全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2014年6月23日~29日
☆ この日誌は透析患者が病人ではなく、機械が腎臓の仕事をしてくれる以外は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この文面では難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしてありますが、これは視覚障碍者のための音声出力をサポートするためのものです。決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではありませんので、どうかご容赦を。

▽0623・月・
 NHKラジオによれば、本日の東京の日の出は4時26分、日の入りは19時ジャスト、そして月齢は25.3ということになっている。一昨日が夏至だから、これからは冬至に向かってひたすら昼間の時間が短くなっていく。とはいえ、これからが夏本番なのだ。もうすぐ蝉が鳴くのだ。ボクは嬉しいのだ。
 月曜日だから朝から鳥人間たちが建物の周囲で働いている。
「ここ、閉めてもいいですか」
と声をかけてくる。そして窓は閉められて、ボクは冷房を入れる。そしてアルルが喜ぶのだ。
 JR北海道でまたまた脱線事故である。ボクは話題を脱線させるのが得意だが、脱線する鉄道は嫌いだ。怪我人が出るかもしれないし、それどころかヘタをすれば死人だって出かねない。もちろん列車は遅れるし、せっかく運んできた貨物だって壊れるかもしれない。脱線すればロクなことがない。それに比べてボクの脱線は話を元に戻せばそれで済むのだから罪がない。さて、ボクは敬愛する大先輩、慶應義塾マンガクラブの創始者、ヒサクニヒコの著書『ぼくの鉄道あれこれ学』という書物を読んでいる最中。例えば電車のドアの開く仕組みとか、世界でいちばん長い貨物列車とか、世界でいちばん速い蒸気機関車とか、そういった内容で、鉄道ファンだったボクにとっては嬉しい書物。そもそもヒサさんという人は、ボクと同じで永遠の子ども。ただしボクと違うのは趣味に思い切りお金と命ををかけられるところ。そこが売れない貧乏絵描きのボクとは雲泥の差なのである。そこで本格的に話しを元に戻すと、最近のJRは線路の点検や補修など、徹底的に自動化され、様々な移動マシーンが線路を走りながら安全の確保をしているはずなのだ。ヒサさんの本を読んでいるとそう安心できる。それなのに、JR北海道だけは例外であるらしい。
 1970年代、ボクは毎年のように北海道を鉄道で旅をして、そして蒸気機関車を追いかけていた。親切な国鉄マンの皆さんにもずいぶんお世話になった。だから、どうかJR北海道、これ以上鉄道ファンを失望させないでおくれ。お願いだからさ。
 沖縄慰霊の日である。あの戦争のために死ななくてもよかった沖縄の人たちも含めて20万人も死んだ。その大半が非戦闘員だったという。この日、ボクら日本人はすべて合掌して霊魂の安らかなることを祈り、謝罪しなければならない。石原環境大臣みたいに珊瑚礁で遊んでいる場合ではないのだ。沖縄のアメリカ軍と一緒に戦争をしたくてたまらないアベちゃんも、のこのこと式典に顔を出してる場合じゃないのだ。そもそも沖縄は沖縄の人たちのもので、本来は日本の勝手にできる領域ではない。と、こう書くと中国が喜ぶのだろうな、きっと。
▲ くろばえに くろいぬめだま まるくした

0624・火・
 先日、コボちゃんに
「性差別野次の張本人はSで始まる人らしいよ」
といったら、
「じゃ、きっと鈴木さんね」
と笑っていた。ところが大当たり。都議会自民党の鈴木さんは今やワールドワイドに有名になって、もはや日本のネアンデルタールと呼ばれているし、自民党というフィールドはネアンデルタールピープルの養殖地としても有名になってしまった。ところでこのネアンデルタールと人類、たった3万年前まで仲良く暮らしていたそうである。現在、読み進めている『化石の分子生物学』という書物では両者の間には交配の証拠もあるという。化石的レベルでなくとも、政治レベルでその痕跡が自民党に見つかる、というわけだ。
 今朝も窓の外から鳥人間の声がかかる。そして窓が閉められ、ボクはエアコンのスウィッチをいれる。けれども午後からは雷雨。アルルは震え上がり、ベッドの羽根布団にダイブ。雷の被害はボクにも及んだ。しばらくしてインターネットが不通になってしまったのだ。けれどもインターネットが不通になるくらい当然なのかもしれない。直径3センチの雹が降った場所もあるらしく、ラジオからは子どもの
「痛い、痛い」
という叫び声の混じった録音が流れていた。
 それにしても直径3センチの雹を育てる積乱雲のパワーはどこからくるのだろう。一口に雹といっても、それは直径5ミリ以上と規定され、そのマックスは直径30センチにも及ぶと聞いたことがある。そんな雹が頭の上に落ちてきたらお陀仏間違いない。そして、そんな危険な代物を落ちる直前まで空中浮遊させられるだけのパワーが積乱雲には存在する、ということに驚かされる。子どもが、痛いよ、お母さん、と叫んだ直径3センチの雹であっても、それを生み出し、また落ちないように育て上げるパワーが積乱雲には存在するわけだ。もちろんそのパワーは数億ボルトという強力な静電気、つまり雷様のことだが、それらを発生させる源と同じ力である。地上と上空の温度差40度に達すると、強力な上昇気流が発生し、積乱雲をむくむくと誕生させる。その悪戯な入道雲のやつは、ときには竜巻、ときには雷雨、ときには雹でボクらをビックリさせるわけだ。では、この力を全体的にどう理解すればいいかというと、それを地球のホメオスターシス、恒常性と思えばいいのである。気圧を平らにするため、高気圧から低気圧へ空気が流れて、これが風邪。地面の熱い空気は上空の冷たい大気へ上昇して、これが雲。気象現象はすべて地球のホメオスターシスなのである。
▲ 落雷で びくびくしてる コンピューター

 0625・水・
 5時からの早起きができず、6時前に目覚めてラジオをつけると日本が同点に追いついた場面。間違ったらこれはいけるかもしれないとラジオを消してパソコンに向かう。しばらく夢中でキーボードを叩いていたらゲームオーバーの時間となっている。そしてラジオをつけたらサムライジャパンの惨敗が決まったシーンだった。サムライジャパン、ボクを裏切って勝てばよかったのに。渋谷の青い連中は今頃どうしているのだろう。本当に真っ青になっているに違いない。
 優勝を掲げて惨敗したサムライジャパン。吹くと信じていた神風に裏切られた日本軍部とどこか似ている。ホンダ選手はその後の記者会見で
「あの自信はどこからきていたのだろう」
などと自戒していた。ま、いい経験にはなったでしょう。手遅れだけど。
 議会における野次を議論の潤滑油と主張する向きもいるが、どうだろう。知恵や頓智のある野次だったら許せるかもしれないけど、あの人たちにそれを期待するのは無理かもしれない。だったらこの際、国会や議会での野次のすべてを封印したらどうだろう。破ったら国会侮辱罪とか議会騒乱罪で重罰に処す。被選挙権を剥奪する。そうなれば、議員先生方のお行儀も少しはよくなるかもしれない。
 よくわからないのがアベちゃんの経済骨太なんちゃら。積極的平和主義もよくわからない。もしかしてアベちゃん、オーウェルの『1984年』のビッグブラザーみたいに造語の名人なのかもしれない。積極的平和主義で連想するのがコルトピースメーカー。拳銃のことである。カウボーイたちが腰に吊るしている45口径六連発リボルバーの大半がそうであると思っていい。人を殺してピースメーカー。あのジェームスボンドが愛用した自動拳銃はワルサーPPK。このPPKもパーフェクトピースキーピングの意味ではなかろうか。やっぱり平和を守るためには人を殺さなければならないのか、とアベちゃんに聞いてみたい。
▲ ほんとうは おうえんしたい あまんじゃく

0626・木・
 須藤やすし著『主役はダーク・宇宙究極の謎に迫る』を読了。数学で表現されるべき物理学の最先端を数式を用いることなく解説していく。筆者はこの難事業を見事にクリアしている。音訳者も読者の理解を助けるべく、添付されたグラフやイラストレーションを解説してくれている。もっとも、数式を並べられたら、ますます理解不能だけれども。ま、宇宙少年だったボクにとっては興味深い書物であったことだけは間違いない。137億年過去のビップ版以来膨張を続けるボクらの宇宙ではあるが、予想していたよりも宇宙質量総体が大きいらしく、その速度が進まない。原因は人類には見えない物質、ダークマターの引力であるらしい。それとは反対に最近の宇宙は膨張速度にインフレーションが観察されるようになっている。つまり、我々には見えないのだが、この宇宙には何らかの斥力、つまり反発力が働いているらしい。アインシュタインが提唱し、その後にハッブルの宇宙膨張説の正しさの前で自ら誤りを認めた「宇宙項」に匹敵する力ではないかと最近はいわれているらしい。前者を見えない引力。その根源をダークマターとし、後者を見えない反発力、その根源をダークエネルギーとする。ふたつの力が宇宙の未来を決定する。見えないことが不在の照明にはならない。どうやらそこに宇宙やこの世界の本質があるらしい。これら見えない存在は進化した観察技術やアルゴリズムのおかげで知ることができたわけだが、地球上の誰もそれを説明することができないでいる。これが現実なのだ。たとえフィッグス粒子が発見されようと、複数のユニバース、マルチバースが理論的に証明されようと、ダークが何に由来するのか、誰も予想できないのである。で、この書物でボクに何がわかったかというと、ボクは何もわからない、ということがわかったのである。
 デイキャッチにカラス博士が出演。カラスの知能が小学生なみであることを証言しておられた。もちろん総合力としては人間の小学生の方がはるかに上田が、物事を組み立てて考えることではかなりな能力を発揮する。とにかくカラスは記憶力や観察力に優れていて、。人間の男と女を見分けたりするというから驚きである。もちろん人間の表情を読んだりできるから、決して彼らを馬鹿にしたり、脅してはならない。覚えられていつまでも怨まれる。狙われたら災難だ。ボクやコボちゃんはカラスが面白くてたまらないから、連中もボクらを友だちと思ってくれているらしい。だから、まだヒドイ目に合わされてはいない。けれども、指差してちょっと笑ったりすると、たちまち電線のカラスが場所を移動して頭上に糞の爆弾を投下してくる。これは正確です。もちろんボクらも危機一髪でかわすけど。あはは。
 夜の散歩に出たら雨が降ってきた。けれども夏の雨である。降水確率30パーセントの雨である。濡れて困るのはコボちゃんの抱えている焼き鳥くらいなもの。アルルなんか、ずぶ濡れになればなるほど機嫌がいい。というわけで、ボクらはこの涼しい梅雨を楽しんでいるわけだ。
 何らかの歯止めになってくれるものと、はかない期待はしていたけれど、やっぱり話はできていたのね。みんなポーズだったのね。嘘だったのね。平和が目的だと思っていたのに、目的は権力だったんじゃないの。失望したわ、公明党。学会の人たち以外、日本人はみんなガッカリしてるわよ、きっと。あらら。わたしったら、いつから女言葉になったのかしらね。
▲ 帰り道 木の葉トンネル 夏の雨

0627・金・
 ドクター中松さんが末期癌であることをカミングアウトされたらしい。発明で癌を治すと気炎を吐いておられるそうだ。どうしてだか事情は覚えていないが、ボクはドクターに複数回お会いしたことがある。一度は確か加藤登紀子さんのパーティーだったと思う。もしかしたらドクター、全盲のイラストレーターという肩書のユニークさを気に入ってくれたのかもしれない。発明名刺だといって分厚い名刺をくださったが、それはたくさんに折りたたんだ紙の束で、どこが発明なのか、ボクには理解できなかった。それでももらって嬉しいのがおかしくて、不思議な人だが、悪い人ではないと思った。この人なら癌でも死なないような気もする。そして今度だけはドクターの発明が成功するような気もしてきた。そのくらいドクターの発明は不思議な代物。アベちゃんのアベノミクスくらい不可思議な代物。入れ物だけで中身はないのだ。それを誰でも知っているのに誰もいわないで認めている。もしかしたらアベちゃんも愛されているのだろうか。よくわからないけど。
 本日で松本サリン事件から20年が経過した。ボクは警察の誤りを指摘したジャーナリスト下村健一さんの勇気を忘れない。すべてのマスコミが警察発表を鵜呑みにして無実の人間を犯人にして血祭りに上げようとしていたのだ。圧倒的な圧力に逆らって自らの目と足を信じることを貫いた下村健一さんの正義を、ここで改めて讃えたい。
 夜中にしとしと雨が落ちてくる。キジバトポッポの窓をそっと閉めてやる。そしてボクは吉村昭の『関東大震災』に読み耽るのだ。
▲ きもとりも 雨にうたれて うなだれて

0628・土・
 NHKラジオの今朝の「ラジオ文芸館」は織田作之助の『昨日今日明日』。再放送ではあるけれど、何度でも拝聴の価値あり。物語も文章も超一流。終戦をテーマにした作品だが、作者は昭和22年に他界されている。作者にとってはほんの一瞬の年月だったのに、これほどに作家として密度の高い戦後を生き抜いておられたのだと改めて織田作之助という人物のすごさを感じてしまった。また、そう感じさせてくれたアナウンサーの朗読のテクニックとスタッフの構成の巧みさに感謝したいと思った。
 吉村昭の『関東大震災』を読んでいたら部屋が揺れ始めた。大変だ。本物の地震だ。ラジオをつけると音楽が聞こえてきた。関東大震災のことばかり頭にあったから勘違いしたのかなぁ。いやいや、そうじゃないんだとNHKラジオに回すと定時のニュースになってやっと地震情報を流してくれた。14時51分、関東甲信越に地震。震源は群馬県南部、震源の深さは160キロ、マグニチュードは4.4、津波の心配はなし、ということだった。びくびくさせるなぁ、もお!
 ここのところ恐怖小説のアンソロジーやSキングの恐怖小説ばかり読んでいる。けれども本当にコワかったのが吉村昭の『関東大震災』。地震もコワイし火事もコワイが、人間はもっとコワイ。根拠のない流言が次から次へと朝鮮人の命を奪っていく。朝鮮人と疑われた日本人も襲われる。そして究極にコワイのが権力。この混乱に乗じて、あの婦人解放運動の伊藤野枝を消してしまった甘粕事件を知って驚愕する。甘粕事件は権力の前の個の無力さを痛感させる戦慄の事件。権力は6歳の無実の子どもをも平常心で殺害できるのだ。
 そして今夜はJ-WAVEから聞こえてきたジョン・ウェイン・ゲーシーという人物の連続少年殺人事件のことを知る。「殺人ピエロ」でネット検索して鳥肌。人間を信じられなくなるほどの凶悪事件。Sキングの小説世界よりコワイとおののく。それもそのはず。Sキングはこの事件からヒントを得て作品を仕上げていたのだった。ああ、なんて人間はコワイのか。この連続殺人犯に興味を抱かれたのなら「殺人ピエロ」でネット検索していただきたい。事実は小説より奇なり、である。
 深夜のNHKラジオニュースを聴いていたら、金沢市内の山道を歩いていた夫婦が熊に襲われ、飼い犬に救われたと報じている。このワンちゃん、10歳の柴犬ショコラ。名前は可憐だが、勇猛果敢。普段は声さえあげないおとなしい雌犬が、大好きな飼い主を助けるためツキノワグマに飛びかかった。事件直前、襲われた夫は小熊2匹を目撃しているから親熊は小熊を助けるために必死だったのだろう。そして、ショコラもまた大好きな飼い主が襲われて、200パーセントの勇気を持ち出したのに違いない。ショコラに飛びかかられた親熊は小熊を連れて山に逃亡。猟友会が捜索しても見つからず、飼い主の怪我は命に別状なし、ということで、親熊が小熊を残して命を奪われることもなく、ショコラの勇気だけが讃えられて、ボクは胸を撫で下ろしている。もともと熊野領域だった場所へ人間が進出したことで起こった事件。ツキノワグマはちっとも悪くない。悪いのはいつも人間のエゴイズムなのだ。
▲ 鉢合わせ お互い様の 森の中

0629・日・
 日曜の朝の6時20分は文化放送で志の輔ラジオ(しのすけらじお)「落語でデート」。今朝のお相手は女優のウチヤマリナさん。ボクはテレビを見ないので、とここから脱線してしまうけど許してね。ボクがテレビ、特にテレビドラマに興味がないのは盲人だから、ということではない。失明する以前からテレビドラマは見ていないのだ。ボクが連続的に見ていたことのある唯一のテレビドラマは『おしん』であった。これも途中から。それも某女優さんに魅かれてのこと。これは例外中の例外。そもそも面白いことはいくらでもあるこの世の中。テレビドラマなんかに時間を取られては勿体ない事この上なし。と、話しを元に戻す。このウチヤマリナさん、とても有名な女優さんらしいのだが、もちろんボクは知らない。ただ、その語りから伝わってくるのが、彼女がとても美人で賢いこと。ちょっと顔が見たくなる。街を歩いていてスカウトされたというが、世間には図々しいやつがいたもんだ。といってるボクも一度、やってみたかった。さて、今朝の落語は人間国宝、五代目の柳家小さん。出し物は『饅頭こわい』。
「今度はにがいお茶がこわい」
これくらい、これっきゃない、という落ちもない。
 NHKラジオの「音楽の泉」でモーツァルトをBGMにコーヒーを飲んでいたら、臨時ニュース。北の国が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したという。三代目、ミサイルと花火の区別がつかないらしい。それならまだ許せるかもしれないが、いや、本当は許せないのだが、国と玩具の区別がつかなくなったら恐怖である。困ったお坊ちゃんである。
 久しぶり、東海林さだお(しょうじさだお)のご著書を拝読。筆者は早稲田大学漫画研究会のOBで三羽烏の一員。ひとりは園山俊二、ご存じギャートルズの作者。もうおひとりが福地泡介(ふくちほうすけ)。園山さんは子どもの頃からの大ファンで、新宿2丁目の某有名ゲイバーで飲み明かしたときの感激は忘れない。福地さんにはボクが慶應義塾マンガクラブ出身ということかもしれなかったが、家で飲んだり度に出たりで、ずいぶん可愛がっていただいた。けれども東海林さだおさんにはまだ一度もお目にかかったことがない。まこと残念である。漫画ももちろん面白いのではあるが、文章はもっと面白い。音訳読書しているうちに、
「ふむふむ」
が次第に引き込まれ、顔がニンマリとしてくる。やがて
「がはは、がはがは、がはは!」
と馬鹿笑い。我らが慶應義塾のマンガクラブにはヒサクニヒコもいればボクもいる。けれども早稲田の漫画研究会は羨ましいくらいスゴイ人たちがいる。東海林さだおさんは今では三羽烏の唯一の生き残り。今後のご活躍をお祈りしている。
 きました、きました、きましたよ。予報通りにきましたよ。空からいきなり
「ドドド、ドッカーン!」
 途端にアルルの過呼吸が始まる。雷鳴パニックである。周囲の酸素をすべて二酸化炭素に変えてしまう勢いである。ボクは速やかにパソコンをオフ。電源やインターネットの接続を外す。ラジオをつければガリガリと雑音。渋谷の道路も冠水して、あの地下駅は無事なのだろうか。電車と一緒に溺れる乗客がいたとしたら気の毒だ。
▲ 雷が 列を作って やってくる



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