FC2ブログ
全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
プロフィール

emunamae

Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



リンク

このブログをリンクに追加する



カテゴリ



最新記事



検索フォーム



月別アーカイブ



RSSリンクの表示



QRコード

QRコード



最新トラックバック



2009年9月7日~13日
0907・月・
 政権交代の序曲としての一週間が始まる。今度こそ、我々が選んだ政権だ。その行方を自らの責任として見守っていきたい。
 朝いちばんのニュースはイチロー、大リーグ通算2千本安打達成。コンスタントに結果を出すことの難しさはプロフェッショナルを意識する者なら誰でも経験している。イチロー、お見事、拍手。大リーグの新記録達成まで、あと5本。
 午前中、ひたすらパソコン。日記を書き、昨夜の続きで『100冊の本制作委員会』のためのテープ起こし原稿のチェック。これに時間をとられて、なかなかアリーナ物語の執筆に手が届かない。
 メールあれこれ。面白いメール、楽しいメール、嬉しいメールをいただく。
 声優の小森まなみさんに連絡。友情出演のお願い。木村裕一氏は彼女のラジオリスナーだったし、ボクも彼女の声の大ファンである。ボクのポエムを朗読してもらったものがCDにもなっている。個展やイベントにはいつもきていただいているし、一緒に芝居を観たこともあるし、川田龍平さんの立候補キックオフパーティーにも応援にかけつけてくださった。19日の鎌倉文学館のステージに上がっていただくことはありがたい。
 空腹で透析を受けることの危険性を体験したので、とにかく食べ物を胃袋に突っ込み、再びパソコンに向かい、アリーナ物語を時間まで執筆。
 いつもの透析。本来は薬のローテーションだが、いきなり採血されてあせる。週末はずいぶん肉を食べたような気がするからだ。
 透析中はラジオのニュースに傾聴。選挙で引っくり返って、自民党が悪あがきをしている。そういう部分が嫌われて落とされたということ、まだ自覚していないのだろうか。文字通り、自民党は裸の王様だったのだ。
 高速道路無料化の有効性を示す試算を国土交通省が隠していた。自民党政権は民主党制作の有効性を否定するため、試算の存在を否定していたのである。政権交代により、これからいかなる悪事が暴かれていくか、実に楽しみ。既に財務省は民主党に対して煙幕を張っているが、民主党、負けるなよ。
 民主党の人事が進んでいる。社民党の福島党首、どうやら入閣の気配。どんな仕事をするのかな。社民党とはご縁がある。福島党首の秘書が個展にきてくれたこともあるし。松崎菊也氏やすわしんじさん、石倉チョッキさんたちの『裸の王様』ライブも社民党本部ビルの三宅坂ホールで開催されている。で、思うのは、あの大きなビルを民主党に賃貸してはどうだろう。社民党、少しは楽になるかもしれない。とにかく、ボクは応援しているのです。保坂さんもあべさんも、みんな有能な人ですから。
 千葉県がひどい。県庁では事務用品の架空発注で隠し予算をプール。その金額は30億円。期限の切れた領収証は既に存在していない。この不正経理の発覚、あのボンクラ知事の功績だとしたら、見直してあげるけど、どうやら違うみたい。千葉県は県議会も壊れている。議長が恐喝。あのボンクラ知事を選んだくらいだから、やっぱり千葉県、どうかしている。
 その千葉県出身のコボちゃんが迎えにきてくれて、帰宅。駐車場からアルルと三人で歩く。みんなでダルマサンガコロンダ、をやるが、アルルはアリーナほどうまくやれない。嬉しくて、どうしてもはしゃいでしまうのだ。
 夜はかなり涼しい。コボちゃんと、つまみでビールをやりながら、ラジオの朗読に耳を傾ける。以前は毎晩のようにTBSラジオのラジオブックスをこうして聴いていたのだがラジオから朗読番組が消えることは猛烈に悲しい。24時半を過ぎて、ラジオ深夜便で藤沢周平作品朗読は橋物語の第4話『赤い夕日』の第3回。転回の巻きである。
 それにしても、秋の到来が早いので寂しい。
▲ 夏の君あんまり早くいかないで

0908・火・
 目覚めたときには、コボちゃんとアルルが散歩から戻っていた。コーヒータイムのあと、コボちゃんは出勤。ボクは頭がすっきりせず、まだ眠りたいのだが、宅急便など、なかなか眠っていられない。
 いつもの朝の運動と日記。17文字原稿。集中したので、思ったよりも時間がかからなかった。
 木村裕一事務所に電話。19日の小森まなみさん友情出演の確認。彼のホームページには既に記事としてアップしているとか。まなみさんもラジオで呼びかけてくださるとのこと。
 宮台先生からメールの返信をいただく。政権交代についてのボクの質問に対して、先生の最近の政治状況についての所感をしたためた原稿を添付してくださった。読んで納得。こんがらがった糸がまっすぐになる。そして、学者の深い理解とボキャブラリーの違いはあっても、ボクのような凡庸な童話作家でも根底で感じることはつながっていると感じた。以前から常々思うこと。それは近頃の日本が、目的と手段を取り違え、迷路に入り込んでいる、ということ。お金が目的になると、仕事がつまらなくなる。これは拙著、言葉の絵本に書いた言葉だが、つまり、我が国は長くその履き違えをしているのだ。
 夕方からのアリーナ物語、執筆は快調。徐々にクライマックスに近づいていく。書いていると、アリーナと歩き回った、あの時間へ戻っていく。
 夜はコボちゃんと散歩。豪徳寺へ向かうが、コボちゃんがダウン。方向転換して光陽楼へ。ところが、火曜日が定休日であることをすっかり失念していて、ガッカリ。頭の中は雲呑麺のイメージでいっぱいになっていたのに。こういうガッカリは、本当にガッカリなのだ。気分を変えて、すずらん通りへ。アルルを閉店中の店先に待機させ、ラーメンの「英」に入ろうとするが、行列ができていて、あきらめる。そこで初めての居酒屋へ。まあまあの味だが、オヤジがおしゃべりでうるさかった。でも、メニューに川海老があったのは嬉しい。あの小さな海老を、ときどき無性に食べたくなるのだ。
 酔っ払って帰宅。ラジオ深夜便の水野節彦アナウンサーの声を聴いたら、たちまち熟睡してしまった。嬉しいような、勿体無いような。
▲ あの店のあの席でまたあの味を

0909・水・ざビートルズデイ・
 最近にしては珍しく早起き。けれども、散歩に出たのはいつもの時間。豪徳寺駅前花壇でホットドッグをかじっていたら、いきなり民主党都議の街頭演説。あまりの音量で、思わずホットドッグの中身を取り落とす。アルルは大喜び。拾い上げたコボちゃんの手から、ろくに咀嚼もせずに呑み込んでしまう。
 帰り道、妙齢のご婦人から声をかけられ、戸惑う。そうしたら、いつも挨拶するブラックラブのお母さんだった。ワンちゃんがいなくて、外出の支度をされると、それだけで、もう誰だか分からない。まあ、コボちゃんだって、ボクとアルルがいなくて、お化粧をすれば、誰も彼女とは気がつかないかもしれない。
 帰宅してFM-J-WAVEでリマスターのビートルズを聴く。確かに音が違うかもしれない。最近、FM-J-WAVEでザ・レインを聴いたのだが、以前と印象が違って聞こえたのは、このリマスター盤だったのだろうか。いや、違うだろう。今日の午前9時9分の発売までは封印されていたはずなのだ。とにかく、新しい音でビートルズを聴けるのなら、これほど嬉しいことはない。評判通り、確かに80年代にCDになったビートルズの音はこもっていた。
 昼になると台風一過の秋晴れになるとの予報だが、見事に外れ。でも、涼しくて気持ちがよい。ボクは早くも秋のジャケット。元気よく歩いていく。南新宿を降りると、コボちゃんは早速、あのおいしいパン屋さんで買い物。
 午後1時、代々木山下医院にて検査は副甲状腺エコーと採血。初めての検査技師。男性だが、仕事は丁寧で親切。検査後はいつもの店で長崎チャンポン。
 まっすぐ帰宅。まだ予定が終わっていない。FM-J-WAVEをかけて、ビートルズ音楽に傾聴しながら、おえかきデスク。
 ニュースでは下野の決定した自民党のドタバタを報道。今の様子では、自民党の復活はないかもしれない。となると、二大政党制を実現するには、政界再編製の道しか残されていないのだろうか。
 いつもの透析。ベッドに入ってラジオをつけると、連立政権樹立直後の記者会見。福島社民党党首が質問に短く答えていた。この人、やっぱり入閣するのだろうか。だったら、この貫禄のなさもまたユニークで面白いかもしれない。
 イチローの本日は5打席ノーヒット。記録まであと5本はそのまま。コンビニのレジが無人化されるとか。ますます人と人の間のコミュニケーションが希薄になっていく。経済効率よりも大切なものがあるはずだ。手段と目的を取り違えてはならない。とても眠くてうとうとしているが、ときどきFM-J-WAVEに耳を傾け、新しいビートルズサウンドが聞こえるのではないかと期待する。そうしたら、NHKのテレビニュースでも音の聞き比べをやっていた。
 透析終了時に不整脈。けれども、ベッドに起き上がると、たちまち正常な脈に戻る。こうした症状は季節の変わり目によくあることなのだ。
 帰宅して、コボちゃんがテーブルに食べ物を並べていると、ネコのキロンがボクのハムを食べている。朝はイヌのアルルに自分のフランクフルトを食べられて、夜のボクはネコの食べ残したハムを食べている。
 コボちゃんの買ってきた酢豚を肴にビール。でも、コボちゃんは箸をつけない。どうしてかと聞くと、さっきコロッケを食べてから気持ちが悪いという。で、いつのコロッケかと心配になり、尋ねると、月曜日のだという。熱は通したかと聞くと、オーブントースターでしっかりと加熱をして、脂も落としたし、匂いも悪くなかったという。じゃあ、問題ないのではないかと問うと、食べたコロッケが3個だという。そりゃあ食べすぎでしょう。気持ち悪くなるのは当たり前。心配をして損をした。
 涼しくなったので、キジバトポッポを四階へ連れていき、ネコドモをフリーな状態にしてやる。するとたちまちデブネコのミミが布団に潜り込んできた。そこで、一晩中太ったネコを抱いて眠ることになる。
▲ 猫抱いて眠りたくなる白露かな

0910・木・
 ネコのミミと目覚める。すると、襖の隙間から、キロンが鳴きながら入ってくる。
 スタンバイは森本さんや遠藤さんが遅い夏休みとかで、ピンチヒッター。悪くはないが、面白くない。
 コーヒータイムは食欲なし。ゆうべの酢豚で胃袋不調。コボちゃんはネコドモを別宅に連れていき、キジバトポッポを窓辺で遊ばせてから出勤。ボクはいわゆる秋バテというやつ。どうにも頭がすっきりせず、盲目の目の前にも霞がかかっていて、耳もなんだか難聴。ここは眠るしかない。ところが、ちょくちょく電話がかかってくる。窓辺ではキジバトポッポが元気欲歩き回り、アルルはボクのベッドに乗ったり降りたり。外は快晴。一日遅れで天気予報が的中したわけだが、こういうのは的中とはいわないのかもしれない。とにかく、窓を全開にして、気持ちのよい風を入れる。
 パソコンに向かうが集中力に乏しい。ひさしぶり、名木田恵子さんから電話。学生時代からの友人でデビューも同じ時期。でも、彼女には『キャンディーキャンディー』という絶対のヒット作があり、著名。ボクの夢を見たとかで、気になって電話をくれたとか。途中、宅急便で友人から新米が届いて中断されたが、結局長電話をしてしまう。話題になった先輩の岡信子先生にも電話をする。またまた話しこんでしまう。
 イチローがヒットを1本。これで記録まであと4本。民主党は組閣で多忙らしい。どんな人事になるかは知らないが、ボクがその昔に憧れたような、たとえば東宝映画の特撮シリーズの、『妖星ゴラス』や『地球防衛軍』や「世界大戦争』や『日本沈没』に出てくるような、頼れる内閣であって欲しいと思う。そういえば、『日本沈没』に出てきた丹波哲郎演ずる総理大臣は貫禄があったなあ。
 両手両足の爪をしっかりと切り、気分を一新してパソコンに向かう。複数の原稿に加筆。原稿執筆に集中していると、コボちゃん帰宅。コボちゃん、とある医療機関から熱望されていて、その電話連絡。職場は人間関係が難しい。精神的負担の少ない職場を選んで欲しい。
 原稿執筆に集中するつもりだったが、気分転換に散歩に出る。途中、高校と大学の同輩、S夫妻に会う。立ち話をした後、待望の雲呑麺目的に光陽楼で飲食。すると、Sから電話があり、食事が終わったら知らせろとのこと。アルルを盲導犬にして帰宅すると、建物の前でS夫妻が愛犬のハチ君と待っていてくれる。アルルには果物、ボクにはポルシェのサングラスを渡してくれた。Sはミスター・リッチマンで、奥さんが美人なのだ。
 階段をあがると我が家。コボちゃんはキジバトポッポを手の平や肩に乗せて遊んでいる。ボクが近づくと、大きくはばたいて、マッサージチェアの背もたれまで飛んでいった。鳥らしいことをしてくれると嬉しい。涼しいので窓を閉め切り、TBSとNHKのニュースを聴いてから眠る。
▲ 秋空をいく鳥見上げ飛べぬ鳩

0911・金・ナインイレブンから8年・
 起きてからパソコンに向かい、執筆。
 8年前のこの日、ブッシュはこのテロはキリスト教圏とイスラム教圏との戦争だと語った。そしてアフガン侵攻が決行され、2003年にはイラク戦争の火蓋が切って落とされたが、世界の混迷は増すばかり。8年前と違うことは、日米双方の政治的指導者が入れ替わったことで、これからが新しい体制へのスタートであるともいえる。
 未明、H2B発射成功。日本の新型ロケットが16トンと大型の無人宇宙貨物船を国際宇宙ステーションの軌道に乗せ、ドッキングすることになっている。このプロジェクトは退役を予定されているスペースシャトルに代わる重要な役目を背負っているのだ。このロケット製作の土台を担っているのは日本の中小企業。その技術なしでは人工衛星ひとつ上がらない。日本も真剣になって有人スペースシャトルの開発をしてはどうなのか。可能なんだと思いたい。
 いつもより遅い時間に散歩に出る。日差しが強く、アルルとの盲導犬ごっこは中止。いつもの花壇でアイスコーヒーを飲む。帰り道、2頭の柴犬に猛烈に吠えられ、そのあまりの夢中な吠え方におかしくなり、ゲラゲラ笑う。飼い主のおばさんは、一生懸命に犬たちをなだめるのだが、ますます盛んに吠えていて、これがまたおかしく、ボクはついつい大声で笑ってしまった。悪いことをしただろうか。コボちゃんは、そんなに笑うもんではない、とボクをたしなめた。
 帰宅してパソコンとメールあれこれ。ボクに送られてきた画像データのあれこれをコボちゃんに説明してもらう。レコーダーに記録して、あとでパソコンに言葉のデータとしてまとめることにする。
 秋バテのせいか、猛烈な睡魔に襲われ、昼食も忘れて寝てしまう。最近、夢の中で、洪水に出会うことが多い。名木田さんの夢の中で、ボクが釣りをしていたといっていたが、何か関係があるのだろうか。夢占いでは、水はどう理解されているのだろう。もしかして、水は不況のシンボルかもしれない。
 目覚めて軽食。空腹での透析はよくないと分かったからだ。
 デイキャッチは宮台真司先生がコメンテイター。本日の先生はなぜかエンタメ調で、おかしい。政権交代を楽しんでおられるのかもしれない。子どもの頃、独裁者を空想して、テレビの放送終了の日本国旗の変わりに、溶鉱炉メラメラの映像を流し、本日の処刑者何名と告知する、というような空想をして遊んでいたらしい。全快の会食のとき、宮台先生に、独裁者になれるといわれたら、いかがですか、と質問をしたことがあるが、あれは満更の的外れではなかったな、と笑う。デイキャッチのパーソナリティー、荒川強啓氏、病気は予防できると頭から信じておられる様子。この人、おそらく病気をされたことがないのだろう。もしくは、周囲に病人のいない恵まれた環境におられるのだろう。けれども、自分が健康であることは、ただただ幸運に恵まれているだけで、感謝すべきであることをご存知なのだろうか。素直で真面目な人柄ではあるが、ときどき大きな勘違いをしている所があって、ボクはこの強啓という人物を、狂鶏と書いて、ときどきからかいたくなるのだ。まあ、そういうキャラも可愛いといえる。
 マスコミは連立政権の内閣人事の行方を占っているが、亀井静香氏は法務大臣になって、死刑廃止を実現するのではないだろうか。
 いつもの透析。ラジオがプロ野球ばかりなので、この時間はテレビニュースを音声で見ることにしている。日本テレビ、関取を夢見る少年を見守る母親のドキュメンタリーに、素直に感動してしまい、FM-J-WAVEのグルーブライン、ミックスマシーンも忘れて、テレビ音声に傾聴してしまった。で、ミックスマシーンに回したら、担当の看護士からあれこれと質問をされて、音楽は中断。まあ、治療を受ける身だから、あまりワガママはいえません。
 プロ野球は楽天のガンバリだけが楽しみ。ヨコハマ、少しはしっかりしてくれや。上方演芸会を楽しみにしているのだが、出演者が老齢化しているせいか、最近なんとなくパワーを感じられない。演者もそうであるが、戯作者の若返りも必要かもしれない。
 帰宅すると、イヌネコドモがゴロゴロ。夕方、コボちゃんはキジバトポッポを屋上で遊ばせたとか。キジバトポッポは自由になっても空へ飛び上がることができない。30センチ飛び上がって、それであきらめたらしい。夕闇の中、コボちゃんはそんなキジバトポッポを胸に抱いて、しばらくはアルルと屋上に座っていたという。
 珍しく、何も飲まず、何も食べずで、そのまま眠る。涼しいせいで、いくらでも眠れる。
▲ 夕暮れを翼なくした山鳩と

◇ 東海道コース 桑名到着 桑名を通過しました。 次は四日市。

0912・土・
 起きてすぐ、TBSテレビ、サタデイズバットの下村健一レポートを聴く。先週の土曜日、塩谷靖子(しおのやのぶこ)さんが盲聾の福島灯台教授の指点字通訳をしていたことがあったと語っていたが、その福島教授にケンちゃんがインタビュー。遅れてきた障害者たち、というテーマで、これまで脚光を浴びることのなかった盲聾者の大会を取材していた。盲聾者である福島教授が、どうしてあんなにスムースに正しく日本語を発するのか、その努力に敬服する。
 パソコンに向かい、ルーティーンを果たしてから、朝の散歩に出るが、空気の中に細かい水の粒を感じる。けれども、コボちゃんは雨の降る気配はないという。そのまま勢いよく歩き出す。アルルとボクの盲導犬ごっこは、いつもの歩きと同じスピードで、躊躇することがない。最近は目的地の車道まで一直線。アルルは花壇でご褒美のおやつをもらう。アルルとふたり、コボちゃんがマクドナルドからコーヒーを買ってくるのを待っていたら、アルルがどんどん濡れていく。雨が降ってきたのだ。以前、ドトールコーヒーのあった店の前で雨宿りをしながらコーヒーを飲んだ。
 急いで帰宅。部屋にあがった途端、外では猛烈な土砂降り。ひどく濡れずにすんだのは奇跡。それとも、ボクが晴れ男のせいだろうか。
 マッサージチェア周辺の、キジバトポッポのためのアスレチック施設をどけて、ひさびさボクのマッサージチェア。コボちゃんに『犬身』を読んでもらう。500ページの書物だが、あと100ページも残っている。イヌと人間の関係がいいのだが、家族関係や性的描写に心を弾ませるものがなくって、それで中断したままになっていた。けれども、ずっと気にはなっていたのだ。最近はコボちゃんも勤務で疲れていて、なかなか朗読の時間が取れなかった。で、今日は読書の日にしよう、ということになる。
 窓辺のマッサージチェアで本を読んでもらうことは、最大の楽しみのひとつ。外界では土砂降り。蝉の声はない。けれども、ボクはマッサージチェアにあたり過ぎ、コボちゃんはひさびさの朗読で疲れ、午後はふたりで昼寝する。
 ケータイのメールで起こされる。時刻は3時を過ぎていた。茨城の友人Kから送ってもらった新米でタマゴかけ御飯を楽しむ。パカパカ行進曲の時間だが、マッサージチェアに直行して、コボちゃんに『犬身』の続きを読んでもらう。そろそろ最後の展開となりそうなのだ。感動の結末を迎えたのは夜になってから。この作品、ある朱の毒に満ちてはいるが、愛犬家なら必ず感動する結末。犬身は献身と変身に通じ、作品全体が犬尽くしになっている所も面白い。人とイヌの出会いは偶然ではない。その神聖なる事実に、愛犬家なら誰でも思い当たるはずなのだ。
 ラジオに電気を通すと、プロ野球はデイゲーム。試合のほとんどは終わっていた。楽天が6連勝とはすごい。ヨコハマの監督の首の挿げ替えがあるらしいが、いくら監督を交換したって無駄。きちんとお金をかけ、頭を使って選手を起用すべき。そして、選手を名前で採用するのではなく、可能性のある若い選手を育てれば、3年後にはきっと強くなれるはず。たったひとつでも、銀行になってばかりのチームがいると、リーグ全体が面白くなくなる。巨人軍に大きな顔をさせているのは、他のチームがしっかりしていないからなのだ。唯一、ドラゴンズだけが頑張ってはいるが。いや、最近の阪神だって悪くはない。
 FM-J-WAVEに回すと、ジャズピアニストのウエハラヒロミが出演していた。この人にインスピレーションを感じる。
 ラジオ文芸館は長谷川アナウンサーの朗読で「くまんばち」。クマンバチはスズメバチの異称と知る。これとは別にクマバチというのがあって、これはボクも知っている胴体の真っ黒なミツバチの仲間。これまで、ボクはクマンバチとクマバチを混同していたのだ。
 半分うつらうつらで朗読を聴き、11時のニュースが終わる前には眠りに落ちていた。100ページの朗読は読む方も、イメージを働かせて集中する方も、双方が疲れるのだ。結局、本日は他の何もできずに終わってしまった。でも、次は立川談春の「アカメダカ」を読んでもらえるのが楽しみ。
▲ 土砂降りを夏の名残に読書かな

0913・日・
 勢い欲目覚めるが、日曜日のラジオはいつもと違う。なんとなく、朝の星占いを聴けないのが残念。代わりに当世キーワードを聴く。面白い言葉はあったが、心には残っていない。
 6時からの文化放送の志の舗の番組で、またまたウエハラヒロミが出演していた。この人の落語に対する感性も甚だよろしい。ピアノについてはもっと聴きこまないと何ともいえないが、しゃべり言葉の波動も心地良い。世の中には才能に恵まれている人がいる。
 NHKラジオ第二に回すと、『シニアの哲学』。面白い。これはコボちゃんが見つけた番組。ラジオのどこもがつまらないとき、NHKラジオ第二に回せば、とんでもなく面白い番組にぶつかることがある。これはそのいいサンプル。以前、NHKラジオ第二では『高校倫理』を愛聴していたのだが、今はこの番組はボクにとっては行方不明。NHK、やたらに番組編成を変えないで欲しい。
 少し前の話題になるが、ボクの好きな俳優のデビッドキャラダインが死去していた。その昔、二十代後半のボクを夢中にさせた西部劇『燃えよカンフー』のヒーロー、クワイチャンケインを演じた男優。白人であるのに、中国人を演じた、すこし変わった風貌の元ダンサー。少林寺と開拓時代のアメリカ西部を結ぶ不思議な西部劇だった。その後、キャラダインは様々な映画で主役を演じていた。ご冥福を祈る。
 笑ったのが南アフリカのインターネットの話題。サッカーのワールドカップを目前にして、インターネットのテストをした所、伝書鳩がいちばん速やかに目的を果たしたとか。伝書鳩よりも遅いインターネットとは、どんなインターネットなのだろう。どう考えても不思議でならない。
 コーヒータイムのあと、コボちゃんは出勤。ボクはいつもの朝の運動と日記。30分間、しっかりと運動をする。
 いい天気となり、蝉が鳴いている。空気は乾燥していても、夏が戻ってきた印象。キジバトポッポのいるサンルームの窓を開け放しても、外の日差しが強く、レースのカーテンも効果がない。襖を開けば、風通しはよくなるが、襖のあちらにはイタズラニャンコが2匹もいる。そこで仕方なく、キジバトポッポのためにエアコンを作動。温度設定は28度。それでも、この気候では贅沢。
 パソコンに集中。BGMにCDをかけたいが、ミニコンポのCDプレイアーが不調。そこで温室は劣るが、CDラジカセでポールマッカートニーのライブを聴く。ウィングスからビートルズまで、ボクのフェイバリットばかり。おかげで執筆は快調。
 イチローがツーベースとホームラン。これで記録まであと2本。イチローはきっと記録をホームランで決めたいのではないだろうか。それでヒットが止まっているのだ。まあ、イチローだったらホームランで記録達成が可能であるような気がする。
 メールあれこれ。滞っている連絡をするが、まだ不義理ばかり。申し訳ない。
 夕方は窓を開けるだけで涼しい。朝夕はすっかり秋になっている。コボちゃん帰宅。アルルと散歩に出かけたが、ボクは再び執筆に集中。懸案の原稿を1枚でも進めたいのだ。
 またまたNHKラジオ第二に回すと、長崎圭子さんの番組にマドカヒロシが出演している。彼、パニック障害を克服して、それについての本を出したらしいのだ。ボクはパニック症候群という言葉がない時代に、この症状に苦しんだことがあった。もしも、パニック症候群という言葉があれば、少しは救いになったかもしれない。漠然とした不安が最も恐ろしく、救急車を呼んだこともあったのだ。ボクがこの症状を克服できたのは盲導犬アリーナのおかげ。今では、この発作を予知できるし、コントロールすることもできるようになった。
 夕食のBGMにしていた文化講演会の演者があまりにヘタクソなので、ラジオのスウィッチを切り、またまた執筆に集中する。
 23時、ラジオ深夜便の時間となったが、今夜は早寝をすることに決めた。早起きをして、執筆の続きをしたいからだ。
▲ 生卵カレーにのせてセプテンバー



コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック URL
http://emunamae.blog68.fc2.com/tb.php/24-ff6db691



FC2 Blog Ranking