全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2012年12月24日~30日
☆ この日記は、透析患者が病人ではなく、機械が腎臓の仕事をしてくれる以外は、一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、漢字や熟語、固有名詞には振り仮名がしてありますが、漢字の難易度とは関係がありません。これらの振り仮名は、視覚障害者のための音声モニターを容易にするためのガイドです。

1224・月・クリスマスイヴ・
 ゆうべ、ちょっと白ワインを飲み過ぎた。なんとなく二日酔いの気分である。早起きはしたものの、パソコンデスクに向かう気力がなく、集中力も持続しない。コボちゃんはどうしているかと様子を見れば、コボちゃんもダウン。というわけで、ボクもベッドにUターン。納得するまで二度寝する。
 それでもなんとか起き上がり、ブログの17文字原稿を午後に送信。そのままシャワーを浴びる。本日は振り替え休日。透析は午後の早い時間から始まるのだ。リビングを通ると、コボちゃんがJ-WAVEのクリスマスイヴ放送を聴いている。元コメコメの石井達也がいい感じでしゃべっていた。
 今年のクリスマスイヴは残念ながらいヴ礼拝は許されなかった。休日というタイミングも悪いのだが、ボクの行いも悪いのだ。26年も教会にご縁があるのに、いつまでもキリスト教徒にはなれず、グズグズしているものだから、きっと許してもらえないのだ。
 いつもは仕事場で聴いているデイキャッチを、透析ベッドで聴いている。月曜日のコメンテイター、あんまり上品な印象を受けないのでNHKラジオに回してみる。すると若者向きの番組「ラジプロ」というものをやっている。この「ラジプロ」、ラジオプロデュース、という意味合い。大学生が5分間のラジオ番組を制作して、それをコンテストにかけるのである。で、これが実に面白い。7つのグループが、5分間のエンターテイメントを披露。脚本も演技も編集もなかなかのもの。もっと聴いていたいと思わせるものもある。演芸マニアでラジオマニアのボクから見ると、スネイクマンショウや落語にヒントを得たのではないかと思わせるものもあったが、どれも5分間という短い時間を巧みに仕上げているのだ。もしかしたら、若者たちの方が、NHKの制作者よりもラジオというメディアをより理解しているかもしれない。というのは、5分間番組以外の時間は、妙に若者受けを狙った中途半端な出来となっていたからだ。
 売り出し中のギャルズユニットが歌い出した途端、ボクの耳が気持ち悪いと叫びだしたので、東京FMに回したら、あのピアノの前奏が聞こえてくる。やがて、ジョンの歌声で『イマジン』が流れてくる。そして『ハッピークリスマス』。このクリスマスで初めて聴いたジョン・レノン。口の形だけで一緒に歌っていたら、自然に涙が出てきた。
 東北のとある水族館。カルフォルニアアシカのココちゃんが、口に筆をくわえて漢字を書くパフォーマンスをやっている。このアシカ君、実に難しい漢字に挑戦。それは「翔輝」という文字。どうやって書くのかは知らないが、観客にこの漢字を書けない人がいることだけは確か。すごいぞ、ココちゃん。メリークリスマス。
 クリスマス寒波の予報は見事に的中。日本全国がホワイトクリスマス。どこかのスキー場、サンタクロースのコスプレスキーヤーはリフト乗り放題ということで、120人のサンタクロースのスキーヤーやスノウボーダーが集まった。全員集合でゲレンデを滑り降りると、頭上からは雪。にわかサンタクロースたち、ホワイトクリスマスだと喜んでいた。メリークリスマス。
 東日本大震災の津波で自分の家を流され、このクリスマスを仮設住宅で過ごす子どもたちが、サンタクロースに手紙を書いた。そしてこのイヴに、本当にサンタさんがやってきて、バットとグローブが欲しい1年坊主には、バットとグローブ、ピアノを流されてしまった9歳の少女には電子ピアノをプレゼント。ボクはそれを聞いて涙。サンタクロースは本当にいるのだ。そして、子どもたちへの無償の愛の照明なのだ。世界中のサンタクロース、ありがとう。メリークリスマス。
 このクリスマスイヴ、NHKは休日体制。ラジオのニュースは梅津正樹アナウンサーの担当。時報の次に梅津アナウンサーが登場する。ボクはこの梅津アナウンサーの大ファン。今年のNHKラジオで嬉しかったことは、ニュースに阿部陽子アナウンサーと梅津正樹アナウンサーが復活したこと。このおふたり、ラジオ文芸館の重鎮。ボクは朗読の確かさで、おふたりのファンになったのである。メリークリスマス。
 トナカイの真っ赤な鼻は、霜焼けから鼻を守るため、毛細血管が集まっているためぢあるらしい。つまり、
「真っ赤なお鼻のトナカイさんは♪」
の歌は、事実に基づいていたわけだ。おお、メリークリスマス。
 8時過ぎに帰宅して、コボちゃんとローストチキンとバタークリームのデコレーションケーキでメリークリスマス。アルルもケーキをもらってメリークリスマス。ネコドモはチキンを盗んで、喉に骨が刺さったら大変なので、別宅でメリークリスマス。
 せっかくのいい気分でベッドに潜ったのに、打撲した左肩が疼(うず)いて眠れない。それに、猛烈に寒くて眠れない。夜明けの東京、0.1度。おかげでボクは寝不足のメリークリスマス。
▲ この星を 音より速く サンタさん

1225・火・
 本日、クリスマス当日の月齢は11.8日。そういえば、昨夜の月は膨らんでいたとコボちゃんがいっていた。東京の日の出は5時49分、日没は4時34分。まだまだ太陽の復活という雰囲気はない。ヨーロッパでは夏は神様。冬は悪魔。だから、ヨーロッパのお化けは冬にしか出ない。夏と冬を分けるものは夏至と冬至。ヨーロッパに春夏秋冬は存在しないらしいのだ。
 窓からの日差しが暖かい。北海道の旭川周辺ではマイナス29度を記録。今朝の東京も0.1度と気温は低いが、ボクの仕事場は、お日様の力で温室のようである。暖かいセーターさえあれば、暖房もいらない。太陽の復活に感謝。
 マッサージチェアで背中をほぐしていたら、ケータイが鳴る。今回の衆院選、熊本の小選挙区から立候補していた山部洋史(やまべひろし)氏からの電話だった。彼は惜しくも第三位で落選。とはいえ、彼の誠実なパーソナリティーの認知度は高められたに違いない。お疲れ様でした。さて、用件は来年春のコンサートのこと。熊本市武蔵ヶ丘教会の牧師、宮川先生のためにイベントを開こう、ということなのである。正式に決定したら、このサイトでお知らせさせていただきたい。
 デイキャッチを聴きながら筋力運動にトライする。すると、できた。痛みは消えたわけではないが、鉄アレイもゴムチューブも、ゆっくりやれば思うがままに動かせる。こんな早くに筋力運動を再開できるとは思っていなかったので、思わず神様に感謝を捧げた。左肩を痛めてからの初めての本格的なトレーニングである。痛みは残っているが、それをこらえてのストレッチ。やらないと、筋が固まってしまうようでコワイのだ。「コツソソウソウ」のこのオンボロな骨を守るには筋肉の鍛錬しかない。先日の転倒で骨折をしなかったのも、肩の筋肉が骨を守ってくれたおかげだ。この年齢になると、筋力運動は欠かせない。明日からも、痛みをこらえてトライしよう。
 『はだしのゲン』の作者、中沢啓二氏が亡くなられたとの訃報がラジオから伝わってくる。73歳。肺癌が原因とのことである。少年漫画雑誌に連載されている頃から、ボクは毎回拝読していた。お世辞にも巧みな絵とはいえない画法ではあったが、その真面目さと几帳面さが、原爆の悲惨さをよりリアルに訴えかけていた。ラジオの情報では1973年の連載開始とあったが、それはボクがイラストレーターとして、本当の意味で独立した年であった。
 失明を宣告された1983年、M市立病院に入院していたボクは、近所のホールで劇場アニメーション『はだしのゲン』の上映会があると聞いて、病棟の看護師長をだまくらかし、夜に脱出して、その映画を観てきて、えらく叱られたことを思い出す。失明を宣告されての入院ではあったが、投薬の効果で、映画の印象は克明である。中沢啓二の仕事で原爆の悲惨さを知った人々は多いはずである。彼もまた、ボクと同じように糖尿病で視力が悪化、漫画家業をあきらめたと聞く。肺癌で亡くなったのは、爆心1.2キロでの被爆が原因ではないかとボクは想像する。ボクの存じ上げている被爆者の方々は、例外なく癌でお亡くなりなっているからだ。1966年、中沢啓二氏のご母堂を火葬したとき、骨は一切残らなかった。中沢啓二氏はこのとき、原爆の悲惨さを漫画にしようと決心したと聞く。ご冥福をお祈りする。
 肉体が打撲した左肩の組織を修復しようとしているのだろう。猛烈な眠気が襲ってきて、とても耐えられない。ただ、目覚める度に、左肩の組織が回復している実感がある。感謝である。
▲ クリスマス 今日から街は 松飾り

1226・水・
 寒くて早起きができない。羽根布団がボクをがっちりと抱きこんで、放してくれないのだ。ああ、ボクも羽根布団になりたいよぉ。
 カルチャーラジオは「新大陸の植物が世界を変えた」の最終回。テーマはゴム。ゴムの存在は世界の交通を支えている。タイヤの発明は人間のスムースな移動を実現した。グッドイヤーやダンロップやミシュランの発見や発明が陸上だけでなく、空にも道を開いたのである。もちろん、建築にも医療にもゴムは不可欠。そのゴムの種の南米大陸からの持ち出しに、英国がいかに命がけの冒険をしたかは聞き応えがあった。このシリーズ、大変に勉強になって、ボクの薀蓄にも、少しは磨きがかかったかもしれない。ぜひ、再放送をやっていただきたい。
 このカルチャーラジオ、今週で1クールが終わり、来週から新しいシリーズが始まる。どんな勉強をさせてくれるのか、今から楽しみにしている。
 透析への道、北風が顔にあたって痛い。気温も低いのだが、北風が強いので、体感温度は、きっと零下だろう。北国では猛烈な積雪で、悲鳴があがっている。おお。今年の冬は厳しい。と思っていたら、帰り道は、もっと厳しい。ラジオによれば、気温は2度。でも、NHKラジオでは、渋谷近辺では0.2度といっていた。となると、世田谷はマイナスだろうな、やっぱり。
 とうとうハライタ晋ちゃんが、この国の正式な総理大臣に任命されてしまった。となれば、今度は組閣。さあ、どんな顔ぶれになるのだろう。タナボタ内閣。ナリユキ内閣。いずれにせよ、活断層に原発を許したのも、東電福島第一原発の事故の原因を作ったのも、原子力村を組織したのも自民党。不景気の基礎を築いたのも自民党。東日本大震災で明らかにされた自民党政治の穴ぼこを、いかに埋めていくのか、腕前を見せていただきたい。
 先日、コボちゃんと噂をしていたばかりだが、今夜のニュースで、今年の年末のタイガーマスク1号が現れた。匿名で10万円の寄付をしたのだ。さあ、どんどん現れてください。日本中にタイガーマスクがあふれることを祈っている。そう。サンタクロースは季節ものだが、タイガーマスクはオールシーズンなのだ。
▲ もういくつ 数えなくても お正月

◇ バーチャル四国八十八カ所コース86番、志度寺を夢想参拝、通過しました。
次は87番、長尾寺。あと14,100歩です。現在の歩数、2,554,300歩。1周目挑戦中!

1227・木・
 外は冷蔵庫。いや、冷凍庫。世田谷の道は凍っているに違いない。ボクは部屋の中だというのに、厚手なセーターを着て動き回っている。ああ、寒い。
 新政権になった途端に、原発政策が逆戻りしているような印象がある。自民党ばかりでなく、ニュースやマスコミにも、民主党が滅茶苦茶にした日本を建て直す、というような論調がある。嘘だろう。滅茶苦茶にする種まきをしたのは自民党だ。小泉政権だ。非正規雇用の人たちが泣いているのも、小泉のナンチャッテ改革の影響じゃなかったのか。やたらに自由化して検査がゆるくなった途端に、トンネルだって見事に崩壊したじゃないか。これ、みんな自民党のお仕事ですよ。ここでひとつ、原子力規制委員会の皆様、与えられた使命を果たせるよう、踏ん張っていただきたい。
 デイキャッチの荒川強啓さん、打ち合わせにないことは、あまりおしゃべりにならない方がいい。暮れの30日からの松飾りは1日飾りとはならない。そんなことをいって、ラジオリスナーをパニックにさせてはいけない。このボクだって、アセったではないか。我が家は毎年、30日に松飾りを購入しているのだ。それにしても、何か勘違いをしている荒川強啓さん。最近、芸人さんを「くん呼ばわり」しなくなって、いい傾向だと思っていたのに、今度は「知ったかぶり」である。プロデューサーさんに、ディレクターさん、この人を少し黙らせておいてくださいな。
 軽井沢朗読館の青木裕子館長から愉快な情報。けれども、まだ秘密にしておかなければならないのは残念。軽井沢、来年からますます面白くなりそう。きっとボクも、今年以上に通うことになるだろう。
 この寒さの中、我が家のネコドモは、ピッタリと寄り添って、まるでシャム双生児みたいになって羽根布団に沈みこんでいるけれど、ボクの公式第二夫人のネコママのお宅では、20匹以上はいるだろうネコ集団が、この寒さで、ジグソーパズルのカーペットになって、お互いの体温を利用して暖かい暮らしを送っている。ああ、生き物のいる暮らしは幸せ。
▲ 北風や カラスしばれて 飛ばされて

1228・金・
 5時に起床。ラジオをつけた途端、松井選手が引退、とのニュースがラジオから飛びこんでくる。むむむ、残念。誇り高き松井選手。日本でプレイする道は選ばなかったのだ。もしかしたら、巨人軍でイヤなことでもあったのではないかと、アンチ・ジャイアンツのボクとしては勘繰りたいのだが、彼はナガシマ監督には深い謝意を表明しているので、そんなことはないだろう。でも、ボクはジャイアンツもヤンキースも好きになれない。とはいえ、ヤンキースでの活躍が期待されるイチロー選手には、チャンピオンリングをゲットしていただきたいと思っている。
 それにしても、松井選手の記者会見、言葉を選びながらのインタビューは男らしくて見事だった。指名打者なら日本でもやれたに違いないのに、ファンの期待に応えられる自信がないと語るあたり、引退当事の王貞治選手を思い出す。松井選手の第二の人生に注目したい。
 プロ野球の選手になることが、どれだけ大変なことかは、高校野球の甲子園の、あのヒエラルキーを見れば明らかである。そしてジャイアンツの4番バッターになることが、どれだけスゴイことか、日本人なら誰でも知っている。けれども、松井選手は世界最高のチーム、あのヤンキーズの4番バッターであったのだ。4番バッターといえば、ボクが無我夢中の巨人ファンだった頃、ジャイアンツの現役4番バッターがボクの仕事場を訪れたことがある。それが落合博満選手だった。そのときのボクの興奮がどれだけだったか、簡単には言い表せない。彼が帰った後、試しに血圧を調べてみたら、200を超えていてビックラこいたのをよく覚えている。そのときのことは、エム ナマエ公式ウェブサイトを探してみると、出てくるかもしれない。あはは。松井選手が巨人軍に入団したのもその頃で、落合さんから松井がいかに素晴らしい選手であるか、聞いたことがあったのを思い出した。
 目覚めてすぐのシャワーを浴びて着替え。出勤のコボちゃんにサポートされ、透析室に直行。廊下のベンチに座っていると、スタッフが次々に声をかけていく。朝の透析室はまた雰囲気が違うのだ。
 透析のベッドでNHKラジオ第2の「朗読の時間」を聴く。青木裕子軽井沢朗読館館長の夢野久作作品シリーズも今朝が最終回。『押絵の奇跡』(おしえのきせき)に比べて『田舎の事件』は、それぞれのエピソードがまことにショートストーリーであるのだが、そのユーモアとシュールレアリズムな展開は印象に残る。今年の5月に聴いたのに、そのディーテイルまで覚えている自分に驚いた。夢野久作の作品、もっと紹介していただきたい。青木館長、お疲れ様。
 「朗読の時間」が終わればカルチャーラジオ。金曜日は文学にまつわるレクチャーで、このクールはグリム童話についての掘り下げであった。『鶴の恩返し』と『六羽の白鳥』の違いを、異類婚姻譚という解釈から分析する。鶴になりたい亭主の気持ちと、白鳥にされてしまった兄たちを人間に戻す妹の心を比較検討しながら、メルヘン論を展開していく。透析中は集中して傾聴できるので、それなりの学びがあってラッキーだった。このシリーズ、今回で終了だが、いつかまた再放送をしていただきたい。
 新政権になった途端、原発政策がガラリと変わるような気がする。最悪のシナリオから現在を見るのではなく、現在の経済を中心に未来をプロデュースする政策が見えてくる。ただ、たとえ右肩上がりの経済を実現したにせよ、原発事故ひとつで、それはオジャンになる。巨大地震に火山の噴火。これら必ず起きる天災に対して、原発の安全システムはあまりに脆弱である。そして、放射能を除去する方法はない。よりよき未来をプロデュースするためにも、来年の参院選は重要となる。現在の野党勢力が反原発のために、どれだけ協力し合えるか、そこが気になる。
 都営新宿線の駅から西口へと向かう。地下道に、師走の大売出しをする女の子の声。既に酩酊している男性のグループ。師走の新宿は、ボクにとっては天地左右もわからぬ音の洪水。
 新宿西口新宿ビル地下2Fの中華レストラン「謝朋殿」(しゃほうでん)に生江(なまえ)一族が集まる。とはいえ、この会の発起人、ルポライターのなまえゆうじ氏ご夫妻、三井ホーム社長の生江隆之(なまえたかゆき)氏ご夫妻、そしてエム ナマエとコボちゃんだけのミニ集会である。日本福祉大学の生江明(なまえあきら)教授は名古屋を脱出できず残念ながらの欠席となった。
 このグループ、話題は実に充実していて愉快。ことに三井ホームの社長ならではの、あれこれエピソードを拝聴できたのはラッキーだった。ここだけの内緒話だが、吉永小百合さんの最初のコマーシャルが三井ホーム。そういうご縁で、生江隆之ご夫妻は、あの小百合様とお食事をすることがあるとか。ボクらが想像する以上に、あの方は素敵であるらしいのだ。同じ一族だからいうのではないが、この社長の率いる会社の生産物なら、安心できる。会う度に、生江隆之という人物の非凡さを感じる。以前にも、ここで書いたことがあるが、生江隆之氏とボクは、慶應義塾大学時代、同じ授業をとっていて、出席をとるとき、同時に返事をして、お互いの顔を見合わせて以来のお付き合い。なまえゆうじ氏は、若きイラストレーターのエム ナマエにとっては憧れの存在だった人。そういったご縁の人間がこうして集まる面白さ。生きていれば、こうした愉快が体験できるのだ。
 なまえゆうじ氏ご夫妻とオバQ線に乗る。女房は女房同士、亭主は亭主同士で、ひそひそと会話している。
 駅を降りると吐く息が白い。背中を丸めて、コボちゃんの差し出す傘に頭を突っ込み、冷たい雨の中を帰宅。玄関を開くとデブネコミミが飛び出してきた。
▲ 歳末は 大安売りの 人の波

1229・土・
 いつもの土曜日だったら、朝から「ラジオ文芸館」や「真打競演」をやってくれるのだが、ラジオは年末特番ばかりで、ちっとも面白くない。ガッカリして有線放送の落語チャンネルに切り替えた。
 ヒロコママが群馬と新潟のつきたてのお餅を持ってきてくださる。早速に焼いて、海苔を巻いて食べたら、これが美味。お正月はやっぱりお餅です。
 お日様が出ているうちにアルルを連れて豪徳寺へ散歩。駅前の花壇にアルルと並んで座り、マックのコーヒーを飲みながらコボちゃんが松飾りの買い物から帰るのを待っていると、世田谷線の山下駅前商店街のスピーカーから
「もういくつ寝ると、お正月♪」
とお正月の音楽が流れてくる。ああ、お正月の童謡を流しているのだな、と思ったら、今度は『剣の舞』(つるぎのまい)がかかって、立川談志師匠を思い出す。かと思うと、次の曲がベートーベンの第九。ますます年末の気分になっていたら、コボちゃんが松飾りを抱えて戻ってくる。今年はミニ門松が見つかって、ボクは大喜び。
 駅前商店街を歩いていたら、背後からエンジン音と人の声。
「ナマエさぁん」
 落合さんちのフックンだった。少年だったフックンも、ボルボなんか運転して、すっかり大人になったけど、声はちっとも変わらない。あの頃の可愛いフックンのままである。
 パカパカ行進曲は2012年のベストコレクション。抱腹絶倒のおかしさで、コボちゃんとふたり、ゲラゲラと大声を発して笑った。
 18時になると、経堂が誇る寿司バー「寿矢」に全員集合、絵門組の望年会である。メンバーは絵門ゆう子さんのご亭主、三門健一郎氏、絵門さんの元税理士の望月ご夫妻、絵門さんの元マネージャー、秋山さん、そして、絵門さんの朗読の先生だった軽井沢朗読館の青木裕子館長。そしてエム ナマエとコボちゃんである。「寿矢」の大将が、安い料金で座敷を貸してくれたのだが、それがオープンで目立つ場所。カウンターから大将の気遣いが飛んできて、全員がハッピーな気分となる。そこで乾杯。寿司は旨いし、お兄ちゃんたちはハンサム。みんなで盛り上がり、2006年に亡くなった絵門ゆう子さんを偲んで、酒を酌み交わす。20時からTBSラジオでは小沢昭一の特集番組をやっているのだが、ボクはそれも忘れている。22時25分からはラジオ第二で朗読の時間再放送。目の前で酒を飲んでいる青木裕子館長朗読の『押絵の奇跡』の総集編をやっているのだが、それも忘れている。そして、気がついたら23時を過ぎていた。2週間後の新年会の約束をして解散する。
 千鳥足で休み休み歩いていたら、帰宅したのは午前様。ああ、酔っ払った。ボクが建物の階段入り口で冷えた空気にあたっていたら、階段の上から鈴の音。デブネコミミがボクを迎えにやってきたのだ。
▲ 鉄のドア ミニ門松が いらっしゃい

◇ バーチャル四国八十八カ所コース87番、長尾寺を夢想参拝、通過しました。
次は88番、大窪寺。あと29,202歩です。現在の歩数、2,573,398歩。1周目挑戦中!

1230・日・
 6時より文化放送では志の輔(しのすけ)ラジオ「落語でデート」。今朝のお相手はヴァイオリニスト。番組で最初のヴァイオリニスト、ということだった。志の輔(しのすけ)師匠にかかると、誰でも彼でもみんな面白い人にさせられてしまう。その話術がすごい。落語は五代目古今亭今輔(いますけ)師匠の『青空おばあちゃん』。あまりに有名な出し物ではあるが、最近の人は知らない。今輔(いますけ)師匠、大好きな落語家だった。
 6時半よりニッポン放送では藤沢周平傑作選。このよろず仕事人シリーズ、次回がますます気になってくる。それにしても、文化放送もニッポン放送も見上げた根性。30日の年末なのに、レギュラーの番組をやっているのだ。
 日曜日だけど、年末の人工透析を受ける。患者もスタッフも、せめて年末年始は休みたい。というわけの変更透析だから、喜んで協力するのは仕方がない。透析が終われば、
「よいお年を」
と声を掛け合う。けれども、
「新年2日に、また会うのよね」
などと返事が返ってくる。
 ボクが透析を受けている間、コボちゃんは寿矢特製の玉子焼きをヒロコママと、ボクの幼馴染に届けにいっている。この玉子焼き、ずっしりと重くて甘くて、新年の幸せな気分にしてくれる、最高のお正月フードなのである。
 透析中の18時半からTBSラジオで「レコード大賞」をやっていた。その続きを我が家で聴く。すると、思っていた通り、あの学芸会と運動会のグループが大賞を受賞。ボクには、ただ集団で怒鳴っているとしか思えない、あの歌声がレコード業界最高の受賞をしたのだ。ボクは、キャリー・パミュパミュの方が、ずっと歌は上手だと思う。この女の子、意外とマドンナのような、スゴイ歌手に成長するかもしれない。ボクの頭の中で
「ツケマツゲ・ツケマツケル」
と、くるくる歌声が旋回していて、目まぐるしい。ビールも回って、、さっさと早寝でおやすみなさい。
▲ 学芸会 ダースで歌う 運動会





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