全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2016年2月15日~21日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

0215・月・上弦・
 北の国が地球を周回する星らしき物体を打ち上げたのに、あれはミサイルだと誰も認めてやらない。かと思うと我が国ではセンテンススプリングが頑張って次々と巨星を撃ち落としていく。そして人々は落ちた星のことばかり聞きたがるのである。
 今週からNHKラジオ第2「朗読の時間」は青木裕子さんの堀辰雄。先日のお電話からの印象だと、かなり苦労されてると思っていたが、そこはさすがボクが思うところの日本一の朗読家。たちまち軽井沢の風景に引き込まれてしまう。その透き通った声が生み出すリズムによって、森を吹く風や鳥の声、人気のない別荘地帯の空気がボクの周囲にあふれ出す。音だけが頼り。言葉だけがガイド。朗読はだからいい。どんな映画よりも巧みにボクの憧れを脳内のスクリーンに映し出してくれる。だからまた、明日のこの時間が楽しみになってくるのだ。
 ラジオによると、ラオスやミャンマーとの国境あたり、中国の観光地でゾウが大暴れしてクルマ15台が破壊されたという。少し前にインドでもゾウが大暴れをしたらしいが、発情期のゾウほど危険な存在はない。ことにメスにふられたばかりのオスは八つ当たりをしたくてたまらない。うん、その気持ちはわかるような気がする。ボクはケニアのサバンナでキャンプ地に迷いこんできた野生のアフリカゾウと数メートルを隔てて対面したことがあったが、同じはぐれゾウでも、たまたま彼に動物好きの人間をリスペクトする心のゆとりがあったことで救われた。というのは、別の場所では同じようなはぐれゾウに追いかけられたことがあったからだ。そのときは安全柵があって救われたが、ああ見えてもゾウは地上最強の哺乳類であって、その気になって走れば、かなりのスプリンターであることを肝に命じておかなければならない。何となれば、百獣の王と呼ばれるライオンもアフリカゾウには近寄らないからである。

▲ 世の中は 上がる星より 落ちる星

0216・火・本日より確定申告・
「こらぁ!ここ、開けんかい!」
 ラジオから猛烈な罵声が聞こえてきた。ヤクザの出入りかと思ったら警察官だという。驚いた。京都は上品な土地柄とばかり思っていたのに、ああ、おっかない。けれどもその昔、北海道の飲食店で大騒ぎをしている団体客がいて、店の人に、
「もしかしてヤクザさん?」
と尋ねたら、
「いいえ、とんでもない。その組関係を取り締まる警察関係の方たちですよ」
といわれて納得したことがある。組関係者と渡り合うためには、それ以上の迫力が必要、ということなのだ。で、この逮捕劇の相手は「しあわせ工房」とかいう組織で、開運ネックレスを販売したり、水子の霊をネタに脅したりのインチキ宗教団体であるらしい。逮捕する方とされる方。ふたつ並べてどちらがどちら?と聞かれたら、ううん、わっからないだろうなぁ。
 事件がある度に近所の主婦にインタビューして、
「こんな近くで、まさかそんなことがあるなんて、コワイわねぇ」
と大袈裟にリアクションする録音を流して、おい、何の意味があるんだよ。公共の電波を無駄にするんじゃない。意味のない事実より人の心を動かす哲学の方を世間の人は欲しがっていると思うんだけどな。違うかなぁ。

▲ 今こそと 群れ飛ぶ烏 春の風

0217・水・
 今日打ち上げられたアストロHは「ひとみ」と命名された。ブラックホール観測を主たる目的にしたエックス線観測衛星である。これまでの100倍の感度に向上したそうで、まさに宇宙を巡る瞳であるわけだ。それにしてもH2型ロケット30号機の成功が嬉しい。ボクらが子どもの頃、日本の糸川英夫率いるロケット開発機関にはペンシルロケットと呼ばれる、文字通り鉛筆みたいな固形燃料ロケットしかなく、それだったら自分たちがマッチの頭を磨り潰して鉛筆キャップに詰め込んだインチキロケットとどっこいどっこいじゃないかと寂しく思っていたもんである。それが今や失敗もなく、衛星ビジネスを世界に展開しているのだから嬉しくなる。これは歴史的視野をもって初めてリアルに感じられる誇らしさだ。それに、世界のどこからもH2型ロケットがミサイルだなんて濡れ衣を着せられないのも嬉しいではないか。
 宮崎議員は、たいがいの男なら誰でもが感染する病気なのだから責めても仕方がない。この病気にかかると、まず自分が今、妄想の中で描いているドラマのヒーローになりたくてたまらなくなる。そして、ありとあらゆる手段、たとえば自らの容貌や地位、財力や知力を駆使して相手約のヒロイン候補を見つけ出し、そのドラマに参加するよう口説き落とす。うまくいけばしめたもの。帝国ホテルであれ、場末のラブホテルであれ、高級マンションの一室であれ、木賃アパートの畳の上であれ、適当な舞台を設定し、そこで妄想シナリオのままにドラマを展開するのである。出産直前の妻がいようがいまいがお構いなし。何しろ彼はその瞬間のためにだけ、これまでの人生を費やしてきたのだから。
ただ、注意しなければならないことがひとつだけある。それは他の男たちも同じシナリオを描いている、という疑いのない事実である。けれども、この妄想恋愛ドラマを実現する能力はすべての男に許されているわけではない。そしてその許されていない男たちに与えられているのが嫉妬心による炎上地獄なのである。そしてこの嫉妬心が生み出す追及によって、不運にも不倫が露呈した男たちが闇の中に消されていくわけであるが、暴露する側の男たちは妄想の官能ドラマを描かないかというと、そんなことは決してない。それはそれ、追う立場と逃げる立場の違いだけで、叶えたい願望は同じなのである。要するに願望実現能力があって、ラッキーにも人から羨望される立場になったら、周囲に目を光らせ、軽率には動きなさんなよと、肝に命じておかなければいけないのである。

▲ 気まぐれな 春の行先 知らないか
▲ じゃんけんぽん 春と一緒に かくれんぼ

0218・木・
 午前中はNHKラジオ第2のカルチャーラジオ「大人のための宮沢賢治再入門・本当の幸いを探して」で賢治のエロティシズムをお勉強。脳味噌を刺激してもらって、午後は光陽楼で味噌ラーメン。脳味噌ラーメンではありません。満腹したらそのまま駅前喫茶店で月刊ラジオ深夜便のS記者と楽しく打ち合わせ。彼女はどんな話題でも的確に相手をしてくださるので嬉しい。知的である、ということは何よりも素敵なことである。それにしても北丸雄二さんについてご存じなのには驚いた。お天気がいいと出来事のすべてがうまくいったような気になるから不思議である。
 「ぶんしゅんほう」と聞こえたので、文春法かと考えた。そう。今や週刊文春は芸能世界や政治家たちを裁く司法の場という印象さえある。ところがマキコ特派員の配信によると、「文春砲」だというのだ。つまり、センテンススプリングキャノンというか、センテンススプリングガン、というところだろうか。キャノンとガン、どっちがいいかなと思って、キャノン砲を辞書で引いてみたら、
「口径の割に砲身の長い協力で、精度の高い大砲の総称」
とあった。それとは別に、キャノンを個別に調べると軍用機が搭載する口径20ミリ以上の機関砲もキャノンと呼ばれるというような豆知識もゲットした。そうか。ゼロ戦に搭載された20ミリ機関砲が、中国軍機を全滅させたあの抜群の破壊力から、キャノンと呼ばれるのは当然かもしれないなと合点する。あれれ、何で文春砲からゼロ戦の話になっちゃうのか。やだね、軍事オタク。ただ、誤解していただきたくないのは、軍事オタクが戦争好きではない、ということ。そう。ボクはガンマニアだけど、人殺しマニアではないのだ。
 と、ここまで書いたら耳元で声がした。
「ところが、人殺しマニアの救急救命士もいるから、世の中はややこしい」
 で、ついついその声に付き合ってしまう。
「それ、救急救命士の資格をちらつかせて介護士になった、例のあの男の話だろ。ところで、いきなりのお前は虫君かい?」
「ちゃう。あたいは例の虫じゃない」
「じゃ、ミニゴジラ」
「ちゃうちゃう。あたいは例の合金怪獣でもない」
「じゃ、霊のやつ。呪縛霊とか浮遊霊とか、浮かばれなくてうろついてるやつ」
「そうそう。その霊。でも、うろついてるとは失礼な。あたいはあんたの守護霊のつもりなんだけど」
「やめてくれ。俺の守護霊はご先祖様の専売特許だ。とにかく、呪縛霊だろうが浮遊霊だろうが背後霊だろうが、こちとら目が見えないんだから、出てくるのは勝手だけど、ゾッとさせるのだけはやめてくれ」
「あ、ごめん、ごめん。あたいみたいな霊魂が顕在化するのって、すごくエネルギーを必要とするんだ。そのために周囲の熱を吸収してしまうのさ」
「迷惑な話だ。それにときどき俺の仕事ぶりをのぞいてるだろ」
「そんな、出歯亀みたいにいわないでよ。でも、のぞいてるのは確か。死んでる立場からいうと、残ったやつらが真面目に生きてるかどうか、とても気になるんだ」
「真面目にやってるさ。当たり前だろ」
「んだよな。せっかく生きてるんだから」
「でさ、そっちの方はどうなんだい?」
知りたいかい?だったら死んでみな」
「まだ、ボクにはお迎えがこない。それにしても、介護士にベランダから投げ落とされた高齢者が三人もだぜ。あの人たちはお迎えがきたわけじゃない」
「こっち側へ無理矢理に送りこまれたんだ」
「それも救急救命士というキグルミをかぶった殺人鬼(さつじんき)にな」
「そのキグルミって、どんなユルキャラ?」
「絶対に許してやらないきゃら!」
「じゃさ、救急救命士って、どんなお仕事?」
「死んだお前には関係ない」
「わぁ、ひどい。それって、死んだ人間に対する差別だ」
「差別じゃないさ。生きてる俺たちには死の恐怖がつきまとう。けれども、死んだお前たちは自由自在にこっち側へ出たり引っ込んだりで、死後の世界を楽しんでる。な。苦しんでる立場の人間が楽しんでる人間を差別なんか、するわけないだろ」
「そんなもんかね?」
「そんなもんさ。その、いざ楽しもうとしてるところを、なまじ救急救命士なんかに救われてみろよ。再び死の恐怖に追いかけられるんだ。ザマアないだろ」
「じゃ、救急救命士は人殺しをしてもいいのね」
「いいわけ、ないだろ。俺は話を面白くするために漫才ごっこをやってるだけなんだ。人間、死んでしまうと肉体と一緒に常識まで失ってしまうらしいな」
「あ、そうか。救急救命士のキュウは命を救うのキュウだったのね。救急救命士のキュウは百十九番のキュウで、救急車のキュウキュウかと思ってた」
「ああ、ややこしい。そのややこしい救急救命士が人を殺したりするから、ますますややこしくなる」
「ややこし、ややこし」
「でも、事実はちっともややこしくない。ややこしくさせてるのは、彼の資格が救急救命士だったということだけで、本当の彼の仕事は介護士だったんだから」
「じゃ、問題ないわけ?」
「ないわけ、ないだろ!」
「ああ、ややこし、ややこし」
「いいか。手がかかる、ということで介護士にいちいち殺されていたら、命がいくつあっても足りない。それよりも問題は介護士の待遇だ。本来は現場で働く人たちに支払われるべきお金やリスペクトが別の場所へ流れてる。税金や介護保険で間に合わないなら、最初から社会保険体制の設計事態が間違っていた、ということではないのか。主役であるはずの利用者や介護士が脇役にされている。問題は机の上でしか世界を見ない行政官僚にあるんだ」
「ねぇねぇ、それくらいの結論なら、わざわざあたいみたいな幽霊が出てくる必要はなかったんじゃないかい」
「だったら消えてしまえ」
「ほんじゃま、ドロン」

▲ 見下ろして 笑う烏に 春の風

◇ バーチャル『四国八十八カ所』コース  84番、屋島寺を仮想参拝、通過しました。
次は85番、八栗寺。あと16,272歩です。
現在の歩数、2,523,528歩。2周目挑戦中!

0219・金・雨水・
 降る雪が雨に変わり、氷が溶けて流れる頃を雨水(うすい)という。そして今日はその雨水(うすい)。空気は温かい。窓を開けるとそこまできている春の香りがする。噂によれば、今年の春はせっかちであるらしいのだ。
 TBSラジオ「スタンバイ」、今朝の「現場にアタック」のテーマはマイナス金利で金庫の売り上げ増進。そこで道行くサラリーマンお父さんたちに
「あなたは銀行派ですか、金庫派ですか?」
と聞く。すると金庫派のお父さんはひとりもおらず、しぶしぶながらもみんな、銀行のお世話になっているという。口では金庫も箪笥預金もゼロ円で引き出せるというくせに、やはり引き出すのに金はかかっても安全第一、ということだろう。中にひとり、
「退職金を含めてすべて、銀行にゴッソリ入れてますよ」
というお父さんがいて、森本さんがこの「ゴッソリ」にえらく反応していたのには笑った。それにしても、昔は誰も銀行の利子を楽しみにしていたのに、今は銀行だけが儲けている。いつからこんな駄目な銀行ばかりになってしまったんだろう。
 奴隷発言と睡眠障害が喧嘩している。こう書くと、何のことかわからんが、要するに伏魔殿で頭の悪い魑魅魍魎たちがろくに考えずに発言している、ということである。人から先生と呼ばれて自分の馬鹿を忘れてしまった悲しい人たちの物語は冷たい涙を誘います。
 国会で総理の椅子を譲った野田佳彦と、譲られた形の安倍晋三の対決があるというのでラジオの前で楽しみにしていたら、ああいえばこういうの現職総理大臣、本当に安倍晋三という人間は嫌な奴。腹が立つのでラジオを切ってしまうのだが、それではいけないと思い返し、ふたたび電源をオンにすると、聞こえてくるのは、やっぱり安倍晋三のはぐらかし答弁と鼻息の荒さばかり。質問者が誰であっても、まともに答えている、という印象は少しもない。ぐぐぐ。思わず首を締めたくなる。だって、アベノミクスがうまくいかないのは世界経済が悪いのだといわんがごとくの詐欺論法を聞かされては、そう思うのは当たり前。こいつ、国民はみんなツンボにメクラばかり、と思っているに違いない。それにしても早口でおまけに滑舌のわるい安倍晋三の前では、頭は空っぽでも演説巧者の野田佳彦が利口に思えてくるから不思議である。
 第二夫人からもらったツボキークは優れ物。透析中の肩凝りや苦痛から一発でボクを救ってくれる。さすがドイツ製。素敵な形に湾曲した鋼のアームの一方に握りがあり、もう一方には指先を思わせる微妙な形状の突起物。この先端で肩凝りのツボを刺激するのだ。湾曲したアームのおかげで肩でも背中でもどこでも、手元の操作でいくらでも刺激が可能。無理な姿勢をする必要はない。こんなにシンプルな形状なのに、よく考えられている。おまけに軽くて持ち運び自在。さすがはドイツ製と納得。ツボキーク、嘘だと思ったらぜひともお試しあれ。ネット通販でゲットできるそうです。けれどもときどきはツボキークの助けなしで透析をクリアできることもある。それはプレクストークに仕込んできた音声映画のおかげ。最近では『未知との遭遇』、『サウンドオブミュージック』、『天使にラブソングを』。どれも繰り返し観ているのだけれど、優れた映画は何度でもその世界で遊ばせてくれる。これら時空間にいるとき、ボクはすべての苦痛を忘れていられるのだ。

▲ 春風や 吊り革盗む 馬鹿がいる

0220・土・
 土用の深夜が嬉しいのはNHKラジオ第二で「朗読の時間」再放送があること。ことに今週からは軽井沢朗読館の青木裕子さんのご登場だからありがたい。そう。彼女の朗読をまとめて拝聴できるのである。けれども素材が堀辰雄だから微妙。青木裕子をまとめて聴けることと、堀辰雄をまとめて聴くこととは同じことにはならない。そして青木裕子と堀辰雄を一週間分まとめて並べて一気に頭に流しこんで見えてきた風景は「軽井沢」ではなく、堀辰雄の文章からくる「私」の恥ずかしさであったのだ。もしかしたら時代のせいなのかもしれないし、彼の病弱さからくるのかもしれないが、とにかく文頭の「私」が恥ずかしいのだ。翻訳文学を読まされているような、お尻の落ち着かなさとむず痒さ。それが「私」という単語の繰り返しから迫ってくるのだ。英語だったらアイマイミー。けれども日本語にすればどれも「私」。そして恥ずかしさの源はその「私」の連続投球なのである。フォークボールやスプリットフィンガードファーストボールではなく、「私」という直球の連続からくるいたたまれなさ。グロウンナップしたはずの人格が繰り返し投げつけてくる「私」という白球。疵だらけでもなく泥だらけでもなく、審判が交換してくれたばかりのまぶしいホワイトボール。これ見よがしに投げつけてくる破廉恥なストレート。それがバッターボックスの読者を落ち着かなくさせるのだ。堀辰雄が感じてくれない恥ずかしさを読者が代わって感じてしまうのだ。そして、この恥ずかしさを水面に浮かび上がらせてくれるのが青木裕子の朗読の技であるのだ。ということで、堀辰雄の恥ずかしさと闘いながら来週も青木裕子の「朗読の時間」に傾聴するのである。

▲ 逆巻くぞ 春の嵐に 俺の海

◇ バーチャル『四国八十八カ所』コース  85番、八栗寺を仮想参拝、通過しました。
次は86番、志度寺。あと12,738歩です。
現在の歩数、2,541,062歩。2周目挑戦中!

0221・日・
 史実を忠実に再現した『英国王のスピーチ』を観る。もちろん音声映画で、である。あはは。アドルフヒトラー率いるナチスドイツと闘ったジョージ6世だが、彼にはもうひとつ、大いなる敵が存在した。それが彼自身の吃音であったのだ。映画はその吃音を治療するドクターとの友情物語。映画では国王即位以前のジョージ6世がプラモデルで遊ぶシーンがある。飛行機を組み立てるのに接着剤を使っているのだが、その頃からセメダインってあったのかしら。いや。そもそもプラモデルとは翻訳の間違いで、木製のソリッドモデルのことではないだろうか。ボクの記憶だと、プラモデルはマルサンにだけ許された登録商標で、日本では昭和30年代になってから初めて玩具屋のショウウィンドウに登場した商品であったはず。初めて目にしたプラモデルは原子力潜水艦。その甲板には有翼ミサイル(ゆうよくみさいる)が搭載されていたように覚えているが、これは定かではない。マルサンというメーカーはテレビ番組を提供していて、それにレギュラー出演していたのが三遊亭小金馬。今の四代目三遊亭金馬師匠である。もちろんボクもプラモデルを購入、セイバー戦闘機などを制作していくのだが、それ以来、猛烈なプラモデルマニアになっていく。当時のことを思い出しながら「プラモデル」でネット検索をかけてみて驚いた。プラモデルが最初に現れたのが1936年のイギリスで、映画は間違ってはいなかったのだ。となると、1948年生まれのオイラよりプラモデルはずっとお兄さん。オイラは弟だったのだ。とほほ。おお、さすがは大英帝国。当時のキットには接着剤も含まれていたとか。となると、英国王の作っていたのはスピットファイアーだったのだろうか、それともフォッカーの複葉機。まさかドイツのメッサーシュミットではないよね。とにかく世の中、何が勉強になるかわかりません。ちなみに今ではプラモデルはマルサンの専売特許ではなく、誰でも使っていい名称だそうです。

▲ 悪いのは 油断させてる 温かさ

◇ バーチャル『四国八十八カ所』コース  86番、志度寺を仮想参拝、通過しました。
次は87番、長尾寺。あと14,530歩です。
現在の歩数、2,553,870歩。2周目挑戦中!




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