全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2017年9月25日~10月1日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたりしたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。
 さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌のほとんどはリアルな出来事ですが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はどうぞご理解ください。


◆ ウィークリーフレーズ 今週の言葉です

 人は 見ている方向に 進むもの


 30歳を過ぎてバイクに乗り始めた頃の話です。最初のバイクはゼロハン。50CCのチンケなバイクでした。原付自転車とも呼ばれる原始的な乗り物です。スピードも出ないし馬力もありません。でも急なカーブではすごく緊張しました。ブレーキがあまり効かないからです。不安でたまりません。路肩に衝突するのではないかと道路の端っこばかりに目をとられます。するとますますバイクは路肩に向かって進んでいくのです。やがて中型免許を取得するため、ボクは自動車教習所へ通うようになりました。ゼロハンでは危なくてたまらないからです。そしてそこでもボクは同じ過ちをやらかしました。並んだパイロンを避けきれず、蹴散らしてしまったのです。教官に怒鳴られました。
「おい、お前!バイクは見ている方へ進むんだ。コーナリングしているバイクレーサーたちの顔はどっちを向いていると思うか。みんな、コーナーの出口を見てるだろ。そうしてりゃ、バイクは自然にコーナーを抜けてくんだ」
 目から鱗が落ちました。それからボクは一度もコーナリングをミスったことがありません。やがて失明したボクは二度とバイクには乗ることができなくなりましたが、盲人人生においてもコーナリングの名人になることができました。
 一瞬先は闇かもしれないが、また光かもしれない。そうです。ボクは盲人人生を明るい未来に向かって発進したのです。


0925・月・

 NHKラジオ第2「朗読の時間」は今朝から夏目漱石の「坊ちゃん」。これ、何度読んだかわからない。そして何度読んでも面白い。小6のとき、この「坊ちゃん」を初めて読んで夏目漱石をかじったつもりになっていたけど、とんでもない。かじるどころか、蠅が秋刀魚の開きにすがって、ほんのひと舐めしたほどにもわかってなかったのだ。この歳になるまで、どれだけ読んできたかわからないけど、読めば読むほど面白い。新しいことがどんどん出てくる、見えてくる。世の中、若過ぎて意味がわからないことだらけ。夏目漱石の文学もそのひとつなのだと思います。だからいくら年齢を重ねても、今から始めて遅過ぎるということはないのだと思います。

 「香」という文字をふたつ重ねてシャンシャン。これで手を打ってシャンシャン。パンダだけに、この名前で白黒がつきました。シャンシャン。いや、チャンチャン。

 透析中、ポケットラジオで文化放送、金沢雅美さんのラジオ「ちょっと寄ってかない」を聴く。半年間、お疲れ様でした。そう。残念なことに今夜でこの番組、終了してしまうのだ。帰宅してすぐ、その残念という気持ちをお疲れ様でしたという言葉を添えてメールする。すると金沢雅美さんからもメール。実は次のラジオが決まっていたのだ。提供は「ちょっと寄ってかない」と同じくリンレイ。そして放送局はJ-WAVE。ボクとコボちゃんの大好きなJ-WAVEである。そして番組名はSomewhere in Asia。金沢雅美さんはヤーメイというキャラクターで番組をナビゲートもする。国際パーソナリティー金沢雅美さんにふさわしい役柄といえるだろう。こいつは春から、じゃなくって、秋からめでたい話なのである。

 今朝の日の出は5時31分、日の入りは17時34分。ずいぶん季節が進んでいる。気がついたら蝉の声が聞えなくなっている。そんな真夜中、窓の下で密やかにツヅレサセコオロギが鳴いている。実は窓を開け放したまんまで寝ているのだ。油断していると風邪をひく季節ではあるのだが、まだ夏の余熱が残っている。天気予報は当たらないし、それなのに情報は飛び交う死、ここまでは大丈夫という肉体に装備されているサーモスタットを信じてやるしかないのである。もちろん枕元には電子蚊取り。この余熱の中では秋の蚊たちは吸血活動をやめたりはしないのである。
 それにしても玄関や階段の隅に潜む秋の蚊の吸血軍団にやたら襲われている。痒い痒い、痒くてたまらない。秋の蚊はなんでこんなに痒いのだ。子孫繁栄のためとはいえ、ひどいじゃないか。ポチンと吸われたたった一か所の局部的な痒みがたちまち全身に広がっていく。くそ。蚊のアマゾネス軍団、こういうことをやってるから蚊取り線香とかキンチョールとか、殺虫剤が次々に開発されてしまうのだ。パチンと潰され、無慈悲に殺され、鼻クソのように丸めて捨てられても文句はいえないのだ。

▲ 秋の蚊は搾り取りますアマゾネス


0926・火・

 また夏が戻ってきたみたいな陽気だけど、太陽は確実に傾いていて、日差しがボクの左半身を温めている。いや、温かいのを通り過ぎて熱くなってきているのかもしれない。低温火傷の心配もあるけど、これが冬になると暖房費の節約に大きく貢献してくれるのだ。日当たりがよいと、それだけ生活が楽になるのである。

 世田谷線の招き猫電車が話題になっている。東急世田谷線に幸福の招き猫電車が登場することになっているらしいのである。つり革も招き猫仕様で、猫耳と猫招き手がついている。この招き猫電車、東急世田谷線の前身、玉川線の開通110周年を記念したラッピング電車というのがその正体。コボちゃんとアルルとの散歩コースの終点、小田急線豪徳寺駅は世田谷線の山下駅前でもあるのだ。小田急線豪徳寺駅は招き猫発祥の地を記念して、巨大な招き猫が鎮座ましましている。豪徳寺には無数のまねきねこがコレクションされているとかで、どうやらこの電車、それら招き猫のデザインでラッピングされているらしいのだ。床にはピンクの猫の足跡もプリントされているとかで、うまく出会えるとラッキー、てなことになるのだが、さてさて、どうなるか。

 笑った笑った、嘘八百に笑った。並べた並べた、屁理屈を並べた。安倍晋三の苦し紛れの解散騒ぎ、どう弁明したって不自然極まりない。実はこの解散、仏滅解散といわれている。9月28日は仏滅なのである。北朝鮮のミサイルに備えるための解散とか何とか理屈を並べちゃっているけど、この時期の解散って、敵に背中を見せるようなもの。仏滅どころか、神様も呆れる敵前逃亡解散とも呼ばれているが、この場合の敵は北朝鮮じゃない。もりかけ問題で安倍晋三に迫るまっとうな国民のことなのである。で、安倍晋三が動き出した途端、小池百合子も新党をリセットいたしますとか何とかいっちゃって、行動を開始した。憲法改悪を自分の手柄にしたくてたまらない安倍晋三と、女性初の総理大臣になりたくてたまらない小池百合子。テーブルの下でそっと手を握り合っていないといいのだが。危ない、危ない。

▲ 世田谷に猫の電車と秋の空


0927・水・

 朝5時22分、顔を洗っていたらピロピロリン。久しぶりの緊急地震速報である。揺れに備えていたら揺れる予測の中心は東北と北海道。家具を押えていた手の力を抜く。やがてラジオから伝わったのは青森県を中心に最大震度4の地震が発生したという情報。マグニチュードは6、震源は岩手県沖で深さ30キロ、ということだった。大きな地震でなくて本当によかったと思う。政府は予知を前提とした警戒宣言の発令を再検討すると発表していたけれど、本当に地震予知ができると思っていたのだろうか。大風呂敷を広げるのは勝手だが、税金は大事に使っていただきたいと思う。

 秋の風がちょんわガラスの声を運んできた。ああ、元気だったのかと思う。今までどこをほっつき歩いていたかと、いや、ほっつき飛んでいたかと思う。最近のカラス事情は食糧難と聞いてとっても心配してたんだぞ。お前とオイラ、古い付き合いじゃないか。口真似をするオイラを確かめに、ベランダにやってきたりするじゃないか。道で出会えば挨拶なんか交わすじゃないか。な。迷惑かもしれないけれど、これからも仲良くしてくれよな。

 夜、いい音がしている。しとしとと優しく雨が落ちている。明け方になると激しい雨になると天気予報はいってるけれど、本当かしらと疑いたくなる。最近の天気予報、外れてばっかりだもんな。
▲ 風の音拾う補聴器秋桜
 これはNHKラジオ「昼の憩い」のリスナー俳句。秋らしい吟であると思う。

▲ 秋風や烏の声を運んでる


0928・木・上弦・

 前原誠司のせいで民進党が消えてしまう。永田町は魑魅魍魎が跋扈するだけでなく、キツネやタヌキも大活躍。赤いキツネと緑のタヌキ。そう。小池百合子は緑のタヌキと呼ばれているのです。フィルムを破り、蓋を開くまでは中身の見えないタヌキです。その正体はもしかして、民進党の暗殺者かもしれません。

▲ 秋風や年寄り連れの若い犬


0929・金・

 今朝の北海道は氷点下になったという。岩手県の盛岡近辺でも氷点下になったという。おまけに稚内の海の先、利尻島の利尻富士では初冠雪が観測されたらしい。つまり何がいいたいかというと、もう冬がすぐそこまできていますよという話です。

 まるでヒステリーのマントヒヒ。そんなに絶叫しなさんなよ、安倍晋三。モリカケ前線、敵前逃亡。インチキ解散、嘘八百。腹の中のどす黒さや弱みを見せないために必死になっているとしか思えません。とにかく解散という最後っ屁でこの政権の難所を乗り越えて、何が何でも早いとこ、憲法改悪をやらかしたいんだよね。困ったもんです。

 最近は緑のタヌキが板についてる小池百合子のおねえさま、次々に言葉は生まれてくるけれど、具体的なことは何もいってない。新しい政党で何がやりたいのか、ちっとも見えない、サッパリわからない。そんなことで本当に総理大臣になれると思っているのかしら。要するに我が国最初の女性総理大臣になりたい。ただそのことだけが目標のように思えて仕方がない。都知事になってずいぶん経つけれど、未だに鵺そのものの小池百合子が代表の希望の党は立ち上げ当人と同じく、さっぱり正体不明なのである。それにしても前原誠司が無所属で立候補するって、何だ、この動きは。要するに前原誠司も鵺の仲間だったということなのか。前からフラフラしてて、ちっとも肝の定まらないチンケな男だとは思っていたが、ここにきてついに尻尾を暴露したな。

▲ 解散の風に舞い立つ秋の蠅


0930・土・

 1999年の今日、茨城県東海村の核燃料加工会社JCO東海事業所で臨界事故が勃発した。ウラン燃料をバケツで掻き回し、青い燐光が発生して臨界に達したことに気づいたときは既に手遅れという、お粗末極まりない事件である。この違法な作業が原因で現場の作業員2名が死亡、住民を含む600人余りが被爆した。不思議なのは原子力村関係がこの事故によって何も改善されていないこと。これ以後も原子力関係の不祥事が延々と続いている。その最大の事故が東電福島第一原発の一連の出来事だろう。被害者の存在や被害の形は明らかなのに、一向に原因や責任の所在が明らかにされていないし、満足な賠償金の支払いも済んではいない。原子力村の住人たちに自覚してもらいたいのは、自分たちの取り扱っている品物が地上最悪の毒物であるという間違いのない事実なのである。

 涼しくなったから途中でラーメンが食べられる。クルマの中にイヌやネコをそのまま留守番させていても、熱中症になることもない。というわけで、関越道嵐山(らんざん)サービスエリアで醤油ラーメンをたぐる。ここのラーメン、オーソドックスなラーメンなんだけど、チャーシューが秀逸。胃袋が見逃してくれれば、チャーシューメンを食べたいところだけれど、チャーシューを残したりするとコボちゃんに、
「年寄りなんだから無理しないでよ。お肉が勿体ないじゃないの」
と一喝される。このラーメン、メンマが実にメンマらしく、その香りがラーメン全体を実に中華なハーモニーに整えてくれて、実に幸福感を高めてくれる。そして仕上げはスープに浮遊するネギの小片の掬い取り。目が見えなくても大丈夫。箸というセンサーを器用に操作して、微塵に刻まれたネギたちをワンポイントに集合させ、口の中に誘導する。イヌ食いと馬鹿にされそうだが気にしない。それよりひとかけらでもネギを無駄にしたくないのである。ああ、満腹。これで軽井沢がいくら涼しくても大丈夫。胃袋に供給されたラーメンがエネルギーとなって、肉体を冷たい空気から守ってくれるに違いないのだ。

 北軽井沢のスタジオに到着したら早速、ラップトップパソコンと外部スピーカーをセッティング、今回の滞在の日々に備える。安心したらぐっすりと眠る。早朝の出発だから、やたら眠いのだ。犬も猫も眠いのだ。けれどコボちゃんだけは元気。プリンスランドのソフトクリームを餌にアルルを散歩に引っ張り出した。そしてボクは夢の中に沈みこみながら、玄関ドアに鍵のかかる音を確認するのである。

 コボちゃんに声をかけられて目が覚めた。プリンスランドで超大型犬のバーニーちゃんと遊んでいたら、こんな時間になってしまったのだという。そう。もう外は真っ暗なのだ。
「バーニーちゃんと遊んでいると、アルルが子犬みたいに見えるのよ」
「バーニーちゃんって、あのバーニーちゃん」
「そう。あなたも会ったことのある、あのバーニーちゃん。で、その飼い主さんね、半年間は別荘暮らしだから、この界隈のことはよくご存じなのよ。たとえばあの三本足のキツネの子。あの可哀想なキツネの子はみんなによく知られていて、最初は欠けていたのは足の先だけで、それがだんだん短くなって、そして肩のところまで欠けてしまったんだって。きっとだんだん腐ってしまったのね。今年の冬を無事に乗り越えられるといいんだけど」
 さて、プリンスランドには大きな胡桃の木があって、この季節、バーニーちゃん、胡桃の実を目当てに集まるリスを追いかけたくて、毎夕、この庭にやってくるのだという。
「ねえねえ、胡桃の果実って見たことある?」
「みたことあるよ、もちろん。あのチロリン村と胡桃の木の胡桃だろ」
「そうよ、その胡桃の実よ。でも、本当は見たことないでしょ」
「あるよ。クルミ割りで割って食べてたもん」
「だから、その割らない分」
「いってること、わかんない」
「じゃ、見せてあげる、ほら」
「うそ!」
 ボクの手に乗せられたのは丸くて柔らかくて細かい毛がはえた小さなキーウイフルーツみたいな果実。ボクの知っている胡桃の実とは似ても似つかぬ代物。そしておかしな匂いがする。あのやさしい香りの木の実とははるかに遠い匂いである。
「あのね、そのまわりの果実が腐って落ちると、あの堅くてゴツゴツした、ほら、梅干しの種みたいな木の実が出てくるのよ」
「そういえばこいつも何となく梅に似ているかも。
 そしてこいつの匂いは漬物にしてもどうしても、食べたいという気にはさせてくれない。このまんま地面に埋めてほったらかしにして腐るにまかせ、そして中身の堅い種が出てくるまで待つしかないらしいのである。くるみ割り人形の出番はそこからであるらしいのだ。

▲ お土産は青くて丸い胡桃の子


◆ 10月・神無月・
1001・日・都民の日・

 1920年、大正9年の今日、第一回国勢調査が実施された。この調査により日本国の人口は5千5百96万3千53人と発表された。その頃から考えると、今の日本人は倍になってる計算である。それでも人口が足りないといわれるのだから、つまり日本人はずいぶん無駄な暮らしをしているのかもしれない。少ない人口で少ない資源を大切にする暮らしが営めれば、本当に豊かな暮らしができるのに。そして1964年の今日、東海道新幹線が開業された。5年半の歳月と3千8百億円の工事費が投じられ、10月10日開幕の東京オリンピックに間に合わせた快挙であった。こういうことは得意なのだ。人工が倍になったから可能なのだ。だからといって、次のオリンピックがうまくいくとは限らないのだよ、フェルプス君。

 毎月一日恒例、全国の日の出と日の入りの時刻である。札幌の日の出は5時31分、日の入りは17時17分。仙台の日の出は5時32分、日の入りは17時20分。東京の日の出は5時36分、日の入りは17時25分。大阪の日の出は5時52分、日の入りは17時43分。福岡の日の出は6時12分、日の入りは18時3分。じゃんじゃん昼間の長さが短くなっていく。お日様の出番が少なくなっていく。これからはどうやって夜を楽しむかが勝負となるのだ。

 目覚めると我妻地方に霜注意報が発令されていた。ラジオがそう伝えているのだ。その通り、コボちゃんがアルルを連れて外に出ると、あたり一面真っ白になっていて、思わず手袋が欲しくなるほど空気が冷たくなっていたという。これまでで経験した最も寒い北軽井沢となっていた。けれども強力な石油ガスストーブのおかげでボクは寒さ知らず。軽井沢の別荘地帯の皆さんが薪ストーブを愛用するわけである。

 今日から10月、値上げがあれこれ。あんまり耳にしたくない情報ばかりだけど、この秋で緊急地震速報が10年目に入るとはほんの少しばかり興味ある話題である。東日本大震災で毎日のように鳴り響いていたチャイム音だけど、それでも認知度はまだまだであるらしい。ま、世間はやたら広くて、いろいろな人がおられるのだ。あれだけ騙されてもそれでもまだオレオレ詐欺に騙される人々がいたり、安倍晋三を当選させる人間がいたりするわけだから、世間が広いということは、それだけ多種多様な感性があるということなのだ。それにしても困るのはNHKラジオの全国放送を聴いているときに鳴り響く緊急地震速報。それが沖縄なのか北海道なのか、それともこのあたりなのか、最後まで聴いてみないとわからない。そしてぼんやりしてたら、このあたりだとわかってからじゃ間に合わない。なのでとにかく、緊急地震速報が聞えたら取り敢えず玄関に飛んでいって、飛び出す準備だけはしておくのである。

 横長のお皿に新秋刀魚の塩焼きが一匹半横たわっている。隣の鉢には山盛りの大根おろし。今年の秋刀魚は不漁と聞いていたが、今回の秋刀魚は大きくて脂も乗っている。そんな新秋刀魚の上半身が二体、下半身が一体、ジュウジュウと音をたててボクの箸を待っているのだ。秋刀魚のはらわたの苦さと醤油のアンサンブルが好きなボクのために上半身が余分に提供されているのだ。というわけで軽井沢と新秋刀魚。こいつが素敵なアンサンブルといえるかどうかはわからないけど。

 DeNAのセリーグ3位が決定した。クライマックスシリーズの出場が決定した。そしてジャイアンツはBクラスが決定した。ついに巨人軍、このシステムが始まって以来、初めてその出場資格を失ったのである。そして次第にジャイアンツは普通の球団に落ち着いていくのかもしれない。あの栄光のVナインは二度と戻ってこないのかもしれないのだ。

 鳥取環境大学の小林朋道こばやしともみち)教授のご著書「先生、犬に山椒魚の捜索を頼むのですか・鳥取環境大学の森の人間動物行動学」をプレクストークで聴いている。コボちゃんと酒を飲みながら聴いている。ことに蝙蝠育ての話が感動的なのだ。日本の大学にこれほどに蝙蝠を愛して育てるグループが存在したのかと驚きと喜びをもって拝読している。蝙蝠の赤ちゃんの体温が低下しては大変と、授業中も懐から蝙蝠ベイビーを瞬間も放さない小林先生の生き方がたまらない。こういう内容の本だとは思っていなかったので、今夜は幸せな気分なのだ。

▲ 一匹と半身が並ぶ新秋刀魚



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