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全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2018年12月10日~16日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたりしたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。
 さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌のほとんどはリアルな出来事ですが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はどうぞご理解ください。


1210・月・世界人権デイ・

 2012年の本日、小沢昭一さんがお亡くなりになっている。大好きな役者さんだった。TBSラジオの長寿番組、「小沢昭一的ココロ」は毎日必ず楽しみに拝聴していて、ボクの生活リズムを作ってくれていた。また、小沢昭一さんは俳句の名手でもあって、「変哲」の俳号でたくさんの名句を残しておられる。永六輔、小沢昭一、野坂昭如の中年御三家の武道館コンサートはビートルズに次いであの武道館を満員にした実績があって、そしてこのボクも、その満員にした人数のひとりだったのだ。その三人も既に鬼籍に入られて、ボクは寂しくて仕方ありません。

 1968年、昭和43年の今日、3億円事件が発生する。東京府中市で白バイ警察官を装った男に、もしかしたら女かもしれないけれど、現金およそ3億円が盗まれた。3億円というと、今ならそれほどのサプライズではないのかもしれないが、当時の3億円は年間の利子が800万円で、貯金さえしておけば働かなくても食べていけるような大金だったのだ。社会を驚かせたこの事件、7年後には時効を迎え、そのまま今も事件は未解決のままで、あれこれと憶測が飛び交っている。誰も傷つけていなかったし、お金を使った形跡もないんだけど、この犯人、どうしているのだろう。ノンフィクション「私はこうして3億円を奪取した」てな暴露本でも執筆すれば、ベストセラー間違いなし。3億円稼いで、堂々と暮らしていけばいいのにね。

 NHKラジオ第2の「朗読の時間」は本日から軽井沢朗読館と中軽井沢図書館の館長、オイラが日本一の朗読家として仰ぐ青木裕子さんが有島武郎を読んでくれる。コボちゃんとらし始めた頃、今のようなサピエ図書館のおかげで自由自在の音訳読書が許されなかった頃は、CDブックで読書を楽しんでいたのだが、その当時で最も印象的だった作家のひとりが有島武郎だったのだ。ということで、青木裕子さんがいかに有島武郎を料理するか、楽しみで仕方ないのである。

 ガツンときました冬本番。いきなり寒くなりました。山では冬将軍が暴れてます。じんわりと積もるのではなく、気がついたら腰までの積雪だというのだからたまりません。考えてみれば、今日で師走の10日。寒くないのが不思議なんです。

▲ 年の瀬の雪の知らせで安堵する


1211・火・

 1957年、昭和32年の今日、百円硬貨が発行された。硬貨では当時の最高額面で、鳳凰のデザインが銀色に光り輝いていた。それまでの最高額面のコインは50円。穴あき銀貨で大きく重たく、堂々としていた。透明プラスティックの50円玉専用貯金ケースなんてものがあって、10枚貯めると500円。それを握って、目玉を光らせながらノッシノッシと歩くブリキのロボットを買いに走ったことを思い出す。当時の500円は子どもにとってのひと財産だったのだ。

 1989年、平成元年の今日、黒沢明監督が米国アカデミー賞の特別名誉賞を受賞することが決まった。世界中の映画ファンを夢中にさせ、世界上の映画監督たちに大きな影響を与えたことが受賞理由だった。ちなみにこの年、オイラも賞をもらっている。児童文芸新人賞。この年、失明後の処女長編童話でいただいたのである。賞の重さは違うけど、あの頃のオイラには第二の人生のスタートを祝ってくれるビッグプレゼントだったのです。

 東京の朝の最低気温は1.4度。今シーズンいちばんの寒さとか。エアコンのヒートポンプのおかげで生きてます。

 午後からエム ナマエの研究者、広島大学の奥田博子さんから電話がかかってくることになっている。その電話インタビューに備えて、奥田さんからいただいた質問リストを拝読しながら、仕事机でゆったりと心構えをしていたら、隣に毛むくじゃらのでかくて真っ黒なゴリラがやってきて、オイラのことを撫でたり突っついたり、顔をのぞきこんだり。優しい顔のゴリラで、どっかで見たことがあるなぁと考えていたら、それはメスのゴリラで、よくよく確かめてみたら、それはアルルがゴリラのヌイグルミをかぶっていたのでした。あんまりよくできたヌイグルミだったので、本物のゴリラかと思ったのでした。と、気がついたら夢でした。さっきから足を乗せていたベッドの足元でアルルも眠っていたのです。

▲ 日向ぼこゴリラの夢で目が覚める


1212・水・

 1901年、明治34年というと20世紀の始まりの年だと思うけど、その年の今日、イタリアのマルコーニが大西洋を横断する無線通信に成功した。イギリスと北アメリカのニューファウンドランド島の間、3200キロを隔てた通信に成功したのであるが、当時の人たちはビックリしたんだろうね。今なら、遠い太陽系の外側に向かっているボイジャーからの電波をキャッチしたと聞いても、誰も驚かないのにね。ま、マルコーニさんが、21世紀の人々がポケットにスマフォという超高性能無線電話を持ち歩いていて、世界中の人々と無駄話にうつつを抜かしていると聞いたら、おそらく気絶するのだと思います。

 海上自衛隊の護衛艦「いずも」が空母になるという噂はどうやら本当のことらしい。おまけに護衛艦「かが」まで空母化されるらしい。果たしてどれだけの人がご存じか知らないけれど、旧日本海軍は空母を実戦使用した世界最初の軍隊である。ご存じ真珠湾攻撃で奇襲雷撃とはいえ、空母を主体とした南雲機動部隊は大いに戦果を上げたのである。で、それら機動部隊の一群に空母「加賀」も参加していたのである。
 1960年に公開された東宝映画『太平洋の嵐』に、小学6年生になったばかりのオイラは夢中になっていた。当時、我が家では父親が不器用に仕上げた、50分の1のマルサンプラモデル、ゼロ戦がオイラと弟のハートを鷲掴みにしていたのである。東宝は海軍映画制作にえらく意欲的で、どこかの海岸に実物大の空母「赤城」の飛行甲板を築き上げ、そこに実物大の雷撃機やゼロ戦艦上戦闘機を並べてロケを決行したのであった。円谷英二特撮監督が再現するのは精密ミニチュアによる真珠湾攻撃に向かった機動部隊は、南雲忠一中将を指揮官に、大型空母「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」「瑞鶴」「翔鶴」だった。真珠湾攻撃で大いに活躍したこれら空母たちだが、やがてミッドウェイ海戦で次々に雷撃を受け、沈没していくのだが、ああ、爆弾と魚雷さえ早く交換できていれば、勝てていたのになぁ、と子ども心に口惜しかったのを今でも鮮烈に覚えているのです。さて、今の日本における空母の存在って、どうなのでしょう。敵地反撃能力を専守防衛における防衛力、もしくは抑止力と認めても、オイラはいいような気がしてます。局地戦における戦力で、防衛が可能とはとても思えないからです。たとえ護憲派でも、そこの点ではリアリストであるべきでしょう。

 わぁ、驚いた。朝日新聞のウェブサイトからアルルとミミコに取材依頼があったのです。さぁ、大変。アルルはダイエットしなきゃならないし、ミミコはお洒落もしなくっちゃ。さて、実際の取材はいつになりますかね。

▲ 商店街まだ新鮮なクリスマス


1213・木・煤払い・

 1925年、大正14年の今日、東海道線と横須賀戦で電気機関車の牽引による列車の運転が開始された。東海道線は東京と神奈川、横須賀戦は大船と横須賀の間だった。芥川龍之介の「みかん」も横須賀線が舞台だが、作品の時代は列車を牽引するのは蒸気機関車。トンネル内で向かいの座席に座った少女が車窓のガラス窓を開けてしまって、車内が蒸気機関車の煤煙で真っ黒になるという場面が描かれているが、鉄道の電化は、喘息の持病がある方々には実に朗報であったに違いない。けれど、オイラのような蒸気機関車マニアにとっては国鉄全線電化はつらくて悲しくて寂しい知らせ。スティールカメラとムービーカメラ、そしてステレオデンスケをかついで、日本海を臨む山陰本線や北海道の原野を蒸気機関車の汽笛を求めてうろうろするはめになってしまったのです。

 いきなり寒くなって、ちょいとばかり血圧が高いけど、気にしていると何もできないので無視。パソコンの前に正座して、本当は椅子に正座するのは難しいので正座しているような真面目な気持ちになって、「しじまのおもちゃ箱」のテキストをしあげている。で、今日は勤務がお休みのコボちゃんはいつもの精肉店で特大のクリスマスチキンを予約してから帰宅。一度これを忘れたことがあり、スーパーやカーネルサンダースの適当なクリスマスチキンで悲しい思いをした経験があるので、これだけは忘れてはならないのだ。で、お土産はマックのほかほかフライドポテトと、精肉店のおいしいメンチカツ。今日はこれがおやつです。

▲ ごめんなさい気にはするけど煤払い


1214・金・

 1960年、昭和35年の今日、植民地に独立を与える宣言が国連で採択された。この年はカメルーンやナイジェリアなど17の国が次々と独立を果たし、アフリカの年と呼ばれた。でもさ、それで当たり前なんだよね。ちょっとばかり強いからといって、勝手に人の国に上がりこんで、そこで平和に暮らしている人々を門問答無用で連れ去り、自分の国でただ働き、自由も権利も認めないなんて人さらい商売をやらかしておいて、おまけに新しい国を見つけては植民地に仕立てていく。ひとつしかない地球の上で、そんなことが許されていたなんて、人類は1960年まで、いったい何をやっていたのでしょう。

 朝、コボちゃんが洗濯物を干そうとしたら、屋上に氷が張っている。昨夜だか未明だか、雨が降ったらしいのだ。それにしても氷とは。とうとう都内も冬将軍に陥落したらしい。やだな。これ以上血圧が上がったらどうしよう。

 プレクストークにクリスマスの音楽を並べる。それとなく流して家庭にクリスマスの空気よカムバック。短い期間だけど、幼い頃の華やいだ気分を呼び戻そう。

▲かまど猫一度なりたやかじけ猫 


1215・土・上弦・

 1965年の今日、米国の宇宙線が史上初めて宇宙空間での接近飛行、ランデブーに成功した。ジェミニ6号と7号が太平洋上空の軌道で3メートルまで接近したのである。これでアポロ計画の可能性が舞台的に大きく前進したのである。高校2年生のオイラもわくわくして大空を見あげていたのである。で、1977年の今日はというと、日本で最初の静止衛星、サクラが打ち上げられたのである。その後、この実験用静止通信衛星サクラを使って8年間、電送や衛星管制技術などの実験が行われるということで、アラサーとなった宇宙大好き人間のオイラは、ますます希望に満ちて大空を見あげていたのである。

 いつもだったら土曜の朝のお楽しみはNHKラジオ、「真打競演」なんだけど、年末の特別企画で、今朝は未来の真打を人間国宝、柳家小三治師匠が紹介する「ネクスト名人寄席」をやっている。うん。悪くない企画だと思います。頑張れ、若い衆たち。

 草津ではマイナス5度を記録したとか。TBSラジオによるとスキー場では雪が降っていたらしい。草津温泉というと、毎年夏の間お世話になっている山の透析室からクルマで数十分。コボちゃんがアルルを連れて散歩する温泉街なのであります。皆さん、ふゆによろしくお伝えください。

 いきなりの寒波で隙間風に悩まされている。工作好きの猫のミミコがオンボロ仕事部屋の障子に様々な加工をしてくれているのだ。充分に研磨された猫の爪で、障子紙を好みの形に切り裂いていく。実に器用なことである。熟練工も真っ青の腕前なのだ。そこで今朝はミミコ以上に器用なコボちゃんがその破れ目に応急処理をしてくれている。アルルとの朝の散歩の時間を犠牲にして補修してくれているのだ。器用といえば、愛猫ジュピターの爪を思い出す。夏の間、換気のためにセロテープで固定してあるガラス窓から、そのセロテープを爪の先で器用に切り裂いて、ジュピターは自由に出入りしていたのである。これを目撃したときは実に驚きましたね。

 無言館の館主、窪島誠一郎先生からお電話があり、八十二銀行でのエム ナマエミニ展覧会が好評のうちに延長されていたとのことである。窪島先生のおっしゃるには、
「ああいう、夢の中でオナラを踏んだような絵が好まれるんだよな」
 ま、いいのです。何手いわれようと、オイラの絵を好いてくれる方々がおられるのは、とってもありがたいことなのだ。おかげでホームページにカレンダーの注文があったと絵夢助人(えむすけびと)さんからもご報告がありました。

▲ 隙間風寒いはずです山は雪


1216・日・

 1909年、明治42年の今日の出来事だけど、路面電車の話ではない。東京山手線で電車の運転が始まったのだ。区間は今の新橋と品川、上野の間と、池袋と赤羽の間だった。これがやがて丸くつながってぐるぐる回る山手線になるわけだけど、よくつなげたもんだと思う。で、そこにゲートウェイてな駅を付けた総てんだから、とんでもない話です。

 アルルの鼻は便利である。オイラがオンボロ仕事部屋に滑り込み、後ろでで唐紙(からかみ)を閉めようとすると、これが閉まらない。隙間に何かがはさまっているのだ。アルルが自分の鼻先をちょこんと突っ込んで、あたしも入るわよ、と主張しているのだ。もしもオイラに思い切りの馬鹿力で閉められたらどうするのだろう。けれどもアルルは、人間が自分にそんなひどいことをするとは黒い毛の毛先ほども心配していないのだ。これが人と犬との信頼関係というものなのだ。

 今夜の晩酌の肴はいかめし。いかめしといってもあれこれのタイプがあるけど、今夜のいかめしはオイラの好きな函館のいかめし。うん。これでないと、オイラの顔はいかめしくなるのです。ちゃんちゃん。

▲ 日曜日いかめし欲しいかじけ猫





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