全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2017年10月9日~15日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたりしたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。
 さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌のほとんどはリアルな出来事ですが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はどうぞご理解ください。

◆ ウィークリーフレーズ 今週の言葉です

ああ どうしてあのとき
ぼくはあの人のことを
もっとよく 知ろうとはしなかったんだろう

 これまでどれだけ自分のくだらないおしゃべりで損をしてきたことでしょう。つまらぬことをしゃべってる間に、人の話を聞けばよかったと、どれだけ後悔してきたことでしょう。わかっているはずなのです。自分が愚かであることを。そのことを素直に認めることさえできれば、世界中の人々が掛け替えのない友人になってくれるかもしれないし、人生の教師になってくれるかもしれないのです。けれどももう、その人はどこかへいってしまって、二度と会えないのです。


 今日はハッピーマンデイで体育の日ということになってるけど、どう考えてもインチキな体育の日で、ぜんぜんピンとこないのだ。やっぱ体育の日は10月10日じゃなきゃ。あの日の晴れた空を思い出させる東京オリンピック開会の10月10日じゃなきゃね。

 よかった、よかった、よかった。行方不明だった4歳の子どもが見つかってよかった。無事に保護されたのだ。静岡県の別荘地での出来事だったけど、関係者の喜びが伝わってくる嬉しいニュースである。こういう事件ばかりだといいんだけれど、事件と聞いて朗報を連想するケースって、ほとんどないんだよね。そこでニュースをもうひとつ。空港で犬が逃亡して大騒ぎ。スタンダードプードルというと、トイプードルとは事情が違う。トリミングをしてないと、むくむくのちょいとした大型犬なんだけど、そのワンちゃんが40分間、滑走路を逃げ回り、飛行機は着陸のやり直し。係り員はケージに網をかけ忘れたといってるが、ワンちゃんだって飛行場の雰囲気にビビッてる。チャンスさえあれば逃げるのは当たり前。ま、保護されてよかったと思う。犬であれ人間であれ、無事なニュースがありがたい。

 ここんとこ、10月31日の抜けてるカレンダーのことで電話やメールをいただいている。2017年エム ナマエカレンダーのことである。10月になって紙をめくり、スケジューリングをしているときにコボちゃんも気がついた。そう。10月になってから気がついたのである。それまで誰も気がつかなかった。デザインや印刷や校正刷りなど、それぞれのプロセスで発見するチャンスはいくらでもあったのに、こういうことってあるのです。世界中でどれだけカレンダーが印刷されるか知らないけれど、本当に大変なお仕事だと思います。と、全盲の立場からの、これは完全なる責任回避。ごめんなさい。

▲ つごもりで終わる十月だめごよみ


1010・火・目の愛護デイ・

 本日は目の愛護デイ。そしてアリーナの命日である。2004年の10月10日、盲導犬アリーナは天に召されたのである。そして今日こそ、本物の体育の日。1964年の今日、東京オリンピックの開会式で航空自衛隊のブルーインパルスが東京の青空に巨大な五輪を描いた日なのである。でも、2000年になったらハッピーマンデイとやらで、体育の日がその年の曜日の都合でフラフラと動かされることになってしまった。お天気おじさんの森田正道(まさみち)さんによれば、10月10日は統計的に観れば、圧倒的に晴れの確率が高いとかで、晴れの特異日。この日が運動会に選ばれる最大の理由となっていたのである。ところでボクはずっと晴れの得意日、とばかり思っていた。ね、これって納得できる間違いですよね。

 衆院選公示ということで、ラジオは朝から安倍晋三がうるさくてたまらない。嘘つきな狐、安倍晋三の声を朝から何度も聞かされて、とことんうんざりしている。モリカケ問題があってもなくても、この人のいうことを一度でも信用できたことがあっただろうか。この人のおじいちゃんにせよ、この人にせよ、地球を取り巻く大気のように嘘の雰囲気が渦巻いている。真実の気配など、真空宇宙ほどに感じられないのである。とにかく迷惑な選挙であるのだが、この牽強付会で理不尽なる解散の責任者は福島県に出張し、田んぼの真ん中で実った稲の真似をして頭を下げて演説してはいるけれど、周囲は支持者ばかり。関係者以外は立ち入り禁止の街頭演説、いや、田園演説なのである。秋葉原で集まった「こんな人たち」は近くにも寄れないのである。正に裸の王様。でもねえ、今度の選挙、アベちゃんのいく先々で「こんな人たち」が集まっていると思うよ。

 暑い。ほぼ真夏日である。スクワットしてたら汗が出てくる。日照時間が10時間以上が2日間も続いたのは東京では3か月ぶりのことだという。とにかく天気に恵まれない秋であったのだ。けれども今日はゴキゲン。鳥たちも元気がいい。窓から聞える雀のお宿のかまびすしさも最高潮。機銃掃射のようにさえずり合い、喉も裂けよとばかりかしましく、これまでの欲求不満を解消しているのである。

▲ かしましく雀のお宿秋の暮れ

◇ バーチャル『奥の細道』コース   
ありがとうございます。新庄に到着、通過しました。
次の最上川まであと、138,795歩です。
現在の歩数は1,775,205歩。三度目の徘徊です。
不思議ですけど、ますます元気になってます。


1011・水・

 1874年、明治7年の今日、日本最初の鉄道事故が発生した。東京新橋駅構内で列車が脱線したもので、日本に鉄道が開かれてから2年後のことだった。さて、それからどれだけ鉄道事故があったのだろう。便利さに伴う危険。犠牲は常に支払わなければならないのである。

 気のせいかもしれないけれど、真昼間の幻想なのかもしれないけれど、空気が振動しているような気がする。頭上を邪悪で不吉で巨大な何かが耳に聞こえない轟音を発して威圧的に通過していくような気がする。遅れてジェットのエンジン音も通過していく。と、これは本当の音。ボクの鼓膜もフィジカルに振動している。あとでニュースで米軍のB1戦略爆撃機と航空自衛隊のF15J戦闘機がスクラム組んで訓練飛行をしたということが伝わってきたけど、まさか、あれがそれじゃないよな。やな感じだな。新しい安全保障体制になったら、たちまち集団的自衛権が実行されようとしている。と、そんなことじゃないよな。とにかく、どうか北朝鮮とは戦争だけは避けてもらいたい。衆院選の投票をしてる間に東京が水爆で滅亡、なんてことにだけはしないでもらいたい。

▲ 目に見えぬボンバー浮かぶ秋の空


1012・木・下弦・

 1960年の今日、社会党の浅沼稲次郎委員長が日比谷公会堂で演説中に17歳の少年に刺されて死亡した。ちょうどこのとき、ボクは我が家の近所を散歩中。目の前を救急車や警察車両がサイレンを響かせながら次々に通過していったのを目撃している。そう。このときの我が家というのは内幸町の東電社宅。帝国ホテルとジャパンタイムスに囲まれた鉄筋4階の建物だったのだ。小さなベランダがあるだけで庭なんかなかったけれども、すぐ目の前が日比谷公園でボクはそれを庭として利用していた。どこのお屋敷よりもでかい庭だったのだ。ボクの学校、永田町小学校は国会議事堂のすぐご近所で、校章も国会議事堂。おかげで国会議事堂へ向かうデモ行進の通り道で、いつも彼らを屋上から見下ろしていたし、全学連の女子大生が機動隊との衝突で死亡した現場を肌で感じたりしていることから、ボクが安倍晋三のおじいちゃん、岸信介を毛嫌いするのも、そんな空気に感染したせいかもしれない。とにかく、世間の出来事に敏感でなくてはいられない少年時代であったのです。

 2013年の今日、東京都心で最高気温31度3分の真夏日を記録。統計をとり始めて以後、最も時期の遅い真夏日の記録を更新した。温かい空気に覆われ、東日本を中心に気温が上昇したもので、各地で季節外れの暑さとなった。とはいえ、ますます温暖化はエスカレート、今日だって千葉県で31度を記録して、これまた記録更新てなことになるんじゃないのかな。

 またまた沖縄で日本占領軍のヘリコプターが墜落して炎上した。でも日本の警察は手も足も出せない。仕方ないよな。なんせ相手は占領軍だもんな。総理大臣が安倍晋三だもんな。いろいろと義理がらみで、抵抗できないんだと思う。

 駅前ラーメン店、光陽楼(こうようろう)で雲呑麺を食べていたら激しく落ちる雨の音。通りの人々が傘を取り出した。れれれ。雨は夜9時からじゃなかったの。気象予報士のお嬢さん、いつも勇み足だよね。傘、持ってきてないよ。雨がやむまで、餃子もう二人前。体重増加も地球温暖化のせいなのです。

 アルルがそわそわ落ち着かない。今年最後の北軽井沢への荷物の準備をしているのが伝わっているのだ。わかるのだ。猫のミミコもそわそわ。連れていかれちゃたまらないと、今からどこかへ隠れようとしている。でも出発は明日の朝。その頃には猫のミミコは忘れてしまうのだ。

▲ 禁煙の灰皿去年の木の実かな


1013・金・

 朝の空気にうっすらと排気ガスの匂いがする。リアシートには愛犬アルルと猫のミミコ。関越道を走りながらNHKマイ朝ラジオの「今日は何の日」を聴いている。そして2013年の今日がわがお師匠の偉大なる漫画家、やなせたかし先生のご命日であることを伝えている。94歳。ご存命であれば今年で98歳になられるはずだったのだ。100歳は軽く超えられると思っていたのはボクばかりではない。サンリオ美術賞や「詩とメルヘン」の仲間たちはみんなそう思っていたのだ。お亡くなりになる直前まで病院のベッドで机に向かわれていた先生の仕事への愛情を今も忘れられない。そう。仕事への愛情というのは、大袈裟にいえば人類への愛情なのである。そしてそれこそアンパンマンの愛情なのである。

 いつもの顔で北軽井沢スタジオがエム ナマエファミリーを歓迎してくれる。これもすべてスタジオクラスターのおかげである。ラップトップパソコンとプレクストークのための外部スピーカーをセットすると準備完了。コボちゃんがプシュッと缶ビールを空ける。肴は軽井沢のつるやスーパーで見つけたマグロの刺身。たっぷり山葵の醤油プールでひと泳ぎさせて口に放り込む。ああ、幸せ。今年最後の民族大移動。しっかり仕事をさせていただきます。

▲ 天高くアンパンマンのお父さん


1014・土・

 1974年の今日、長嶋茂雄が現役を引退した。ボクはこの日のことを昨日のように覚えている。目の見えていた頃のことでも、昨日のように覚えている。いや、目が見えたからこそ記憶は鮮明なのかもしれないし、後楽園における長嶋茂雄の引退セレモニーが強烈だったせいかもしれない。人工芝の緑の上でスポットライトを浴びたミスタージャイアンツ。巨人軍は永遠に不滅ですのワンフレーズ。マイクの前で涙を抑えるその姿。ボクは仕事机で絵筆片手にテレビ画面と白い紙と交互に睨めっこ、リアルタイムで生中継を見たのです。あの頃は本気で巨人軍を応援していたのです。若気の至り、無知の恥辱。神よ、お許しあれ。

 山の中の病院で透析も終わり、昼には雨も上がり、気温まで上昇している。帰り道、カッちゃんの店でランチ。たぬき蕎麦と天麩羅盛り合わせを合体させ、自主制作の天麩羅蕎麦でランチ。豪華絢爛カスタマイズ蕎麦をかっこんでいる。蕎麦汁でほとびた揚げ玉と天麩羅の衣って、どうしてこんなにおいしいのでしょう。てなことを考えていると、ハーレーダビッドソンの重たい排気音が集団でやってきて、駐車場でエンジンを切ったかと思うと、次々にスタンドを立てる気配がして、ガラリ。勢いよく引き戸が開かれ、ぞろぞろとおじさん軍団が侵入してきた。全部で8人。思い切り訛ってる。栃木か茨城か、それとも福島か。その見事な訛で思い思いの注文。でもみんな温かい蕎麦ばかり。そうなんです。バイクでのツーリングは体が冷えるんだよね。温かいものが食べたくなるんだよね。ボクも夢の中ばかりでなく、本物のバイクでツーリングしたいよな。体が冷えても構わないから秋晴れの空の下、思う存分鉄の馬を走らせたいと思う。あの爽快感は今もボクの中で生き生きと息づいているのです。さて、満腹になったボクたちはアルルとクオリスの待っている駐車場へ。すると8台の大型バイク。ハーレーダビッドソンが7台とスズキの千CCが1台、すべて福島ナンバーでした。

▲ 秋晴れや大型バイク親父たち


1015・日・

 今日は世界手洗いの日。正しい手洗いの大切さを伝え、世界の子どもたちの命を守ろうと国際衛生年の2008年にユニセフが中心となって定められた。ということで入念に手を洗い、銀座ウェストのリーフパイを食べようと思ったら、テーブルのお盆の中をハサミムシ君が歩いているのをコボちゃんが発見、早速ティッシュペーパーで逮捕される。哀れなハサミムシはそのままティッシュに包まれ窓の外に追放される。もちろん怪我の心配はない。ティッシュペーパーがパラシュートになってくれるのだ。それにしてもハサミムシ、どうやってお盆のへりを乗り越えてきたんだろう。あの人、そんなに長い脚はしてないはずです。

 外で元気よく鳥の声がしているので耳を澄ますと、誰かがコツコツと屋根をノックしているのが聞えた。と思ったら、屋根に木の実の落ちる音。気持ちのいい秋の日であるのだ。そこでボクの気持ちも秋晴れにして、白い紙と向かい合う。おかげで一日、依頼作品に没頭できました。

 晩秋の日が暮れて、雨の気配がひっそりと板張りのフロアに忍び込んでくる。静かなるワンナイト。広大なワンルームの片隅で俎板の上で包丁の踊る音がする。そろそろお腹がすいてきた。さぁ、何が食べられるのかな。スタジオクラスターには料理写真のスペシャリストたちが集っている。その面々のための北軽井沢分室である。楽しく台所仕事に専念できるようになっている。お洒落な食器も揃ってる。となれば、おえかきだってお料理だって楽しくなるに決まってるじゃありませんか。

 クライマックスシリーズ、ファーストステージの2日目はセパ両リーグとも3位のチームが勝利しちゃって、2位のチームに逆王手をかける形となった。つまり面白くなってきたのである。ところが衆院選の投票日まであと1週間。ここにきて丁寧な議論という言葉が必殺の魔球みたいに飛び交っている。けどなぁ、屁理屈のこねくり回しのような気がしてならない。これまでも丁寧な説明といわれて、さんざん誤魔化されてきたもんな。これでまた騙されるんなら、やっぱ日本人は馬鹿でオタンチンということになるよな。オイラもオタンチンですけど、ますます面白くなくなってきたのです。

▲ 丁寧な狐得意の二枚舌





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