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全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2015年5月11日~17日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから29年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしてありますが、これは視覚障碍者のための音声出力をサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

0511・月・
 月曜恒例になりつつある日本全国日の出の時刻レポートです。まずは札幌、4時16分。次は仙台、4時半。そして東京、4時40分。名古屋は4時52分、金沢は4時50分、大阪では4時59分、広島では5時12分、松江は5時7分、松山は5時12分、福岡が5時21分。そして沖縄の那覇が5時46分。うわぉ、日本中がずいぶん早起きになってきました。
 これまで聞いたことのないような定義で次々に法案が成立されようとしている。法律さえ作れば、憲法を無視して何でもできてしまうという数に頼んだ現政権の手法口惜しい気持ちで見つめている。景気さえ良くなれば他のものはすべて犠牲にできるという考え方がボクには理解できない。アメリカのいうなりに世界のあちらこちらで戦闘に参加して日本の若者の命が危うくなり、日本国民がテロの対象となるような、そんな法律が国会を通過しようとしているのだ。どうしてみんな黙っていられるのだろう。みんなツンポでオシになってしまったのだろうか。
 「今週の朗読の時間」は相馬黒光(そうまこっこう)の『広瀬川のほとり』。ご存じ新宿中村屋の創始者のエッセイである。その昔、TBSの連続テレビ小説を切っ掛けに、このご夫婦のことを知り、いたく感動したことがある。ことに中村屋のインドカリーと亡命インド革命家の関係には驚いた。素敵なご夫婦だったのである。
 台風6号が接近している。とても大きい台風であるらしい。けれども、たとえどれだけ大きな台風であっても、現在自公両党が推し進めている法律に比べれば、オナラで消せるローソクの火みたいなもの。台風はあっという間に過ぎるけど、決めてしまった法律はいつまで経っても居座り、どんな猛威を振るうかわからない。

▲ ぶんぶんと 用もないのに 飛んでくる

0512・火・
 日本時間の夕方、ネパールで大きな地震が発生したと伝えられた。マグニチュード7.3の余震とはまだまだ油断ができない。ネパールをこよなく愛するマキコ特派員が昨日からネパールに入っているはずだ。日本人の被害は報告されてはいないが、現地で不自由していないか気にかかる。無事を祈っている。
 台風6号から温帯低気圧に変わった暴れん坊、時速70キロという駆け足でこちらに向かっている。まだ5月だというのに喧しい(かまびすしい)ことである。5月に台風の多い年は冷夏になるという。海の家や避暑地の観光業者さん、南海のこの台風大量生産をどう見ているだろう。
 仏像やお寺に撒かれている「油のようなもの」って何だろう。科学警察でも分析不可能なほど、複雑怪奇な代物なのか。事件発生からかなりの時間が経過しているのに、その解決の気配が一向に感じられないのは何故だろう。それにしても全国各地に点在するお寺のセキュリティーの悪さはどうだろう。手薄としか思えない。これじゃいたずら書きされて当たり前だし、仏像の盗難や放火も防げない。防犯カメラの導入はもちろんだが、住民の目も国の宝を守ることに役立つのではないだろうか。不埒なやからの数は決して大きくはないはずだ。日本の文化伝統を傷つける。何を考えているのかわからないが許してはおきたくない行為である。
 毎週月曜から金曜日のウィークデイに傾聴しているTBSラジオの医事番組、今週のドクターの言葉が気になる。文節の最期や言葉の切れ目に必ず
「ですね」
をくっつけるのだ。もちろんこれは口癖で特別な意味はない。内容の乏しさを
「ですね」
の連発で増量しているという印象も受ける。けれども最も感じられるのは言葉にならない、
「私って、いい人でしょ」
の主張である。押し付けである。無意識に発せられる言葉てあっても、それは必ず何らかの意思表明であってメッセージであるのだ。いずれにせよ、この
「ですね」
は耳触りで、最終的にはインタビュアまで巻き込んで
「ですね」
の誘発を誘っていた。また、たとえ評価すべき内容があっても、この
「ですね」
でその価値は半減する。きっとこの先生、自分の患者にもこの
「ですね」
で説明責任を果たしていると思われるけど、患者のみんなもボクと同じことを感じているんじゃなかろうか。
 深夜になって急激に雨風が強くなる。窓ガラスを激しく叩いている。音訳読書にはふさわしくない環境だから、ヘッドフォンを装着して布団をかぶってベッドに潜り込む。台風、早くいっちまえ。

▲ 黒猫に 新茶ですよと 手渡され

◇ バーチャル『四国八十八カ所』コース  23番、薬王寺を仮想参拝、通過しました。
次は24番、最御崎寺。あと152,719歩です。現在の歩数、406,681歩。2周目挑戦中!

0513・水・
 深夜、世田谷に記録的な大雨をもたらした台風6号崩れは既に遠く、晴れた朝を迎えている。そんな朝、パソコンに向かっていたら部屋が微妙に揺れている。と思ってNHKラジオに回したら、緊迫した声で6時13分、東北地方で強い地震があったことを伝えていた。東京では震度3。岩手県内陸部では震度5だった。震源は宮城県沖で深さ50キロ、マグニチュードは6.6。津波の心配はないということが即座に報じられた。昨日のネパールといい、箱根の山といい、地球の身震いがどうにも止まらない。
 北朝鮮でまたまた血の粛清が行われたらしい。居眠りや反抗的であることを理由に、軍部の元司令塔が数百人を前にして高射機関砲で殺害されたらしいのだ。そんな、バラバラになっちゃうじゃない。挽肉になっちゃうじゃない。なんだか北朝鮮、そろそろ終わりなような気がする。ナンバーツーまで粛清していたら、まわりに味方がいなくなっちゃうじゃん。いくら独裁者とはいえ、それじゃやってけないでしょ。
 デイキャッチの荒川強啓さん、どうにもお山の大将でいたくてたまらないらしい。この人のことは失明後のラジオで知ったのでボクは顔を知らない。けれども、彼の声色を聞いていると、反射的にゴリラを連想してしまうのだ。それにしても、芸人や新人記者を君呼ばわりするのは聞き苦しい。強啓さん、一度でいいからご自分の放送を聴いてごらん。持ち上げられて鼻の穴の膨らんでいるゴリラみたいなお山の大将が見えてくるから。

▲ 蚊が出たと 目覚めた妻が 足を掻く

0514・木・
 本日はニュースを聞きたくない一日だった。憲法を軽視している現政権の閣議決定で、戦争のできる国にされてしまう、この日本が可哀そうでたまらない。安倍晋三の声が聞こえてくると、思わずラジオを消してしまいたくなる。アメリカという飼い主に甘えている小型犬のような、キャンキャンした声に蓋をしたくなる。この軽々しい口調と明らかな嘘で、日本国民を騙せると思っている悪鬼のような無神経が許せないのだ。今、日本でいちばん悪役にふさわしいキャラクターだと思う。
 真夏日の空気である。窓を全開にしなければ蒸し焼きになってしまう。けれども、窓を開けば夏の鳥が夏らしい歌声で鳴き交わしている。高原での夏休みを思わせる空気である。ところが何やら不穏な気配が接近してくる。エンジン草刈り機の騒音である。遊歩道から小型内燃機関が集団で発生する騒音が上がってくるのだ。編隊で下草を刈り上げているのだ。おかげで今年最初の真夏日の記憶は室内に満たされたドクダミの匂いになってしまった。

▲ 汗ばみて 窓開け放つ 犬の声

0515・金・
 本日は沖縄本土復帰記念日である。今から43年前の出来事である。ボクはこの年のことは忘れない。沖縄が日本に舞い戻ってきたことも田中角栄が総理大臣になったことも決して忘れない。なぜならこれらニュースをボクはバッグパッカーとしてヨーロッパ放浪の旅の途中で聞いたからである。1972年はボクが生まれて初めて日本を飛び出した年なのである。
 昨日でデュマの『三銃士』完訳版上下巻を読了した。両方で千ページ近い書物であるが、ことに後半はハラハラして一気に読まされてしまった。それにしてもあの女、本当にひどい女である。嘘つき女は人の人生を狂わせ、人の命をも奪う。ボクも嘘つき女に人生を掻き回されたことがあるから、登場人物たちの災難を他人事とは思えなかった。主人公ダルタニアンは実在の人物であったという。小学校入学前に読んだ漫画『三銃士』と完訳版『三銃士』をつなぐ唯一のものはダルタニアンという固有名詞だけだったが、この作品は17世紀のフランスをリアルに感じられる、歴史資料としてもお勧めしたい波乱万丈のエンターテイメントであった。
 いつも同時に10冊ほどの本を読んでいる。乱読に次ぐ乱読であり、多読に次ぐ多読である。アレクサンドラデュマがいて筒井康隆がいて小松左京がいて吉村昭がいる。キューブラロスがいて夏目漱石がいて内舘牧子がいて東海林さだおがいて水木しげるがいる。『三銃士』を読了して気分転換に、まだ途中だった水木先生のご著書『妖怪天国』をつまみ食いする。すると水木先生はボクにこんな言葉をくださった。
「人間は幸せだと何も考えない。不幸せだと本を読む」
 これは鶴見俊介のお言葉でもあるらしい。確かに人間、何かあれば書物に答えを求める。ネット世界もあれこれと教えてはくれるが、書物のように救ってはくれないようである。
 10時、カルチャーラジオは「植物の持つ不思議なパワーの正体を解き明かすシリーズ」の6回目。植物のくれるもの。糖質に蛋白質に油脂にビタミンにミネラルに機能性成分。今回も抗酸化作用のポリフェノールが主役だった。
 窓の外では風が鳴っている。そしてチョンワガラスも鳴いている。風が強いとものが考えられなくなるが、友だちのカラスが元気だと嬉しくなる。今日もおそらく真夏日を記録するのだろう。わかんないけど。
 BBキングが亡くなった。89歳で亡くなった。ロックミュージシャンとしては長生きだったのではなかろうか。ずいぶん若い頃からその音楽には影響を受けてきた。プレスリーを入り口にして、チャックベリーやBBキング。ロックンロール世代としては忘れられない時代である。近年ではクラプトンとの競演アルバムが印象的だった。CDをかけながら一緒にギターなんか弾いたこともあったな。
 聞けば本日は松尾芭蕉が奥の細道の旅に出た日であるという。そういえば旅に出たくなる季節である。山頭火もそうだったと思うけど、旅は創作意欲を刺激する。短い詩をいじくるようになってから、ますます先人たちの偉大さを思い知らされている。

▲ エメラルド はばたけ烏 風の道

0516・土・
 目覚めたら雨が降っている。パッとしない朝である。顔を洗ってラジオをつけたら、さかなクンがおかしな声で
「ギョギョッ!」
と叫んでる。この人、まだ寝惚けてるボクの頭を完全に蘇生させるだけの面白さがある。ユニークさがある。魅力がある。頭のいい人なんだと思う。お母様が理解のある人だったんだと思う。
 ラジオのニュースで驚いた。中国では毎年20万人が交通事故で死んでいるというのだ。まさか交通事故死の佃煮じゃあるまいし、数の子とか鱈子とかなら想像できるけど、これが交通事故死者の数となるとにわかには頭に入ってこない。ボクが見てきた35年前の北京でも交通渋滞はあった。2002年の上海でも自動車の多さは体験してきた。つまりはモータライゼーションの急激な発展と道路環境と自動車の数の不均衡がもたらした結果なのであろう。いくら分母がでかいとはいえ、毎年20万人の交通事故死は大きい。現在、インドもその人工は中国に並ぼうとしている。そのインドでの交通事故の現状はどうなっているのだろう。マレーシアやタイランドなど、アジア各国の状況はどうなのであろう。世界の自動車産業発展のため、新興国が多くの生贄(いけにえ)をささげているような気がする。それにしても中国、軍備増強よりもインフラを整備して国民の命を守ることの方が優先されるべきではなかろうか。自らの超大国ぶりを強調したいなら、交通事故死亡者数を一刻も早く減少させなければならないだろう。

▲ あと少し 寝てなさいよと 朝の雨

0517・日・
 親友の夢を見る。とても長くてリアルな夢である。目覚めても、ついさっきまで一緒にいたような気のするような夢である。いきなり本物の声が聞きたくなって電話をしてしまう。そして夢の中よりもっと元気な声が聞こえて幸せな気分にしてもらった。
 日曜のランチタイムの楽しみはNHK「素人喉自慢」。今週は九州の、とあるエリアからの生中継。最近はプロの歌謡集団が参加してるんじゃないかと思うほど見事な歌い手が続々と登場するんだけれど、今週はなんと、笑ってしまうほどの、ドのつく本物のど素人ばかり。北海道の人々の、あまりの歌の見事さに涙したこともあったが、本日は大笑いの連続。まさかこれって北と南の地磁気の違いとか、地球自転速度の差が影響しているわけではないだろう。じゃ、歌がうまければよいかというと、それも違う。次々に舞台に現れる人々の明るさと脳天気さこそ、この番組が意図する本来のあり方だと思うのだ。この国を満たしているいい人たち。その実感で今週は胸を熱くさせられてしまった。
 5月とは思えない暑さだが、乾いた風が部屋を走り抜け、不快感はない。湿度が20パーセント。真夏日だろうが猛暑日だろうが、湿気さえなければやってけるんだと思う。だけど、風邪があまり強いと集中力は低下する。風に吹かれてものを考えられるのはボブディランくらいのもの。
 本日は大阪都構想に対する住民投票が行われた。22時現在で発表された投票率が66パーセントとは思っていたよりも大きい数字である。結果はまだわからないが、大阪エリアの赤字解消対策としての橋下市長のアイディアは悪くないと思っている。改革を拒むものは保守派の住民と既得権益者の集団だろう。この国には税金にむらがる金食い虫(かねくいむし)がうじゃうじゃと棲息しているのだ。

▲ 昼下がり 風に運ばれ 日唐傘(ひがらかさ)




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