全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2018年5月21日~27日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたりしたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。
 さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌のほとんどはリアルな出来事ですが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はどうぞご理解ください。

◆ ウィークリーフレーズ 今週の言葉はお休みさせていただきます。


0521・月・小満・
 東京の日の出は4時32分、日の入りは18時43分。予想最低気温は15度、最高気温は25度。よい気候である。我が家は本日から水曜日まで給水と給湯配管工事。給湯機も浴室の壁もトイレの壁もすべて新しくなるのだ。今日のお天気と同じくらい気持ちよくなるのだ。

 1927年の今日、リンドバーグが世界初の大西洋単独無着陸横断飛行に成功する。前の日にニューヨークを飛び立ち、およそ33時間30分後にパリ近郊の飛行場に着陸したもの。実はボク、この飛行場のホテルに宿泊したことがある。1978年のことだが、別にこの飛行場に到着したわけではない。どうしてそのホテルに滞在したのか、記憶を掘り返してみたがよく覚えていない。このときのパリ滞在でも到着はシャルルドゴールであったはず。記憶力には自信があったのが、やはり掘り返していない記憶は過去の泥に埋没してしまうらしい。ただひとつだけ鮮明に思い出せるのが、そのホテルのレストランで慶應義塾のマンガクラブの後輩女子に偶然に遭遇したこと。そう。彼女は美人だったのだ。美しい女のことは簡単には忘れないのだ。

 NHKラジオ、今週の「昼の憩い」の音楽は先週亡くなった元スパイダー図の井上堯之の歌声。彼は井上堯之バンドとして沢田研二のバックでも活躍していたが、数々のヒットソングも生み出している。当時としては新しいサウンドで、なかなかカッコいいおっさんだった。彼の作品のひとつ、「愚か者」はボクのレパートリーにもなってくれた。あれ、いい歌だったよね。

「見ろよ、あの足運び」
 短足ブラックラブのアルルの散歩姿を見て声を上げていた日大グランドの学生たち。もしかしたらその中にもアメフトの選手がいたのかもしれない。相手チームの選手をぶち壊し、味方チームの選手を犯罪者に仕立て、いくらスポーツで栄冠を勝ち取っても、学生を守れないような運動部では、あっても無駄な気がする。運動部だけではない。大学の存在すら危うくなってくる。

▲ 小満や冷えた麦茶がちとこわい


0522・火・上弦・

 2002年の今日、身体障害者補助犬法が成立した。障害者が盲導犬、聴導犬、介助犬などを伴って交通機関や公共施設を利用できるようになたというんだけども、本当かなぁ。せめて2020年のオリンピックまでに現実のものになっていてもらいたいと思う。ボクが盲導犬アリーナに導かれて街を歩くようになったのは1992年のことだったけど、毎日が闘いだった。街に出るのがまるで喧嘩を売りに出るみたいで、いつも鼻の穴を膨らませ、肩を怒らせての臨戦態勢で歩いていた。この法律についても、中部盲導犬協会の川西光所長に誘われ、アリーナと連なってオブザーバーとして参加している。盲導犬といることによって飲食店に拒否され、空腹を抱えて街をうろついたことなど、数え切れないほど経験している。盲人の暮らしをサポートするはずの盲導犬の活動を阻害しているのは街の無知と無理解だったのだ。ボクとコボちゃんと、そしてアリーナと歩いた12年間は、街の盲導犬環境をかなりなレベルまで改善できたと自負している。もしかしたらそれはボクが全盲のイラストレーターという稀有な職業が手伝っていたのかもしれない。

 いよいよアルルの手術が明後日に迫ってきた。レントゲンではふたつの心臓があるように写っている。それほどに大きな肺癌なのだ。大手術が予想される。もちろん成功をボクもコボちゃんも疑ってはいないのだが、祈りのパワーは大きければ大きいほどありがたい。そこでアルルを可愛がってくださった方々にお祈りお願いメールを送信する。ほんのわずかな人数だが、川崎の-JARMeC-日本動物高度医療センターのオペ室に祈りの念力を集めたいのだ。メールだけではない。エム ナマエ公式ウェブサイトにも祈りのお願いホームページ記事をアップする。ボクにできることといえば、もうそれくらいしかないのである。

 今日もNHKラジオ「昼の憩い」は井上堯之の作曲で、演奏はピッグス。ボーカルは沢田研二である。タイガーズとスパイダーズが解散して生まれたバンドであるが、これがなかなかカッコいいのだ。やっぱり沢田研二という存在はスペシャルだったのだ。

 アルルが和牛のモモ肉ステーキを食べている。体力をつけてもらいたいのだ。そしてボクはそのモモ肉のお余り、アルルのステーキだから、何も味がついてないけど、をもらって食べている。1993年もののマルゴー・赤ワインを飲みながら食べている。アルルも闘うがボクとコボちゃんも闘うのだ。そうだ。今からステーキとワインで景気をつけるのだ。

▲ 食卓に蛍の噂飛んでくる


◇ バーチャル『奥の細道』コース  ありがとうございます。
金沢に到着、よれよれになって通過しました。
次は小松。あと、58,671歩です。
現在の歩数、3,181,329歩。三度目の徘徊です。


0523・水・

 NHKマイ朝ラジオ情報によれば、1896年、明治29年の今日、日本で最初の野球の国際試合が行われたという。旧制第一高等学校野球部が横浜在住の外国人チームと対戦したというのだ。で、どっちが勝ったと思いますか。もちろん外国人チームだと思うでしょう。でも、それが違うのです。なんと、日本の高校生チームが勝っているのです。それも29対4で快勝しているのです。もしかしてこの外国人チーム、横浜在住の老人ホームチームじゃなかったのかしら。調べたら面白いかもしれません。

 ざけんな、安倍晋三。日本は民主国家なんだぞ。お前の独裁国家じゃないんだぞ。あっちからもこっちからも、お前は嘘をついているのだぞ情報で包囲されても、嘘をつき続ける安倍晋三、自分は嘘を許される特権階級だと本気で思いこんでいるとしか思えない。そんな風におじいちゃんに育てられたんだろう。冗談じゃない。この日本を日中戦争時代に逆戻りさせてたまるもんか。有権者の皆様よ、そろそろ本気で考えようよ。このまま権力者の嘘を認めていたら、本当に日本は独裁国家にされてしまうよ。

 ありがたい。お祈りお願いメールの返信に、次々と応援メールが届いている。明日は早いのだ。そして、きっとアルルは頑張るのだ。皆様、よろしくお願いいたします。

▲ 頑張るぞ夏の力はカツカレー


0524・木・

 朝の7時半に出かけ、9時には-JARMeC-日本動物高度医療センターに到着。ロビーで呼ばれるのを待っている。小型犬の声ばかりが聞える中、大型犬のワイマラナーを連れたご夫婦がいらして、ワイマラナーはいい犬ですよね、なんて声をかけてしまう。最近は小型犬に人気が集中して、大型犬は貴重な存在なのだ。
 診察室でアルルを預け、ボクらは4階の待合室に移動する。これから長い一日が始まるのだ。まずはブラックコーヒーでアルルの手術成功を祈って乾杯。それから長い時間を覚悟してプレクストークで遠藤周作の長編小説「沈黙」を読破すべく集中する。途中、午前10時からはNHKラジオ第2、カルチャーラジオのカリスマ講師、出口汪による日本文学講座に傾聴する。テーマは夏目漱石の「こころ」。でも、あんまり頭に入らない。まだアルルは麻酔も受けていないのだ。きっと独りで心細い時間を過ごしていることだろう。
 いよいよお昼を過ぎた。アルルに麻酔がかけられた頃である。ボクはコボちゃんが用意した五目おこわを電子レンジにかけてもらい、カップ味噌汁で流しこむけど、食欲なんかあるはずがない。いざとなれば低血糖をアーモンドチョコレートとオートマチックで抽出される甘いカフェオレでカバーするだけである。
 アルルを可愛がってくれる友人たちから、北軽井沢でアルルの命を救ってくれたグレートピレネーの飼い主さんから、日本中のあちらこちらからアルルへの祈りのパワーが届くのを感じている。ボクは自分をアンテナにしてそれら念力をオペ室のアルルへと転送している。そしてひたすら手術の成功を祈っている。できることはそれだけなのである。
 同じ椅子にお尻を乗せてじっとしているから、もうお尻が馬鹿になっている。触ってもつねっても何も感じなくなっている。午後8時を過ぎてもまだアルルの手術は終わらない。たまらずコボちゃんが経過をお尋ねすると、まだかかるという。思わず絶望的な気分になる。集中治療室のワイマラナーに面会にきている男性も、アルルの手術が終わらなければ面会もできない。同じ先生にかかっているのだ。このワイマラナー、朝に出会ったとは別のワイマラナー。今日はよほどワイマラナーに縁のある日であるらしい。面会の許可が下りるまで、ボクらは静かに話をする。もう、4階待合室には誰もいないのだ。
 午後10時半、やっとボクらに声がかかった。アルルの手術は無事に終了、麻酔から目覚めたのだ。そろりそろりと集中治療室に入っていく。目覚めているとはいえ、アルルはぼんやりしているとか。胸から液体排出のためのドレイン、お尻からは排尿のためのチューブ、その他の点滴チューブなど、スパゲッティー状態になっているらしい。、コボちゃんが声をかけて、自分が見捨てられたのではないことをアルルに伝え、安心させてやる。アルルにとっては生まれて初めてのケージ生活である。ガマンできればいいのだが。
 さすが看護師で臨床工学技士のコボちゃんである。施術医の説明を受けながら摘出されたアルルの片肺を冷静に観察している。胸壁に癒着していた癌に冒された片肺である。心臓に隣接した、それも心臓よりも大きい肺癌の除去である。難しい施術だったに違いない。コボちゃんはその技術の確かさに敬意を表していた。ボクらは医療スタッフに心からのお礼を伝える。頭の中には感謝の言葉と気持ちが渦巻いている。お医者ばかりではない。みんなのパワー送信のおかげでアルルのオペは成功したのである。本当にありがとうございました。

▲ 夏の夜長い手術の犬祈る


0525・金・

 目覚めてすぐアルルのオペ成功のお礼メールを送信する。アルルをよく知ってくれている友人知人に祈りの念力送信をお願いしていて、アルルはそのパワーのおかげで救われたのだ。昨夜から何度感謝の言葉を念じただろう。手術がうまくいって本当によかったと思う。また、その気持ちをホームページ記事に託し、絵夢助人(えむすけびと)さんにアップしていただいた。それからアルルの執刀医、高木千亜希先生に手書きでお手紙をしたため、絵本「よわむしアルル」にサインをする。あとでプレゼントさせてもらうのだ。

 午後、-JARMeC-日本動物高度医療センターのアルルに面会。成功とはいえ、長い手術だったのだ。アルルは目玉を動かすだけで精一杯。そのくりくり、真ん丸の目玉でコボちゃんに挨拶をしていたとか。元気でよかった。

 トランプが御和算にしちゃった米朝首脳会談。あの卓袱台返しは本物か。赤ちゃんマインドのトランプちゃん、ノーベル平和賞、まさか本気でもらえると思ってはいなかったよね。金正恩は自前の地下核実験場をぶっ壊すといってるけど、いくらダイナマイトで破壊しても、原爆とか水爆とかでさんざん破壊した上でのことでしょ。意味ないと思うけどな。これまでの証拠隠滅という説もあるくらいで、さんざん嘘をついてきた北朝鮮のやり方を方向転換できるとも思えません。キツネとタヌキの化かし合い、馬鹿試合に、嘘つきピグモンの安倍晋三に出る幕はありません。

▲ 多摩川を渡るツバクロ宙返り


0526・土・

 2016年の今日、ゾウのハナコが死んだ。通称、井の頭動物園で長く飼育されていた国内最高齢のメスのアジアゾウ、ハナコが69歳でみまかったのだ。昭和24年、ボクが生まれた翌年にタイから戦後初めて日本にやってきたゾウである。戦時中、動物園のゾウはすべて薬殺されてしまった。そこへ贈られた最初のゾウである。ハナコは昭和29年からこの武蔵野市井の頭自然文化園で飼育され、長く来園者たちに親しまれてきた。この動物園は祖母の家からのアクセスがよく、祖母に連れられ、幾度もハナコには会いにいった。オートバイを乗り回すようになってからもハナコにはときどき会いにいっている。イノシシやゾウアザラシと平気で挨拶を交わしていた盲導犬アリーナだが、ハナコだけにはお尻を向けて、挨拶をするどころか、無視し続けていたことが笑えた。やはりゾウは特別な生き物なのである。ハナコの死を知らされたときは、自分の人生の一部が葬られたような気がしてとても悲しかった。

 夜、無理矢理にお願いして5分間だけのアルルのお見舞いに出かける。コボちゃんによればアルルに目の力が戻っているという。痛みどめとか安定剤とか、あれこれの投薬がされているかもしれないが、それでもしっかりと食べているらしい。アルルのいるのは集中治療室。ボクらが入っていくと、他のワンちゃんたちも、自分のお見舞いかとボクらを注目する。鼻を鳴らすワンちゃんもいる。みんな無事に退院しようね。

 帰宅途中、オリジンで肉野菜炒め弁当を買ってもらう。あとは寝るだけ。その肉野菜炒め弁当を肴にして、とっておきの1998年もののブルゴーニュの赤ワインでアルルに乾杯。早く元気になろうよね。

▲ 愛犬を見舞って渡る夏の川


0527・日・

 1945年、昭和20年の今日、朝日、毎日、東京、読売報知、日本産業経済の5社が共同で新聞を発行。空襲でふたつの新聞社が全焼したための共同新聞の発行なんだけど、大本営発表のフェイクニュースだらけの新聞を、そんなにしてまで発行する必要があったのかどうか。新聞が世論誘導して引き起こした太平洋戦争で焼けたんじゃ、そりゃあんまし文句もいえないよね。

 さわやかな風が吹いている。コボちゃんは仕事を早引けしてアルルのお見舞いに出かけてる。ボクは久々、家で落ち着いてパソコンに向かっている。で、夕方からはラジオに傾聴。本日は大相撲夏場所の千秋楽なのだ。けれども鶴竜と栃ノ心の優勝決定戦が実現されずにガッカリ。白鵬、ちょっとダラシないんじゃないの。逸ノ城にも鶴竜にも負けちゃってさ。考えたらこのふたり、モンゴル出身力士だよね。ま、関係ないと思うけど。今場所はせっかくの新小結、遠藤が怪我をして負け越しちゃったり、高安もいなかったりで、ボクとしては盛り上がりに欠ける夏場所となりました。というわけで、新大関の栃ノ心の活躍に期待できる来場所を楽しみにいたします。

▲ 毛虫さん遊んであげるささぬなら




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