全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2010年10月4日~10日
1004・月・佐野厚さんご命日・
 未明に起きて新しい言葉の絵本の構想。言葉とイラストレーションのセレクト。けれども、まだ全体像は見えていない。一冊の本という船を無事出帆させることは容易ではない。コーヒータイムまで、この作業。
 ミミは別宅で朝御飯。キジバトポッポは窓辺に解放。ボクはポッポを足元にマッサージチェア。BGMはもちろん落語である。体がほぐれたら睡魔。1時間だけ眠る。
 ランチタイムに小沢昭一的ココロを聴く。今週のテーマは「助けて」。助けてといえばSOS。SOSといえばタイタニック。このタイタニックには老朽化したオリンピアという同型船があったらしい。そして、沈没したのは、この老朽化した客船であった、という途方もない説がある。真偽のほどは不明だが、物語としては面白い。となると、この船舶会社は1500人を犠牲にして保険金を稼いだわけだ。タイタニック関係の映画はボクもあれこれと観たことがある。けれども、このケースのネタで、まだ映画は作られていないような気がする。まあ、とんでもない話だもんな。
 『ひみつのブルブル』続編執筆ははかどらず。ベッドで腹筋運動をしていたら、アルルが邪魔する。何かの遊びと思っているらしく、ベッドに飛び乗り、じゃれてくる。
 筋力運動と室内徒歩のBGMはデイキャッチ。小沢一郎の強制起訴が決定。市民による検察審議会の決定である。市民が検察の判断に委ねることを否定したのである。けれども、この検察こそが起訴の根拠となる調書を作成したわけで、また、その調書の信用性が著しく損なわれている現在、この強制起訴については疑問が残る。とにかく、警察や検察の、すべての取調べは可視化すべきである。
 さて、逮捕された検事が、取調べの可視化を要求しているとか。これも笑える。つまり、検察の取調べがいかにやばいか、彼らがいちばん知っている、という証明だからだ。けれども、我々が注目すべきは、この案件が単なる犯人隠避というような簡単な罪ではなく、特別公務員職権乱用罪というような凶悪な犯罪に展開できるかどうか、だ。検察の考えで国家を自由にされてはたまらない。正義もほどほどにしないとね。ま、ボクら素人が何をいっても、大きな動きは簡単には止まらない。ただ、これだけは要注意。公平であるはずの司法により、民主主義の根底が揺るがされている。
 透析中はよく眠る。目覚めたらNHKラジオで「世の中おもしろ研究所」をやっていた。21字からは「真打競演」で、漫才と漫談で笑う。落語は古今亭菊六。根多は『看板のピン』。同じ演題でも、演者によってまるで別の物語になるから落語は面白いのだ。
 透析が終わり、体重測定をすると、予定よりも0.6キロも多く引けている。だから少しきつかったのだ。機械のセッティングの問題ではあるが、場合によっては危険なこともある。やはり、体はいつも正しいことを伝えてくれる。
 外は涼しい。クオリスに乗ると、アルルが首を落としている。食後のデザートにご不満があったらしい。
 透析から帰宅して、すぐパソコンに向かい、頭に浮かんだことを『ひみつのブルブル』続編の原稿に加筆していった。どんどんイメージが明確になっていく。
 少し頭が熱くなり、冷たい白ワインで冷やしてみたが、24時半からラジオ深夜便で藤沢周平作品朗読があることをすっかり忘れていた。
 未明、左足のふくらはぎの痙攣。あまりの痛さで絶叫したので、コボちゃんが起きてきて、つっている足を伸ばすのを手伝ってくれた。やはり体の水分を引き過ぎたのだ。
▲ 雨上がり虫の音だけの遊歩道

1005・火・
 昨日が佐野厚さんのご命日であることを今朝思い出す。いつも10月4日が佐野さんの命日であることを毎日のように念じ、ご冥福を祈っていたが、その10月4日が本日である、ということをその当日に思い当たらなかったことは、なんともマヌケな話である。天の佐野さんに謝罪する。
 コーヒータイムはカリフラワーのサラダとアルルカンのバタークリームケーキで満腹。アルルの誕生日のケーキのおあまりを、ボクはまだ食べさせられている。まあ、たまには甘いケーキも仕方ないか。これもコボちゃんとアルルへのお付き合いです。
 コボちゃんがキジバトポッポを窓辺に解放。いい天気なのである。マッサージチェアに座っていると、窓から金木犀(きんもくせい)の香りを風が運んでくる。パソコンデスクにも金木犀(きんもくせい)の香り。本日はTシャツ1枚で過ごす。
 ルーティーンワーク。日記のまとめ。ついでに17文字原稿の執筆で五本の指の準備運動。午後は『ひみつのブルブル』続編執筆。けれども、メモがまとまらない。あまりに次々と考えが浮かぶので、それまでのメモをまとめるのが大変で、物語世界に浸れないでいる。困った。
 あまり食欲がなくて、ランチを夕方に食べる。コボちゃん帰宅。アルルと散歩に出かけていく。ボクはパソコンに集中。17文字原稿を仕上げ、送信する。
 夜食はコボちゃんが買ってきてくれたスエヒロのステーキ弁当は、有線放送の落語をBGMにして食べる。秋だからワインがうまい。
 ラジオ深夜便は須磨佳津江アナウンサー。ゲストと語る阿久悠の世界。名曲『舟歌』について語っているが、実際にその曲がかかると、作詞の巧みさにおののいてしまう。世の中には本物の天才がいるのだ。そうは思うが、絵本作家の木村裕一氏が語るところによれば、ヒットの影には累々たる死体が並んでいる、という。人はヒットした光の部分だけを見る。つまり、犠牲なくして成功はあり得ないということだ。実際にミリオンセラー、テンミリオンセラーのヒットを飛ばしている木村裕一の言葉であるから、リアリティーがある。こちらはただ羨ましいばかりだから、なかなかその実態には気づかない、と控え目に表現しておこう。
 でも、ここでエム ナマエの言葉の絵本から言葉をひとつ。美しい花園には無数の骨が埋もれてる。
 25時になるので眠る。本日はなんとなく無駄に過ごしてしまったような気がしてならない。
▲ 秋晴れや歩き回るは心だけ

1006・水・
 5時に起きて本格執筆。やっと頭が回転を始めた。キャラクターも生き生きと動いてくれている。『ひみつのブルブルさらわれる』執筆快調。
 ランチタイムは気持ちのいい風に吹かれながら。金木犀(きんもくせい)が香っている。
 カレンダープラン。全体の構成をまとめる。カレンダー2011の原稿を推敲、愛育社に送信。
 メールと電話でオファーがいくつか。うまくまとまれば、ありがたい。
 いつもの透析。薬をもらう。全快の水引の誤差は、ヒューマンエラー。設定の確認をきっちりとやるよう、スタッフに要請する。今後はボクも数字にもっと神経を払うことにしよう。
 小沢一郎が再び話題の人になっている。けれども、不思議な話である。大久保秘書の調書をとったのは、あの前田検事だったはず。その信用できない調書をもとに強制起訴をする、というのは理解できない神経だ。一般市民とはいうけれど、どんな人たちなのだろう。素人集団、検察審査会。君たち、検察を審査したらどうなのさ。どうもこの日本、検察や裁判所が動かしているような気がしてくる。ねえねえ、民主党内閣さん。霞ヶ関の暴走をストップさせるために政権奪取したのではなかったの?
 日本人科学者がノーベル化学賞を受賞。このニュースでラジオはもちきり。にわか科学評論家が、あれやこれやとしゃべってる。でも、ボクは有機科学や化学のことは、さっぱりわからんちんぷんかんぷん。でも、スズキカップリングによる降圧剤は毎日ボクもお世話になってます。鈴木博士、ありがとうございます。
 外務省はワイン倉。30年分のワイン、数千本を備蓄していた。中には最高級ワインもあって、1本10万円以上もするとか。そりゃあさ、みんな外交官になりたがるわけだよな。
 帰宅してシングルモルトウィスキーのオンザロックをやる。このボウモアの香りはアルカロイドの香りであるはず。きっと薬になるのだろう。ほろ酔いで眠る。
▲ 検察を審査せんかい審査会

1007・木・
 5時より起きてパソコンに向かい、原稿執筆に集中する。『ひみつのブルブル』続編執筆快調。世界征服団それぞれのメンバーが、それぞれの役割をきっちりと演じてくれている。けれども、本来の主人公、ケントもアルアルも、ブルブルもまだ出てこない。
 8時を過ぎたので、豪徳寺へ散歩。途中、ワンちゃんたちの集まる山下公園にいく。ラッキーなことに、ガブ君と、その飼い主さんに会うことができた。きむらゆういち氏に描いてもらった『あらしのよるに』のガブの絵を、ミックスのガブ君と、飼い主さんに手渡すことができた。飼い主さんのファミリーは『あらしのよるに』の読者であるので、感激してもらう。他人の褌(ふんどし)で点数稼ぎをしてしまった。
 ジャックラッセルのコロちゃんの飼い主さんに、ボクの正体を見破られる。売れない絵本作家なので、ちょっと自分を売り込んでおいた。わあ、恥ずかしい。アルルとガブ君は大型犬らしく、激しく遊んでいて、他の小さなワンちゃんたちの迷惑になるので、その場を離れる。
 花壇で、モスのコーヒーとホットドッグで軽い朝食。マキコさんからケータイに連絡があり、理論社が倒産したことを伝えてくれた。負債は22億円とか。有名な出版社としては、大きくない金額である。どの出版社も、ぎりぎりのところで踏みとどまっていることを、この倒産が暗示している。なかなか原稿が本にならないわけである。
 帰り道、ユリの木講演近くで、触れられるほどに垂れ下がっている見事な花があって、コボちゃんが触らせてくれた。香りはない。名前も分からない。遊歩道の角で、金木犀(きんもくせい)が香っていて、これがボクの窓辺へも馥郁(ふくいく)たる香りを送りこんでくれているのだ。ありがとう、金木犀(きんもくせい)。
 日本点字図書館より原画が戻ってくる。小野副館長と伊藤史書とイヌネコ談義。仕事の話は少しだけ。とはいえ、日本点字図書館との絆はますます深くなっていく。
 13時を過ぎたので、経堂駅前のアイバンラーメンをトライする。伊丹十三(いたみじゅうぞう)の『たんぽぽ』を観て、ラーメンに目覚めてしまったフランス料理のシェフが、来日して始めたラーメン屋である。スープはさっぱり、魚貝類系。ナマウニのトッピングが、時間とともにスープに味わいを加えていく。きしめんを思わせる平らな麺で、ラーメンというよりはパスタの雰囲気。チャーシューも焼き豚というよりは、どこかフランス料理である。このラーメン屋、デートするにはちょっといいかも。今度、誰かを誘いたい。
 帰り道、ちょいとコボちゃん、知り合いと立ち話。街を歩けば、誰かに声をかけられる。これが地域に暮らす良さである。
 帰宅して、コボちゃんは国勢調査に記入。大学中退は立派に資格であると思っていたのに、国勢調査では認められない。であるから、ボクは高卒。となると、都立の看護学校を卒病下コボちゃんの方が、ボクよりはるかに高学歴なのである。
 講演準備。今回は効率よくICボイスレコーダーに直接録音。パソコンへの打ち込みはやめて、頭脳に叩き込むことにした。
 新潟の「心の電話」から振込みについての問い合わせ電話がある。覚えがないので、案件について詳しく尋ねる。すると、振り込むご本人も詳しくはご存知ない。けれども、イベントの日時や場所を確認しているうちに、青木裕子軽井沢朗読館館長とのコラボについてのギャラであることが判明。ありがたく拝受することにして、正しい銀行口座をお伝えする。つまり、ボクが現場にいなくても、動いている仕事はあるのだ。
 デイキャッチをBGMに横になる。強制起訴された小沢一郎が気の毒。これは明らかにシステムの異常。小沢議員が指摘するように、顔も何も分からない平均年齢30歳の11人の審議員に、個人の運命を左右されてはたまらない。
 コボちゃんに『怪傑ゾロリ』の恐怖の館を読んでもらう。あまりのくだらなさと馬鹿馬鹿しさに、涙を流して笑ってしまった。原ゆたか氏は勇気ある作者である。ボクには決してこの真似ができない。尊敬。
 あまり笑ったので、睡魔。目覚めたのは23時半。それから3時間、未明まで執筆。『ひみつのブルブル』続編にやっとケントとアルアルが現れた。
▲ 駅前はマロニエの秋ラーメン屋

◇ バーチャルおくのほそ道コース

登米に到着、通過しました。
次は平泉。

あと、75,340歩です。
現在の歩数1,230,660歩。

1008・金・
 夜中の執筆だったので、目覚めても調子は低迷。やたら空腹で頭がクラクラ。とにかく食べ物を胃袋に投入する。
 キジバトポッポが窓辺で遊び、デブネコのミミが別宅にいて、コボちゃんが勤務に出ている間、『ひみつのブルブル』続編執筆に集中する。そろそろ締め切りの圧力を感じる。このペース配分で、期日までに仕上げられるだろうか。考えると胃袋が熱くなる。
 愛育社の言葉の絵本アンコールの構想。ページ配分のグラフを作る。64ページはボリュームがある。
 明日の講演準備。原稿を制作している時間がないので、今回はICボイスレコーダーの声のメモが原稿の代わりである。ニュースやデイキャッチで心が動くが、頭に入ってこない。日本の周囲が騒がしい。荒川強啓の日本語が滅茶苦茶なのも心を乱す。中国も北朝鮮も心を乱す。みんな静かに平和に暮らして欲しい。人を苦しめて自分だけデブデブするな、馬鹿野郎。
 透析中も講演準備。ラジオもテレビもオアズケで、明日の脳内リハーサルをする。お医者400名に、ボクなどがいったい何を語ればよいのだろう。
 悩み多き62歳は帰宅してたちまちベッドに潜り込む。
▲ 苦しめた分だけ腹が出ています

1009・土・ジョンレノン70歳の誕生日・
 5時に起きてパソコンに向かい、『ひみつのブルブル』続編の執筆に集中。書いているうちに、物語の裏側にひとつのテーマが浮かび上がってきた。まあ、ただのドタバタにしたかったのだが、天がそれを許さないのかなあ。なんて、ボクの勝手な理解です。というわけで、ラジオもテレビもすっかり忘れていた。
 講演はICボイスレコーダーが頼り。何度も繰り返し傾聴する。今回はパソコンの原稿はなし。既にトークの原案は胸の引き出しに詰まっている。あとはこのしゃべる順番を考えればいいのである。落語家と同じで、落ちだけ、しっかりと決め手みたい。まあ、独学の落語修行が結果という形になるかどうか。お医者を笑わせたら、これはもう成功に違いない。なんていってるが、本当は滅茶苦茶緊張しているのだ。
 で、緊張疲れで仮眠。目覚めてパカパカ行進曲をBGMに髭剃りや着替え。外は雨が降っている。ううん、誰の行いが悪いのだろう。
 18時に会場到着。講師控え室に案内される。司会は板井八重子先生の予定だったが、自宅で療養されている担当の患者さんが病状悪化で上京できず、代理の斉藤先生が代役で司会をなさっていた。
 会場に入ると、大変厳格そうなドクターが地域医療についての真面目な研究発表をなさっていて、ああ、とんでもない場所にきてしまったと後悔しきり。ああ、どうしよう。
 記念講演のタイトルは『人は人に癒される』。壇上に上がり、しゃべり出したら落ち着いた。しゃべると同時に次の展開が頭に浮かんでくる。400人おられるというお医者たちも笑っておられる。特に、これと決めたい小話やギャグには大いに笑ってくださり、助けられた。というわけで、好評のうちに、記念講演はその使命を果たすことができた。
 数多くのドクターたちから握手を求められ、驚くと同時にいい気持ちになる。懇親会でも、いろいろな先生方から声をかけられ、握手を求められる。つまり、保団連の先生方が素敵なのだ。中には記念撮影を一緒に、と頼まれもして緊張する。書籍もよく買ってくださり、サイン会にも沢山並んでいただいた。いつもは患者さんを並ばせ待たせている先生たちに並んでいただくのは恐縮であるが、愉快でもある。本当に素敵なドクターばかりだった。
 会場は麹町中学の隣、とはいえ、今は建物は再建中、ただの空き地になってはいるが。その向井は赤坂プリンスホテル。来年の3月にはなくなってしまう旧館のバー「ナポレオン」で、前回と同じバーテンさんでウィスキーを閉店まで飲み、タクシーで帰宅する。もう日付が変わっていた。
▲ 赤坂やプリンス旧館涙雨

1010・日・アリーナの命日・10が三つ並んだ日は100年に1回・
 5時に起きてNHKラジオをつけたら、東京オリンピックの開会式の録音を流していた。46年前の出来事である。本日は晴れの得意日であるのだが、朝から激しい雨音。
 NHKラジオ「当世キーワード」では心を動かされるキーワードはなし。6時からの文化放送では志の輔ラジオ『落語でデート』。まじめなゲストを相手に志の輔師匠少し戸惑っていたかも。古典落語は二代目の円歌。当代、三代目の師匠はご存知歌奴(うたやっこ)が襲名、圓歌を名乗っているが、二代目の師匠は、キャラクターに似合わないという理由で、圓歌でなく、円歌を名乗っておられたそうである。これは一琴師匠から拝受した薀蓄話。さて、今朝の外題は『紋三郎稲荷』(もんざぶろういなり)。狐に化けた人間を乗せるのがかごでなく、人力車というものは知っていた。まあ、この話は地名が難しい。
 ニッポン放送では藤沢周平傑作選朗読。この物語は以前、ラジオ文芸館で聴いたことがある。結末は分かっていても、やっぱり傾聴してしまう。
 『ひみつのブルブル』続編執筆。もうどっぷり、その世界にはまっている。執筆に疲れて昼まで仮眠。目覚めてNHKラジオ、素人喉自慢をBGMに、午後はおえかきデスクに向かう。喉自慢が終われば、有線放送の落語をBGMにおえかき。月刊「ラジオ深夜便」の夢増イラストレーション12月号の下絵である。ヌイグルミのトナカイを可愛く描けた。4時間で2枚の下絵を仕上げる。明日から彩色である。
 有線放送の落語チャンネルは、当代金原亭馬生(きんげんていばしょう)。落語の父、圓朝(えんちょう)による長講一題は『業平文治』(なりひらぶんじ)。本所(ほんじょ)の業平(なりひら)に住んでいた浪人、浪島文治郎(なみしまぶんじろう)が活躍する物語から、このタイトルになったとか。この業平文治、本来は強いサムライで七人力。強いのなんのって。まあ、いい調子の語り口で、いやあ、旨い噺家だなあと思って傾聴していたら、やっぱり大物が語っていたのだ。これは続きが聴いてみたい。やっぱり圓朝はすごいなあ。と、一部は一琴師匠からの受け売りですが。
 午後からはいい日差し。でも、散歩する時間がない。
 北海道の旧友、荒井修君と電話。元気でやっている。彼はイラストレータデビューしたばかりの当時からの友人。西銀座デパートのエスカレーター脇でミニ展覧会を開いていたら、デパートの玄関脇で出店を開いていたのが彼だったのだ。かれは木彫り師。見事な腕である。ボクの周囲には、触って分かるいろいろな生き物の彫刻が並んでいるが、彼からもらった彫刻が少なくない。今、彼は虻田郡に工房と喫茶店を経営している。いつか遊びにいけたらいい。
 20時からはTBSラジオの爛漫寄席。柳家小せんを襲名した若手が頑張っていた。この放送で柳亭こみちさんが結婚したことを知る。うん、彼女はいい。ついこないだ、池袋で聴いたばかり。最近、誰かとデュエットでデビューするらしいが、ヒデとロザンナに劣るとも優らないらしい。
 こうした落語や漫才をBGMに薬の整理と足の指の爪を切る。これは腹が出ていると自分で切ることはできない。
 3日間ずっと鳥篭の外で遊んでいたキジバトポッポの代わりにミミが305にやってくる。ずっと甘えていなかったもんだから、猛烈なネコキッスの攻撃。おかげでボクの顔はネコの毛だらけ。
コボちゃんが食事の支度をしている間、NHKラジオの文化講演会を聴く。主と大学大学院の講師が老後の交通安全について、まこと勉強になる講義をしていた。これで初めて知ったのが、岡山県が点字ブロック発祥の地、ということ。あの奥田博子さんがボクを熱心に研究されている理由が理解できたような気がする。でなければ、わざわざ岡山県からボクに会うために出てくることはないのだ。その熱意と真摯な生き方に尊敬を覚える。
 首だけ出して犬が生き埋めにされた、というニュースに激怒する。この犯人を首まで埋めてやりたい。
 NHKラジオ「新日曜名作座」をBGMに夕食。相変わらず西田ビンコーはノドチンコから上だけで演技しているし、竹下ケーコは指先まで力んでやっている。ちびらないように祈っています。ああ、なんとか聴いていられるのは原作と脚本のよさによって。演出の川口さん、このふたり、なんとかしてよ。
 マグロの刺身で白ワインをやり、その勢いで熟睡。4時に起きて『ひみつのブルブル』続編執筆に集中。
▲ 雨音に遠くなるなる夏の影





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