全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2013年3月18日~24日
☆ この日記は、透析患者が病人ではなく、機械が腎臓の仕事をしてくれる以外は、一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、漢字や熟語、固有名詞には振り仮名がしてありますが、漢字の難易度とは関係がありません。これらの振り仮名は視覚障害者のための音声モニターを容易にするためのガイドです。

0318・月・
 未明から脳内ジグソーパズルにはまっている。以前からあったピースが次々に音をたててはまっていく。気持ちがいい。モヤモヤしていたものが形になる嬉しさを味わっている。ぜひともこの調子を続けたい。
 夢中でパソコンを叩いていたら、いや、パソコンではなくてキーボードを叩いていたら、なんとなく体が揺れている。音声腕時計のアラームが鳴って、いつもの時間になったので、TBSラジオをつけたら地震速報をやっていた。ボクの体が揺れていたのではなく、やっぱり本物の地震だったのだ。6時53分、関東地方で地震。詳細は聞き逃したが、いつものあのあたりだなと自分勝手の早合点。それにしても関東地方、よく揺れるなぁ。
 午後になったら、月刊ラジオ深夜便のネコ記者が生まれたばかりのゆめぞうを受け取りにご来訪。このネコさん、折り紙の天才。ボクの机には、彼女が作ってくださった、信じられないくらい精密な折り紙の蟹さんがいる。この蟹さん、まるで生きているようである。
 ものすごい南風が吹いている。この強風の影響で各地で被害が出ている。窓ガラスがゴトンゴトンというたびに、アルルはボクのベッドで丸くなる。夜になれば、天気はもっと荒れるという。そう。春は嵐の季節なのだ。
 透析中の食事は、パックン・マックンの「英語にありがとう」を聴きながら。今夜もお勉強になっちゃった。
I have a butterfly in my stmack.
 意味は、私はドキドキしています。洒落た言い回しに満ちている英語は、とっても奥が深いのだ。日本語も複雑な言語だが、英語の言い回しにも長い歴史に裏打ちされた人類の智恵の蓄積がある。
 猛烈に疲れているのに、透析のベッドでは眠れない。ボクの右からも左からも法螺貝みたいな大きないびきが聞こえてくるのだが、羨ましくてたまらない。よくもまあ、あんなに安心して眠っていられるものだと尊敬する。自分の血液循環が外部のマシーンにつながっている。その緊張だけで、ボクは眠ることができないのだ。要するに気が小さいのである。
 NHKラジオの「おもしろ研究所」では泥料理のフルコースについて話をしている。ジャガイモと泥のスープ、泥のグラタン、泥のアイスクリーム。でもねぇ、よく煮沸してくださいよ。泥の成分の大半は生き物なのですから。もちろん、危険な病原体だっているのです。免疫機能の低下した患者さんの土いじりは厳しく禁じられるのです。
 透析が終わって病院から一歩出ると、外はすごい湿気。コボちゃんが運転をしていると、道路のカエルに気がついた。コボちゃん、すぐにクルマを止めて下車。ビニール袋の手袋をしてカエルを移動してやる。体長6センチほどのガマガエル。この雨と暖かさでカエルダンスを踊っていたのかもしれないが、クルマのタイヤとの社交ダンスだけはやめてもらいたい。
 大変なことになっている。東電福島第一原発の使用済み核燃料のプールを冷却する装置の電源が停止したのである。東電、何をしているのだろう。どんな危機管理になっているのだろう。なんでバックアップ装置がないのだろう。もしも万が一の事態になれば、日本の東半分は生活不可能になってしまう。最悪の事態にならないことを祈りつつ、この数日を送ることになりそうだが、関西方面への民族大移動なんてことになるのだけは全力で阻止していただきたい。それにしても、東電の管理能力に失望する。これだから、容易には再稼動なんて認められないのだ。
▲ 雨上がり 蛙も踊る 南風

0319・火・
 どうしたわけか、朝寝坊。未明からの作業ができず、勿体無いことをする。それでも脳内世界でのリハーサルは可能である。
 暖かい。運動場に解放されたキジバトポッポのため、窓を全開にしてあげた。おかげで新鮮な空気が部屋を通過していく。でも、ボクが花粉症だったら、これはできないのだろうな。
 火星は生命の発生が可能な環境であった。NASAのこの発表、探査ビークル・キュリオスティーの活躍のおかげである。表面の劣化した地質ではなくて、地面の下の、太陽風などの影響を受けていないフレッシュな地質にドリルで穴をあけ、そこからのサンプルを分析した結果、火星には過去において、豊かな海があったらしい証拠を発見したのだ。その最も重要な分析結果は、その海が強酸性ではなかったこと。今後のキュリオスティー君に期待するのは、生命の痕跡の発見である。このキュリオスティー君は、これから10年だって活動が可能。というのは、彼の動力源がプルトニウム電池であるからだ。太陽から遠い火星では、太陽電池では不足なのである。
 東電福島第一原発の冷却装置、まだ復活していない。事故の原因は明らかにされていないし、バックアップも満足に設置できない東伝に、日本列島の東半分の運命を委ねてよいものだろうか。甚だしく疑問である。
 とうとう夏日となる。パソコンルームの窓を全開にして、夏の雰囲気を部屋に導きこむ。気持ちがいい。でもこれで自分が花粉症だったら、こんなことはできないのだろうなと、いつかは襲われるだろう花粉症の恐怖におびえるこの頃である。
 夜になっても暖かい。夏用のグリーンの革ジャンを着て散歩に出る。途中、和菓子のたちばなに寄り、甘辛団子を3割引で購入。ぐるりと山下駅前を巡って帰宅。煎茶と甘辛団子のコンビネーションを楽しんだ。
 深夜、メールのデータが一瞬にして消える。貴重な画像データも未整理のままだったので、あせる。これから原因を追究して、じっくりと対策を練らなければならない。
▲ 三月が 夏日をにらみ 渋い顔

◇ バーチャル東海道五十三次コース 袋井を通過しました。
次は見付。 あと11,221歩です。 現在の歩数、466,179歩。 2周目挑戦中!

0320・水・春分の日・
 本日は地下鉄サリン事件から18年。事件発生当事、ボクはまるでトンチンカンな犯人像を思い描いていた。それにしても、あの頃は電車に乗るのが怖かった。
 東電福島第一原発の使用済み核燃料プールの冷却システムが復活。東電がいまだに綱渡りをしていることが判明した一連のトラブルであった。とりあえずは安堵したが、腹の底では何も落ち着いてはいない。
 コボちゃんはアルルとワンちゃん集会に参加。赤いドーベルマンとアルルは遊びたくて仕方がない。ボクもハワイに赤いドーベルマンの友だちがいた。何やらヤバイ商売をしているお兄さんのボディーガード犬だったのだが、目が合った瞬間にボクとドーベルマンはひしと抱き合って、友だちになってしまったのだ。結局、このお兄さんとも友だちになり、悪の巣窟を見学させてもらった。ボクは裏社会の人間に偏見を持たない。誰だって、みんな友だちになれるのだ。ただし、こちらでヤバイことさえしなければ。
 テクノデモクラシーという言葉を覚える。これ、つまりパソコンを作り出した文化的背景。スティーブジョブスもヒッピーだったのである。
 児童文芸のイラストレーションの描き直し。これはうまくいく。以前からあった絵柄に新しい解釈を加えたのだ。この絵で、いったいどんな物語ができるか、今から楽しみである。
 水曜日のデイキャッチは時事川柳。笑わせていただいたので、ここに勝手に紹介する。ごめんね。
場所取りの新入社員の あて外れ
 桜の満開があまりに早過ぎて、これでは入社式に間に合わない。上野でも、夜桜見物の準備はできていないらしい。
決勝戦 ないからいくか 墓参り
春先で 野球終わった 気がしてる
 アメリカではWBCの決勝戦が行われたが、日本は準決勝で敗退して既に帰国している。中継を見ないから、彼岸の墓参りにいく、というわけである。
 NHKでは、どんなマトモな番組をやってくれているだろうかとステイチューンすると、これがまさかのアカサカサカスからの放送。おいおい、そこはTBSラジオのお庭だよ。出演者がこれまたビックリ。TBSラジオに出演中の人気芸人と文化放送の看板パーソナリティーの吉田輝美さん。もっと驚きは、若きオノコが、ツチノコではありません、群れ集まって狂乱状態で、まるで羊にむらがるピラニアのようなのだ。この騒乱状態に、ステージの出演者もタジタジ。いやぁ、NHKラジオはすごい人気だと思っていたら、誰かが「モモクロ200パーセント」などといっている。そうなのだ。これら無数のオノコは、これから登場するモモクロZお目当てで集合しているのだった。モモクロギャルが登場した後の悶絶状態は、もう言葉にはなりませんでした。NHKも、あれこれと考えている、というわけだ。
 TBSラジオではオーヤエーコの辛口フォーラムというのをやっていた。土曜日にオーヤエーコの辛口コラム、というのをやっているが、これが辛口でも何でもなくて、イシカワリョーがどーしたこーしたと、ゴルフの話か、もしくは自慢話ばかりしてる困ったオバサンの番組なのである。でも、このフォーラムは面白かった。ウナギ博士によるウナギの謎の生態についてのレクチャーであったのだ。実は今、ウナギの話を考えていて、その参考のために傾聴するつもりでいたのだ。でもでもでもである。この困ったオバサンが、博士の横で黙っていない。俄仕立ての知識を、専門家の前でひけらかし、KY空気を振り撒いている。でも、ウナギ博士のおかげで勉強になりました。ありがとうございます。ウナギの生態については、ボクは小学生の頃からとても興味があったのです。
 午後からコボちゃんがトラブったパソコンの修復作業をしてくれている。その間、ボクはパソコンを使えない。メールの送受信もできない。未明2時までかかったが、結局はやり直し。パソコンでは明日も不自由な思いをするだろう。それにしても、コボちゃんのウィンドウズスキルは見上げたものである。
▲ 献花台 春の地下鉄 慰霊祭

0321・木・
 パソコンのメールシステムが動かないままになっているので、どうにも調子が上がらない。サーバーにメールが蓄積されつつあることだけは確認できるので、その内容を確認できないことが、どうにももどかしい。コボちゃんの修復作業が停滞しているので、これも歯がゆい。まあ、しばらくはつらいことになりそう。
 メールが普通のせいか、執筆には集中できる。書くことが面白くてたまらないのは幸せ。この幸せのために貧乏してもかまわないと思ってやってきたのだ。
 いきなりのクシャミ。三寒四温で寒暖の差が大きいせいだと自分を納得させる。この鼻水も、三寒四温のせいにしておく。まさか、花粉症ではないよね。グスン。
 法律で核燃料プールの温度は65度までは大丈夫とワケのわからんことをいってたが、放射能を法律で逮捕できるとでも思ってるのか、バカ東電にバカ政府。もひとつオマケにバカ霞ヶ関。東電福島第一原発の核燃料プールの冷却装置が止まった原因がネズミとはまいった。ギャフンギャフンのノックダウンである。野ざらし配電盤に国の運命がかかっているとは、こんなお粗末な現状に事故の終息宣言を出した官僚ロボット首相の野田佳彦は、今頃何をやってるのだ。このオオウソツキめ、土下座しろ。
 コボちゃんから、ブログにあんまりくだらんことを書くなとお叱りを受ける。このブログ、コボちゃんは見ないことになっているので、ボクは安心してあれこれを書いているのだ。もしも、これを読んでいるコボちゃんのお友だち、読んでくださるのは大感謝で大感激なのだが、どうかコボちゃんにだけは、内容は内緒にしておいてね。よろしくお願いいたしまーす。
▲ メルシボク サンカンシオーン シルブプレ

0322・金・
 大声で歌の練習をしていたら、下の階で工事が始まった。以前の持ち主が部屋を売却して、その改装工事であるが、簡単なものと思っていたら大間違い。このマンションを破壊するのではないかと恐怖を覚えるほどのトンテンカン、なのである。コンクリートを破壊している音が、鉄筋を通じてボクのお尻へと伝わり、じんじんとしびれてくる。アルルは怖くて、そわそわと落ち着かない。窓や扉を開放しての工事だから、階段にはコンクリートの粉の嵐。これはたまらんと困ってみても、しばらくは続く工事である。ああ、仕事にならないよぉ。
 桜は既に満開と聞こえてくる。気象予報会社の予想はことごとく外れた。あわてて花見の予定を繰り上げている各方面のご苦労を想像する。桜の花、短い命だからこその価値なのだ。
 本日のデイキャッチ、コメンテイターは宮台真司先生。今回は漫画家のシンサンナメコさんとの対談だったがせっかくのチャンスを、横から荒川強啓氏が口をはさみ、宮台先生の意図しているのとは別の方向へと会話を導いてしまう。ボクには宮台先生の内なる舌打ちが聞こえてくるのだが、強啓氏が内心で、これは俺の番組だと吠えているのが伝わってくる。さんざん邪魔した強啓氏の最後のセリフが
「ああ、時間がなくなってしまいました」
とくれば、おいおい、時間を無駄遣いさせたのはお前だろうと、つっこみたくなる。荒川強啓氏、アホのふりをしているのではなく、やっぱり本物のアホだったのだと納得。それでもデイキャッチを聴くのは、ニュースランキングとコメンテイターの魅力である。司会はあんた、荒川強啓君でなくてもいいのだと、いつかわからせて差し上げたい。
 東京FM、柳家喬太郎の「キンキラ金曜日」で重大な発言がある。今月でこの金曜日の楽しみが終わりになってしまうのだ。ああ、なんと残念な。シバサチさん、なんとか師匠を引き止めていただきたい。とりあえず、来週の生放送の最終回に、何かを期待してみよう。
 透析より帰宅してデイパックに旅の荷物を詰めこむ。とはいえ、いつもの簡単旅行セット。お金と常備薬と電池式の髭剃りさえあれば、ボクはいつでもどこへでも出かけられるのだ。
▲ 満開だ 走って回れ 商店街

◇ バーチャル東海道五十三次コース 見付を通過しました。
次は浜松。 あと31,049歩です。 現在の歩数、479,551歩 2周目挑戦中!

0323・土・
 早起きをしたコボちゃんがクオリスにボクを乗せ、羽田空港へ急ぐ。障害者パーキングでボクをおろすと、第一ターミナル南ウィングのスカイルームという、カレーの匂いが漂う喫茶店に送りこむ。コーヒーを注文して脳内リハーサルをしていると、花粉症らしきウェイターがコーヒーを運んでくる。ミルクと砂糖をどうするかと聞いてくれたので、
「入れてください」
とお願いすると、鼻をグスグスいわせながら、コーヒーをかきまわしてくれる。親切なのはありがたいが、ボクはミルクと鼻水がクルクル回る様子を思い描いてしまった。
 ICボイスレコーダーに吹き込んだトーク原稿を、更に脳味噌へと吹き込んでいたら、公式第二夫人の猫姫がシャナリと現れた。このウェブログでもお馴染みの、コボちゃん公認の第二夫人である。今回の旅はコボちゃんの代理として、猫姫がサポートしてくださるのだ。
 機内に着席すると、ボクは早速イヤフォンを装着。ダイアルを「JAL寄席」に回すと、昨夜の東京FMで聴いたばかりの柳家喬太郎(やなぎやきょうたろう)が新作落語をやっている。『ハンバーグの作り方』というような内容の出し物だが、喬太郎の機内向けのアレンジに笑った。さすが当代随一の人気者である。
 JALのキャビンアテンダントには乗客を安心させるオーラがある。他と比較するつもりはないが、このオーラは独特のもの。1968年以来、ボクは長年JALを愛用してきた。最初の海外旅行はもちろんJAL。1998年のニューヨークではJALのサポートで、素晴らしい奇跡も体験してきた。世界中、どの都市にいってもJALのオフィスは大使館よりも頼りになる存在だった。そういう記憶があるが故の安心感なのではあるが、ボクはJALアテンダントのレディーススピリットが好きなのである。
 熊本に到着すると、昨年の衆院選に出馬した山部洋史(やまべひろし)元候補と、実行委員の山部京子(やまべたかこ)さん、熊本市のお隣の合志(こうし)市議会の今村直登議員、そして2010年に亡くなられた高原希(たかはらのぞみ)さんのご母堂、猪野芳子さんの出迎えを受ける。
 ステーキレストラン「がるてん」での楽しい食事。ボクは黒毛和牛サーロインステーキの150グラムをペロリとたいらげる。でも、猪野さんのお母さんも猫姫も、やっぱり150グラムをペロリ。今村議員は200グラムをペロリ。この今村議員、立派な体格をされていて、いざとなったらヤクザを黙らせるほどのツワモノであるらしいのだ。
 猫姫は「がるてん」の雰囲気が嬉しくてたまらない様子。ここは肉のテーマパーク。肉なら何でも揃っている。馬の佃煮まであるというから興味津々。でも、猫姫の最大の関心はチョコレートフォンデュ。豊かに流れ落ちるチョコレートの滝に、苺などを差し入れて楽しんでおられた。
 今村議員ご自慢のV型6気筒の愛車で阿蘇山周遊のドライブ。けれどもPM2.5の影響でせっかくの景色もかすんでいる。ただし、野焼きしたばかりの黒々とした大地と満開の桜のコンビネーションに、阿蘇が初めての猫姫も、熊本在住の皆様も感激のご様子だった。
 市内に戻り、いつもお世話になる「マザーグース」の海老ピラフでリハーサルのための腹ごしらえをする。この海老ピラフ、御飯よりも海老の方が多いのだ。こんな海老ピラフ、生まれて初めてだったし、これからも死ぬまで食べられないような気がする。熊本の皆様、マザーグースの海老ピラフを経験しない手はないですよ。
 武蔵ヶ丘教会でリハーサル。メンバーは山部洋史さん、ワルツの山川哲さん、村山幸子さん。さすがプロ中のプロ、山川哲さんのセッティングは完璧。声が歌っている自分へもストレートに伝わって、明日の本番が楽しみになってきた。
 猫姫のエクセレントなるエスコートでホテルにチェックイン。シングルルームに入ったら、たちまちダウン。翌朝までパーフェクトなる熟睡をする。
▲ 微粒子に 花も霞の 阿蘇の山

0324・日・
 ミッションスクールで学んだ猫姫と並んで武蔵ヶ丘教会の礼拝に参列。猫姫の歌う賛美歌は美しい。
 謹みて(つつしみて)、宮川経範(みやがわつねのり)牧師先生の「一粒の麦」というお説教を拝聴する。一粒の麦の死が次世代の麦を育てる。キリストの死と復活がなければ、キリスト教も生まれなかったのである。と、素人のボクは理解したのだが、眠気にノックダウンされそうになっていたので、ちょっと自信がない。
 来週は復活祭。その礼拝を最後に宮川先生はこの教会から京都の教会に転任されてしまう。山部洋史さんをはじめ、熊本の皆さんは寂しくてたまらないのだ。ボクは宮川経範(みやがわつねのり)先生のお人柄を心より尊敬し、また信頼している。
この武蔵ヶ丘教会でのコンサートもこれで3度目。おかげさまで宮川ファミリーとのお付き合いも親しいものとなっている。けれども、宮川先生の経歴と系譜は近寄りがたいものがある。もしもネット検索をされたら、誰もがそのご一族の歴史的背景に畏敬の念を覚えるだろう。現在放映中のNHK大河ドラマで活躍する人物も登場するはずである。
 すっかり熊本の人気者になってしまった猫姫。実行委員の山部京子(やまべたかこ)さんは彼女を信頼して、準備をあれこれ任せておられる。愛育社の書籍のポップも、すべて猫姫のレタリングとなる。さすが、ボクご自慢の第二夫人である。
 満開の桜なのに、コンサート会場は超満員となる。座席が足りなくて立ち見も出たという。ボクには見えないことだが、猫姫や皆様のお言葉を素直に信じることにする。
 山部洋史(やまべひろし)さんが衆院選の街頭演説で鍛えた語りと歌を披露する。ギターテクニックもますます冴えて、心強い。ワルツの幸子さん、風邪でおしゃべりもできないのに、歌声は格別。久しぶりに拝聴するワルツ、充実したレパートリーをご披露していた。
 宮川先生からのお言葉をいただき、最後にみんなで勢ぞろいしてステージに立つ。歌うはもちろんビートルズ。エム ナマエと山部洋史さんと山川哲さんが、ポールになったりジョンになったりジョージになったり、すっかりビートルズになったつもり。宮川先生のご許可をいただき、『イマジン』も歌う。天国も地獄も、宗教もない世界。けれども、ジョン・レノンは神の存在を否定はしていない。
 この教会のMC、つまりマスター・オブ・セレブレーションは宮川先生。けれども、コンサートのMCはエム ナマエが担当。以下は『イマジン』のために準備したトークである。
「皆さんはウルトラマンの正体をご存知ですか。じつはあれ、弥勒菩薩なのです。弥勒菩薩の像をご覧になったことがありますよね。アルカイックスマイルで手を胸のところで交差させて静かに笑っておられる。ウルトラマンもよく観ると、小さく笑っています。口の両端が小さく上がっているのです。そしてスペシウム光線。あの両手を交差させて、光線を発車するスタイルは、弥勒菩薩の像そっくりではありませんか。では、弥勒菩薩がなぜウルトラマンになったか。それは弥勒菩薩もウルトラマンも、人類の救世主だからです。でも、ここは教会ですから、本当の救世主はイエス・キリストということになります。というわけで、ボクは教会で弥勒菩薩の話なんかしてはいけないはずなのですが、宮川先生はボクに、この教会でイマジンを歌うことを許してくださいます。イマジンの最初の部分、それは天国も地獄もない世界を創造してごらん、という歌詞です。イマジンは宗教のない世界を歌いますが、けれども、神様がいないとはいっていません。ボクらにとって、いちばんの幸いは、神様のそばにいられることなのですから。
 ラストナンバーは『ハッピークリスマス』。降誕があってこその復活。幸子さんがヨーコのパート、ボクがジョンのパートを歌う。最後は「望めば今すぐ戦争は終わる」の大合唱。
 宮川経範(つねのり)牧師先生とファミリーを中心に、実行委員の皆様による手作り料理の会食。今村議員の奥様は竹の子掘りの名人。ボクはおいしい竹の子御飯を三杯もお変わりをしたのである。
 これからカラオケにいこうと誘う今村議員から、奥様がボクを奪回、そのまま彼女のクルマでホテルへ連れていっていただく。せっかくの熊本だから何か食べようと思っても、胃袋には余裕なし。ボクはテレビなどつけてベッドに倒れこむ。でも、やっぱりテレビはつまらない。愛用のポケットラジオを取り出し、やっと見つけたNHKラジオ第2を枕元のBGMにして眠りについた。
▲ 一粒の 麦となりたし この命



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