全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
プロフィール

emunamae

Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



リンク

このブログをリンクに追加する



カテゴリ



最新記事



検索フォーム



月別アーカイブ



RSSリンクの表示



QRコード

QRコード



最新トラックバック



2013年4月1日~7日
☆ 長年愛用していたパソコン君がダウン。戻らぬユニットとなってしまいました。実はボク、もっと古くから付き合いのあるコンピュータ君がいて、そのコンちゃんが頑張ってピンチヒッターを務めてくれたのですが、他のパソコン君たちとOSがあまりに違うため、まるで相性が合わず、仲よくしてくれません。つまり、互換性がまるでなくて、いろいろと苦労しながらも、この日誌は続けておりました。このたび、めでたくも10年の時空刊をワープして、未知のOSを仕込まれた真新しいパソコン君が援軍として駆けつけてくれました。まだまだ慣れないので、いろいろとご迷惑をおかけしますが、つたないままにブログの更新をしていきます。この文面では難易度に関係なく漢字に振り仮名をしてありますが、これは視覚障碍者のための音声出力をサポートするものです。決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではありませんので、どうかお許しください。


◆ 4月・卯月・
0401・月・エイプリルフール・
 早起きをして執筆。快調に進んでいる。楽しい。
 ブログの原稿を仕上げて、絵夢助人(えむすけびと)さんに送信する。今週は早くできてよかった。
 4月1日と書いて「わたぬき」と読む。春になって衣服の綿を抜くところからきた。落語家も語るように、4月1日は衣替えのタイミングであるのだ。
 「ラジオ深夜便」のミッドナイトトークは相撲解説者の前之海(まえのうみ)元関取。滑らかな語りと心をうつエピソードに感動。ますますファンとなる。

▲ 寒くとも 春本番の エイプリル

0402・火・
 目覚めてパソコンを立ち上げると、動いてくれない。早朝の執筆が生甲斐になっていたのでパニック。コボちゃんに助けを求めるが動かなくて、やっぱりパニック。視覚障碍者のパソコンサポーティングカムパニー、「ラビット」にSOSの電話をして、結局は故障との結論。修理に出すことになる。これはどうにでも新しいシステムの導入も考えなくてはならない。とりあえず、15年前から使っている古いパソコンを起動させて昔のプログラムで文字入力を始めるが、使い方をすっかり忘れていて、記憶との闘い。簡単な文章を書くにもえらく苦労する。
 春の嵐と呼ぶにはあまりに冷たい風と雨。アルルの散歩もおあずけで、アルルはがっかり。ボクもがっかり。本当にアンラッキーでつまらない1日となる。

▲ 早咲きに 冷たい雨のプレゼント

0403・水・
 ほとんど台風。千葉の銚子では瞬間最大風速は40メートル。トラックが転んでしまう風である。ボクとしてはパソコンは使えないし、古いシステムは思うように動いてくれないし、本当にイライラする。そんなボクの後姿を見ながらアルルはボクのベッドで長くなっている。
 児童文芸編集部のYさんから電話あり。本屋で『あなたの時間をありがとう』を購入したら、エムナマエのコーナーがあったという。本当かしら。本人も疑う貴重な情報。
 甲子園では天気がいいらしい。高校野球は決勝戦。けれども17対1ではガッカリ。もう少し緊張感のあるゲームがほしかった。残念。ただし、埼玉県の浦和高校が優勝して、おめでとう。よかったね。
 コボちゃんがラビットに故障したパソコンを送ってくれる。あとは運を天にお任せ。助けてください。
 -Jam the World-はSNEP(スネップ)の話題。ソリテード・ノン・エンプロイメント・パーソンの略。孤立していて働いていない人物のことである。この場合、NEET(ニート)のように、ノン・エンプロイメント・アンド・エデュケーショナルな、仕事や教育との縁がないばかりでなく、他者から孤立しているところの問題が深い。社会的に孤立していて、相談者が家族だけであったり、または家族もいない完全孤立の場合、立直りのチャンスも希薄になる。自分のことを語らせてもらえば、助けてくれたのは家族ではなく、いつも友人だった。いつの時代でも友人は宝物なのだ。
 「ラジオ深夜便」のミッドナイトトークはグッチゆうぞうさん。素敵な人である。インタビュアーとしても優れていて、ボクも番組に出していただいたことがあるけれど、頭の下がったことがある。この夜も、相手のアナウンサーを逆インタビューしていて愉快だった。

▲ 西の空 晴れてよかった 決勝戦

0404・木・オカマの節句・
 今、いちばん気になるのが上海をはじめとするトリインフルエンザ。ヒトからヒトへの感染が最も恐れる事態だが、ヒトからの感染はないという。トリからブタ。ブタからヒトへの感染が考えられているらしい。先日、死んだ豚が無数に河川に放棄されたのが話題になったが、今回のトリインフルエンザ事件と、あの死んだ豚廃棄と何か関連があるとしたら一大事である。
 テレビの話題である。TBSラジオの「スタンバイ」の月尾嘉男(つきおよしお)教授のレクチャーである。最近のテレビは2Kであるらしい。我が家の沈黙したままのテレビは石器時代のもので、ブラウン管が絵を見せてくれていたので、最新型のことはよく知らないのだが、2KのKはキロ、つまり千倍のこと。モニター画面のドットが2千ある、ということらしい。ところが、これを4Kにすべく、計画が進んでいるとか。実現すれば、我が家のテレビなど、恥ずかしくて消えてしまうほどのウルトラ鮮明な画像を皆さんが手にするわけだ。ところが、人間は刺激には簡単に慣れてしまう生き物。また、刺激が倍になれば、感動が倍になるかといえば、そうはいかない。たとえば、百円の小遣いが倍になれば嬉しいが、千円の小遣いに百円をプラスしても喜びはほとんどない。(この例えは月尾(つきお)せんせい)のもので、あんまり納得できないのだが…)メーカーは次々に落とし穴を作ってくるが、ボクらはそろそろ気がついている。問題は機械ではなく、番組そのものであるということに。要するに、美しい画面でブスを見るのがいいか、それとも普通の画面で美人を見るのか、そのどちらがお好みですか、という選択になる。
 以前、「たちばな」の甘辛団子(あまからだんご)を褒めちぎったことがあったが、急遽撤回する。何がどうなってコンセプトが変わってしまったのかは不明だが、しっかりとしていたお団子がフニャフニャの根性なしに堕落してしまったのである。想像するに、軟化剤の混入であるが、賞味期限の延命を企てたのであろうか。だとしたら失敗である。コンシューマーは頭がいい。健康にも敏感である。人工的なものは本能的に用心する。たとえば「甘坊」(あまぼう)の団子や大福のように翌日になれば固くなり、しばらくすればカビがはえるような和菓子でなければ信頼はできない。というわけで、我が家は「たちばな」の団子を買わないことにした。わざわざ遠くまで歩いて買いにいったのであるが、惜しいことである。もしもどなたか、これを読んだ方がいらしたら、ぜひとも「たちばな」にお伝え願いたい。品質が元に戻れば、いつだって喜んで消費者としてエントリーする。

▲ 十七の 音で綴った ポエムあり

0405・金・
 未明より『霧の案内人』にとりかかり、原稿を仕上げる。旧式のプログラムで書いたから再チェックの必要はあるが、初心の作品を仕上げた気分は悪くない。今までにないタイプの作品だから、これをどうするか考えている。まだ結論は出ていない。
 春のようないい天気。ガラス窓から温かい空気が伝わってくる。これでパソコンが普通に動いてくれていたら、どんなにいい気分だろう。とりあえず、今後のことで「ラビット」に電話。あれこれと相談をする。
 東京FMは柳家喬太郎(やなぎやきょうたろう)の「キンキラ金曜日」がなくなってしまい、まるで面白くない。代わりに毒にも薬にもならない朗読まがいのことをやっていたが、クソくらえ。死ぬほどつまらない。その代わり、他の時間帯ではあったが、チャーの息子のスケードボーダーでミュージシャンの男が出ていた。さすが、チャーの息子。骨があって魅力があって、かっこいい。彼の音楽を聴きたかったのだが、どーして番組内でかけなかったのだろう。そりゃ不親切。出演者にとっても、リスナーにとっても。
 4月からのNHK基礎英語スリーをほぼ1週間分傾聴。舞台は英国で、そこに暮らすアメリカ人家族を中心にドラマが運ばれていく。ネイティブなブリティッシュイングリッシュが聴けるのでいい。英語学習番組は透析中の気晴らしには最適なのだ。

▲ この季節 嵐の中に 晴れ間あり

◇ バーチャル東海道五十三次コース 舞坂を通過しました
 次は新居。 あと4,625歩です。 現在の歩数535,975歩。 2周目挑戦中!

0406・土・
 朝のコーヒータイムはNHKのラジオ文芸館を聴きながら。『言葉』というこの作品、町工場が舞台。古いタイプの職人とコンピューター制御の金属旋盤の闘いを描いたもの。新しい機械は指先ではなく、機械言語でしか動かない。けれども、熟練工がいなくなれば、製品や仕事の評価のできる人間もいなくなる。品(ひん)のない人間に、品のあるなしが判断できないように。
 その品(ひん)について、久米宏の「ラジオなんですけど」が取り上げていた。ボクにとって面白かったのはアイスマンの話題。5千年前の冷凍ミイラの愛唱だが、このアイスマンから歴史をくつがえす驚くべき事実が明らかにされた。これはボクが熊本のホテルで偶然に見たNHKスペシャルでやっていたもの。まったくテレビと縁の切れたボクだが、たまたまお部屋のランドマークとして使っていたテレビがボクに知らせてくれた事実に、久米さんも感動しておられたのだ。
 視覚障碍者のパソコンサポート会社、「ラビット」から電話があって、修理に出したパソコン、もう使い物にならないとか。古いタイプだから部品もないだろうとのこと。お手上げである。新しいシステムが届くのは今月の末以後と聞いてショック。しばらくはホームページもブログもアップが不可能。メールもできないとあって、ションボリ大サーカスである。とほほ。
 友人の川田龍平さんから電話がある。今度の選挙、全国区からの出馬が決まったそうである。もしかしたら、その方が有利にことが運ぶかもしれない。いつまでも変わらない龍平君、ずっと応援していきたい。
 「パカパカ行進曲」をBGMにおえかきデスクにしがみつく。夜まで練習をしてから、本番の下絵は浅田二郎ライブラリーに傾聴しながら。土曜日はラジオが面白い。だから絵の仕事がはかどるのだ。
 ゆめぞうの下絵を制作。6月号は「LOST WORLD」。アジサイの花の下の恐竜世界。カタツムリとクビナガリュウがお見合いをしている。ゆめぞうはトリケラトプスとお見合い。空からは雨。バックはラベンダー。カットはカタツムリに乗るゆめぞう。
 夜は烈しい雨と風。窓ガラスの外の雨音がベッドまで聞こえてくる。急激に発達する低気圧が湿った南風をおびき寄せている。この烈しい風雨、ほとんど台風クラスであるとか。アルルのトイレ、帰ってきたら濡れネズミ。
 「朗読の時間」の総集編をBGMに寝酒。室生犀星作品集で、彼の子供時代を描いている。ふたりの母親とやさしいお姉さんに支えられた幸せ薄井少年時代が、ボクの中の何かを振るわせている。

▲ 低気圧 残った桜 吹き飛ばし

◇ バーチャル東海道五十三次コース 新居を通過しました。
 次は白須賀。 あと13,306歩です。 現在の歩数、540,894歩。 2周目挑戦中!

0407・日・
 ニッポン放送の藤沢周平傑作選が終わっていた。つまり、前回に聴いたのが、本当の最終回というわけだったのだ。ガッカリ。どうも4月はいけない。パソコンが壊れただけでなく、番組も消えていき、寂しい限り。諸行無常であるからこそ、ボクは変わることや新しくなることが好きではない。決して変わらないものがあって欲しいのである。
 早朝の執筆は快調なのだが、窓の外は大風。まるで台風である。あちらこちらで大変なことになっているらしく、この週末もアルルとのお散歩はおあずけかと、これまた寂しくなる。
 夕方から風がおさまる。そこでアルルとコボちゃんと散歩に出る。豪徳寺の花壇の手前でメイちゃんに遭遇。アルルは喜んで走り回る。
 嵐がおさまったせいか、人出がある。子どもや老人がアルルに声をかけていく。小さな子どもたちが
「わぁ可愛いい、わぁ可愛いい」
と叫んでいたのは花壇のチューリップのこと。けれども、最後の子どもが
「ワンちゃん、バイバイ」
とアルルに声をかけていった。ボクは老人の思い出話を聴きながらマックのコーヒーを飲んでいる。
 帰り道、アルルが道端の石コロに気を取らでている。よく見ると、それはガマガエル。アルルに鼻でこづかれて、チョコチョコと方向転換をしていた。

▲ 風に乗り 春の小鳥が やってきた





FC2 Blog Ranking