全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2017年2月6日~12日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

0206・月・
 朝9時になったのでNHKラジオ第2に回してみたらみんなの歌の「回転木馬に僕と猫」は1月で終わってしまったみたい。残念無念。いい歌だったのに。またぜひ聴きたい。録音したい。くよくよしてたら蛍光灯みたいなオイラの脳味噌にLEDが閃いた。YOUTUBEがあるじゃないか。早速ネットリーダーで検索したら出てきた出てきた「回転木馬に僕と猫」。いい歌じゃありませんか。もう耳について離れない。しばらくは虜になりそうです。
 造影剤を使った腎臓のCTスキャン検査の結果がでた。結論は異常なし。エコー検査による血流は癌によるものではなかったのだ。安堵といえば安堵なのだが、どうせ働いてない腎臓だから癌なら癌で除去してもかまわないと腹をくくってはいたものの、3年ぶりの検査だから、もしも全身に癌が転移してたら手を焼くことになるぞ、とも考えていたので、何事もなかったというのがいちばんありがたい。何が嬉しいって、今日が昨日とおんなじで、明日もおんなじで、いつもおんなじがいちばんありがたい。平凡な平和が最高な幸せと信じて疑わないこの心境は自分が年を取った、という証明なのだろうか。となると、変化を望んだアメリカの民衆はまだ若いということか。さて、どうだろう。
 170文字の指先介入で世界を動かそうという企みに抗議する声が上がっているのは事実だけれど、トランプの大統領令を支持する勢力が過半数を超えるという現実も忘れてはならない。ヒトラーが世界を掻き回してから70年という歳月が流れ去り、戦争もホロコーストも人類の喉元を通り過ぎてしまった、ということなのだろうか。トランプをヒトラーに仕立てることのないよう、最初はどんなに小さくてもいいから、抗議の声を上げていきたい。スーパーボウルで「わが祖国」を歌い上げたスーパーレディーみたいな大きな舞台でなくてもよいから、違いを超えてぼくらはおんなじ、という理想を権力に訴えていきたい。ここはアメリカじゃなく日本だけれど、カルフォルニアもメキシコ湾流もないけれど、この国はあなたの国、ボクの国、あなたと私のために作られた、と歌い上げたいと願うのである。
▲ ふくらんだ雀の横に梅ひとつ

0207・火・
 風速20メートルを超える猛烈な北風でこの老朽化マンションのアルミサッシが心細げに悲鳴を上げている。さっきまで豪徳寺の「とりたけ」で焼き鳥を買いに散歩にいくつもりだったのが中止となったのは当たり前の話なんだけど、コボちゃんの理屈がよくわからない。
「ひどい風よ。こんなんで外に出たら目にゴミや花粉が飛び込んで目が見えなくなっちゃうから、家の中にいなさいよね」
 というコボちゃんは自転車のブレーキが壊れているというので修理のために出かけていった。おいおい、ボクは最初から目が見えないんだから風は関係ないし、強風の中をブレーキが壊れている自転車で出かけていくなんて、目が見えているだけ余計に危ないんじゃないの。といったら、
「最近、お勧めのディズニーアニメってある?」
と聞いてくる。
「あるよ。ズートピアとベイマックス。ズートピアってのはアメリカが動物たちの国になる話。それからベイマックスは人形劇団ポポロのお嬢ちゃん、まいちゃんの出てくる話」
「何よ、それ?ちっともわかんない」
「見ればわかるよ。わかんなかったら解説したげる」
 ということでコボちゃんは2時間もかかって自転車のブレーキを修理して、レンタルショップでDVDをまとめて借りて、それから焼き鳥をあきらめた代わりにケンタッキーでフライドチキンとフライドポテトを山ほど買ってきたのだった。でボクはその間に小説「罪の声」を読了する。最後の40ページを残すだけになっていたのである。1984年に発生したグリコ森永事件をテーマにした感動の長編小説なんだけど、このグリコ森永事件というのが小説も真っ青の驚愕の事件で、物語の展開よりも事実の複雑怪奇さに心を奪われてしまう。事件が発生した1984年は半年の間、ボクは病院で失明と闘っていて世間に対してあまりレーダーを向けてはいなかった。その頃に犯人グループはグリコの社長を誘拐し、身代金を要求し、それからは森永、丸大、ハウス、不二家と次々に食品会社と製菓会社を脅迫していく。その間、犯人グループはマスコミ各社に警察に対する脅迫状や挑戦状を公開し、徹底的に警察を嘲笑する。企業に対する脅迫は身代金で、その人質は世間の子どもたち、という仕掛けでコンビニに青酸化合物の毒入りお菓子を並べていく。けれども犯人グループはミスを冒さない。ひとりの犠牲者も出さなかったのである。
 「劇場型犯罪」はこの事件をきっかけに生まれた言葉だった。けれどこの当時、1984年の半分はボクは病院に缶詰にされ、失明と闘っていた。世間の大事件にも心は動かされたが、それ以上に自分の人生に発生した大事件に精神を揺れ動かされていたのである。あれから33年、改めて「グリコ森永事件」の特異性に心を揺れ動かされた。関西で発生した事件だけに、阪神淡路大震災に匹敵する震度7の激震で心を揺すられる数日間を過ごしてきたのである。
 という訳でビールでケンタッキーフライドチキンを胃袋に送り込みながらコボちゃんに小説「罪の声」についてレクチャーをする。
「ね、すごい小説でしょ?」
「うん。わかったからさ、今度はアルルカンのショートケーキを食べましょよ。おいしいわよ」
 そういうとディズニー映画「ズートピア」を観ながらコボちゃんはコーヒー片手に苺と生クリームの山とふんわりケーキに闘いを挑んだのである。
▲ 北風に負けるな若い梅の花


0208・水・
 戦闘の危機が高まっているという自衛隊のレポートが存在したらしい。破棄されていたとされる自衛隊の南スーダンにおける日報の存在が明らかになったのである。国会では現地での紛争が戦闘なのか衝突なのかで議論が紛糾している。弁護士の資格を有する防衛大臣はたとえ現地でいかなる紛争が生じても法的な意味での戦闘行為ではないと主張するのだ。その根拠はPKOと憲法九条の関係性にある。もしも戦闘と認めてしまえば自衛隊の平和維持活動が違憲になるからである。言い換えの特異な安倍政権の優秀なる防衛大臣の答弁を深読みすると、憲法九条さえなければ、あたしはこんな苦労をする必要がないのよ、といっているように聞こえてくる。早く九条を破棄して日本も中国と対等に戦争のできる国にしたいとの安倍政権の本音が聞えてきそうである。とはいえ、いくら平和ボケしているとはいえ、国民もそこまで馬鹿になってはいないだろうと思いたい。もしも憲法を改正して自衛隊の重武装化に着手するとしたら安倍政権に任せてはおけない。安保問題の解決よりも国民の権利や自由を制限する憲法に書き換えられてしまう懸念があるからだ。
▲ 梅咲くや胸のジッパー引き上げる


0209・木・
 毎朝5時から必ず聴いているNHKラジオ「マイ朝ラジオ」のコーナー、「今日は何の日」で、1989年の今日、手塚治虫先生が逝去されたことを伝えていた。60歳。今の自分の年齢から考えると、そのあまりの若さに愕然とする。医学博士でありながら、自らの健康を顧みることなく世界中の漫画ファンのために作品を送り続けてこられた当然の結果であるのかもしれない。作者の病はブラックジャックでも治すことができなかったのである。
 つい先日、この冬いちばんの寒波とかいってたけど、今きているやつが、またまたこの冬一番とかいわれてて、その強力な寒波のおかげで西日本では無敵の冬将軍が暴れるかもしれないのだ。東京でも雪が降るかもしれないと予報されてて、そうなったら大騒ぎ。この頃は南岸低気圧なんて言葉にも敏感になってて、寒波と南岸低気圧がカップルになれば、そりゃ雪になるわさ、なんて条件反射みたいに恐れる訳です。気象予報士さんにいわれなくてもね。
 で、南岸低気圧と雪の関係なんかをつらつら考察してたらたまたま雪が降ったこの日に、まるで図ったようにTBSラジオの伊集院光の朝の番組に、ツイッターで一般市民に呼びかけて、雪の結晶写真をコレクションしていることで知られる、慶應義塾を中退して気象庁で気象研究に従事している雲の研究者、荒き健太郎さんがご出演、素人ながらお天気マニアのボクにとって、興味深い話をしてくれていた。東京の雪と南岸低気圧の関係についてはまだデータが不足しているとかで、それで各ポイントの雪の結晶写真が必要だという。スマフォの接写機能を最大限に使用すれば、雪の結晶構造まで撮影が可能、ということだった。観天望気なんて、これまで聞いたことのない言葉も教えてくれて、これは経験を積んだ漁師が積乱雲の形で天候の急変を占って危険を回避する局地的天候予想のこと。またまたお勉強になっちゃったもんね。なんて文化放送の無敵の聴取率を誇った名番組「やるまん」の小俣雅子さんみたいなことをいってたら、今朝はその小俣さんからメールをいただいて驚いた。実はボクもやるまんファミリーのひとりで、最後の放送でも電話出演させてもらったことがあるのだ。どうもボクの暮らしはラジオ中心に回っているらしい。
 デイキャッチの木曜担当、山田五郎コメンテイターが赤坂の豊川稲荷で雀の大軍を目撃したとレポートしている。ボクも先日、紀尾井ホールにおける川畠成道ニューイヤーコンサートからの帰り道、赤坂見附へ向かう途中の清水谷公園で雀の大軍を体験したばかり。ボクもそうだけど、都会の雀が少なくなったと山田五郎さんも心配していたので喜んでもいいことなのだが、壁が動いているのではないかと思うほど密集している雀たちは、いったい何を食べているのだろうか。それとも豊川稲荷には、雀の神様がおられて、都会の雀たちのパワースポットになっているのかもしれない。猫に爪をかけられただけで即死するようなはかない小鳥ではあるけれど、群れればそれなりの迫力がある雀たち。それにしても山田五郎さんがいっておられた、まるで蝙蝠みたいに壁にへばりついてる雀の大軍というのはちょっと想像がつかないんだけれど。
▲ 押しくらで負けるな雀春の雪


0210・金・
 西日本では大雪被害が出ているのに前のめりの安倍晋三は政府専用機にまたがって、勇んでアメリカへ飛んでった。爆風トランプにせかされて余計なことを口走らないとよいのだが。会談よりもトランプが招待するというゴルフの方が心配だ。TBSラジオ、水曜日のデイキャッチで秀逸の時事川柳は
▲ クラブより尻尾のスウィング目立ちそう
 どうやらトランプ大統領はエアフォースワンを使って安倍晋三をフロリダ半島の自分の別荘へ連れていくらしいのだが、そこで飛行機が落ちてくれれば、一挙解決となるのだが、こんなことを夢想するボクという人間はきっと悪役キャラクターなのでしょう。
 運転中、スマフォを操作してトラックを歩道に突っ込み、2歳の誕生日を迎えたばかりの児童を連れていた母親を轢き殺した運転手、遺族に謝りたいと反省しているらしいが、土下座で頭を地面に擦り付けて平身低頭しようとも、残された幼児は母親を奪われたままの生涯を送らなければならない。この母親、目撃者によれば、子どもを突き飛ばして自分を犠牲にしたらしい。ケータイであれ、スマフォであれ、移動中の携帯端末を使用不可能にする方策はないものだろうか。GPSを応用すれば方法はあるはずなのだ。歩きスマフォや運転スマフォで、これ以上人の命が奪われることのないよう、社会の設計者たちは知恵を絞らなければならないのだと思う。
▲ 火の用心人の憂いも風ひとつ


0211・土・建国記念の日・満月・
 立春を過ぎてからの寒さを余寒というらしいが、ここ数日の寒さは余寒なんて生易しいものではない。山陰を中心に日本海側では大雪が暴れまくっている。福井県や鳥取県ではいつもの10倍という積雪で交通渋滞も発生している。なのに東京は今日も晴天。ありがたいけど申し訳ない。嬉しいけれど喜べないで困ってる。自然現象は誰にでも平等に訪れる。けれども気まぐれ、なのである。
 TBSラジオ、久米宏の「ラジオなんですけど」に「罪の声」の作者、塩田武士さんがご出演。長編小説「罪の声」についてはつい先日レポートしたばかりだが、実はこの小説を読んだ切っ掛けがこの番組のホスト、久米宏さんがやたらお勧めになるのでサピエ図書館からダウンロードして読了したのである。本にして409ページ、音訳読書だと13時間の長編だが、一気に読了してしまったのは先週、その作者自身が今週のゲストであると聞いたからでもある。
 作者の塩田武士さんは1979年生まれで、グリコ森永事件が発生した当時は5歳。犯人グループが脅迫に使用した音声テープの男の子と同年齢である。あの子どもたちがそのまま生きていれば自分と同じような年齢になっているはず。その思いがこの小説を書かせたという。そしてその通り。小説「罪の声」のふたりの主人公、新聞記者と京都在住のテイラーも塩田武士さんと同年齢なのである。
 塩田武士さん、実にしゃべりがクリアーで、久米宏さんとのトークもスムース。それもそのはずで、彼は役者経験も漫才師としての経歴もあったのだ。そして主人公と同じ、新聞記者としての経歴がノンフィクションと錯覚させるようなリアリティーを作品に与えているのである。小説「罪の声」は既に15万部を超えるベストセラーとなっているが、これからますます増刷されていくだろうし、様々な賞も獲得していくに違いない。作者自身もメディアから引っ張り凧になることも確実であるが、賢明な作者はこの爽やかな語りとサービス精神をいつまでもキープしていくことだろう。
▲ わが猫のしがみついてる余寒かな


0212・日・
 毎朝5時に目が覚める。そして目覚めるとすぐNHKのマイ朝ラジオに傾聴する。番組に寄せられるリスナーからの便りが全国各地の風物を伝えてくれるからである。それによると西日本ではまだまだ雪が暴れているらしい。瀬戸内海気候に守られた温かいはずの四国の愛媛県でも雪に不慣れな人や自然が雪の朝の静けさに驚いている。ベランダの菜園では出たばかりのブロッコリーの芽が消えているので不思議に思って見ていたら、やがて両手に乗るくらいの野鳥が現れてプランターをついばんでいる。雪の中で食べ物に苦労しているのだと同情して、もっと食べさせてやりたいと思ったとのリスナーからのメールも紹介されて、東京のこの温かさにあきれたり感謝したり、複雑な気持ちにさせられた。
 トランプの馬鹿の壁は飽く迄も国境閉鎖の象徴にしかならない。どんなに金をかけても万里の長城よりも堅牢な壁を築けるとは思えないのである。そしてあの万里の長城でさえ、その気になれば簡単に乗り越えられるのである。それにしても壁マニアの大統領にゴルフに誘われ有頂天のアベちゃん、恥ずかしいったらありゃしない。朱に交われば赤くなるというけれど、あまり利口そうに思えないアベちゃんが、ますますアホに見えてくる。ふたりで内緒して人にはいえないような恥ずかしい計画でも建てているのではないかしらと、世界中がはらはらしてるなんて考えもしないで、きっとゴルフに現(うつつ)を抜かすんだろうな。困ったもんです
と思っていたら北朝鮮のミサイルで大騒ぎ。グレートデンかマスチフみたいな大型犬の影に隠れて尻尾を振ってる狆ころみたいな安倍晋三の姿が目に浮かんできて恥ずかしいったらありゃしない。けれども、ミサイルを打ち上げてトランプにかまって欲しくてたまらない北朝鮮も恥ずかしい。打ち合わせたみたいなタイミングのミサイルだが、まさか打ち合わせてはいないよね。
▲ 野の鳥も途方に暮れる春の雪


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