全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2017年12月25日~31日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたりしたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。
 さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌のほとんどはリアルな出来事ですが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はどうぞご理解ください。

◆ ウィークリーフレーズ 今週の言葉です

あなたが愛しただけ 世界もあなたを愛してくれる

 もしもあなたが幸せならば、あなたはそれだけの人なのです。ギブアンドテイク、ということではありませんよ。宇宙はあなたに何の義理もありませんから。


1225・月・クリスマス・

 救世主の誕生日とは何の関係もない話しですが、女性のシャツのボタンが左側なわけを初めて知りました。昔、シャツは高貴な女性の衣装で、自分で着ることはなかったそうです。着せてもらって、そしてボタンもはめてもらってたんです。そして召使はたいてい右利きです。となれば当然、女性のシャツのボタンは左側、ということになるのだそうです。

 今度はクリスマスと縁のある話題である。驚きのクリスマスプレゼントである。熊本の知人から晩白柚(ばんぺいゆ)という巨大な果実が届いたのである。晩白柚。初めて耳にする果物だが、熊本特産の幻の果実といわれる超巨大な果実である。一抱えもあって、サッカーボールか、ドッジボールか、それともピーターパンに出てくる真っ黒で丸い海賊の爆弾じゃないのかと思えるほどのボリュームである。抱えてみると予想にたがわず、やっぱりこれがずっしり、重さは2キロは下らない。これでおいしくて保存性が高いというのだからスゴイ。まさに果実の王様である。驚天動地のクリスマスプレゼント、ありがとうございました。

▲ 鳴き交わし烏も急ぐ師走かな


1226・火・上弦・

 2004年の今日、インドネシアのスマトラ島沖を震源にマグニチュード9.1の巨大地震が発生、大津波が多くの人々の生活を襲った。このインド洋大津波はインド洋に面したアジア各国やアフリカ東部を襲い、日本人42人を含む22万人を超す死者行方不明者の犠牲者を生み出した。実はこの日本人の被害者というのは、その昔、お世話になったことのある健康道場のメンバーも含まれていたらしい。そしてこの年はアリーナが虹の橋を渡った年。悲しみに沈んでいる頃の大惨事だったので、ボクにとっても忘れられない出来事となっている。

 NHKラジオ「天使の作り笑い」で晩白柚(ばんぺいゆ)のことが話題になっていた。驚きの果実を手にした翌日のことだから、その言葉が頭の中でこだまとなって反響した。パチンコでフィーバーしてるときの「蛍の光」みたいに鳴り響いたのだ。ま、話題にするに充分価値のある果物です。

 ヘリコプターの発着機能のある護衛艦「いずも」に空母改装計画があるという。ヘリコプターが飛ばせるといって、空母に改装するのにはかなり無理がある。そう思っていたら、搭載するのはF35B。垂直離着陸機能のあるステルス攻撃機であるという。航続距離は2千キロ。船で運んで飛ばしてやれば、かなり広範囲に対して反撃ができる、というわけだ。ボクは平和主義者だけど、この企画、いいんじゃないかと思ってる。防衛なしの平和は考えられないし、専守防衛だからとて反撃能力が不必要ということはないだろう。それを抑止力とする議論なら、やって構わないと思ってる。どんどんやってください。といっても、勝手な憲法改正議論は論外ですけど。

▲ 長火鉢空母欲しがるおじいさん


1227・水・

 昨日も今日も寒さの話題、大雪の話題ばかりである。北海道留萌では波と風とで灯台がひとつ消えてしまったとか。灯台の明かりが消えたのではない。灯台そのものが消えてしまったのである。停電とはわけが違うのだ。TBSラジオ「スタンバイ」の遠藤泰子アナウンサーからホワイトアウトなんて言葉も飛び出して、背中を冷たい手で撫でられたような気になっている。ホワイトアウト。首から上が吹雪で、首から下が巻き上げられた粉雪というような、どこもかしこも白い世界、という状況なのである。そういえば、ボクも真冬の北海道でそんな光景を目にしたことがあるよな。マイナス15度の雪原で爆走する蒸気機関車を追いかける。腰まで雪に埋まって、真っ黒なデゴイチをムービーカメラのファインダーで追跡する。あのとき、本当は危なかったのかもしれないのだ。好きなことのためには命もいらない。そんな熱い時代があったんだよね。

 1979年の今日、クーデターの発生したアフガニスタンにソ連が侵攻、アフガニスタンにソビエト寄りの新政権が誕生した。世界情勢は一気に緊張。翌年のモスクワオリンピックをアメリカがボイコットすることになる。もちろんアメリカに頭の上がらない日本は同調して、つまらないオリンピックになってしまった。アスリートたちもえらい被害で、もらえるはずの金メダルが取らぬタヌキの金メダルとなってしまったのだ。彼らも国家エゴイズムの被害者なのだ。

 毎週水曜日、透析中にボクはオリジンのカツカレーライスを食べている。揚げたてのトンカツにスパイシーカレー。このコンビネーションが抜群なのだ。毎日だって食べたいのだ。食べられるのだ。そういう事情で透析室のスタッフにあきれられるほど水曜日のお定まりメニューになっているのだ。もちろん揚げたてホヤホヤ、できたてホヤホヤのカツカレーライスが食べられるのは透析室からオリジンまで買いにいってくれて、そしてとんぼ返りしてくれるコボちゃんのおかげである。ありがたいことである。なんだけど、仲良しの透析患者さんからはカレーテロといわれてる。他の患者さんたちはデリバリーのお弁当を食べているのだが、これが高くてまずい。冷たくなったママゴトみたいな惣菜と、保温器で運ばれた御飯。これでできたてホヤホヤのカツカレーライスよりも高い料金を取るのだから腹が立つ。そこでコボちゃんのデリバリー、ということになったのであるが、その分だけ時間がかかるから、みんなが食べ終わったタイミングでボクのスパイシーカレーが匂い立つ、ということになってしまい、患者さんとスタッフたちの余分な食欲を刺激しているらしいのだ。香辛料ブームなのかもしれない。パクチーだけ食べさせるレストランがあると聞いて、日本人はますますオッチョコチョイになっていることを確信する。

▲ いらっしゃい湯気で眼鏡が曇る夜


1228・木・官庁御用納め・

 東京オリンピックを2度もやる必要があるとはとても思えないんだけど、リニア新幹線が本当に必要なのかどうかも疑わしい。トンネルばかりを時速500キロですっ飛んで、人間ダストシュートじゃあるまいし。今だって時速300キロで運ばれてるんだから、急ぐ人は飛行機に乗ればいいじゃない。空からの景色も楽しめるし。とにかく、リニアモーターカーなんか馬鹿みたい。それで儲けるやつらは儲ければいいけど、ボクはちっとも乗りたいとは思いませんね。

 NHKラジオ、今週の「昼の憩い」の音楽は宝くじの歌。次から次へと宝くじの歌がかかっている。様々な歌手やユニットが宝くじへの夢とあきらめを歌っていく。こんなに宝くじの歌があったんだ。さすがNHKの音楽スタッフ、アーカイブス。RCサクセションもよかったけど、ブルースバンドの憂歌団(ゆうかだん)が秀逸。とにかくカッコいいのだ。歌も演奏も抜群なのだ。面白いのだ。どんな選曲になるか予想もつかないのでこの「昼の憩い」は聞き逃せない。「昼の憩い」といえば、全国リスナーからの投稿がこれまた愉快。若い頃は、こんな田舎の話のどこが面白いのかと馬鹿にしていたのが、人間はその年齢にならねばわからぬことばかりで、ジジイいになって本当に喜んでいるのである。本日の投稿は心やさしきカントリーボーイ、ジョギングおじさんから。野原の路を走っていたら4匹の瓜坊、イノシシの赤ちゃんたちと遭遇したという。朝のジョギングでの出来事である。トコトコ、トコトコ、実に可愛らしい。瓜坊たち、驚いて3匹は逃げたが1匹だけはそのままトコトコ、別の方向へ逃げ出した。おいおい、そっちは違うよ。お母さんもそっちにはいないと思うよ。そこでジョギングおじさん、とことこ走る瓜坊を追いかけ追い越し、先回りして通せんぼ。方向転換をさせた。そこで迷子の瓜坊、兄弟のいる方向へやっと戻っていった。というエピソードである。コボちゃんも北軽井沢で瓜坊を目撃しているけれど、本当に可愛いといっている。姿も形も違う生き物ではあるけれど、同じ哺乳類、脊椎動物同士、仲良くやっていけるはずなんだよね。

▲ フリーター御用納めも仕事する


1229・金・大納会・

 本日のトップニュースは帰省ラッシュのこと。そうなるといよいよ年の瀬である。アメ横の買物ラッシュのニュースもそろそろだろう。コボちゃんも年末のお休みで、ボクの羽根布団を屋上で干してくれたので、今夜はふかふかお日様の香りに包まれて眠れるんだい。わーいわい。

 前回、水曜日の透析からの帰り道、右の手袋がポケットからなくなっているのを発見、ガッカリしてた。お気に入りの革手袋だったのだ。買えば1万円は下らない品物だったのだ。もらったんだけど。値段が高いからじゃなく、ずっと愛用していたので落胆してるのだ。今日も病院のどこかか、それともアウトバックの座席にでも落ちていないか捜してみても見つからない。そしたらラッキー。ヘッドライトに浮かび上がった駐車場に捨てられた子猫か、もしくは忘れられた革手袋らしき影が孤独に丸まっているのをコボちゃんが発見、手袋であることを確認した。どんな風に落としたのか皆目見当がつかないんだけど、アウトバックの下に泣きもわめきもせず、黙って転がっていたらしく、そのまんま放置されていたのだ。透析にいってる間も転がっていたので、誰かの目にとまったことは間違いない。要するに片方だけの手袋はそれがどれだけ高級品であろうと、拾って持ち帰るほどの魅力に歯欠けている、ということなのだ。というわけで、左の手袋はまたまた相棒とコンビを組んで仕事に復帰したのである。

▲ 手袋や別れて出会い再デビュー


1230・土・

 土曜日の朝はNHKの「ラジオ文芸館」で始まるはずだったんだけど、今朝は鉄道特別番組で始まった。というのは1927年、昭和2年の今日、東京の 上野浅草間に日本最初の地下鉄が開通、早朝から多くの市民が押しかけ、この日だけで10万人が利用したという、その日から今日がちょうど90年目の朝であるからだ。内幸町の社宅で暮らした永田町小学校と麹町中学時代、地下鉄銀座線は新橋と赤坂見附間を通学でお世話になった懐かしい黄色い車体である。駅のホームに滑り込む直前、車内が暗くなる瞬間があって、その時間と空間が好きだった。ほんの一秒か二秒だけ蛍光灯の冷たい光が黄色い非常灯の明かりに変わり、 この世とあの世の扉が開いて、乗っている乗客の本当の姿が見えてくるのだ。耳の先端がぐんぐん伸びて、閉じられていた血走った目玉が開き、隠してある巨大な牙がむき出され、鋭い爪が光り出す。そんな気がしたのだ。けれども、あの素敵な瞬間はもう存在しないという。あれは昭和2年の貴重な遺産だったのだ。

▲ もういくつ鳴くと正月烏の子


1231・日・大晦日・除夜の鐘・

 朝の8時から東京では初雪がちらつく。散歩に出たコボちゃんはアルルの背中に白い物がちらばっているのを発見。フケかと思ってよく見るがそうではない。黒井背中に白い物だから目立つのだ。でも、それが雪だと気が付くのには少し時間がかかったらしい。それくらい唐突な雪だったのだ。大晦日の初雪というのは130年ぶりのことだという。ま、早くやんで、明日の東京都民の初詣や初日の出を邪魔してくれなければいいのだと思う。

 リンゴスターがナイトの称号を授かった。これまでの活動や功績を評価されてのことである。ビートルズとして、ドラマーとして、歌手として、そして俳優としてリンゴスターは天才的な才能を発揮してきている。ただ、彼の周囲があまりに偉大で、なかなかそれらが目につかなかっただけのことなのだ。一度でいいから、「ハードデイズナイト」や「ヘルプ」での彼の演技に注目してもらいたい。その非凡さに笑い、そして感動することだろう。それに歌だって悪くない。声だって美しいのだ。ドラムスだって、滅茶苦茶カッコいいのだ。ただ、ジョンやポールの素晴らしさが目立ち過ぎて、ただただリンゴは気の毒だったのだ。リンゴ、よかったね。

 大晦日の今日、東京の日の出は6時50分、日の入りは16時38分。最低気温は1度、最高気温は6度となっている。このまま紅白も無事終了し、朝鮮半島で戦争もなく、そして日本列島に巨大地震の発生のないまま、何事もなく新しい年を迎えたいものである。

 透析が終わり、ケータイを確認するとT氏親子から留守電にメッセージ。これから親子で 黒澤映画を観るという。今夜の出し物は「赤ひげ」で、若き日の二木てるみさんが楽しみだという。もちろん田辺さんは二木てるみさんがボクの仲良しであることをご存じなのである。

 1927年、昭和2年の今日、ラジオで初めての除夜の鐘が放送された。東京上野の寛永寺から東京管内向けの放送だったが、その2年後の大晦日には浅草の浅草寺の鐘の音が初めて全国に中継された。これが「ゆく年くる年」の始まりになるのかどうかはわからないが、素敵な企画だったと思う。
 さて、1953年の今日、NHK紅白歌合戦が始めてテレビで放送された。それまではラジオの正月番組だったのが、それからは年末の恒例番組として定着していくのである。このとき、我が家にテレビはなかったと思う。今夜はその紅白歌合戦なんだけど、今も我が家には地デジテレビがないのである。さて、ひろみ君もセーコちゃんもキーが落ちたし、声も落ちたし、なんかアイドルの化石みたいで気の毒な感じがしたなぁ。安心して聴いていられたのはきよしのズンドコ。ああいうシンプルな人がいいよね。安室奈美恵さん、皆さん見られてよかったよね。またまたひけらかしになっちゃうけど、実はボク、安室奈美恵のステージ衣装の余り切れでなくて、余り革で作ったポーチにプレクストークのためのステレオイヤフォンを入れて持ち歩いているのです。同じ建物のお隣さんが安室奈美恵のステージ衣装を縫製していたのです。これと同じ革で安室奈美恵の肉体を包んでいるのかと思うと、それなりの興奮を覚えたわけではありませんよ。声も好きだし、歌もお上手だとは思うけど、いくら紅白の最後に登場しても、どうも彼女が偉大な歌手であることにピンとこないのです。ボクは高橋真梨子がよかったな。彼女、ますます歌が素敵になってます。コボちゃんと結婚する前、一緒にコンサートにいったけど、あの頃とちっとも声が変わってないのです。見た目は知らないけれども、です。我が家の場合は地デジ以来、ずっとラジオでの紅白鑑賞です。だからボクはもちろん、コボちゃんも新しい人たちの顔は知りません。豪華なステージ衣装やカラフルダンスが見られない分、損してるのかもしれないけど、歌合戦なんだから、気にしないもん。あはは。

▲ 除夜の鐘黒澤映画親子酒




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