全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2014年12月22日~28日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから28年も生きています。お医者は神様ではありませんから、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断ができないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしてありますが、これは視覚障碍者のための音声出力をサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではありませんので、その点はどうかご理解ください。
1222・月・朔旦冬至・
 今朝、日本でいちばん速い日の出が東京で、いちばん遅い日の出が福岡だという。冬至の昼間の時間はアバウト9時間。そして明日からは次第に昼間の時間が長くなっていくのだ。そしてこれはTBSラジオ、デイキャッチの荒川強啓情報なのであるが、本日は朔旦冬至(さくたんとうじ)といって、19年に一度の珍しい冬至であるという。朔旦というと陰暦の一日。つまり新月である。新月という始まりの月と、これから日が長くなるぞ、という冬至が重なった大変に縁起のいい冬至なのである。と、荒川強啓氏が小鼻を膨らませて語ったまんまの、その受け売りである。
 サンルームからの日差しを浴びてパソコンを叩きながらラジオを聴いていると、こうして晴れているのは東京だけで、他の地域は吹雪というような事実が信じられなくなる。関東の空っ風というが、これがボクら江戸っ子の冬のイメージなのだ。そして年末年始のイメージなのである。
 透析中、音声映画『天国と地獄』を鑑賞。ご存じ黒沢明監督作品、1963年の制作である。この当時、新幹線は開通しておらず、東海道本線の特急こだまがドラマの舞台に選ばれている。白黒映画であるが、煙突から赤い煙が出る場面だけいきなりカラーとなったのが印象的であった。ボクが黒沢映画を集中的に観たのは高校時代。三船敏郎という役者は高倉健に負けないくらい大根役者なのであるが、何故か黒沢作品だけはそれを感じさせない。いや、三船敏郎だけでなく、仲代達也も志村隆も伊藤雄之助も、黒沢映画に出演する多くの役者たちが大根役者なのであるが、黒沢監督にとっては、その方が好都合であったような気がする。彼らを巧みに誘導することによって監督は思うがままに映画制作を進めていったのである。音声映画で初めて黒沢明作品を味わったが、やはり面白かった。おかげで2時間半があっという間。音声映画があれば、透析も退屈ではなくなる。
▲ 雲晴れて 朔旦冬至 星ばかり
1223・火・天皇誕生日・
 デブネコのミミを抱いて思い切りの朝寝坊。わかっているのに起きられない。どうして猫という生き物はこんなにも眠気を誘うのだろう。
 山は雪だが、世田谷は今日もいい天気。キジバトポッポが歩き回るサンルーム。そのガラス窓からの日差しを浴びてると、これまた眠くて仕事にならない。デブネコミミは畳んだ羽根布団にくるまったまんま、まだ眠っている。いつも寝惚けているデブネコミミのおかげでキジバトポッポは襲われずに済んでいるのだが、パソコンルームに停滞しているこの眠気、なんとかならないものだろうか。
 コボちゃんのサポートを受けながら時間をかけて月刊ラジオ深夜便「しじまのことば」の2月号とNHKハート展出品イラストレーションを彩色する。下絵は失敗を繰り返しながら独りで仕上げた。「しじまのことば」の詩は草野心平(くさのしんぺい)によるもの。たった二言のフレーズとタイトルだけがヒントの困難で責任ある仕事。画題ひとつで読者に誤解を生じさせるかも知れない。ただし、自由に発想してよいというのが、編集長からボクに与えられた権限である。そしてこれまで、ボクの自由な発想はなんとか成功してきたらしいのだ。というわけで、不思議な鳥紳士を登場させ、これまた自由に動いてもらった。ハート展の詩は肢体不自由で知的困難のある17歳の少女の作品。初めて読んだとき、思わずボクが落涙してしまった純粋なポエムである。この少女の美しい感性に応えるつもりで、ずっと心で温めてきた割にはシンプルな絵柄になってしまったが、作者のタンポポに対する印象を素敵に表現できたと思っている。NHKハート展の全国展開が開始されたら、どうぞご覧ください。
 TBSラジオの「セッション22」は開業100周年を迎えた東京駅特集。出演者たちの薀蓄を耳にしながらコボちゃんと彩色作業を続ける。今夜はクリスマスのイブイブ。とうきょうえきの正面に立ってレポートをするTBS咲山汽車の傍らをアベックが通り過ぎて行く。クリスマスのアトモスフェアを楽しむ人々。クリスマスを仕事する人々。今年のクリスマス、どんなクリスマスになるのだろう。
▲ カップルが イブイブ通る ダイオード
◇ バーチャル『奥の細道』コース  小松を通過しました。
次は那谷寺。あと、43,438歩です。現在の歩数、3,240,562歩。2周目挑戦中!
1224・水・クリスマスイブ・
 クリスマスイブの全国の日の出の時刻です。まずは札幌、7時4分。そして仙台、6時51分。東京は6時48分、名古屋は6時58分、金沢は7時3分、大阪は7時2分、広島は7時14分、松江も同じく7時14分、松山は7時11分、福岡が7時20分で、そして那覇が7時14分でした。メリークリスマス。
 ニューヨーク在住のジャーナリスト、北丸雄二さんによるとニューヨークはクリスマスムードで盛り上がっているらしい。つまり、景気がいい、ということである。北朝鮮は独裁国家であるからクリスマスを祝う習慣のあるなしは不明だが、ニューヨークのようなパーティー気分に浸っていないことだけは確かである。北朝鮮は国民が飢餓にあえぐほど貧乏なのである。その北朝鮮でネット障害が発生しているという。つまり、アメリカの仕返しだ。北の国から無数のサンタがやってきて、世界中にプレゼントの雨を降らすクリスマスなのに、やめればいいのに。ねぇ、アメリカさん。金持ち喧嘩せず、というじゃないですか。明日からは例のお馬鹿映画も劇場公開されるという。やったらやり返す。戦争と喧嘩と、ふたつを分けるものって何だろう。個人でやるか、国家でやるか。鼻血を出すか、万単位で人が死ぬか。ま、世界の首脳の皆様には、どうかアンガーマネージメントをマスターしていただきたい。
 ベッドに入ると、デブネコミミを抱き寄せヘッドフォンを頭にかぶる。柔らかい毛玉を感じながら音声映画『耳を澄ませば』の世界に浸る。この映画に出てくる旅猫のムーンと、デブネコミミの毛玉から発せられる体温のシンクロを楽しみながら世界中のクリスマスイブを自分の内宇宙(ないうちゅう)に凝縮させるのである。
▲ ロストラブ 猫抱き寄せて クリスマス
1225・木・
 とうとう第三次安倍内閣がデッチアゲラレた。大惨事政権にならなければよいが。今度の選挙は危ない安倍政権をますます危なくしただけの手続きに過ぎなかった。どうしてボクらはアベちゃんの姑息な罠に、こうも簡単にはめられてしまうのだろう。第一次で「美しい日本」は胡散臭い(うさんくさい)と思った。第二次でアベノミクスは大本営発表だと思った。そして第三次は大惨事だと思った。これでアベちゃんは何をしても許されると本気で考えているに違いない。そこがアベちゃんの最も危険な部分である。そして来年からはそのアベちゃんの最も危険な機能が全面解放されるのである。桑原桑原。心よりそうならないことを祈っている。
 これは木曜の「スタンバイ」日本全国8時ですの担当、月尾嘉男(つきおよしお)東大名誉教授情報。北朝鮮と中国の国境に白頭山という火山が存在する。頂上に巨大なカルデラ湖を有する標高2700メートルの活火山である。この火山が東日本大震災の影響で2019年に噴火する可能性が99パーセントに達した、というレポートがあるらしい。日本列島の地殻変動と白頭山大噴火との関連は既に歴史が証明しているという。青森県と緯度を同じくする白頭山、日本列島との距離はわずか千キロ。もしも大噴火が発生すれば2020年東京オリンピックに多大な影響を与えるだろう。東日本大震災の洗礼を受けた日本列島、これからいかなるバプテスマが待ち受けていることか。ま、ボクには噴火よりも安倍政権の爆走の方がコワイような気がしているのだが。
 やっぱりビックリ箱の蓋が開かれた。パッと開かれた。stap細胞の実験過程で別のes細胞が混入されていたことが科学的に証明されたのである。それも複数回の混入が認められたのである。理由は説明されていない。けれども誰かがわざと混ぜたらしいのである。それも誰によるものかはわからない。この事件、最初から現段階まで、理化学研究所という科学の最高峰で起きた出来事にしては、ちっとも科学の匂いがしてこない。落語マニアのボクには、女狐の太い尻尾が、ゆうらゆうらと見え隠れして仕方がないのである。
 クリスマスイブが透析で流れてしまったので、今夜が我が家のクリスマスディナー。いつものお肉屋さんで焼いてもらった特大チキンとシャンパンのディナーである。しつこいけど、焼きたてのローストチキンとモエ・シャン・ドンのシャンパンである。芳醇な肉の香りとさわやかシャンパン。でも、酔えば酔うほどイエスキリストの最後の瞬間を思ってつらい気持ちになってくる。涙がこぼれそうになる。でも、クリスチャンではないボクのことである。その気分は長続きせず、駅前ケーキ店アルルカンのクリスマスケーキとブラックコーヒーを味わう頃には、すっかり浮かれ気分になっていた。我が家のご先祖様たちにも、クリスマスケーキを差し上げて、イェイ、イェイ、メリークリスマス。仏もイエスもメリークリスマス!!
▲ 犬猫と 夫婦ふたりの クリスマス
1226・金・
 クリスマスが明けた日の東京、日の出は6時49分、日の入りは16時34分、月齢は4.1ということです。不思議なのは冬至を過ぎたのに東京の日の出の時間が遅くなっていること。このあたりが天体の運行に加えられた天の配剤。単純なボクの脳味噌には未だ理解不能な仕組みなのです。
 ゆうべは夜中にはしゃぎ過ぎた。日付変更直前に巨大なローストチキンを解体し、それらを胃袋に収めた上に山盛りサラダを平らげ、それにも飽き足らず、熱いコーヒーを沸かしてから直径18センチのクリスマスケーキにナイフを入れ、それをアルルにまで相伴させて、ボクら夫婦は胃袋膨張、お目目パッチリになったからには、もう眠れない。何もご相伴にあずかれなかったデブネコミミを小脇に抱いてヘッドフォンにて音声映画に傾聴しても、いっかな神経は休まらない。というわけで、気がついたら夜は明けていたのです。
 26日になってしまった。クリスマスソングがピタリとやんだ。電話もない。メールもない。世の中がやけに静かと思ったら、世間はもう正月休み。遊べる人は遊べるシーズンなのだ。この季節、ボクは休んだこと、一度もないけれど。
 透析中は音声映画『レイ』を鑑賞。ご存じソウルの神様、レイ・チャールズの物語である。かなり以前からプレクストークにダウンロードしてあったのだが、何となく重たそうな予感があって遠ざかっていた。けれども再生してよかった。音楽に次ぐ音楽なのである。感動に次ぐ感動なのである。もう、透析中であることも忘れ、血圧測定の呼びかけにも気が付かず、映画の世界に没頭しているのである。盲目であること。黒人であること。それらハンディキャップと圧力と闘いながら音楽によって人生を切り開いていくのである。ボクがレイ・チャールズの音楽に出会ったのは中学2年生のとき。よく知っている音楽を聴きながら、ボクは自分の人生をも振り返っていた。ボクが盲目という人生を歩き始めた当時のことを思い返していた。
 本日はスマトラ沖地震からちょうど10年目。地球が活動期に突入したことを思い知らされてから10年目の日である。そして7年後、東日本大震災が発生し、日本においても津波による深刻なる被害者が出たのである。今後、活動期に突入した地球が我々にいかなる災厄をもたらすかはわからない。天然自然の前で、悲しいくらい人類は無力であることを思い知らされる瞬間を、果たしていつの時代にボクらは味わうことになるのだろう。
▲ 空っ風 正月飾り からかって
1227・土・
 朝8時はNHKラジオで「ラジオ文芸館」。今朝は再放送で三浦綾子の『尾灯』。寂しい作品であることは知っていたのだが、毎週土曜日の朝の流れで最後まで聴いてしまう。10時からは同じNHKラジオで、ラジオ世界では珍しくなってしまったラジオ寄せ、「真打競演」。けれども月末はキャンパス寄せだったからラジオを消す。中途半端な瞬間芸をボクは好まない。サンドウィッチマンは好き何だけどね。15時からのTBSラジオ「パカパカ行進曲」は最近つまらないことが多いので最初から聴くつもりはない。20時からのJ-WAVE、「浅田二郎ライブラリー」の今夜は自衛隊シリーズで聴いたことのある、読んだことのある作品だったので、ラジオを消してプレクストークで読書をしながら筋力運動にいそしむ。
 朝から阿川佐和子の『聞く力』を読んでいる。以前、ボクはとあるラジオ局でインタビュー番組を担当していた事がある。おしゃべりなボクは本当にインタビューが苦手で、反省せることばかりの経験になってしまったのだが、あの頃この本を読んでおけば少しは違った結果になっていたかもシレナイ。ああ、いつだって人生は勉強なんだよな、と気がついても遅いよな。けれども勉強することに遅いってこたぁない。そういうわけで夢中で読んでます。パソコンルームでその場ジャンプをしながら読んでます。そうして頑張っていたら、ケータイ万歩計が1万9千歩に跳ね上がっていた。これはちとやり過ぎでした。
 パソコンに向かっていたら深夜になっていた。22時25分からのNHKラジオ第2、「朗読の時間」再放送も消してしまう。ボクは青木裕子軽井沢朗読館館長以外の宮沢賢治朗読作品は聴かないことにしているのだ。その代り、プレクストークで阿川佐和子の『聞く力』に傾聴している。それと同時にボクはさっきからクリスマスのローストチキンの、ほとんど残骸になっているぼでぃー野骨付き、いや、骨にしがみついている肉の断片を引きちぎりながら、口に運びながら、焼酎のお湯割りを飲んでいる。これがクリスマスも終わった、あとはお正月を迎えるだけの中途半端な年末の夜長のボクの過ごし方なのである。
▲ 白い息 青くなるなる 暮れの空
1228・日・
 本日の東京、日の出は6時49分、日の入りは16時35分。冬至を過ぎたのに、まだまだ日の出の時刻が早まる気配がない。ここんとこ不思議でたまらない部分です。
 今朝の文化放送は志の輔ラジオ(しのすけらじお)「落語でデート」。今朝のお相手は白鳥えみ子さん。ご存じトア・エ・モア、シーズン2の彼女である。いつだったか、大阪のとあるイベントで、このおふたりとはご一緒したことがあった。芥川さんはなかなかの好人物で、ボクの作品をバックにして、しばらく語り合い、ボクの詩画集をお渡ししたことがあった。トア・エ・モアは来年でデビュー45周年。エム ナマエも来年、デビュー45周年。でもな、あっちはヒット曲だらけだもんね。羨ましいんだもんね。それにしても白鳥さんの歌声は美しい。いつまでも活躍していただきたいと本気で思っている。さて、今朝の落語は六代目の三遊亭圓生(えんしょう)師匠、希代の名人の『掛け取利』。1976年の録音である。この根多、いかにもこのシーズンに最適の出し物。いやはや、年末である。
 生江隆之が社長を務める芝セレスティンホテルのフレンチレストラン「グランクロス」にて2014年度生江の会の望年会が開かれる。このホテルの社長、生江隆之ご夫妻、ルポライターなまえゆうじご夫妻。夫人は画家でいらっしゃる。福祉大学名誉教授、生江明ご夫妻。夫人はカメラウーマン。皆さんユニークな経歴の持ち主。生江一族の共通点は饒舌であることとユニークなこと。ルーツである会津地方での生江は教師や医師など、先生と呼ばれる職業が目立つらしい。
 今夜はどうしてもコボちゃんが勤務から離脱できず、ボクのエスコートは公式第二夫人としていつも助けてもらっている順子ちゃん。コボちゃん同様、ボクが全盲のイラストレーターとして復活する以前からの長いお付き合いである。
 おいしいフランス料理を味わいながら、みんなで今年の報告と来年への希望を語る。ここ「グランクロス」の料理は抜群。お勧めである。来年早々に生江隆之家伝来のお雑煮パーティーの約束をしてお開きとなる。
 第二夫人のエスコートで山手線に乗車。品川駅のホームで発情した若い男がガールフレンドらしき女性にキスを求め、ひっぱたかれているのを第二夫人が実況中継をしてくれて笑う。今年もあと少しで閉幕である。
▲ 若人が 駅で発情 年の暮れ
◇ バーチャル『奥の細道』コース  那谷寺を通過しました。
次は山中温泉。あと、42,882歩です。 現在の歩数、3,285,118歩。2周目挑戦中!




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