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全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2012年12月17日~23日
☆ この日記は、透析患者が病人ではなく、機械が腎臓の仕事をしてくれる以外は、一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、漢字や熟語、固有名詞には振り仮名がしてありますが、漢字の難易度とは関係がありません。これらの振り仮名は、視覚障害者のための音声モニターを容易にするためのガイドです。

1217・月・
 ラジオは昨日の選挙のことばかり。ボクはちっとも楽しくない。ただひとつ、救われるのは、ハライタ晋ちゃんが浮かれていないこと。そうなのだ。圧勝をして浮かれてしまい、やりたいことをやっていたら、来年の参院選で、選挙民は今度は自民党にお灸を据えるに決まっている。おじいちゃんも、お父さんも高名な政治家だったハライタ晋ちゃん、そこは官僚ロボット・屑鉄28号のような馬鹿ではない。ここはきちんと考えているらしく、ここしばらくは安心していられる。ただし、来年の参院選の結果次第では、今後の日本が、どうなるかはわからない。
 それにしても、野党の皆さん、もっと仲良くしてくれよ。大同団結をして、膨張してしまった自民党の圧力に屈しないだけのエネルギーになってくれよ。選挙制度に問題があるのなら、それに対抗する智恵を集めてくれよ。さあ、これからテーブルの下で手を握り合い、参院選に向けて、選挙協力の道をさぐれ。どうか、ボクらの1票を死なせないでいただきたい。
 選挙というお祭り騒ぎが終わってしまえば、ボクらは我に返って振り返り、頭を冷やして未来を見据え、世界のあらゆる見識や良識に運命を委ね、夢と希望をもって生きていこう。他に道はない。あきらめなければ、扉は必ず開かれ、足跡は歴史という道になっていく。人間どもよ、未来への責任を忘れるな。未来から尊敬される存在であれ。
 米国の乱射事件で20人の小学生が無垢の命を失った。アフガニスタンでは地雷が爆発して、10人の少女が爆死した。この責任のすべては、ボクら大人にある。この世界、大人の力で、どうにかしなくてはならないのだ。
 透析中、久しぶりにNHKラジオの「面白研究所」に耳を傾ける。今夜の特集はNHKの舞台裏見学ツアー。要するにスタジオ見学であるのだが、驚いたのが効果音。NHKのテレビもラジオも、すべてのドラマの登場人物の足音をひとりの男性が創っていることが判明。彼の靴のサイズは28センチ。あらゆるタイプの履物を準備しているという。ハイヒールなどは、新宿2丁目で入手するという。そういえば、声優の山下智子さんが、NHKのラジオドラマ、ときどき女性の足音が、ゴジラに聞こえるとおっしゃっていたが、その理由が今夜明らかになった、というわけだ。
▲ あの投票 今頃どこを 飛んでるか

1218・火・
 本日は月刊ラジオ深夜便の新年号発売の日である。巻頭カラーページには、ボクとコボちゃんが、ふたり並んで「おえかき」ごっこをしている写真が掲載されている。ふたり並んでの写真取材は久しぶりのこと。楽しい撮影だった。ぜひ、皆様に書店で立ち読みしていただきたい。
「宇宙人は存在する」
 こう、ロシア首相が発言しているという記事がボクの手元に複数届いているので、そのひとつ、マキコ特派員による配信を紹介する。このニュース、ネットで物議をかもしているらしい。以下、時事通信社による記事である。
 ロシアのメドベージェフ首相(前大統領)の「国家機密漏えい」がインターネット上で物議を醸している。首相は今月7日のテレビ5局の共同インタビューの直後、大統領が引き継ぐ「宇宙人ファイル」が存在すると暴露。ソ連時代からの軍事・宇宙大国のトップ経験者だけに、ジョークとは簡単に切り捨てられないようだ。テレビキャスターの個別懇談に応じた首相は「あなたに初めて明かす」と前置きした上で、「大統領交代時、核のボタンと一緒に『極秘』ファイルが渡される」と発言。「地球に来た宇宙人に関する資料で、専門の特殊部隊が作成したもの」と真顔で話した。さらに「これ以上明かすと危険が及ぶので、詳しくは(米SF映画)『メン・イン・ブラック』を見てほしい」と話すと、キャスターはこらえていたが、笑いが周囲から漏れた。主要メディアは報道を見送ったものの、映像は動画サイトに転載された。 
 ロシアの首相、なんでこんな古いタイプのジョークを今更と頭をひねる。アメリカのシェールガスやシェールオイルの影響で、ロシアのエネルギー政策が暗礁に乗り上げたため、まさかヤケクソになっているのではあるまいか。この地球に宇宙人が飛来している可能性はゼロではないが、ゼロに近い確立で、まずあり得ない。我々人類のケースを考えてみれば明らかなように、この広大な宇宙を旅する技術をマスターする前に、人類は核戦争、もしくは温暖化、もしくはエネルギー問題、もしくは宗教問題、もしくはパンデミックでその科学的進歩を阻まれるに違いない。つまり、人類は系外惑星旅行を実現する以前に絶滅する可能性が絶望的に高いわけで、これは人類にとどまらない。地球外知的生命体においても、系外惑星旅行は、ほぼ実現の可能性ゼロと考えるのが妥当。ただし、宇宙人の夢を見る自由が奪われるわけではない。でなければ、スピルバーグの『未知との遭遇』のような優れた映画は生まれてこなくなってしまう。
 どうやら寒波がきているらしくて、ボクは寒くてたまらない。左肩の湿布がますます冷たく、何もする気になれないでいる。ああ、寒いのも冷たいのも好きではない。早くこいこい、春よこい。
 ボクの作品や展覧会を愛してくださり、我が家にも遊びにこられた杉下賢次さんが、この11月1日にお亡くなりになっていたことを知る。52歳とはあまりに若く、その才能や知識が惜しい。ご母堂のお話によると、彼はエム ナマエの作品を居間に飾り、ご家族にボクの話をしてくださっていたという。美術や仏像をこよなく愛し、数学に関する書物を著しておられたインテリであった。いい理解者と、掛け替えのない友人を失った悲しみに言葉がない。ただ、ご冥福をお祈りするばかり。いつだって、人を見送る寂しさにやり切れない思いである。この夜、お亡くなりになった杉下さんの魂へ献杯。理解者をひとり失って、その寂しさが心の底からわき上がってきた。
 22時のNHKジャーナルで、今回の選挙で議席を失った田中真紀子文部科学大臣が、野田佳彦(のだよしひこ)首相の自爆テロ解散を批判していた。今回の衆院選を総括すれば、野田佳彦(のだよしひこ)は馬鹿だった、の一言に尽きる。最初から、彼には大き過ぎる椅子だったのである。
▲ 年の瀬に 友を見送る 夜の酒

1219・水・
 月刊ラジオ深夜便にボクとコボちゃんの「おえかきごっこ」が巻頭カラーページで紹介されてます、とのお邪魔メールを皆様にBCC配信したところ、たくさんの暖かいご返信をいただき、感激。立ち読みしてください、とお知らせしたのに、わざわがご購入してくださった方々もいらして、恐縮至極である。ありがとうございました。
 クリスマス寒波がやってくるとのこと。それならいっそ東京でもホワイトクリスマスになればいい。本日も気温は低いが、窓からの日差しは暖かく、サンルームのキジバトポッポが焼き鳥にならないよう、カーテンを開けたり閉めたりしてやる。
 かなり楽にはなったものの、左肩の痛みは消えない。ここしばらく、鉄アレイやゴムチューブによる筋力運動も休んでいる。でもなぁ、還暦を過ぎて筋力運動をサボルト、筋肉が真夏の氷のように見る見る溶けていってしまうのである。
 現在の透析室にお世話になってから、既に26年が経過している。コボちゃんもこの透析室の透析看護師であって、ここでボクは生命だけでなく、人生にとって、掛け替えのないものをいただいてきているわけだ。病院の経営方針とは別に、ボクはこの透析室のスタッフには常に感謝を忘れたことがない。ことに、1987年から現在に至るまで、変わらず面倒を見ていただいているM技師長には、言葉に尽くせぬ恩義を感じている。緑内障による、生きていくのがイヤになるほどの頭の激痛から、HDFという透析法の導入でボクを救ってくれたのもM技師長であった。あれから、スタッフはほぼ全員が入れ替わってしまったが、M技師長だけは、この透析室の守護神として、今も貢献しておられる。現在は、ナースもテクニシャンも、優秀なスタッフばかり。今夜のボクの担当ナースはK看護師とH看護師。ボクは両手に花で幸せいっぱい。おふたりとも、心の底から優しい天子なのである。
 21時を過ぎたあたりで、韓国大統領選挙の結果が明らかになる。韓国で初めての女性大統領、朴槿恵(ぱくくね)大統領の誕生である。韓国発展の父といわれ、暗殺された朴正煕(ぱくちょんひ)元大統領のお嬢さんである。彼女がいかに自分の国を導いていくか、そこは注目に値するが、いずれにせよ、女性大統領を生み出した韓国という国が、日本よりも1歩早く、新しい領域へ足を踏み入れたことだけは確かなようである。
 2017年に山口県の岩国米軍基地に、ステルス戦闘機のF35Bが配属になると聞いて驚く。この戦闘機、垂直離陸の戦闘機なのだ。とあれば、日本の地形にはピッタリのタイプ。専門家によれば、岩国基地への配属は、対北朝鮮の意味があるとか。ボクの記憶だと、自衛隊もこの戦闘機の購入を予定していると聞いていたが、垂直離陸タイプとは知らなかった。いや、それが望ましい。以前からボクは、英国ホーカーシドレー社のハリアー戦闘機が日本にはいちばんふさわしいと考えていたのだ。相手が中国であれ、北朝鮮であれ、ガミラスであれ、自衛のための軍備はいつだって必要不可欠。それで戦争が抑止できるのであれば、高価な玩具も安いものである。
 コボちゃんが「パワーラークス」でアイラスコッチの「ボウモア」を買ってきてくれた。久しぶりの、その独特の香りと味に感動しながら、ストーブの前で、1杯の冷たい水割りを楽しんだ。
▲ 真っ白に なればいいよね クリスマス

1220・木・
 いつものように起きて、急いで支度して、すぐに外出。オバQ線はそれなりに混雑してはいるが、ラッシュアワーというわけでもない。新宿駅のエレベーターは混雑していて、無理矢理に乗り込んだオバンギャルのケータイが鳴っている。
「あら、パパ。どこにいるの。離れ離れになっちゃったわね」
と大きな声でしゃべってる。どう聞いても、「パパ」というようなタイプではない。
 高田馬場駅に到着すると、「鉄腕アトム」の発車ベルが鳴っている。隣接した西武新宿線のホームでは、「マルコメ味噌」のCMソングが発車ベルとして流れているはずだったが、残念ながら聞こえてはこなかった。
 このホーム、点字ブロックの発祥地、岡山の次に点字ブロックが敷設されたホームである。けれども、いつも思うことは日本点字図書館へ通じる階段の手摺のお粗末なこと。現在、ホームドアを敷設中なのは100点満点を差し上げたいが、肝心の階段手摺がこんなんじゃぁ、JR山手線の名前が泣いている。
 約束の午前10時より少し遅れて日本点字図書館に到着。スタジオに入って、小野館長との対談を収録する。幾度となくこの対談を収録しているらしく、小野館長がボクを巧みにリードして、ボクは饒舌(じょうぜつ)になっていた。けれども、高田馬場の手摺の悪口は編集で削除されるだろうな。あはは。小野館長、ありがとうございました。
 日本点字図書館にくれば、必ずといっていいくらい立ち寄るのが用具部。1986年の春、ボクはここで生まれ変わったのだ。普段に使っている白杖のゴムがバカになってしまったので、新しい白杖を購入するのが今回の目的。ヘッドライトに反射するタイプで、夜の道では、この白杖が、ボクやコボちゃん、真っ黒なアルルの命を守ってくれるのだ。
 用具部ではワンピースを着用した盲導犬が、商品の匂いチェックをしている。ボクらは白杖を吟味している。そこへ小野館長が現れて、点字のついているスポーツ羊羹と、日本点字図書館の父、本間一夫先生の「書」をアレンジした風呂敷をプレゼントしてくださった。小野館長、生き生きと仕事をされておられるご様子を、頼もしく思う。小野館長はボクより4歳年下で、団塊の世代では尻尾のあたりの一員である。フレー・フレー、小野館長。
 山手線の外回りで、そのまま御徒町(おかちまち)へ。駅を出ると、アメ横の喧騒が聞こえてくる。さすがは師走のアメ横。いつもにはない殺気が感じられて、ちょっとわくわくする。
 ボクの欲しいのは外国製のオーデコロン。デパートでは1万円する商品が、ここでは5千円以下で購入できるのだ。いくつもの店で、いちいちの値段を聞き出し、それぞれの店で、いちばん安かった3種類を購入。それだけで、背中のデイパックが重たくなり、痛んだ左肩にズシリと響く。でも、これでボクの体内からのノネナールは退治できるのだから、文句はいえない。
 千葉からの殻つきハネダシ落花生をコボちゃんが発見。レギュラーの倍の量がある。殻なしにしようか、殻つきにしようかとさんざん悩んで、結局コボちゃんは殻つきを選ぶ。
 そのまま歩いていくと、出したて、ほっかほかの鰹節の「出し」をミニチュアの紙コップで味見させてくれるお店があった。日差しはあっても、とびきり冷たい空気の中で味わう「出し」。おお、これぞ日本の味。旨かった。
 缶詰の専門店がないものかと探し回るが発見できず。とあるビルの地下では、世界中の食材が売られていて、生きたスッポンや上海蟹を見て、コボちゃんが同情していた。でもなぁ、どれもちゃんとした料理人の腕にかかれば、高級料理に化けてしまうのだ。そして、食べれば旨いのである。
 師走のせいなのか、いつもと違うアメ横の空気である。テレビの撮影もやっていて、ボクらにとっては、顔も名前も知らない、お目にかかっても、ちっとも嬉しくないような大安売りのタレントが、カメラの前で奮闘している。セリフは、目の前のADが差し出す、ボール紙にマジックで書かれた文字を声にするだけ。ああしたタレントが、後から後から誕生し、次から次へと消えていく。本当にお疲れ様なことです。
 東京駅へ立ち寄り、買い物。高崎のトリメシの売られているのをコボちゃんが発見、小躍りして3個も購入。いくら食べても飽きないらしいのだ。中央快速のホームから、生まれ変わった東京駅のドームを見上げて、コボちゃんが感激していた。ボクはその堂々たる姿を想像するだけ。
 歩き続けて疲れた。帰宅すると、ボクは東京駅で買ってもらった黒毛和牛の鉄板焼き弁当を肴にアイラスコッチをやる。このミスマッチがたまらない。今日は1日疲れました。早く布団と仲良しになりたいと思う。
▲ 海老や蟹 求めて泳ぐ 人の波
▲ 駅弁が 線路で全員 集合し

◇ バーチャル四国八十八カ所コース84番、屋島寺を夢想参拝、通過しました。
次は85番、八栗寺。あと16,876歩です。現在の歩数、2,522,924歩。1周目挑戦中!

1221・金・冬至・
 今日が世界の終わりの日、ということで騒いでいる連中がいるらしい。ところが、世界の最後を予言しているとされたマヤ暦は、最近の研究で、この宇宙が消えてしまうずっと先まで、未来永劫続いているという。それよりも、本日は冬至。欧州では、冬が死ぬ日とされ、明日からは夏が始まるのだ。この祭りをクリスマスとして、イエスキリストの誕生日に仕立てたのがキリスト教。本来は太陽の復活祭であったのだ。まあ、それでもクリスマスはハッピーだし、イエス様のご降誕が人類を救済しているのは事実。キリスト教徒になれないボクでも、イエス様(いえすさま)は祝福してくださり、ボクは感涙に打ち震えた経験がある。真実、神は存在し、神の子は地上に降りた。けれども、人類はいつまでも、つまらぬ争いをやめようとはしないで、根拠のない終末論で馬鹿騒ぎをやっている。やっぱり、馬鹿は死ななきゃ治らないのだろうか。となると、終末論も無駄ではないのかもしれない。
 昨日は終日、人込みを歩いたせいか、なんとなく風邪気味。熱があるわけではないが、眠くてだるくてダウン。ちょっとお腹にもきていて、今年の風邪はお腹の風邪という噂にも納得する。これがインフルエンザでないことだけは間違いないが、世間ではインフルエンザの流行期間に突入したとのニュースが流れる。医療機関を訪れる患者の数がそれを示しているのだ。これまでの嗽(うがい)は水道水(すいどうすい)でも間に合ったが、これからはイソジンガーグルの出番。帰宅してからの手洗いや嗽(うがい)はもちろん、洗顔も眼鏡も洗った方がいい。これでワクチンさえあれば、インフルエンザなど怖くない。そのおかげで、ボクはインフルエンザ知らずで過ごしている。
 選挙後の安倍晋三自民党総裁、なんだかラジオからのお声に元気がない。体調を崩しておられるのではなかろうか。これから総理大臣になられるというのに、国民を心配させてはいけない。まさか、またお腹が痛くなって、途中で辞めてもらっては困るのである。とはいえ、安倍晋三総裁より、石破茂(いしばしげる)総裁の方が、ボクとしては好ましいのだが。
 TBSラジオのデイキャッチ、最近の荒川強啓氏、少しうるさい。コメンテイターのせっかくの発言を邪魔しないでいただきたい。誰も貴君のご意見など聞きたいと思ってはいない。貴君はひたすら、自らに与えられた使命、つまり、直情型の正義漢を演じていればよろしいのである。
 金曜日の透析は東京FMで時間を潰す。ピーターバラカンと上杉隆が暴走老人についての意見交換をしていた。憲法改正よりも、憲法を破棄し、新しい憲法を創る方が早道であると、あの暴走老人が発言をしているらしいのだ。衆院選の夜も、かなりご機嫌斜めだった暴走老人、そろそろボケ老人になりつつある。そうなれば、日本でいちばん危険なボケ老人ということになる。
 柳家喬太郎(やなぎやきょうたろう)の「キンキラ金曜日」を聴いていて感じることがある。NTTの光回線、営業がうまくいっていないのではあるまいか。いかに強力なNTTであっても、ケータイ端末のイノベーションには追いつかない。その焦りがコマーシャルににじみ出ているのである。
 コボちゃんが安売りのチリ産ワインを購入してきた。テイスティングを頼まれたので、トライする。最初の一口は、いかにも「若い」という印象だったが、空気に触れさせているうちに、いい雰囲気になってきて、なんとかシャルドネ100パーセントという味と香りに落ち着いた。この白ワイン、年末に活躍していただくかもしれないのだ。
▲ これからは パワー復活 日の光

1222・土・
 最近は朝寝坊が続いている。風邪気味の影響とか、疲労蓄積とか、そういった正しい理由によるものではなく、要するに寒くて起きるのがつらい、という単純な理由によるものである。ただ、早朝を使えないと、1日がぐんと短くなり、効率の落ちるのが口惜しい。
 音声腕時計が朝の8時にセットしてあり、アラームと同時にラジオをつける。NHKのニュースが終われば、「ラジオ文芸館」の開始時間。今朝は浅田二郎の『供物』。再放送である。いしだいらのような流れ作業作家とは違い、同じ流行作家でも、浅田二郎の作品は、心に残るものが多い。記憶を消し去ろうとするひとりの女性の苦悩と悔恨を巧みに描く筆者の筆が見事で、そのラストシーンを忘れられないでいたところへの再放送であった。というわけで、身動きもせずの傾聴。充実したコーヒータイムとなる。
 10時からNHKラジオでは「真打競演」。けれども、月末は月に一度の「キャンパス寄席」。そして、やっぱり面白くない。漫才のサンドウィッチマンはともかくとして、素人と芸人との差は明々白々。あまり素人を舞台に上げたりして、のさばらせてはいけない。それはNHKさん、罪ですよ。
 ラジオが恐ろしいことをいっている。外気温は3度C。空からは霙(みぞれ)。雪になる一歩手前の雨である。ああ、外出の予定がなくって安堵する。
 午後、久米宏さんの番組「ラジオなんですけれど」に、京都大学の火山学者が出演。名物教授であるらしく、授業も講演もご著書も一流であるらしい。東日本大震災直後に、富士山の近辺が大きく揺れたが、富士山のマグマもかなり刺激されたことだろう。教授も、今後の富士山噴火の可能性について触れておられた。そして、その可能性は100パーセント。ただし、噴火は地震とは異なり、予知が可能。1ヶ月前には噴火兆候が明らかになるので、住民の避難も問題がない。危険なのは地震。予知が不可能であることも理由のひとつだが、日本列島が1995年の阪神大震災以後、明らかな活動期に突入しており、今後は東日本大震災で動いた日本海溝沿いの地殻が次々に壊れていくと予想されている。ボクら首都圏の人間にとって、最も恐怖なのが千葉県沖の海溝型大震災だが、最も破壊力の強いのが東南海の連動地震。その被害額は東日本大震災の10倍、200兆円と予測されている。桑原、桑原。とはいえ、自分の命を守るのは自分。地震も噴火も、確実にやってくるのである。こうなると、中国や北朝鮮など、ちっとも怖くはないが、震災後の彼らが、もしかしたら怖いのかもしれない。やっぱり、今のうちに、もっと仲良くしておこうよ。
 最近、土曜日の夜が楽しみになってきた。20時からのJ-WAVE、「浅田二郎ライブラリー」を聴くようになったからだ。朗読やラジオドラマのマニアであるボクとしては、注文したいポイントがないではないのだが、そこは目をつぶって番組を楽しみたい。今夜は『聖夜の肖像』。クリスマスイヴの表参道(おもてさんどう)と、1976年のパリを舞台にした物語。1976年といえば、ボクもモンマルトルのテルトル広場デ、イーゼルにサンプルを貼り付けて、似顔絵を描いている、この物語の主人公のような画学生の姿を目にしている。夢を選ぶか、豊かさを選ぶか。そこから美しさは生まれるのか。誰にとっても重要な、この普遍的テーマを、聖夜のドラマとして描いた作者の腕前に脱帽。この番組、出演者によって、その出来具合にムラのあることが残念なのだが、これからも傾聴していきたい。
 この土曜日は徹底的なラジオ三昧。コボちゃんとの晩酌のBGMは「朗読の時間」の再放送。軽井沢朗読館、青木裕子館長の朗読は夢野久作『押絵の奇跡』(おしえのきせき)。そういえば、今週は浅草で羽子板市が開かれていたはず。押し絵の羽子板が飛ぶように売れていったに違いない。
▲ 猫と酒 冷たい星の 降る夜は

1223・日・天皇誕生日・クリスマスのイヴイヴ・
 天皇陛下は今年79歳。心臓の手術をされ、リハビリに励まれ、東北をはじめ、日本全国を行脚しておられる。仕事を減らしたらいかが、という周囲の勧めにも関わらず、これからも国民のために全力で献身するという陛下のお言葉に感動する。仕事をしたがらず、サボってばかりいる公務員諸君よ、皇室の皆様をお手本にして、もっと真面目にやれ。
 6時からの文化放送、志の輔(しのすけ)ラジオ「落語でデート」は、ちょっと愉快な女優さんがお相手。落語は三代目桂三木助(かつらみきすけ)師匠の『加賀の千代』。1958年にNHKで収録。正しくは
「朝顔や釣瓶取られてもらい水」
 この句、誰かがわかり易く改竄してしまい、それが知られてしまったのだ。落語の落ちは
「それは加賀の千代ではないか」
「いいえ、かかの知恵」
というもの。ちゃんちゃん。
 コボちゃんにベッドを占領されたので、ずっとパソコンデスクにしがみついていたのだが、左肩と背中に違和感があり、集中力が続かなくなったので、マッサージチェアに移動して、肩と背中をほぐしてもらう。まだまだ転倒の後遺症が残っている。
 日曜日は昼からの「素人喉自慢」を楽しみにしているのだが、今日は高校駅伝。この季節になると、やたらと駅伝が開催される。駅伝というスポーツは日本独特のものであるらしい。でもなあ、アメリカには駅馬車というものがあったよな。
 クリスマス寒波の予報が的中したのか、空は曇天で寒い。ここまで寒いと、情熱も意欲もちぢこんでしまう。今日はどこにもいきたくない。
 コボちゃんは仲間との女子会。ボクは独り、白ワインとコボちゃんの料理で晩酌をやっている。BGMはラジオ。野球がオフシーズンの今、楽しみはTBSラジオの「爛漫寄席」。今夜は四代目の春風亭柳好(しゅんぷうていりゅうこう)師匠。1950年に三代目に入門。1958年に真打に昇進。『野ざらし』で知られる、あの陽気で歌い上げる口調の三代目とは違い、重々しい語りの四代目をボクはよく覚えている。学生時代に夢中で見ていたテレビ番組「お笑いタッグマッチ」にレギュラー出演されていたからだ。この番組でボクは春風亭柳昇(りゅうしょう)師匠や柳家小三治(やなぎやこさんじ)師匠や柳家小せん(こせん)師匠のファンになったのだ。出し物は1987年の高座で『道具屋』と1984年の高座で『つき馬』。ご本人は「下手糞」と表現するが、じっくりと傾聴すれば、独特のユーモアがあって、かなり笑わせてくれる。若い頃には気がつかなかった「良さ」も、この年齢になり、沢山の落語経験を通じて見えてくる。あの世にいってしまってからでは遅いのだが、もう一度、実際の高座を拝聴したい師匠である。
 NHKラジオ第二の「文化講演会」。歌手の芹洋子(せりようこ)さんが歌人生を語っている。彼女の歌手デビューと、ボクのイラストレーターデビューは重なっている。当事のボクは、季節ごとに開かれる、やなせたかし先生の「愛する歌・コンサート」に通(かよ)っていた。そのレギュラー歌手が彼女だったのだ。歌のうまさばかりでなく、超ミニスカートに長く美しい脚線美(きゃくせんび)に魅せられて、ボクはいつも最前列で彼女を見上げていた。いつも楽屋で言葉を交わすくらいの顔見知りになっていたのだが、やがて彼女は有名になり、大歌手になっていった。それでも、交通事故で外傷性の蜘蛛膜下出血で大変なご苦労をされていたことは知らなかった。言葉を忘れ、歌を忘れ、『四季の歌』さえ忘れてしまった彼女がいかに復活したのか、白ワインの酔いに揺れながら聴く彼女の歌手人生に、ボクは感動していた。間違いなく、エム ナマエのことなど覚えていてはくださらないだろうが、いつか言葉を交わしてみたいおひとりである。
 気がついたら、熟睡していた。いつも間にかコボちゃんは帰宅していて、ガスストーブの前で、犬や猫たちに囲まれていた。
▲ イヴイヴも サンタクロース 天手古舞(てんてこまい)

◇ バーチャル四国八十八カ所コース85番、八栗寺を夢想参拝、通過しました。
次は86番、志度寺。あと13,640歩です。現在の歩数、2,540,160歩。1周目挑戦中!





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