全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2010年6月21日~27日
0621・月・夏至・
 いちばん昼間(ひるま)の長い日がやってきた。これからは一方的に昼間が短くなっていくと思うと、残念でならない。
 そうそう、ひとつ説明をしなければならない。昼間という単語に振り仮名をつけるのは、視覚障害者用のパソコンでは、音声モニターが昼間を「ちゅうかん」と発音することがあるからだ。そこで、そうした間違いがあったときのために、わざわざ振り仮名をつけている。皆さんが昼間という単語を読めない、もしくは理解できないと思っているわけではないので、どうぞご立腹のなきよう、お願いしたい。もちろん、今後も固有名詞には必ず読み仮名(よみがな)をつけていく。要するに、振り仮名はボクのためでもあるのです。
 FM-J-WAVEを聴いていたらシエールガスの話題。強固な岩盤に閉じ込められた天然ガスのことらしいのだが、これまでは採算が会わず、問題にされていなかった。だが、メキシコ湾の原油流出事故を切っ掛けにエネルギー問題の議論が活発になってきている。世界中が新しい燃料を求めているのだ。オバマ大統領も執務室から石油依存からの離脱を宣言したばかりだ。
 日本列島の周囲の海底にはメタンハイドプレートという資源が豊富に埋蔵されている。もしも、これらがエネルギーとして採取可能になれば、日本の消費エネルギーの96年分はあるそうで、採算さえ合えば、日本は天然エネルギーの輸出国にもなれるわけだ。ただし、問題は少なくない。メタンガスの温室効果は二酸化炭素の20倍とも考えられているからだ。これらが大気中に放出されるような事故が発生すれば、これまた問題になってしまう。その代わり、燃料として使用した場合、二酸化炭素排出は石油の半分にも及ばないとされている。なんで海底に氷に閉ざされたメタンガスが埋蔵されているかと調べれば、どうも嫌気性微生物の仕事らしいのだが、これについてはご自分でネット検索をかけて、お調べいただきたい。さて、この理想的なエネルギー、今はまだ可能性の段階で、政府の早急な開発指導が望まれる。資源も生産も新しい方向への模索が必要だ。
 その関連の情報。歩行者の反応を読み取るビディオ広告が開発され、現在試験運転されている。つまり、広告の有用性を歩行者からの反応や表情を読み取り、判断するわけだ。やはり日本のロボット技術は飛躍的に進化している。最近では赤ん坊と幼児のロボットも開発されていて、赤ん坊ロボは周囲の刺激からいかに行動すべきかを学び、幼児ロボは自らの行動を外部反応や外部刺激のパターンから試行錯誤していくらしい。考えてみれば、ハヤブサ君も、国際宇宙ステーションに物資を運搬した無人ロケットも、すべてロボットなわけで、我が国の産業、取り分け中小企業に、この分野で他国に対する優位性を保持してもらいたい。
 午後、某出版社へ完成したばかりの原稿を送信する。本日が締め切りであったのだ。安堵して気分転換はマッサージチェアでの落語チャンネル。初めて聴いた根多『明石飛脚』(あかしびきゃく)が面白い。グルグル漫画というものがあったが、これはグルグル落語。
 夕方、デイキャッチで優秀なはずのふたりのコメンテイタが、おかしな言葉遣いをしている。「耳障りのよい」は間違い。文字の通り、耳障りは耳に不快という意味。それを「ミミ触り」と誤解している。最近、こういう微妙な言葉の違いがすべて無視されていると思い、辞書を調べた。すると、驚き桃の木、山椒の木。「耳触り」という項目があって、例文として「耳触りのいい」があったのだ。いくら日本語が変化するとはいえ、間違った言葉遣いが辞書に載るようでは、アカデミズムも大衆に迎合しているとしか思えない。これでは日本語がますます軽くなっていく。言葉には時代によって変化せざるを得ないという宿命があるが、生きている間に言葉が通じなくなるような事態は情けない。
 最近、特に気になる言葉遣いは「ですかね」や「ならば」、「なるほど」や「なので」。電波に乗せる言葉としてはすべて不適格に感じてしまうボクは古いのだろうか。けれども、もっと美しく置き換えることは、いくらでも可能であろう。
 たとえば、「なるほど」という感動詞は目上の人には使わない、ということをどれだけの人がご存知だろうか。これを知らずに連発しているのが某民放のアナウンサーたち。これがどうにも聞き苦しい。ごくたまに、ではあるが、自分を過大評価している女子アナがいるが、こういう人に「なるほど」と連発されたくはない。テレビ業界の勘違いはよく知られていると思うが、ラジオパーソナリティーには高度な見識と教養を望みたい。まあ、世の中全体が謙遜謙譲の魂に欠けていることは間違いない。という自分もエムナマイキで生意気だから、人のことはいえません。といいながら書いている。あはは。
 いつもの透析で、NHKFMのクラシックを子守唄に眠る。目覚めて「世の中おもしろ研究所」を聴こうとしたが、NHKラジオはワールドカップ。これでは楽しみにしている「真打競演」もないなとガッカリしていたら、意外や意外、ポルトガルと北朝鮮の試合が面白くて傾聴。思わずJリーガーのいる北朝鮮を応援してしまう。けれども、スーパースターのいるポルトガルに惨敗。まあ、仕方がない。とても不思議なのだが、今夜ばかりは北朝鮮に同胞を感じてしまった。
 帰宅してラジオ深夜便をBGMにビールとつまみ。サッカーの中継に邪魔されることなく、ラジオ深夜便の藤沢周平作品朗読を楽しむことができた。
▲ 夏至の午後木漏れ日で聞く烏の子

0622・火・
 コーヒータイムにスタンバイのモーニングブレイクを聴く。詩人の荒川先生が本について語っている。ボクにも関係のある話題であるから、聞き耳を立てて拝聴。装丁も含めて、本には内容を伝える以上の機能や魅力がある。電子ブックがどれだけ普及しようとも、本は永遠だ。それは今でも電報が大切にされているのと同じである。電報でないと目的が達せられないケースだってあるのだ。世の中が新しくなっても、それでないとダメ。捜してみれば、そういうことはいくらでも出てくるような気がする。
 コボちゃんが別宅にいくとき、ネコドモが素直に従う。これでキジバトポッポの半日だけの自由が確保されるのだ。
 部屋を開け放ち、風の道を作ってやる。湿度があっても肌を通り過ぎる風が快感。パソコンに向かい、ルーティーンワーク、原稿執筆、連絡あれこれ。BGMは山下達朗とポールマッカートニー。ラジオはついつい傾聴してしまうので、オフのまま。だからニュースも何も知らない。
 肩と背中が重くなったらキジバトポッポに気を遣いながらマッサージチェアにあたる。有線放送の落語チャンネルが面白い。専門の係りがいるのだろうか、毎日毎日きっちりとしたプログラム管理がされており、タイムキープもスケジューリングもかっきりとしていて、同じ録音を聞かされることがない。落語ファンにとっては、この有線放送、お勧めである。
 原稿執筆に集注。もうすぐ仕上がるというタイミングで正午となり、いきなりウィルス検索が始まる。こうなると、コンピュータがさくさく動くことはない。そのじれったいこと、じれったいこと。プログラムを更新したせいか、最近やたらにワクチン接種や健康診断が多いような気がする。そりゃあ、病気にかからないにこしたこたあないのだが、ボクのように昼休みが保障されない業種だってあるのだ。ムカムカしながらキーボードを叩いていたら、13時を過ぎてからやっと健康診断が終わった。
 人生の壁に向かって真正面から挑んでいる友人からメール。その見事な健闘ぶりにエールを送信。ボクの苦しみはみんなの苦しみ。みんなの苦しみはボクの苦しみ。
 コボちゃんとの夜の散歩でアルルは完璧に盲導犬をする。街に珍しく酔っ払いが目立つ。団体で賑やかに、独りでウロウロと。みんなガマンの暮らしに飽きたのか、それとも景気がよくなったのか。まあ、今月はボーナスの月ではある。
 帰り道、自転車に体の半分を潰された蛙をコボちゃんが発見。内臓が飛び出していて助からないので、草むらの根元に運んでやる。もしかしたら自動車かもしれないが、都会での暴走はやめて、しっかりと前方注意しながら運転して欲しい。自転車の諸君も同じだ。時間やケータイメールも大事だろうが、命はもっと大切だ。
 ボクらがいくら頑張っても、命だけは作ることはできない。そういえば、昨夜のコボちゃんも病院から出るとき、自動ドアのレールに落ちていた小さな甲虫を拾い上げて逃がしてやった。コボちゃんがいうのに、どんなに小さくても命は命だという。でも、ひとつだけ例外がある。それがゴキブリ。コボちゃんに発見されたゴキブリの末路は、気の毒としかいいようがない。
 帰宅して原稿執筆。集注して25時まで。
▲ ぺちゃんこの蛙の夢は池の中

◇ バーチャルおくのほそ道コース

芦野に到着、通過しました。次は白河。あと、39,707歩です。
現在の歩数574,293歩。

0623・水・沖縄慰霊の日・
 ラジオからのニュース。マツダの工場内で機関銃による無差別殺人があったとの放送に驚愕する。ついに日本もその段階にきたか。もう防弾チョッキなしでは外出もできないと嘆いていたら、どうもおかしい。よく聞くと、期間従業員による無差別殺人とのこと。あのね、雇用創出とか、期間従業員とか、あまり紛らわしい言葉を使うなよ。マスコミ、言葉のセンスをもっと磨け。
 沖縄に菅直人総理大臣が出かけている。慰霊祭に参列している。そして県知事にも会うのだろう。民主党、沖縄からは候補者を立てないとか。鳩山の理想は分からないこともないけれど、不言実行でいて欲しかった。市民運動から生まれた新総理、ここはいかに舵取りをしていくのだろう。
 政権維持と日本の舵取りよりも、選挙民の心を読み取ることはもっともっと難しい。民も政治家も歴史に学ばない。地球というシステムで、ただ人類だけがおかしな存在であるような気がしている。どうか人類、欲望のコントロールだけはマスターして欲しい。悲しみを繰り返さないためにも。
 ポールマッカートニーをBGMに、パソコンに向かってひたすらの原稿執筆。予定していた原稿を次々に仕上げていく。予定を終えたら、もう透析の時刻になっていた。
 透析開始時、スタッフにカリウム吸着剤の一時停止と造影剤についての質問をする。Oドクターの丁寧な説明によれば、MRIの造影剤のリスクは小さくないという。これは透析を変更しなければならない。慶應義塾病院の予定変更をすると、1年間も待たされてしまうのだ。
 帰宅したら、開いた窓から焼肉の匂い。そういう季節なのだ。駅前の焼き鳥屋も繁盛していることだろう。ボクはひさびさ、我が家で酒を楽しむ。高価な梅酒のソーダ割り。シングルモルトウィスキーのハイボール。コーヒービーンズチョコのおつまみが最高。おかげで熟睡、幸せを感じる。
▲ 焼肉の煙をまとい住宅街

0624・木・
 朝の散歩で、盲導犬をしているアルルがヨーキーのウィーニー君と出会う。けれどもアルル、誘惑を振り切り、しっかりと盲導犬を演じる。もちろん、後でウィーニー君と遊ぶのではあるけれど。
 豪徳寺に到着。花壇に座ろうとしたら、ダンゴムシが歩いていて、コボちゃんがボクに座るなとストップをかける。ダンゴムシの散歩の邪魔をするな、というのだ。けれどもダンゴムシ、丸くなってボクを無視(むし)。
 アルルにおやつをあげてから、またまたモスでホットドッグとコーヒーセットのブレックファスト。300円でちゃんと食べた気分になれるのはすごい。帰ろうとしたら、横断歩道をクルマが遮っている。
「ちょいとお兄さん、どこでクルマを止めてるの。ここは横断歩道よ」
とコボちゃんがドライバーに語りかけたら、若いお兄さん、
「はああ」
と抑揚のない反応。視野狭窄の人間が増殖しているので、本当は知らない人間に注意するのも命懸けなのだ。ボクは腕に覚えはあっても、盲人となっては敵を選べないので、コボちゃんの正義感にはときどき冷や汗が出る。
 帰宅してパソコンに向かってルーティーンワーク。キジバトポッポはサンルームで豆をついばみ、ときどきボーボーと鳴いている。
 昼になる前、すずらん通りの「英」(ひで)にいく。途中、神社の前を通ったら、頭の上から烏の子(からすのこ)が、甘えた声で鳴いていた。もう、そういう季節なのだ。
 「英」(ひで)のシャッターが下りている前に立っていると、初音寿司(はつねずし)の大将が通りかかって、声をかけてくれる。この寿司屋さん、閉めてから6年も経過するが、大将はいたって元気である。立ち話をしていたらシャッターが開いた。ボクの後ろには行列ができていたので、話を中断して店内に入る。
 満腹になり、サービスのソフトクリームを食べ、コボちゃんの買い物に付き合い、すずらん通りの八百屋のお兄さんに威勢のいい挨拶をされる。道で擦れ違うとき、いつも明るく声をかけてくれるのだ。コボちゃんによると、あのお兄さんは目の見えていた頃からボクをよく知っていたのではないかという。この八百屋(やおや)さん、以前は光陽楼(こうようろう)の隣だったのだ。それにしても、見事な仕事っぷりで、ボクらはお兄さんと呼んでいるが、結構なご年配なのかもしれない。すずらん商店街、いつまでも元気でいて欲しい。
 本日も予定がいっぱい。けれども、なんとかクリア。その代わり、楽しみにしていた落語の勉強会へはいけなかった。先週も一琴師匠の会に失礼したばかりなので、心苦しい。義務と趣味のバランスは、盲人にはコントロールが難しい。
 夜も豪徳寺へ散歩。街が賑わっている。こんな時間、いつもは人気(ひとけ)のない駅前花壇にも、若人(わこうど)や酔っ払いのおじさんが座り込んでいる。もちろん、ほろ酔いのグループも通貨していく。そうかあ。今夜はワールドカップとボーナスと、給料日が重なったのだ。
 帰宅して少しだけ横になる。といっても、短期熟睡。目覚めたら日付が変わっていた。
 キックオフを待ちながらラジオ深夜便を流していたら、ポールモーリア合奏団がかかっている。アナウンサーによれば、ポールモーリアはチェンバロの名手であるとか。そういえば、美しいメインメロディーは鍵盤古楽器(けんばんこがっき)の音色。小澤章代(おざわあきよ)さんのおかげで、ボクにとってチェンバロは身近な楽器となっている。なんて考えていたら、ワールドカップ、日本VSデンマークのキックオフ。
▲ 耳凝らす地球の裏のキックオフ
▲ アフリカは蝿が飛んでるスタジアム

0625・金・マイケルジャクソン一周忌・朝鮮戦争勃発60年・
 未明、ラジオ深夜便はワールドカップの中継に切り替わろうとしていた。前回、カメルーン戦のときもNHKラジオで聴いたら日本が勝利したので、今回もNHKの中継で聴く。そもそも、ゴールのときの馬鹿騒ぎがないのがいい。もう、ブブゼラの音も気にならなくなっている。
 いよいよ、キックオフ。で、とにかく日本が落ち着いていて、強いのに驚いた。強敵とは知っていても、最初から負ける気がしていないのも不思議。と思ったら、本当に勝ってしまった。小さく拍手をして窓を開く。繁華街のどよめきが聞こえるかもしれないと思ったのだ。
 短い眠りから目覚めると、TBSラジオのスタンバイには電話やメールで人々の岡田監督や日本代表を賞賛する声が届いている。ワールドカップ開催前とは評価が180度変化していて驚いた。とはいえ、ボクも日本が負けるなら、ワールドカップなんか無視するつもりでいたので、人のことはいえる立場にない。つまり、人の心とはそういうものなのだ。
 昨日は参院選の幕が切って落とされた日でもある。菅政権が沖縄を捨てたような批判も聞こえる。けれども、沖縄の人々の心に火をつけたのは鳩山首相だ。そして、鳩山首相の最大の過ちは人々の心が読めなかったこと。圧倒的勝利で政権交代を実現した民主党。この絶対の支持があれば、いかなる困難な挑戦にも国民は自分を応援してくれるはず、と思い込んでしまったのだ。けれども、沖縄の基地を65年も放置してきた国家と国民である。基地が自分の地域にくるとなったら、それは猛反対をするに決まっている。そこを鳩山首相は読めなかった。見る見る支持率は低下して、そして辞任するに至ったのである。
 その鳩山首相の一人相撲の後始末を背負わされた菅直人総理大臣もご苦労なことである。ただ、怒りの頂点に達した沖縄県民に対して、アメリカも日本も、これまで通りにいかないことだけは覚悟しなければならない。ボクは何度もここで書いてきた。自分の生命と財産を守るための犠牲を沖縄に押し付けたままでいいわけがないと。銃を取る覚悟で、基地を迎え入れるべきなのだ。日本人、自由のための勇気を抱け。決して使うことのない武器を取れ。江戸時代の武士を見よ。巷には帯刀した武士がうろうろしていて、それほどに武器があふれていても使われることもなく、長期の平和国家を維持してきたではないか。戦争を許さないための軍備を整備せよ。平和を謳歌するだけでは平和は維持できない。
 スタンバイ、現場にアタックではレポーターが渋谷駅前から夜明けのスクランブル交差点での馬鹿騒ぎについて報告している。彼女、初めて群集に恐怖を感じたとか。下半身丸出しの若者はたちまち逮捕された。警察官は取り締まりからゴミ掃除まで、お疲れ様。こんな公務だから、ピストル自殺する警察官が後を絶たないのであろう。
 それにしても、日本はサッカー一色。ゴルフクイーンもゴルフプリンスも横で小さくなっている。
 よい天気である。梅雨はどこにいったのだろう。けれども、九州あたりでは記録的な降雨量であるらしい。
 キジバトポッポを解放してあるので、パソコンルームは風の道になっている。パソコンに向かっているが、おそらく皆さん寝不足なのだろう。通常はメールの多い曜日なのに、本日はただの一本もメールがない。仕事の打ち合わせ電話は石和図書館の雨宮司書からだけ。
 デイキャッチはダブルコメンテイタで、宮台真司VS国会王子。TBSラジオが誇る国会担当のタケダ記者、面白い。崎山記者にしろ、タケダ記者にしろ、中村尚登記者にしろ、TBSラジオには保護すべき絶滅危惧種が相当数存在していて頼もしい。
 メディカルエンジニアのKさんからレントゲンの結果、ドライウェイトを引き下げるとのこと。目に見えない程度の体重減量が望ましい。今のところ順調である。けれども、筋肉を減らさないで体重を下げるのは難しい。
 23時からワールドカップはポルトガルVSブラジル。世界最高水準のサッカーがどれだけのものか、傾聴。やっぱりスーパーフライの『魂レボリューション』のテーマソングが流れるとパブロフの犬みたいにブブゼラの音を欲しがってしまうのだ。眠ったのは25時を過ぎていた。
▲ 寝不足の通勤電車世界杯

0626・土・
 いつもの時間に目覚めた朝だが、TBSテレビのサタズバは政治家の持論垂れ流し合戦で、いつまで待っても下村健一(しもむらけんいち)のサタズバレポートをやってはくれない。またまた、放送時間を変更されてしまったのだろうか。それとも延期になったのだろうか。こういう大切な番組をデラシネにしてはいけない。
 土曜日のTBSラジオで、メインパーソナリティーの相手役の女子アナ、
「宮崎県の家畜の伝染病の口蹄疫(こうていえき)…」
などと発言している。ニュース原稿を素読みしているだけなのは分かっていても、言葉には注意しないと。まるで口蹄疫(こうていえき)は宮崎県特有の風土病(ふうどびょう)のように誤解されそうで、これはソノマンマ知事に怒鳴り込まれる危険性、大いにあり。
 コーヒータイムで焼きたてのトーストを食べる。ごくたまにだが、パンがおいしいと思うことがある。
 足元でキジバトポッポの遊んでいるマッサージチェアでリラックス。有線放送で五代目志ん生(しんしょう)と六代目円生(えんしょう)を楽しむ。気分転換ができたら、パソコンに集注。BGMは本日もポールマッカートニー。今秋にやり残したことを片付ける。
 ランチタイムに永六輔(えいろくすけ)の土曜ワイドを聴く。先週は佐渡(さど)からの生中継だった。ボクも生きている間に、どうしても佐渡にいってみたい。太宰治(だざいおさむ)の追体験をしてみたいのである。といっても、愉快な旅にはしてやるつもりだが。
 パカパカ行進曲まではパソコンに集注。15時になれば仕事を放り出し、ラジオの宮川賢(みやかわまさる)に傾聴。オバカリスナーとの軽妙な遣り取りに抱腹絶倒しながら、室内徒歩と筋力運動に励む。なんとなく筋肉量が落ちた気がするので、腕立て伏せもゴムチューブも回数を倍増する。
 17時になったので、パソコンに戻る。そうしたら、コボちゃんがキジバトポッポをサンルームに連れてきて、ネコドモをリビングに解放した。途端にネコドモ、騒ぎ出す。
 野球中継に回してみたら、またまた巨人軍がホームランの量産をやっている。空しくなったので、1時間半の熟睡。腕時計のアラームで目覚めると、窓からは雨音。たまには雨でないと、どうも梅雨(つゆ)の実感がなくていけない。とはいえ、西日本では途方もない雨が降っているらしい。こういう乾いた梅雨は、後半が集中豪雨でやられるから油断できない。
 いつもだったら、22時15分からはNHKのラジオ文芸館のはずなのだが、最近は最後の土曜日が別の番組になっている。この沖縄からの番組は以前水曜日のプログラムだったのが、いきなり変更になったのだ。NHK、受信料を支払っている国民第一と公言していう割りには、こうした理由の理解できない番組編成をやらかす。ラジオは生活のメトロノームだ。番組が変わると体調まで来るってしまう。民放みたいに大衆に迎合してくれとはいわない。ただ、デリケートな配慮だけは絶やさないでいただきたい。
 もうひとつ、NHKラジオへの注文はラジオ文芸館の室をどうか落とさないで欲しい、ということ。これはボクと窪島先生の意見の一致するところである。
 夜中に焼肉弁当を食べるが、こういう食べ物は時間帯を選ばないといけない。要するに、もう若くはないのだ。特に胃袋は。
 ひさしぶり、五代目古今亭志ん生(ここんていしんしょう)の落語をじっくり聴く。ボクの落語コレクションで最も多いのが五代目古今亭志ん生。もう一度、全巻をじっくり味わいたい。
 本日は外出できなかったので、落語に傾聴しながら、室内徒歩運動に熱中した。でも、睡眠導入剤は太宰治の『佐渡』。別に先週の土曜ワイドの影響ではない。
▲ 雨音にやはり梅雨(つゆ)だと安堵する

0627・日・
 5時に目覚め、そのままパソコンに向かう。NHKラジオで野鳥の時間と当世キーワードだけ聴く。ETC新入社員という言葉が耳に残った。面白いとは思うが、毎年の新入社員をよくぞまあ、これだけカテゴライズするものだと感心もするけれど、あきれもする。
 腕時計のアラームが鳴ったので文化放送み回すと、志の輔(しのすけ)ラジオは『落語でデート』。今朝は今舗(いますけ)の『ネギマの殿様』という出し物。以前、優先放送でよくかかっていたのでボクには耳慣れているけれど、落語ビギナーには難しい出し物だったかもしれない。けれども、この根多は先代(せんだい)金馬(きんば)の十八番『居酒屋』(いざかや)の下敷きにもなっているので、マニアにはかなり興味深い根多なのである。ボクも数百枚の落語CDや、それ以上のカセットテープやMDのコレクションがあるが、それでも知らない根多が出てくる。この世界、どこまでも深く、広く、そしてネットワークがある。
 有線放送の落語チャンネルがいかに著作権問題をクリアしているかは不明だが、小さな利益を捨てて、落語ファンの増殖を図った方が賢い選択であると思う。
 再びパソコンに集注、ルーティーンワーク、スケジューリング、原稿執筆を片付ける。
 気分転換のマッサージチェアは日曜天国で笑いながら。今朝のゲストは世界最高のオルゴールを開発した技術者。そこへコボちゃんから散歩の誘い。胸ポケットのラジオから流れるオルゴールに感動しながら豪徳寺まで散歩。曇天ではあっても、雲を空かして紫外線が降り注ぐ。アルルの真っ黒な毛皮に雲を透かして太陽からの赤外線が降り注ぐ。アルルの頭も背中も熱くなっている。でも、アルルは一生懸命に盲導犬を演じていた。
 豪徳寺の花壇でおやつをあげてからモスの店先でアルルを待たせる。今朝のボクのブレックファストは焼肉ライスバーガー。
 大きなガラスを隔ててアルルがボクらを見上げている。そこへ美しいお嬢さん。けれどもアルル、美しいお嬢さんに冷たい態度。頭を撫でられたり、ベロに触られたりしても、そっぽを向いてしまう。アリーナもそうだった。ボスが傍にいなければ、いかなる誘惑にも誘われないのだ。
 帰り道は遊歩道。最近まで騒々しく舗装工事をしていたが、以前よりも足元がデコボコになっていて、ひどく歩きにくい。おかしな傾斜はあるし、真ん中は異様に高くなっているし、その目的が不明。自転車を排除するためなら理解もできるが、では車椅子はどうなのだ。道の真ん中を高くするのは排水の都合だとすれば、ボクら障害者の歩行困難はどう保障するのだ。これが役人と下請け工事の仕事なのかもしれない。役人は役に立たないから役人という。これは市民の常識である。ずいぶんつまらないことに血税を使ってくれたもんだとあきれた。これからも、この歩きにくい遊歩道を使うと思うと気が重い。
 帰宅したら午後になっていた。南国ではないかと思うほど蒸し暑いので、ボクとキジバトポッポはエアコンの除湿機能に助けてもらう。そのままボクは熟睡。目覚めたのは夕方だった。
 コボちゃんに手伝ってもらい、石和図書館のギャラリー図面を読む。石和展覧会プランのフォーマットを制作し、出品作品と構成を考える。
 本日のプロ野球はすべてデイゲームであったらしい。けれどもニッポン放送では録音で中継を流している。ヨコハマが優勢だったので、ときどきラジオをかけてみる。それ以外はヒメカミの音楽『イーハトーポ』をかけている。何か考えるときには最高のBGMである。結局、ヨコハマが勝利。新しいヒーローが生まれたらしい。野球にも美学が必要で、その理解のない指導者は好きではない。
 夜になってからはエアコンを切る。けれども蒸し暑さはあまり変わらない。まるでジャングルにいるようで、熱帯夜とはうまくいったもんである。
 セットしていたアラームが鳴り、ラジオのスウィッチオン。TBSラジオ「時間泥棒」に立川談志師匠出演。本日は文化放送にもご出演だったが、最近のメッセージとしては特別に新しいものはないな、と仕事をしながら耳を傾けていた。ところが、談志師匠、水爆発言。自分は談翁(だんおう)を名乗り、志の輔(しのすけ)に談志を継がせたいと公言したのだ。もしかしたら、ご本人も驚いていたのかもしれないが、この発言は初めてのこと。もちろん襲名披露の口上を家元直々に発するとのこと。さあ、志の輔はこれを聞いたらどうなるだろう。感激のあまり、バカになってしまうのではないか。この出演の最後に、談志師匠は過去を振り返り、自分を育て、そして見守り見過ごしてくれていた世の中に感謝の言葉を述べていた。これが、いかにも談志師匠らしい表現で、もしも立川談志という人物を知らない人には伝わらなかったかもしれない談志だけの持つ優しさであった。言葉がどうであれ、立川談志ほど優しい魂の持ち主をボクは知らない。いつまでもお元気でいていただきたい。
 遅い夜食を食べる。珍しく本日は予定通りに仕事が進んだ日。ビールを飲みながら、コボちゃん特製の納豆冷やし中華をズルズルというか、ヌルヌルとたぐりこむ。以前にも書いただろうか。醤油だれでも、胡麻だれでも、冷やし中華に納豆を乗せ、ぐりぐりっとかき回してから食べて欲しい。最初にこれを食べたのが光陽楼(こうようろう)。それ以来、ボクはときどき納豆冷やし中華を我が家で食べるのだ。本家本元の光陽楼では、最近は普通の冷やし中華しか供さない。まあ、特別にお願いすれば、もしかして納豆を加えてくれるかもしれないが、オリジナルみたいに、皿の底にクキワカメは潜んでいない。これも残念である。
 満腹となり、ほろ酔いとなり、いい気持になって夏目漱石を聴く。
▲ 列島が寝汗かいてる熱帯夜

◇ バーチャルおくのほそ道コース

白河に到着、通過しました。 次は須賀川。あと、23,156歩です。
現在の歩数616,844歩。





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