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全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2016年6月6日~12日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

0606・月・

 梅雨入りといわれたからって、そうそう真面目に曇天にならなくてもいいんだと思うけど、とにかく曇天である。その曇天の不愉快さをますます増そうと、舛添要一が噂の第三者と現れた。そして決まり文句を繰り返す。
「不適切かもしれないけれど違法性はない」
 それって、依頼者の考えた台詞じゃありませんか。そもそも、依頼者に依頼された弁護士が、依頼者の腰巾着で登場し、第三者として発言するなんてこと、許されると思っているんですか。でも、想ってるんだよね。だからお手手つないで出てきたんだよね。友だちのいなさそうな舛添さんと、お手手つないで出てきたんだよね。
 ま、仕方がない。別荘を売るのも勝手だし、給料を返還するのも勝手だけれど、しばらくは射的の的になってもらい、みんなの気が済んだところで辞めるしかないんじゃありませんかね。気の毒ではあるけれど。でもやり直し選挙に費やされる何十億円というお金も勿体ないし、手間暇も勿体ない。それにこの選挙、最近はほとんどただの人気投票になっていて、テレビで顔の知られた人ばかりが知事になっているような気がして、次のオリンピックまで、あとどれだけ選挙をやり直せばいいのかと心配になってしまう。

▲ 紫陽花に 蛍をひとつ リクエスト

◇ バーチャル東海道五十三次コース  赤坂に到着、通過しました。
次は藤川。あと17,013歩です。現在の歩数、605,787歩。
3周目挑戦中!

0607・火・

 またまた不倫が話題になっている。ダブル不倫とかで、ファンキーでモンキーなベイビーの歌い手がアンタッチャブルなお笑い芸人の奥さんとベイビーを作ったりして複雑に絡み合っているらしいが誰が誰のことだかさっぱりわからない。なのに世間では大ニュースになっているので、どうやらオイラは並外れた世間知らずであるらしい。で、世間知らずではあるのだけれど、ラジオから流れてくるつまみ食い情報には注意を傾けているので、あれこれと思うことはある。そのひとつが、芸能レポーターって、どうしてあんなに威張っているのだろう、ということ。正義の執行者気取りで、自分だけはいかなる後ろめたさとも無縁、といったような態度である。いつからこの世の中、裁判所になってしまったのか。
「申し訳ありません、じゃなくって、申し訳のないことでございます。この言い方が正しいらしいよ」
 ぼんやり考えていたら馴染の浮遊霊が現れた。グッドタイミング。話し相手が欲しかったところだ。
「おっ、出てきたな。久しぶりじゃないか。どこをのたくって浮遊霊してたんだい。霊魂なんかやってると、気まぐれな性格がますます気まぐれになっちまうな」
「ならない、ならない。それよりもさ、最近の有名人はやたらと謝ってばかり。無駄遣いで謝り、公私混同で謝り、不倫で謝り、記者会見で謝り」
「謝った瞬間、一斉にシャッターが切られる」
「バシャバシャバシャバシャッてか」
「どの写真が使われるんだろね」
「いちばん謝ってるように見えるやつ」
「フィルム時代は選ぶ手間もなかったし、コダックもフジフィルムも儲かった」
「威張ってるように見えるやつを使えば袋叩きにされるだろな」
「CGで合成しちゃえ。あはは」
「それにしてもチャップリンにプッチンプリンにパパプリン」
「何だそれ」
「都民だったら都知事の無駄遣いを気にしていいけど、女房でもないのに、どうして人の亭主の浮気が気になる」
「人の亭主だって人の亭主の浮気が気になる」
「あいつだけうまいことやりやがって」
「俺だって、やれりゃやってる」
「男の焼き餅は始末に負えんてか」
「んだんだ」
「噂のふたり、何もしてなくても、何かしてると思ってる」
「自分がやりたくてたまんないことをやってると思ってる」
「舌は虫歯のところにいくからな」
「何だ、それ」
「いくら気になっても、人の自由恋愛なんかほっとけ、てことさ」
「浮気は虫歯じゃないだろ」
「エナメル質や象牙質を溶かしても虫歯菌は自由恋愛をしたがる。法律や常識を破っても相手を見つける」
「いってることがよくわからん」
「三角関係と虫歯は同じ、てことさ」
「ますますわからん」
「お前だって絵本世界のヒノショーヘーって呼ばれてたんだぜ。知らなかったのか」
「光源氏と呼ばれたかった」
「お前、自分の顔を覚えているだろ」
「しばらく見ないうちに忘れたな。ところでさっきからかなり話が行き違ってるぞ」
「大麻とタイマーみたいにか」
「五十歩百万歩みたいにな」
「それじゃまるで正常値と正常位」
「ねえ、その値って正常位」
「いやん馬鹿。千手観音のオナニー」
「黙れ。新発売のレバニラアイスクリームでも食ってろ」
「くうだらね。そろそろ透析で活かされながら役立てる人生でも考えたらどうなんだい」
「逆らわず、いつもにこにこ従わず、てか」

▲ 土砂降りや 公私混同 暴れ梅雨

0608・水・

 本日もTBSラジオ「デイキャッチ」のリスナー投稿による時事川柳が面白い。叱られるかもしれないし、怒られるかもしれないけれど、あらかじめ覚悟しながら関係者には無断でここで紹介させてもらう。

● 山奥に 置き去りしたい あの都知事

 豪華絢爛で有名なあの知事室で軟弱になってるから置き去りにされたりしたら、たちまち降参するだろね。あの男の子みたいに水だけでガマンなんて、とてもできないと思うな。

● 面識も 見識もない 第三者

 最近、日本語の使い方がやたら曖昧になってきてるが、この第三者も本来の意味合いとはかけ離れてるよね。今年の流行語大賞、確定でしょう。

● ファンキーな モンキー不倫で ベイビーが

 これね、ボクも考えたの。でも、度胸がなくてエントリーできなかった。この投稿者はチャンピオン。腕の差もあるけど、度胸のあるなしが大きいよね。

 ボーナス92万円というニュース、いかにも選挙前という印象。好景気とか雇用拡大とか、現政権にとって好都合な情報が最優先されるに決まっている。結果が出るまでは、ありとあらゆる手を使ってくるだろな。儲かっている人がいれば、そうでない人もいる。それが真実です。いいことは俺のせい。そうでないのは人のせい。ね。あの人がいいそうな台詞でしょ。これからはますます、眉に唾をつけ過ぎてバリバリにならないよう注意しなくっちゃ。

▲ チャップリン プッチンプリンで ぼく不倫

0609・木・

 マスゾエいじめに現(うつつ)を抜かしている場合ではないと思う。せこいくらいならまだ可愛い。金に苦労して育ってきたんだと許してやりたい気分にもなれる。けれども金にも身分にも不自由せず、大事大事に育てられても根性のよくない人間になることもある。命令ひとつで飢餓地獄に送られ、命令ひとつで玉砕し、バケツリレーで焼夷弾と闘いながら焼け死んでいった人々を安全地帯から眺めていた特権階級の文化と伝統の篩にかけられた教育を受けていれば、正しい知識に目部まれず、正しい歴史観に恵まれず、歪んだ理想を心に抱くのはお気の毒と同情はするけれど、戦前戦中の亡霊に戦後70年も経過した今も付き合わされる国民はたまらない。この国の人々を無計画な戦争から救いだし、奪われていた権利や自由を奪還してくれた現行憲法をひっくり返し、支配者階級の上から目線によるご都合憲法に作り変えようと、この選挙を利用しようと企んでいるやつらがいる。壊憲を経済議論の煙幕でめくらまそうとしているやつらがいる。なのにボクたちはみんな平和ボケで、ちゃんと勉強してこなかったから、あんな我儘お坊ちゃまに馬鹿にされ、舐められてる。そうなのだ。今は公私混同都知事や不倫タレント苛めではなく、憲法議論にエネルギを費やすべき時期なのだ。なのにそんな議論は聞こえてこない。いいのか、マスコミ、いいのか、ジャーナリズム。安倍政権は明らかに憲法を無視して独裁者路線を一直線。北朝鮮路線をまっしぐら。そろそろキャッチした舛添さんをリリースしてやり、憲法についての正しい議論をまな板に乗せた方がいいような気がするのだが、どうだろう。

 朝から雷雨の予報だったけど、目覚めるとその痕跡がない。緊張してうたた寝をして損した。気象予報士の皆さん、少し親切過ぎると思います。

▲ 梅雨時は 石橋叩く 天気予報

0610・金・入梅・時の記念日・

 ほぼ真夏日である。慶應病院で、取り敢えずはこの脳味噌ひとつでやっていけるでしょうという前回のMRI検査結果報告に胸を撫で下ろし、とはいえこの縮み行く脳味噌を可逆的に膨らませてやる方法は既にもうないのだという諦観を胸に、行き交う群衆とほぼ真夏日の熱気に背中を押されながら新宿駅に到着した。乗換である。前回はJRと京王線の乗換階段で若いおばあさんたちがベビーカーを抱えてエッチラオッチラ、声を合わせて上がってた。ボクも見えない目玉を抱えてエッチラオッチラ上がってた。新宿駅と東京駅、どっちが日本一の駅かは知らないけれど、乗降者数の競争はもういいから、いい加減にそろそろエスカレーターとエレベーターを完備してもらいたい。現役時代の盲導犬のアリーナもそう思っていたらしく、進行方向にエスカレーターを発見すると、一直線に向かっていき、ボクをそれに乗せてしまう。
「そっちじゃない、そっちじゃない!」
 血相を変えてコボちゃんが追いかけてくる。結局、また階段を往復して、正しいホームへ向かうのである。
 階段で苦労したくなければ小田急線を使う。南口でだけの話ではあるが、JRとの連絡が完全バリアフリーなのである。経堂駅前で降りると共産党の街頭演説が聞こえてきて、思わず声をかけてしまう。今回の野党共闘、大いに賛成なのである。
 駅前ケーキショップ、アルルカンでは月刊ラジオ深夜便の野崎博之編集長とS記者、そしてカメラマンがキリンにならない程度に首を長くして待っていてくださった。これから巻頭カラーページの取材である。
 インタビューは大好きなのに、これまで一度だってうまくいったことがない。頭の中で一塊のセンテンスとなってないのにしゃべり出すという悪い癖があるからだ。起承転結ができていないから軟着陸が難しい。口から出まかせでペラペラしゃべっているうちに適当な落ちを思いつくだろうと高を括っていると、とんでもないことになる。それほどによい頭であれば苦労しないのである。けれどもさすがの編集長、野崎さんが巧みにリードする。おそらくこの調子でうまく原稿にまとめてくださるのだろう。
 スタッフと経堂の街並みをいく。新緑の遊歩道まで愛犬アルルを連れ出してお散歩の真似事をする。それを撮影する。本来の意味での五月晴れで、梅雨の合間の晴れである。要するに、ほぼ真夏日なのである。ボクはよれよれのGパンとGジャンで、アルルは夏でも真っ黒な毛皮。ボクもアルルもオールシーズン、ファッションが変わらない。決めておけば楽なのである。さて、コボちゃんはどんなファッションだったのだろう。ま、おそらくはボクと同じ、普段着であるとは思うけど、それはどうぞ月刊ラジオ深夜便8月号の巻頭カラーページをご覧ください。よろしくお願いいたします。

▲ あいうえお 蚊がきてここを さしすせそ

◇ バーチャル東海道五十三次コース  藤川に到着、通過しました。
次は岡崎。あと11,090歩です。現在の歩数、623,510歩。
3周目挑戦中!

0611・土・

 オバマの折り紙が話題になっている。広島の原爆資料館に自ら折り出した鶴を置いてきて、それが話題になっているらしいのだ。それにしても、ちょっと教えてもらっただけで、あの複雑な折り紙、鶴が折れるようになったと聞いて驚いている。身体の大きい人だと思うのだが、器用なものである。感心してしまう。というのは、ボクは小さな頃から不器用で、鉛筆やクレヨン、ナイフや鋏、フォークにスプーン、箸に爪楊枝、トンカチや鋸、ペンチや彫刻刀、鉞や擂粉木など、道具を使うのは得意だったが、指は本当に不器用だったからである。今でも犬や猫よりも不器用だ。ほんの小さな隙間さえあれば、我が家の犬は器用に襖を開ける。ボクは力が足りなくて開けられないことがある。我が家の猫は食パンの袋を爪で器用に破いて、コボちゃんのブレックファスト、トーストに仕上げられるはずだった食パンを胃袋に収めている。けれどもボクは袋の継ぎ目がわからず、お菓子の袋さえ破れないことがある。そんな指先で紙飛行機を折っても、まともに飛ぶはずがない。目が見えていた昔から折り紙でも新聞紙でも、真っ直ぐを真っ直ぐとして折ることができなかったのである。だから絵を描けばやっぱり真っ直ぐを真っ直ぐとして描くことができない。だからもしもエム ナマエの描く街並みが現実に現れたとしたら、住民はたちまち目がくらんで倒れてしまうだろう。だから鶴を折るなど、滅相もないことなのだ。蟹二グーを出せ、というより難しいことなのだ。ボクが鶴を折ることより、鶴が空から飛んできて、ボクを畳んで紙飛行機にして、空に飛ばすことの方がはるかに現実的なのである。それにしてもオバマさんの経済観念は進んでいる。折り紙で鶴を作るだけで日本人のハートを鶴でなく、鷲掴みにしてしまったのだ。アベちゃんは今回のサミットでご招待や警備に私たちの税金をどれだけ派手に使ったかは知らないけれど、どう考えても世界のハートを鷲掴みにしたとは思えない。

▲ 眉しかめ 雨の間の 空眺め

0612・日・上弦・

 7時54分、貧血か、もしくは酸素欠乏症の頭がグラグラッと揺れる。金曜日の雑誌取材のとき、遊歩道を歩いただけで息が切れていたのでおかしいと思い、その夜の透析中に血中酸素濃度を調べたら、やけに低い値だったのだ。来週は体重を2キロほど下げなくてはならない。でないとそのうち肺が水浸しになり、酸素が足らなくなってしまう。でも、このグラグラは酸素が足りても足りなくてもグラグラとくるグラグラだった。地震だったのだ。ラジオがそう伝えていたのだ。東京は震度3。道理で揺れたはずだ。震源は茨城南部、地下40キロ、マグニチュードは5.0ということだった。日本列島も酸素が足りないのかもしれない。

 イチローさんはすごいと思う。ピートローズまであと5本だというのだからスゴイと思う。ピートローズの伝記漫画を少年雑誌で読んだのはいつの時代だったろう。その当時、まさかピートローズの記録を破る人間が日本人になるなんて誰が想像できただろう。当たり前の努力を続けて当たり前でないことを成し遂げる。スゴイと思う。シャラポアさんやロシアの陸上競技選手みたいにお薬を使ったわけではないのだ。なんと、あのパワーとコンセントレーションの源泉は奥さんの手作りカレーという話ではないか。考えてみれば納得かもしれない。コリアンダー、カルダモン、ターメリック、クローブ、シナモン、ジンジャー、ペッパー、レッドチリ、ブルーチリ。カレーパウダーってスパイスの集合、結集、融合体。で、スパイスを翻訳すれば薬味。薬味を料理すれば薬膳。これ即ち医食同源。つまり食べる漢方薬なのです。漢方薬の場合、その人がおいしいと思えば効果がある。そしてボクもカレーは大好物。特にカツカレーは大好物。トンカツが漢方薬という説は聞いたことがないけれど、大好物という点では共通している。というわけでボクもこの歳になって、手遅れとは思いつつも、ほぼ毎日のようにカレーパウダーを体内に摂取してます。ビーフカレー、ポークカレー、チキンカレー、キーマカレー、ドライカレーにカレースープ、おまけにカツカレー。でも不思議です。ボクの場合、いくらカレーを摂取しても、加齢は防げないのです。とほほ。ここまで書いたところでコボちゃんがやってきた。
「今さ、イチローとカレーのこと、書いてたんだ」
「イチロー、とっくにカレーなんかやめちゃってるわよ。今度は素麺だってさ」

▲ 夢枕 電子蚊取りが 空を舞う

◇ バーチャル東海道五十三次コース   岡崎に到着、通過しました。
次は池鯉鮒。あと30,125歩です。現在の歩数、634,675歩。
3周目挑戦中!




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