全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2017年5月1日~7日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

◆ 5月・五月(さつき)・
0501・月・メイデイ・

 今日から五月です。そして恒例の全国日の出と日の入りの時刻です。札幌の日の出は4時29分、日の入りは18時35分。仙台の日の出は4時40分、日の入りは18時28分。東京の日の出は4時49分、日の入りは18時27分。大阪の日の出は5時8分、日の入りは18時43分。福岡の日の出は5時30分、日の入りは19時1分。さあ、夏至に向かってまっしぐら。昼間がどんどん成長していくのです。

 米軍の補給艦をニッポンの自衛官が護衛して房総半島沖から四国沖まで仲良くランデブーするらしい。いよいよ安保関連の新しい法律が効力を発揮するのだ。自衛隊がアメリカ軍のお手伝いを具体的にしなければならなくなるのだ。安倍政権の仲良しお友だちグループがわくわくするような事態が現実になってくるのだ。
▲ 戦争が廊下の奥に立っていた
 この、渡辺白泉の戦前の俳句みたいに、再びこの国には戦争へのやる気が満ちているような気がしてならない。誰のやる気か知らないけれど。
 日本の周辺にはニミッツ、カールビンソン、ロナルドレガンと3隻の原子力空母と原子力潜水艦のミシガンがうろちょろしている。するとそれを聞いた滋賀県の誰かが驚いた。琵琶湖のミシガンが日本列島の底を突き進み、いつ日本海へ飛び出したのかと。いや、それは間違いです。あなたのいってるミシガンは、琵琶湖の観光船、あの外輪船のミシガンでしょ。あっちのミシガンは原子力潜水艦。流線型の、戦争のできるおっかない船なのです。

 午後、気の早い雷雲(かみなりぐも)がやってきた。五月の雷様がやってきた。アルルはおろおろ、部屋の中をうろつき回る。安全な場所を求めて徘徊する。しまいには、ボクのお尻について回る。けどね、ごめん。エアコンで暑さは退治してあげられても、遮光カーテンでは雷の音は消してあげられないのだよ。

▲ 春雷や犬は金魚の糞となる

0502・火・

 気持ちのよい夕方だからお散歩に出る。いや、気持ちのよい夕方を口実にしての豪徳寺駅前商店街までの買い出しである。鳥武(とりたけ)の取り立ての、じゃなくって、焼き立ての焼き鳥の買い出しウォークである。住宅街にさしかかるとジャスミンの香りに包まれた。ますますいい気持ちになって歩いていくと、下校する小学生の女の子がスマートな大型犬のボルゾイと並んでスキップしている場面に遭遇する。顔が長くて脚が長くて、強くて優しそうな大型犬と、楽しそうな学校からの帰り道。真っ白なボルゾイを連れているのはお父さんなのか、それとも知らないおじさんなのか。ランドセルを背負った女の子が噛みつかれもせず、ボルゾイの首のあたりの長い毛につかまっているところを見ると、よっぽど仲が良いのだろう。となると、やっぱ知らないおじさんじゃないよな。ま、ボルゾイが用心棒をしてくれるなら、小さな女の子でも登下校は絶対安全に違いない。アルルもあれくらい脚が長くて強そうだったらコボちゃんのボディーガードになれるのに、それを短足のアルルに求めるのは、ちょっと気の毒かもしれないね。

 日本はかなり変わった国である。北朝鮮でミサイルという名の打ち上げ花火が上げられると、たちまちにして地下鉄が止まったりする。お約束で止まったりする。高校生になると地毛証明書を携帯し、自分の生まれつきの髪の毛の色を証明しなくてはならなくなる。こうした、他の国では見られない日本だけの現象は、探せばいくらでもあるだろう。これすべて、大人になれない国家の特徴です。なんせ、国家の代表がアメリカの顔色ばかりうかがっているのですから、国民が大人になれるはずがないのです。

▲ 髪の毛も顔も色々白いシャツ

0503・水・憲法記念日・上弦・

 本日は憲法記念日である。1947年、ちょうど70年前の今日、現在の憲法、日本国憲法が施行されたのである。主権在民、基本的人権、平和主義を国家が国民に初めて認めてから70年。今、その日本国憲法が揺らいでいる。安倍晋三という憲法の理念をまったく理解しようとしない権力者が国民からそれら権利を剥奪しようとしているのだ。安倍晋三、憲法改正より自分の滑舌を改正して、洗面器いっぱいの味噌汁で顔を洗ってから出直してこい。

 1946年の今日、極東国際軍事裁判、東京裁判が開廷された。A級戦犯容疑者として、東条英機をはじめ、旧政府、旧軍部関係者28名が出廷した。この中には今の首相、安倍晋三の祖父、岸信介も含まれていたはずである。今、それを話題にすることはなぜか避けられている。安倍晋三の憲法改正への情念は岸信介が投獄中に心に燃やし続けていた怨念からきているのである。

 人間ドッグといっても、あの人間ドッグではない。人間のおしっこの匂いを嗅ぎ分けて癌のあるなしが判断できる犬のことである。朝のラジオでそんな話題を耳にしたあと、近所の公園のワンちゃん集会に顔を出した。ファッションモデルか演歌歌手みたいにまつ毛の長いミニチュアシュナウザーやコーギーのメイちゃん、レオ君の集まるワンちゃん周回である。たくさんのワンちゃんが楽しく遊んでいたが、残念ながらアルルの大親友、メイちゃんの姿は見られなかった。まさか、人間ドッグのアルバイトに出かけたんじゃないよね。

▲ 夏だから煎餅やめるお父さん

0504・木・みどりの日・

 水族館のフラッシュ撮影でクロマグロが死んだという事件が話題になっている。どんな場所であるにせよ、公共の場所でのフラッシュ撮影は禁止すべきだと思う。わざわざ貴重な魚たちの泳ぐ水槽の前で、家族の記念撮影をする必要なんかないんじゃありませんか。そもそも、どうしてそんなに記念撮影がしたいのだろう。ボクは世界中、あちらこちらに出かけていったけど、自分の姿を景色の中に置いて写真なんか撮ったことがない。こんな醜い姿で美しい風景を汚すことに耐えられないのだ。ま、記念撮影をする人たちは、よっぽどご自分の美貌に自信がおありなのでしょう。

 TBSラジオ、「スタンバイ」で窪島誠一郎先生の無言館のことを取り上げていた。あの遠藤泰子さんの声で紹介されると何だかとても嬉しくなる。そして可能ならば成人式のことにも触れてもらいたかった。その成人式に参加させてもらって毎年のように思うことだが、成人の日に当たり前に行われる成人式ではなく、ゴールデンウィークに長野県上田市の無言館での成人式を選択する若者たちの生き方を見事だと思う。全国から集う若者たちを思わず尊敬してしまう。これから先の未来、彼らが成熟すればするほど、自分の選択が誤っていなかったことを確信するに違いない。そう。自分の人生は自分で決めていくのである。

 今朝のワンちゃん集会には誰もこなかった。9時では遅すぎたのだ。昨日は7時半で早過ぎて、今日は遅すぎた。とにかく今日もアルルの大の仲良し、コーギーのメイちゃんには会えなかったのだ。
 そこで豪徳寺の花壇へと向かう。薄曇りの上からの太陽光線で日向ぼこをしていると足元にワンちゃん。お風呂屋さんの箱入り息子、コーギーのレオ君が特徴のある大きな耳をピコピコさせてボクに挨拶してくれた。でもアルルもレオ君も再開の喜びの挨拶はあっても積極的には遊ばない。ゴールデンウィークの陽気は犬たちには既に暑いのである。みどりの日の今日、北海道では31度を超える真夏日を記録して、日本列島で最も暑い場所となったという。ヒグマたちもきっとビックリしていることだろう。
 ボクらの座っている花壇に向かって小さなリュックを背負った幼児が一生懸命歩いている。けれどもコボちゃんの見ている前で段差につまずきバッタリ、転んでしまった。でも大丈夫、すぐに立ち上がり、心配そうに見つめていたコボちゃんに手を振った。コボちゃんも振り返す。明日は子どもの日。少子化が進んでいると世間ではいうけれど、素敵な子どもたちが増えているような気がしている。少子化であろうとなかろうと、世界が子どもたちの笑い声で満ちていてくれ、と心から祈っている。

 大変だ。経堂駅前ラーメン店「光陽楼」の雲呑麺がメニューから消えていた。亭主が麺を茹で、女将さんが雲呑を茹でる。そのタイミングがずれると雲呑麺のアンサンブルが崩れてしまう。すると夫婦喧嘩となってしまう。娘が間に割って入る。仲裁に苦労する。と、そういう事情で雲呑麺がメニューから消えて久しいという。では、どうしてボクはこれまで、雲呑麺を無事に食べられていたのだろう。そうお尋ねすると、ナマエさんは特別なのだと娘さんはおっしゃる。そう。ボクは1973年以来、ずっとその雲呑麺を食べ続けていて、光陽楼の雲呑麺が生き甲斐になっているからである。これまでこのブログで、光陽楼の雲呑麺を皆様にお勧めしていたけれど、残念ながら、この事実をレポートしなければならなくなった。でも、雲呑だけなら食べられます。ラーメンだけなら食べられます。それから夏季限定で冷やし雲呑麺なら作ってくれるそうです。熱い場合と冷やしの場合は事情が違ってくるあたり、ここが光陽楼のこだわりなのです。光陽楼の雲呑、とにかく最高、お勧めなのです。

▲ 飛んでいく胸のバッジや天道虫

0505・金・こどもの日・立夏・

 1955年の今日、戦後の占領状態にあった旧西ドイツが主権を回復。ボンで開催された米英仏による高等弁務官会議で10年間にわたる占領状態の停止が宣言された。西ドイツはナチスドイツの悪夢から目覚めるまで10年間を要した訳である。

 2012年の今日、国内すべての原発が運転停止となった。当時唯一運転中だった北海道泊(とまり)原発3号機が定期検査のため発電を停止、翌日原子炉が完全停止して1970年以来、42年ぶりに国内に50機あるすべての原発が完全に運転を停止した。ここから国と政府の原発再開のための悪知恵を総動員させるのであるが、やればできる原発ゼロを、どうしてやらないのだろう。そんなにアメリカが恐ろしいのだろうか。放射能の方がよっぽど恐ろしいと思うのだけれど。

 TBSラジオ「スタンバイ」の現場にアタック。子どもの日特集で、現役の小学生たちに東京オリンピックを楽しみにしているかと尋ねると、そうでもないとクールに答える割合が4割を超えているのには驚いた。大人たちよりもはるかに冷静なのである。安倍政権に煽られて浮かれている大人たちと比べると頼もしさを感じてしまう。つまり、子どもたちの方が冷静なのである。なんせ、借金はすべて子供たちに負わされるのだからね。

▲ ベランダに干されてるよな鯉のぼり

0506・土・

 1937年の今日、ドイツの大型飛行船ヒンデンブルグ号がアメリカニュージャージーの飛行場に着陸する寸前に爆発炎上し、乗客乗員36名が死亡。この事故をきっかけに空の大量輸送の主役だった飛行船は衰退の道をたどる。このニュースフィルムはあまりに有名。一度でもこれを見てしまったら、とても飛行船に乗る気はしなくなるだろう。

 1970年の今日、プロスキーヤーの三浦雄一郎がエベレストを直滑降で滑り降りた。標高8千メートル付近から直滑降で滑り降りた。ヘルメットにカメラを装着して、パラシュートをひらひらさせて、距離にして3キロ、時間にして2分20秒間の命がけの滑りだった。今は冒険家として知られる三浦雄一郎、ボクはスピード記録を更新している頃や、富士山直滑降のプロスキーヤーの時代から注目していて、この記録映画も早速映画館に観にいった。富士山直滑降の映像も記憶に新しかったけど、やっぱエベレストは別だった。エベレストを滑り降りる途中、転倒した三浦雄一郎が白い景色の中でゆらりと立ち上がったとき、思わず涙ぐんだことを覚えている。思えば、このときから彼とエベレストは運命の糸で結ばれてしまったんだよね。

 老女連続殺害事件の容疑者の女性を自殺させてしまった警察って、何を考えていたんだろう。どうして家に帰してしまったんだろう。きっと愛媛県って、長く平和が続いて、殺人も盗みもなくって、だから警察もお仕事というと、夫婦喧嘩の仲裁くらいで、きっと油断し切っていたんだろうね。困ったことなんだけど、これまで困ったことのなかったことには、感謝しなくてはならないんだと思う。

▲ 晴れたから蝶ちょになって生まれたの

0507・日・

 1945年の今日、ナチスドイツが連合軍に無条件降伏している。日本もこのときに幸福しておけば広島にも長崎にも原爆を落とされずに済んだのだ。すべて国と軍部の責任なのだ。天皇陛下の責任ではないのだ。そのことで、昭和天皇がどれだけ心を痛めておられたかを考えると、国家と権力の無責任さに臓物が沸騰する思いである。今の権力者たちも、いざとなれば尻尾を巻いて逃げ出すのだろう。本当に責任をとらされるのは常に一般市民なのである。

 連休最後の日である。ちょうどよい具合の気温と湿度である。いい具合の風である。この五月の晴れの日の、あまりの心地の良さにボクは眠くてたまらない。これまで、世間は黄金週間のおかげでずいぶんのんびりしてきたことだろう。そしてボクもずいぶんのんびりさせてもらった。そしてそれはそうなのだけれど、こういう天気になると、ますますのんぎりしたくなるのが人情というもので、ゴールデンウィークの締めとして、この一日、最後ののんびりを思い切りやらかそうと思うのだ。

▲ 柏餅味噌か餡かで口げんか



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