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全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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emunamae

Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2012年4月9日~15日
☆ この日記は、透析患者が病人ではなく、機械が腎臓の仕事をしてくれる以外は、一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、漢字や熟語、固有名詞には振り仮名がしてありますが、漢字の難易度とは関係がありません。これらの振り仮名は視覚障害者のための音声モニターを容易にするためのガイドです。

0409・月・
 未明より活動開始。最近の夜明けは5時15分くらいだから、未明といえば、4時過ぎ、ということになるのだろうか。今朝のボクは4時から起きてパソコンには向かっている。ただし、はかどっているとはいえない。
 今朝の運勢占いのラッキーレベルはスタンダード。おいしいものを食べろ、とのアドバイスだが、そういう予定はあまりない。いや、まるでない。
 この運勢占い、ドメスティックにはかなり広く聴かれている。つい先日も、会食の席で、この占いが話題になったのを思い出す。嫌いとか、信じないという人でも、意外に占いの結果を気にするものである。
 一般にはホタテのおじさんとして知られている安岡力也さんが亡くなられた。64歳ということである。暴れん坊として有名だったが、数千人を引き連れた番長だったという噂は本当だろうか。とにかく、喧嘩の強さでは有名であった。今朝が初耳であるが、彼の父親はイタリア系のマフィアであったらしいので、そのあたりは鍛えられていたのかもしれない。ただ、そういう話題とは関係なく、ボクは彼が好きだった。グループサウンド全盛の頃、エレキバンドのシャープファイブのバックボーカルを担当していた彼を、わざわざ渋谷のディスコクラブに聴きにいったこともある。ご冥福をお祈りする。
 今、ボクはバーチャル四国八十八カ所コースというのに挑戦している。これはドコモケータイのサービスで、バーチャルに日本全国を旅して歩く遊びである。盲人のことであるから、そうそう自由には外を出歩くことはできない。だから、その歩数の大半はコボちゃんとアルルとで歩いた距離である。このサービスを開始したのは2009年の4月9日。本日が2012年の4月9日であるから、あれから丸3年をかけて、東海道や奥の細道を踏破し、今は四国を歩いているわけだ。本日までの累積歩数は6109208歩。これを3年で割ると、おおよそ5580歩、ということになる。本当をいえば、1日の目的歩数は1万歩なので、まだまだ精進が足りないことが明らかになってしまった。
 戦時中、実は日本軍も原爆を開発中だった。ただ、電力不足でウラン濃縮ができなかったのだ。そもそも原発は原爆の製造装置。それを発電所として利用するアイディアは、当時のアイゼンハワーあたりの、原子力平和利用という欺瞞から出たことなのかもしれない。そして、当時も今も、原子力は人類のコントロール外にあることは変わらない。
 さて、その戦時中の日本軍が開発していた新兵器に、音波殺人装置という代物があった。ただし、ネズミ1匹を殺すのに、10時間とか、10日間とかかかっていたというから、もちろん実用品ではない。10時間もかかって殺されるのではネズミが気の毒だし、もしも10日間もかかっていたのなら、それは音波殺人兵器によってではなく、飢えて死んだのであろう。さて、アメリカでもおかしな兵器を開発した。原理は電子レンジのようなものであるらしい。以下はそれに関するマキコ特派員配信記事の一部である。
 電子レンジよりパワーが弱い最先端兵器」が開発されたのには驚いた。米バージニア州の海兵隊基地で3月、その奇妙な兵器のメディア向け体験会が開かれたが、体験した記者の感想もまた、何とも奇妙だった。
「なぜか分からない。しかし、突如沸き起こる熱?の、我慢できない体感だけは確かだ」
 海兵隊のトレーシー・タフォラ大佐は、この兵器に関して、
「見えも、聞こえも、臭(にお)いもしない。ただ感じるだけだ」
と説明する。電磁波で極度の不快感 兵器の名は「アクティブ・ディナイアル・システム(ADS)」。大佐は、開発期間15年のADSについて、強力な電磁波で、人を殺傷することなく「極度の不快感を与えるのみ。百歩譲って軽いケガを負わせるだけだ」と言い切る。 2010年にアフガニスタンで短期間配備されてはいるが、作戦行動に投入されてはいない。
 ビートルズジュニアたちが再びビートルズを立ち上げるかもしれない。1980年、ジョンが亡くなってから3年目の1983年、息子のジュリアン・レノンがリリースしたアルバムは衝撃的だった。当時のボクは、ジョン・レノンの未発表曲を集めたアルバムと思いこんだくらい、ジョンとジュリアンの声も音楽もそっくりだったからだ。彼をメンバーにすれば、ビートルズは復活できる。そう熱望したものだった。けれども2001年、ジョージも帰らぬ人となってしまう。さて、以下はマキコ特派員配信の記事の抜粋である。
 ビートルズの息子たち。ショーン・レノン、ジェームズ・マッカートニー、ダニー・ハリソン、ザック・スターキー。ビートルズ世代でない人たちも実現を待望しているかもしれないビートルズ復活。1960年代に世界中を熱狂させたビートルズのメンバー4人の息子たちがバンドを結成するとの構想をポール・マッカートニー(69)の長男ジェームズ・マッカートニーさん(34)が表明。2世バンドが実現すれば、再び旋風を巻き起こすかもしれない。息子全員が音楽家 ビートルズはジョン・レノン(1940~80年)とジョージ・ハリソン(1943~2001年)が故人となったことで再結成はかなわない。しかしメンバーの息子たちは全員がミュージシャンになった。 英BBC放送によると、ジェームズさんは3日、英中西部リバプールのライブハウス、キャバーンクラブのステージに立った。キャバーンは初期のビートルズが拠点にしていた聖地。英大衆紙デーリー・メールは「デジャブ!」の見出しを掲げた。
 1972年と78年、ボクは憧れのリバプールの土を踏んだ。彼らの映画に登場する風景をこの目で見た。そしてキャバーンクラブを訪れ、あの地下室の匂いをかいだのである。復活したビートルズがいかなる音楽集団になるかは不明だが、心が躍る夢であることだけは間違いない。
 本日の最高気温は20度を越えたのかもしれない。透析に向かう途中、あまりの暖かさに頭がクラクラした。それをコボちゃんに伝えると、
「お腹がすいてるだけでしょ」
と軽くいなされる。
 永田町と原子力村と関西電力が不愉快な動きをしている。そもそも、事務職に原発の安全管理が可能であるはずがない。永田町も霞ヶ関も、科学音痴の集合であることは、3.11の原発事故以来、国民すべての知るところとなっている。そして、未来への答えを出す選挙というチャンスが刻々と近づいてきている。
 野球がなくて退屈な透析より帰宅して、昨日の老酒と豚の耳で寝酒をやる。旨い。でも、今朝の占いにあった、おいしいものとはこれなのかなぁと、ちょっと寂しい気持ちにもなる。あはは。
▲ パンジーの植え替えられて匂い立つ

◇ バーチャル四国八十八カ所コース   34番、種間寺を夢想参拝、通過しました。
   次は35番、清滝寺。 あと20,097歩です。 現在の歩数 842,103歩。 1周目挑戦中!

0410・火・
 いよいよ春眠暁を覚えずの本格的な季節になってきた。というわけで、今朝も朝寝坊。運勢占いも聞き逃す。
 ついつい報告を忘れていたが、つい先日のこと、コボちゃんが虫君を発見したと喜んでいた。昨年の夏から晩秋にかけてボクらを楽しませてくれた、あの胡麻虫、マイクロ天道虫のことである。ああした個体の寿命がどの程度のものであるかは不明だが、おそらくは別の個体であろう。こんな部屋で何を餌にしているのか、元気に歩き回り、飛び回る。食べ物にたかるわけでも、人を刺すわけでもなく、いつも単独行動で神出鬼没に現れては、ボクらを楽しませてくれる。これからの暖かい季節、ボクらはまたまた、この虫君を潰さないように気をつけながら暮らしていくことになるのだ。
 この銀河系宇宙で地球のような惑星は数百億を越えるとの研究報告があるらしい。恒星の数が数千億を超える銀河系宇宙であるから、それら試算は充分に妥当であると考えられる。とはいえ、差し渡し10万光年のこの銀河、あまりに広過ぎる。そこで、太陽系から30光年に限って考えると、その数は100個程度になるらしい。最近になって、こうした研究成果の著しいことは、ハッブルやケプラーのような衛星軌道天体望遠鏡の発達によるものだが、科学者たちはそれでも満足はしていない。太陽系から30光年以内のハビタブルゾーンに存在する100個の惑星を、今以上に高性能な望遠鏡を建造して、のぞいてみたくてたまらない。もしもそれら惑星に酸素やメタンなど、生命の存在を示唆する元素が発見されれば、地球以外の生命体の存在の可能性が証明されるわけである。さて、こうした天文学の国際基準から外れた宇宙の平和利用を叫ぶ国家が存在する。それが北の国なのだ。明らかにインチキな人工衛星を打ち上げるため、スカッドミサイルの合体ロケットの発射準備が着々と進んでいる。もしも衛星が軌道上を回り、将軍様を讃える音楽など放送されたら、北の国のお祭りは絶好調に達するのだろう。考えてみればお気楽な宇宙開発。でも、裏返してみれば、恐怖のミサイル開発である。なんとなれば、次に展開されるのが核実験であるからだ。
 北の国が人工衛星を打ち上げるのは大変におめでたいことだと思うが、ひとつだけ気になることがある。そのロケット、自爆装置はついているのだろうか。北の国、そこまでの配慮はできているのだろうか。ぜひとも、将軍様の宇宙委員会とやらの腕前を見せていただきたい。
 まさに春眠暁を覚えず。終日眠くてたまらない。ボクとアルルはベッドの奪い合い。ボクが眠っていなければ、アルルがベッドでいびきをかいている。
 経堂駅前にマックが開店したので、ケンタも負けていられない。というわけで、新装開店したケンタッキーフライドチキンからコボちゃんが新製品をテイクアウト。うらやましがるアルルをよそに、ボクらで試食をする。こうしたことができるのは、ボクら夫婦がケンタッキー、でなくって、倦怠期でない証拠。とはお粗末なダジャレでした。とほほ。
 ボクの知らない間に巨人軍の打撃が復活したらしい。ラジオをつけてみれば、巨人中日は引き分けとなっていた。つまり、強敵のドラゴンズを相手に、引き分けに持ち込めるほど、巨人軍の打者たちは蘇生したのである。こうなると、明日からの野球中継が楽しみになってきた。
▲ 花筏覆い尽くして神田川

0411・水・
 完全に春眠暁を覚えずモードになっている。どう頑張っても6時前に起きることができない。そのせいで朝の運勢占いにもすっかり見放されているのである。
 コーヒータイムでビートルズを歌う。ときどきボイストレーニングしてやらないと、ビートルズのオリジナルと同じキーで歌うことが難しくなるかもしれない。ボクはビートルズと山下達朗と同じ声の高さをしている。まあ、それで歌のまずさをカバーしているわけだが。先日、音楽グループ「ワルツ」の山川哲さんが制作してくださったビートルズのカラオケCDが大変に役立っている。いつか、山川さんと本格的なビートルズごっこをやりたいものである。
 NHKラジオ第二「お話の旅」はあまんきみこ先生作の童話『空色のタクシー』シリーズから『山猫お断り』で語りは中村メイ子(なかむらめいこ)さん。運転手の松井さんはお馴染みのキャラクター。はるか以前に読んだこのシリーズ、挿絵は我等が「童画集団」の北田卓史(きただたくし)先生によるもので、今も鮮明にボクの網膜に焼き付いている。運転手の松井さんは病院の前でお医者さんを乗せるのだが、実はこのお医者さん、山猫なのである。ボクはこの童話シリーズ全体に流れるコンセプトが好きでたまらない。
それぞれ、人間社会で暮らす個人の裏側に、居住環境を囲む自然が強く影響している。それはボクがその昔、地下鉄や電車の中で、人々の表情の裏側にある獣としての正体を発見するときの喜びに似ているのだ。実はボク、運転手の松井さんの正体も知っているのだが、それはこの本を読んで確かめていただきたい。それにしても、中村メイ子(なかむらめいこ)さんの語り、物語を実に表情豊かなものにしてくださる。
 風雨が強く、ときどき窓ガラスが雨に打たれて鳴っている。決して寒いことはないが、首都圏の花見の見ごろがちょっと気になる。
 有線放送の落語チャンネルでは柳亭こみち(りゅうていこみち)さんの『百川』(ももかわ)をやっている。この、ちょいと難しい根多を、注目の女子落語家がいかに語るか興味がある。と、電話。デザイナーのマモさんからだった。ボクは恐縮しながら事情を説明して、電話を後にしていただいた。さて、こみちさんの『百川』だが、名人、三遊亭圓生(さんゆうていえんしょう)師匠に強く影響されていると感じた。いや、もしかしたら小三治(こさんじ)師匠の影響かもしれないが、そもそも、小三治(こさんじ)師匠も圓生(えんしょう)師匠に影響されているのだ。この『百川』という根多、演者それぞれの味が出て面白い。
 透析中、眠いはずなのに、ちっとも眠れず、ラジオの梯子ばかりしている。すると、スマトラ沖で巨大地震発生というニュースが入る。マグニチュード8.6というから、でかい。反射的にボクは2004年のスマトラ沖超巨大地震と津波を思い出す。記憶に間違いがなければ、28万人という命が犠牲になった大震災だった。マグニチュード9.1は東日本大震災のマグニチュード9.0をしのぐ。専門筋(せんもんすじ)からの発表はないので、無責任なことは書けないが、今夜の自信、2004年の超巨大地震の余震ではあるまいか。マグニチュード8.6というエネルギーは、マグニチュード9.1の6分の1。東日本大震災から8年して、この日本列島近辺で、そんな巨大余震が発生するとあれば、安穏とはしていられない。日本が深層地下調査船「地球」を建設したことからも想像できるように、この地球、やっぱり活動期に突入しているのだ。
 雨に濡れて、透析からの帰り道。風はおさまっているので、
「春雨じゃ、濡れていこう」
の気分でのんびりと歩く。けれども、ボクに傘をさしてくれてるコボちゃんは大変。ふたり分の大きな傘は重たいのだ。
▲ 春雨や傘にピンクのびら配り

0412・木・
 世間が春めいている。というわけで、今朝もボクは朝寝坊。「おはよう一直線」の運勢占いも、またまた聞き逃す。
 NHKラジオ第二、「お話の旅」は寺村輝夫先生の『にせものばんざい』。寺村先生の作品だから、主人公はもちろん王様。それを橋爪功さんが語るのだから面白いに決まっている。王様が王冠をかけてオートバイレースをするのもナンセンスだし、その王様がコックに王座を乗っ取られるのもナンセンス。ひさびさ、寺村先生の息吹に触れることができて幸せだった。寺村先生、きっとあの世でも王様をやっておられるのだろうな。
 窓を開放したまま仕事を続けている。こうした季節のくることを、ずっと祈って待っていたのだ。おかげで仕事もはかどっている。風を感じながらの頭脳労働。こういう瞬間、いちばん幸せを感じるのかもしれない。
 腫瘍内科(しゅようないか)というカテゴリーがあるという。そこで使われるのが分子標的治療薬。外科的方法ではなく、分子レベルで癌細胞のアキレス腱を攻撃しようという治療法であるらしい。癌の個性に合わせて治療薬を選ぶ。注目すべきはこの点だろう。ただし、そのアキレス腱が明確でないと薬も選ぶことができない。また、ときとして顕著な副作用の現れることもある。日進月歩の医学である。たとえ耳学問であっても、最新の医学情報には注目していたい。
 夢中でキーボードを叩いていたら、夕方を過ぎている。甘いミルクティーでエネルギー補給をして、コボちゃんとアルルとで豪徳寺へ向かう。ポケットラジオでは巨人中日をやっている。風は冷たくなっているが、歩いていると暖かい。
 豪徳寺へ向かう目的はただひとつ。それは駅前の中華料理テイクアウト、「好吃」(はおつ)で売られている800円の老酒(らおちゅう)。10年もので、正真正銘の中国老酒が、たったの800円なのである。もちろん料理もお願いする。海老チリソースと八宝菜を注文し、ボクはアルルと並んで椅子で待機。コボちゃんが買い物から戻るのと同時に料理も出来上がり。今夜の前菜は鶏肉のネギソース。老酒を2本ぶら下げて、夜の道をわくわく帰る。これから、夜のニュースなどBGMに乾杯し、老酒の酔いを借りて、一夜だけの中国人になるのである。
 今週の「ラジオ深夜便」、ナイトエッセイはC・W・ニコルさん。1970年代からボクが注目している作家である。最初は日本人のライターが外国人風のペンネームで活動しているのかと思っていた。72歳の彼はウェールズの人。22歳で日本にやってきて、とうとう日本の国籍を取得。今は黒姫の赤鬼として、森林整備など、自然環境の啓蒙活動に命をかけている。一度だけ、彼の原作の人形劇で、宣伝美術を担当させてもらったことがある。いつか、お目にかかりたいと切望しているのだが、残念ながらまだ実現していない。今夜は彼のナイトエッセイの最終回。4日間、いい話を聞かせていただきました。おやすみなさい。
▲ この風もどこかで花を散らしてる
▲ 霞むほど散らせや桜南風

◇ バーチャル四国八十八カ所コース  35番、清滝寺を夢想参拝、通過しました。
   次は36番、青龍寺。 あと26,327歩です。 現在の歩数865,073歩。 1周目挑戦中!

0413・金・
 春眠モードと老酒のおかげで、今朝も朝寝坊。ぼんやりとした頭で、本日の13日の金曜日に、もしも北の国が、この日を選んでミサイルを発射するとしたら、素晴らしくいい趣味だなぁ、なんて考えていたら、8時過ぎに第一報。TBSラジオの「スタンバイ」、「日本全国8時です」で小沢遼子さんが北朝鮮について語っていたタイミングだった。米韓からの情報だけで、日本国政府からの発表がないのはおかしいと思っていた。そうしていたら、やがて田中家の婿さんがたどたどしく、北朝鮮からの飛翔体を1分間確認したとレポートしていたので、あ、これは失敗したな、と直感したら、案の定。やっぱりミサイルは人工衛星にはなってくれなかったのだ。北の国の宇宙委員会、どんな発表をするのだろう。
 ただひとつ、ボクの気になるのはミサイルがどんな原因で空中分解したか、である。燃料漏れか、それともシステム異常を察知しての自爆か。もしも北の国が独自の判断でミサイルを自爆させたのであるならば、近隣諸国に配慮した北の国の英断であると賞賛してもいい。打ち上げ花火に失敗した北の国、今度は地下で花火を仕掛けているらしいが、これが失敗したらどうなるのだろう。この花火、水爆との噂もあるから、とんでもない失敗だけはやらかしていただきたくはない。
 北の国、どこか昔の我が国に似ている。ひとつ立場を移して見れば、北の国の主張が見えてくる。どうしてアメリカとロシアは核兵器を保有して許されるのか。どうして英仏、中国は核兵器を保有しながら人工衛星を開発して許されるのか。どうしてインドやパキスタンの核保有は見逃されているのか。ましてや、イスラエルの核保有という公然の秘密をアメリカはいかに説明するのか。IAEAのダブルスタンダード。核拡散条約の嘘。北の国は面白くなくてたまらない。核とミサイルがあれば、デカい面(つら)をしていられるならば、オイラの家にも欲しいよぉ。この気持ちはわからなくもない。なのに、世界中がよってたかって北の国を悪者にしている。だったら、だったら、もっともっとグレてやる。そこでますます軍備を補強して、世界を相手に勝てない戦争を仕掛けるのだ。いけいけ、うおぉ。世界情勢を知らないということに勝る武器はないのである。ね、昔の我が国によく似てはいないだろうか。
 地上最強の美女、声優の山下智子さん情報によれば、本日は辰年の辰月の辰の日であるらしい。これは13日の金曜日よりもはるかに強力。きんぐぎどらも真っ青である。うん。だから北の国も空飛ぶドラゴンのテポドンを飛ばした、というわけだ。でもなぁ、日本人の耳にとっては、テポドンって、天丼(てんどん)みたいで、あまり強そうには聞こえないんだよね。
 ゆうべの仕事、ゆうべの歩き、ゆうべの酒が影響したのか、午前中はまるで役に立たない。この無力感は決して、北の国の人工衛星失敗の反動ではないと思う。
 午後から活動開始。陽気がいいので、サンルームの窓と、ダイニングキッチンの扉を全開にして、ゆったりと風を通してパソコンに向かう。キーボードを叩いている間に、冬の間によどんでいた空気を一掃してやるのだ。
 透析中はラジオの梯子。プロ野球中継はNHKラジオで、日本ハムVS楽天。ハンケチ王子と田中マークンの投げ合いである。これはたまらない。と、夢中になっていたら19時10分、福島県を中心に震度4の地震。震源は福嶋沖、深さ20キロ、マグニチュード5.9。透析質のベッドもかなり揺れていた。続いて17時16分、33分に同じ震源で立て続けに地震あり。巨大ナマズの息子の大ナマズの、そのまた孫ナマズたちは、まだまだ暴れるつもりらしい。
 東京FMでは柳家喬太郎(やなぎやきょうたろう)の「キンキラ金曜日」。J-Waveの-Jam the World-、-Break Through-ではキンキンこと、愛川欣也(あいかわきんや)さんが出演しておられた。プロ野球とFMをいったりきたり。キンキンは昔とちっとも変わらない。青春時代のボクらを熱狂させた当時の熱血漢そのもの。変わり果てた今のテレビを離れ、ネットテレビを創設して自分の番組を立ち上げた。その有料契約数は1週間で1万件とはさすが。まだまだ日本、捨てたもんじゃない。キンキン、とてもご多忙な様子だが、声のバイブレーションがちょっと気になって、たまには健康診断を受けていただきたいな、と思ったりもした。
 透析より帰宅して「好吃」(はおつ)の山椒(さんしょ)ラッキョウをかじりながら老酒(らおちゅう)をチビリチビリとやる。でも、耳はコボちゃんの悩みを聞いている。人間関係。人はその波紋の中心にいるとき、波の形を見ることができない。でも、離れていると、水面を広がる波の観察は容易だ。そこで、コボちゃんの代理としてのボクが、ドラマの登場人物の心理を分析するわけだ。コボちゃんの話を聞けば、それぞれのキャラクターが浮かび上がってくる。心理学は心理学者の数だけ学派が存在するといわれるが、ボクにもボクの心理分析がある。行動のパターンから、個人の心理地図を描いていくわけだ。そうしているうちに、コボちゃんの苦悩は軽減する。もしも道に迷うことがあったら、もうひとりの自分を空中に飛ばしてやり、ほんの少しだけ上空から自分を観察させる。そうすれば、自分の置かれている位置や環境が見えてきて、いくべき方向がわかってくるのだ。と、ちょっと生意気なことを書いてしまった。あはは。
▲ 惜しいかな知らぬ間の花吹雪

0414・土・
 これは春のせいなのだ。決して老酒(らおちゅう)のせいではないのだ。と言い訳しながら今朝も朝寝坊。判で押したように5時に起きていたのに、これはナンタルチア。
 朝のティータイム。BGMはNHKの「ラジオ文芸館」。今朝は松本清張の『証言』。途中まで聴いていたコボちゃんのため、結末まできっちりと聴いて、ストーリーを頭にたたきこんだ。でもね、本当をいうと、ボクは推理小説が好きではない。どんなタイプの推理小説でも、作り物の印象が強く、決してリアリティーを感じないのである。
 雨音を背景にキーボードを叩いていたら、音声腕時計のアラームが鳴る。放送時間が変更になったNHKラジオ寄席、「真打競演」が始まるのだ。今朝はウクレレ漫談のピロキが笑えた。客席も異常なほどに受けていて、ピロキさんご自身も、ちょっと戸惑っている印象。このピロキという芸人さん、ほのぼのとした笑いを誘うタイプで、決して爆笑型ではないのである。落語は若手による『堪忍袋』。よく知っている根多(ねた)でも演者が変われば面白さも変わる。それが落語の醍醐味である。やっぱりラジオ寄席、聞き逃してはいけないね。
 土曜日のTBSラジオ、13時からの久米宏の「ラジオなんですけど」が面白い。あまり面白くて、ついつい耳を奪われてしまうので、いつもはあまり聴かないようにしている。でも、たまたま渋谷地図という特集を耳にしてしまい、渋谷暮らしをしていたボクは猛烈に刺激されてしまった。実は、いつか渋谷の思い出を物語にしようとメモしていたくらいなので、すぐにメールを投稿した。以前も久米宏さんに自分の投稿を朗読してもらい、嬉しかったことがあったのだ。青木裕子軽井沢朗読館館長や読夢の会の山田誠浩アナウンサーに自分の文章を朗読していただいたときの快感も格別だった。というわけで、あわてて書いた文章だったので、見事落選。番組で取り上げてはいただけなかったので、口惜しいからここで紹介させていただく。ううん。口惜しい。
 小生、1968年から72年まで、渋谷区渋谷という場所に住んでおりました。慶應義塾の学生から、イラストレーターとして活動を始める、足掛け5年間の渋谷暮らしです。当時は渋谷西武ができたばかり。まだ、パルコなど、影も形もありません。公園通りにはやっと「時間割」など、未来の賑わいを思わせる、ちょっと洒落た喫茶店や店が現れ出した頃です。
 渋谷には幼い頃から縁がありましたから、思い出は語り切れないほどありますので、今回は喫茶店についてだけ語らせていただきます。小生は喫茶店マニア。毎日、必ず喫茶店の扉をくぐっておりました。利用した喫茶店は数々ありますが、渋谷駅前でよくお世話になったのは、「サンパウロ」。ここは慶應義塾大学マンガクラブの例会の集合場所でもありました。山手線の線路下、「すーるぼん」のマダムは超美人で、今もお顔は忘れられません。そして、秀逸は渋谷東映の入り口横の螺旋階段を上がった、「ル・バトル・バトー」。船を模した内装がとてもお洒落で、たちまちハートを持っていかれ、デートといえば必ずここを選び、イラストレーターとなってからは、打ち合わせは必ずこの店に決めておりました。
 青山通りでは「ローランサン」。おそらく、本物だと思うのですが、ローランサンの版画が飾ってあって、ここのマダムも美人でした。そして、仁丹ビルの隣の「ミラ」。学生時代、地下と中二階の作りが気に入って連日のように通っているうちに、とうとうマダムに誘われて、アルバイト店員になってしまいました。このビルの上が某有名芸能プロダクションで、役者さんやタレントさん、歌手のお客さんがよくおいでになり、働きながら、内心でキャーキャーとミーハーをしておりました。
 還暦を超えた小生ではありますが、今でも初夏を過ぎて、店に冷房が入るようになりますと、若き日々にお世話になった、それら喫茶店の冷えた空気を懐かしく思い出します。
 特筆すべきは、それらの中には、小型犬のマルチーズの同伴を許してくれた店のあったことです。当時の小生は、渋谷の街を白いマルチーズを肩に乗せて歩くことがあり、そんなとき、小型犬同伴を許してくださった店の存在は、本当にありがたいものでした。
 渋谷地図という企画で、渋谷の話題に胸がキュンキュンと鳴りっぱなしで、とうとう自分も参加させていただくことにした次第です。
世田谷のエムおじさん拝
 関西電力、大飯原発が再稼動されようとしている。おいおい。本当にそれでよいのか。計画があるだけで実施されていない安全対策を根拠としている曖昧な理由での官僚ロボット内閣の決定など、国民が支持するわけがない。原発再稼動議論については、必ずしも絶対反対ではないが、条件がある。いずれにせよ、原発は人類を破滅に導く可能性のある危険な存在。将来の放射性廃棄物処理の対策も含めて、これからの原子力行政は慎重さを要求される。それなのに、官僚ロボット内閣は、あまりに頼りない。このままでは、日本はいつか沈没するであろう。そう。永田町と霞ヶ関が、この国を沈没させるのだ。
 プロ野球、雨で中止になったゲームの影響で、セリーグでは松山の坊ちゃん球状でのヤクルト広島のラジオ中継をやっていた。けれども、一方的なゲームで緊張感には乏しい。どちらにせよ、双方ともボクが応援している球団だから、あまり面白くない。というわけで、ラジオを消して積み残しの仕事を仕上げる。
 夜が更けて、ホッとウィスキーをやりながら、ラジオ第二の「朗読の時間」再放送に耳を傾ける。宇野浩二の『蔵の中』という作品、どこか身につまされる部分がある。この人の女性観、女性遍歴に共感している自分がいるのだ。いや、むしろ懐かしい印象さえある。幼馴染が芸者になったりするのを聴いていると、自分も学生時代に、赤坂の美しい芸者になった幼馴染と初詣したことを思い出したりして、ボクはしみじみとウィスキーのグラスを傾けるのである。
▲ 島国を襷渡し(たすきわたし)の桜かな

0415・日・タイタニック号沈没の日・
 100年前の本日、タイタニック号が沈没した。YMOの細野忠臣氏の祖父が日本人唯一のタイタニックの乗船客であったと聞いたことがある。そして、奇跡的に生還したのである。もしも亡くなられていたのなら、YMOは存在しなかったかもしれないのだ。
 猛烈なる朝寝坊。ケータイ君の目覚ましコールも、音声腕時計のアラームも、まるで効果なし。7時まで寝てしまったので、6時からの志の輔(しのすけ)ラジオも、6時半からの藤沢周平傑作選も聞き逃す。連続朗読『零落』の3回はどんな展開だったのだろう。もしや最終回だったら、顛末がわからないままになってしまう。
 冷えたヤクルトなど飲みながら、キーボードを叩いている。あまり時間がないので、ルーティーンワークをするだけでやっと。気になっているのは猫バッシング、猫批判。猫いらず、なんてこともいわれている。しかし、噂が真実であるならば、問題にされても仕方がないかもしれない。猫とホリエモンって、どんな関係があるのかしら。猫とドラエモンだったら納得できるのだが。
 稼動原発をゼロにしたくない意向が永田町にはあるらしい。経済界が官僚ロボットたちを恐喝したらしい。原発を動かさなければ経済が大変だ。でも、またもや原発事故が起きれば、日本の経済など、根こそぎ吹っ飛んでしまうのだ。経済屋さんの弱点は貧弱な想像力。事前のタラレバと、後悔のタラレバは天と地ほどの開きがあるのだ。
 午後、デザイナーのマモさんにエスコートされて、キッド・アイラック・アートホールへ。山下智子さんはリハーサル中。ウォーミングアップをしている彼女に美しきプロフェッショナルを感じる。
 地下のブックカフェ槐多でランチをしようと思ったら、コーヒーとケーキのセットしかない。でも、それで充分。新しいスタッフは以前、ダイアローグ・イン・ザ・ダークのスタッフだった人。他にお客もいなかったので、カウンターをはさんで、親しく会話をする。愉快だった。
 ホールで山下智子さんの源氏物語の語りが展開される。ストーリーの重要なターニングポイントであるといった彼女の言葉通り、いつもに増して迫力と重厚感があった。貞観地震で撹拌されて以後の当時の日本列島、天変地異があり、日食があり。最愛の人を失った光源氏を描きながら、天然自然と歴史と世相が無関係でないことが示唆されていた。
 打ち上げはブックカフェ槐多で。メンバーが愉快で料理がおいしければ、ワインはうまいに決まっている。真面目な意見交換からジョークまで、言葉が弾んで唾が飛ぶ。ああ、面白かった。
 迎えのコボちゃんが運転するクオリスまで山下智子さんがエスコートしてくれる。アルルは大喜びで挨拶をする。コボちゃんに、和服姿の美人女優にエスコートされるとは、なんたる贅沢とからかわれる。
 途中、某有名スーパーで特上握り寿司を購入。夜も遅いのに、たった200円引きとは強気な店。これが有名スーパーのプライドなのかもしれない。
 ボクを迎えにくる以前、コボちゃんはアルルを連れて豪徳寺まで散歩したと報告。アルルはいつもの花壇にいきたくて仕方がない。花壇で一休みしていると、ネパールの女性がアルルと並んで記念撮影を希望したとか。真っ黒でも、アルルは愛らしいのだ。花壇では、昨日の雨の影響で、一気にチューリップの茎が伸びていたらしい。暖かな日曜日だったから、きっと世間は葉桜で最後の花見を楽しんだのだろう。
 帰宅して、有線放送の落語チャンネルをBGMに渋い煎茶で寿司をつまむ。コボちゃんがとっておきの白ワインを開けてくれたのだが、アルコールは既にボクのキャパを越えていたのだ。
▲ 花の下一気に伸びてチューリップ




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