全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2011年9月12日~18日
☆ この日記は、透析患者が病人ではなく、機械が腎臓の仕事をしてくれる以外は、一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、漢字や熟語、固有名詞には振り仮名がしてありますが、漢字の難易度とは関係がありません。これらの振り仮名は視覚障害者のための音声モニターを容易にするためのものです。

0912・月・中秋の名月・
 軽井沢朗読館館長、青木裕子さんから電話。談志師匠(だんしししょう)のご実弟、高松社長の立川企画で、噺家(はなしか)さんたちと仕事をされたとのこと。その際、高松社長から立川談志(たてかわだんし)師匠の朗読CDをいただいたとかで、面白かったという。この朗読CD、高松社長にお断りして、ボクの方に回ってくることになった。今から楽しみである。
 昼間の暑い時間に外出。コボちゃんと遊歩道を選んで歩き、経堂駅へ。さて、この遊歩道の工事、まだ終わらない。ときどき、のんびりとした声が聞こえ、何やら作業を続けている様子。どうして、もっとスピーディーに仕上げられないのだろう。時間がかかった分だけ、手間賃もアップするのだろうか。ボクにはどうも、世田谷区と業者の間に密約があるような気がしてならない。もちろん、そんな密約があるとしたら、保坂現口調の就任前のことに決まっている。
 旭川医大の笹島教授の東京での診察病院が変わった。新宿の石川病院が東日本大震災の影響で、建物の耐震対策の再考が必要となり、そこでの診察ができなくなってしまったとのこと。新しい病院は大手町ビルの地下。そこで両脚のエコー検査を受け、笹島先生から診察を受けた。手術から6年が経過して、何事もなく順調。不思議なほどの回復ぶりと、先生も驚いておられた。
 そうおっしゃる笹島先生は、もっともっとお元気。ボクより1年先輩の笹島先生には、いつまでもお元気でいていただきたい。これからも、救っていただきたい患者が次々に現れてくるからだ。今のボクのこの元気、6年前に笹島先生からいただいたもの。もしも、透析室の担当医のいう通り、両脚の切断などしていたら、今頃はボクの命はない。笹嶋唯博教授の執刀のおかげで、今のボクは歩く喜びを心から味わえるのだ。もしもこのブログをお読みで、閉塞性動脈硬化症でお悩みの方をご存知で、もしもその方が下肢切断の脅威にさらされておられるとしたら、ぜひとも、北海道は旭川医大の笹嶋唯博教授をネット検索して、連絡するようにお勧めいただきたい。特に、足首から下の血行再建手術ができるのは、笹嶋唯博先生のチームだけなのである。
 ビルの外に出ると、暑い。本日の最高気温は32.5度。その値を測定した気象庁は、すぐそこにあるのだ。となると、ボクたちは、いちばん暑い東京を経験したわけだ。
 新宿駅を降りると、小田急線は成城学園前での人身事故で止まったまんま、動く気配がない。でも、ボクはコボちゃんに大丈夫と太鼓判を押す。というのも、ボクらの降りる経堂駅は特別な駅。必ず、経堂駅との間で、往復運転が開始されるからだ。と語っているうちに、改札口でアナウンスがあり、ボクらは経堂までの各駅往復電車で帰宅できたのだ。ところで、これはボクの気のせいかもしれないが、最近の小田急線、人身事故が目立つように思う。コボちゃんといつも話題にするのは、小田急線のホームに駅員のいないこと。では、どこにいるかといえば、改札口の裏側の事務所。最近の駅員は、自動改札口や切符の自販機の管理に多忙で、ホームの安全管理には手が回らないらしいのだ。
 喉が渇いた。駅前のピーコックでオレンジジュースを求めて歩き回る。でも、世の中ではオレンジジュースなど流行っていないらしく、どこにも売っていないのだ。ああ、粒粒の入ったオレンジジュースが飲みたいよぉ、とうろついていたら、自販機にドクターペッパーを発見。たちまち心変わりをして、ボクはそのチェリーフレイバーを楽しんだのである。
 このシーズン、透析前の時間、大相撲中継を楽しみにしている。けれども、秋場所初日のチケットが売れ残ったとのニュース。3700枚とはワーストな記録であるらしい。世間は八百長の影響と受け取るであろうが、そうではない。大関だった魁皇(かいおう)がやめて、大関と横綱は外国人ばかりになってしまった。今後、魁皇(かいおう)のような関取が出現しない限り、大相撲人気の復活はないかもしれない。ご覧になったことのない向きには、ぜきともお勧めする。本物の大相撲を観るように。そうすれば、たちまちその魅力の虜になるだろう。
 透析中、ぼんやりとニュースを聴いていたら、悲惨な出来事。軽自動車がイノシシの親子の行列に突入。親イノシシ1頭と子イノシシ8頭の、全部で9頭のイノシシを轢き(ひき)殺してしまった。とはいえ、相手もイノシシ。軽自動車は大破し、運転手は鎖骨を骨折。さあて、気の毒はどちらだろう。ボクはね、やっぱり気の毒はイノシシ親子だと思う。
 透析からの帰り道、コボちゃんは中秋の名月に見とれている。自分の月影ができるこど、すっきりとして美しい満月であるらしい。聞くところによれば、中秋の名月がぴたり満月であることは、そうそうないことらしいのだ。ボクも昔、月明かりを歩くのが好きだった。水のように流れる月光の下を歩けば、人は今まで見たことのない不思議を目撃するかもしれない。
 帰宅したら、ラジオニュースでグラウンドゼロにおける追悼式典をレポートしている。オバマ大統領が旧約聖書から引用しての演説を録音で流すのだが、ほんの一言だけ。おいおい。そんなんだったら、流さない方がいい。同じように、ブッシュ前大統領が、リンカーン大統領の書簡の一説を披露したらしいのだが、これも内容が伝わってこなかった。
 グラウンドゼロ。ナインイレブンから10年。その間、アメリカという国は、アフガンやイラクを戦争とテロの焦土としてしまった。ブッシュ前大統領のテロとの戦争宣言が、この惨禍をもたらしたといっても過言ではないだろう。このナインイレブンの真相が、いつか解明される日がくるのだろうが、そのとき人類は何を知ることになるのだろう。国際社会は、ボクらに見えているほど単純ではないような気がする。アメリカ大統領を見ていると、欲望と野望と、そして宗教のロボットのような気がしてくるから不思議。
 コボちゃんがピーコックで美味な豆腐を見つけてきた。その冷奴でビールをやりながら、「ラジオ深夜便」のナイトエッセイ、本のソムリエのトークに耳を傾ける。日付が変われば、藤沢修平作品の朗読が始まる。『海鳴り』の第71回目。思うに、藤沢周平という作家は、本当の悪人を描かない。いや、たとえば、ピーターパンのライバルであるフック船長のような、ステレオタイプの悪役は登場させない。実際の暮らしを見れば明らかなように、この世に本物の悪人など存在しない、という作者のメッセージであるような気がする。
 藤沢周平の次は桂文楽(かつらぶんらく)、三笑亭可楽(さんしょうていからく)、桂三木助(かつらみきすけ)の往年の名作落語をMDで楽しんでから眠る。本日は仕事、あまりはかどらなかったなぁ。
▲ 真夏日の百葉箱は気象庁

0913・火・
 昨日の暑さでやられたのか、今朝のボクは朝寝坊。活動開始は6時半で、落ち着いてコーヒータイムまでの執筆ができなかった。
 午前中、パソコンに向かっていると、気持ちのよい風が部屋を吹き抜けていく。こういう瞬間、過去から今までの数々の夏の場面が、ボクの脳裏を通り過ぎていく。窓を解放して、真夏の外気温で仕事をする心地よさ。この快感は、繁華街のデパート以外、エアコンなんか影も形もなかった少年時代に味わった感覚。これを今でも喜びとできる自分の肉体を褒めてやりたい気分になる。来客以外、ボクは冷房の必要をあまり感じないのである。ああ、でも、イヌのアルルとキジバトポッポのために冷房を入れることはありますよ。
 ゆうべのニュース。とある被災地の地方自治体、仮設住宅などで暮らしている高齢者に安全キットというものを配布。プラスティックのカプセルで、中身は所有者の健康についてのデータ。無論、緊急時の連絡先や、かかりつけの医院もメモしてある。面白いというか、感心したのが、その保管場所。なんと、冷蔵庫なのである。扉には、安全キットのステッカー。緊急自動車が到着して、救急救命士が冷蔵庫を開けさえすれば、必要なデータは揃うのである。これはグッドアイデア。考えた人は賢者。
 フランスの核廃棄物質処理施設での爆発は原子力事故ではなく、単なる産業事故であるとし、フランス政府は事態の終息を宣言した。まあ、原子力を国策とするフランスでは、速やかに事態を終結させたいのだろう。周辺の住民の避難もなく、放射性物質の漏洩もないとされている。人為的事故の可能性が最も考えられるとはいえ、ボクはテロも疑わないではない。爆発した溶融炉が電気式なので、爆発原因を疑問に思うのだ。いずれにせよ、フランスはひたすら事件の全貌を秘密にするため、こうした疑惑を生じさせるのだ。フランス政府の対応がいかなるものでも、既にフランス国民の大半は反原発に動いている。福島の次に、国内の原子力関連施設が爆発すれば、その結果は当然だろう。とにかく、原子力に対して、我々は賛成反対の立場を超えて、事実を的確に把握する必要がある。
 相も変わらず(あいもかわらず)ロシアが日本を挑発している。北方領土周辺でロシア空軍機が10回。その度に航空自衛隊の迎撃戦闘機のスクランブル発信を迫られている。これらの挑発も、野田内閣の防衛大臣の発言が発端とすれば愚かなこと。閣僚ともなれば、軽率な発言は辞任を迫られるだけでなく、国の安全をも損なうことになる。おお、口は災いのもと。
 神世界(しんせかい)の教祖が億単位の宝石類を保持していた。また、役員報酬は6年間で15億円というから驚き。それぞれのヒーリングサロンの雰囲気はすこぶる親切で、猜疑心を払拭するものであったらしいが、狐が相手だろうと、先祖の霊が悪さをしていようとも、それらがお金で解決できるわけがない。そもそも、霊的な能力は金を目的とした瞬間から無力化する。金を要求する霊媒師も教祖も、すべて偽者であるから、それさえ理解していれば、騙される(だまされる)こともなくなるはずなのだが、それでもこれだけの金を集めるというのは、よっぽど言葉が巧みなのであろうか、それとも人の心が不安定なせいか。
 明日の朝が停電なので、今夜のうちに仕事をしておくつもりで、ずっとパソコンに集中していたが、時計を見ると、FM-J-WAVEは「ジャム・ザ・ワールド」のフィフティーンミニッツの時間である。慌ててラジオをつけると、よーく知っている声が聞こえてくる。ケンちゃんである。先日、官邸から追い出された菅直人の側近として、内閣広報室の担当審議官に、首相自らに求められて就任した、ボクの親しい友人である。このブログでも折に触れて語ってきたが、官邸内部で起きていることと、外部での受け取り方には大いなる齟齬があって、そうしたボクの疑問に、ケンちゃんのインタビューは見事に答えてくれていた。就任中、菅直人が繰り返し語ってきたように、いずれは歴史が証明する。その証人のひとりとして、下村健一の活躍する時代を予感させるものがあった。
 放送直後、ケンちゃんにメールを入れると、たちまちのレス。まさか、ボクが聴いているとは思わなかった、とのこと。いえいえ、エム ナマエは地獄耳なのだ。ことに、傾聴すべき放送は、天からのインスピレーションにより、すべてカバーしているのだ。だから、ラジオについて、何か知りたい向きは、このブログを開けばよいのだ。がはは。
 コボちゃんの見つけた純国産の大豆を使用した豆腐にはまっている。甘くて濃厚で、柔らかくて歯ごたえがあって、冷奴にすると、たまらない。そいつと、胡瓜のサラダ、ウィンナソーセージのボイルしたものをマスタードだらけにして肴とし、ビールをやったりとったり。ここ、冬だったら、日本酒になるわけです。で、足元にはアルル。そういう一家団欒の雰囲気に触発されたのか、夜中で真っ暗だというのに、キジバトポッポは新聞紙の運動場で軽くはばたき、ボウボウと歌い始めた。宵っ張りばかりの我が家族に影響され、山鳩のポッポまで、宵っ張りになってしまったらしい。
 熱帯夜なのだが、外気温で眠る。暑くてたまらなくなったら、扇風機という強い味方がおるのじゃ。うほほい。
▲ 遠ざかる夏の気配に鰯雲

◇ バーチャル奥の細道コース 金沢に到着、通過しました。
     次は小松。 あと、57,615歩です。 現在の歩数3,182,385歩。 1周目挑戦中!

0914・水・
 5時半から8時までの停電で朝の仕事ができなくなり、思い切りの朝寝坊。目覚めたのは8時過ぎ。
 朝のいちばんいい時間を逃したので、どうも仕事に集中ができず、なんとなくボンヤリとしている。
 小さな漁船による脱北者(だっぽくしゃ)が話題になっている。命懸けの脱出である。北の国では、いかなる小型の船舶も完全に管理されているという。それを盗み出し、警戒の目を盗んで家族親戚を連れての脱出である。その背景に何があるかはいつか明らかにされるのだろうが、北の国の崩壊もそう遠くないと思ってしまうのはボクの早計だろうか。
 国会の論戦、馬鹿馬鹿しくて耳を覆いたくなる。与党も野党も議論の標的は政局のみ。こんな議論をいつまで続けていても、被災地の復旧復興は遅れるばかり。それどころか、この国が沈没するのではないかと心肺になる。どうしてこんな議員しか国会にいないのだろう。理由は簡単。我々の投票意識に原因があるのだ。我々の義務は投票をすれば済まされるのではない。本当の責任は、その選んだ人間を育てることにあり。世論操作やマスコミの論調に付和雷同してはならないのだ。
 マキコ特派員からまたまた面白い情報。盗難に遭いペットショップに売り渡されたヨウムが、店を訪れた飼い主に気づき、無事に手元に戻っただけではなく犯人逮捕に貢献したという話題。可愛がっていたヨウムを盗まれ、悲しみにくれる飼い主ウォンさんがペットショップを訪れると、一羽のヨウムがせきを切ったように喋り出した。感動の再会を果たしたウォンさんいわく「店主がいくら促しても一言も喋らなかったのに、私の顔を見た途端、喋り出して止まらなくなった」と語る。店側がヨウムを売った男の名前と住所を控えていたため、犯人はすぐに逮捕された。この賢いヨウム、飼い主を見つけただけでなく、犯人逮捕にも協力したことになる。ヨウムは人気の鳥類。動物行動学でノーベル賞に輝いたコンラッドローレンツ博士の著書にも、これら賢いヨウムの例がいくつか紹介されていた。いわく、ずっと行方不明だったヨウムが戻ってきた途端、脱走してから帰還するまでの年月を、順をを追って語り、その即席をたどったところ、ヨウムの語る物語はすべて事実であると検証された。ヨウムは人間の口真似をするばかりでなく、それら意味を理解し、会話も成立するという。ヨウムは長生きで、50年は生きるという。ただし、その生涯に一度、徹底的な反抗期が訪れるらしく、そこで前述したような脱走劇が展開されるのかもしれない。話は代わるが、オウムはヨウムよりも長生きで100年は生きるといわれている。海賊フック船長の肩で威張っているオウム、実は代々の海賊から受け継がれたものであるのかもしれない。余談をもうひとつ。我が家のキジバトポッポも28年は生きるといわれている。となると、間違いなくボクよりは長生きになるわけだ。
 いつもの透析。FM-J-WAVEの「ジャム・ザ・ワールド」、水曜日のパーソナリティーが代わることになった。来月からは堤未果(つつみみか)さん。我が友人、川田龍平君の奥様で、優れたジャーナリストとして知られるパーソナリティーである。これは楽しみ。
 今週のタケムラ先生のグローバルセンサーは音の話題。人間はもっと聴覚を洗練させたらよい、というコンセプト。これには盲人として、大賛成である。音を大切にできない文化文明をボクは評価しない。こと、音に対して最も繊細な感覚を有するのがモンゴルの人たちではないだろうか。先日も、そのことを永六輔さんが主張なさっていた。「ラジオ深夜便」のナイトエッセイでも馬頭琴とモンゴルの歌が紹介されていたが、ボクはモンゴルの平原に広がる音の世界に、今は最も心を引かれている。
 音の波動は生き物にとって、コミュニケーションの最大のツール。人間も鯨も、空気と水の違いはあれ、音の波動によってコミュニケーションをはかっている。そう思った瞬間、ボクはおおたか静流さんの明治神宮の森でのコンサートを思い出した。晩夏の森で、静流さんが歌い始めた瞬間、森中のヒグラシが一斉に鳴き始め、静流さんの声とコーラスとなったのである。このときの感動は今も忘れられない。
 帰宅してコボちゃんとビールを呑む。話題はコボちゃんが胡麻虫を見つけられないでいること。あれほどに、この部屋の空間を自由自在に飛び回っていた体長2ミリの可憐なマイクロ天道虫も、とうとう命が尽きたのだろうか。あんなにちっぽけな虫が、ボクらの生活に楽しみを与えてくれたことに感謝しているが、コボちゃんは少し悲しそう。もちろん、胡麻虫の姿が消えて、ボクも実に寂しいのだ。
 「ラジオ深夜便」のワールドレポーターはメキシコの酒井美樹さん。彼女、カンクンからご亭主のご実家のある高地のプエブラという町に引越しをした。今夜の話題はメキシコ人の歌好きのこと。ただし、ボクらが想像するような、たとえばトリオロスパンチョスのように歌の上手な人は少ないという。むしろ、みんなが音痴であるらしいのだ。だから、カラオケで鍛えられた日本人が歌を歌えば、たちまちスターになれるらしい。これは意外なレポートで愉快だった。
▲ 蛍光灯夏と一緒に消えた虫

0915・木・
 5時半に目覚め、寝惚けた頭で「おはよう一直線」の占いに耳を傾ける。すると、運勢は最高レベル。こいつは悪くないと思っていたら、ラッキーカラーを聞き逃した。ああ、なんて不思議なんだろう。占いなんて信じていないボクが、毎朝必ずこの運勢占いをチェックしている。まあ、占いは信じないが運試しは好きなのである。
 朝、チョンワガラスの声を久しぶりに聞く。元気そうで、よかった。ボクの窓の右方向から左へ向かい、「チョンワチョンワ」と鳴きながら移動していく。考えれば、このチョンワガラスとの付き合いも長い。外で会えば、必ずボクも「チョンワ」と声をかけるのである。
 チョンワガラスが元気で喜んでいたら、コボちゃんがアルルとの散歩で帰宅。カラスの裁判を見てきたと報告をする。このカラスの裁判、コボちゃんにとっては二度目の体験。以前は盲導犬アリーナとの散歩中、このカラス裁判を目撃している。カラスがふたつのグループに別れ、中心にいる2羽のカラスを注目している。そして、この2羽のカラスは決闘をするのである。それをふたつのグループがワイワイカアカアいいながら、応援をする。どちらかのカラスが負けそうになり、逃走すると、グループも追いかけていくのである。今朝の裁判も、まったく同じ形だったという。気の毒なのが負けそうなカラス。突っつかれて、羽根がボロボロになっていたらしい。どうやら、本日はこの赤堤方面、カラスの集会が開かれているらしいのだ。そう思って耳を澄ましていたら、夕方まで、あちらこちらでカラスの鳴き交わす声がしていた。
 NHKラジオ第二の「お話の旅」はプーシキンの『金色の魚』。朗読は白石加代子さん。この人、怪談を語らせたら天下一品。さて、このプーシキンの作品とされる物語、実はヴリム童話の再話であり、ボクもその昔、挿絵を描いたことがある。まあ、欲深いばあさんが、せっかくのチャンスをゼロにしてしまうという教育的寓話である。
 昨日と同様、マキコ特派員からボクの喜ぶニュースが配信されてきた。5年前にコロラドの飼い主の手元から姿を消したメスの三毛猫のウィローが、2800キロ離れたニューヨーク市内で、動物保護団体に保護された、というもの。決め手は体内に埋め込まれたマイクロチップ。そのおかげで、この奇跡の物語が話題となったのである。ヨウムとは違い、三毛猫はしゃべってくれないから、コロラドからニューヨークまでの2800キロをいかに旅してきたかは不明。飼い主家族は、この発見を、写真で間違いなくウィローであることを確認するまでは、子どもたちには知らせなかったという。ウィロー君、たちまち世界の人気者。NHKラジオでも、しきりにこのニュースを流していた。さて、我が家のアルルもミミもマイクロチップを埋め込んであるので安心。もちろん、当人?たちはいたって元気である。
 デイキャッチをBGMに筋力運動。きっちりと自分で決めたローテーションを守る。最近、少しサボり気味で、腹筋やスクワットの回数も減らしていたから、筋肉も柔らかくなってきたので、もっと真面目にやることにした。
 NASAがスペースシャトルの後継機を発表したとメディアが騒いでいるが、これは以前から知られている、アポロ宇宙船型の延長線上にあるもので、使い捨てタイプ。あのスペースシャトルのように翼があって、ふわりふわりと地球に戻ってきたりはしない。逆噴射どころか、せいぜいがパラシュートで海面に着水するタイプなのだ。ああ、つまらん。小惑星や火星の有人探査などと大袈裟なことはいっていても、ボクらが夢見た、あの『2001年宇宙の旅』のような宇宙時代は、いつになったら実現されるのだろう。まあ、民間の航空機メーカーが、次世代のスペースシャトルの開発を始めるらしいので、そちらに期待することにしよう。どうやら、国際宇宙ステーションの無人化は避けられそうだし、その使用期間も延長されそうだし、湾岸戦争やアフガン、イラク戦争で予算を削られたNASAよりも、ロッキードのような民間企業に期待しよう。そうそう。日本もJAXAだけに宇宙開発を任せないで、三菱や日産、NECなどの民間企業が、もっともっと宇宙開発に参加していただきたい。たとえ宇宙開発に経済効果を期待できなくても、夢は間接的に人類を活性化させ、風が吹けば桶屋が儲かる式に、いつか経済も活性化されるとボクは思いたい。
 木曜デイキャッチのコメンテイタは山田五郎氏。ボクはこのパーソナリティーが大好きなのだが、彼はこの一週間で食道癌の手術を終えてきたという。食道癌のような困難な癌であっても、発見が早ければ、手術は盲腸よりも簡単だという。ボクも、毎年必ず胃カメラを呑んでいるが、肉体のメンテナンスだけはマメにやりたいものである。
 デイキャッチの17時からのニュースを中村尚人(なかむらひさと)氏が読み始めた途端、同時にボクが自動血圧計で測定を始めた瞬間、部屋が微妙に揺れ始めた。ラジオの中村尚人(なかむらひさと)記者も緊張して、地震に対する警戒態勢をとるように勧告している。揺れの印象から受けるのは、地震エネルギーの強いこと。TBSには悪いけど、直ちにNHKラジオに回す。すると、地震ではなく、気象予報などをやっている。と思ったら、地震の情報が入ってきた。東京での震度は3。震源は茨城沖、深さは10キロ。マグニチュードは6.2ということだった。ついでに報告すれば、ボクの最高血圧は121だった。
 福島を中心とした東北各地の放射能除染が最優先の課題となっているが、その効果がひまわりに期待され、ひまわりは希望の象徴とされていた。場所によっては、かなりな規模でひまわりの栽培が行われたが、結果、その効果は極めて低かった。やはり放射能除染は、土地の表面を削ることがいちばん有効とされている。ただし、それら放射性廃棄物の行き先はいまだ決められないでいる。
 夕方は豪徳寺までの散歩。いつもの花壇でマックシェイクを飲む。ごくたまに、このマックシェイクがたまらなく欲しくなることがあるのだ。
 帰り道、歩いていると、周囲の木の上、あちらこちらで幼いカラスの鳴き声。どうやら巣立ちしたばかりのカラスの子であるらしいのだ。それはそれはカラスの幼稚園児の鳴き方だった。
 もうすぐ家という場所でシベリアンハスキーの銀君に遭遇。銀君、ボクらを見つけるとはしゃいでくれて、ボクの顔をペロリとなめた。アルルも大喜びで、銀君とはしゃいでいた。
 ずっと外食を避けてきた。いつまで続くかと思っていたが、どうにも光陽楼(こうようろう)の雲呑麺が食べたくてたまらない。そこで、ついに外食をすることとなる。となると、コボちゃんは光陽楼の餃子をひとりで2人前も注文。ボクにも少しはくれたが、ペロリとたいらげてしまったのだ。そして告白する。実はふたりで、ニラレバ炒めも食べてしまったのだ。あとで、何ヶ月外食をガマンしてきたか、調べてみるのも楽しみ。
 巨人軍の原監督、来年の留任が決定した途端、だらけたのか、ヨコハマを相手に負け越している。そこでセリーグ、下克上でますます面白くなってきた。
▲ 夕焼けをじっと見つめて烏の子

0916・金・
 5時半に目覚め、少しぼんやりしてからラジオをつける。すると、「おはよう一直線」の運勢占いは終わっていて、せっかくいつもの時刻に目覚めたのに、運試しができずに残念。また少しぼんやりして、それからパソコンに向かった。原稿執筆に入ることができれば、もう他のことは考えない。今はこの作業がいちばん楽しい。
 NHKラジオ第二の「お話の旅」はシェイクスピアの『ベニスの商人』。朗読は江守徹(えもりとおる)。先日、日曜日の「文学の雫」で、同じ物語を聴いたばかりだが、やはり江守徹さん、うまい。同じ物語でも、すっきりと作品の流れが心に染み込んでくる。語り手が誰であるかは大きな要素である。余談だが、これは以前の録音の可能性が高い。
 日本語の乱れが問題になっている。とはいえ、「ら抜き言葉」は完全に定着してしまった。野球解説など、ら抜き言葉の乱れ打ち。投げれない、見れない、食べれないの連発で、正しく投げられないと発音する解説者は皆無に近い。さすが、アナウンサーはきちんと話しているとは思うが。野球解説者にせよ、一般市民にせよ、タレントにせよ、正式な言語訓練を受けていない人間が公式の電波で言葉を発するには問題がないとはいえない。ただ、日本語について、というか、言語について、その変化は時代の反映であり、ボクなどもそれらの影響は確実に受けている。たとえば姑息(こそく)という言葉、姑息な手段といえば、卑怯なとか、ずるいとかの意味と思っていたのが、正しくは一時しのぎの意味であるという。辞書を調べれば、姑息に卑怯などとは書かれていない。執筆のときは、可能な限り、辞書と首っ引きなのだが、それでも間違いはあるだろう。ボクも日本語の乱れは気にする方だが、まずは己の間違いを修正してみたい。とはいえ、堂々とら抜き言葉を発する人は、どうしても賢くは感じられないのだ。
 米国民の世界観に変化が生じている。アメリカの国益に重要なのは欧州ではなく、アジアであるという。そのアジアも、極東。つまり、中国、韓国、日本に限定され、中でも日本に対する親近感が最も強いとの調査結果となっている。
 天文学会は太陽系外惑星発見のラッシュであるらしい。これら、エクストリームソーラーシステムプラネットの発見は、ハッブルやケプラーなどの衛星軌道上にある宇宙望遠鏡の貢献も大きいが、日本のスバル望遠鏡のような大型の反射望遠鏡の発達も大きく影響している。特に、大型の反射鏡は重力の影響を受け易く、すぐに変形してしまう。それを修正するのがコンピュータ制御による複数のロボットアーム。修正はこれだけではない。大気中にレーザー光線を照射し、大気の流れや乱れを計測して天体の映像を補正する。こうして、系外惑星の発見が続いているわけだ。特に最近の話題は、スターウォーズのルークスカイウォーカーの故郷、惑星タトーゥインのように太陽をふたつ有する惑星が発見されたこと。ただし、この惑星はガス惑星で、生命の可能性はないという。
 いつもの透析。ぼんやりとラジオを聴いていたら、トランスジェンダーという単語が耳に飛び込んできた。途中からだったので、全体の内容は把握していないのだが、どうやらオーストラリアのパスポートの話題であるらしい。sexには、maleでもfemaleでもなく、ただXが記してあるらしい。つまり、そのクロスはクロスオーバーということなのだろうか。まあ、トランスジェンダーとはお洒落な言い回し。日本だったらさしずめ、ニューハーフで済まされてしまうところだろう。この日本、第三の性について、開かれているようで、まだまだどこかで特別扱いをしているのかもしれない。
 アミロイドベーターという単語も飛び込んできた。これはアルツファイマーの原因物質。自分の歯であろうと、義歯であろうと、噛み合わせが悪いと、このアミロイドベーターが頭脳の海馬(かいば)という部位で悪さをするらしいのだ。
 帰宅してコボちゃんとささやかなつまみでビールを楽しむ。ただし、BGMは本日から新しくなった有線放送の落語プログラム。これら落語については、また後日触れることにする。
▲ 青空や名残の蝉に薄(すすき)の穂

0917・土・
 思い切りの朝寝坊。起きてすぐ、8時からのNHKで「ラジオ文芸館」。今朝は江国かおるさんの『緑の猫』。朗読は森山はるかアナウンサー。児童文学の世界からベストセラー作家へと進化していったこの筆者、さすがのうまさ、である。主人公の友人である精神を病んだ少女が、生まれ変わったらなりたい生き物が緑の猫。そういえば、全盲のイラストレーターとして活動を始めたばかりの頃、ちょっと不思議な女性から「緑の猫」を描いて欲しいといわれたことを思い出した。その彼女も、悩みを抱えていたように記憶している。もちろん、ボクは緑の猫を描き、その作品は今、誰かの所蔵になっている。森山アナウンサーの朗読、とてもよかった。今後も注目していきたい。
 69歳になったポールマッカートニーのめでたい話題。どうやら三度目の結婚をやらかしたらしいのだ。お相手は51歳の会社役員。まあ、カトチャンの45歳の年齢差のこともあるから、驚く必要はない。18歳くらいの年齢差は問題になりはしない。ボクとコボちゃんだって、12歳の年齢差があるが、もちろんコボちゃんの方がえらいのだ。
 聖フランシスコ修道会からお電話をいただく。23歳から24歳にかけて、1年間連載させていただいたカトリックグラフの原画が発見されたのだ。このシリーズは「赤い帽子」といい、不思議な赤い帽子と、その持ち主の少年の冒険物語。連載途中、愛犬のボニーが死んで、その写真をコラージュしたものもあって、ボクには貴重な原画であり、その返却を心から感謝する。原画は1年間の12回分、すべて揃っているという。これもありがたい。
 もうひとつの盲導犬物語の執筆に集中。いよいよ最終章に突入。これから一気にラストへ向かうのだ。この7年間、ずっと触れられずにいたその出来事に、真正面から向き合うのだ。
 空腹を感じ、経堂駅前の光陽楼へ。外食の禁を破ったら、たちまち足は光陽楼。この夏、二度目の冷やし中華である。いや、涼しくなったら、この抜群の冷やし中華、しばらくは食べられなくなってしまう。秀逸は口の中でとろける焼き豚。光陽楼の焼き豚は、注文する料理によって、それぞれが違う。ラーメンの焼き豚、雲呑麺(わんたんめん)の焼き豚、チャーシューメンの焼き豚、それぞれの特徴があるのだ。それにしても、外食の禁を破ったら、たちまち外食漬けになってしまうボクって、ダメな男。
 ピーコックに寄ったら、コボちゃんが名古屋名物の天むすを発見。早速購入。ボクは天むすに目がないのだ。
 パカパカ行進曲をBGMに、筋力運動と室内徒歩。たっぷり2時間の汗をかく。笑いながらだと、あっという間に時が過ぎていく。
 パソコンを開くと、関東地震関連の情報。関東大震災は1923年9月1日の出来事。ボクが1948年9月1日の生まれだから、ボクの生まれる、ジャスト25年前の大地震ということになる。小さい頃から、祖母には関東大震災の話を聞かされ、その恐ろしさは心身に染み付いている。当事は、関東地震70年周期説が有力で、ボクもそれを意識してきた。ところが、ここ最近の調査研究で、関東の巨大地震は200年から400年周期である可能性が強くなってきた。1923年の前は、1703年の元禄地震がある。ではあるが、これは関東沖の相模トラフでの海溝型地震のケース。東京湾には三つの海底プレートの衝突するポイントもあるというから、ボクらが最も恐れるのは、マグニチュードは小さくても、被害の大きな震源の浅い直下型の地震なのである。
 北の国の公式サイトでは、将軍様の周辺で次々に奇跡とも呼べる超常現象が起きているとのレボートがある。将軍様が訪れる場所では、蕾だった薔薇たちが一斉に咲いたり、キジたちが整列をして「万歳」とコーラスをしたという。この将軍様、奇跡を起こすばかりでなく、ゴルフの腕前も超弩級。18ホールすべてをホールインワンという世界記録保持者であるらしい。とはいえ、残念なことに、この記録、かの有名なギネスブックでは登録されない。これには、将軍様もミラクルパワーを発揮できないと見える。どうやら、このミラクルパワーは北の国限定であるらしい。
 今日と明日は、宮坂の八幡様のお祭。商店街のおじさん、じいさんたちが、昼間から缶ビールで盛り上がっているとの情報がマキコ特派員から入る。
 日没を過ぎてからアルルを連れて豪徳寺へ。山下駅前を通貨するとき、界隈はお祭りの雰囲気にあふれている。ネパーリーカレーの天使、シバサちゃんはネパールの民族ドレスに身を包み、キラリキラリとミラーを光らせる。花壇は既に満員。そこで、花壇の裏側に座り、マックのアイスコーヒーをテイクアウトしたら、いつもより濃厚な味で、これはマクドナルド、お祭りというチャンスを逃さないところがさすがと納得。
 さて、アルルがそわそわを始める。赤堤通り方面から太鼓や三味線の音が近づいてくる。花壇正面に出て見ると、民謡を先頭に、商店街のおばちゃまたちが、揃いの浴衣で盆踊り。その後ろからそれぞれのコスチュームで、老若男女が踊ってる。その行列が解散すると、今度は小田急線の高架下の反響を利用して、太棹(ふとざお)や横笛の生演奏に、巧みな民謡が加わっての一台エンターテイメント。その騒乱の中、マキコ特派員お勧めの台湾料理「好吃」(ハオツー)でいくつかの料理を作ってもらい、テイクアウト。コボちゃんの両手がふさがったので、ボクはアルルをホールド。すると、アルルは初めての道を見事に盲導犬をして歩いたのである。
 バス通りに出ると、シベリアンハスキーの銀君に遭遇。先日もボクの顔をなめてくれたみたいに、今夜もフレンドリー。アルルとも楽しく遊んでいた。
 22時25分からラジオ第二で朗読の時間再放送の『斜陽』をBGMに、ハオツーの料理と天むすでビールをやる。満腹でいい気分。明日の早起きのために、すぐに眠ることにする。
▲ 鳴く蝉の後姿に秋の虫

0918・日・
 4時半より活動開始。執筆は快調。いろいろな想いの涌いてくるのを抑えながら書いている。感情のほとばしりを制御しないと書けなくなってくる。
 NHKラジオ「文学の雫」は竹取物語。最初の部分だけ聴くと、ラジオを消した。いくら荒筋で読む名作といっても、これはあまりに荒筋に過ぎた。ボクは文学の本質はディーテイルにあり、と考えているのだ。
 6時からは志の輔(しのすけ)ラジオ『落語でデート』。お相手は浪曲師のハルノケイコさん。浅草の木馬亭で初めて浪曲を聴いて以来、浪曲師になる決心をする。それまでの彼女は人気番組「電波少年」で一躍有名になったタレントさん。その転身は見事である。落語は昭和11年収録の五代目古今亭志ん生(ここんていしんしょう)師匠のもの。SPなので、スクラッチ音の彼方から志ん生師匠(しんしょうししょう)の声 が聞こえてきた。
 ここ最近、ずっと鳴かなかったキジバトポッポが、ボクのおしゃべりパソコンに合わせて、いきなり鳴き始めた。もしかして、そろそろ鳥篭暮らしに飽きたのかもしれない。
 暑くならないうちに豪徳寺まで散歩。けれども、真正面から強い日差し。いつもと違う道をいく。
 豪徳寺駅前花壇で飲むマックのアイスコーヒーは今朝も濃厚な味。まさか、お祭りの間だけ、まともなコーヒーに仕立てているのではあるないな、とボクは疑っている。もしも月曜日になって、以前の味に戻っていたら、やはりマクドナルド商法はスゴイというか、セコイというか、お上手というか、さすがなのである。
 散歩の帰り道、遊歩道を歩いていると、落ち葉が色づいてきたとコボちゃん。頭の上ではまだまだ蝉たちが元気に鳴いているとはいえ、やはり自然界は秋に突入しているのだ。
 夕方までパソコンデスクに向かう。日没を過ぎたら豪徳寺へ。駅前ではお神輿の一行が盛り上がっていた。昨年よりも人数が多く賑やかなのは、この八幡様のお祭りが、少しは知られたせいなのか。それとも、東日本大震災の影響で、各地のお祭りが自粛となったため、欲求不満のお祭りマニアやギャルが集まったせいなのか。先達の数え歌に合わせて、「ソイヤソイヤ」と、江戸風ではない掛け声でお神輿をかついでいた。いや、お祭りはね、やっぱり「ワッショイワッショイ」ですよ。美空ひばりだって、「ワッショイワッショイ」って歌ってますしね。
 豪徳寺から赤堤通り方面へお祭りのお神輿の行進。200円のラーメンで有名な「満来」のご亭主、今年もやっぱり、ガードマンスタイルでお神輿の行列を先導している。商店街のお父さんたち、今夜はみんな英雄なのだ。
 お神輿がいってしまうと、花壇に座ってマックシェイクを楽しむ。今年で3回目の味。やっぱりバニラがいちばんおいしいよね。
 帰宅したら、朴慶南(ぱくきょんなむ)さんから電話。彼女の新しい単行本にボクのインタビューも掲載されることになっていたので、そのテキストの確認。このインタビュー集には窪島誠一郎氏を初め、各界の著名人が登場する。本のタイトルは松本サリン事件の河野さんの言葉「人は幸せになるためにうまれてきた」を借りたとのこと。
 日付が変わるまでパソコンに向かう。有線放送の落語チャンネルをBGMにして、ゆっくりとビールを飲む。夜中になっても気温の下がらない夜には、冷えたビールがたまらない。
▲ 担ぎ家(かつぎや)が涌いて騒いで秋祭り




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