全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
プロフィール

emunamae

Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



リンク

このブログをリンクに追加する



カテゴリ



最新記事



検索フォーム



月別アーカイブ



RSSリンクの表示



QRコード

QRコード



最新トラックバック



2017年8月28日~9月3日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。


0828・月・

 毎日必ず耳を傾けているNHKラジオの「昼の憩い」に天才ピアニスト、フェビアンレザパネ、パネさんの音楽がかかっていた。石垣島あたり、沖縄をテーマにした楽曲である。おそらく作曲とピアノがパネさん。その他、パーカッションやウッドベースが聞こえているのは彼の率いるユニットであるに違いない。パネさん、御健在。嬉しいことである。その昔、長谷川きよしさんのご縁で、パネさんのライブを聴きにいったり、一緒に食事をしたり、ずいぶん遊んでもらいました。実はパネさん、世田谷のご出身。駅前の美登利寿司(みどりずし)で並んで寿司をつまんでいたら、店主が、
「おい、パネ。お前、こんなとこで何してんだよ」
と声をかけてきた。実はクラスメイトだったのです。

 今夜は文化放送、金沢雅美の「ちょっと寄ってかない」のオンエアだから、というわけじゃないとおもうけど、よく眠れない。昼寝もできなかった。で、透析中にもしも居眠りをしていて本放送を聞き逃すのも口惜しいから、看護師に8時になったら起こしてもらうようにお願いしておいた。おかげで聴くことができた。そのためにいつもポケットラジオを携帯しているのである。それにしても、自分の声をラジオから聴くって、かなり恥ずかしいです。これまでは、ラジオ出演のほとんどが生番組だったから。帰宅したら、放送を聴いてくれた人たちからあれこれとメールが届いていた。ありがたかった。

▲ あの人の声が聞えるいわし雲


0829・火・上弦・

 またまた朝から大騒ぎである。朝の5時58分、懲りない金正恩がミサイルを打ち上げたのだ。すわ一大事。6時2分、日本政府はJアラーとを発令。頭をかかえろ、頑丈な建物に逃げこめ、地下道に潜れと大騒ぎ。んなこといわれたって、山で芝刈りをしているおじいさんや、川で洗濯をしているおばあさんはどうすんのさ。田んぼで野良仕事をしている善男善女はどうすればいいのさ。日本国民で核シェルターを準備している人なんていないんだから、パニックになるだけじゃんか。安倍晋三、あまり無責任に騒ぎなさんなよ。あの戦争が終わって72年も経ってるのに、あの頃の空襲警報と同じことをやってるなんて、進歩がないよね。いや、むしろ退歩してるのかな。少なくともあの頃の日本人は防空壕だけはお庭に掘っていたからね。それにしてもケータイ電話が普及してんのに、やれることが同じなんて、情けないじゃありませんか。頭を使ってない証拠です。で結局、ミサイルは北海道上空を通過し、太平洋に落下した。不審な物体を発見した場合、近寄ったり触ったりせず、すぐに警察や消防に通報してくださいとは納得のアナウンスメント。なんせ北朝鮮の液体燃料には毒性の高いジメチルヒドラジンという物質を使用しているという情報があるからね。大量に吸引すると死ぬというのだから恐ろしい。やっぱ北朝鮮には液体酸素や液体水素を取り扱うにはお金がかかり過ぎるのかもしれないね。

▲ 赤蜻蛉超えてミサイル飛んでいく


0830・水・

 蒸し暑くて冷房のお世話になりっ放しである。ここまで天気が悪く、まるで真夏らしくない8月だったけど、これって8月の最後の悪あがきなんだろうか。ま、夏が大好きなボクだから、暑いのはウェルカムなんだけどね。

 2005年の昨日って、ハリケーン・カトリーナがアメリカ本土に上陸した日なんだよね。それまでの最大級のハリケーンがルイジアナやミシシッピーを直撃して、1300人以上が犠牲になり、66万棟の家屋が全半壊したんだよね。というわけでアメリカを襲ったハリケーンとして記憶に残っているのがカトリーナなんだけど、実は今もアメリカを強大なハリケーンが襲っているのだ。このハリケーン・ハービーがもたらした降水量は1300ミリ。実に深さ1.3メートルの雨だからたまらない。アメリカ第四の都会、ヒューストンは腰の高さまで水につかり、大変な洪水被害となっている。これまでに判明しただけで死者10人、1万3千人が救助され、2万人が避難しているという。それでも現地の警察や消防はまだ被害の全体像をつかめていないらしく、取り残されている人たちもおられるらしい。現地ではこれからも雨が続くらしく、被害の拡大が懸念されている。ハリケーンが熱帯低気圧に変わったとしても、今後も線上降水帯なんて事態が発生して、地球温暖化を否定しているトランプも悲鳴を上げるんじゃなかろうか。アメリカ市民が被害をこうむるのは歓迎しないけど、トランプが右往左往するのはちょっと見てみたい気分である。これは後で聞いた話になるけど、お天気おじさんの森田君によると、このハリケーンで琵琶湖の三杯分の水がアメリカにもたらされたというのだ。ハリケーンの何と強力なことよ。とても人間に太刀打ちできる存在ではないのである。

 恩田陸の「錆びた太陽」に夢中になっている。この作家の作品に注目したのは2015年に週刊朝日にこの作品が連載されてから。それまではNHKのラジオ文芸館で放送された「かたつむり予報」や「観光旅行」で、ちょっと面白い作家がいるなと思ったくらいで、この作家が女性とは考えてもいなかったのだ。「錆びた太陽」で見せてくれた世界観はボクの興味をそそり、それからは次々にサピエ図書館からダウンロード、片っ端から読破してきた。「蜜蜂と遠雷」に耽溺したことは既に報告させていただいた。そして待望の『錆びた太陽」の一気読みが実現したのである。ああ、もうすぐ終わってしまう。勿体ないなぁ。

▲ 台風にけちらされてるいわし雲


0831・木・

 今日はいよいよ8月最後の日。そしてボクが68歳最後の日。いよいよ明日から69歳で、60歳代最後の1年間に突入するのである。あああ、いやんなっちゃうな。

 涼しい。北側のキッチンから吹き込んでくる風がやたら涼しくて、キーボードを叩く背中がゾクゾクする。昨日はやたら蒸し暑くて冷房を頼りにしっ放しで、今日は涼しいと文句をいっている。人間ほど当てにならない生き物はない。犬や猫の方がよっぽどまともだと思う。

 今日も北朝鮮のミサイルで大騒ぎをしている。安倍晋三が威勢のいいことをいっている。安倍晋三は北朝鮮がミサイルを打ち上げる朝には首相公邸に泊まっているという。それって、金正恩がミサイルを打ち上げるタイミングをあらかじめ知っているということではありませんか。そしてその情報はアメリカからもらっているのでしょうか、それとも金正恩から直接もらっているのでしょうか。とにかくあらかじめ知っているミサイル打ち上げを、わざわざJアラーとで大騒ぎするってことは、何か企みがあるってことでしょう。やっぱ金正恩はアメリカと日本の軍需産業を儲けさせてあげたいんだよね。そして日米軍需産業からの献金で核開発とミサイルの技術促進を謀っているんだよね、きっと。これって三方一両損(さんぽういちりょうぞん)といおうか、ギブアンドテイクといおうか、それとも共倒れといおうか、ううん、悩むなぁ。

▲ 秋風や誰かに名前呼ばれてる

◇ バーチャル『奥の細道』コース  尿前に到着、通過しました。
次は尾花沢。あと、96,880歩です。
現在の歩数、1,493,120歩。3周目の奥州をうろついてます。


◆ 9月・長月・
0901・金・二百十日・関東大震災記念日・

 本日はエム ナマエ69歳の誕生日である。そして二百十日であり、関東大震災記念日である。1923年、大正12年の今日、関東大震災が発生した。相模湾を震源とするマグニチュード7.9の大地震は東京と神奈川を中心に家屋の全壊はおよそ13万棟、焼失家屋は45万棟、死者行方不明者は14万人以上の大惨事となる。この体験を寺田寅彦は物理学者らしい冷徹な観察眼で記録している。そして吉村昭の「関東大震災」という優れたノンフィクションで当時の様子を知ることができる。自分がこの世に生まれてくる四分の一世紀前に発生した未曾有うの大災害を優れた文芸から想像でカバーできるのである。みんな、本を読もうよね。

 はっきりしないわけである。この8月の日照時間はこれまでの最低を記録したというのだ。それでも毎月恒例、その月の最初の日、全国の日の出と日の入りのレポートをさせていただきます。
 札幌の日の出は4時58分、日の入りは18時10分。仙台の日の出は5時6分、日の入りは18時7分。東京の日の出は5時13分、日の入りは18時9分。大阪の日の出は5時31分、日の入りは18時25分。福岡の日の出は5時52分、日の入りは18時44分、ということです。

 高速道路を東京から離れれば離れるほど天気がよくなっていく。空は薄い水色。一面のうろこ雲の下を軽井沢へ一直線。
 9月になった途端、あっという間に高原は秋の雰囲気。学校が始まったせいか、軽井沢のスーパーマーケットは大人の雰囲気。団塊の世代グループが酒売り場で談笑しながらスコッチだ、日本酒だと今夜の相棒を選んでいる。ラブラドールレトリバーの子犬を抱いたおじさんが入り口で愛想を振り撒いている。夏休みが終わった軽井沢の高原は団塊の世代のパラダイスとなるのである。

▲ 高速の空は一面うろこ雲


0902・土・

 北軽井沢スタジオで朝からカレンダーの下絵の練習。耳の大きなコウモリがうまく描けるかどうか、大きな革鞄が、らしく見えるかどうか、とにかく練習。この手が覚えてくれるまで、ひたすら繰り返しの練習なのである。けれども、ボクが納得したってコボちゃんからOKが出なければやり直し。彼女はボクの目。手がOKをしたって、目がOKしなければ、何も始まらないのである。それはそうと、あの蝙蝠君はどこへいってしまったのか。おおい、出てこい。

 またまたNHKマイ朝ラジオ「今日は何の日」の受け売りなんだけど、1985年の今日、1912年に沈んだ豪華客船タイタニック号の船体を発見したとフランス国立海洋科学研究所が発表している。カナダのニューハウンドランド島の沖合600キロ、深さ4千メートルの海底に船体の残骸が横たわっていたというのである。映画「タイタニック」は音声映画でしか観てないけど、あのオープニングシーンでは深海底に横たわるタイタニック号を調査する場面を見せられたけど、本当にあんな良好な保存状態が保たれているかどうかはわからない。ただ、その後の調査でタイタニック号に使われていた鋼鉄が安物だったということは聞いたことがある。ま、戦艦大和(やまと)の場合もそうだったけど、沈んだ物は沈んだ物として、空想の中に沈めたまんまにしておいた方がいいような気がするんだよね。そう。アポロ計画のときもそうだったけど、現実は空想の甘い夢を破壊します。

 北軽井沢滞在でいつもお世話になっている病院の9月冒頭の診察を受ける。今朝だけ山の院長先生のサポートは透析室の透析技師さん。とても優秀な人で、昨年も彼女のテキパキとした判断と対応で危ないところを助けてもらった。その手際のよさにはコボちゃんも感動していたほど。その彼女が面倒を見てくれる透析室だから、今日も安心してベッドで本を読んだり映画を観たりできるのだ。もちろん耳での読書、耳での映画鑑賞なんだけどね。
 さて、今日は音声映画、高倉健の「網走番外地」を観る。別に高倉健のファンではないんだけど、有名な作品だから少しは期待する心があった。なのに、あまりの馬鹿馬鹿しさで苦笑してしまう。あの頃の東映映画って、観客を馬鹿だと思っていたに違いない。脚本は穴だらけだし、突込みドコロ満載だし、リアリティーに欠けること、この上なし。日本のどこの刑務所が脱走する囚人に拳銃を乱射するのかよ。時間と空間の設定も滅茶苦茶で、役者のスケジュールで舞台を設定しているとしか思えない。ご都合主義で舞台がくるくる変わるのだ。ひとつだけ収穫は嵐勘十郎がカッこよかったこと。とにかく笑える網走番外地でありました。で、確認できたのは、やっぱり高倉健が大根役者であること。でも、大根役者が極道を演じると様になるんだよね。人気の秘密はそこいらにありそうです。

▲ 山の道銀の組員芒の穂


0903・日・

 5時に目覚めて活動開始。パソコンを前にルーティンワークを仕上げ、ダイニングテーブルへ移動してスケッチブックを開く。いつものスベスベの紙。うん、これこれ。筆圧をかけると描線がほどよく沈む紙。今朝はそこへカレンダー5月の下絵を仕上げていく。コボちゃんはまだ眠っている。その間に集中して仕上げておくのだ。不出来かどうかはコボちゃんが起きてくれば判明すること。とにかく今はできることのひとつ、下絵の制作に心を沈めていく。まずは蝙蝠。耳が大きくて吸血鬼でもないのに牙をはやしていて、鼻は獅子鼻、目はニッコニコ。蝙蝠傘みたいな翼をはばたいて、大きな革鞄をぶら下げている。革鞄には丸や四角のシールが貼ってあって、蝙蝠のこれまでの旅の遍歴を物語ってる。引っ越しの目的地はツリーハウス。いつも仲間外れにされている鳥たちの暮らす場所。ほうら、ミミズクやオオハシガラスが胡散臭そうに蝙蝠を見上げているぞ。ツリーハウスの根元にはウクレレガエルの家があって、ビッキーなんて表札がかかってる。5月の新緑の季節だから、ウクレレガエルも外に出て、ジェイクシマブクロなんかを夢見てウクレレを奏でている。その足元ではニワトリが餌をついばむ。ニワトリは飛べないくせに、蝙蝠をバカにしているのだ。許せないのだ。さぁ、どうする蝙蝠君。君の行く手は甘くない。と、こんな絵になるように頑張っているのです。

 林の彼方から蝉の声が聞こえてくる。涼しくはなったけど、まだ蝉が鳴いていると思うと嬉しい。秋、あんまり早くくるなよ。で、そんな秋の林の中でコボちゃんとアルルがウサギを目撃。まだ緑の草むらで茶色い姿をして、じっと動かないでいる。きっとお母さんウサギから、人の姿が見えたら見つからないようにするんですよ、といわれて育ったんだろうね。だからコボちゃんも気がつかないふりをしてそっぽを向いていたら、いつの間にか消えていたというのです。ウサギさん、悪いキツネには気をつけてね。

 NHKラジオのお昼の喉自慢をコボちゃんと仲良く聴いている。挑戦者たちはここが人生のワンチャンス。公開放送の晴れの舞台で磨きをかけた自分の歌声を披露している。なのにそこへ臨時ニュース。情け容赦のないアナウンスメント。気象庁が朝鮮半島で不自然な地震波を記録したというのだ。北朝鮮が核実験をやらかしたのだ。それも水爆。マグニチュードの大きさで、それが水爆であることは明らかだ。さぁ、大変。またまた安倍晋三の鼻息が荒くなる。考えただけでウンザリだ。ねぇねぇ、金正恩。いつまで安倍晋三の応援団をやるつもりなの。

▲ バス停や見渡す限り芒の穂




コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する




FC2 Blog Ranking