全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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Author:emunamae
いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2016年11月14日~20日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

1114・月・満月・

 今夜の満月はスーパームーンであるらしい。ここのところスーパームーン、スーパームーンとやかましいけど、普段の月が倍に膨れる、というようなことは起こらない。38万キロが3万キロ近づいて、その距離が35万キロになる、というだけの話である。いずれにせよ、月の軌道が真円でなく、ほんの少しだけ楕円形をしているから生じる現象なのである。この現象、惑星物理学的にどれだけの価値があるのだろうか。月が地球の円周分にちょっと足りない3万キロという距離だけ接近すると、その引力で潮の満ち引きが著しく増大するとか、地球の地殻変動に重大な影響を及ぼすとかは、冷静な頭ではちょっと考えにくい。スーパームーンとかウルトラスーパームーンとかエクストラスーパームーンとか、スーパームーンにもあれこれのランキングがあるらしいが、このスーパームーンという概念は天文学よりは占星術の領域の話題であるらしいのだ。ま、地べたに這いつくばってひしめいている人類にとって、意識を虚空の天体に寄せることは悪くない。とはいえ、今夜の天気予報は雨。68年ぶりのスーパームーンを拝める幸運に恵まれるのは沖縄と北海道の一部の人たちに限られるらしいのだ。明日には天気の回復が期待できるので、日本列島の住人の大半は明日のほぼスーパームーン、十六夜スーパームーンでガマンするしかないのである。

▲ いわれればでかい気もする月の夜

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース

法王山岩之上堂を仮想参拝、通過しました。次は要光山観音寺。
あと1,362歩です。現在の歩数、53,638歩。
3周目挑戦中でごんす。

1115・火・七五三・

 安倍政権は戦闘行為を衝突と言い逃れて駆けつけ警護を正当化しようと躍起になっているが、そもそも駆けつけ警護そのものがよくわからない。言葉遊びの過ぎる安倍政権だが、中でもイナダとおっしゃる防衛大臣の戦闘行為か衝突かの説明がいかにもおぼつかなくて頼りない。こんな人に日本の防衛を任せて大丈夫なのだろうかと素直に不安になっている。他国を侵略するような武装集団でいてもらっては困るのだが、いざというときは滅茶苦茶に強い自衛隊でいてもらいたい。これも素直に思うのだが、習近平の中国はやばいのです。

 陥没した博多駅前の交通が再会された。周辺のビルへの避難勧告も解除されたとか。ゴジラに踏み壊されたみたいな道路陥没で死亡者はもちろん、怪我人ひとりなかったのは奇跡的。それにしても早かった。特殊コンクリートを満載したコンクリートミキサー車、いったいどれだけ駆けつけたのだろう。そうそう。こういうときこそ駆けつける、というんだよね。あはは。

▲ 隙間風猫の破いた遠い跡

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース 要光山観音寺を仮想参拝、通過しました。
次は華台山童子堂。あと960歩です。現在の歩数、56,840歩。
3周目挑戦中ということになってまーす。

1116・水・

 朝から風が強い。体感温度は零度に近いとか。けれども空のカラスたちは入り乱れ、楽しそうに遊び交わしている。それをアルルとの散歩から戻ったコボちゃんが嬉しそうに報告する。そう、カラスたちは遊びの天才なのだ。噂によれば木切れを足でコントロールしながらウィンドウサーフィンをするカラスまで存在するという。針金のハンガーで自分たちの家を建築するカラスたちである。道具を使うことも、それで遊びを発明することも朝飯前なのである。

▲ 木枯らしや窓のガラスに八つ当たり

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース 華台山童子堂を仮想参拝、通過しました。
次は松風山音楽寺。あと2,158歩です。現在の歩数、58,442歩。
3周目挑戦中でおます。

1117・木・

下村健一様
宮台真司先生
エムナマエ様
いつもお世話になっております。及川健二です。
さて、11月17日(木)ボジョレーヌーボー解禁にあわせて第4回日仏忘年パーティーを開催いたします。
昨年、一昨年にはメディア界や芸能界、政界など各界でご活躍の方が参加いたしました。今年も多種多様な方が参加される予定です。
よろしくご検討いただきますようお願い申し上げます。
日時:11月17日(木)18時~22時
場所:ブルーマンデー
下北沢駅南口・徒歩0分

 国際ジャーナリスト及川健二氏から以上のようなメールが届く。そこで絵夢助人(えむすけびと)さんをお誘いする。前から一度、この会の雰囲気を味わっていただきたかったのである。絵夢助人さんはご存じエム ナマエの在宅秘書さん。有能な片腕として長く貢献していただいている。エム ナマエ公式ウェブサイトやブログが無事
機能しているのも彼女の高いスキルのおかげである。
 まず経堂駅前のケーキショップ、アルルカンでホームページのための新年メッセージを撮影する。でも失敗、反省する。自宅でのリハーサルが不足していたのだ。反省しながら小田急線で下北沢へ。場所はすぐにわかった。なにしろ絵夢助人さんはいつでもどこでも頼りになるのである。まるっきりバリアフリーになってない螺旋階段を青息吐息で上がり、会場へ。フロアは既に盛り上がっていた。なのに人が詰め掛ける。どんどん詰め掛ける。役者さんらしき人が舞台でパフォーマンスをしていたかと思ったらアイドルらしき女の子が歌ってる。かと思うと、いつの間にかやってきた世田谷区長がスピーチをしている。これすべて及川健二氏のコネクションなのである。そして宮台真司先生が現れた。ありがたいことに先生の方でエム ナマエを見つけて挨拶をしてくださる。絵夢助人さんを紹介すると、さっと名刺をくださった。紳士なのである。けれどもボクは紳士ではないので先週のデイキャッチでの「おまんこ臭い」に話題を振る。すると宮台先生は大笑い。やっぱりまずかったですか、だって。それから先生は熱烈ファンらしき中年女性につかまり身動きが不可能となる。長い間じっとうつむいたまま、暗くされていたという。これは絵夢助人さんのご報告である。今夜は彼女の鋭い観察眼のおかげで楽しく過ごすことができて感謝。という訳で日仏ボジョレヌーボー忘年パーティーは盛り上がりつつ、夜も更けていったのである。

▲ あつあつの唐揚げ舌を焼きにけり

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース 松風山音楽寺を仮想参拝、通過しました。
次は光智山法泉寺。あと6,830歩です。現在の歩数、60,770歩。
3周目挑戦中でおまっせ。

1118・金・

「孫の生江はすずかです」
 そういって今年も注文したのに、バースデイケーキには
「しずかちゃん、おめでとう」
と書いてある。
「いやん、あたしの名前はすずかよ」
「ごめんね、ごめん。おばあちゃんが悪かった。来年こそ間違えないで書いてもらおうね」
 その翌年、いつものケーキショップで、
「今年こそすずかと書いてくださいね」
「はいはい、しずかちゃんですね」
「そうでないです。すずかです!」
 ずっと、
「しずかちゃん、おめでとう」
と書いてあったバースデイケーキ、
「すずか」
と聞えるけど、あれは本当は
「しずか」
といってるつもりなのだ、とケーキ職人さんが気を利かせて書いていたのだという、これ、ラジオで聞いた岩手県のエピソード。実話だそうです。

▲ かあかあと烏の伝言冬木立

1119・土・

 コボちゃんの元気なエスコートでアジア言語の氾濫する新宿駅南口を通過して快速に乗り換える。そして東京駅で山手線に乗り継げば次は有楽町。歩いて30秒、駅前イトシヤプラザに到着した。ああ、間に合った。本日は慶應義塾マンガクラブのOB会なのである。コボちゃんは50年ぶりにボクと再会する小野先輩の姿に
「きゃー、ダンディー!」
とかなんとか感激しながらボクを任せるとさっさと消えていく。コボちゃんはコボちゃんで看護学校時代の親友たちと女子会があるのだ。
 漫画家になることを目指していた慶應義塾志木高校時代、ボクは三田祭で慶應義塾にマンガクラブの存在することを知る。また、その学生漫画のずらり展示された会場で入手した漫画集「わらえ」でマンガクラブの中心人物が久邦彦、ヒサクニヒコ氏であることも知ったのである。それ以来、ボクは慶應義塾マンガクラブとヒサクニヒコ氏に憧れ続け、父親の絶対命令で法学部にしぶしぶ入学はするものの、実際はマンガクラブに入学するのである。
 今日の集まりも中心人物はヒサクニヒコ氏。でもそれは当たり前。ヒサ先輩はマンガクラブの創始者であり、卒業してプロ漫画家になった最初の人物なのである。ボクは中退してプロの漫画家になっていくのだが、ヒサ先輩にどれだけお世話になったかわからない。1972年、ヒサ先輩が文春漫画賞を受賞したとき、当時まだ新米ホヤホヤの漫画家だったエム ナマエを招待してくださって、どれだけ興奮したことか。ほとんど半狂乱だったことを覚えている。それ以来、半世紀という歴史的時間を同じ業界で歩ませてもらったのである。マンガクラブありがとう。大学は中退したけれど、憧れの漫画家に可愛がられ、優しい先輩に育てられ、素敵なおねえさまたちと愉快に遊びながらマンガクラブを卒業できて本当によかったと心から感謝している。そして本日はその優しい先輩たちとおねえさまがたとの半世紀ぶりの再会なのであった。もちろん二次会のカラオケにも参加。憧れのおねえさまとビートルズをハモったのである。

▲ お湯割りや心をこめて口づける

1120・日・

 安倍晋三が出張先でロシアのプーチンと通訳だけの会談をしたと伝えられた。これって滅茶苦茶、ヤバイんじゃなかろうか。安倍晋三は大統領選に勝利したばかりのトランプとも未来の夢について語り合いたいといってるそうだが、トランプが安倍晋三をそんなパートナーと考えてくれる保証はどこにもない。ニューヨークまで飛んでってトランプタワーに前のめりに駆けつけてトランプの家族も交えて親しげに話しをするのも悪くはないのかもしれないけど、安倍晋三の勇み足やオッチョコチョイが心配でたまらない。その場限りの発言をしていなければよいのだが。それにしても元KGBのプーチンは現役お坊ちゃまの安倍晋三が考えるよりは限りなくシビアーに違いない。そうは簡単に北方領土を返してくれるはずがないのである。なのに安倍晋三、引っこみのつかない交換条件なんか出してなければよいのだが。そういえば誰かがいってたな。安倍晋三のおべっか外交をアベッカ、もしくはアベンチャラというと。ああ、心配でたまりません。

▲ もみじから雪へと変わる日本地図

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース 光智山法泉寺を仮想参拝、通過しました。
次は岩谷山久昌寺。あと5,329歩です。現在の歩数、68,071歩。
3周目挑戦中、なのでーす。



2016年11月7日~13日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

1107・月・立冬・

 台風23号の影響で小笠原諸島の海が荒れるという。立冬だというのに、まだ台風が暴れているのだ。なのに札幌では大雪。11月としては記録的な雪であるという。でも考えてみれば当たり前。日本は海に山に広大な範囲を占めているのだから。

 やっぱり昨日の木製ジャングルジムでの火災事故が気になっている。木屑と白熱電灯のカップリングがどうにも理解できないのだ。細かな木屑は200度を超えると発火するという。どうして木製のジャングルジムを木屑などで飾り立てたのだろう。一度でも発火すれば微細な木屑は木材の燃焼速度を速めるのは勿論、火災のリスクをどこまでも高めていく。おまけにその遊具で遊ぶ子どもたちの呼吸器官への危険度も高めてしまう。そこへ高温を発する白熱電灯の照明器具を設置したのである。発火しないのが不思議なのだ。この想像力の欠如はどこからくるのだろう。経験不足な若者たちの安全に対する配慮の無さがこの事故を誘発した。と、学生の責任を追及するのは簡単だが、自らを振り返ればどうだろう。若い時代、自分も重大なミス寸前の失策をやたらやらかしていたことを数多く思い出す。ここまで無事に生きてこられたのは、ただ運河よかっただけなのである。そうなのだ。我が子を失ってしまった父親には気の毒ではあるけれど、人がやることには常に危険がつきまとうことを忘れてはならないのだと思う。

▲ 枯野原紅色に燃え盛る

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース   旗下山慈眼寺を仮想参拝、通過しました。
次は長岳山今宮坊。あと795歩です。現在の歩数、40,005歩。
3周目挑戦中らしいのでーす。

1108・火・上弦・

 11月8日の本日は「いいは」で刃物の日。鉄を鍛える仕事というので鞴(ふいご)の日。今日という日、刃物で有名な岐阜の関あたりでは盛り上がっているのかもしれないが、よくもこう毎日毎日、記念日を考えるものだと呆れている。とはいえ、実はこのボク、昔からの刃物マニアで、常に日本刀を傍に置いて抜刀と納刀を繰り返していたし、ナイフのコレクターでもあったので、やたらに怪我をしていた時期もある。今でも毎日のように刃物を扱っているけれど、実は失明してまだ一度も刃物で怪我をしたことがない。まわりは刃物だらけというのに、である。そう。実はボク、大変な憶病者なのである。盲人となった今、最も臆病になっているのが情報関係。そう。盲人は情報障害者。正しい情報を欲しがれば欲しがるほどメディアリテラシーが必要になってくる。インターネットにより無料の情報が溢れるこの時代、デマやガセネタに対する鋭敏な嗅覚がますます必要になってくる。そう思うのである。

▲ 落ち葉舞い目を丸くする烏かな

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  長岳山今宮坊を仮想参拝、通過しました。
次は母巣山少林寺。あと1,155歩です。現在の歩数、41,045歩。
3周目挑戦中だとのことなのでーす。

1109・水・太陽暦採用記念日・119番の日・

 いきなり博多駅前の道路が陥没した。地下鉄工事の影響だというが、世界の陥没を余寒させるような嫌な感じがする。というのもこの午後、アメリカ大統領選挙の結果が判明することになっているからである。だからハラハラドキドキしているのだ。開票が進む度に冷や汗が出てくる。彼は彼でも、彼女は彼女でも、よかれあしかれ。とにかくアメリカ大統領選挙である。世界への影響が小さくないのである。と、ハラハラドキドキがクライマックスに達して、最も出て欲しくない結果が出てしまった。ポピュリズム、大衆迎合主義が勝利してしまったのである。花札でなく、タロットカードでもなく、麻雀でもスロットルマシンでもなく、トランプが勝利してしまったのである。沈黙の白人たち、サイレントマジョリティーが世界のハンドルを右に切ってしまったのだ。呆然としていたら日本海では低気圧が暴れて、木枯らし1号が吹き荒れるかもしれないという。日本でも世界でもこれから体感温度がグッと低くなり、暮らしていきにくくなるのかもしれない。

▲ 海を超え木枯らしやってくる気配

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース   母巣山少林寺を仮想参拝、通過しました。
次は無量山西光寺。あと1,152歩です。現在の歩数、42,648歩。
3周目挑戦中でーす。

1110・木・

 音訳図書、岩波科学ライブラリー「小さな怪物・クマムシ」を読んでいる。著者は慶應義塾医学部の鈴木あつし先生。読み進めているうちにボクは慶應義塾日吉キャンパスの生物学教室を思い出していた。古い建物の古い教室でボクは生物学の授業を受けていたのである。父親の命令で望みもしない法学部に入学し、だから生物学に没頭していたのかもしれない。顕微鏡で詳細なスケッチをして教授に褒められたりして鬱憤を晴らしていた。そしてボクはここで初めてウーパールーパーという生き物を目撃するのである。古い生物学教室の廊下にはずらりと水槽が並び、そこには様々な生き物が飼育され、その中のひとつがこのウーパールーパーだったのである。別名をアホロートルともメキシカンサラマンダーともいい、幼形成熟、ネオテニーの代表例に挙げられる。あの幼い印象の姿はそこからくるものなのだが、今はその話ではない。筆者の先生はこの生物学教室のある建物の屋上でクマムシのサンプルを採取するのである。とはいえ、これは特別な場所、というのではなく、どこにでも存在するような苔の中でもすぐに見つかるらしいのだ。クマムシは緩歩動物(かんぽどうぶつ)に分類され、文字通り歩みののろい生き物である。ラテン語ではタルディグラーダ。この生き物は乾眠(かんみん)状態に入ると樽のような形になって乾いて眠る。そうなると電子レンジでチンしても生きている。絶対零度でも死ななくなる。宇宙空間でも海底1万メートルでも生き続けていられる。つまり不死身の怪物となるのである。そうなのだ。クマムシは驚異の生き物なのだ。ただ、唯一の救いはこの生き物が微笑であること。決してゴジラのように巨大化はしないことである。

▲ 湯豆腐を挟んで君がいればいい

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース   無量山西光寺を仮想参拝、通過しました。
次は実正山定林寺。あと2,200歩です。現在の歩数、44,200歩。
3周目挑戦中でございまーす。

1111・金・

 狆穴子という生き物をご存じだろうか。ボクがその生き物の存在を知ったのは池袋サンシャイン水族館のおかげである。まさかそんな生き物に遭遇できるなんて想像もしていなかったのに、水槽の美しい砂粒から半身だけを揺らめかせる無数の蛇の集団のような姿を目にしたときの驚きは今も忘れない。蛇と違うのはその可憐なほどに大きな目であろうか。可愛いのである。その数十センチほどの生き物たちが無数に立ち上がる姿と重ねて数字の「1」が四つ並んだ11月11日というこの日を狆穴子の日としたように本日はやたらに肩書の多い一日である。1が並んでポッキーの日。これはわかるような気がするが、明らかにお菓子メーカーの陰謀だろう。11月11日を漢字で書けばプラスとマイナスが並ぶ。そこで乾電池の日としたのは電気産業の陰謀であることは間違いない。十一月十一日を土がふたつと見れば、魚の横に配置して鮭の日にしたのは笑える。季節的にも納得できるかもしれない。1が並んで煙突の日。これ、お風呂屋さん組合のお考えだろうか。背高のっぽの煙突さん。昔はよく見かけたが、最近の都会ではどうなのだろう。こんな日を作ってやらないと煙突も活躍の場がないのかもしれないね。ま、ちょっと頭を使えばいくらでも考えつくこの11月11日はそういう日なのかもしれないが、狆穴子の日というのがいちばん笑えるだろう。TBSラジオ「デイキャッチ」で阿蘇山大噴火さんが狆穴子の日ということで、スカイツリーの水族館から「ゆらちん」とか「ゆれちん」とか、やたらに「ちん」を連発したのに触発された訳ではないだろうが本日のコメンテイター、宮台真司先生がセクシャルマイノリティーの話題で、ゲイバーに女の子が押しかけると、店のメンバーが
「あら、今日はおまんこ臭いわね」
という、なんて発言をしてしまった。これに激しく反応したのが荒川強啓。ここを先途と宮台先生に説教していたのは笑えた。たまには遣り込めたかったのに違いない。ボクも今度、宮台先生にお会いしたら一言何かいって差し上げたいと思っている。

 大統領に当選して一転、常識人ぶりを発揮したトランプに反応して株は上昇、アベちゃんは同調、オバマは歩み寄り、世間は希望的観測の色合いを濃厚にしている。要するに世の中は保守に走るのだ。革新を望むようでありながら、本質は変わることを望んではいないのだ。塗り替えられたばかりの朝であっても、今まで暮らしていた世間であることを願っているのである。当選して欣喜雀躍しているはずのトランプが一転してまともな人間になってしまったのも、そうした心の動きの表明ではなかろうか。本当のところ、トランプさん、ビックリしているんだろうな。それにしてもオバマ大統領、どうやら暗殺されずに大統領の役目を終えることになりそうで、ボクはかなり安堵しているのです。

▲ 木枯らしやひとり煙突立ち向かう

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  実正山定林寺を仮想参拝、通過しました。
次は白道山神門寺。あと1,319歩です。現在の歩数、47,281歩。
3周目挑戦中だそうでーす。

1112・土・

 海水の酸性化が話題になっている。海水が空気中の二酸化炭素を吸収しているのだ。これが進めば炭酸同化作用を行う海水プランクトンが激減してますます地球温暖化が加速する、のではないかという懸念が増大する。地球のバイオリズムからすれば、今は温暖化の傾向にあって、人類の文明活動がそれをどれだけ加速するかについては疑問とする、という向きもある。要するに文明社会はこうした話題にやたら群がりたがる癖があるらしい。恐怖や不安によって経済活動が活発になるという信仰があるのかもしれない。これを小説にしたのがマイクルクライトンの「恐怖の存在」であろう。読んでみれば、盲目的な地球温暖化説を少しは疑ってみる文化をマスターするかもしれない。どちらにせよ、本当のことは人類の未来の外にあるのだが。

▲ ウインドウ看板猫の指定席

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース   白道山神門寺を仮想参拝、通過しました。
次は飛渕山龍石寺。あと2,730歩です。現在の歩数、48,870歩。
3周目挑戦中であるらしいのでーす。

1113・日・

 日曜日の夜のお楽しみはNHKラジオ第二の「文化講演会」。今夜は日本医科歯科大学名誉教授、藤田浩一郎先生のレクチャー。ボク、この先生のファンで、これまでもご著書のいくつかを拝読している。今夜のテーマは腸内フローラ。つまり腸内の細菌環境の話題である。腸は脳より賢い、という先生のご高説をウンコとかミミズとかの単語を耳の穴から脳味噌に叩き込みながらオリジンの肉野菜炒め弁当をかっこんで一緒に咀嚼する。このお弁当、コボちゃんに頼んで買ってきてもらったのであるが、特別この時間に合わせたのではない。けれど野菜炒めは腸内フローラには有利な食べ物なのである。BGMが食事にはふさわしくない話題でも、空腹だったので弁当は旨かったのである。話題を戻します。腸は脳より賢い。うん、そうだよね。ミミズは腸だけで出来ている。脳なんかなくても実は生きていられるのである。肉体は脳が支配しているのではなく、実は腸がコントロールしているのである。これが先生の伝えたいポイント。昔からいうもんね。腹で考えなさいって。先生のご説によれば、ドーパミンとかセロトニンとかも腸内で生産されているらしいのだ。驚きなのである。となれば、脳内麻薬物質という言葉も改めなくてはならないだろう。今夜もお勉強になっちゃったもんね。

▲ 階段の途中焼き芋遠くなり

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  飛渕山龍石寺を仮想参拝、通過しました。
次は法王山岩之上堂。あと1,301歩です。現在の歩数、51,899歩。
3周目挑戦中ということでーす。



2016年10月31日~11月6日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

1031・月・

 2011年の今日、世界人口が70億を突破したという。もしもそのひとりひとりが欧米並みの暮らしを始めたとしたらどうなるのだろう。この地球ひとつではとても遣り繰りできそうにない。といって人の命は地球より重たいなんて公言してる手前、人命優先にしなきゃカッコ悪いし。だから大国はあれこれと口実を作って戦争をするのかもしれないね。あまり考えたくはないけれど。

 サイレントマジョリティーとは白人のことらしい。米国で押し潰されている沈黙の白人たちが大統領選挙の未来を握っている、というのである。本当だったらどうなるのだろう。まさかトランプが大統領になる、なんてことはないよね。まさか、そんなこと、アルマジロ。でもね、ちょっとだけわかるような気がしてる。というのは、ボクが初めてイギリスを訪れたとき、貧しい白人の抑圧された心の動きを目の当たりにしたことがあるからだ。そしてその鬱憤を有色人種であるトゥーリストのボクにぶつけていたからだ。あの満たされない気分を察すると、トランプ大統領もあり得るのかもしれない。

▲ 紅の秋の日暮れの侘しさよ

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  清泰山西善寺を仮想参拝、通過しました。
次は明星山明智寺。あと3,198歩です。現在の歩数、24,202歩。
3周目挑戦中ということになっとります。

◆ 11月・霜月・
1101・火・

 今日から11月。そして恒例の日本各地の日の出と日の入りの時刻です。札幌の日の出は6時9分、日の入りは16時27分。仙台の日の出は6時2分、日の入りは16時37分。東京の日の出は6時3分、日の入りは16時46分。大阪の日の出は6時18分、日の入りは17時4分。福岡の日の出は6時37分、日の入りは17時26分、ということです。でもまだまだ昼間は短くなるんだよね。

 最近、オリンピックの話題ばかりで面白くない。オリンピックが口実で築地の魚河岸が移転になるというのも不愉快だ。とにかく、やたらに金のかかる話ばかりで頭にきている。どうせこの話し、オリンピックで何でもゴリ押しにして、濡れ手で粟の大儲けを企んでいる連中の陰謀に違いないのだ。そしてボクみたいに肉体にも恵まれず、健康にも恵まれないで腐っている向きにはパラリンピックがエクスキューズにされているのに違いないのだ。だからオリンピックにパラリンピックを政略結婚させて、無理矢理にアピールしているのだ。と、ひがんだ耳にはそう聞こえるのである。ったく、根性悪いよね、この男。

▲ 霜月や猫がお膝に乗りたがる

1102・水・

 麻布のおくつクリニックで
「20歳の手に戻ってますよ」
なんて、手根管症候群の世界的権威、おくつ先生から太鼓判を押されてゴキゲンだったのに、降らないはずの雨に降られてあせあせ。おまけに暑くてあせあせ。天気予報で寒い寒いと脅迫されていたので厚着をしてきたのである。暑いのだ。ちょっと歩くと汗ばんでくる。いつだって季節の変わり目は衣服の調節が難しい。そういえば今日の街のファッションはてんでんばらばら。半袖のTシャツもいれば革ジャンもいる。それとも薄着に見えるのはヒートテックのおかげかもしれない。そういえば、どこかの誰かがいっていた。薄着の人はヒートテック。太っている人はミートテック。贅肉効果というらしい。

 気象衛星ひまわり9号の打ち上げが予定されているという。聞けばひまわり9号はカラー映像で解像度も抜群であるらしい。お値段は知らないが、ずいぶん進歩したものである。1977年の最初の気象衛星ひまわり1号が50億円で、オークションで当時落札されたゴッホの「ひまわり」が54億円だったというが、さあ、貴方だったらどっちにお金を払うのだろう。えっ、貧乏人はどっちにも払わないって。そりゃそうだ。

▲ 秋の蚊は一発逆転ホームラン

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  明星山明智寺を仮想参拝、通過しました。
次は萬松山大慈寺。あと760歩です。現在の歩数、31,040歩。
3周目挑戦中と噂されてます。

1103・木・※文化の日・

 1949年の今日、湯川秀樹博士が日本最初のノーベル賞受賞者に選ばれた。1954年の今日、映画「ゴジラ」が公開された。そして1957年の今日、ソ連のバイコヌール宇宙基地からスプートニク2号に乗せられ、ライカ犬が宇宙へ打ち上げられ、引力圏を離脱した最初の哺乳類にされた訳だが、酸素も食糧も満足に搭載されず、そのまま骸となって宇宙を飛び続けたのである。なんか、許せない気分だよね。

 目が見えていた頃、キャベジンコーワとバファリンのお世話にやたらなっていた時代があった。胃袋が弱くていつも悲鳴をあげていたし、よく眠れなくて頭痛がしていたのである。業界の陰口や悪口が気になって神経質になっていたのかもしれない。図々しくなれたのは失明してからのこと。そりゃそうだ。どこに狐がいようと狸がいようと、ボクには見えやしないのだ。とはいえ、目の見えないのをいいことに、わざわざ耳元で悪口をいうやからも存在する。障害者になっても苛めるやつは苛めるのである。苛めたいやつはいくらでも理由を見つけてくるのである。俺は許されてもいいが、あいつだけには許したくない。俺が成功者になるのはいいが、あいつだけは成功者にしたくない。ことに俺が女を自由にするのは許せるが、人が女を自由にするのは許せない。そういう本音が見え隠れする。そいつの顔が見えてくる。上手な嘘で作家になって成功するのは素敵だけれど、汚い嘘で人を蹴落とすのは卑怯千万。なのにそういうやからが出世して、上から目線でふんぞり返る。でも幸せになることはないだろね。なんでなら、その人の嘘は本人にだけは通用しないからである。

▲ 無人駅夕陽が柿を染めている

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  萬松山大慈寺を仮想参拝、通過しました。
次は南石山常楽寺。あと1,738歩です。現在の歩数、32,062歩。
3周目挑戦中なのだ。

1104・金・

 いい天気です。日差しが部屋の奥まで届いて温かいのです。この季節、太陽が出ている限り暖房の必要がありません。これからは太陽とモヘアの山賊風ちゃんちゃんこさえあれば寒さ知らずでいられるのかもしれません。足元ではトラネコミミコが窓ガラスからの日差しを浴びて長くなっています。ブラックラブのアルルは太陽からの輻射熱を集めてぬくぬくしています。こういうとき黒犬は有利です。そしてコボちゃんはフル回転で洗濯機を回しています。実はジーンズをみんな洗われてしまい、ボクは古くなって穴だらけのジーパンをはいているのです。オイラのはビンテージだもんね、なんて気取ってみてもスースーして、いくら日差しの中にいても、これじゃ風邪をひくかもしれません。ことに大切な部分に大きな穴があいているので、とても外には出られないのです。

 ラジオ深夜便の向井やす子アナウンサーがひどい声をしておられました。そういえば火曜日のアンカー、須磨佳津江さんも風邪声をしておられましたね。どうやらNHKでは風が流行っているらしいのです。一気に寒くなりましたからね。となると、風邪の流行も一気にくるのでしょうか。やですね。早々にインフルエンザワクチンをやっておいてよかったと思います。でもね、それを打ってくれたナースが鼻声だったのを思い出しました。ワクチンよりもカゼキンを接種されたのかもしれません。いきなり心配になってきました。

▲ 秋風や遠いくしゃみの遊歩道

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  南石山常楽寺を仮想参拝、通過しました。
次は仏道山野坂寺。あと2,338歩です。現在の歩数、34,462歩。
ボクは3周目を挑戦しているらしいのです。

1105・土・

 朝のコーヒータイムはここのところエキゾンパイや旅烏というお供があって楽しい。エキゾンパイは会津若松のお菓子メーカー、三万石ご自慢の逸品。旅烏は群馬県のお土産で、ボクの印象だとこれは風月堂ゴーフルのオマージュという気がしている。ゴーフルを田舎風に仕上げた感じがして悪くない。エキゾンパイと旅烏。これらプラスアルファーが嬉しい最近の朝のコーヒータイムなのである。

 土曜の深夜の必聴はNHKラジオ第二、「朗読の時間」の再放送。今夜は高見順の「敗戦日記」。プロレタリア文学の騎士が敗色濃厚な戦争の時代をいかに生きたか、その偽らざる記録である。永井荷風の「断腸亭日乗」にも匹敵する記録文学である。この日記で心に引っ掛かったのが愚民政策。馬鹿な国民を作ることにより戦争を推し進めていく。国家が国民の知能程度を引き下げて戦争へ邁進させていくのである。実際、戦前や戦時中に小学校や中学校の教師は生徒たちに死ぬことを教えていた。特攻隊を要請していたのである。まさか現政権の大衆迎合政治も愚民化を狙っているのではないよね。トランプのポピュリズムはどうにも国民が愚かであることを期待しているように見えてしまうのだが。こうした政治により国民は考える力を奪われ、権力の欲する方向に導かれていく。油断していると、いつ国家の罠に落ちるかもしれない。人間は何故歴史を学ばねばならないのか。それは人間が実に忘れっぽい生き物だからです。戦争が何であるのか忘れそうな時代こそ「敗戦日記」のような文学が必要なのかもしれない。戦時中、最もおぞましく、また忘れてはならない出来事が犬猫供出事件だった。国家が飼い犬や飼い猫を召し上げる。個人が愛犬や愛猫を取り上げられるのである。防寒用が口実とされているが、これは幸せな個人への妬みや僻みのような気がしてならない。貴金属や宝石の供出とは本質的に違うのである。

▲ 旅烏飛んで胃袋秋の朝

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  仏道山野坂寺を仮想参拝、通過しました。
次は旗下山慈眼寺。あと2,610歩です。現在の歩数、36,990歩。
3周目挑戦中にされています。

1106・日・

 東北地方の県庁所在地での初雪観測は青森市。今年は例年通りで、最も遅かった昨年よりも22日早いそうです。青森地方では積雪や凍結に備えて冬タイヤへの交換を急ぐように呼びかけているそうな。今年は寒くなりそうな嫌な予感がする。この余寒、外れるといい。

 木製ジャングルジムでの火災事故が発生し、5歳の児童が焼死した。父親は我が子を救おうとして火傷を負ったが命には別条なし。とはいえ、目の前で息子を焼死させた心の傷は命を失うよりも過酷で、その心の火傷は生涯癒えることがないだろう。この火災事故は学生たちが木製ジャングルジムを木屑によって装飾し、照明用電球を点灯したことに原因がある。最近の学生たちは落ち葉焚きなんかの火遊びをしたこともないだろうから、火の危険性についての具体的な経験に乏しいのかもしれない。もしかしたら男と女の火遊びもしたことがないのだろう。やっぱ、たまには危ないこともしてみる価値はありそうだ。

 東京駅に崎陽軒の焼売バルができたという。焼売の全種類が食べられるらしいのだ。それも蒸したてホヤホヤが食べられるらしいのだ。崎陽軒の弁当で評判になっている竹の子の惣菜もつまみで食べられるという情報もある。崎陽軒の焼売ファンの夫婦としましては、ぜひ試してみたいものである。

▲ 落ち葉焚き何はなくとも火の用心



2016年10月24日~30日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

1024・月・

 会津方面の天気を気にしながら東北の天気予報を聴こうとしていたら交通情報が耳に飛び込んできた。聞こえてきたのはバキュームカーの横転事故。それにしても引っくり返ったバキュームカーのレッカー移動ってどんな現場なんだろう。あんまり想像したくないよな。これもやっぱり警察の仕事なんだろか。頭が下がります。

▲ 黒犬が花で調べる木の実かな

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  小川山語歌堂を仮想参拝、通過しました。
次は向陽山卜雲寺。 あと5,152歩です。現在の歩数、14,848歩。
3周目挑戦中なのであります。

1025・火・

 天気が心配だったので迷ったあげくの出発だった。東北道、羽生サービスエリアで野菜味噌ラーメンを食べるところまでは予定の行動。ここの野菜味噌ラーメンは新鮮な食材たっぷりの野菜炒めによって覆い尽くされたラーメンで、豪華で健康な気分にしてくれる。東北道を走ったらここで止まって必殺、じゃなくって必ず野菜味噌ラーメン、と決めているのである。
 会津若松ではどこかステーキハウスを探すつもりでいたのだが結局はデニーズに飛び込んで、いつものサーロインステーキ150グラムを注文してしまう。でもなぁ、最近このデニーズ、セブンイレブンの傘下となり、あんまり嬉しくないよな。コンビニ弁当もおにぎりもセブンイレブン、ファミレスもセブンイレブンじゃぁ、オイラの暮らしはセブンイレブンまみれじゃありませんか。そんなにセブンイレブンを儲けさせたくはないよね、と思いながら会津若松のコジマ電気で高級ヘッドフォンの買い物をする。東京ですればよいような食事や買い物をわざわざ会津若松でしている。東京で落とせばよいような金を会津若松で落としている。おまけにコボちゃんは三万石本店でエキゾンパイやママドールを山ほど買い込み、店員さんに手伝ってもらいながらクルマに積み込んでいる。これもお世話になった方々へのお土産。そしてまたこれも会津若松への恩返しなのである。東日本大震災からこっち、ボクたちにできるせめてもの恩返しなのである。

▲ 見渡せばただ秋の会津のたたずまい

1026・水・

 今年の秋は北軽井沢であまり美しい紅葉に恵まれず、それではと期待して訪れた裏磐梯であった。幼年期、少年期、そして高校時代や大学時代、夏休みを楽しく過ごした裏磐梯である。もちろん青春の思い出もたっぷりとある。コボちゃんと盲導犬アリーナとの思い出も山ほどの裏磐梯。そしてアルルもこの裏磐梯の美しい紅葉が大好きなのである。会津若松から猪苗代を経過してここ檜原湖まで上がってきた。檜原湖の湖畔で一休みしようと思ったら猛烈な風。ボクもアルルも飛ばされそうになる。台風でもないのに、なんでこんなに風が強いのだ。最近、風の神様に叱られるようなことはしてないと思うんだけどな。たまらずクルマに引き返す。
 思い出たっぷりの裏磐梯から猪苗代へ向かう道でコボちゃんは猿を目撃する。これまで会津西街道で白猿を目撃したことはあるが、裏磐梯で猿に遭遇するのは初めて。太っていて茶色な猿が2匹、親子なのか、夫婦なのか、それとも兄弟なのか。もしかしたら恋人同士だったのかもしれないね。

▲ はるばると山の湖紅葉狩り
▲ 秋の山犬も旅すりゃ猿に当たる

1027・木・読書週間・

 カーラジオからは聞くに耐えない安倍晋三の答弁が流れていて、運転してるコボちゃんもあきれてる。こんな答弁をしていて議論が満ちるなんてことがあるのかどうか甚だ疑問である。なのに安倍晋三は議論が満ちたら採決するといっている。こんな噛み合わない与党と野党に任せていたら日本列島は沈没するし世界も消滅して、人類は確実に滅亡してしまう。

 本日は午後からの透析である。会津方面ドライブのため、昨日の透析をこの午後に変更したのである。そして隣の透析患者は猛烈クレイマー。ベテラン看護婦や男性透析技師には偉そうに文句ばかりつけている。なのに若い看護婦にはへらへらしてる。相手によって豹変するジジイのクレイマーは困ったもんである。
 午後の早い透析のときの夕食は吉野家の牛丼特盛と決めている。特盛牛丼のたっぷりお肉をナマタマゴでしゃぶしゃぶして、「すきやきごっこ」でビールを飲むのが楽しみなのである。そしてコボちゃんは特盛牛丼をオーダーするとき「つゆだく」で注文するのも忘れない。ところがだ、今日の吉野家はベテラン店員がクレーマーの対応に大忙しで、レジの新米アルバイトがコボちゃんに対応、四苦八苦してテイクアウトの特盛牛丼を調整したらしい。
「これ、本当につゆだくになってんのかしら。それに、肉だって少ないみたい。私、確かめてくる」
 そういってコボちゃんは引き返した。となると、コボちゃんもクレイマーになるのかな。どうやら最近の日本列島、クレーマーで満ちているらしい。
 帰宅して特盛牛丼の「すきやきごっこ」でビールを飲みながら日本シリーズを楽しんでいたら、いきなりのサヨナラ満塁ホームラン。そりゃないでしょう。

▲ サヨナラはホームランだよ秋の風

1028・金・

 今日も透析。昨日からの連続透析。そりゃ仕方ありません。水曜日の透析を木曜日に受けるのですから、金曜日で連続透析となる訳です。その透析が終わって、冷たい雨の中を帰ります。コボちゃんと相合傘で帰ります。そしてコボちゃんはユニクロのダウンジャケットをはおり、中にはフリースを着ています。傘にあたる雨粒は氷みたいに冷たくて、いきなり秋が深まっているのです。寒くなったのです。そりゃそうでしょう。来週は霜月となるのですから。

 ポケモンゴーで死亡事故が発生した。言語道断の死亡事故が発生した。どうにもこのトラドラ、許す気分にはなれそうにもない。いつもポケモンゴーをしながら運転していたというのだから、とても許す気分にはなれそうにもない。こいつの遊び半分の運転で小学生が死亡したのだから死んでもらった方がいいのかもしれないけれど、ボクは死刑反対論者だからそこはガマンする。とはいえ、こういうやからには二度とハンドルを握らせてはならないのだから未来永劫、檻の中で反省していてもらいたい。それにしてもこのアプリを開発した連中にも何らかの責任を負わせることはできないものであろうか。ちょっと頭を使えばこういう事態の発生することは予測できるし、もっと頭を使えば、こうした事態を阻止する手立ても考えられたはずなのである。常に最悪の想定をしておけば、想定外なんて言い訳はさせないで済むのである。

▲ ミニスカの脚は鳥肌秋の雨

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  向陽山卜雲寺を仮想参拝、通過しました。
次は青苔山法長寺。
あと328歩です。

現在の歩数、21,072歩。
3周目挑戦中!

1029・土・

 ボブディランがノーベル文学賞をもらうことにしたらしいぞ、という第一報が聞こえてきた。そうだろう、そうだろう、それでいいのだ。ノーベル賞をもらおうがもらうまいがボブディランであることに変わりはない。それでにやけたとも思わないし価値が下がったとも思わない。たとえばボクにとってのビートルズが勲章をもらっても何も変わりはしなかったように。

 きむらゆういちからメールが届く。絵本「あらしのよるに」が歌舞伎になるというのだ。電話をすると、京都で既に講演をしたという。それが好評で今度は銀座の歌舞伎座にかかることになったらしいのだ。舞台にも映画にもなった「あらしのよるに」はこれまですべて付き合ってきている。という訳で今度は歌舞伎になった「あらしのよるに」を観ることになりそうだ。

 広島と日本ハムの日本シリーズが決着した。黒田が最後に投げた相手が大谷投手、ということになってしまった。となるとボクは千代の富士と貴乃花の関係を思い出す。父親の貴乃花が千代の富士に敗北して引退し、そして千代の富士は息子の貴乃花に負けて横綱を引退していくのである。勝てなくなれば現役を去るのは宿命だが、そこにドラマが生まれるかどうかはその人の星の強さと関係があるのかもしれない。果たして黒田はひとつのレジェンドを残してマウンドを降りたのである。

 フィリピンの大統領は狐だなぁ。ちちんぷいぷいと木の葉を頭に乗せて、中国と日本から莫大な金額を引き出した。日本のお金は真面目なお金。でもね、中国のお金はわからない。どれだけあってもわからない。もしかしたら葉っぱかもしれないのだ。文字通り狐と狸の騙し合い。となれば、騙される方が悪いのだ

▲ 中国の金は狸の落ち葉かも

1030・日・新月・ハロウイン・

 昨日から渋谷あたりが騒がしい。魔女だとかゾンビだとかが周辺から大集合して路上で踊り狂っているらしい。DJポリスなんかもやってきて、スクランブル交差点で若者たちの流れを整理整頓しているらしいのだ。それはいいのだけれどオッチョコチョイな若者どもよ、騒いだあとは掃除くらいしておけよ。食べ物の空き袋や空き缶、飲み食いしたもの、脱ぎ捨てたお化けの衣装くらいは片づけていけよ。どうせあんたたち、クリスマスもお正月も楽しくやるんだろうからさ。

 とうとう「新書太閤記」全12巻を読破した。あまり好きでなかった豊臣秀吉が大好きになってしまった。さすが吉川英治の筆である。それに徳川家康の
「丸損はない」
という言葉が印象的だった。信長と秀吉と家康。考えてみれば、英雄は誰も人殺しなんだよね。

▲ 銀杏の葉散れば黄色い熱帯魚

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  青苔山法長寺を仮想参拝、通過しました。
次は清泰山西善寺。あと1,162歩です。現在の歩数、22,638歩。
3周目挑戦中でよろしかったでしょうか。



2016年10月17日~23日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

1017・月・

 目覚めたら窓の外では鳥たちが元気よく鳴いている。思い切りの朝寝坊をしてしまったのだ。本当をいうと、夜中、胸が苦しくてよく眠れなかったのだ。あんまりボクが安倍晋三の悪口ばかりいうので心臓君が不機嫌なのか、それとも体重調整に失敗したのか。それが気になってよく眠れなかったのである。

 ラジオでは国会中継をやっている。前のめりなお坊ちゃまの答弁なんか聞きたくないけど、今の国会で与野党がどんな議論をしているのか知っておかなきゃいけないような気がするのだ。オイラが何を知っているのか、国会は何も気にしちゃくれないけどね。オイラにできるのはせめてたった1票の抵抗だけなんだけどね。

 コボちゃんとの話題が吸血鬼になった。すると突然トランシルバニア地方という言葉が出てこず、あたふたする。連想から想い出そうとあれこれの単語を頭の引き出しで引っ掻き回す。けれども古い東ヨーロッパについて何も出てこない。それを悪い汗をかくくらい四苦八苦してトランシルバニア地方という言葉を記憶の言語倉庫から無理矢理に引っ張り出したのである。それまでに手繰り寄せた固有名詞はコマネチやルーマニアやユーゴスラビアやチャウセスクなどなど。チャウセスクを引き寄せたときは、まだまだ自分の記憶力が恐れていたほど錆びついてないことに安堵する。そしてコボちゃんも安堵していた。

 散歩から戻ったコボちゃんが目撃したばかりの渡り鳥についてレポートしてくれた。おそらくマガモなのである。あの青首と呼ばれるアヒルの原種なのである。近所の人工湖にはカルガモもいるしアオサギも飛んでくるが、渡り鳥のシーズンになればどんどん賑やかになってくる。渡り鳥の話を聞いていたら、少年時代、千代田区は内幸町の東電社宅に暮らしている頃、屋上で夜の空を見上げているときに目撃した、皇居のお堀に向かって飛んでくる渡り鳥のV字変態を空飛ぶ円盤と思い込んでいたことを思い出す。真下から銀座のネオンを反射する渡り鳥の編隊飛行が東宝映画「地球防衛軍」に登場する空飛ぶ円盤そっくりに見えたのである。当時はまだUFOなんて呼び方はしなかったのである。

▲ 渡り鳥ただひたむきの一直線

◇ バーチャル富士登山コース
剣が峰に到着です。ついにゴール地点の「剣が峰(標高3,776m)」に到着した訳です。
そんな気がしませんけれど。わはは。
とはいえ、富士山登頂とのお付き合い、本当にお疲れ様でした。
お気の毒なことです。

現在の歩数、84,000歩。3周目終了、ということらしいです

次回より秩父札所めぐりコース」を歩くことになりそうです。
すべてドコモの陰謀です。だから、ガマンしてお付き合いくださいな。
よろしくお願いいたします。

1018・火・

 1939年の今日、国家総動員法が施行された。安倍晋三の一億総活躍社会という言葉を耳にすると、ボクは国家総動員法を反射的に連想してしまう。安倍政権からはそういう雰囲気が漂い出しているのだ。働き方改革も女性活躍社会も、一億みんな働いてお国の役に立ちなさいとせっつかれているような気がしてならないのである。

 朝、呼吸困難になった。やはり体重調整に失敗していたのである。勢いよく体を動かすとたちまち息が苦しくなる。それほどの体重増加とは思わなかったのだが、苦しくて死にそうになるのである。まるで金魚鉢から放り出された金魚である。山の中の透析室で調べてもらうと体重増加は3.5キロ、レントゲンでは肺水腫になっていた。ドライウェイトからは3.9キロで、肺水腫になるような体重増加ではないから、これはドライウェイトの設定を考え直さなくてはならない、ということなのだ。で、透析を受けたらたちまち楽になったのである。この胸の苦しさから1986年の春、人工透析の導入によって救われた記憶が蘇ってきた。当時のボクの体重増加は40キロ。肺も心臓も水浸しだったのだ。あれから30年。また透析に救われたのである。山の中の透析室に救われたのである。たとえどんな山の中でも日本全国、優秀な医療従事者が存在して人々の命を救っているのである。そしてボクもまた救われたのである。今回も救われたのである。
 透析室を出ると素晴らしい秋晴れになっていた。空には入道雲。そして突然のように紅葉が始まっていた。汚いと思ってばかりいた林に美しい色が見え始めたのである。コボちゃんも喜ぶが、アルルも喜ぶ。アルルに教えてもらったことなのだが、実は犬は色がわかるのだ。アルルは美しい紅葉に反応するのである。今日も後部座席に立ち上がり、左右の美しく紅葉した林をしきりに見回して興奮しているのである。
 途中、プリンスランドでクルマを止め、ソフトクリームを買ってもらう。息が楽になって、胸も楽になって、ついでに胃袋も楽になって、何かおいしい物が食べたくなったのだ。そしてソフトクリームは命の味がした。そういえば30年前に透析で救われたときの命の味はクリームソーダだった。で、ソフトクリームはバニラ、クリームソーダはメロンソーダに限るのだ。

▲ 生かされてソフトクリーム高い空

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース

という訳で誦経山四萬部寺を仮想参拝してバーチャル秩父札所めぐりコースを出発です。
ドコモの陰謀ですので、ゴールまで楽しんで歩きます。
よろしくお付き合いください。

次は大棚山真福寺。あと2,922歩です。
現在の歩数、1,278歩。3周目挑戦中、ということになっとります。

1019・水・

 今日、ボクらは東京へ戻らなくてはならない。そう。今年最後の北軽井沢なのである。そんな朝、コボちゃんとアルルは散歩の途中、イノシシと遭遇した。イノシシたちは気のいい連中で、コボちゃんたちに危害を加えることなく、ブヒーッと一声鳴いて逃げていった。親子なのか兄弟なのか、イノシシたちは中型犬くらいの大きさで、仲良く歩いていたのだけれど、お互いが気がついた瞬間、アルルもイノシシも固まって、それを見たコボちゃんが悲鳴を上げて、それでイノシシも悲鳴を上げて逃げていったのである。最近は人間とイノシシの遭遇事件で人死にも出ている。でも軽井沢では人もイノシシもハイソサエティー。挨拶みたいな悲鳴を上げて双方、一目散に別れ行くのである。

 昨年からは透析を受けながらの北軽井沢滞在である。滞在が長くなってからはトラネコミミコを東京で留守番させる訳にもいかなくなった。それ以来、トラネコミミコは旅する猫となり、それなりにドライブを楽しむようになっている。と人間は勝手な想像をしているのである。走り始めは抗議の声を上げるトラネコミミコだが、すぐにあきらめ、窓の外を眺めるようになる。おまけに猫は猫なりに人間の事情が理解できるようで、運転中のコボちゃんには絶対に近寄らない。運転席を聖域と思ってくれているらしいのである。もちろんフロントグラスに立ちふさがるようなことも決してしない。ボクの膝に立ち上がり、窓の外を流れる風景を眺めているのである。クルマは軽井沢高原を走り抜け、碓氷峠を下り、東京へ一直線。やがて都心を走り出すようになると窓の外を見つめていたトラネコミミコが
「ネオーン、ネオーン」
と鳴くようになるのである。まさかね。あはは。そう聞こえるのはボクの猫馬鹿というか親馬鹿のせいに決まっているのである。

▲ イノシシの後姿や朝の路

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース

大棚山真福寺を仮想参拝、通過しました。次は岩本山常泉寺。
あと4,759歩です。
現在の歩数、4,441歩。3周目挑戦中とドコモに知らされております。

1020・木・

 沖縄における機動隊員の土人発現にも頭を捻るが、黒石市の写真コンクールで優勝した作品のモデルが苛めを苦にして自殺した少女であることが判明した途端、優勝が取り消されてしまったという出来事にも首をかしげたくなる。国の秩序を守る人たちも地方の行政を司る人たちも、どこかピントがずれ始めているのかもしれない。まさかこれもSNSが急激に発達した影響ではないよね。ボクはソーシャルネットワークサービスには距離を置いている。お誘いをくださった皆様には申し訳ないのだが、どうも仲間内の会話だけで盛り上がっているとしか思えないこの枠組みが苦手なのである。その世界だけで完結してしまうと自分たちの好きな隙間からしか世の中を見ないようになるのではないか。都合のよい情報だけしか集めなくなるのではないのか。そうなるとみんな我儘になって、どんどん世界が狭くなる。少しは疑ってみればいいのに、それもしなくなる。近い関係の人間だと疑わずにすぐに信じてしまうのかもしれない。もしくは疑っては申し訳ないと考えるのかもしれない。東日本大震災のとき、親切な友人から大規模な工場災害を知らせるメールが飛び込んできたが、その人と友人関係のないコボちゃんがその情報の信憑性を疑った。果たしてネット世界に伝わっていたデマ情報だったのである。冷静に考えれば明らかな誤報なのだが、指摘されてボクは初めて疑念を抱いたのである。誰でも自分の興味ある方向にばかり気を取られ、周囲を見渡すことが少なくなってきている。そうなれば、もう話しの合う人としか話をしない。となれば、自分の周囲5メートルから外は異次元世界か他の惑星世界。人を見ても人に見えなくなり、よく知っている言葉なのに意味がわからなくなる。そうなると他人の気持ちなどわかろうともしないし、わかるはずもないのである。コインひとつで目的が達成され、ボタンひとつで用事が足りる。言葉がどんどん死んでいく。文明が発達して便利になればなるほど人は劣化する。馬鹿になっていくのである。発達した文明の行き着く先はどんな世界なのだろう。訪ねてみたくもないけれど、いってみてもきっと面白くはないだろう。

▲ 吉野家の温もり下げて帰り道

1021・金・

 今朝の「スタンバイ」は安倍晋三が好きか嫌いかで番組リスナーにアンケートを取っていた。結果は好きが13パーセントで嫌いが87パーセント。スタンバイリスナーは圧倒的に安倍晋三が嫌いなのであった。聞き耳を立てていたコボちゃんがいう。
「ラジオを聴いている人たちは、きっと頭が良いのよ。私が知ってる限り、テレビを見てるのは頭のあまり良くないオバサンたちばかりよ」
 ボクもこれには納得。ということは、安倍政権は馬鹿なオバサンに支えられているということか。安倍政権の支持率とオバサンの存在率が同数だったら笑えるね。番組で読まれたリスナーのコメントは秀逸なものばかりで驚く。皆さん、いつでもコメンテイターになれます。紹介された「好き」というコメントも皮肉なものばかりで、スタンバイリスナーに限り、安倍晋三が好きでたまらない、という人は皆無であるらしい。

 午後3時に目覚めたらNHKラジオで地震の話をしている。14時7分、鳥取県で大きな地震が発生したらしいのだ。マグニチュードは6.6、鳥取県倉吉市で震度6弱、鳥取市で震度5強、島根県隠岐の島で震度5弱という強力な地震である。中国地方を中心に関東から九州までの広い範囲が揺れたらしい。気がつかなかったのはボクが熟睡していたからなのだ。熊本地震から始まったこの一連の地震、400年前と同じ経路をたどるなら、いつか関東地方にも大きな揺れが発生するかもしれない。この列島に暮らしている限り、地震の魔の手からは逃げられないのである。

▲ 色づきし島国今日も揺れている

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース
岩本山常泉寺を仮想参拝、通過しました。次は高谷山金昌寺。あと2,491歩です。
現在の歩数、9,509歩。3周目挑戦中でえす。

1022・土・

 今朝のNHKラジオは土用コラム。担当するのは小島慶子さん。TBSラジオで活躍されていたあの秀才アナウンサーである。水着姿でグラビアに登場していた美形アナウンサーである。「アクセス」という番組での才女ぶりが気に入り、TBSラジオの先輩アナウンサーだった下村健一氏に頼んで無理矢理に紹介してもらい、喫茶店でおしゃべりさせてもらったこともある。現在はTBSを退職され、オーストラリアで作家生活を営んでおられるが、こうしてNHKラジオにも登場して冴えたしゃべりを展開されていることを知り、喜んでいる。実はボクもご著書を拝読しているのである。

 ケンタッキーフライドチキンをつまみにビールを飲みながらラジオを聴いている。今夜は日本シリーズの開幕である。国歌の斉唱である。それにしてもなんたる君が代独唱。おい、お前、ちっとは名の知れたロックシンガーなんだろう。だったらお前、鼻濁音くらい勉強しておけよな。俺はロックンローラーだから鼻濁音なんてかんけえねえよ、じゃねえんだよ。ばあか。そんなことしてるから大谷投手が撃たれちゃったじゃないか、ばあか。雨の広島球場だもん。きっとピッチャーマウンドが合わなかったんだよね。撃たれた大谷投手はばあかじゃないもんね。

▲ 落ち葉散り乾いた音で応援歌

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース
高谷山金昌寺を仮想参拝、通過しました。次は小川山語歌堂。あと2,446歩です。
現在の歩数、12,154歩。3周目挑戦中という設定です。

1023・日・下弦・

 モリドモリドとうるさくてたまらない。誰が最初にいったのか、モリド。本当はモリツチでしょうが。ますます日本語が下品でむさくるしくなっていく。おい、モリドと最初にいったやつ、出てこい。そして責任を取れ。おい、モリドを誤魔化したやつ、出てこい。責任を取れ。モリドと最初にいったのは小池さんじゃないでしょう。モリドのこともオリンピックのことも、最初は石原さんじゃなかったの。だったら責任を取りなさいよ、石原さん。舛添さんや猪瀬さんの陰に隠れてないでさ、早く出てきて責任を取りなさいよ、石原さん。それって、モリド問題よりもずっと大きいと思うんだけど。

▲ 秋風がメランコリーに歌ってる





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