全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2009年7月20日~26日
0720・月・海の日・
 世の中は今日も休み。アルルはそわそわ。コボちゃんの起きるのを待っている。
 昨日あれだけ歩いたのに、今朝も散歩。豪徳寺の花壇に座ると、大勢の子どもの声。遠足かと思ったら、サッカーチームのメンバーらしい。これからどこかに試合にいくのだろう。
 休日は軍団がいないので、遊歩道を帰る。子どもたちが虫取り網を抱えて歩いている。虫篭には蝉。けれども、虫篭の内でも外でも、鳴いている蝉はどこにもいない。きっとまだ何かが足りないのだ。
 午前中、藤澤監督、馬場民子さんくる。ビックリ・バンのロゴとアイキャッチ、「からっ風が知っている」のタイトル文字を手渡す。原画を前に打ち合わせ。赤ちゃんゾウをタマゴから飛び出させてはどうか、という意見。それではアイキャッチとしてまとまるかどうか、ボクは不安だったが、監督の前で描いてみる。すると、悪くないらしい。あとは世間話。馬場民子さん、実は目の見えていた頃のボクのアトリエを訪れたことがあるらしい。ヒメキンメフクロウのポースケと暮らしていた頃だから、ひどく昔の話である。お互い、あの消えてしまった小田急経堂アパートに暮らしていた時代があったと知り、驚く。いや、世間は狭いから、決して悪いことはできない。
 突然、Oさんから連絡。愛犬を失ったとのこと。愛犬家同士、いつも話をしていたものだから、打ち明けてくれたのだと思う。短い会話ではあったが、あまり気落ちしないようにと伝えるのが精一杯だった。
 ボクが透析にいっている間、キジバトポッポに仕事部屋が開放される。透析は3時より。あれだけ水分摂取をしたのに、体重増加は驚くほど小さい。ほとんどが汗として出ていってしまったのだ。だから夏はご用心。水を飲まなければ倒れます。
 隣のベッドの菅原さんとデイキャッチ、勝ち抜き時事川柳の話題。彼もTBSラジオのヘビーリスナーなのである。ひさびさ、プロ野球をきっちり聴く。巨人軍打線が横浜の外人ピッチャーに翻弄される様子が興味深い。このあたりが野球の面白い所以である。大相撲でも悪役横綱が連敗。そうかと思うと、全英オープンでは還暦寸前のゴルファーが健闘したり、予想を裏切られても、愉快なことはいくらでもある。
 透析が終わると、急いで帰宅。うまいタイミングで青木カメラマンファミリーが全員集合。みんなで豪徳寺のイタリアンレストランへいく。6人でテーブルを囲んで楽しく食事。料理はどれも美味で全員が満足。よかった。けれども、ジュンちゃんはピーマン、チャコちゃんはマッシュルームに用がないらしい。
 ジュンちゃんは自分が関わっている子どもオペラの様子を演技まじりで説明してくれる。ワーグナーだそうだが、クラシック音痴のボクにもよく分かる舞台かもしれない。
 青木ファミリーにクルマで送ってもらう。TBSラジオ、アクセスでは海の日でバトルトーク。ボクのよく知っているN氏がリスナー電話参加で、重々しく番組をまとめるようなコメントを発していたので笑う。
 24時半、ラジオ深夜便で藤沢周平作品朗読は「思い違い」の第一回。なんてったって、ラジオは朗読とドラマがいちばん。
▲ ピーマンを仲間外れに食事会

0721・火・
 衆院解散予定日。なのに新聞は休刊日。困ったものである。まあ、新聞の読めないボクには関係ないけれど。でも、解散本当にやるのかね。
「本降りになって出ていく雨宿り」
は自民党を歌った川柳かもしれない。
 本日はアポロ11号月面着陸から40年。あのときボクは大学生。生まれて初めての個展の準備に忙しい若者だった。でも、この世紀のイベントを白黒テレビにかじりついて徹夜でウォッチングしたことを今でもよく覚えている。そして、ボクが感動したのは人類月面着陸よりも、アポロから撮影された暗黒に浮かぶ青い地球の姿であった。ボクはこの瞬間を宇宙世紀の幕開けと認識している。
 17文字の原稿をまとめる。なんとか本日にはブログにアップしたい。ラジオからは羽根のない天道虫の話題。生物農薬とやらで、バイオテクノロジーで天道虫から羽根を奪い、効率よくアブラムシを捕食させようという計画ではあるが、天道虫から星のある甲羅を取ったら、実に気味の悪い生き物が出来上がる。おいおい、人類。そんなこと、あまり褒められた仕事ではないと思うよ。
 青木裕子アナウンサーとアリパパご逝去について語り合う。それから、アリママに電話。アリママ、いつもと変わらず、堂々とされている。やはり、ボクのような凡人とは違うのだ。改めて尊敬の念を強く抱く。合掌。
 ひたすらパソコンに向かう。梅雨明けだったはずなのに、雨が降っている。そういえば、戻り梅雨、という便利な言葉があったが、あれは気象庁の発明ではなかろうか。
 雨降りで気温も低いのに、蝉が鳴き始めた。きっと蝉たちにスウィッチが入ったのだ。
 2010年カレンダーのための言葉の仕上げとポジ選択。ラジオは衆議院解散を伝えている。大相撲が終わると、NHKラジオでは緊急番組。衆議院解散だが、まるで自民党解散みたいな騒ぎ。記者会見の麻生太郎のいい人ぶりっこに笑う。なんだか初めて総理大臣らしいスピーチをやったな、という印象なのだ。
 外は雨。自転車で帰るコボちゃんも心配だが、明日の日食も心配。やきもきしている人がどれだけいるだろう。
 NHKラジオでは解散の特集をやっていて、各党の代表が和が党こそはと主張合戦。自民党は安心日本を宣言しているが、今回はマニュフェストの問題ではなく、いかに政権交代するかがポイント。自民党の実力は過去の歴史を見れば分かります。
 ひたすらパソコンだったので、早めに眠る。未明に起きたら、ラジオ深夜便は須磨佳津江アナウンサー。「心の時代」を聴く。
▲ 解散で総理いきなり偉くなり

0722・水・日食・
 目覚めたら雨。散歩にはいけず、髭剃りが無駄になる。日食までに晴れろと祈る。
 ヒロコママからいただいた東京Xで豚しゃぶサラダの朝食。空腹だったので、そのうまいこと。たっぷりの野菜で満腹となる。
 奄美で46年ぶりの皆既日食。午前11時頃、東京でも四分の三が影になる。ぜひとも、木漏れ日のある場所で、無数の三日月太陽をコボちゃんに見せてやりたい。と思っていたのに、朝から小雨。日本中で大雨のニュースや警報。実際に被害も出ている。TBSラジオ、スタンバイでは上海に日食ツワーに出かけた森田君が、分厚い雲に覆われています、と暗い声で電話レポート。でも、沖縄のおおたか静流さんからは晴天ですとのメールあり。悲喜交々、いろいろである。東京では日食のピークは11時12分。けれども、仰げばどんより曇り空。うなだれて戻る。ボクは台風も避けて通るほどのスーパー晴れ男なのだが、今回だけは神通力が効かない。そして、ウルトラ雨女のおおたか静流さんの周囲が晴天とは、これ烏賊に蛸が吸い付く。
 青木裕子アナウンサーと8月の日本点字図書館イベントのことで電話打ち合わせ。いろいろと企画があるらしい。当日はデイパックにおえかきセットを入れていこう。
 7月中に愛育社カレンダー締め切り。デビュー40周年記念ベストコレクション。作品セレクトと言葉の執筆推敲。愛育社に初稿を送信。ひさびさに新作の言葉をあれこれ。なかなかいいフレーズができたとボクは思っているのだが、客観的な意見を聞いてみたい。
 ボクとアルルはパソコンルーム。曇天の涼しい日とはいえ、なんだか暑苦しい。メインのスペースではキジバトポッポがリハビリをしている。コボちゃんお手製のミニアスレチック施設で、枝から枝へ飛び移ったり、飛び降りたり。そしてときどきは外のベランダにくるキジバトたちを注視している。自分だけ、どうして飛べないのだろうか。そう思っているのかもしれない。
 DNAにスウィッチの入った蝉たちは、曇り空にも関わらず、元気に鳴いている。
 いつもの透析。ラジオをつけると、大相撲が面白いことになっていた。ニュースはラジオもテレビも日食のことばかり。でも、大雨で命を落とした人も大勢いたのだ。地球にやさしく、なんてお気軽に言葉にしてはいるが、いざとなったら自然は人間の都合のいいようには回らない。人類、驕ることなかれ。
 帰宅してラジオをBGMにビール。アクセスのテーマはマルチ商法。人間は年齢に応じて騙されるカテゴリーが変化するらしい。人間ってやつは、いつの時代も煩悩に支配されているのだ。おお、我が煩悩みにビールで乾杯。
 電子蚊取り線香を子守唄にボクは熟睡。けれども、日食を楽しみにしていた人たちのほとんどは眠れない夜を過ごしているのではなかろうか。メディアよ、あまり人を踊らせるでない。
▲ 日食も曇り空には勝てません
▲ 蜘蛛の子を散らし空ろな永田町

0723・木・
 ネット検索。柳家一琴師匠の日記ものぞく。芝居の稽古模様が面白い。今から楽しみにしているところだ。
 愛育社の伊東社長とカレンダーについて電話打ち合わせ。貴重な意見をもらえたので、加筆修正、第二稿を送信。
 フリスクが残り少ない。フリスク中毒のボクとしては不安極まりない。チビリチビリと大切になめている。
 電話とメールあれこれ。幼馴染の山下から電話。ヒロコママとは土曜日の打ち合わせ。子どもオペラを見にいくことになったのだ。
 ホームページに記事。渡辺茂男先生とマークXについて書く。1972年のUK周遊と欧州横断夏休みに、ボクはロンドンの渡辺茂男先生宅にお世話になったのだ。そして、翌年春に生まれた絵童話「みつやくんのマークX」についての思い出。早速ホームページに送信。
 BGMは大相撲。面白い取り組みばかりなのだが、パソコンの音声と絡まって肝心な瞬間を逃してしまう。やはり中途半端はいけない。
 臨時ニュースは指名手配の男が沖縄で逮捕される。どうやって沖縄へ飛んだのか。拉致されているはずの女の子はどうして逃げ出さないのか。暴力を受けて思考停止になっていたのかもしれない。
 外は雨。けれども、コボちゃんの帰宅は雨上がり。
 「ビックリ・バン」の映画「からっ風が知っている」のタイトル文字。タイトルは太いマジックで。サブタイトルの「こころみ学園物語」は鉛筆で。CGで文字をアレンジしてもらいたかったのだが、ボクの手書き文字がいいとのことで、やり直したのだ。文字はコボちゃんからもOKが出る。
 夜はいただいた東京Xでまたまた豚しゃぶサラダ。BGMはラジオのニュースだが、わけのわからない事件が多い。出会い系サイトとかで、なんで知らない男についていくのだろう。それが安全な行為でないことは考えなくても分かること。人間の能力そのものが落ちているとしか思えない。
 切れ目なく仕事をしたので疲れた。24時のニュースを最後まで聴けず、熟睡。
▲ 過密都市なんでわざわざ出会い系

0724・金・
 朝、いきなり猛烈な雨。窓から細かい雨粒が振り込んでくる。こういう雨が続けば、確かに被害は出るだろう。人間に自然を支配できるはずがない。
 コーヒータイム。雨のため、今朝も散歩に出られない。ここ数日、散歩をしていないので、気分が晴れない。
 蛇が感電したため、新幹線が止まる。乗客も困るだろうが、蛇はもっと迷惑。楽しく空中散歩をしていたら、いきなりビリビリッときたわけだ。電気のない時代から蛇は枝から枝へとの散歩が趣味なのである。
 コボちゃんに入江杏さんのコグマのミシュカの絵本「ずっとつながってるよ」を朗読してもらう。感動する。愛用のICレコーダーに録音して、いつでも聴けるようにする。けれども、作品の背景と作者の気持ちを考えると胸に迫るものがあり過ぎる。悲劇を作品に変える勇気を讃えたい。悲しみを背負った人ほど美しいものを作り出す。そして、先日読ませていただいた新作「アステアの星」への関係性と、作品誕生の必然性を強く感じた。
 午後、ビックリ・バンの藤澤監督と馬場民子さんが映画タイトルを取りにきた。マジックと鉛筆で書いた文字。一目で気にいってくださった。ボクの文字のどこがいいのか分からないが、ボクの文字を書物などのタイトルに使いたいといってくださる方が意外に多い。コボちゃんもボクの文字がいいといってくれる。ボクにしてみれば、不思議な話なのだが。
 愛育社の伊東社長と電話打ち合わせ。2010年カレンダーにゴーサイン。
 新作の習作を描く。新しいキャラクターを考えているのだが、簡単ではない。どうしても類型的になってしまう。そこを破壊する勇気が必要だ。
 シャワーを浴び、沖縄のヨネちゃんからいただいた完熟マンゴーを食べる。一年に一度の味。美味と感謝の他にいうことなし。
 コボちゃんがキジバトポッポを屋上で歩かせる。いくらはばたいても体が空中に浮かばないのだ。それでも広い場所を歩かせたいのはコボちゃんの気持ち。仕事場に連れてくると、ボクがマンゴーを食べている間、窓際でアスレチックをやっている。ベランダには他のキジバトがやってきているが、彼らはどう思っているのだろう。
 いただいたメールに返信してからいつもの透析。プロ野球はオールスターだが、まるで興味がない。NHKラジオは1975年のアメリカンポップスベストテンをやっている。少しうとうとしたが、最後まで聴く。その後の上方演芸会だが、最近パワーを感じないのはどういうわけだろう。
 帰り道、雨がぱらぱら。アルルは家で待機していた。キジバトポッポは別宅に戻り、ネコドモが床に転がっている。TBSラジオ、アクセスはお軽い話題。こういうときは電話出演する面々も、いつもと違って笑える。テーマは年の差なのだが、彼女の父親が自分よりも年下というようなケースをボクは知っている。まあ、男と女の間では、何が起きても不思議ではない。
 ビールを飲んで眠る。部屋中がべたべたしているが、布団だけは乾いていて不思議。 戻り梅雨とはいうが、これは梅雨なんという可愛い雨ではない。ラジオからはひっきりなしに洪水警報。日本列島全体が水ぶくれになっている。
▲ テーブルに冷えたマンゴー別世界

0725・土・
 朝寝坊。下村健一レポートを逃す。朝はヨーグルトだけ。いつもの朝の運動と日記。
 山下智子さんの京ことば源氏物語語りの会のお知らせ、BCC配信。東京近辺の友人知人へ。
 石和図書館の雨宮さんから電話。思わず長電話。また遊びにいきたい。
 土曜ワイドに入船亭扇喬師匠が出演。俳句のあれこれについて語っていた。中でも印象に残ったのが小沢昭一氏の
「手の中の散歩の土産てんと虫」
 これは実にいい。天道虫をテント虫という所が実にいい。この天道虫がバイオテクノロジーで飛べなくされた天道虫でないことを祈る。
 午後1時からの久米宏「ラジオなんですけど」は天体の話題。出演者がヘッドライトを装着、スタジオを真っ暗にして簡易プラネタリウムを点灯。1万の星に囲まれた生放送。ボクも投書したかったし、最後まで聴きたかったが、出かける用事あり。残念ながら髭剃り着替え、外出の支度。
 クオリスで甲州街道をまっしぐら、初台の新国立劇場へ。無事ヒロコママと合流。ボクは白杖、ヒロコママは杖で、ふたり仲良く階段をあがっていたら、追いついてきた青木カメラマンに笑われる。
 子どものためのオペラといっても本格的。一流のプレイヤーによる舞台である。題目は「ジークフリードの冒険」。ワーグナーの有名オペラのだイジェクト。よい席だったので、歌もオーケストラも迫力満点。オペラ歌手というのは、どうしてあんなにものすごい声が出るのだろう。とても人間から出ているとは思えない。そう、金管楽器を凌駕する勢いなのである。こういう舞台を小さな人たちに早くから経験させたい。そういう主催者の祈りが感じられて好感を持てた。オーケストラも演者も最高の演技を惜しみなく披露している。いや、子どもたちと一緒に心からエンターテイメントしている姿はどこまでも美しかった。盲目のボクには理解できない展開も数多くあったが、とにかく楽しむことができた。ひとつ収穫は、ボクのような往年のミュージカルファンにとって、オペラこそミュージカルのルーツであることを再確認できたことである。音楽、ことにナマのオーケストラによる楽器の刺激は精神に甚大な影響を与える。ボクの眼前にはシネラマ映画のような大スペクタクルが広がっていったのである。
 けれども、劇場を出てからのヒロコママとコボちゃんの解説がちんぷんかんぷん。ヒロコママによれば、ボクが悪者だと思っていたのはカタツムリだった、というのだ。コボちゃんはコボちゃんで、そのカタツムリが合体して化け物になったのだという。ボクにはわけが分からない。そして、わけが分からないのはコボちゃんも同じで、なんでジークフリードは怪物を退治して指輪を奪ったのだと聞く。いきなりジークフリードが鍛冶屋になったのも不思議だったし、舞台で交通事故が起こったのも理解できないということになる。そこでボクとヒロコママとコボちゃんで大論争。ただ、舞台は大変に華麗だったとか。衣装も舞台装置も豪華だったのだ。そういう三人を青木カメラマンがにこやかに聞いている。コボちゃんとヒロコママの意見で合致したのは小鳥がセクシーで可愛かったということだけ。でも、なんで小鳥がケータイでシャメしたのかも意味不明。それはジークフリードに眠れる美女の美しさを伝えるためだったらしい。
 ウィキペディアによれば、この物語は北欧神話がオリジナルであるらしい。ということはケルト文化とか、ギリシャ神話とか遡ればヒンズー文化や我ら神道ともルーツを同じくするアニミズムがベースになっているのかもしれない。だから半身半獣のキャラクターが沢山登場したのだろう。この叙事詩をワーグナーがオペラにした「ニーベルングの指輪」を「ジークフリードの冒険」として子供向けにアレンジしたのが本日の舞台。壮大な物語を凝縮してある上に、分かり易くするため、物語が前後しているから、盲人には理解不可能な脚本になっていたのだろう。ただ、やはり悪者はカタツムリではなく、悪竜であって、その後に大蛇に変身するということだけは明らかになった。それで、人が沢山つながっていた、というコボちゃんの解説が理解できた。盲人に舞台を説明するふたりの親切に乾杯。
 それにしても愉快だった。まあ、ボクにとってワルキューレは「地獄の黙示録」の映画音楽としての方が印象が強いのである。
 後でヒロコママからメール。自動車が出てきたのは、昨年までトヨタがスポンサーだったためらしい。不景気でトヨタが撤退したからといって、いきなり脚本は変えられなかったのだ。
 空腹で帰宅。パソコンルームでエアコンにあたっているアルルと、仕事場でひとりアスレチックをしているキジバトの安全を確認してから豪徳寺まで歩き。いつものイタリアンレストラン「F」にいく。冷えたイタリアンビールがうまい。すると、カウンターの隣からボクを呼ぶ若い女性。NHKのMさんだった。すぐに意気投合。それからは大酒盛り大会になる。メンバーが多ければ、食事も楽しい。ああでもない、こうでもないでワインと食事が進む。コボちゃんがこれは何と聞く。食べてみるとピクルスだが食材が不明。マダムに尋ねると、コリンキーといって瓜の一種だとか。初めての味だった。
 みんなで歩いて帰宅。Mさんとは家の前で別れる。コボちゃんは途中の石やベンチで休み休み。要するに食べ過ぎなのである。 
 ラジオ文芸館に間に合った。グルメ評論家に化けた食い逃げの詐欺師の短編。寿司屋の大将がうまくデフォルメしてあって笑える。アナウンサーも音楽も演出過多ではあったが、許せる範囲だと思う。再放送であることを途中から思い出す。
 西の方角では水害被害。犠牲者多数で心が痛む。暮らしの場所でも運命は左右されてしまうのだ。
 自然の風で眠れるありがたさ。
▲ 子らの声オペラハウスに夏休み

◇東海道コース 浜松到着   浜松を通過しました。   次は舞坂。

0726・日・
昨日の疲れが残っていて、なかなか起きられない。目覚めても頭がはっきりしない。けれども、コボちゃんは出勤していった。
 いつもの朝の運動と日記。ネット検索でジークフリードを調べていたら、昨日の舞台をヒットした。途端にスピーカーから昨日のオペラが流れ出す。楽しさもよみがえる。
 NHKラジオ「音楽の泉」をBGMにパソコンに向かう。けれども、集中できず。9時の日曜討論をBGMに仮眠したら、親友に自民党を応援するよう、しつこく説得される夢を見る。目覚めたら石原自民党幹事長代理が熱く語っている所だった。
 猛烈な暑さ。けれども、左から右へ風が吹き抜けていく。長いけれど薄い髪の毛がなびいて、汗ばんだ肌にくっつき、不愉快。それでも意地になってパソコンに向かう。床には四本の足を空中に浮かせたままイヌネコたちが倒れている。
 いせやの山下からハワイのクリバンキャッツのTシャツが届く。ハワイのスウィーツもたくさん。ボクはハワイのクレージーシャツにはまっていたことがあり、このお土産はありがたい。もちろん、幼馴染はもっとありがたい。
 午後からエアコンを作動させ、おえかきデスクに向かう。執筆はいいとして、おえかきは汗ばんだら不可能。汗で濡れた指では鉛筆をしっかりホールドできないし、肌と紙がべたついて、鉛筆を自由に走らせることも不自由。それでは絵の世界に入り込めない。
 作品はスペースオペラ。失明して以来、2枚目の全紙サイズである。キャンバスでいうと、どれくらいの大きさになるのだろう。今はその習作を描いている。これはボクにとってのチャレンジだから、楽しんでやっている。
 BGMは大相撲の千秋楽。強い横綱が強いままに優勝。でも、みんな強くなりたいと願って相撲取りをやっているのだ。
 仕事に熱中してきたら、BGMは志ん朝の落語。やはりおえかきのBGMは落語がいい。
 コボちゃんが帰宅。キジバトポッポを連れてくるという。ネコドモは別宅に監禁。涼しくなったキジバトポッポは、志ん朝の落語をどう思って聞いているのだろう。ボクはどれだけおかしくても、小さな声で笑う。なにしろ、キジバトポッポの遊び場は、おえかきデスクの隣なのだ。キジバトポッポ、いい度胸をしている。
 食事のとき、アルルがとうとうキジバトポッポを発見。「あれは何?」とドングリマナコでボクらに問いかけてくる。コボちゃんによると、ボクらの顔とキジバトポッポを交互に見比べているという。でも、ネコドモにするように、走り寄って遊ぶつもりはないらしい。キジバトポッポはアルルの存在を感知しても、水浴び用の洗面器の縁にとまって、じっとしている。
 食事はヒロコママお勧めの点心。これはうまいし、満腹になる。
 NHKラジオの文化講演会をBGMに再び仕事。ニュースは水害のことばかり。毎年のように梅雨の終わりになると、日本列島が水浸しになる。毎日のように人が死ぬので、気分が重くなる。
 ラジオ深夜便をBGMに冷えた部屋で眠る。でも、お腹を冷やして、未明に目覚めた。
▲ ドアチャイムハワイの風が届く朝





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