのである。山本コウタローのヒットソング「岬巡り」が世の中に流れたとき、そのイントロが縦笛の演奏だったので、おいおいコウタロー、やってくれるじゃんとあっぱれな気分になったのである。ちゃんちゃん。このときの黒い縦笛はそれ以来、常に座右にあり、ときどきは思い出したように吹いている。少年時代の嬉しい思い出である。ちなみにこのときのクラスメイトには絵本作家のハタオもいる。ちょいとユニークなクラスだったのだ。

 NHKラジオ「昼の憩い」の西城秀樹、本日はアニソン特集。初めて耳にした曲ばかりだったけど、おお、実にカッコいい。もう二度とナマを聴けないと思うと、ますます惚れこんでしまう。西城秀樹君、なんでそんなに早くいってしまったのよ。

 雨の中、アルルが家に帰ってきた。まだ抜糸(ばっし)が終わってないのでコボちゃんが心配してアルルを抱きかかえて階段をのぼっていく。
「軽くなってる」
とコボちゃんはいってるけど、27キロあったアルルである。痩せたと葉いえ、そうは軽くないはず。アルルは力持ちのコボちゃんに感謝しなければならない。そしてオイラも。この階段、オイラは紙袋ひとつ下げてもあがることができないのだ。とほほ。
 扉が開く音がして、妹猫のミミコがアルルを迎える気配がする。鼻で挨拶、おかえりなさい。それにしても獣医の女医さんの丁寧な説明がありがたかった。すべてICボイスレコーダーに記録してあるので、またしっかりと勉強して、片肺アルルの予後に備えたいと決心する。

▲ 退院の黒犬卯の花腐しかな


0607・木・下弦・

 目が覚めてすぐ、アルルへの応援念力のお礼メールを送信する。手術直前、アルルとご縁のある、そして精神エネルギーが強くて心の熱い方々へ、アルルへのパワー送信をお願いしていたのである。

アルルへの応援念力、ありがとうございました。
おかげさまで昨夜、アルルは帰ってまいりました。
無事に退院できたのです。

そして、あんなに喜んだコボちゃんを今まで見たことがありません。
本当によかったと思います。
そして妹猫のミミコが玄関に出て、鼻で挨拶、おかえりなさい。
これで元通りの家族です。

そしてアルルの片肺ライフの始まりです。
でも、片肺アルルはドーベルマンと吠え比べができるほど回復しております。
平坦な道ではないと思いますが、アルルは元気です。
きっと頑張ります。
そしてもちろんボクもコボちゃんも頑張ります。
これからも応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 アルルの退院お礼メールの送信を終えると、今度はお礼のホームページ記事のアップをホームページ管理人の絵夢助人(えむすけびと)さんにお願いする。これで一安心。あとはアルルの寝息を聞いているだけ。幸せな気分である。

 気象庁の電話天気予報の声が変わって、実はまだ慣れてない。その声でいくら天気予報をされてもあまり信用できない。どんな声でどんな風に伝えるのか。それだけで印象が変わってしまう。
「うちゅくちい日本」
と総理大臣に舌足らずの早口で国の未来を語られても、滑舌の悪い官房長官にいくら説明されても、まるで信用できないのと同じである。

 どこからかアマガエルの声がする。本島かしら。でも確かにあれはアマガエルの声だ。北軽井沢でおえかきのBGMになってくれてる、あれは確かにアマガエルの声だ。もう恋の季節が始まっているのかしら。もしかして昨日の梅雨入り宣言を聞いたのかもしれない。となると、かなり情報通のアマガエルです。

 アベちゃんがトランプのご機嫌伺いにまたまたアメリカにいくという。アメリカと北朝鮮、気まぐれと嘘つきの首脳会談にイエスマンがからもうとしているのだ。馬鹿みたい。拉致問題はそこのけで、ただ金蔓にされるだけなのに。

 暑い。蒸し暑い。おまけにパソコンのDドライブがいかれ、サチモスのアルバムをダウンロードできず、不在中に待ちに待ってたミラーキャビネットの取り付けにくるといわれ、もう頭はひっちゃかめっちゃか。アルルの退院という喜びの翌日がこれである。そういえば今朝の「おはよう一直線」の運勢占いは最低レベルだった。あの占い、意外によく当たるのです。

▲ 見えなけりゃゴキブリ出ても気にしない


0608・金・

 2004年の今日、金星が太陽面を通過するという現象が130年ぶりに観測された。太陽と金星と地球が一直線に並び、太陽を背景に金星の影絵が黒く見える珍しい現象で国内で観測されたのは明治7年以来のことと天文マニアの間では話題になったらしいが、そんなこと、特殊な天体望遠鏡で覗かない限りわかりっこない。要するに、ああそうですかという程度の話題で世間を変えるほどのインパクトには欠けるのだ。と思ったことを昨日のように覚えている。つまり、見る見ないは別にして、その事実には心引かれていたのである。

 今週はNHKラジオ「昼の憩い」に注目している。あ、耳で聴くのだから注目ではないか。で、「昼の憩い」の西城秀樹特集の話題である。本日は「ブルースカイブルー」と「サンタマリアの祈り」。どっちも西城秀樹のアルバムをコレクションしてるわけじゃないから、初めて耳にした曲なんだけど、これがまたいいのです。なんか、死なれてしまったから思うのではないんだけれど、男が惚れる男っぽさというか、色っぽさに裏打ちされた美学を感じてしまうのです。この年齢になってわかることかもしれないけれど、この楽曲をこれだけのレベルに仕上げるまで、西城秀樹はどれだけ修練したことだろう。脳梗塞以後の彼の人生からも明らかなように、西城秀樹は正真正銘、誠実と努力の人だったと思うのです。合掌。

 大谷峯子さんというライターの「二丁目のおじさん」を読む。このおじさん、新宿2丁目でゲイバーのママを40年間続けている素敵なおじさん。外見はおじさんだけど、生粋の同性愛者。女装はしないけど、とても色っぽい素敵な人柄。それを大谷峯子さんは見事に描き出している。大谷峯子さんは兵庫出身の元コピーライター。東京でフリーライターとして再スタート。やがて世界を放浪してスイスに定着、作家活動に専念したというユニークな経歴を有している。平仮名のおおたにみねことして児童図書も手掛けている。「二丁目のおじさん」は10年間かけてじぶんのおじさんに取材をしたもの。そして大谷峯子さんは自分のおじさん、ゲイバー「コンドルももえ」のママばかりでなく、その相棒、トラさんについても詳細に経験談を聞き出している。このふたりの50年間にわたる愛情というか、友情が実に麗しい。偏見はないつもりでいても、一般社会が同性愛者に描いているイメージの不確かさを当事者から突きつけられた印象があって、同性愛についていろいろな角度から考えを改めさせられた。世の中には様々な個性があって、そのすべてが許され、また認められていい。ほんの少し変わった意見を表明したり、人より5センチほど目立っただけで叩かれてしまうこの社会を、同性愛者たちが方向転換するような、そんな時代がやってくることを期待したい。男だけど女を愛せない男や、女だけど男に興味のない女は類人猿時代から存在したはずなのだ。ということで、新宿二丁目で40年間も生き残っているお見せってすごいけど、お世話になったあの「ようちゃんち」とか「ナジャ」とか、今はどうしているだろう。あれから30年は過ぎているのです。

▲ 宣言をすればたちまち逃げる梅雨


0609・土・

 週刊文春によれば、ロシアの氷上の女王にプレゼントするために連れていった秋田犬の子犬、マサルちゃんにも嫌われていたという安倍晋三、当然の話だと思う。損得勘定に左右されないワンちゃんには、嘘の匂いをたちまち嗅ぎ分けられてしまうのだ。なのにどうしてわからんのか、選挙民。これだけ嘘を重ねられて、それでもまだ騙され続けるというのか。それとも騙されてもいいと思っているのか。政権の嘘を許しているあなた方こそ、民主主義を破壊する元凶なのだ。ボクはこの国を戦争に巻き込んだ張本人たちも、そしてその流れを引き継ごうとしているその子孫たちも許すことができないでいる。そして軍人や民間人、数百万の犠牲者のおかげで獲得した平和と人権の現行憲法を、ありとあらゆる嘘を駆使して大日本帝国憲法に引き戻そうとする安倍晋三の悪巧みを認めることができないのである。

 東京は今年最初の真夏日となる。それも32度超えである。そこでアルルとエアコンからの涼風をシェアする。けれどミミコはエアコンには無関心のどこ吹く風。猫は暑さに鈍感だけど、アルルは暑さが大の苦手なのだ。

 ラジオだったと思うんだけど、モンクロシャチホコの毛虫が桜味でうまいと聞いたことがある。このモンクロシャチホコ、どんな虫かご存じだろうか。ボクはよく知らないんだけど、ネット検索してみると、どうやら蝶の一種らしい。桜の葉をやたらたべる毛虫がいたら、それがそのモンクロシャチホコの幼虫と思ってほぼ間違いないという。そこでボクははたと膝を打つ。慶應義塾志木高の庭の桜の木を覆い尽くすほどに歩き回っていて、むくむくと可愛く、そしてちっとも刺さない5センチほどの毛虫を集めて遊んでいたことがあって、いつも懐かしく思い出していたのだが、あれがモンクロシャチホコだったのだ。ペンを重ねたマークつき、慶應義塾の制帽をひっくり返して、その裏側に蠢くむくむくの毛虫たちを集めて教室に持ち帰り、英語の外人女教師のやってくる前に教団の机の引き出しの中にぶちまける。そして彼女が出席を取ったあとの出席簿を毛虫の絨毯戻すことを心待ちにする。悲鳴のあとはもちろん授業は消滅する。毛虫さんたち、ありがとう。モンクロシャチホコの毛虫たちはそんな風にぼんくら高校生たちの味方をしてくれたんだけど、それが味方だけじゃなく、味も旨いとは想像もしていなかった。最近は昆虫食が話題になっているが、ボクもイナゴだとおいしく食べられるのだが、毛虫となると、ちょっと自信がない。桜餅と毛虫では、いくら味が同じでも、やっぱり話が違います。

▲ 手の平の毛虫焼いたら桜味


◇ バーチャル『奥の細道』コース  ありがとうございます。
よれよれになって那谷寺を通過しました。青息吐息です。
次の山中温泉まで、あと43,531歩です。
現在の歩数、3,284,469歩。
三度目のうろつきです。ごろつきではありませんので念のため。


0610・日・時の記念日・

 本日は時の記念日です。671年のこの日、天智天皇が初めて漏刻という水時計を用いたと日本書紀に記されていることにちなみ、1920年、大正9年に当時の生活改善同盟が制定したとされているとNHKマイ朝ラジオが教えてくれたんですけど、この生活改善同盟が何なのか、ちょいと調べたんですけど、ネット辞書にも見当たらないし、よくわかりませんでした。ホント、何なんでしょうね。あはは。

 1959年、昭和34年の今日、東京上野に国立西洋美術館が開館された。設計はフランスの建築家、ル・コルビシェで、一昨年の7月にユネスコの世界文化遺産への登録が決定した。ボクが初めてこの美術館を訪れたのは1963年のシャガール展。麹町中学に引率されて訪れたのだが、着いてすぐ、この美術館の建築的美学に圧倒され、そして人が鳥になったり、魚が鳥になったりするシャガールの美学に圧倒され、そして高校受験を前にした中学3年生たちにこんな体験をさせてくれる麹町中学の親切に感動したのである。そういえば、生まれて初めてシネラマを体験させてくれたのも麹町中学だった。映画とか芝居とか展覧会とか、あの頃の学校は本当に親切で、越境入学のお金持ちの子にもボクのような貧乏人の子にもいろいろな体験を与えてくれたけど、今の学校はどうなのだろう。先生方、あまりのお忙しさに、そんな余裕があるとも思えない。と、かなり話が脱線しました。ゴメンナサイ。

 東京の日の出は4時25分、日の入りは18時56分。そして雨が降っていて梅雨らしいお天気になっている。予想最低気温が18度、最高気温は20度と、最低気温と最高気温の差がほとんどない。こういう日は雨と相場が決まっているのである。32度を超えた真夏日の昨日を振り返ると嘘のようである。嘘は安倍晋三だけで沢山なのである。朝から新潟県知事占拠に注目しているんだけど、安倍政権にダメージを与えるような結果に終わってもらいたいんだけど、ちょっと不安です。

 内館牧子の「終わった人」にはまってしまった。面白くてやめられない。内館牧子さんはその昔、全盲イラストレーターのボクの作品を気に入ってくださり、とある企画の画集に文章を寄せてくださったことがある。それがご縁で、彼女の作品の朗読テープを山ほど頂戴したこともあって、一方的に親近感を抱いている。また、この先生は、といっても年齢はほとんど違わないのだが、脚本家としても作家としても優れているだけでなく、声も語りも抜群で、彼女のNHKラジオ第2「文化講演会」を聴いて、そのニューヨーク体験はボクにニューヨークいきを決心させてくれた。内館牧子さんはボクのニューヨーク個展の推進力となってくださったのだ。最近は朗読テープでなく、サピエ図書館のおかげで内館牧子作品を気軽に拝読できるようになっているが、これまでは随筆が中心となっていた。小説を読んだのはこれが初めてだった。そして、さすがは名脚本家。ストーリー展開が実にリアルなのである。さあ、どうしよう。引き潮から逃れられない海水浴客のように、もしくはトリモチに捕えられたアカトンボのように、もがいてももがいても心と体が「終わった人」から逃れられないでいる。この分だと明日には読み終えているだろうな、きっと。

▲ 梅雨寒や腹が減ってはたまらない

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