全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2017年1月2日~8日
 ☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦くださいませませ。

0102・月・初荷・初夢・箱根駅伝往路。
 豪徳寺までの朝の散歩は箱根駅伝をBGMにてくてく歩く。大手町から箱根までと、赤堤の我が家から小田急線の豪徳寺駅、世田谷線だったら山下駅前までの電車にして一駅分の移動は距離にしてあまりの違いはあるけれど、気分は駅伝。といってもこの場合、箱根駅伝の駅は馬の乗り継ぎで、ボクらの場合は電車の駅。それでも山下駅を通過する世田谷線の短い電車と踏切の音は格別。風がなくて暖かなお正月がありがたい。
 アルルもお風呂。ボクもお風呂。首までつかってしっかり温まって、しっかり洗う。で、夜になったら初詣。いつもの神社に出かけたら、台風で境内の松の木が倒れ、社殿の屋根が壊されてしまい、頼りなくなった社殿から重たい鈴が取り去られていて、鈴の音のしない参詣となってしまった。それでもボクとコボちゃんと、そしてお風呂でさっぱりとしたアルルは謹んでお礼参りをする。昨年1年間、何事もなく、本当にありがとうございました。
▲ 初夢や地球の裏にテロルの火
◇ バーチャル熊野古道コース  近露王子を仮想参拝、通過しました。
次は継桜王子。あと3,676歩です。
現在の歩数、31,724歩。3周目挑戦中でおじゃりまする。

0103・火・箱根駅伝復路。
 この朝の散歩も箱根駅伝を聴きながらの豪徳寺への往復となった。またまた温かく、今朝も烏の機嫌がいい。コボちゃんはよそのお庭の千両と万両の木の実の違いを確認している。施設の利用者さんに教えてもらったらしいのだ。話しによれば、百両とか十両というお花もあるらしい。昔の人は巧みなネーミングをするものである。
 世田谷線の山下駅前で踏切と電車の音を聞きながら日向ぼっこ。アルルはボクからおやつをもらっている。年が明けてからずっと天気がいい。どうやら平成になってからのお正月は天気に恵まれている、というデータもあるらしい。この三が日、アルルと楽しく散歩できたことを嬉しく想います。と、天皇陛下みたいなことをいっている。
 午後、箱根駅伝は無事にゴール。早稲田大学も引き離し、2位以下に7分以上の差をつけて青山学院大学の総合優勝が決定した。これで三連覇。そして今年の大学駅伝の三冠王となったとかで、この偉業を成し遂げたのは青山学院大学が初めてということである。「動的平衡」で知られる生物学者、福岡博士が教鞭を取るこの青山通り沿いの大学、シティーボーイの集まる軟弱な大学と思ったら大間違い。意外と根性、あるのです。実はその昔、このキャンパスに月に一度は通っていたことがある。青山学院の教授だった神宮輝夫先生を中心に船崎克彦や角野栄子などというメンバーで勉強会を開いていたことがあったのだ。当時の角野栄子さんはまだ作家デビュー前。魔女の宅配便など影も形もなかったのである。
▲ 門松や烏めでたい声で啼き
◇ バーチャル熊野古道コース 継桜王子を仮想参拝、通過しました。
次は発心門王子。あと25,452歩です。現在の歩数、37,948歩。
3周目挑戦中とありますが、あまり実感はないのです。
申し訳ありません。

0104・水・
 ラジオがお正月料理について伝えている。何となく耳に流していたら「夢卵」と聞こえてきた。ボクの作品に中央法規出版のCD絵本「夢の種」というのがあって、そのCDの中でボクは「夢卵たち」なんてオリジナルソングを歌っている。だけど本当に「夢卵」なんて素敵な料理があったんだぁ。と大感激してたらボクの聞き違い。「夢卵」ではなく「茹で卵」だった。そういえばボクの絵本「夢の種も、ときどき「梅の種」と間違えられたし、ボクの歌、「夢卵たち」も「茹で卵たち」と間違えられた。ぼんやりしてるととんでもない間違いをやらかしてしまう。けれど、つまんない世界がカラフルでマジカルなファンタジーワールドに変わってくれることもあるので、ぼんやりしていて、なかなか正気に戻らない人は案外幸せなのかもしれないのだ。
 今日まで透析はお正月の休日体制。いつもより早く始まり早く終わる。要するに中途半端なタイムテーブルなのである。そこでコボちゃんは勤務途中だけれど、昼休みを利用してボクを透析室に送り込む。こういうとき勤務先が歩いて3分というのはありがたい。病院の玄関をくぐろうとしたとき、
「まあ!」
「きゃあ!」
と声をあげ、コボちゃんが誰かと抱き合った。聞けば昔馴染みの透析患者さんだとか。実はコボちゃん、この病院の透析室に勤務していた看護師なのである。そしてコボちゃんと抱き合った患者さんはその頃からの患者さんで、ボクよりも長い透析キャリアであるのだ。ボクも今年で32年目に突入するが、その患者さんは何年目になるのだろう。この透析室でお世話になっている仲間として、彼女がずっとお元気でおられるのは、ボクにとっても感謝すべき事実なのである。
▲ 今日までは空気きれいなお正月

0105・木・小寒・
 さすがは小寒、やたらに寒い。三が日があれだけ温かかったからこの寒さはきついです。そう。今日は1月5日。そして1月5日は1と5で囲碁の日。そしてその囲碁の日に謎の棋士がAIだったという話題が持ち上がっている。ディープラーニングのアーティフィシャルインテリジエンス、AIが人間のプロ棋士に勝利した、という話題で盛り上がっているのである。このアルファゴというプログラムのニュータイプにプロ棋士たちが次々に惨敗、誰も勝てないという。人工知能の飛躍で囲碁は新しい次元に突入して、これまでの囲碁は原始時代、石器時代のものとされてしまったらしいのだ。裸の人間と完全武装の海兵隊ほどの実力の差ができてしまったらしいのだ。最高のプロでも歯が立たないということは、人類の囲碁の歴史は閉じられてしまったということか。人工知能によって過去数千年の人類の囲碁が徹底的に否定され、2017年の囲碁の日に新しい囲碁の時代が開かれてしまった、という話題なのだが、ボクの囲碁は五目並べで止まっているので、ボクに関していえば、あまり影響はないのです。
 土星の衛星エンケラドスが太陽系内で最も生命の可能性が高いとかいわれているけど、遠い星々の系外惑星が次々に発見されて、地球外生命に人類の興味の目が注がれている今だけれど、生命の可能性を示すハビタブルゾーンという言葉はちょっと馴染みにくい。という訳で、「スメルカナ領域」という言葉を提唱する天文学者がおられる。なるほど、納得のナイスワードである。
 日本老年学会が余計な提案をしてくれた。高齢者の定義を変更しようというのだ。75歳から高齢者で65歳は準高齢者。要するにもっと働け、もっと税金を支払え、ということだろう。もしかしたら安倍晋三の一億総活躍社会の一環かもしれないし、高齢者の定義を変えることにより社会保障制度や年金問題を一気に解消しようという企てかもしれない。介護保険サービスも国に都合よく変更できるしね。ま、働けるうちは、いくらでも仕事して、そして税金も喜んで支払いますよ。だから高齢者にもボクにもどんどん仕事ください。
▲ 小寒やガラスの外の青い空

0106・金・上弦・
 NHKラジオ第2、今朝の「朗読の時間」は夏目漱石の「文鳥」の続き。門弟に勧められて飼育を始めた可憐な文鳥に昔の女を重ねている作者ではあるが、あまり熱心に面倒を見てはいない様子である。そしてとうとう死なせてしまう。どうしてもっと大切にしてやれなかったのだろうとは思うのだが、わかるような気もしてる。ちょっとしたケアレスミスで、自分もずいぶん小さな命たちを死なせてきた。そのことを今でも悔やんでばかりいるのである。ところで昨年は夏目漱石没後100年の年。あちらでもこちらでも夏目漱石の特集をやっていた。同じくNHKラジオ第2のカルチャーラジオの金曜日の「化学と人間」も「漱石、近代科学と出会う」というシリーズ。講師は早稲田大学小山慶太教授で、欠かさず拝聴してきた。科学の話なのに文学者が解説するので興味が持続するのだ。要するに面白いのである。本日はその最終回。テーマは漱石が生きた時代と科学の激動期。今回で終わってしまうのが残念でならない。第1回目から列挙すると、その1が坊ちゃんはなぜ物理学校出身の数学教師に設定されたのかで、その2が「吾輩は猫である」の水島寒月先生は大物理学者になれるか。もちろん寒月先生のモデルは寺田寅彦で、だから寒月先生もやがては偉大な物理学者となるのであろう。その3が吾輩はニュートン力学を理解する猫である。その4がニュートンの工学実験と漱石の文学論で、その5が三四郎の野々宮宗八はなぜ地下室で実験を行ったのかで、その6が漱石の俳句と寺田寅彦の科学研究で、その7が漱石はロンドンでなぜ原子論に興味を抱いたのかである。このシリーズは文豪夏目漱石の目を通して明治の知識人たちの化学への関心を読み解くというもので、夏目漱石論でもあるし、文学史としても科学史としても興味深い。そしてその8が大科学者マイケルファラディーの名台詞と漱石の博士号辞退事件で、その10が文学研究と創作における科学との係わりで、その11が漱石が見た芸術と科学の美。そして先週がその12で、空間論と時間論を寺田寅彦と論じた夏目漱石だった。毎週夢中で聴いていたらあっという間にワンクールが終わってしまい、来週からはどうなるのだろう。小山教授、面白いレクチャーを本当にありがとうございました。
▲ 松の内までは頑張れ注連飾り

0107・土・
 お軽い脳味噌のトランプ先生が今日もまたツイッターで何かつぶやいている。そのたった140のアルファベットの連なりでトヨタの株が落ちたり、欧米の自動車工業があたふたして、世界中が引っ掻き回されている。まだ大統領になってもいないくせに困ったおっさんである。この軽さ、どこからくるのだろう。馬鹿のふりをしているだけと思いたいのだが、さぁどうだろう。理知的なヒラリーが敗北して馬鹿っぽいトランプが勝利した。この要因は黒人が大統領で面白くなくてたまらなかった白人たちの欲求不満解消だけでなく、トランプがわかり易くて面白かったからである。当分、トランプという男はこの馬鹿っぽさと軽さでアメリカのサイレントマジョリティーに訴えていくのだろう。さぁ、20日以後のアメリカはどこへいくのか。心配でたまらない。
▲ おめでとうこの挨拶も今日までか
◇ バーチャル熊野古道コース  発心門王子を仮想参拝、通過しました。
次は伏拝王子。あと7,193歩です。
現在の歩数、63,607歩。3周目挑戦中ですぞよ。

0108・日・
 寒い。アルルはずっとボクのベッドで丸くなってる。箱根では雪。東京も氷雨が地面を濡らしている、そんな冷たい日曜日なのである。
 大相撲初場所の初日である。顔も姿も知らないけれど、ずっと応援してる遠藤が敗けてしまって残念。顔も姿も知らないけれどラジオ中継で彼の相撲の美しさが伝わってくるのだ。稀勢の里も顔も姿も知らないけれど、やっぱりその相撲っぷりが美しい。白鵬に次いで最も横綱っぽい力士だと思ってる。けれども今度こそ、今度こその稀勢の里。今場所は期待もしないし、優勝や横綱という言葉を頭から排除して、応援しないようにして応援するつもり。だからしゃっきりしてね。
 本日は北朝鮮の三代目の誕生日だそうである。けれども記念行事も何もせず、控え目な指導者を西側にアピールしているとか。とはいえ人工衛星の打ち上げというアピールは取下げ、堂々と大陸間弾道弾の発車を予告している。核開発もミサイルの性能アップも米国に対する圧力というより、それ自体が目的化しているのかもしれない。三代目になってますます過激化しているのだ。過激になるより、炭水化物を制御して、早く過剰脂肪から脱却した方がよいのではありませんか。余計なお世話だけれども。
▲ 駅伝を終えて箱根に雪が降る
◇ バーチャル熊野古道コース  伏拝王子を仮想参拝、通過しました。
次は熊野本宮大社。あと4,517歩です。現在の歩数、72,483歩。
3周目挑戦中でおじゃます



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