全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2017年3月6日~12日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから31年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

0306・月・

 目覚めると寒くない。雨のせいで寒くないのである。たとえ雨でも暖房の必要を感じないのはありがたい。湿度と体感温度は密接に関係しているのだ。もしも日本の夏が乾いた夏だったらもっと過ごし易いし、冬の空気が湿っていたら、それほどに肌はピリピリしないだろう。と愚痴るのは簡単。寒さも暑さもガマンしていればいつかは過ぎ去る。生きていくコツはカメさんみたいに首をすくめていること。それを上手にやってのけてるのが我が家であるにも関わらず思ってもいないときに踏んでしまい、突如爆発する地雷みたいな奥さんの前の亭主たちなのだと思います。

 今週のNHKラジオ、昼の憩いは先週お亡くなりになられたロックミュージシャン、かまやつひろしさんの特集。力が抜けてお洒落で、当時としては先進的だったムッシュの音楽を次々に紹介してくれることになっている。この「昼の憩い」、音楽チョイスが滅茶苦茶よくて、さすがのNHKなのである。流れ石の日本放送協会なのである。ありとあらゆる歌謡曲に精通している、マニアというよりほとんどモノマニアなスタッフがおられるのに違いない。往年の歌謡曲はもちろん、ドリフターズやクレージーキャッツの冗談音楽だったり、山本コウタローの隠れた名曲だったり、ここでしかかからないレアな楽曲に出会えることもあって、NHKニュースの口直しとしては欠かせない時間なのである。先日の、
「上から読んでも下から読んでも世の中馬鹿なのよ」
などという回文の作詞もユニークな日吉ミミの「よまいごと」などは秀逸の選曲だった。
 さて、ムッシュ、かまやつひろしの話に戻ります。NHKばかりでなく、本日はTBSラジオでもコラムニストの小田嶋隆さんがムッシュの「ゴロワーズという煙草を吸ったことがあるかい」をリスナーに捧げている。
「ゴロワーズという煙草を吸ったことがあるかい?」
と声高くムッシュが歌うんでなく、脱力したみたいに語りかけるように口遊む(くちずさむ)、当時としては画期的な音楽的チャレンジで、そこがムッシュの面目躍如たる所以なのである。小田嶋隆さんはゴロワーズは口が曲がるほどひどい煙草だったとおっしゃってたが、とんでもない。ゴロワーズはおいしい煙草です。とはいえ、ジタンやサンミシェルなんていうフランス煙草に精通している本物の煙草マニアでないとわからない味かもしれない。フランスのゴロワーズ、ドイツのゲルベゾルテなどの両切りシガレットは、マイルドセブンとかキャスターみたいな空気みたいな煙草を煙草と思っているような連中にはとても耐えられない代物かもしれない。でもね、そいつが男の匂いだと思われていた時代もあったんだよ。ジャンギャバンやムッシュかまやつみたいな男が男として認められていたみたいにね。

 北朝鮮からのミサイル4発がお行儀よく並んで千キロも飛んできて、秋田県沖300キロの排他的経済水域に落下した。実験成功大成功と喜ぶのもいいけれど、おい、日本の漁船に衝突したらどうすんだよ。ちゃんと弁償してくれんのかよ。そっちは在日米軍の攻撃訓練のつもりかもしれないけど、こっちの迎撃ミサイルなんか、まだ打ち上げ花火と変わらないんだから、少しは遠慮しとけよ。米韓合同軍事演習に抗議してとか、トランプ政権のゴキゲンうかがいとか、いろいろと事情はあるんだろうけど、少しは考えておくれよ。日本海は日本の漁船ばかりでなく、お宅の漁船だってうろちょろしてんじゃないのかな。お隣の韓国大統領がいくらレームダック状態だからって、いつかは一緒の国になるのかもしれないんだから、お隣にも礼儀は守っておいた方がいいと思うな。それにアメリカに甘えるのもいい加減にしたらどうなのさ。トランプ政権だって、まだ何を考えているのかよくわからないんだよ。あの人だったら平気で頭にきて、簡単に核ミサイルの発射ボタンを押すかもしれないよ。いくら液体燃料から固体燃料へ技術革新させても、どれだけ命中精度を向上させても、アメリカの核攻撃には勝てっこないんだからね。

▲ 鯨にも羽がはえます朧月

0307・火・

 あんまりいい天気じゃないし寒いんだけれど豪徳寺へ歩いてみる。枯れ枝の雀の群れに交じって二羽のメジロが鳴いていて、コボちゃんがカップルかしら、という。雀のおしゃべりおばさんたちにからかわれないといいんだけれど。上空ではカラスも呑気に鳴いている。寒いんだけど、雰囲気だけは春なのである。天気予報は曇りときどき晴れで、コボちゃんは空模様を気にしてる。お日様が出たら布団を干してやるつもりなのである。
 突如として頭上で物凄い音が轟いた。地震なのか、それとも北朝鮮からのミサイル攻撃に対する自衛隊のイーグル戦闘機のスクランブル発進なのかとボクがビクビクしていると、そうじゃないわよとコボちゃんがいう。雲が分厚いため、小田急線の通過音が反射されて恐ろしい音を響かせているのだと解説する。さすがお天気を気にしているだけのことはある。
 曇っているので寒いと思っていたらいきなり晴れて日当たりがよくなって、どんどん暑くなってきた。途端にボクのお腹の虫が鳴く。
「とりたけの焼き鳥が食べたいんだけど」
「まだ焼いてくれる時間じゃないわよ。それより帰りましょ。布団が干したいの」
 そういうとコボちゃんは世田谷線山下駅前の小さなレストランでポークジンジャー弁当を注文、湯気の立つのをぶら下げてボクを家まで引っ張っていった。けれども夕方になってからコボちゃんはアルルと一緒に「とりたけ」まで焼き鳥のお買物。おかげで晩酌は焼き鳥三昧。おまけにトラネコミミコが落っことしたまんまで音の出なくなっていたミニコンポのスピーカーのラインもつないでもらってステレオに復活、パソコンデスクでJ-WAVE、ピストン西沢のグルーブライン、ミックスマシーンも楽しむことができたのである。

▲ 声あげて首をかしげる春烏

0308・水・

 寒い。今朝の最低気温は摂氏0度で氷点下。そうなのだ。氷点かはマイナスなのかと思っていたら氷点は0.2度で0度Cは氷点以下なのだそうで、お天気おじさんの森田君が「スタンバイ」でレクチャーしてくれた。森田君、手前味噌ばかりでもないのです。

 1935年、昭和10年の今日、忠犬ハチ公が渋谷駅近くで死んでいるのが発見された。亡くなってしまった飼い主を迎えるため、渋谷駅に通っていたハチ公を見守っていた街の人々の目が優しくていい。鎖につながれることなく、自由に犬の歩けたいい時代だった。今だったらたちまち通報されて、犬なのに豚箱に入れられてしまうだろう。このハチ公、剥製でよかったら上野の科学博物館で面会できます。ただ、ボクがハチ公に偶然にも出会えたのはまだ目の見えていた三十年以上も昔のことなので、会いにいくときは事前に調べてみてください。

▲ 黒猫が白旗あげるねを上げる
 これはTBSラジオ「デイキャッチ」時事川柳、本日の秀逸。で今年の流行語はアベノミクスではなく、アベノミセスになるだろうと詠むリスナーもおられて、安倍晋三夫人が公人か私人かで問題になっている。ところが、当のご本人は本日の国際女性デイの記念会場でのインタビューに答えて、自分が注目されてる理由が理解できないとピントの外れたコメントをしておられて、世間にあきれられている。あきえ夫人だけにあきれられている。首相夫人が国の政治に影響力がない訳がない。どこの亭主も女房には弱いのだ。
 こんにゃくが百万円。レンガが1千万円。これ、政治家の隠語だそうです。でも、アッキード事件のおかげでもう、隠語じゃなくなっちまいましたよね。そんな中、アベちゃんの自民党総裁の任期が延長されそう。国有地低価格払下げ問題は問題なし、とお考えなのだろうか。関係者は沈黙を守り通すことができると安心しておられるのだろうか。それにしても9年間は長いよな。それだけあれば憲法改悪も叶うだろうと見透かしておられるのだろうか。アベちゃん、どうしても憲法改悪を実行しようというのだからコワい。共謀罪を推し進める法務大臣や教育勅語を崇める防衛大臣を擁立するこの政権がどんな政権であるのかを考えれば考えるほどコワい。こんにゃくやレンガが飛び交い、国有地がロハ同然で権力者のお友だちに売り渡されたり、自衛隊の日誌が隠蔽されたり、そうした不正を見逃しているうちに憲法が改悪され、国民に保証されている基本的人権や三権分立が揺らいでしまうのだから戦慄なのである。

▲ つくしんぼ片手いっぱいランドセル

0309・木・ありがとうの日・

 3月9日の今日はサンキューでありがとうの日だってさ。いろいろと考えるけど、考えるだけでなく、声に出して、ちゃんとありがとうっていいましょうよね。

 NHKマイ朝ラジオの今日は何の日コーナーによると1894年、明治27年の今日、日本最初の記念切手が発行されたという。明治天皇のご成婚25周年を祝う記念の切手である。それからどれだけ記念切手が発行されたか知らないけれど、1958年、昭和33年の今日、関門トンネルの国道部分の開通式が執り行われた。世界最初の海底国道である。明治天皇の記念切手のことは生まれてなかったので何にも覚えてないけど、関門トンネル開通記念切手は郵便局に買いにいって窓口に並んだ記憶があるし、その絵柄も目に浮かぶ。ボクらがガキの時代は我先に切って集めに専念していて、毎日のように切手帳に並んだカラフルな記念切手を眺めて悦に入ってたもんなのだ。ところが藤原君というクラスメイトは質より量。大型の切手帳にずらり一円切手を並べて得意になってたけど、アホとは思っても、ちっとも羨ましいとは思わなかった。そもそも前島密(まえじまひそか)の茶色い切手なんか、ちっともカッこよくなくて、大型封筒や速達便の料金不足分にぺたぺた貼られているケチな印象しかなかった。とはいえ、ボクの切手帳にも一円切手が一枚だけ並んでいましたっけ。あはは。

 今日も国会でしどろもどろの安倍晋三。印象操作はやめてくださいよと頻りに繰り返す。あれれ。印象操作は安倍政権の得意技じゃなかったっけ。武器輸出を防衛装備品移転と言い換えたり、集団防衛権や重武装化を積極的平和主義と定義づけたり、お札のばらまきをアベノミクスとネーミングしたり、共謀罪をテロ準備罪として国民のイメージチェンジを誘ったり、印象操作によってどんどん国民を洗脳してるじゃありませんか。要するにアベちゃん、攻撃するときも防衛するときも同じ手を使うんだよね。

▲ 東風吹かば言ってみせましょありがとう

0310・金・

 NHKマイ朝ラジオでは鶯が地鳴きからさえずりに変化したというリスナーからの便りが紹介された。どこの話だったかは忘れてしまったけれど、東京でないことだけは確かである。東京で春らしい話題といえば花粉の飛散だけ。TBSラジオ「スタンバイ」では森本キャスターが花粉症デビューかもしれないといっていて、パートナーの遠藤やす子アナウンサーが仲間が増えたといって喜んでいる。でも笑えない。実はボクも不安なのだ。花粉の飛散と同時にくしゃみがやたらに出るし、鼻水もときどき垂れる。目も痒いような気がするのだ。もしかすると来年は本格的デビューになるのかもしれない。そうなればあちこちから大歓迎されて、役に立つもの立たないもの、様々なアドバイスをいただくことになるのだろう。

 熱い韓国市民が注目する中、憲法裁判所が裁判官の全員一致で朴槿恵(ぱくくね)大統領の罷免を決定した。これで60日後には新しい大統領が誕生することになる。大陸間弾道弾と核開発にしか興味のないねずみ花火みたいな三代目が率いる北朝鮮を相手に不安定な政治に早く終止符を打つ必要があるのだ。韓国のガバナンスが安定しない原因のひとつは大統領に権限が集中し過ぎることだし、5年ポッキリという任期にも問題があるのだが、最大の原因は韓国が21世紀になっても法治国家というより人治国家という色合いが濃厚なことにある。その傾向は忖度と斟酌の韓国裁判所の判決にも明かである。法律よりも国民の気分が優先するのである。司法が国民の顔色をうかがっているようでは仕方がない。真に民主国家を目指すなら人治より法治。人治主義は中国に任せておけばいい。

 本日は東京大空襲から72年目。アメリカによる無慈悲な焼夷弾の絨毯爆撃により数十万人が焼き殺されてしまったことはボクの脳裏に焼き付けられている。けれども最近は東日本大震災の影に隠れてラジオではあまり取り上げてくれない。ここのところラジオは震災のことばかりである。もしかしてアッキード事件で攻められてばかりの安倍政権も内心でホッとしているのではなかろうか。冗談じゃない。誤魔化されてたまるもんか。

▲ 焼夷弾夕焼け空に風車

0311・土・

 土曜日の午後、何か特別なことがない限り、TBSラジオで久米宏さんの独白エッセイ12分間に傾聴する。話の中身は勿論、庭の片隅の犬小屋で涎を垂らし放題にしている年寄りイヌのようなこの人の笑い声が好きなのだ。相手役の堀井みかさんの外したリアクションもいい。そしてもしも14時からのゲストが面白そうだったらそのまんま、ラジオをかけっ放しにしておく。片耳をノートパソコン、片耳をラジオに向けて時の流れに身を任す。いや、暇を潰すのである。
 さて、今日、東日本大震災から6年目の日のゲストはノンフィクションライターのおくのしゅうじさん。話題は彼のご著書、「魂でいいからそばにいて」。震災後の霊体験を当人たちにインタビューしたノンフィクションで、恐怖より感動をもたらす怪談集という印象。大切な存在を瞬時に奪われたら幽霊でいいから出てきて欲しいという気持ちは誰にもあるだろう。番組が進んで、午後2時46分になると、久米宏さんの呼びかけで1分間の黙祷、TBSラジオからかっきり音が消えた。放送事故になるはずなんだけど、その扱いをどうやって回避したんだろう。さすが久米宏さん、である。

▲ 大津波知らぬ顔して春の海

0312・日・満月・

 満月のこの日の朝、4時57分に福島県沖で地震が発生した。気仙沼在住のNHKローカルレポーターが西に沈む大きな月が見えていたので自信が心配だったと伝えてたが、スリーイレブンの翌日だから無理もない。あの大津波とその後に発生した大火災、繰り返す津波によって押し寄せる石油火災の火の群れ。あの日、気仙沼の人たちはこれらを体験したのである。

 いつもだったら日曜日のちょっと遅い午後はNHKラジオの伝統番組「上方演芸会」で吉本興業の若手やベテランの新作漫才で抱腹絶倒するのだが、今日はそのお笑いが30分間繰り上がり、その時間に放送されたのは大相撲春場所の初日。それもそのはず。この時間は土俵入りが執り行われるのだ。新横綱にとって本場所最初の土俵入りなのだ。考えてみるとラジオでの土俵入りは初めてかもしれない。テレビならいざ知らず、ラジオでの土俵入りはあまり意味がないようだけど、聴いてみて驚き、試して合点、経験して納得。静まり返る会場に鳴り響く柏手の大きさに驚いたり、モンゴル横綱に対する声援の誠実さに感動したり、子どもたちの無垢な声援に心を洗われたりしているうちに、太刀持ちと露払いを従えた雲竜型や不知火型を演じる横綱の姿が浮かび上がってきて、ラジオでの土俵入りも悪くはないのだと得心する。
 さて、新横綱の土俵入りである。大関時代はここという大舞台でファンの期待を裏切り続けてきた稀勢の里である。ガラスのハートと呼ばれた稀勢の里である。その稀勢の里にとって本場所初めて経験する横綱としての土俵入りなのであるから、どんなにずっこけるかとハラハラしてたら見事にやってのけた。落ち着き払ってやってのけた。雲の上ではお師匠の隆の里(たかのさと)も笑って見守っておられたに違いない。おしん横綱といわれ、ポパイとあだ名された隆の里は糖尿病に苦しみながら30歳になってからの1983年の夏、第59代横綱に昇進した。そして同じ年の同じ夏にボクは糖尿病で入院していた。そしてボクら糖尿病患者たちは喫煙フロアのシートに並んで新横綱の隆の里を応援した。ボクらにとって新横綱は希望の象徴だったのである。その姿を見ることは当時人気絶頂だったテレビドラマ「おしん」と並ぶ最大の気晴らしだったのである。
 さてさて、新横綱の稀勢の里。お師匠と同じ30歳という年齢で、糖尿病こそなかったがガラスのハートに打ち勝って、ここまで辛抱して横綱に昇進したことを考えれば、お師匠の隆の里に共通する点もあるのだが、そのお師匠は新横綱で全勝優勝した相撲世界でも稀有な横綱。さあ、稀勢の里。この荒れる春場所でどんな相撲を見せてくれるのだろう。ハラハラなんかしないでじっと見守っているからね。

▲ 園児から児童へジャンプ春休み





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