全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2011年6月20日~26日
☆ 漢字や熟語、固有名詞には振り仮名がしてありますが、漢字の難易度とは関係がありません。これらの振り仮名は視覚障害者のための音声モニターを容易にするためのものです。

0620・月・
 3時半より活動開始。イラストレーションの仕上がりは朝となる。コボちゃんが早朝のコンビニから発送して、締め切りに間に合った。ついでに稲荷寿司を買ってきて、それが朝食となる。
 昼寝をしようと思うが、神経が興奮していて眠れない。
 朗読の時間は本日から詩人、中原中也の作品。悪役で有名な俳優さんが朗読している。せっかくの連続朗読だから、ボクは続き物の小説が聴きたいなあ。
 マキコ特派員からの配信はインド東部で、原因不明の病気で22人が死亡。死亡したのはいずれも6歳以下で、ほかに35人が入院しているという。 当局は専門家チームを現地に派遣し、血液検査をするなどして分析を進めているというが、被害者が小児であることから、ボクは病原性大腸菌を疑う。文明が発達すればするほど、強力な病原菌や疾病が出現する。人類にとって、病は宿敵。けれども、病の存在によってしか、人は己の幸いを認識できないのかもしれない。ボクらはどこまでも愚か者であるのだ。
 JR東日本が石原都知事に謝罪したという。スリーイレブンの夕刻、東京周辺の電車を止めたばかりでなく、帰宅難民を駅から締め出したからだ。JR根性というようなものはボクも以前から感じている。鉄道ファンとしては残念なこと。
 さて、JR北海道では車掌の居眠りが発覚。乗客の撮影でバレたらしい。JR北海道も車掌が走行中に車掌室内で居眠りをしていたと発表した。乗客が撮影したとみられる写真が送付され発覚したのだ。写真は4種類で、目をつぶり下を向いている姿が写っていた。本人に確認すると、4月ごろに車掌室内の座席で「うとうとしていた」と居眠りを認めた。列車はスーパー北斗であるらしい。JR北海道では千歳線でも、快速列車の運転士が走行中に居眠りをしていたことが、乗客が撮影した動画をきっかけに判明したばかりであるという。
 これもまた、マキコ特派員の配信記事からの抜粋であるが、腰パンの米大学生が搭乗拒否され、逮捕されたとの事件。ニューメキシコ大のフットボール選手が、ズボンをずり下げた「腰パン」姿で飛行機に搭乗しようとしたところ、航空会社係員とズボンの上げ下げをめぐって口論となり、警察に逮捕された。ポール・アンド・ボール、ポールマッカートニーではないよ、が見え隠れするほど、ズボンが下がっていたため、目に留めた係員から飛行機を降りるよう求められ、従わなかったのでつかまったのだ。まあ、あきれる。どこにでも馬鹿はいる。
 中国の調査船が沖ノ鳥島の監視に本腰を入れているらしい。中国は、あれは岩の塊であって、島ではないと主張している。早いとこ、ミニチュアでも何でもいいから、道路や建物を築いて、遠くから見たら、大陸に見えるようにすればいい。中国、目的のために方法を選ばないのは問題。こうなると、米軍沖縄駐留の位置づけも変わってくるだろう。困った国である。
                     
 蒸し暑い一日。体を動かすと汗。窓の外の工事がうるさく、窓を閉めれば暑い。頼りたくはないが、エアコンを冷房に設定して試運転。すると、嫌な匂いの空気が出てくる。3.11の震災からこっち、原発事故のこともあって、あれから一度もエアコンに電源を入れてこなかった。機械内部はカビだらけになっているのかもしれない。
 いつもの透析。透析室での食事の開始。3ヶ月ぶりの透析室での夕食。久しぶりのせいか、それとも厨房が張り切っているせいか、おいしい夕食だった。以前はスカスカだったメンチカツも、肉の密度が濃厚だったし、胡瓜の酢の物は、味付け椎茸も胡麻も気がきいていたし、冬瓜の蟹とタマゴのあんかけも旨かった。これで、真夜中の食事からも解放され、胃袋の調子も復活するだろう。
 FM-J-WAVE、ジャムザワールドに94歳の原爆症を多く治療した被爆医師ヒダシュンタロウ先生が出演。体内被曝の恐怖を語る。体内被曝については、どの機関も正しいデータを有してはいないとのこと。また、体内被曝については敷居値(しきいち)というものが存在せず、被爆線量に関わらず、ブラブラ病という症状が発生することがある。これは広島や長崎で数多く報告され、人は行動を束縛され、ときには死に至るという。この症状は米国でも見られている。原水爆実験に関わった兵士たち。また、湾岸戦争で劣化ウラン弾で被爆した兵士たちにも症状は現れており、その数もおびただしい。広島や長崎では、核分裂を起こさなかった原爆内部の60パーセントの核物質、広島ではウラニウム、長崎ではプルトニウムが粉砕され、撒き散らされ、それを呼吸した人たちが内部被爆をしているのである。先生たちは直接被爆者以外には被爆者手帳を公布しなかった国を告訴、最近では次々に勝訴していると報道でも伝えられたばかりだ。福島原発事故では、ウラニウムもプルトニウムも水素爆発で撒き散らされている。この原発では、プルサーマル運転が導入されているからだ。現場で作業している人たちの内部被爆が気になる。東電にも原子力安全委員会も、保安院も、本当に必要な情報を確保しているのだろうか。これも不安で仕方がない。賢さは語りに浮かび上がるのだが、ラジオを通して聞こえる限り、あの連中に優れたパーソナリティーを感じたことはない。原爆症の特徴は、最初の症状が下痢と口内炎(こうないえん)と鼻血。これが同時に見られた場合は原爆症が疑われるという。福島県のとある幼稚園では屋内に砂場を作って園児たちを遊ばせているという。福島県浪江町在住の杉本祐子さんによれば、福島では子どもの鼻血が報告されたと聞いた。体内被曝が我々の想像以上の脅威であるのなら、我々大人も含めて、もっと用心した方がいいのかもしれない。広島長崎ではなく、福島でブラブラ病患者が出ないことを祈る。
 さて、最近のジャムザワールド、とても充実している。特にゲストのセレクションと、問題意識の高さを評価したい。また、ニュースの合間に流れる音楽のクオリティーの高さにも脱帽。20時から22時までの時間、まるで退屈させないのである。
 帰宅してビール。コボちゃんとあれやこれやの談義。話に夢中になっていたら、日付が変わっている。「ラジオ深夜便」で藤沢修平作品朗読。『海鳴り』はまだまだ続く。チャンバラのない時代小説に、コボちゃんはそろそろ飽きているようだ。
 ビールでいい気持ちになり、たちまち熟睡。窓は開け放したままである。
▲ 冷房を回してみたら臭かった
▲ 湿り気が草の匂いを運んでる

0621・火・
 5時半より活動開始。「おはよう一直線」の三ツ星占いを確認してから執筆に集中。
 カルチャーラジオはNHKアーカイブ。川端康成による自作の朗読は『伊豆の踊り子』。作者に淡々と読まれてしまうと、なんとなく作品のありがたさが薄れてしまうような気がするのはボクだけだろうか。あんまり朗読がヘタクソなので、かえって作品を読みたくなる。けれども残念なことにボクのアーカイブには『伊豆の踊り子』は存在しなかった。それでも『雪国』の朗読は前編揃っている。
 川端康成という人物もかなり気難しかったようである。あまりしゃべらないので女性編集者が泣き出したこともあるらしい。ノーベル賞をもらう人が、女の人を泣かせてはまずいだろう。でもそれは繊細さからくるものだったのかもしれない。川端康成は自ら命を絶って、この世を去ったのであるのだ。
 遊歩道から猛烈なる騒音。いい風が吹いていたのだが、とても窓を開けてはおられない。ボクの場合、音声パソコンだから、騒音があっては仕事にならないのだ。仕方がないので、今年最初の本格的冷房運転に踏み切ることを決意。アルルをパソコンルームに呼び込んでからすうぃっちを入れた。キジバトやトラネコは暑さに強く、平然としているが、アルルは暑さにはまるで抵抗力がない。すぐにベロを吐き出して、これ見よがしに荒い息をつくのである。
 あんまり国会がくだらないので、ニュースを聞く気がしない。マキコ特派員も本日は忙しく、記事の配信がない。東北のことを忘れたことはないが、ニュースから離れたいときもある。
 帰宅したコボちゃんが暑い暑いを連発。それでもエアコンをガマンする。
 夜の仮眠は仕事の電話で起こされる。ケータイがひょっこりきょうたん島を流していたのだ。けれども、電話の主は音楽関係の友人。どうやら、ボクは登録を間違えたらしい。でも、やっぱり仕事の依頼だったのだ。ハッピー!それも、ロックンローラーとしてのエム ナマエへの依頼である。おお、なんたる幸せ。今年もステージのお座敷がかかったのだ。イベントは秋だから、今からボイストレーニングしておこう。
 寝る前、冷奴でビール。開け放した部屋を湿った空気が通り過ぎていく。明日の東京は32度になるという。遊歩道の工事はうるさいし、窓を閉めれば熱中症が恐怖だしいざとなったらエアコン28度設定で、アルルとパソコンルームに閉じこもるのだ。
 でも、夜は窓を解放できる。電子蚊取りの小さなモーター音が複葉機のエンジンみたいで、空を飛ぶ気分で眠りに落ちていく。
▲ 荒い息つけば冷房回り出す

0622・水・夏至・
 4時から活動開始。パソコンを開くと、パリのオイケンからメールが届いている。パリでは夏至の音楽祭が展開されているという。
 『アリーナ・もうひとつの盲導犬物語』執筆に集中。これは夢中になれる作業。朝の気持ちのいい季節の早起きで、この夏には脱稿したい。
 アルルに御飯のあと、コーヒータイム。ボクはヤクルト、アルルにはチーズを食べさせる。アルル、ボクがチーズの最初の一口をかじるのを、じっと見上げる気配を発して、ボクにプレッシャーをかけている。いやいや、ボクはほんの一口だけだよ。
 スタンバイではお天気おじさんの森田君が本日の担当。お天気の数値予報の歴史と精度について語っている。富士通と理化学研究所が開発した日本のスーパーコンピュータ「京」(けい)は1秒間に8千兆回の計算ができるという。「京」は「兆」のひとつ上の単位。1万兆という数字である。日本のコンピュータ技術は世界一を奪還したわけで、「2番じゃダメなんですか」といった蓮舫、ザマアミロ。口先で世の中を渡っている政治屋なんかに科学の最先端のことにクチバシをつっこまれてたまるものか。金の計算をしていても、民は幸せにはできない。システムのためじゃなく、幸いのために金を惜しんではならないのだ。蓮舫、目障り(めざわり)、いや、耳障り(みみざわり)。
 さて、天気予報に関するコンピュータの予測制度は70年代の100億倍になっているという。気象予報士の資格が民間に開放されたのも、コンピュータの予測の正確さが人間の能力を超えたからであって、つまり、誰が予報しようとも、コンピュータの計算結果を発表すれば間違うことはない。気象予報士の仕事は天気予報ではなく、コンピュータの計算結果をいかに伝えるか、その表現力を磨くことなのである。
 窓を開き、執筆に集中していたら、遊歩道からキャタピラーの音。次第に近づいてくる。すぐにバリバリと猛烈な騒音。このクソ暑いのに、窓を閉めなければ仕事にならない。くそ。世田谷区、何をやっているのだ。でも、意地でも冷房はかけたくない。
 ラジオタイムは「お話の旅」。今朝は中村メイ子(なかむらめいこ)の語りで『いいものもらった』。タヌキの子どもがおばあちゃんからもらった風呂敷で、みんなに喜ばれるという物語。筋書きよりも、中村メイ子の語りに気持ちがいってしまう。ボクはこの声で育ってきた。ラジオドラマ、『おねえさんと一緒』は忘れられない番組となっている。
 「朗読の時間」は中原中也。言葉の連なりの意味を空想しながら筋力運動に励む。
 ランチタイムまで執筆。食事をしながら、小沢昭一的ココロを聴く。本日は桜川モアレという幇間(ほうかん)の伝記。この人は曲馬団のメンバーとして来日したロシア人。けれども父親に置き去りにされ、日本で幇間、つまり、たいこもちとなる。なかなかの人気者で人格者であったらしいが、昭和の時代、忽然と消えてしまった。快楽亭ブラックという英国人の落語家がいたが、明治には面白い外国人が日本で活躍していたものである。
 そのままラジオをつけていたら、園まり(そのまり)の歌声が流れてきた。新曲であると聞いて驚く。声が変わっていないのだ。先日、九重祐美子(ここのえゆみこ)の今の歌声を聴いて感動したばかりである。ポップス歌手の寿命は演歌歌手よりも長いのかもしれない。もしかして、これは努力とは関係ないのかも。
 何が何でも菅直人をおろす。今はその空気しか感じられない。国会もメディアも、そのことに終始している。けれども、その理由が判然としない。その先が見えてこない。菅直人が辞めた先、いったい何が起きるのだろう。それよりも、脱原発の道筋を早く確立したいと思う。
 暑い。さすが夏至といいたいが、とにかく暑い。東京では32度で今年最初の真夏日。埼玉県や群馬県では36度と、今年最初の猛暑日である。
 この暑さのせいだろうか。都営地下鉄の電車が、乗客の女性の手をはさんだまま走行。13メートルも引きずられては怪我もするだろう。しかも、この女性を救ったのは乗客。非常スウィッチで扉を開いて、女性は救われたのである。そのまま走っていたら、怪我では済まなかったかもしれない。笹塚発の都営地下鉄だから、いつもボクの乗るやつだ。この都営地下鉄では、ふざけた駅員もいて、頭にきたことがある。まあね。都営だもんね。営団よりマシ、ということはないでしょう。記事を読んでも、車掌が間抜けなことは明白である。おいおい、人名を預かる仕事だぜ。頭を冷やしておくれなよ。
 キーポードを叩く指が汗でべたつく。その度に、洗面所で手を洗う。
 いつもの透析。いつものように、ニュースに傾聴。
 甘かった原子力安全委員会の指針。もたもたしていないで、早く新しい指針を提示しろ。マダラメでなくてデタラメなのか。それともマドロッコシメなのか。地震も津波も待ってはくれないのだ。不始末の前で、役人はドンガメのように、ひたすら嵐の通り過ぎるのを、首を縮めて耐えている。どうにも、その首を引っこ抜いてやりたい気がしてる。
 IAEA、原発事故のレベル8を設定。新しい事態に対応しようとしている。それにしても、福島原発で日常を奪われた人々に対する賠償金や慰謝料の、あまりに安いのに驚く。天下りの役人も、東電幹部も、気の遠くなるような高給を懐に入れているというのに。電力会社に権益の独占を許すな。
 ジャムザワールドは毎晩、東北で活躍する民間のヒーロー・ヒロインを紹介している。ご本人がナマで電話出演するからリアリティーに満ちている。石巻の醤油の蔵元。釜石のホーライカンという旅館の女将。FM-J-WAVEのニュース番組、20時からのジャムザワールドはお勧めのプログラムである。
 帰宅して冷奴でビール。BGMは「ラジオ深夜便」、ワールドネットワークの今年はメキシコとペルー、中南米のリポーターが新規加入。メキシコ、カンクンは酒井美樹リポーター。この人のレポートは面白い。それは彼女の明るさと賢明さの賜物である。
 メキシコでは15歳以下の人口が28パーセントであるという。こいつは将来性があるというもの。日本はひたすら沈没の方向だ。
 「ラジオ深夜便」、のっけの曲はスパニッシュ・フリー。スペインの自由ではない。スペインの蚤である。
 ボクはウィーンのプラーター遊園地で本物の蚤のサーカスを見たことがあるが、小さな蚤たち、必死になって小さな馬車を引っ張ったり、同じ場所を飛び回ったり。あれ、どうやって仕込むのか、今もって謎のまま。蚤たち、どうしているだろうと考えていたら眠っていた。
▲ 蚤や蚊も暑さにめげる真夏日よ

0623・木・
 5時半より活動開始。またまたパリの国際ジャーナリストのオイケンからレポート。最近のパリ事情が見えてくる。オイケンによれば、路面電車が注目されたり、脱原発論が盛んだったり、レンタサイクルに人気がないとか。ボクの知っているパリとは隔世の感あり。それは当たり前で、1972年当時は欧州連合はなかったし、経済も安定していた。
 さて、日本のラジオの情報では、パリのレンタサイクル、貸し出し回数は既に1億回を超えているといっている。
 6時51分、東北地方は岩手県や青森で震度5弱の地震発生。直後に津波注意報が発せられ、緊張が走る。TBSラジオではメモ程度のインフォメーションだったが、NHKラジオでは大々的に警告を発していた。あの有名旅館のホーライカンのある釜石でも、旅館の女将が住民避難に協力していたのではなかろうか。
 いきなり遊歩道からキャタピラーの音。左から右へ移動していく。戦争はないはずだから、戦車ではない。ブルドーザーか、パワーショベルか。このクソ暑いのに、また窓を閉めなければならないのだ。
 けれども、冷房はかけたくない。たとえ真夏日でもかけたくない。そこでリビングの風を扇風機でパソコンルームに導いてやる。
 ラジオタイムは「お話の旅」。別役実(べつやくみのる)作『さびしいお魚』。語りは森本レオ。あの息が抜ける独特の語り口で、不思議な物語を展開していく。この時間帯に、こういう放送があってもよいのかもしれない。
 中原中也のポエムが終われば、カルチャーラジオはサルバドール・ダリの2回目。メタモルフォーゼや、エロスとタナトス。つまり、命や事象の変容を目に見える形で具象として描くことにダリは秀逸であったのだ。その最大の要因は古典的な絵画技術の習得。ダリはラファエルロでもレオナルドでも、ほぼ完璧に模写を可能としていた。そこにダリの絵画の最大の意味がある。と、ボクは捕らえているのだが。ダリは底知れぬ謎を秘めているようで、実はシンプルな作家であったのかもしれない。
 裏磐梯のペンション絵夢の隣はダリ美術館で、ボクは不思議な縁を感じていた。もしも目が見えていたなら、毎日でも通ったことだろう。
 さて、このカタルーニアの芸術家のレクチャー、今回で最終回とは残念なこと。
 OG先生から見事なサクランボが届く。ボクの最も尊敬するお医者から、いただくなんて、本当は猛烈に申し訳ない話なのだ。
 本日は沖縄慰霊の日。菅直人首相、よせばいいのに出かけている。こういうタイミングでは、何をいっても悪い材料にされるだけ。脱原発の空気も、原子力利権の構造に、潰されないかと不安。脱原発賛成への国民投票ができればいいのだが。
 都営地下鉄の車掌の不注意が明らかになって、営団の方がマシだろうと書いたばかりなのに、今度は東京メトロの運転手がやらかした。走行中にメールを発信していたのだ。それも400通。力士のケータイが取り上げられたばかりだが、今度は電車の運転手からケータイを取り上げなくてはならなくなった。
 医者がやくざから臓器を買おうとした。この事件、大きく発展しそうな予感。同じ腎不全患者として、この医者を実に破廉恥な存在であると怒りを感じる。これについては、いくらでも書くことがある。ボクの尊敬している先生方のような人格者もいれば、この医者のような人間失格もいる。
 夜は日付が変わってから、独りビールをやりながら三遊亭圓生の『三番蔵』を聴く。独りでも、思わずけらけらと笑ってしまう。
▲ 奥羽越え届く大粒桜ん坊

0624・金・
 本日は美空ひばりの命日である。平成元年、52歳で美空ひばりが亡くなってから23年が経過した。不思議だがつい昨日のことのよう。もっと不思議なのが、死んだとわかっていても、まだどこかで歌ってくれているような気のすること。原発で揺れた福島浜通りに美空ひばりの歌碑があるという。美空ひばりの歌声は日本全国で、今も流れている。
 映画の中で、いちばん輝いていたのが美空ひばりと山口百恵であった。白黒映画ではあったが、小学校低学年で観たミュージカル仕立ての桃太郎は美しく楽しかったし、若武者姿の美空ひばりのカッコよさに憧れたものだった。東宝映画『惑星大戦争』と二本立てで観た山口百恵の映画は、その姿は浮かぶがタイトルが浮かんでこない。赤く形のいい唇を忘れることができないでいる。
 ラジオタイム。「お話の旅」は那須正幹(なすまさもと)の『まぼろしの町』。語りは若山玄蔵。心に残る物語。那須さんの故郷への思いが書かせているのではないか。那須さんは、皆さんご存知『ずっこけ三人組』の作者。ボクも駆け出し時代に一度だけお目にかかったことがある。ご活躍で嬉しい。
 本日も『アリーナ・もうひとつの盲導犬物語』執筆に夢中。これをやっていると他のことは完全に忘れてしまい、不義理ばかりになってしまって、いけない。
 いつもの透析。昼間に集中して執筆なので、眠くてたまらない。ついつい熟睡してしまう。野球をやっていたらしいが、阪神巨人が終わった場面で目覚める。原監督の口惜しいコメントだけがレポートされていた。
 ジャムザワールドはボイスフロムトーホクはスパリゾート・ハワイアンのダンシングチーム、つまり、フラガールスのサブリーダー。常磐ハワイアンセンターという方がボクには馴染みがある。センターは福島原発の避難所になっていて、フラガールズは各地を巡業、ヨコハマにも現れて、無言館展の近所でも踊っていたのではなかったか。原発の現状は絶望的。保安院や東電がどうつくろおうとも悲劇的。フラガールズの本拠地へ戻れる日があるかどうかは甚だ疑問。
 国や電力会社が何をいおうが、我々は脱原発を実現する。節電でも何でもやってやる。経団連が何をいおうが、一度事故が起きれば、核兵器が落ちたのと同じくらいの放射能がばらまかれる。方向性、哲学の違いで、あの楽天も経団連に退会届を提出したくらいだ。三木谷浩史社長はツイッターに「電力業界を保護しようとする態度が許せない」と書き込み、退会検討の意向を示していたと聞く。この社長、ボクは好きではないが、この毅然とした態度に拍手を送りたい。
 またまた中国海軍が問題を起こしている。沖縄本島と宮古島の間を通過し、東シナ海からフィリピン東方海域で訓練を実施していた中国海軍艦隊の11隻はミサイル駆逐艦やフリゲート艦などで、海域に1週間ほどとどまり対潜水艦戦訓練などを実施した。こうした動向は、海上自衛隊や米海軍の艦艇などが監視していた。そこへ、ロシア艦艇が遅れて展開。これを探知した中国側はロシア艦艇に艦載ヘリを向かわせ接近させたうえ、周回飛行させる挑発行為に出た。 ロシア艦艇は情報収集艦1隻とみられ、中国艦艇の11隻にはロシアが売却した艦船も含まれていたとか。ここまではネット記事からの引用。中国、文化は美しくても、やることは美しくない。そのうち、日本列島も、チベットのように、中国に隷属させられてしまうのか。なんだか、やりそうな感じがするから怖い。
 よる、コボちゃんに手紙類を読んでもらい、「ラジオ深夜便」を聴いていたら新潟に緊急地震速報。直ちにドアの鍵を外して揺れに備える。けれども、揺れはなく、地震は福島県中通りで震度3。もちろん津波も被害もない。とはいえ、巨大余震の可能性が予測できるので、油断大敵、いつでも覚悟はしていなくてはならない。
 気象庁は本日発生したアリューシャン列島の大地震で、日本への津波の恐れはないと発表した。米地質調査所によれば、米アラスカ州南西部のアリューシャン列島で本日午後0時9分にマグニチュード7・2の地震が発生したと報告している。北米プレートの活動が盛んになっているのは事実。太平洋プレート、北米プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレートの四つの海底が衝突する日本列島に暮らす我々は、決して油断などできないのだ。とはいえ、今夜も安心して眠れる幸せと幸運に合掌。
▲ 福島の浜にひばりの歌う声

0625・土・
 朝寝坊。6時過ぎから活動開始。
 本日はマイケルジャクソンの2回目の命日。昨夜のFM-J-WAVEでマイケルの歌声を聴いた。何と美しく、何とテクニカルナ歌唱であることか。耳に目に、これ以上の完璧さはないと思わせたパフォーマンスへの熱情が彼の死期を早めたような気がしてならない。
 マイケルの歌が流れたらいいと思う。でも、本日はラジオを消して執筆に集中したので、マイケルの歌声を耳にすることはなかった。
 午前8時からNHKで「ラジオ文芸館」。カクタミツヨの『さがしもの』は再放送。死んだおばあちゃんが幽霊になって出てくるあたりが不思議なのだが、振り返れば普通の物語なのである。この人の作品の特徴は読んでよかったと思える読後感。それにしても、この人は本当に本が好きなのだ。
 風通しをよくしてジョージ・ハリソンのアルバムを次々にかけていく。美しい楽曲の多い彼のアルバムはボクのお気に入り。ときどき、無性に欲しくなる。おかげで執筆に集中できた。
 15時より、パカパカ行進曲をBGMに筋力運動と室内徒歩をみっちり。ネット関係者が出演。ところが、このネット関係者、なんとなく雰囲気が違う。よく聞いたら、ゴルフ場のネット関係者だった。この人、OGN47と名乗り、おじんの47歳だということ。このネット男、東日本大震災のストレスで円形脱毛症となり、小学生低学年の息子に、マジックインクで毛をかいてくれと頼む。翌日、街の人や同僚に、やけに受けがいい。
「面白すぎる」
とか
「笑っちゃダメよ」
とか。同僚が彼の頭頂部をシャメしたら、円形脱毛症の部分に「毛」と黒々とマジックインクで書いてあった。息子は漢字の書き取りの最中だったのだ。
 ストリップを見たくてたまらない高校生、瞬間接着剤と筆でちょび髭を鼻の下にくっつける。けれども、窓口で高校生とバレてしまい、ホールに入れない。おまけに筆の毛がとれなくなり、無理にはがして血だらけになるという逸話。本日は毛がテーマなので小粒な逸話が多かった。
 ところで、この番組にも、ずいぶんスポンサーがついて、地方でも放送されていて、宮川賢(みやかわまさる)さん、TBSラジオに貢献してるなあ。
 小笠原諸島が世界遺産に指定される。さて、喜んでいいのだろうか。自然遺産に指定されたはいいけれど、自然を失えば取り返しはつかない。世の中、金に換えられないものもある。
 刑事コロンボの名優、ピーター・フォークさんが死去。ビバリーヒルズのご自宅で83歳であったという。アルツファイマーと聞いて驚く。鋭い推理をするコロンボにはふさわしくないような気がするのは思い違いで、病は相手を選ばない。ボクはこの俳優さんの出演していた自動車レースの映画をよく覚えている。トニー・カーチスとナタリー・ウッドが主演で、ピーター・フォークさんは悪役の手下であったのだ。当時、コロンボはまだ生まれてはいなかった。
 20時からNHKラジオでは「真打競演」。今夜はキャンパス寄席でつまらない。ネコヒロシさん、あんなの芸ではないだよ。
 というわけで、ラジオを消して執筆に集中。夜も遅くなってから、コボちゃんがキムチと豚肉でビールを飲ませてくれた。
▲ マイケルと踊る雨垂(あまだれ)しとピッチャン

◇ バーチャル奥の細道コース

 直江津に到着、通過しました。
 次は能生。
 あと、39,205歩です。

 現在の歩数、2,700,795歩。

0626・日・
 夜明けと同時に活動開始。『もうひとつの盲導犬物語』執筆に集中。夏の朝の執筆ほど楽しいことはない。
 朝6時、志の輔ラジオ『落語でデート』。今朝のお相手は元宝塚の女優、アヤノカナミさん。宝塚に合格するまでのエピソードが面白い。この人、まるで宝塚を知らなかったのに、突然に入学を決意したとか。驚きの根性である。
 五代目、古今亭今舗(いますけ)の『旅行日記』は1963年の録音。志の輔も知らなかったこの根多、ボクは柳家喜多八で池袋演芸場で聴いている。林家笑楽の戦後のオリジナルであるらしい。
 ニッポン放送では藤沢周平傑作選朗読。短編の最終回で、どんな結果になるやらと心配していたら、ハッピーエンドで安堵。やっぱり、そういう終わり方をしてくれるのだ。
 雨の予報が外れて嬉しい。豪徳寺へ散歩。花壇に座っていたら、シベリアンハスキーの銀君がやってくる。ボクはホットドッグを食べたばっかり。銀君、その手の匂いをかいでいる。
 遊歩道を歩いて帰る途中、子カラスの声を聞く。コボちゃんに見てもらうと、ほっそりと痩せていて、独り電線にとまっているという。親カラスの姿が見えないのは、どこかで見守っているのだろうと想像した。とうとう子カラスが巣から離れて飛行訓練を開始したのだ。
 午後から涼しい。いや、寒いくらい。この天候の移り変わりの激しさよ。暑いにせよ、涼しいにせよ、湿っぽいにせよ、こちとら節電するんだい。と思っていたら、コボちゃんが行列のできるご当地ラーメンを作ってくれた。汗をかいて満腹になる。
 事故原発周辺の住民の体内被爆が4ミリから14ミリシーベルトであるという。これは恐ろしい数字ではないのか。福島県浪江町在住の杉本祐子さんから聞いた、近所の子どもたちの鼻血のことが一気にリアリティーをもって迫ってきた。体内被爆に敷居値(しきいち)はないという。事故原発を早く封印してもらいたい。
 と思っていたら、またまた恐ろしい情報。使用済核燃料のプールに硼酸(ほうさん)を注入するという。再臨界の恐れがあるらしい。そんなこと初めて聞く。使用済核燃料棒がそれこどに危険な存在であることなど、これまで、どの原子力村民からも聞いたことはない。
 夜もパソコンに集中。ひとつ切り口が開いたおかげで、これまでの縛りから解放されての執筆である。これは気持ちがいい。
 ベッドに入れば、執筆の疲れでたちまち熟睡。明日も早起き、できるだろう。
▲ 梅雨寒にラーメンすする日曜日
▲ 子烏が母さんどこと鳴いている






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