全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2012年4月16日~22日
☆ この日記は、透析患者が病人ではなく、機械が腎臓の仕事をしてくれる以外は、一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、漢字や熟語、固有名詞には振り仮名がしてありますが、漢字の難易度とは関係がありません。これらの振り仮名は視覚障害者のための音声モニターを容易にするためのガイドです。

0416・月・
 二日酔いにもならず、5時かっきりに目覚めて活動開始。ひさびさ、「おはよう一直線」の運勢占いもチェックする。ラッキーレベルは星がふたつでスタンダード。この運勢占いが確認できると1日のリズムができてくる。でも、まさか。だって、ボクは別に占いを信じているわけではないのだ。
 コボちゃんが、あの胡麻虫君(ごまむしくん)、去年より大きくなったといっている。もしも本当ならば、今の虫君、やっぱり去年の虫君が成長したものかもしれない。そう思いたいが、どうだろう。もしも虫たちが冬を越して、爬虫類みたいに長生きすればするほど成長するような生き物だったら、体長30センチのカブトムシやトノサマバッタ、カマキリなんかもいるはずだ。でも、それでは困るのだ。だって、体長1メートルのゴキブリなんか、考えただけで気が遠くなる。でも、ご安心。節足動物は体の構造上、そんなに大きくはなれないのだ。メガヌロンという巨大トンボの化石が出土するが、その30センチという大きさが、昆虫の成長限界であると思う。蟻を考えても明らかだ。もしも連中が人間と同じ大きさだったら、その強さは想像を絶するものだろう。と、くだらないことを書いてしまった。
 午前中からパソコンに集中。おかげで、今週はブログの17文字原稿も最速で仕上がりそうである。やっぱり、話題はホッとな方がいい。
 国立大学とか六大学とかいうカテゴリーとは別に、マーチという大学のトレンドがあるらしい。何だろうと思っていたら、わかった。マーチとはMARCH。つまり、明治、青山、立教、中央、法政大学のこと。このグループに人気が集中しているらしいのだ。
 月曜日の透析はプロ野球中継放送がないからつまらない。だからFMをずっと聴いている。NHKの19時のニュースもFMでやっているのだ。最近のピストン西沢のDJ、ミックスマシーンはヤケノヤンパチという印象がある。ヤケノヤンパチであれだけのミックスができるのだから、彼はやっぱり天才なのだ。-Jam the World-の月曜を担当する野中ナビゲーターも、もしかしたら天才かもしれない。この人の頭脳の回転ぶりは快い。今夜の彼のコメント、
「ミサイル発射に失敗した北の国も面目丸潰れだが、Jアラートを機能させられなかった日本はそれを笑えない。面目丸潰れ(めんぼくまるつぶれ)はお互い様だ」
には納得。でも、この国の政府は、ずっと面目丸潰れ(めんぼくまるつぶれ)のような気がする。
 今週のケースファイルでは、占い依存症を解説するという。ボクの毎朝の運勢占い遊び、これは占い依存症ではないと思うが、人生は不安に満ちて保証はない。そんな人生で占いに頼りたい心理は充分に理解できる。それでする商売も認められていい。ただし、支払う金額や依存の程度は、どこまでも「ほどほど」にしておくべきである。週刊誌のネタにされるほどの浪費は避けるべきなのだ。
 ブレてるという噂の大臣がまたまた口を滑らせた。でも、瞬間だけでなく、すべての原発にずっと黙っていて欲しい。どこかの首長の、使用済み核燃料の中間処理場を電力使用地域に担当してもらいたいという意見があったが、原発は動かせば動かすほど始末の悪い結果を作っていく。放射性物質の最終処分が不可能であるならば、即刻に原発は停止して、核廃棄物を最小範囲にとどめるべきであろう。放射能と温暖化、どちらも怖いが、優先順位は明らかだ。
 今夜もコボちゃんのカウンセリングをしながらのホッとウィスキー。話に耳を傾け、夢中でしゃべっていると、たちまち日付は変わり、時計は25時を過ぎてしまう。ああ、いけない。せっかく早起きの習慣を取り戻せそうなのに。
▲ ミニバイク桜のトンネル花吹雪

0417・火・
 今朝もやっぱり朝寝坊。6時半の起床では、運勢占いも暮らしのリズムも逃してしまう。でも、春眠暁(あかつき)を覚えず。長かった冬から脱して、肉体が休養を求めているのだ。
 「お話出てこい」は『王様とチーズと鼠』という童話。大きなお城の王様はチーズが大好き。それを鼠がかじる。猫に鼠を追い出させると、猫がのさばる。犬に猫を追い出させると、犬がのさばる。ライオンに犬を追い出させると、ライオンがのさばる。ゾウにライオンを追い出させると、ゾウがお城をのっしのっしと歩き回る。そこで王様、鼠に頼んで、ゾウを追い出してもらう。ゾウは小さくてチョロチョロと動く鼠が大嫌いなのだ。王様と鼠たち、仲良くチーズを食べて、大きなお城で仲良く暮らして、めでたし、めでたし。初めて聞いた物語だったが、中近東に伝わる童話であるらしい。
 先日、絵本作家のきむらゆういち氏が、近所のファミレスにボクの絵本が置いてあったと、シャメを送信してくれた。その絵本『ちょっとそこまでパンかいに』が増刷されたとの知らせがある。1981年初版のこの絵本、絶版にされることなく、今も評価していただいていること、本当にありがたい。何も考えず、夢中で仕事をしてよかった。心からそう思う。
 窓の外で雷鳴がしている。上空に冷たい空気がやってくるとは聞いていたが、やっぱり。不安定な天候になりそうだ。
 同じ人物が、あんまり長く東京都知事などやっていると、考え方が硬化してよくない。いや、脳味噌が軟化してよくない。東京都が尖閣諸島を購入すると言い出したのだ。都知事閣下は、中国に対する政府や外務省の態度が気に入らない、ということらしいのだが、おいおい、ちょっと待ってくれ。東京都が購入しようと、日本国が購入しようと、尖閣諸島の所有権は獲得できても、領有権を獲得できるわけでもないし、領土問題が解決するわけでもない。問題の海域に石油が埋蔵されていることが判明して以来、中国も台湾も、尖閣諸島の領有権を主張するようになった。尖閣諸島に領土問題は存在しない、というのが日本国政府のスタンスであるならば、ここで東京都知事が静かな池を引っ掻き回して、無駄な波を立てる必要はない。そもそも領土問題や領有権を金で買収しようという発想自体がお坊ちゃま(おぼっちゃま)の反応なのではあるまいか。やっぱり、苦労を知らない人間の考えはコワイ。
 夜、コボちゃんと経堂駅前の喫茶店で役者さんたちが演ずる素人寄席にいくことになっていた。ところが、コボちゃんは昨夜からひどい鼻風邪で、鼻水が止まらない。そこで、コボちゃんに店まで連れていってもらい、いちばん前の席に座らせてもらう。寄席が終われば、ケータイでコボちゃんに連絡。迎えにきてもらう、という寸法だ。
 実はこの素人寄席、某実力派の真打の落語家が内緒で出演することになっている。そして、この落語家、ボクが最も敬愛する師匠。コボちゃんが最前列の席にボクを座らせた途端、師匠が現れる。
「やあ、先生」
「やあ、師匠」
と、ここではお互い、その呼び方はやばいです。
 役者さんたちの落語はなかなかに見事なのものだった。演ずる、ということに共通点はあるだろう。けれども、どんなに優れた役者さんが落語を演じても、それは役者が落語家を演じている、ということにしかならないのかもしれない。ところが、本物の師匠は落語を演じるのではなく、落語そのものに化けてしまう。落語家はひとりで舞台であり、ひとりですべての登場人物であり、ひとりで世界となる。誰かひとりの人間を演じる役者さんとは立っている場所が違うのだ。一部の役者さんは、自分のお好きな落語家を見事に模倣して演技しておられたが、残念ながら、それは落語の形ではないのである。けれども、役者と落語家のこのコラボ、お互いの学びとなるいい機会。これからも続けていただきたい。
 この覆面師匠、実は柳家一琴(やなぎやいっきん)師匠。秘密暴露に当たっての、師匠のメールを、ご許可をいただいてここに転載させていただく。
柳家一琴です。
メール拝読いたしました。私の名前、出しても大丈夫ですよ。いっこうに構いませんので。
あの日、名前を隠して小とらの名前で高座に上がったのは、実は試したいことが2つあったからでした。
1つは、素人という体(てい)で高座に上がったら、お客様の反応はどうなるのか・・・。今、どこへ仕事で行っても、柳家一琴といえば、名前は知られていなくても、「柳家と言うくらいだからプロだろう」という目で見られます。ましてや真打ちと聞けば、それなりの落語はやるだろうとお客様も思って聞いてくれます。お客様の聴く体勢をまっさらな常態にしたら、どういう反応になるかを試してみました。
そしてもうひとつは、素人と言うことで落語をやると、自分はどれだけ気楽に出来るだろうか・・・ということを試しました。
やはりプロと言うことで、多少の責任感は持たないといけませんが、素人ならば、噺家になる前のように、純粋に落語を愉しむことが出来るんじゃないだろうか・・・。
この2つを試させて貰ったのですが、想像以上に自分にとって成果のある高座となりました。こんなに楽しみながら落語をやったのは久し振りでした。
ということで、あの日までは内緒にさせて頂きましたけど、今はばらして頂いても、いっこうに構いません。
ということで、よろしくお願いいたします。
一琴拝
 コボちゃんとアルルが迎えにきてくれて、ボクは柳家一琴師匠に見送られ、店を後にする。アルル、役者さんたちに受けていた。
 コボちゃんが経堂駅前コルティーで買い物をしている間、ボクはアルルを率いて待機。このコルティーという施設、ボクが長く暮らしていた小田急経堂アパートを壊して建て直した建築物。失明したボクにとっては、どうしても昔の景色が見えてくる。そんなことを考えていたら、コボちゃんが戻ってくる。ボクの足元で盲導犬の真似をしていたアルル、コボちゃんに褒められてゴキゲン。
 帰宅して白ワインを傾けながら、24時のニュースを聴く。でも、さっきの落語で、ワインを2杯も飲んでしまったので、眠くてたまらない。ニュースと睡魔の一騎打ち。でもやっぱり、知的好奇心は睡魔の敵ではなかった。
▲ 春雷に犬が寝床でこけている

◇ バーチャル四国八十八カ所コース 36番、青龍寺を夢想参拝、通過しました。
 次は37番、岩本寺。 あと115,467歩です。 現在の歩数892,333歩。 1周目挑戦中!

0418・水・
 ずっと朝寝坊が続いていたので、今朝は何が何でも音声腕時計のアラーム通りに目を開く。おかげで「おはよう一直線」の運勢占いに間に合った。ああ、それなのに、それなのに、ラッキーレベルは最低。だから、すぐに忘れることにした。
 曇りの天気予報は外れ。空は見事に晴れている。そこで、豪徳寺へ散歩。日陰を歩かないと暑くてアルルの頭が煮えてしまう。ボクも革ジャンなど着てきて悔やむ。室内にいると、空気の冷たさで、日向の暑さがわからないのだ。
 豪徳寺駅前花壇に座って、冷たい缶コーヒーを飲もうと思っていたら、コボちゃんが買ってきたのは熱い缶コーヒー。だからといって、自販機は冷たい缶コーヒーに交換してはくれないので、コボちゃんはマクドナルドへ走った。けれども、コボちゃんはマックシェイクなど買ってきている。チェリーフレイバーだけど、ボクはおいしいとは思わない。やっぱり、マックシェイクはバニラに限る。ボクは今年初めてのアイスコーヒー。とうとう、砕いた氷をありがたいと思える季節になったのだ。
 季節がよくなったせいか、散歩のワンちゃんたちに次々に出会って、アルルはゴキゲン。ウハウハいっている。世田谷線の線路脇のタンポポが満開であるらしい。葉桜と見えるのが、本当は何の木かわからない。厳しい冬が長かったせいで、今年は東京でも、雪国の春のように、梅も桜も木蓮もぼけも、一斉に花を開いてしまったのである。
 デザイナーのマモさんが打ち合わせに来訪。コボちゃんが出かけているので、お茶も出さずに失礼をする。けれども、楽しく談笑。失明してからというもの、ずっと安心して仕事を委ねられるデザイナーとの出会いを切望していたので、マモさんと知り合ったことは大いなる幸せだった。彼は新しい本のコンセプトをしっかりと理解してくださり、ボクの要望を全面的に把握してくださった。きっといい本になる。愛育社もそういって大いに期待していると伝えてきた。
 帰宅したコボちゃんが、マモさんのお土産のお饅頭をおいしいと食べている。餡子の塩梅(あんばい)がよくて、小豆の味と香りがするらしい。ボクにはわからないが、甘党人種は餡子に特別なこだわりがある。とはいえ、ボクも祖母の作ってくれた餡子や、幼馴染の「いせや」の作る餡子は旨いと思う。
 透析中は片耳でプロ野球を観戦しながら、片耳でニュースに傾聴。あれやこれやと思いを巡らす。見えない分だけ、空想が空を駆け巡る。
 首都直下型地震の際に予想される液状化で、銀座や日本橋の建物も破壊的な影響を受けるらしい。考えてみれば、日比谷公園も皇居も、その昔は波打ち際であったとか。そうなると、銀座界隈の地下鉄や地下道も恐怖だ。東京駅の地価には、地下街や線路が蟻の巣のように張り巡らされているが、液状化はもちろん、津波に対していかなる防御がなされているのだろうか。東京湾北方を震源域とする直下型地震の想定が変わり、その被害予想もかなり刺激的になってきた。東日本大震災で、想定外という経験をいやというほどさせられた反省ではあろうが、常に最悪を想定する危機管理を、この国はやっとマスターしたのかもしれない。
 帰宅して、「ラジオ深夜便」をBGMにホッとウィスキーをちびりちびり。今週のナイトエッセイ、珍しくつまらない。語学講師であるそうだが、この人に個性も知性も感じない。ただ、書いた原稿をへたくそに朗読しているだけ。聞く人によっては面白いのかもしれないけれど、ボクは陳腐な内容だと思う。優秀な語学講師という紹介だが、ボクだったら、すぐに生徒をやめるだろう。「ラジオ深夜便」にしては驚くようなミスキャストだった。
 というわけで、ラジオを消して、今夜もコボちゃんのカウンセリング。やっぱり話が長くなり、就寝が遅くなる。もしかしたら、明日も朝寝坊かもしれない。
▲ 葉桜の下で冷たい缶コーヒー

0419・木・
 やっぱりひどい朝寝坊。ケータイ君のモーニングコールも、音声腕時計のアラームも効果なし。7時半まで熟睡してしまい、目覚ましのことは何も覚えていなかった。
 デブネコのミミとキジバトポッポがバトンタッチ。ポッポ、コボちゃんの誘導で鳥篭から放たれて、少しはばたいてから着地。新聞紙の運動場へトコトコと歩いていく。窓は開放してあって、ポッポは網戸越に外キジバトたちと挨拶をするのだ。
 朝のコーヒータイム。BGMはJ-Waveの-Tokyo Morning Radio-。ナビゲーター、慶應義塾、KESS出身の役者の別所さんは、いつもいい感じ。今朝は野生化したインコの話題で盛り上がっている。このブログにも登場する、例のあの緑のインコのことである。番組にはインコ目撃のメールやツイートが続々。でも、やっぱり以前から有名なのは経堂や豪徳寺のインコ集団であると、ボクは思っている。このインコ、インドやスリランカが原産であるという。こうした生き物の野生化は温暖化とヒートアイランド現象の結果。楽しいこともあるかもしれないが、どこかで迷惑している生き物もあることだろう。九州、宮崎県では南国の生き物、キノボリトカゲが上陸して繁殖しているとか。連中の好物は木の上の昆虫。そうなると、その昆虫を餌にしている鳥たちが迷惑をすることになるのだ。
 ラジオタイムは筋力運動とストレッチ。夏に向けて、ちょっと落ちてしまった筋肉を再生させたいのだ。筋肉が落ちると、ジャケットもTシャツも似合わなくなって着られない。
 どこの世界にも、あっちで聞き耳、こっちで噂、そして要らないことで、ご注進という人物がいる。こういうのが厄介を起こす。静かな池に波紋を発生させるのだ。ボクの近辺からは、こうした人物にはできるだけ遠ざかっていただくようにしているのだが、だからといって、消えていただくわけにもいかない。そこで、ときどき人間関係がおかしくなる。特に、こうした人物は有名人が好きだから、名のある人が迷惑をこうむるケースが多い。今朝も、とある著名人から電話があり、件(くだん)の人物についての憤慨を聞くこととなった。そこで得意の心理分析をして、件(くだん)の人物を客観的に描写、波立った心をおさめていただいた。
 韓国国防省が北朝鮮全域を射程とする巡航ミサイルを配備したと伝えた。このミサイル、建物の窓枠ほどの標的に命中させる能力を有するという。ということは、三代目の将軍様が隠れている場所を的確に攻撃できますよ、というアピールかもしれない。ただ、先代の将軍様が「韓国とは絶対に戦争をしてはいかん」という遺言を残したというから、戦争ごっこはぜひともポーズだけにとどめておいていただきたい。先日の北朝鮮の軍事パレードに登場した大陸間弾道ミサイルは中国製という噂もある。どこの国も、抑止力というレッテルを貼り付けた戦争ごっこのおもちゃを持ちたがる。今夜、インドが射程距離5千キロ、核弾頭搭載可能なミサイルの発射実験を行った。自国を射程距離におさめられた中国も面白くないが、北朝鮮は、このインドのミサイル発射実験をどう見ているのだろうか。やっぱり、不公平だと思っているのだろうな。
 室内徒歩運動をしながら「デイキャッチ」を聴く。上司にしたい有名人ランキングをやっていたが、結局は人気投票になっている。たとえばベストドレッサーとか、たとえばベスト眼鏡の似合う人とか、ランキングはいろいろとあるが、どれも人気投票。どれも似たり寄ったりの結果となる。そもそも、人気者の上司が有能であるという保証はない。むしろ、人気者であろうとする気質が、部下を駄目にするかもしれないのだ。
 ときどきプロ野球の経過をチェックしながらパソコンに向かっている。巨人軍、実力を発揮して、どうやら負けているようだ。ヨコハマも勝てない。ここの新しい監督、特に嫌なわけではないが、ボクは苦手である。だから、というわけではないのだが、やっぱり勝てないような気がする。頑張っていただきたいのが広島カープと東京ヤクルト。もちろん、宮城の楽天も応援しています。
 FMJ-Waveの-Jam the World-が終わると、21時50分からホルスクラブが始まる。人気アナウンサーの秀島文香(ひでしまふみか)さんが絵本やショートストーリーを朗読する番組である。今週は星新一のショートショート特集。ここで語られている未来、今のボクらの現実であるところが不思議、というより、懐かしい。つまり、昔のSFは、既に懐かしい未来になっているのだ。
 さて、この番組はちょっと以前から始まっていたのだが、あんまりいい番組だから、実は内緒にしていたのだ。TBSラジオのラジオブックがなくなってから、こうした毎晩の朗読番組の存在は貴重である。最近のFM、ますます内容が充実。AM、ぼやぼやとはしていられない。
▲ 青信号蒲公英揺れて猫渡る

 0420・金・穀雨・
 5時半より活動開始。今朝の運勢占い、ラッキーレベルは低調。トラブルが続くかも、とのこと。続いてたまるものか。
 ボクは占いについては、いいことしか参考にしないことに決めている。というのは、悪い占いを気にしていたら、とんでもない運命に遭遇した経験があるからだ。占いは過剰に頼ってもいけないが、やたらに軽視してもいけない。ゲームかギャンブルのつもりぢ楽しむのが気楽でいい。
 NHKラジオ第二、「お話の旅」は『星の王子様』。えっ。あの大作をこの尺にダイジェストしちゃうの。まさか。そう思っていたら、このダイジェストが意外に気持ちがいい。役者さんのひとり語り、という形もよかった。もしも王子様を子役や女性の声優さんが演じていたら、陳腐な印象を拭えなかったかもしれない。ただ、ひとつだけ告白しなければならないことがある。実はボク、半分だけうつらうつらしながら、この放送を聴いていたのだ。もしも神経を尖らせて聴いていたら、違う印象があったのかもしれない。どんな名作も、脚本家の考えひとつで、駄作にされてしまうかもしれないのだ。
 これまで、何度か話題にしてきたのが自慢のコーヒー、エム ナマエスペシャル。実はこのコーヒー、ボクの要望通りにコーヒー豆を焙煎してくださる焙煎工房のおかげである。ところが、その焙煎工房が6月に閉店してしまうことを知る。このオーナー、某有名外資系の化粧品会社のエグゼクティブであった経歴を有するインテリ。そのオーナーが一大決心をして、某有名大学に歳入額をすることになったのだ。このまま加齢して、散歩を生き甲斐とするようなただの老人になりたくない。これが彼の意思であるという。心から満足できるコーヒーを楽しめなくなってしまうことは残念だが、友人の新しい人生の船出を祝う気持ちもある。というわけで、コーヒー豆を6袋注文した。
 浜松展覧会のキャプション原稿を制作している。ポイントは作品と言葉のカップリング。この組み合わせによって、見る人のイマジネーションを広げるお手伝いができる。漫画や俳句がそうであるように、ふたつ以上の要素が融合したり反発することによって、まるで新しい視野が開けるのである。でも、この作業は単純なようで、猛烈に時間がかかってしまう。ボクらの仕事は、こうした地味な作業の積み重ねなのだ。
 透析へ向かう道、雨がぽつりぽつり。洗車したばかりのクオリスのフロントグラスに雨粒があたる。するとコボちゃん、「洗車すると雨になるんだから」とお天道様に八つ当たり。
 透析中はプロ野球中継とFMのいったりきたり。柳家喬太郎(やなぎやきょうたろう)師匠は漫才の謎かけ名人、ネズッチと謎かけ問答。さすがの喬太郎師匠も、ネズッチにはかなわない。
 巨人軍、ますます実力を発揮していて、どこにも勝てそうな雰囲気がない。今夜、ヨコハマが本拠地のヨコハマスタジアムで初めて勝利したので、中畑監督、泣きそうな感じで饒舌(じょうぜつ)になっていた。これでヨコハマと巨人軍、負け数で並んだ。さあ、明日はどうなる。今年のセリーグ、面白い。
 熊が無駄に殺されている。熊牧場の熊が射殺されるのも、札幌近郊に出没した熊が殺されるのも、すべて人間の事情、人間の勝手である。ニホンオオカミを絶滅させたように、日本から熊を消してしまおうというのか。熊は愛すべき猛獣。人間に知恵があるのなら、彼らとうまくやる方法を確立しなければ、我々人間はますます寂しくなってしまうのだ。
 透析より帰宅して、有線放送の落語チャンネルをBGMにホッとウィスキーをちびりちびり。シーバスリーガルというスコッチだが、この酒、昔は超高級ブランドだった。でも、本当はそれほどの酒ではない。昔、舶来品はそれだけで価値があるように思えた時代があったのだ。そんな酒ではあるが、ホッとにして飲むと、香りが立って旨い。落語とウィスキー、いいカップリングである。
▲ 春愁や音をたててるキーボード
▲ まだ癒えぬ津波の跡に穀雨かな

0421・土・
 6時より活動開始。週末の朝のNHKラジオが変わってしまって、とりあえずのボクのフェイバリットがない。というわけで、パソコンに集中する。
 毎朝、ボクがアルルに御飯をあげている。シニアのドッグフードだ。でも、それだけではない。毛並みと毛艶を維持するため、アルルは三角チーズを丸ごとひとつ、食べている。つまり、デザートというわけだ。そのまんまであげると、丸呑みしてしまうので、ボクが指の先ほどに小さくちぎる。そして、ワンピースずつ「OK」の号令の度に与えるのだ。この「OKだが、人間の耳には聞こえないほど、声が小さい。そこでアルルはボクの挙動に集中する。これでアルルとボクとのコミュニケーションを濃密にしていくわけだ。OKが出ると、アルルはボクの指先のチーズを食べるわけだが、指でつまんだ指先ほどのチーズだから、ボクの指をかじらないように食べるのが難しい。そこで、舌と唇だけで器用にチーズだけをくわえる。もしも、鋭い歯がボクの指先に当たったりすると、ボクは大袈裟に痛がる。ちょっと意地悪をして、指先でチーズをかくしてしまっても、アルルは歯を当てないようにして、実に巧みにチーズだけをくわえていく。こういうとき、ボクは犬という生き物の素晴らしさに感動するのだ。
 8時からのNHK、「ラジオ文芸館」は再放送で『声』という作品。女流作家が、やはり作家だった夫の死を受け入れていく段階を描いていく。であるが、物語の進行に連れて、この物語が事実に即していることが明らかになっていく。以前、この「ラジオ文芸館」にもかかった『梅の蕾』という小説は、この亡くなった夫の手によるものであったのだ。不勉強なボクが、この女流作家や、ご主人がいかに著名な作家であるかは不案内だが、少なくとも、この「ラジオ文芸館」のヘビーリスナーであるおかげで、その事実に気がついたのである。
 早速、焙煎工房から焙煎したばかりのコーヒー豆が届いた。これを我が家のコーヒーミールにかけると、部屋中の香りが喫茶店になってしまう。けれども、この薫り高いコーヒー豆が入手できなくなってしまうと思うと、本当に惜しい気持ちになってしまう。
 NHKラジオの「真打競演」から、なだこうじとモダンカンカンの声が聞こえてくる。かわだはるひさとあきれたボーイズの流れの、あの名調子だ。リーダーのなだこうじさん、83歳になられたとか。このメンバーの平均年齢が何歳になるのかは知らないが、お元気に活躍されているのを耳にすると、嬉しくなってしまう。浅草の、このボーイズの演芸の伝統、消えないで残ってもらいたい。
 当初の予定だと、本日は午前中から夜まで、終日予定が詰まっていたのだが、コボちゃんに緊急招集がかかり、予定が変更になってしまった。となれば、仕事をするしかない。
 少し前、ラジオから太陽が冬眠するかもしれない、というような話題が聞こえてきた。放送時間が足りなくて、詳しい情報は流してもらえなかったのだが、それに関する記事が飛びこんだ。それが太陽磁場の反転である。記事を読んでも、ネットで調べても、正確には理解できないのだが、太陽という巨大なシステムも、生き物のように新陳代謝をしているらしい。太陽コロナやフレアは、その象徴であるらしいのだ。太陽黒点は11年周期で活動が活発になるが、黒点は太陽活動のバランスを補正しているらしい。さて、この太陽磁場の反転が地球温暖化を抑制する効果があるかもしれないと期待されている。こうして観測機器の進歩によって、次々に新しい発見や概念が明らかにされていくが、炭酸ガスの温室効果による地球温暖化や、フロンガスによるオゾン層破壊など、本当のことだったのだろうかと、ときどき疑いたくなることがある。楽観も悲観もせず、ボクらは宇宙と地球の声に、静かに心を開いていたい。
 コボちゃんが帰宅して、届いたばかりの新しい豆で早速コーヒーを入れる。この薫り高いブラックコーヒーは、チョコレートとの相性が抜群。けちけちと食べていた秘蔵の高級チョコレートがどんどん減っていく。
 キーボードへの打ち込みの手を休めて、ときどきプロ野球中継に傾聴。巨人軍、今夜も実力発揮で完封負け。H監督、顔を真っ赤にして怒りを押さえている。でも、仕方がない。金満球団がどれだけ協力選手を集めても、勝てる勝てないは監督次第。いや、金で集められた選手には、球団への愛情がないのかもしれない。というわけで、巨人軍はヨコハマと入れ替わり、最下位となる。
 深夜、パソコンの打ち込みで痺れた頭を、ホッとウィスキーでほぐしてやる。BGMはNHKラジオ第二の「朗読の時間」総集編。瀬川菊之丞(せがわきくのじょう)、というこの役者さんの朗読が、作品の雰囲気にぴったりで、たちまち昭和初期の浅草の空気に包まれてしまうのだ。そうして、大型グラスに2杯、ホッとウィスキーを飲んでしまう。だから、明日の早起きがちょっと不安。
▲ 桜の木花がなければ普通の木

0422・日・
 ゆうべのホッとウィスキーが残っているような気がしたが、5時かっきり、元気よく目覚める。なんとか、早起きのリズムを取り戻したいのだ。
 文化放送の志の輔(しのすけ)ラジオ「落語でデート」、今朝のデートのお相手はシンガーソングライターの谷山浩子さん。まだ若い人と思いこんでいたが、もうデビュー40年と聞いて驚く。なかなかの知性派で、エッセイや小説なども手がけておられたと記憶している。今朝の落語は八代目三笑亭可楽(さんしょうていからく)の『猫の災難』。昭和38年の録音というから、ボクが中学生の頃である。もしもボクが、中学生の身分で寄席通いができていたならば、可楽(からく)師匠をはじめ、いろいろな名人のナマの高座を拝聴できたのに、と残念に思う。
 ニッポン放送では藤沢周平の『夜の道』の第一回。町民を登場人物とする市井小説(しせいしょうせつ)である。さて、いかなる物語に発展していくのか、楽しみ。
 事故のあった熊牧場、劣悪な管理状況であったらしい。そもそも、動物をよく知らない経営者が、利益追求のために動物を利用してはならないのだ。以前、ムツゴロウの動物王国へ取材にいったとき、ヒグマのどんめいと、ムツゴロウの弟さん、畑美喜雄さんが抱き合ってダンスを踊るのを見せていただいたことがある。小柄な美喜雄さんを抱くヒグマのどんめいは身長2メートルの巨大なヒグマであったが、その動きは優雅で、美喜雄さんへ対する思いやりに満ちていた。どんな猛獣であれ、愛情は通じる。飼育係を襲ったヒグマたちが、いかなる待遇を受けていたのか、それを考えるとつらくなる。
 「世界最大・恐竜王国2012」の製作発表会が開かれた。先日公表された羽毛のあるティラノザウルスの復元全身骨格標本も展示されるとか。いや、骨格だけでなく、ぜひとも全身を復元していただきたいものである。長さ15センチや20センチもある羽毛をひらひらさせたティラノザウルスなど、考えただけでもわくわくする。以前、ウルトラマンシリーズで超獣という、やたらにデコレーションの派手な怪獣がぞくぞくと出現してあきれたことがあったが、今からして見れば、まんざら出鱈目でもなかったんだと、円谷プロの先見性をリスペクトする次第である。もしも、全身像を復元するのだったら、ぜひとも孔雀のような美しい姿にしていただきたいと願うのはボクだけではないだろう。いいなぁ、ピーコックザウルス。
 パソコンに向かいながら、ちらりちらりとプロ野球中継。おや、今夜の巨人軍は負けていないぞ、と思っていたら、やっぱり敗北。これで5連敗。ベイスターズが負けて、最下位に並んだところが、再び単独最下位に転落。敗北監督にインタビューするアナウンサーが気の毒になってしまう。拝金主義とプレッシャー。ボクがいきなりアンチジャイアンツになった理由が、今年の巨人軍に顕著な形で現れている。残念なことである。
 ふとNHKラジオに回したら、学芸会をやっている。新・日曜名作座。K子さん、人柄はいいのに、どうしてあんなに演技がへたなのだろう。不思議で仕方がない。
 自然界に放たれた鴾(とき)に雛が生まれたとの知らせ。36年ぶりの、待望の雛である。この雛、大量のドジョウを食べて成長するらしいが、無事に立派な鴾(とき)として、日本の空にはばたってもらいたい。いつか、日本の空が鴾色に染まることを夢見てやまないボクである。
▲ 長距離の荷台に残る桜かな






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