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全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2015年7月13日~19日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから29年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声出力をサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

0713・月・
 目覚めて5時のニュースをつけると大分県ででかい地震があったらしい。昨夜の文化講演会が大分県の気象庁OBだったことと関係がないのはもちろんだが、大雨にしろ震度5強の地震にせよ、ここんところの九州は踏んだり蹴ったり。梅雨も台風もなけりゃ困る。とはいえ、みんなが困らない程度、要するによい塩梅にやってもらいたいと思うわけです。
 猛暑日と思ったら猛暑日の寸止めである。35度には達しなかったらしいのだ。とはいえ、猛烈な暑さである。それでも風があるのでボクは風の中で「おえかき」をする。風がボクの体温を適度に奪っていってくれる。ところが真っ黒な毛だらけアルルはそうはいかない。おまけに汗もかかないから風に気化熱を奪ってもらう、というわけにもいかない。ひたすら赤いベロを波打たせ、体内に充満する余分な熱気を吐き出すだけ。そこでボクはパソコンルームのエアコンを始動させ、アルルを追いこむ。省エネというよりは経済的理由で、我が家の冷房はアルルのためにだけ使われるのだ。
▲ 真夏日を 猛暑日にする 熱い息

0714・火・
 アルルとの朝の散歩から戻ったコボちゃん、
「あたしと並んで飛んでるのは雀かと思ったら蝉だったの。生まれたばかりの蝉だったの。もしかしてお昼になったら鳴き始めるかもね」
というわけで、いよいよ蝉の登場である。さぁ、気象庁、そろそろ梅雨明け宣言、いかがですか。
 強く風邪が吹いている。遠くで電車の走る音がする。座っているだけでほのかに汗が滲み出してくる。きっと予報だけでなく、今日は本物の猛暑日になるのだろう。けれども猛暑日、それで結構。我々国民は猛暑日どころではないのである。
 ワイマール憲法の下でヒットラーはナチス体制を作り出した。それと同じことを安倍政権がやろうとしている。麻生副首相が予言した通りになりつつある。選挙制度のバグを利用し、三分の一以下の投票で政権を獲得した安倍政権。今や世論を無視してアメリカさんのロボットとしてしたい放題、いいたい放題。違憲を合憲の座席に座らせ、立憲国家の土台を揺るがす。新国立競技場のごり押しはもちろん、沖縄の民意を無視しまくり、集団的自衛権を行使して自衛隊と国民の命にリスクを強制する。どれだけ世論の抵抗があっても、
「粛々と」
を枕詞に決めたことを強行する。もしも安保法案が国会を通過するような事態になったなら、マスコミをこらしめるといった安倍政権を、今度こそみんなで思い切りこらしめてやろうではありませんか。それにはまず、次の選挙まで、安倍政権のこの暴挙を忘れないようにしなきゃなりませんよね。
 久しぶり、絵本作家きむらゆういち宅でのBBQパーティーに参加する。エスコートは青木裕子軽井沢朗読館館長。到着したら既に会場は大盛り上がり。絵本作家の花盛り。旧友の若山静子さんや、快傑ゾロリの作者、はらゆたか氏との愉快なおしゃべり。のぶみ氏の絵本読み聞かせで抱腹絶倒。子どもたちも参加して、総勢180名とは驚いた。きむらゆういち本人だって、誰が誰だかわからないのではないだろうか。バーベキューパーティーということだが、ボクはひたすらビールのがぶ飲み、話に夢中だったのだ。食べてる暇なんかなかったのだ。きむらゆういち絵本講座のはたちの絵本作家のタマゴさんや、チャイルド本社の情熱的な若き編集者とのおしゃべりが印象的だったことを特筆して、知っている人、知らない人、あれこれおしゃべりして、あれこれ絵をかいて差し上げて、おかげさまで楽しい時間をもらいました。感謝です。
 写真はチャイルド本社、加藤暢穂さん提供。きむらゆういちとのツーショット。スピーチしているエム ナマエ。
▲ 炎天下 焼肉したら 焦げちゃった

0715・水・
 国会前で抗議の声を発するのは民主主義に抵触する。そんな珍紛漢(ちんぷんかん)な発言をしたことのある石破茂ではあるが、
「国民が理解したとは思えない」
との昨日の発言はいたってまとも。こうなると、
「憲法で国民の自由を制限しなければならない」
との、こんな戦慄すべき頓珍漢(とんちんかん)を主張するアメリカンロボットの安倍晋三よりは百倍も千倍も信頼すべき人物というべきか。安倍政権の唯一のまともな閣僚として、せいぜい頑張っていただきたいと、タイトロープのブレードランナーの気分で、はかなくも期待するのである。
 けれども問題の中心に鎮座しておられるアメリカンロボットさん、あなたが本日の国会でお認めになった通り、あなたがいくら丁寧に説明してくださっても、国民にわからないものはわからないのです。そして最大の問題は、あなたに説明能力のないことを、あなたご自身がおわかりになっていないことなのです。ああ、それなのに、それなのに、とうとうやっちゃった。強行採決、やっちゃった。ああ、知らないよ、知らないよ。つい最近、あなたのお仲間から
「こらしめる」
なんて時代錯誤の便利な単語を思い出させてもらったばかりだから、きっと国民もマスコミも、今度こそアメリカンロボットさんをこらしめにかかるのではないでしょうか。
 蒸し暑い。エアコンを入れて絵の仕事。まだまだこれから。
 観測史上7月で二番目にでかい台風が接近しつつある。三兄弟の末っ子なのに、こいつがえらく生意気なのだ。こらしめてやりたいが、人類がいくら石炭石油、黒色火薬にTNT、原子爆弾で対抗しても、お天道様には勝てっこないのだ。
▲ 蒸し風呂の 台風エンジン フルチャージ

0716・木・
 安倍政権にとっては好都合なことに台風11号が接近しつつある。国民の命に係わる一大事とばかり、ニュースのトップは台風情報。こうなれば、もうひとつの国民の命の大事、安保法案強行採決がアウトフォーカスになってくれるのである。と、安倍政権はほくそ笑んでいるに違いないのである。そう疑いつつ国会中継に傾聴する。国会の外では座り込みを続ける有志達の姿がある。60年安保のとき、ボクは国会に向かうデモ行進を永田町小学校の屋上から眺めていた。そして樺美智子(かんばみちこ)さんの死を知る。ボクはあのときから岸信介という政治家を憎んでいたのである。もしも今、健康体であるならば、祖父の亡霊にとりつかれている孫の政権打倒のため、この雨の中、国会前に駆けつけたかもしれない、もうひとりの自分を見ていた。
▲ 台風と 安保法案 雨の中

0717・金・
 本日は朝の透析である。仕度をしている間、いつものTBSラジオ「スタンバイ」を聴いている。昨日の雨の中の国会前、座り込みを続けている26歳の女性の路上録音を流している。声を枯らしてインタビューに答えているこの彼女、13歳のとき目覚めて戦争反対を訴え続けているという。そうだ。違憲法案が強引に可決されたとはいえ、ボクらはあきらめなくてもいいのだ。こうした人々と手を取り合って、次の選挙で逆転すればよいのだ。パブリックな卓袱台返しをやればいいのだ。
 台風がノロノロと中国地方に居座っている。国会前の座り込みじゃないんだから、早くいってくれと祈りつつ、アルルとミミを乗せ、ボクらは北軽井沢へ向かっている。カーラジオではアベちゃんがわざとらしい記者会見をやっている。安保法案を強引に通過させて、安堵した途端に人間らしい心を取り戻したわけではない。要するに国民の反対気分の盛り上がりに本気でヤバイと思ったんだろう、いきなり新国立競技場構想を白紙に戻すと言い出した。なんだ、やればやれるんじゃないか。国民をなめている間はやりたい放題のことをやれるだけやって、ときどきは選挙民のゴキゲンうかがいをする。ああ、なんてセコイ政権だこと。こんな連中になめられる国民であってはならないのだ。つまらん洗脳テレビなんかに浮かれてないで、今度こそ、しっかりと選挙しましょうよね。ボクも頑張りますから。ざけんなよ、安倍晋三。
▲ ゼロベース みんなリセット 知らんプリ

 0718・土・
 まだ台風11号が日本列島をうろついている。右にいくのか左にいくのか、ちっとは自分の意見をはっきりさせたらどうなんだい。あんたがいかに振る舞うかで梅雨明けが左右されるんだから。そう。夏休みが始まって、日本のあちらこちらで花火大会を心待ちにしている子どもたちが大勢いるのだ。
 憲法違反が明らかなのに、戦争法案を無理矢理に成立させ、説明すればわかるとは何たる傲慢、上から目線。騙しのテクニックを駆使して圧倒的勝利をおさめた安倍政権、その成果の美味に国民を甘く見ることに慣れ切ってしまったのではあるまいか。ふざけんな。いつか苦い汁を腹いっぱい飲ませてやるから覚悟しておけ、このくそたれ政権め。
▲ 待ってるぜ 明ければ花火 夏休み

0719・日・
 わーいわいわい、梅雨明け宣言だ。台風11号が消えた途端にまぶしい夏がやってきた。朝から蝉がジイジイと夏のゼンマイを巻いていると思えば、夕方になって涼しくなればヒグラシがカナカナカナとメランコリックな歌声でオイラの郷愁を掻き回す。そうだよ。こんな夏を待っていたのだよ。
 鶯や蝉が鳴くなら黙っていられるんだけれど、家の中で不思議な声がするとなれば落ち着いてはいられない。アルルは聞き耳を立てるし、コボちゃんは居眠りから、ガバリと身を起こす。ネズミならお前の出番だとミミを促すけれど、
「あれって、あたいの出番じゃないと思うわ」
とクールな反応。コボちゃんが調べてみたけど、正体は不明のまんま。鳥でもなさそうだし、結局のところ、謎の小型哺乳類だろうとの予測的結論に落ち着いた。けど、あんな声、聞いたことないよな。
 謎の生き物の次は窓の外の蛍。エメラルドグリーンの光にコボちゃんがうっとり。北軽井沢は清らかな水が豊か。毎年のように蛍が見られるのもそのおかげなのである。蛍。なんてファンタスティックな生き物なんだろう。
 中軽井沢方面から連続的に花火の音。そう。本物の花火大会だ。考えてみれば、明日は海の日。世の中は連休だったのだ。
▲ 高原で 梅雨明けラジオ 蝉の声




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