全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2017年9月4日~10日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたりしたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。
 さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌のほとんどはリアルな出来事ですが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はどうぞご理解ください。
◆ ウィークリーフレーズ 今週の言葉です

小さな痛みでも 大きな痛みでも
本人にとっては 最大の痛みなのです

 足掛け32年、人工透析で生かされている。週に三回、左腕に畳張りみたいに太い注射針を2本も刺されている。一年間は50週間よりも多いから、左腕に刺された回数はボクの頭脳ではとても覚え切れない。これまで生きてきて、ずいぶん痛い思いをしてきた。毎日のように眼球注射をされたこともあったし、自動車に正面衝突されたこともあった。けれども、みんなすっかり忘れてしまった。その代わり、いつでもこれから刺されるこの注射針が世界でいちばん痛いような気がしてならないのである。


0904・月・

 高原の朝である。秋の朝である。この乾いた空気の中で「おえかき」できる幸せを味わっている。描くのはマッシュルームのビートルズ。そう。初期のビートルズはマッシュルームカットで売り出したのである。そしてキノコのポールも左利き。ホフナーのバイオリンベースを左の指で爪弾いている。ジョンのギターはリッケンバッカー。もちろん蟹股で掻き鳴らす。キノコのポールとジョンも仲良く並んで演奏する。ポールが左利きだから、ギターとギターがぶつからないのです。ちょっと離れてギターをこねくり回しているのがキノコのジョージ。ちょっとはにかんで、マイペースです。スティックで太鼓を叩くキノコのリンゴスターは真面目におどけます。四人のサウンドにゴキゲンになってるネズミのコックさん、フライパンを振りながら踊ってます。もちろん今夜はキノコ料理。この絵のタイトルは「キノコはアイドル」。さて、本当にこのキノコたち、ビートルズに見えるかどうか。カレンダーができたら確かめてね。

 外に出るとすっかり秋の雰囲気。青空の下、コボちゃんが鼻歌でハンドルを握ってる。ここんとこ、雨も降ってないので道端の滝の水も減っている。観光シーズンが終わったせいか、病院までの路はガラガラ。けれどもスピードは控え目に。秋のグルメに浸っているイノシシや鹿さんを病院送りにしたくないからです。そう。これから病院にいくのは透析患者のボクなのです。

▲ 外に出て乾いた風に秋の雲


0905・火・

 朝いちばんで表紙の練習。五語いちばんで下絵を仕上げる。2枚仕上げて1枚をコボちゃんに選んでもらった。夕方、コボちゃんに色指定をして仕上げ作業に突入する。これで俳句の最終選考をして文字原稿を完成させればカレンダー2018の準備は完了。肩の荷物がひとつ軽くなるのです。

 今朝も北軽井沢は秋の雰囲気に満ちている。一昨日までは聞こえていたのに、今日は蝉の声もしない。ずっと雨が降っていないので林も乾燥している。下草がすっかり刈られているので斜面も歩き易い。クルマに乗り込みカッちゃんの店へ。カッちゃんというのはスタジオクラスターのヒロコママの幼馴染。北軽井沢ではときどきお世話になっているお蕎麦屋さんである。けれど、お見せの前までいったら、カッちゃんはこれから眼医者さんにいくという。おお、バッドタイミング。そういうことで店はお休み。残念ながらカッちゃんのおいしいお蕎麦は次回にお預け。仕方がないからご近所のお店でランチする。でもやっぱ、カッちゃんのお蕎麦と天麩羅で天ざるを食べたかったな。

 夜中のロケット花火ならば迷惑ではあるけれど、遊び足りない若者たちのために納得はできる。けれど北の若い三代目の花火遊びやロケット遊びには不安を覚える。そのせいで浅間山の上空で繰り返し、ジェットエンジンの轟音がしているのだ。あれは民間機ではない。間違いなく軍用機である。ロケット遊びに夢中になってる北朝鮮に備えての自衛隊の軍用機の訓練飛行である。もしも米軍機であったなら、北朝鮮へのアクションが近いということになるのだろうか。いずれにせよ、北野水爆実験からこっち、不穏な空気が満ちている。 とはいえ、戦争だけは避けてもらいたい。太平洋のあっち側、はるか遠くのアメリカはいいだろうが、朝鮮半島でドンパチやられたら日本と韓国がたまらない。年寄りや子どもたちや障害者がたまらない。戦争になれば被害はたちまち弱者に及ぶのである。

▲ 新しきスケッチブック秋うらら


0906・水・満月・

 感染症に対する注意喚起を呼びかける記者会見場で恐怖のウィルスを媒介する草原のエイリアン、マダニが脱走したというニュース。体長50メートルのゴジラなら見つけようがあるけど、体長3ミリメートルのマダニを逃がしたんだから簡単に見つかるわけがない。結局殺虫剤をぶちまけて一件落着。わざわざ本物を連れてきて、どんな意味があったというのか。標本でも映像でもよかったのにね。バッカじゃなかろか。

 カレンダーの全作品を仕上げていたら帰りは日没を過ぎてしまった。クルマで移動する人と犬と猫。ボクらを見送るのは秋の虫の名演奏。高速道路を突っ走っているのに、彼らの声は、あの翅(はね)と翅(はね)を擦り合わせて発する振動を声といっていいのかどうかはわからないけれど、蟋蟀さんたちの名演奏がクルマの仲にも響いてくる。あんな小さなボディーの、どこにそんな力があるのかと思わず感動してしまう。秋の虫さんたち、どうかそのフィルハーモニー、いつまでも続けてくださいね。

▲ 奏でるねあの蟋蟀を雇いたい


0907・木・白露・

 未明、北軽井沢より無事に帰宅。ラップトップパソコンや外部スピーカーなどをセッティングしながらラジオ深夜便を聴いている。今朝の音楽特集はクレイジーキャッツ。あの愉快で楽しくて懐かしい歌声が聞こえてくる。無責任とか適当とかC調とかスーダラとか、高度成長時代の希望にあふれた時代の雰囲気を反映した青島幸男の作詞の数々を、ハナ肇や植木等(うえきひとし)、谷啓(たにけい)などのメンバーが底抜けに明るく歌っている。そういえば今週の「昼の憩い」もずっと植木等(うえきひとし)の曲をかけていたけど、今週はクレイジーキャッツと何か関係があるのだろうか。考えてみれば、メンバーのほとんどは既にあの世の人たち。でも、その歌声を聴いていると、今もテレビの中から全員が飛び出してきそうな気がするのは不思議なこと。優れた仕事は永遠に生き続けるのである。

 本日は白露ということだが、東京の朝夕も本当に涼しくなったと思う。そして今日は午後からぱらぱらと雨も落ちている。その中をコボちゃんの運転するクルマで透析室に向かっている。街路樹からは蝉の声。もしかしたら、これが最後の蝉の声かもしれないと思うと、やっぱりちょっと寂しいよね。

▲ コーヒーをドリップすれば白露かな


0908・金・

 またまたNHKマイ朝ラジオ、「今日は何の日」の受け売りですが、1977年の今日、日本最初の静止気象衛星ひまわり1号から最初の画像が送られてきた、ということです。台風9号の雲が映し出されていたそうで、ということは、それまではレーダーか、アメリカの気象衛星の情報を頼りにしていたんだよね。でもさ、最近の天気予報の外れっぷりもすごいよね。とても気象衛星をいくつも飛ばしてきたとは思えないほどの成果です。これも地球温暖化の影響なんでしょかね。天気予報が当たらないのは温暖化の影響で、その天気予報をしている気象関係者が予測する地球温暖化って何なのでしょうかね。

 6日、この11年間で最大クラスの巨大な太陽フレアが観測された、という情報が入ってきた。本日の午後3時頃、地球に太陽嵐、大量の荷電粒子がやってくるのではないかと懸念されている。GPSが狂ったり、ケータイ電話に影響があるなんて噂されているけど、さて、どうなるか。ボクはその頃、透析を受けているけれど、機械に悪い影響がないといいんだけどね。もしかして、北海道あたりでオーロラが見られるかもと期待している向きもあるらしい。けど、詳しく聞いてみると今回の巨大フレアは観測史上14番目の強さということ。2006年以来最大ということで、そんなに脅(おど)かすなよ、といいたくなるけど、太陽観測に人々の注目が集まるということでは意味ある報道だったのかもしれない。北朝鮮のミサイルや核実験でとんがってる世の中だから地球や宇宙規模のニュースがあってもよかったんだよね。それにしても北朝鮮は安倍晋三の応援団をやってるとしか思えない節(ふし)がある。森友や加計学園問題であれだけシュンとしていた安倍政権が北朝鮮が何かやる度に元気になっていくのだ。もしかしたら金正恩は中国との石油パイプラインだけでなく、東西各国首脳と軍事的パイプラインがあるのかもね。緊張関係と軍需産業は深い関係があるからね。と、関係のない話をしてるみたいだけど、水爆実験と太陽フレアは核融合というテーマでは強く結ばれているのです。チャンチャン。

 窓の外ではツクツクボウシが鳴いている。木の上で元気よく鳴いている。そして草むらでは蟋蟀も鳴いている。気温は23度。Tシャツ1枚では涼しいくらい。そりゃ当たり前。この時期は夏と秋との交差点。けれどもボヤボヤしてもいられない。白露を過ぎて、いよいよ季節は秋に向かって落ちていく。今年の夏、あんまり夏らしさを楽しませてくれることなく、尻すぼみに消えていく。寂しいなぁ。

 脇の甘い山尾志桜里(やまおしおり)議員。アバンチュールするんなら、もっと慎重にやんなくっちゃね。週刊誌は鵜の目鷹の目、生き馬の目を抜こうと、ありとあらゆる有名人の周囲をうろついている。山尾議員、離党記者会見のとき、声を震わせながら男女の関係はありませんよ、などと見得を切っていたけれど、そんなに無理することないのに。男と女のことです。何があっても不思議じゃない。この世間、自分がいい思いをするのは許せるけれど、人がいい思いをすることだけは許せないというやからだらけ。そんな世間が不倫を絶対悪のように取り扱っているけれど、ついこの前までは政治家や社長の二号三号は当たり前。晩酌と妾は二号までね、なんてジョークが普通に囁かれていたんだから。そもそも一夫一婦制とか神前結婚とかは明治からのことで、単なる西洋の猿真似。江戸時代までは誰でも夜這いをしてたんだからね。トカゲなんか、今でも夜這いをしてんだからね。日本の伝統的結婚の形式は通い婚なのですよ。とにかく、結婚していようといまいと、男と女が恋に落ちるのは自然現象で防げるもんじゃない。ニュートンが観ていようといまいと、リンゴが木から落ちるようなもんなのです。あんまりいじめなさんなよ。

▲ 法師蝉おいてけぼりの夏ひとつ


0909・土・重陽の節句・救急の日・

 太陽フレアの地球到達とは関係ないと思うけど、想いたいけど、ここのところ地震がやたらに多い。メキシコで大きな地震があったし、昨夜は秋田県で震度5強の直下型地震を記録した。今朝もその余震であろう、同じ秋田県で震度4の地震を記録している。太陽フレアとメキシコの地震が秋田県に影響して直下型地震を連動させたとは考えにくいが、そんなことは絶対にあり得ないが、日本の東北、太平洋側海岸に津波が押し寄せる可能性があると聞いては何となくお尻が痒くなる。人間は無知だし不安に動かされるから、地球の裏側とか太陽とかの天文レベルの異変にはちょっとばかり弱いのだ。そしてこうした人間の無知や不安に乗じてくるのが詐欺師たち。科学の格好をしただけのエネルギー不滅の法則をまるで無視した偽科学商品とか、人の心の隙間に潜り込むオレオレ詐欺とか、ぼんやりしてるといつ騙されるかわからない。桑原桑原、なのである。

 TBSラジオ、久米宏の「ラジオなんですけど」のリスナー投稿によると、北朝鮮の水爆実験の翌日は、夜9時を過ぎた横浜でも、爆音を轟かせて上空をジェット戦闘機が幾度も幾度も通過していったという。ボクとコボちゃんが北軽井沢の浅間山上空で轟くジェットエンジンの通過を経験したのはその翌日のこと。いよいよ航空自衛隊が忙しくなってきた。本日、グアムからB1爆撃機2機が飛来し、それに航空自衛隊のF15戦闘機2機が合流、東シナ海で合同訓練を行った。本日は北朝鮮の建国記念日ということで、ミサイルの発射実験が懸念されている。この日米合同訓練は以前から計画されていたものとされているが、さてどうだろう。日本はアメリカと仲良しなんだから、大陸間弾道弾なんかを日本上空に黙って飛ばしたらひどいからね、と脅(おど)かしているようにしか思えない。B1爆撃機といえば泣く子も黙る協力兵器。脅しにはもってこいの暴力装置なのである。こうした暴力装置に国の平和が守られているという現実も忘れてはならない。悲しいけれどね。

▲ 戦闘機突っ切っていく星月夜


0910・日・

 東京の本日の日の出は5時20分、日の入りは17時56分。月齢は19.4ということです。一日が短くなりつつある、ということです。

 1960年の今日、NHKと民放でテレビのカラー放送が始まる。カラーテレビの本放送が開始されたのである。その頃のこと、近所の子どもたちと我が家の白黒テレビを眺めていると、画面の端っこにカラー試験放送という文字が現れた。こりゃすごい。黙って見ていれば白黒画面がそのうち総天然色に変化するものと大騒ぎ。みんなわくわくして画面を見つめていると、目の錯覚で白黒画面にいろいろな色彩がちらちらしてくる。ほうら、カラーになったぞと狂喜乱舞してたら父親に馬鹿にされてしまった。父親は東京電力の社員でラジオでもテレビでも何でも修理してしまう家電製品のプロであったのだ。東電は家電メーカーじゃないけどね。1967年、大学生になってから我が家で初めてウルトラセブンをカラー画面で見られて感激したことを鮮明に記憶しているので、我が家のお茶の間にカラーテレビが出現したのはカラー放送が始まってから7年後のことだったのだ。そしてやっぱりウルトラセブンはカラー放送がよかったのだ。

 予想最高気温は30度。そう聞いたからではないけれど、やたら蒸し暑い。けれども冷房は入れてない。アルルが足元にやってきて、はあはあと喘いで見せ、冷房の要求をしない限り不必要な冷房は入れないことにしているのだ。そして中途半端に汗っぽいのでTシャツの両腕がだんだん痒くなってくる。そのうち猛烈に痒くなってくる。しまいには痒くて痒くてたまらなくなってくる。なんだ。蚊に食われてるじゃないか。両腕とも食われているじゃないか。涼しくなって油断してたら、蚊のやつらは少しでも気温が上昇すれば、たちまち活動を開始してくる。秋の蚊がしつこいのは子孫繁栄の最後のチャンスに賭けているから。ご存じの通り、吸血するのはみんなメス。産卵にはエネルギーが必要なんです。

 大相撲秋場所が始まって嬉しいけれど、初日から三横綱が休場なのはやっぱり緊張感に欠けますね。その証拠に三人しかいない大関のふたりまでが敗けてしまった。こうなると、若手力士に頑張ってもらうしかないでしょう。てなこと考えながら相撲中継に傾聴していた午後4時過ぎ、小田急線の電車が火事だというアナウンスメントが飛び込んできた。走っていた電車が沿線の火事からもらい火をしたというのだ。おかげで小田急線は止まってしまい、その情報が繰り返し挿入されるので、大相撲を楽しんでいるどころではなくなってしまった。それにしても走っている電車に燃え移るような火事って、どんな火事なんだろうと思っていたら、沿線の誰かさんが緊急停止ボタンで電車を火災現場で止めてしまったらしいのだ。そりゃ燃え移るよな。結局小田急線が動き出したのは夜の9時半。大騒ぎなことでした。

▲ 秋の蚊に思考能力吸われてる




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