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全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2009年9月14日~20日
0914・月・
 キジバトポッポのはばたきで目覚め、未明3時より起きて執筆。書き出すと止まらない。
 いつもの時間にラジオをオン。なんとなく耳に入れていると、あれこれの情報。中国が日本の林野を欲しがっている。目的は水。日本は国をあげて、この事態を回避しなければならない。
 いつもより遅い時間に散歩に出る。途中、あの軍団のイヌに吠えられるが、いつもより数が少ないし、時間も違う。ブランド犬軍団に何か変化があったのだろうか。いずれにせよ、登校時間の通学路をイヌの軍団が道いっぱいに広がって行進するのは好ましくない。たとえば、ボクがアルルと盲導犬ごっこをして歩いていても、それをコワイと思う小さな子どもはいるのである。誰もが、自分の飼い犬を可愛いと思ってくれるわけではない。
 いつもの花壇でマックのアイスコーヒーを飲む。駅前では公明党の区議が控えめに街頭演説をやっている。先日は民主党のあまりの元気にホットドッグの中身を落としてしまったが、公明党の場合、元気がないように感じるのはボクの偏見だろうか。公明党、本来の平和と福祉の政党に戻っていただきたい。
 イチロー、ツーベースを打ったとのニュース。あと1本。さあ、記録を作るのはクリーンヒットか、ホームランか。わくわく。
 帰宅してコボちゃんはキジバトポッポを窓辺で遊ばせる。ボクは執筆の続き。けれども、早起きの影響か、猛烈に眠くなる。仮眠のつもりが、熟睡。
 起きて食事。メールあれこれ。時間まで執筆。
 イチロー、大リーグ記録達成のニュース。108年ぶりの記録更新は平凡な内野安打。まあ、本塁打だろうが内野安打だろうが、すごい記録であることに違いはない。やっぱり、すごい人はすごい。記録というものは、ただ遮二無二やればよいわけでもない。正しい努力と幸運。何よりも、神様に愛されていることが夢を実現させてくれる。
 透析中はいくらでも眠れる。でも、真打競演だけは眠らずに聴く。猛烈、寄席にいきたくなる。
 コボちゃん、絵本『ちょっとそこまでパンかいに』の増刷の知らせがあったと嬉しそう。この絵本、1981年初版。それから世紀を超え、いまだに売れているのはありがたい。小さな出版社が近畿地方を中心にこつこつと売ってくれているのだ。計算してみると、出版からこれまで、一日にふたり以上の人がこの絵本を書店で手に取り、買ってくれている。この絵本、失明前の作品では、いちばん好きなもののひとつ。出版当時、講談社や小学館の絵本賞の最終選考まで残り、かなり評価もされた。心をこめた作品が今も生き残り、皆様に愛されていること、本当に幸せで、この仕事をしていてよかったと感謝する。
 帰宅して缶詰焼き鳥を肴にビール。しばらく飲んでいなかったので、気持ちよくなる。キジバトポッポは鳥篭に戻り、サンルームへ。代わりにネコドモがボクの周りをうろうろ。コボちゃんはポッポを鳥篭に戻す前、1時間ほど胸に乗せて暖めていたとか。鳩のような鳥の暖かさは格別。どちらが暖めてもらっているのかは疑わしい。
 24時半、ラジオ深夜便は藤沢周平作品朗読は『赤い夕日』の第4回。これが、いい所で続きになるんだなあ。
 夜はかなり涼しい。キジバトポッポのいるサンルームの窓を閉めてから眠る。BGMは落語。
▲ 山鳩の温もり抱いて更ける夜

0915・火・
 5時に起きて執筆は『ありがとうアリーナ』もうひとつの盲導犬物語。全体を焼き直し、新しい章を書き進めていく。既に全体の流れとクライマックスは見えている。同時に絵本や童話も平行して進める。
コーヒータイムの後、日記と17文字の原稿は途中まで。ランチはラジオニュースをBGMに。午後は17文字原稿を仕上げ、送信。
 デイキャッチをBGMにしっかりと運動をする。最近、執筆に夢中で運動を忘れがち。少なくとも毎日のスクワットだけは外せない。
 ニュースは明日の組閣予想と、麻生内閣の総括。ラジオを消して執筆に集中。BGMはサンタナ。
 豪徳寺まで歩くつもりがタクシーで。雨がぱらぱら落ちてきたのだ。豪徳寺駅で山部洋史氏と待ち合わせ。いつものイタリアンレストラン『フィレンツェ』で山部洋史氏送別会。イタリアンビール、モレッティーで乾杯。みんなで白ワイン1リットルを飲む。ここの料理、外れたことがない。いつだって、どの料理も満足。そしてリーズナブルな価格。今夜の秀逸はイベリコ豚のグリーンペッパーソテーとナマウニのスパゲッティ。
 山部洋史氏、23年間の東京暮らしに決別。熊本で新しい人生にチャレンジ。彼は愛育社でいろいろとボクの企画を立ててくれたが、最近ではすっかり音楽仲間で大切な友人。先日も日本点字図書館イベントにきてくれ、あの旋律怪しき戦慄の演奏、恐怖の指笛攻撃にもさらされた。彼もまた、二度とあの指笛を聞きたくないという。彼の東京での23年間はどうだったのだろう。自分には本当の有人がいないのではないかと、ひとり寂しく酒を飲んだこともあるとか。それでも、帰る故郷のある彼を羨ましく思う。今のボクには帰る家も家族もない。ただ、コボちゃんとイヌネコハトとの暮らしがあるだけだ。ボクの暮らせる場所はここにしかない。失明したときも、すべてを失ったときも、ボクはここ東京で生きてきた。仕事も有人もここにいる。だから、ボクはここに骨を埋めるしかないのだ。死ぬまで自分の仕事を見つめる。ボクの幸せはそれでしかない。
 24時に店を出る。けれども空からは大粒の雨。フィレンツェのマダムが大きな傘を貸してくださる。山部洋史氏と豪徳寺の改札口で堅い握手。来年また熊本で一緒に音楽をやろう。
 コボちゃんが甘いものを食べたいといい、デニーズでお茶。雨の中を歩いて帰宅。それぞれの人の、都会でのそれぞれの孤独を感じた夜。
▲ 秋雨や都会の孤独背に受けて

0916・水・新内閣立ち上がり・
 未明に起きて執筆。ラジオを消してサンタナをBGMに集中。ちょっと二日酔いで満腹だけど、頭は回転している。
 朝の散歩は豪徳寺まで。ゆうべの雨が嘘のよう。イタリアンレストランに早く傘を返さなくては。お腹がすいていて、なおかつ懐の暖かいタイミングでないと無理。いやはや貧乏はつらい。
 書籍に絵とサイン。小森まなみちゃんと土曜日の打ち合わせ。
 カレーライスで午後のランチ。ナマタマゴがうまい。
 Hさんよりありがたいご依頼。エム ナマエの仕事を後世に残せるチャンスをいただく。身に余る名誉に感謝。
 いつもの透析。ラジオは鳩山総理大臣誕生と麻生太郎内閣総辞職。麻生太郎が異例の記者会見はまるで反省の色なし。この人、悪い人ではないのだが、底抜けのアホ。ニュースは新内閣発足で一色。それでも、それと同じくらいの比率でノリピー保釈を報じている。保釈金の半分がまだ未払いとか、記者会見をするのではないかとか。おいおい、もうひとつの芸能人麻薬事件はどうしたの。人が死んでいるというのに、おかしな話。闇の勢力が闇に葬ろうとしているのではないか という疑惑が世間にはある。新内閣、真相を明らかにしてもらいたい。
 透析中はよく眠る。でも、目覚めたら巨人阪神が面白い。結局、阪神の連勝で、巨人の完全優勝を阻止する。
 帰宅してアクセスはピンチヒッターのテレビジャーナリスト、ジンボテツオ氏。鳩山内閣が約束を破って官邸記者会見に制限を与えていると抗議。民主党はディスクロージャーを宗としていたはずなのに、政権をとったばかりで約束反故ではないかと憤っていた。けれども、鳩山首相自身も知らないことらしく、新内閣もそれぞれのパートのコントロールが楽ではないだろう。我々は注意深く見守り、その結果を引き受ける覚悟をしておかなくてはならない。
 未明まで新内閣への記者会見が続く。ひとつひとつを聞いていると、なんとなく心配になるので、ラジオを消す。いや、なったばかりの大臣を質問攻めにするのもどうかと思うのだ。万人が満足するような答えなんてあるはずもない。
 執筆以外は何も思うようにいかないので、布団をかぶり、落語をかけて寝てしまう。
▲ 麻生太郎政権交代功労者

◇ 東海道コース 四日市到着   四日市を通過しました。  次は石薬師。

0917・木・
 未明に起きて『ありがとうアリーナ』の執筆快調。BGMはサンタナ。空腹だが飲み物は許可されているのでリボビタンDとオロナミンCの効果は大きい。頭脳エンジンの燃料としては申し分ない。
 スタンバイをBGMにいつもの朝の運動と日記。井の頭自然園のアジアゾウのハナコ、62歳で日本最長労。盲導犬アリーナもハナコに会いにいったし、ボクもハナコとは小さい頃から何度も出会っている。というのは、ハナコは昭和22年に生まれ、戦後初めて日本にやってきたアジアゾウなのである。けれども、ハナコの生涯は波乱万丈。今は満たされた老後を送っているとか。もう既に歯は抜け、バナナとリンゴの特製団子を食べているそうだ。ハナコが元気なうちに、もう一度会いにいきたい。
 昨日からずっとキジバトポッポは自由に室内で遊んでいる。ただし、窓辺のアスレチックからは一歩も出ないところが賢い。そのアスレチックの横にあるマッサージチェアでアルルが日向ぼっこ。キジバトポッポの鼻先をアルルが通っても、キジバトポッポはまるで平気。アルルの目の前で餌をついばんでいる。アルルにとってもキジバトポッポにとっても、お互いの存在は環境となっているらしい。そんなイヌと山鳩に留守番をさせ、外出。
 クオリスで下高井戸へ。途中、ミニパトが杓子定規に駐車違反の取り締まり。けれども、工事車両の取り締まりは気の毒。目の前で簡単な工事をしているのだし、クルマは交通妨害にならぬよう駐車しているので、少しは融通を効かせてあげればいいと思う。最近は駅前や繁華街での駐車違反が少なくなった影響か、静かな住宅街にまで駐車違反の取締官が蠢いているが、気持ち悪い。この罰金、どこへいき、何に使われるのだろうか。取締官の以前の職業は何だったのだろう。街中のコインパーキングのオーナーって、もしかしてその大半は国ではないのだろうか。駐車違反が少なくなったのはありがたいが、血の通った行政をして欲しい。新政権、もっと行政をコントロールしなければね。頼みますよ。
 11時半、住野先生による腹部エコー検査。ボクは住野先生の大ファン。一年に一度はこの先生のお声を拝聴したい。態度もお声もボクの信頼感を刺激する。検査しながらもコミュニケーションがスムースだし、質問にも即答してくださる。何よりも説明が分かり易い。ふと気がつくと、先生の診察室にもサンタナが流れていた。ご趣味だとか。この住野先生、最近大学で教授になられたとか。納得できる結果である。ボクのお腹の中は特に異常はなかったみたい。
 そのまま新宿へ。京王線、下高井戸駅のホームにベビーカーに乗ったダックスフンドが2匹。賢そうに周囲をキョロキョロ。ワンちゃんを囲む環境も加速度的に改善されている。これは心ある飼い主たちの功績だ。ブランド犬軍団のような、イヌと見ると吠えまくる個体ばかりでは、こういう現実はあり得ない。
 午後から寄席。新宿末広亭。昼の部は漫才から。ホンキートンクの予定がにゃん子・金魚。いつものふたりだが、エコがテーマと新しい路線。落語は五明楼玉の輔がめちゃくちゃ面白かった。枕も皮肉たっぷりで笑えるが、ネタは新作で、これは抱腹絶倒もの。この人、まだまだ聴いてみたい。奇術はマギー隆司。マギー四郎の弟子だと思うのは、手品は三流だが、しゃべりが面白いところ。三味線漫談は三遊亭小円歌師匠。この人、ボクは大好き。いつ聴いても波がなくて好感を抱ける。代役で東条した若手落語家が買い物だったが、名前を忘れた。ギター漫談はぺぺ桜井。この人、ラジオの方がいい。舞台では早口過ぎて、よく聞き取れない。でも、ネタは悪くない。とはいえ、ギターもしゃべりも中途半端。橘家圓蔵が中入り前。『道具屋』はくすぐりまで覚えているが、この人、いつも楽しそう。骨の髄まで好人物なんだと思う。しきりに談志師匠の話をしていた。体調不良を心配されているのではなかろうか。その昔、談志と円鏡で痛快早口コンビを組んでいたことがあって、その録音を談志家元が、お宅でこのボクに聞かせてくださったことがある。意外と思うかもしれないが、談志家元ほどお客にサービスする人はいないのだ。早くお元気になっていただきたい。中入りで食事をする。春風亭勢朝はなかなか。さすが柳朝の弟子。川柳川柳はずっと歌いっぱなし。78歳とは思えない若さと美声。早口はぼけないのではないか、とはコボちゃんの意見。桂文生はベテラン。盲人をネタにした出し物をやろうとしたら、客席に盲人がいることを思い出したみたいで、楽屋の前座に確認している。ボクが「やれやれ、気にしない」といったのに、「末広亭の決まりでござんす」てなことをいって、あたりさわりのないところで引っ込んだ。じいさん、しっかりしてくれや。とりは古今亭志ん五。よく知っているネタをうまくやるもんだから、いい子守唄になってしまった。
 伊勢丹で買い物。京王線とクオリスで帰宅したら、アルルとキジバトポッポは仲良く留守番をしていた。
 低血糖を感じたのでオロナミンC。それから夜の散歩に出る。巨人阪神を聴いていたら、ノリピー記者会見。タレントの女房に麻薬を勧めるサーファー亭主はよくないに決まっている。いい加減、もう忘れてやれ。
 途中からボクがアルルをホールド。暗いので盲導犬ごっこは危険だが、アルルはほぼヒールウォーク。途中、ストレートコーテッドのジョニー君に会い、遊ぶ。ジョニー君のオーナーとブランド犬軍団の話題。いつも吠えられているとか。
 建物の玄関でマサミさんと立ち話。ブログを読んでくださっている様子。少し恥ずかしい。
 伊勢丹で買ってきたつまみでビール。ボクにとってはよい気分転換の一日となった。
 マサミさんが何か持ってきてくださったが、ボクは既にベッドの中で白河夜船。あとで聞くと、誕生日祝いにクッキーをくださったのだ。感謝。
▲ 秋晴れの寄席は満席世は情け

0918・金・
 未明3時より起きて執筆は『ありがとうアリーナ』もうひとつの盲導犬物語。BGMはサンタナ。仕上げなくてはならない原稿が他にもあるのに、どうもこの原稿執筆が面白くて仕方がない。すぐに夢中になってしまうので、あっという間に時間が過ぎている。
 いつもの時間にTBSラジオをつける。おはよう一直線の星占いは吉。けれども、パーソナリティーのイクシマヒロシさん、気の毒。ガードレールにつまずき、顔面から地球に激突。顔は腫れ上がり、悲惨。全身もガタガタ。星占いで凶が出ると、自分の運命と照らし合わせ、愕然としている。そして、もっと気の毒なのは、明日の彼の取材が『救命救急」。そんな顔でのレポートはリアリティーがいやますことだろう。パートナーの大野気象予報士、笑いをこらえてスタジオの向かいで相手をしていた。
 朝の散歩はスタンバイを聴きながら。森本タケローさんのピンチヒッターで登場したTBSラジオのアナウンサー、昨夜のTBSテレビのノリピー報道を批判。テレビ画面は終始ノリピーの顔面アップ映像を流し続けていたらしいのだ。つまり、ノリピーの顔面ドアップ以外、視聴者には何も見えない。後に知るのだが、この記者会見、元事務所が主催したので、そこをぼやかしたかったのかもしれない。解雇したはずのタレントを再び支援していること、不自然と思う。ノリピーもサンミュージックもしたたか。いや、テレビ局もそれに加担している。ボクにはテレビが日本の知的レベルや文化向上に貢献しているとは到底思えないのである。
 アルルを横にアイスコーヒーを飲んでいたら、目の前のポストに幼稚園児が葉書を投げ込んでいる。背伸びをして可愛い、とはコボちゃんの実況中継。けれども、その子の鼻の穴からは真っ白なティッシュペーパー。お母さん、もっと気を遣ってあげてくださいな。これから電車に乗るんですから。
 遠足にいく小学生の集団が通貨していく。目前のシルバーウィークスに浮かれているのでもなく、ただそういう季節なのだ。暑くもなく、寒くもなく、いい気候。
 絵夢工房の社長、木村裕一事務所、鎌倉文学館と電話打ち合わせ。子守まなみさん、下村健一氏、順子ちゃんと明日の打ち合わせ。その他のメールあれこれ。パソコンに向かっていると、たちまち時間が経過する。
 シャワーと髭剃り、着替え。TBSラジオ、デイキャッチがBGM。コメンテイターは宮台先生。政権与党になった民主党のメディア対応について意見を述べられていた。権力は、市民メディアを軽視してはならない。既に国民のかなりの部分はマスコミの世論操作に流されるレベルではなくなってきているのだ。
 いつもの透析。大相撲が面白い。まだ一度も勝手いない平幕力士が全勝の横綱を土俵に転がした。そのあまりの展開にアナウンサーも解説者も絶句。ラジオからは観衆のどよめきしか聞こえてこない。NHKテレビに回すと、やはりアナウンサーは予想外の結末に慌てていて、あまり言葉になっていない。いずれにせよ、テレビのアナウンスは何も伝えてくれないので、ラジオに回すのだが、やはりアナウンサーは無言。結局、どんな取り組みだったのか、何も伝わってこなかった。困るよね、アナウンサーの思考停止は。それとも、純粋に放送事故だったのか。
 ベッドで熟睡していたら、小川先生に声をかけられる。腹部エコーの結果を伝えてくださるのだ。ボクはこの先生も好き。どんな質問にも丁寧に答えてくださるし、責任感ある勤務態度には尊敬を覚えるのである。この先生のアドバイスで、ボクは副甲状腺機能更新症の治療を決心したのだ。で、検査の結果は問題なし。安心のため、検査は欠かせない。
 透析より帰宅してアクセスに傾聴。自民党総裁選に出馬する三人の議員のディベート。河野太郎氏が総裁になれば、自民の復活はあるかもしれない。けれども、自民党は今だ複数の亡霊に支配されている。今、いちばん注目される政治家は、自民党を追い出された亀井静香と鈴木ムネオかもしれない。
 いつもより早く眠る。BGMは落語。
▲ ラジオでは黙ってないでアナウンサー

0919・土・シルバーウィークスのスタートライン・
 早起きをしてパソコン。
 7時になったら、TBSテレビのサタデイズバット。下村健一レポートは入閣したばかりの社民党福島党首への密着取材。本人の福島党首は毎週のようにこの番組でケンちゃんと共演している。それにしても、先週は盲聾の福島教授のレポートだったから、続けて福島さんに取材していたわけだ。ケンちゃん、徹夜のはず。本当に鎌倉へこられるのかしら。
 朝の散歩は豪徳寺へ。ポケットラジオを聴いていたら、イクシマヒロシの実弟、スポーツライターのイクシマジュンが自分の兄貴が地球と顔面衝突をした話題。ところが、彼も同じ時期に、髭剃り途中で背筋の肉離れをやっていて、兄弟そろっての災難を笑い話にしていた。
 いつもの花壇でブレックファスト。モスのテリヤキチキンバーガーが旨かった。本日は連休初日。人通りがいつもと違う。永六輔さんの土曜ワイドを聴きながら帰宅して着替え。ずーっと土曜ワイドをBGMにしていたら、野坂昭如さんの歌を永六輔さんがかけるといっている。もしも本当なら、7年ぶりの歌声。野坂さんは言葉のリハビリにいそしんでおられるからだ。そして歌がかかった。
♪九条いっぽん護れずに
 どうして国を護れるか!
 九条万歳!日本万歳!♪
 ボクは野坂さんの歌声に鳥肌が立つほど感動して、思わず番組にメールしていた。
「 野坂さんの歌、感動的でした。ひさしぶり、野坂さんご本人の歌声を拝聴できて、今朝はいい朝となりました。歌詞、びんびんと伝わってきました。野坂さんの歌、放送をしてくださったこと、心より感謝申し上げます。その昔、武道館に三人の歌を聴きにいったことのあるエム ナマエ」
 10時半、鎌倉に向かう。胸には筆記用具。小田急線の快速特急、藤沢行きにタイミングよく乗車できた。車内は連休初日の浮かれた空気に満ちている。藤沢で江ノ電に乗り換え。コボちゃんは海を眺めている。沖合いに台風がきていて波は高いが、サーファーは喜んでいる。波間ではサーファーの花盛り。それをコボちゃんが実況中継。
 由比ガ浜駅から鎌倉文学館に電話。すぐに迎えのクルマがやってきた。到着すると、控え室に案内され、鰻重をご馳走になる。旨かった。
 そこへカワイカメラマン登場。話によると、土曜ワイドでボクのメールが紹介されて、それでカワイさん、ボクのホームページを見て、木村裕一展覧会にエム ナマエとのトークショウがあると知り、飛んできたのだ、とのこと。そうか。ボクのあの稚拙なメールがラジオで流されたのか。
 小森まなみさん、田島征彦氏、そして木村裕一氏の全員集合。順子ちゃんもわざわざ鎌倉まできてくれて、カメラマン。
 まなみちゃんにボクの筋肉を触ってもらう。病人とは思えないマッチョに、まなみちゃん、大袈裟に驚いてくれる。長く芸能界で活躍されているまなみちゃん、本当に優しくて可愛い。
 鎌倉文学館『木村裕一こころとこころのひみつ展』にて木村裕一・エム ナマエのトークショウ。
 客席には下村健一ファミリーがきてくれている。長女のエリカちゃんは木村裕一教室の生徒なのだ。それにしても、ケンちゃんは徹夜明け。友人は本当にありがたい。

 満員御礼でお客さんはカーペットに座っている。部屋は酸欠になりそうなほどで、廊下にも人があふれている。これまでのトークショウでいちばんお客が多いとか。ボクは小森まなみ効果が大きいと思う。
 まず、下村健一氏、ケンちゃんにトークへ参加してもらう。春にも、この三人でトークショウをやったことがあるのだ。ケンちゃんはさすがジャーナリスト。ボクの与太話とは雰囲気が違う。表現者のステージに報道者のケンちゃんが加わることには意義がある。元アナウンサーのケンちゃんの言葉には説得力があった。そして小森まなみちゃん登場。足にはウサギのスリッパ。ファンの皆さん、きっと大喜び。絵本「いつもぶうたれネコ」を朗読してくださる。木村裕一スタッフの武岡さんが編集したキーボードによるBGMが流れている。ボクはまなみちゃんの隣で、その朗読に傾聴。読み手が変わると作品も変わる。まなみちゃんの朗読、よかった。ボクは朗読にこれといった形はないと考えている。声優さんの朗読もまたいい。そして画家の田島征彦さんも参加。絵本や絵画談義をする。
 木村裕一とエム ナマエは既に漫才コンビの境地に達していて、客席からは笑いの渦。皆さん楽しんでくださっている様子。そのままの流れで質疑応答。さすが木村裕一の展覧会。やはり彼への質問が多い。まなみちゃんの熱烈ファンの反応が感動的。そのままサイン会。木村裕一と並んでのサイン会はいつも楽しい。絵本『あしたのねこ』と絵本「いつもぶうたれネコ」に絵とサインをするのだが、中には「みつやくんのマークX」を持参してくださる方もいて、33年前からの熱烈ファンだとかで、光栄なことである。5月の浜松、8月の日本点字図書館にもきてくださった愛読者の女性、神奈川県の鎌倉へもきてくださる。彼女、千葉県在住なのだ。そこで、あの恐怖の指笛軍団の批判となる。ボクは、あの恐怖の指笛がひどくて、エム ナマエのイベントにはもうきてくださらないのではないかと心配していたので、彼女の来訪には感激。入江杏さんは仲間を9人も連れてきてくださった。石和図書館の雨宮さんも有人と一緒にきてくださっている。皆さんとの触れ合いが何よりも嬉しい。

 スタッフと友人で鎌倉のレストランへ。木村裕一氏のオゴリである。むむむ、太っ腹。だから、というわけではないだろうが、木村裕一、ライスは大盛りだった。ボクの向かいはカワイカメラマン。愉快に談笑する。カワイさんが広田尚敬カメラマンとつながりがあって、今度一緒に鉄道写真の展覧会をやると聞いて驚く。やはり世間は狭い。
 木村裕一氏の運転する高級車、ジャガーで我が家の前まで送ってもらったのが夜の10時。
 着替えをしながら、ラジオ文芸館を聴いていたら、オイケンから電話。やはり永六輔さんの土曜ワイドを聴いていたとかで、その様子を伝えてくれる。最近、ラジオのファンがどんどん増えてきて、嬉しい。また明日、ゆっくりと話をしようと約束して電話を切る。
 本日のお礼メールをいくつか。ラジオ深夜便のゲストが時代錯誤なので驚いた。ケニアの話題だったので、よけいそう感じたのだ。コボちゃんとビールで乾杯したら、たちまちダウン。
 熟睡したせいか、またまた早起きをしてしまう。
▲ 風強く波乗り人の花盛り

◇ 東海道コース 石薬師到着 石薬師を通過しました。 次は庄野。

0920・日・
 早起きをしてパソコン。日記とメールあれこれ。昨日はほとんど外だったので、やることがいくらでもある。
 日曜、朝の6時からは文化放送で志の輔の番組。今朝は柳亭痴楽の落語は『新聞記事』。志の輔、落語も語りも、どうしてあんなに愉快なのだろう。やはり、人間に興味があるのだと思う。
 涼しいと思って長袖のTシャツで散歩に出るが、日差しは強い。台風が沖を通過したせいか、風が通り抜けていく。アルルは実に巧みに盲導犬をやる。でも、コボちゃんから見ると、かなり必死の形相とか。やはり、能力限界での行為なのだ。
 花壇に座っていると、いろいろな人が話しかけてくる。ボクは片耳でイヤフォンからのラジオを聴き、片耳で話を聞いている。まあ、どちらもいい加減になるのは仕方がない。
 帰宅すると同時に国際ジャーナリストのオイケンから電話。1時間の長電話をしてしまう。オイケン、政治家の物真似が得意。元ニュースペーパーの松崎菊也に紹介しようかといったら、そうだ、菊也さんはオイケンからの紹介だったことを思い出す。政権交代直後だから、話題はいくらでもある。
 日曜の昼はNHKラジオ。マッサージチェアで素人喉自慢を楽しんでからランチは、タマネギたっぷりの洋風雑炊。これが秋の気配にぴったり。
 毎日新聞から送信されてきた連載童話の資料を読む。原稿のボリュームなど、具体的につかめた。そろそろ構想をまとめ、執筆を開始する予定。複数の原稿を同時進行させるのは愉快。
 プロ野球はほとんどがデイゲームで、唯一のナイトゲームもつまらない。文化講演会も心弾むテーマではなかったので、BGMはずっとサンタナで執筆。ライブ版のブラックマジックウーマンがいいのだ。
 早寝をして、未明に起き、再びパソコンに向かう。
▲ 朝ぼらけ夏の残り香遊歩道

◇ 東海道コース 庄野到着 庄野を通過しました。 次は亀山。

コメント
エムナマエさん、とても温かい雰囲気の画像があり、朝からみていて、温かい気持ちになりました。

お客さんがいっぱいでよかったですね。

素敵なトークショーだったのでしょうね。

それと、「ちょっとそこまでパンかいに」の絵本、みてみたいなあと思いました。

これからも増刷されますよう願っています。

涼しくなってきましたが、お身体気をつけてくださいますように。
[2009/09/25 09:22] URL | shinsuisui22 #- [ 編集 ]

ありがとうございます。
こんにちは、エムさん。先日もお会い出来て、嬉しかったです。そして、気にかけて頂き、ありがとうございます。千葉在住の者です。
楽しい時間は、あっという間でしたね。エムさんも、もっとお話したかったのではなかったですか?きむらゆういちさんとのお話は、とても自然で、いつもこんなふうにお話されているんだなあというのを感じることが出来ました。
また、近いうちにお会い出来たらと思いますので、宜しくお願いします。
[2009/09/26 12:51] URL | AYAKO #- [ 編集 ]


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