全盲のイラストレーター ◆エム ナマエ◆ の超個人的十七文字ブログです
ボクは中途失明した画家。週に三度の人工透析で生かされています。なのに、今でも 画家で作家。ボクは思います。人生、何があっても大丈夫。
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いつも日記をつけてます。失明したら頭脳がノート。
だから、記憶力のトレーニングのためにも、前日の出来事を振り返り、コツコツ日記をつけてます。



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2017年1月9日~15日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

0109・月・成人の日・

 成人式と耳にすると思い出す風景がある。渋谷駅から西武デパートを通り越し、本のデパート大成堂を右に見てから左折して、渋谷公会堂に向かう公園通りの風景である。その日、ボクはバイトで手に入れたベージュのコンティネンタルスーツに身を包み、喫茶店、時間割を横目に見ながら歩を進めていた。急がなくてはならない。遅刻しそうなのである。いや、もしかしたら寒かったから急いでいたのかもしれない。若かった。もしも今だったら、とてもスーツひとつで街は歩けないだろう。成人式の舞台で誰が何をしゃべったなんてまるで覚えてはいないが、成人式が嬉しかったことだけはしっかりと覚えている。けれども思い出の渋谷公会堂はもう存在しない。CCレモンホールなんて名前にされてから、今は老朽化を理由に壊されてしまったのである。渋谷の景色も変わってしまった。ボクの成人式はどんどん過去の彼方に埋没していくのである。で、今のボクにとっての成人式といえば長野県無言館におけるゴールデンウィークの成人式。今年も正式に参加を要請されている。無論、新成人としてではない。お祝いのためである。そこで皆さんにお伝えしたいことは、おめでとう。20年間、よくぞここまで死なせずに育ててこられました。そして、よくぞここまで生きてこられました、ということである。今年もまた無言館の庭で会いましょう。

▲ 蟹股じゃ晴れ着が泣くよお嬢さん

0110・火・110番の日・

 大相撲初場所が気になって仕方がない。日馬富士(はるまふじ)が連敗している。そして遠藤が勝てない。そんな中、稀勢の里が黙々と自分の相撲をとっている。でも期待はしないんだもんね。するとまた、負けちゃうんだもんね。

 少女像問題で韓国から日本大使が召還されてしまった。いいのかな、そんな前のめりで、アベちゃん。お隣の大統領問題の解決を待ってもよかったんじゃなかろうか。大使を呼び戻したりして、少女像設置という市民レベルの問題を国家間の問題にまでレベルアップさせてしまっただけなんじゃなかろうか。レームダック状態の韓国大統領には、国家どころか、市民をコントロールする力もないのである。約束を守れない国も市民も困りものだが、少女像の設置については国家間の問題の手前で止めておくべきだったような気がする。過去の事実は変わらない。けれども歴史に対する解釈は時代によって移り変わる。過去に日本が加害者であった事実を永遠にネゴシエーションの材料にしようとする韓国国家と国民を相手にするとき、日本はどこまでも冷静であるべきなのだ。そして過去のこととはいえ、日本が加害者の立場にあったことを大人の態度としてわきまえておくべきなんだとも思うのである。

▲ この餅を今日はどうして食おうやら

◇ バーチャル熊野古道コース  熊野本宮大社を仮想参拝、通過しました。
次は湯峰王子。あと945歩です。現在の歩数、80,055歩。
3周目を挑戦しているところです。

0111・水・鏡開き・

 今朝の日の出は6時51分、そして日の入りが16時47分。まだまだ昼間より夜の時間が勝ってます。

 猫を抱いて気持ちよく仮眠してたらデスクの上でコール音。受話器を取ったらいきなり商品名を連呼された。女優さんか声優さんみたいに若く美しい声である。魅力的な声である。思わず反応してしまう。
「あの、これ、何の電話ですか」
「はい。地域の方々に目のビタミンをお勧めしているところです」
「ああ、そうなんですか。でも、すいません。私は全盲なんです。さようなら」
 自らの不運を嘆きつつ、ボクは受話器を置いたのである。

▲ 空腹に鏡開きの餅を焼く

◇ バーチャル熊野古道コース  湯峰王子を仮想参拝、通過しました。
次は百間ぐら。あと21,303歩です。現在の歩数、81,697歩。
3周目を挑戦している最中です。

0112・木・満月・

 日本時間の未明、トランプタワーの記者会見で爆風トランプがダメ大統領ぶりを発揮した。今まで逃げに逃げて、初めて実現した記者会見で何の具体策も示せず、ただ記者たちと喧嘩しただけという印象である。なのに本人は恥とも思っていない様子なのだ。もしかしたらプーチンにとんでもないセックススキャンダルを握られているかもしれないのに、それら情報もすべてフェイクニュースと決めつけた。とはいえ、こういう大統領に対してもメキシコに工場は作りません、なんて胡麻をすっている自動車メーカーもある。困ったもんである。恥を知らない馬鹿をこれ以上増長させてどうすんだよ。トランプはアメリカの愚かさの集約じゃないか。民主主義のリスクの象徴じゃないか。ジャマイカはアメリカのお隣じゃないか。魔法使いでも魔術師でも詐欺師でも漫才師でも何でもいい、誰かこのトランプを消してくれ、ジャマじゃないか。

▲ トランプの出る目に右往左往する

0113・金・

 今日は13日の金曜日です。お正月なのに、です。日本人は神道を崇め、仏壇に手を合わせ、各家庭にクリスマスツリーが飾られ、ハローウィンには軒先にカボチャを吊るすような国民性ですから、そんなことを気にするのです。え、誰も気にしてないって。すいません。

 またまた大相撲初場所の話題である。大関では稀勢の里ひとりが順調で、残りはとても大関とは思えない成績。横綱では日馬富士(はるまふじ)も鶴竜も連敗続きで、横綱らしいのは白鵬ひとり。という訳でここまで、全勝は白鵬と稀勢の里だけとなる。次第に優勝争いの概要が見えてきたけど、稀勢の里と優勝を関連付けるようなことをいうと、たちまち負けるのが稀勢の里だから、それは忘れた方がいい。なんせ、白鵬はおつりが返ってくるほど優勝してるけど、稀勢の里はただの一度も優勝したことがないのである。力はあるけれど、ガラスのハートが邪魔しているのである。

 うちとこのアベちゃん、フィリピンに出かけていってドゥテルテ大統領に5年間で1兆円の約束をしてきた。人の金だと思うと気前よくなれるよな。豆腐屋の御用聞きじゃあるまいし、一ちょう二ちょうと約束して、クルクル世界を駆け回っているけれどその外交、果たしてどれだけの効果があるのだろうか。世界中を駆け巡り、金をばら撒いただけ、国際ニュースに取り上げてもらえるんならいいけれど、振り向いてももらえない悲しい首相になってはいませんか。アベちゃん、世界の指導者の中でどれほどの位置にいるのか調べてみたら、はるかな下方に名前がありました。ご本人もガッカリかもしれないけれど、税金を支払っている国民はもっと情けないのです。

▲ お正月十三日の金曜日

0114・土・

 またまた盲導犬使用者がホームから転落した。どうしたことだろう。ボクが中部盲導犬協会で訓練を受けていた時代、盲導犬使用者の交通事故死は皆無だった。故にボクは盲導犬に絶対的な信頼感を寄せていた。そしてその通り、つい最近まで盲導犬使用者の安全は確保されていたのである。ところがここのところ、その事故死が連続的に発生している。盲導犬の数が飛躍的に増大しているのだろうか。数が増えれば事故率も増加する。犬も歩けば棒に当たる、なんてのは冗談にもならない。もしかしたら原因は社会の劣化にあるのかもしれないが、ボクの印象だと盲人に対する声かけは以前より増えているような気もしている。最近は日本盲導犬協会の熱心な活動によりラジオコマーシャルが目立つようになっているが、盲導犬の現状はどうなっているのだろう。残念ながらよくわからない。ボクは盲導犬使用者でなくなってからずいぶん久しいのである。まさか盲導犬、もしくは使用者の質が低下しているのではなかろうね。それとも犬、または人に対する訓練士が不足しているのかもしれないが、これは無責任な推測である。いずれにせよ、よくわからない。ただわかっているのは今回の転落事故で亡くなられた盲導犬使用者が転落の際、ハーネスを手離していたことである。おかげで盲導犬は救われた。昨年の地下鉄ホームでの転落事故でも盲導犬は救われているのだが、そのことでボクは途方に暮れている。残された盲導犬は相棒を失い、どうしているのだろうかと。一度だけ、ボクは盲導犬アリーナとの歩行中に転倒したことがある。そのときのアリーナの狼狽え気味は気の毒なほどだった。転倒させただけで盲導犬はそれほどの責任を感じるのである。相棒を失った今、2頭の盲導犬たちはどれだけ悲嘆に暮れていることだろう。悲しい盲導犬をこれ以上生み出さないためにも個人と社会の力によりホームからの転落事故を根絶したいと思うのである。

 マイナス42度以下というこの冬いちばんの寒波到来により各地で大雪被害が続出している。山のお寺ではご住職が雪の重みに耐えられず折れて倒れた松の木の下敷きとなり、亡くなられてしまった。発見したのは奥様である。除雪作業中の事故ということで正に悲劇であるが、この不運なご住職が最後に目にされたのは奥様のお姿だったのだろうか、それとも雪景色だったのか。それがどちらにせよ、美しかったことと、そしてご冥福をお祈りする。

▲ 坊さんの目に残りしは雪景色

◇ バーチャル熊野古道コース  百間ぐらを仮想参拝、通過しました。
次は円座石。あと12,575歩です。現在の歩数、104,025歩。
3周目挑戦中をまっしぐら。

0115・日・

 大雪である。こんな日にセンター試験とはお気の毒。ボクの高校受験の最初の試験日も雪に降られて苦労した。入学試験、もっと違うシーズンにすればいいのに。たとえば秋のすがすがしい頃に試験だけ済ませておけば、あとは卒業までのんびりできるのにと思うけどな。で、とにかくこのシーズンいちばんの寒波が到来しているのだ。西も東も大雪で、晴れているのは東京だけ、なんだそうである。大雪に見舞われた地域ではいくつもの人命が失われてしまったのである。雪、あんまり迷惑かけるなよな。
 そんな寒波到来の中でアルルとミミコがまるでシャム双生児みたいにくっついて眠っている。顔を寄せて眠っている。鼻と鼻がくっつくんじゃなかろうか。ここだけは寒さと無縁の世界である。

 大相撲初場所に注目している。目が見えないのに注目している。優勝は期待してないけど、横綱になれなんて思ってもいないけど、稀勢の里が頑張って全勝をキープしている。なのに白鵬が荒鷲に敗けた。若手の頑張りが目立って今場所は面白い。ただし横綱大関は白鵬と稀勢の里以外はまるでダメ。とても横綱大関とは思えない。ところでさすが日曜日、子どもたちの声援が目立っていて、相撲ファンとしては嬉しくなる。これだったら相撲の未来はまだまだ期待できるかもしれない。

▲ 大雪の朝に仕上げの参考書



2017年1月2日~8日
 ☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦くださいませませ。

0102・月・初荷・初夢・箱根駅伝往路。
 豪徳寺までの朝の散歩は箱根駅伝をBGMにてくてく歩く。大手町から箱根までと、赤堤の我が家から小田急線の豪徳寺駅、世田谷線だったら山下駅前までの電車にして一駅分の移動は距離にしてあまりの違いはあるけれど、気分は駅伝。といってもこの場合、箱根駅伝の駅は馬の乗り継ぎで、ボクらの場合は電車の駅。それでも山下駅を通過する世田谷線の短い電車と踏切の音は格別。風がなくて暖かなお正月がありがたい。
 アルルもお風呂。ボクもお風呂。首までつかってしっかり温まって、しっかり洗う。で、夜になったら初詣。いつもの神社に出かけたら、台風で境内の松の木が倒れ、社殿の屋根が壊されてしまい、頼りなくなった社殿から重たい鈴が取り去られていて、鈴の音のしない参詣となってしまった。それでもボクとコボちゃんと、そしてお風呂でさっぱりとしたアルルは謹んでお礼参りをする。昨年1年間、何事もなく、本当にありがとうございました。
▲ 初夢や地球の裏にテロルの火
◇ バーチャル熊野古道コース  近露王子を仮想参拝、通過しました。
次は継桜王子。あと3,676歩です。
現在の歩数、31,724歩。3周目挑戦中でおじゃりまする。

0103・火・箱根駅伝復路。
 この朝の散歩も箱根駅伝を聴きながらの豪徳寺への往復となった。またまた温かく、今朝も烏の機嫌がいい。コボちゃんはよそのお庭の千両と万両の木の実の違いを確認している。施設の利用者さんに教えてもらったらしいのだ。話しによれば、百両とか十両というお花もあるらしい。昔の人は巧みなネーミングをするものである。
 世田谷線の山下駅前で踏切と電車の音を聞きながら日向ぼっこ。アルルはボクからおやつをもらっている。年が明けてからずっと天気がいい。どうやら平成になってからのお正月は天気に恵まれている、というデータもあるらしい。この三が日、アルルと楽しく散歩できたことを嬉しく想います。と、天皇陛下みたいなことをいっている。
 午後、箱根駅伝は無事にゴール。早稲田大学も引き離し、2位以下に7分以上の差をつけて青山学院大学の総合優勝が決定した。これで三連覇。そして今年の大学駅伝の三冠王となったとかで、この偉業を成し遂げたのは青山学院大学が初めてということである。「動的平衡」で知られる生物学者、福岡博士が教鞭を取るこの青山通り沿いの大学、シティーボーイの集まる軟弱な大学と思ったら大間違い。意外と根性、あるのです。実はその昔、このキャンパスに月に一度は通っていたことがある。青山学院の教授だった神宮輝夫先生を中心に船崎克彦や角野栄子などというメンバーで勉強会を開いていたことがあったのだ。当時の角野栄子さんはまだ作家デビュー前。魔女の宅配便など影も形もなかったのである。
▲ 門松や烏めでたい声で啼き
◇ バーチャル熊野古道コース 継桜王子を仮想参拝、通過しました。
次は発心門王子。あと25,452歩です。現在の歩数、37,948歩。
3周目挑戦中とありますが、あまり実感はないのです。
申し訳ありません。

0104・水・
 ラジオがお正月料理について伝えている。何となく耳に流していたら「夢卵」と聞こえてきた。ボクの作品に中央法規出版のCD絵本「夢の種」というのがあって、そのCDの中でボクは「夢卵たち」なんてオリジナルソングを歌っている。だけど本当に「夢卵」なんて素敵な料理があったんだぁ。と大感激してたらボクの聞き違い。「夢卵」ではなく「茹で卵」だった。そういえばボクの絵本「夢の種も、ときどき「梅の種」と間違えられたし、ボクの歌、「夢卵たち」も「茹で卵たち」と間違えられた。ぼんやりしてるととんでもない間違いをやらかしてしまう。けれど、つまんない世界がカラフルでマジカルなファンタジーワールドに変わってくれることもあるので、ぼんやりしていて、なかなか正気に戻らない人は案外幸せなのかもしれないのだ。
 今日まで透析はお正月の休日体制。いつもより早く始まり早く終わる。要するに中途半端なタイムテーブルなのである。そこでコボちゃんは勤務途中だけれど、昼休みを利用してボクを透析室に送り込む。こういうとき勤務先が歩いて3分というのはありがたい。病院の玄関をくぐろうとしたとき、
「まあ!」
「きゃあ!」
と声をあげ、コボちゃんが誰かと抱き合った。聞けば昔馴染みの透析患者さんだとか。実はコボちゃん、この病院の透析室に勤務していた看護師なのである。そしてコボちゃんと抱き合った患者さんはその頃からの患者さんで、ボクよりも長い透析キャリアであるのだ。ボクも今年で32年目に突入するが、その患者さんは何年目になるのだろう。この透析室でお世話になっている仲間として、彼女がずっとお元気でおられるのは、ボクにとっても感謝すべき事実なのである。
▲ 今日までは空気きれいなお正月

0105・木・小寒・
 さすがは小寒、やたらに寒い。三が日があれだけ温かかったからこの寒さはきついです。そう。今日は1月5日。そして1月5日は1と5で囲碁の日。そしてその囲碁の日に謎の棋士がAIだったという話題が持ち上がっている。ディープラーニングのアーティフィシャルインテリジエンス、AIが人間のプロ棋士に勝利した、という話題で盛り上がっているのである。このアルファゴというプログラムのニュータイプにプロ棋士たちが次々に惨敗、誰も勝てないという。人工知能の飛躍で囲碁は新しい次元に突入して、これまでの囲碁は原始時代、石器時代のものとされてしまったらしいのだ。裸の人間と完全武装の海兵隊ほどの実力の差ができてしまったらしいのだ。最高のプロでも歯が立たないということは、人類の囲碁の歴史は閉じられてしまったということか。人工知能によって過去数千年の人類の囲碁が徹底的に否定され、2017年の囲碁の日に新しい囲碁の時代が開かれてしまった、という話題なのだが、ボクの囲碁は五目並べで止まっているので、ボクに関していえば、あまり影響はないのです。
 土星の衛星エンケラドスが太陽系内で最も生命の可能性が高いとかいわれているけど、遠い星々の系外惑星が次々に発見されて、地球外生命に人類の興味の目が注がれている今だけれど、生命の可能性を示すハビタブルゾーンという言葉はちょっと馴染みにくい。という訳で、「スメルカナ領域」という言葉を提唱する天文学者がおられる。なるほど、納得のナイスワードである。
 日本老年学会が余計な提案をしてくれた。高齢者の定義を変更しようというのだ。75歳から高齢者で65歳は準高齢者。要するにもっと働け、もっと税金を支払え、ということだろう。もしかしたら安倍晋三の一億総活躍社会の一環かもしれないし、高齢者の定義を変えることにより社会保障制度や年金問題を一気に解消しようという企てかもしれない。介護保険サービスも国に都合よく変更できるしね。ま、働けるうちは、いくらでも仕事して、そして税金も喜んで支払いますよ。だから高齢者にもボクにもどんどん仕事ください。
▲ 小寒やガラスの外の青い空

0106・金・上弦・
 NHKラジオ第2、今朝の「朗読の時間」は夏目漱石の「文鳥」の続き。門弟に勧められて飼育を始めた可憐な文鳥に昔の女を重ねている作者ではあるが、あまり熱心に面倒を見てはいない様子である。そしてとうとう死なせてしまう。どうしてもっと大切にしてやれなかったのだろうとは思うのだが、わかるような気もしてる。ちょっとしたケアレスミスで、自分もずいぶん小さな命たちを死なせてきた。そのことを今でも悔やんでばかりいるのである。ところで昨年は夏目漱石没後100年の年。あちらでもこちらでも夏目漱石の特集をやっていた。同じくNHKラジオ第2のカルチャーラジオの金曜日の「化学と人間」も「漱石、近代科学と出会う」というシリーズ。講師は早稲田大学小山慶太教授で、欠かさず拝聴してきた。科学の話なのに文学者が解説するので興味が持続するのだ。要するに面白いのである。本日はその最終回。テーマは漱石が生きた時代と科学の激動期。今回で終わってしまうのが残念でならない。第1回目から列挙すると、その1が坊ちゃんはなぜ物理学校出身の数学教師に設定されたのかで、その2が「吾輩は猫である」の水島寒月先生は大物理学者になれるか。もちろん寒月先生のモデルは寺田寅彦で、だから寒月先生もやがては偉大な物理学者となるのであろう。その3が吾輩はニュートン力学を理解する猫である。その4がニュートンの工学実験と漱石の文学論で、その5が三四郎の野々宮宗八はなぜ地下室で実験を行ったのかで、その6が漱石の俳句と寺田寅彦の科学研究で、その7が漱石はロンドンでなぜ原子論に興味を抱いたのかである。このシリーズは文豪夏目漱石の目を通して明治の知識人たちの化学への関心を読み解くというもので、夏目漱石論でもあるし、文学史としても科学史としても興味深い。そしてその8が大科学者マイケルファラディーの名台詞と漱石の博士号辞退事件で、その10が文学研究と創作における科学との係わりで、その11が漱石が見た芸術と科学の美。そして先週がその12で、空間論と時間論を寺田寅彦と論じた夏目漱石だった。毎週夢中で聴いていたらあっという間にワンクールが終わってしまい、来週からはどうなるのだろう。小山教授、面白いレクチャーを本当にありがとうございました。
▲ 松の内までは頑張れ注連飾り

0107・土・
 お軽い脳味噌のトランプ先生が今日もまたツイッターで何かつぶやいている。そのたった140のアルファベットの連なりでトヨタの株が落ちたり、欧米の自動車工業があたふたして、世界中が引っ掻き回されている。まだ大統領になってもいないくせに困ったおっさんである。この軽さ、どこからくるのだろう。馬鹿のふりをしているだけと思いたいのだが、さぁどうだろう。理知的なヒラリーが敗北して馬鹿っぽいトランプが勝利した。この要因は黒人が大統領で面白くなくてたまらなかった白人たちの欲求不満解消だけでなく、トランプがわかり易くて面白かったからである。当分、トランプという男はこの馬鹿っぽさと軽さでアメリカのサイレントマジョリティーに訴えていくのだろう。さぁ、20日以後のアメリカはどこへいくのか。心配でたまらない。
▲ おめでとうこの挨拶も今日までか
◇ バーチャル熊野古道コース  発心門王子を仮想参拝、通過しました。
次は伏拝王子。あと7,193歩です。
現在の歩数、63,607歩。3周目挑戦中ですぞよ。

0108・日・
 寒い。アルルはずっとボクのベッドで丸くなってる。箱根では雪。東京も氷雨が地面を濡らしている、そんな冷たい日曜日なのである。
 大相撲初場所の初日である。顔も姿も知らないけれど、ずっと応援してる遠藤が敗けてしまって残念。顔も姿も知らないけれどラジオ中継で彼の相撲の美しさが伝わってくるのだ。稀勢の里も顔も姿も知らないけれど、やっぱりその相撲っぷりが美しい。白鵬に次いで最も横綱っぽい力士だと思ってる。けれども今度こそ、今度こその稀勢の里。今場所は期待もしないし、優勝や横綱という言葉を頭から排除して、応援しないようにして応援するつもり。だからしゃっきりしてね。
 本日は北朝鮮の三代目の誕生日だそうである。けれども記念行事も何もせず、控え目な指導者を西側にアピールしているとか。とはいえ人工衛星の打ち上げというアピールは取下げ、堂々と大陸間弾道弾の発車を予告している。核開発もミサイルの性能アップも米国に対する圧力というより、それ自体が目的化しているのかもしれない。三代目になってますます過激化しているのだ。過激になるより、炭水化物を制御して、早く過剰脂肪から脱却した方がよいのではありませんか。余計なお世話だけれども。
▲ 駅伝を終えて箱根に雪が降る
◇ バーチャル熊野古道コース  伏拝王子を仮想参拝、通過しました。
次は熊野本宮大社。あと4,517歩です。現在の歩数、72,483歩。
3周目挑戦中でおじゃます



2016年12月26日~2017年1月1日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

1226・月・

 アベちゃんが真珠湾まで出かけていって、オバマにすりすりするらしいが、まるで興味ない。世の中はスマップの話題で沸騰してるけど100パーセント興味ない。オリンピックの予算がどんどん膨張する話も興味はないけど腹が立つ。やたらに予算が膨れ上がるオリンピックなんか、やめてしまえばよいのに。日本はオリンピックで元気にしてもらわなくちゃならないほど落ちぶれてはいないはず。地震や台風にだって負けやしないのだ。そもそもオリンピックによる国威発揚も聖火リレーもベルリンオリンピックでヒトラーが発明した伝統で、歴史的価値のあることでも意味のあることでもないのだ。レジェンドだかレガシーだか知らないけれど、金食いゴキブリを喜ばすだけのオリンピックなんかやめてしまえ。ワールドカップがあれば、それでいいじゃないか。

▲ 無我夢中泣いて笑って年の暮れ

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース   日沢山水潜寺に到着しました。
ついにゴールへ到着です。お付き合い、本当にありがとうございました。
現在の歩数、196,800歩。3周目終了ということになっとります。

次回よりドコモの陰謀で、「おまかせ熊野古道コース」を歩かされます。
よろしくお願いいたします。
ドコモは様々な口実を作ってはパケット料金を加算してくるのです。
こっちだって、わかっちゃいるけどやめられないスーダラ教信者なのです。
要するにアホダラ狂なのです。

1227・火・

 雨の予報だけど、北の丸公園では15度と、朝はやけに温かく、昼から急激に気温が下がってきた。南風が北風に変わったのだ。調子、狂うよな。そのせいか終日お腹の具合がよくなく、食欲がわかない。何を食べてもおいしくないのである。もうすぐ絵門組の忘年会なのに、これはいかん。早く治してたらふく食べたい。トリインフルが流行して殺処分なんて嫌な言葉が世間に流布されて、自分の味覚に自信がなくて賞味期限に頼るからフードロスがエスカレートするこの世の中で、せめて自分だけでも食べ物を粗末にしたくないのである。性欲はもうコリゴリだから、食欲出てこい、池の鯉。んな調子で始まった一日だったが、やがてミヨコママから一本釣りの鱈が届いた。塩漬けでない鱈子も届いた。そしてヒロコママからモーツァルトが育てた日本酒が届いた。モーツァルトが酒蔵を所蔵しているという話ではなく、モーツァルトの音楽をBGMに醸造した日本酒が届いたのである。そしてその大切に育てたお酒をちびりちびりとやりながら、網でなく、一本釣りで大切に釣り上げたおいしい鱈と鱈子をご馳走になったのである。日本海の味、ありがとう。

▲ モーツァルト育てし酒を熱燗で

◇ バーチャル熊野古道コース  滝尻王子を出発しました。
ゴールまで青息吐息でたどり着くつもりです。
これすべてドコモの企み。羊の化身のエム ナマエは素直に従うのです。
とほほ。

次は高原熊野神社。あと4,911歩です。
これで三度目の挑戦となるらしいのです。羊君は頑張るのです。

1228・水・御用納め・

 本当にこの人に国の防衛を任せてよいものだろうかと国民を不安にさせてる防衛大臣を露払いにして、安倍晋三が真珠湾まで出張してアリゾナ記念館で意味のない演説をぶっている。それを国民が聞かされている。旅費を支払ったのは国民なのに。それもご丁寧にニュースという形をとって聞かされている。ひどい話である。そもそも真珠湾奇襲がなければ、沖縄問題も起きなかった。東京大空襲もなければ広島への原爆投下もなかった。おい、この戦争、あんたのじいさんが東条英機と肩を組んで始めたんじゃなかったっけ。それでも東京裁判にかけられず、絞首刑にもされなかったので、そのお礼で真珠湾に出かけていったんじゃないのかい、とはいわないけど、おかしなタイミングだよね。トランプに尾っぽを振ってオバマに嫌われ、プーチンに冷たくされて、冷や汗をかいてたら都合のよいことにオバマがハワイで休暇中、というタイミングだったよね。ああ、たまらない。こんな朝の気持ちのいい時間に、いつまで聞かされるんだ、この演説。いつまで続くんだ、この舌足らず。御用納めの朝から鬱陶しい限りである。それにしてもなんたる自己陶酔か、安倍晋三。オバマといえば文字通り最後のお勤めで、学芸会の茶番劇に付き合わされてお気の毒なことである。

 透析を受けながら週刊朝日を読んでいたら、ヘッドフォンを通して誰かのケータイの緊急地震速報が聞こえてきた。途端にグラグラグラ。やばい揺れ方である。反射的にポケットラジオのスウィッチを入れる。21時38分、茨城県で大きな地震。高萩市で震度6弱。震源の深さは11キロ、マグニチュードは6.3ということだったが内陸型のため津波の心配はない、ということで安堵。気象庁は東日本大震災の余震と考えているらしい。とにかく大きな人的被害がなくて胸を撫で下ろす。なんせ年の瀬である。先日の糸魚川市の大火事もそうだったが、この時期の災害は人の心に甚だしくマイナスに作用する。桑原桑原、である。地震もこれを最後にして、どうか無事に新年がきてくれますように。

▲ 年の瀬も地震列島休みなし

1229・木・新月・

 女優で元NHKアナウンサーの絵門ゆう子(えもんゆうこ)さんが亡くなってから今年で10年。そして秘密結社、絵門組(えもんぐみ)が組織されてから10年。今夜は記念すべきその望年会である。世間では忘年会ともいうその望年会である。約束の時刻に経堂駅前のプリミエール寿司バー、寿矢に欠席以外は全員集合。底抜けに明るく、そして最後の最期まで前向きに生きることを貫いたピンクリボンノ戦士、女優の絵門ゆう子さんの思い出と寿矢の料理を肴にシャンパンとワインを酌み交わす。メンバーは軽井沢朗読館と中軽井沢図書館の館長、青木裕子さん。彼女は日本一の朗読家とボクが信じる朗読の名手。1994年にエム ナマエのドキュメンタリーのナレーションを担当してくださって以来のお付き合いで、今では彼女なしでボクの人生は語れない。そして絵門ゆう子さんの朗読のお師匠でもある。絵門さんの最初の朗読コンサートの題材が拙著「ナクーラ伝説の森」という縁でボクらは結ばれているのだ。この会の幹事が絵門さんの元マネージャー、秋山さん。絵門さんと同じくピンクリボンの騎士である。この人の明るさあっての絵門ゆう子さんだった、とボクは考えている。素敵な人である。そしてご亭主の三門(みかど)のケンちゃん。絵門さんはNHKアナウンサー、池田ゆう子の方が世間の通りがよいかもしれない。けれども絵門ゆう子という芸名を名乗ったのは、三門さんとの結婚が発端であるとボクは勝手に想像している。この三門のケンちゃん、美女の中の美女が惚れこんだというハンサムボーイ、と聞いています。そして、お金に無頓着だった絵門さんをサポートしていたのが望月税理士。仕事にも熱心だが、大の日食マニアで、たとえ確定申告の時期であっても地球のどこかで皆既日食があればすっ飛んでいってしまう、という困った性癖の持ち主でもある。ちなみにこの望年会と望月の望は関係ありませーん。そしてこのボクというメンバーで滅茶苦茶に盛り上がり、たらふく食って満腹となり、へろへろに酔っぱらってからカラオケのサザンクロスへ。絵門組としては初のカラオケ大会で絶唱して絶叫して、そして幸せに解散したのである。これで2016年は無事に幕を閉じることが許されたのである。

▲ 板前の声に重ねて焼き芋屋

◇ バーチャル熊野古道コース  高原熊野神社を仮想参拝、通過しました。
次は牛馬童子。あと18,025歩です。
現在の歩数、7,775歩。
3周目挑戦中になります、とファミレスの店員風にいってみる。

1230・金・大納会・

 本日は年末の休日体制の透析である。食事もない、その分を強制的に引かれてしまう、あまり嬉しくない透析である。せっかくの休日を患者側が有効に使えない、このクリニック独特のシステムである。けれども患者はみんな羊。ただひとり、疑問のある点には勇猛に挑んでいた仲良しの透析患者、ボクと同じ慶應義塾の出身のSさんは重篤な状態に陥り、今は隣のベッドには不在。ボクは抵抗軍の戦友を失ってしまったのである。ちょっぴり心許ないのである。
 で、その透析中、青木裕子朗読の「高野聖」に再び傾聴する。昨夜、本人と飲んだときの「高野聖」トークの影響なのだ。青木裕子さん、軽井沢朗読館の館長で中軽井沢図書館の館長で、元NHKアナウンサーで日本一の朗読家の青木裕子さん、普段はむしろ男らしいのではないかと思える語調なのに、作品中の魔女を演じるときのあの妖艶さはどこからくるのだろう、という興味からも再読したのである。そしてやはりこの魔女がよかった。彼女が出てきた瞬間、物語世界が一変する。音が生まれ、風が生まれ、匂いが立ち上がる。活字の世界がスリーDの、というかフォーDの映画世界に変わるのである。泉鏡花もすごいが、この不思議世界を言霊で表現する青木裕子が凄い。そして今回も「草枕」との共通点に興味を引かれた。物語の構成、登場人物、設定にいくつかの類似点が見当たるのである。山道を登って宿にたどり着く。湯浴みと美女。女の危険な魅力。馬を引く男。河の流れ。泉鏡花の「高野聖」は1900年の作品。夏目漱石の「草枕」は1906年。夏目漱石の意識に泉鏡花が存在したかどうかはわからない。ボクが草枕マニアだから無理矢理に連想するのかもしれないが、これと同じ印象を覚えた人があったかどうか、いつか誰かに尋ねてみたい。

▲ あたふたと踊っていたら年の暮れ

1231・土・大晦日・除夜の鐘・

 久しぶり、紅白歌合戦に最初から最後まで傾聴する。見るのではない。傾聴するのである。コボちゃんも傾聴するのである。我が家にはテレビというメディアが存在しないのだ。で、いちばん楽しみにしていたパフィーが冒頭だったので拍子抜けしてしまう。やっぱおいしい物は最後までとっておきたいタイプなのです。
 「見上げてごらん夜の星を」がかかったとき、思わず落涙する。永さんがこの年にお亡くなりになったことを思い起こし、改めて寂しさが込み上げてきたのだ。それにしてもこの「見上げてごらん夜の星を」を空の上の永さんが聴いておられたら、どんな気持ちになられただろう。この歌の時代の空気を味わったことのない若い人たちに、あまり勝手なアレンジをしてもらいたくない気分である。永六輔のスピリットを汲み上げつだけのハートが不足しているような気がするのである。紅白歌合戦のメンバーなら、もっとふさわしい歌い手がおられるはずなのだ。NHK、何をあせっているのだろう。タモリとまつこデラックスがやたら滑っていたのも不愉快だし、ゴジラが出現する必然性も見当たらない。ピコ太郎って、どんなに面白いのかと期待していたら、ゲロゲロにつまんなかった。世間の噂も当てにならない。あんなんで世界がフィーバーしたなんて、どうにも不可解である。トランプやアベちゃんがリーダーであることも不可解であるが、この紅白歌合戦のNHKの外しっぷりも付加かい。NHK、何を焦っているのだろう。もっと正しく、もっと当たり前でいていいのだ。NHKほどの力のある放送局は、他には存在しないのだから。

▲ 超高層はるか下方に除夜の鐘

■ 2017年・
◆ 1月・睦月・正月・

0101・日・※元旦・

 さあ元旦だ。そして全国の初日の出と初日の入りの時刻なのだ。札幌の日の出は7時6分、日の入りは16時10分。仙台の日の出は6時53分、日の入りは16時27分。東京の日の出は6時51分、日の入りは16時39分。大阪の日の出は7時5分、日の入りは16時58分。福岡の日の出は7時23分、日の入りは17時21分。これから夏至まで、日の出はどんどん早くなり、日の入りはひたすら遅くなる。そうして次第に気温が上昇していくのである。早く温かくなればいいと願うのである。でもなぁ、その前に雪が降ったりするんだよなぁ。

 NHKラジオの全国の気象情報なんだけど、いつも関東地方を聞き逃してしまう。最初は集中して傾聴しているのだが、沖縄から始まり、九州、中国地方を経過する頃には沖縄旅行の思い出や瀬戸内海の美しい風景や、様々な連想が脳味噌の表面に浮かび上がり、気がつくと東北や北海道になっている。ボクにとって東北や北海道の気象予報はあまり役には立たない。ボクに必要な関東地方に差し掛かったとき、ボクはいつも余計なことを考えているのである。という訳で元旦の今朝も関東地方の天気予報を聞き逃してしまったのである。けれどもこのNHKラジオの全国気象予報、関東地方について、もう少し親切な伝え方はないものでしょうか。と、ここまで考えていたら今度は交通情報が聞こえてきた。高速道路の渋滞情報である。そしてまたしても伊勢原バス停前と綾瀬バス停前で渋滞が発生している。誰だ。東名高速にバスを通したやつは。

▲ 元旦や油断してたら大晦日

◇ バーチャル熊野古道コース  牛馬童子を仮想参拝、通過しました。
次は近露王子。あと2,440歩です。
現在の歩数、26,160歩。3周目挑戦中どっとこむ。



2016年12月19日~25日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

1219・月・

 本日の日の出は6時46分、日の入りは16時31分。とてもゆっくりとした日の出ですし、かなりあせった日没です。それもそのはず、明後日が冬至なんです。そうなんです。この頃が昼間がいちばん短い頃なんです。

 今日からアメリカ軍が沖縄のオスプレイを飛ばすんだそうだ。不時着させたんだから感謝しろと威張り腐って飛ばすんだそうだ。で、その不時着議論だが、やはりあれは政府の印象操作という感じがしてならない。そしてマスコミまでが疑問もなしで不時着という表現に固執しているのも気に食わない。ボクの知る限り、墜落と表現しているのはTBSラジオだけである。簡単に回収できないほど大破しても不時着にこだわるのはオスプレイに海兵隊の運命がかかっているからだろう。米軍側の理屈によると、住宅密集地でなく、わざわざ海野浅瀬まで機体を操縦して無事に着水させたから不時着と定義しているそうなのだ。たとえバラバラになっても不時着なのである。ま、オスプレイが飛ばないということになると米軍はもちろん、安倍政権だって強引に輸入した手前、立場がなくなるわけだ。そりゃマスコミを総動員させても不時着とアナウンスするわなぁ。その昔、大本営は退却を転身とし、全滅を玉砕と言い換えた。今、安倍政権は墜落を不時着と定義して、沖縄で何を企むのか。アメリカは沖縄から出ていかない。ロシアは北方領土を返してくれない。考えてみりゃ当たり前。アメリカもロシアも第二次大戦の犠牲に見合っただけの領土を要求しているから、なのである。そして日本だって中国の派遣に備えなくてはならない。となれば、いつかオスプレイが必要になるかもしれないのだ。上の都合で決められた戦争があってもなくても、はらはらさせられるのは、いつだって一般市民なのである。

 伊集院光がいっていた。こしのある讃岐うどんじゃなくって、ただの手抜きうどんが食べたいと。

▲ 朝寝坊猫の行火がそうさせる

1220・火・

 経堂の駅前ケーキショップ、アルルカンはクリスマスケーキの注文で天手古舞。次から次へとやってくるクリスマスケーキの注文客で賑わっている。大きいのや小さいのや、チョコレートや生クリーム、アベック向きから家族向きまで、マスターひとりで作るのかな。これからクリスマスまで眠れないのかもしれない。と、そんなことを頭の隅で考えながら月刊ラジオ深夜便のS記者と談笑している。「しじまのことば」の連載も楽しいが、S記者とのおしゃべりも楽しい。ついつい時間を忘れて話しこんでしまい、彼女の帰りを遅くしてしまうのだ。ごめんなさい。

▲ 天手古舞ケーキショップのクリスマス

1221・水・冬至・下弦・

 本日は冬至である。昼間の時間は9時間45分で、この1年で最も短いのだが、南風の影響なのだろうか、異常に温かい冬至となっている。なので窓を開放し、部屋に外気を取り入れて部屋の空気を入れ替えた。気持ちよかった。寒がりの自分がまさか冬至に部屋に風を入れるとは驚き桃の木山椒の木、なんだけど、最近の人たちにはこの言い方、なんのこっちゃわからんだろうね。ごめんなさい。

 ドイツのトラックテロ。当局は嫌疑不十分でただちに容疑者を解放した。煙硝反応も血液反応もなし、との事実がその根拠である。これが日本の警察だったら直ちに釈放しただろうか。いつまでも面子にこだわるのではなかろうか。お役所は科学的であってもらいたい。そうなれば効率のよい税金の使い方ができるんではなかろうか。ドイツはオルタナティブエネルギー、風力や太陽エネルギーによる発電が35パーセントに達するという。いつまでも原子力にこだわっている非科学的な日本、非論理的な日本、税金の使い方で倒産する前に原発事故の放射能で全滅するんじゃなかろうか。心配だなぁ。

▲ 折り返し今日を過ぎれば日が延びる

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース  延命山菊水寺を仮想参拝、通過しました。
次は日沢山水潜寺。 あと17,649歩です。現在の歩数、179,151歩。
3周目挑戦中という設定になっとります。

1222・木・

 まっくろくろすけはアルルのこと。コボちゃんがときどきそう呼びかける。ブラックラブのアルルにつけられたニックネームである。女の子なのにまっくろくろすけ。いつもはそんな呼び方はしないけど、いきなりいわれると思わず笑ってしまう。冬になれば、そのまっくろくろすけとボクのベッドは共用となる。つまりシェア、ということになる。といっても大型犬を抱いて寝る訳にもいかず、どうしてもボクが横になりたいときは、
「タッチ!」
のサイン。その昔、街頭テレビでラーメン屋のテレビで、みんな揃って応援したプロレス中継の力道山チーム対デストロイヤーチームのタッグマッチみたいに、タッチひとつで選手交代。アルルはベッドから飛び下りて、ボクと代わってくれる。アルルは話せばわかる犬なのだ。真正面から質問しても、手変え品換え質問しても、繰り返し質問しても、言葉を尽くして質問しても、まともに答弁してはくれないどこかの誰かさんより、ずっと話のわかる犬なのだ。

▲ 年の瀬の急いているよな人の声

1223・金・天皇誕生日・

 本日は天皇誕生日で世間はお休み。そこで透析室も休日体制。いつものように一日を中途半端にしか使えない。そして明日はきむらゆういちの絵本講座ベスト。わざわざクリスマスにベスト講座というプログラムを組んで、そしてエム ナマエなんかを呼びつけるのだから覚悟しなければならない。要するに緊張してレクチャーしなければならないということ。明日の聴講者たちは、きむらゆういちの可愛い教え子たち。つまり、若人から昔の若人まで、絵本に情熱を傾ける人たちの集まりなのである。こちらだって情熱を傾けなければ嘘である。明日のレクチャーのメインテーマは絵本になるはず。そこで絵本を柱に自分の人生を振り返り、メモを作っていく。聴講者たちの興味は全盲の絵本作家という点にもあるかもしれないので、拙著「失明地平線」の音訳図書をサピエ図書館からダウンロードして最初から最期まで、じっくりと読む。言い換えると傾聴する。そう。ボクは自分の本も読むのではなく、聴くのである。自分の書いたバイオグラフィーで自分の人生を振り返り、レクチャーのためのメモを頭に叩き込み、脳内リハーサルを繰り返す。中途半端な一日ではあったが、この一日を使って、とにかく明日の準備は完了したのである。これで何とか、絵本講座の学生たちに、
「なんでエム ナマエなんかを呼んだんだよ」
と、きむらゆういちに恥をかかせないで済みそうである。

▲ 年の暮れ日向の猫も蹴飛ばされ

1224・土・クリスマスイヴ・

 午後、絵本講座の学生代表が彼の愛車のワンボックスカーで迎えにきてくれる。きむらゆういちの豪邸にたどり着くと数十名の講習性たちが課題と取り組んでいた。ボクは三階のスタジオでインタビューの撮影。これも絵本講座の活動のひとつで、きむらゆういちはこうして絵本作家たちの資料をコレクションしているのである。
 午後4時から6時まで、きむらゆういちとの漫才トークで絵本高座ベスト授業を展開する。ボクも自分の絵本を何冊もリュックに背負っていったのだが、きむらゆういちのエム ナマエ絵本コレクションがあまりに整っていて、その必要がなかったほど。ことに驚いたのはボクの自慢作「にぎやかな夜」のオリジナル、小学館の学年誌の付録として制作したミニ絵本「ねえ、夜だよ」を美しく保管してくれていたことである。この付録、ボクと彼が出会う前の作品なのだ。もしかしたら、彼はボクらが出会う以前からエム ナマエを評価してくれていたのかもしれない。もしもこれでエム ナマエに何かトラブルがあっても、このコレクションがあれば心配することはない。本日の特別講義、エム ナマエが絵本作家になるまでのライフストーリーと、そして全盲イラストレーターとして復活するまでの臥薪嘗胆物語が中心となるはずが、1978年からのエム ナマエときむらゆういちの友情物語となってしまったのは納得かもしれない。この日ほど、きむらゆういちとの38年の友情を感じたことはなかった。100パーセントの信頼での漫才トークは絵本講座の講習性たちの興味を、きっと満足させたに違いない。
 それからのクリスマスパーティーは3時間にわたるサイン会となる。おかげでボクは缶ビールを抱えたまま、次々に目の前に開かれるエム ナマエの昔の絵本、最近の絵本にサインをしていく。もちろん講習性ひとりひとりとおしゃべりもする。だから片手の缶ビールはいつまでたってもカラにはならない。酔っぱらうことはできなかったけど、ああ、楽しかった。でも、くたびれた。

▲ 絵本たちイヴの日付のサイン会

1225・日・クリスマス・

 昨夜は楽しかった。そしてくたびれた。で、今日はやたらと眠く、気がつくと眠っている。で、今日は何もできなかった。で、できたことといえばほんの数えるくらい。夜、コボちゃんとクリスマスのローストチキンを食べたこと。シャンパンを冷やしておくのを忘れて、ビールで乾杯したこと。毎年特別注文しているアルルカン特製、バタークリームのクリスマスケーキを食べようと思っていたら、ビールとチキンで満腹になってしまって睡魔に襲われ、残念無念と思いながら、クリスマスケーキをイブでもクリスマスでもなく、明日という普通の日に食べなくてはならないことを悔やみながら熟睡したことくらいである。

▲ 降誕祭チキンターキー昇天祭



2016年12月12日~18日
☆人工透析を導入したとき、東大のドクターはボクの余命を5年と宣告したけれど、ボクはそれから30年も生きています。お医者は神様ではありませんので、もしも余命を宣告されたら、どうかご自分の生きようとするエネルギーを、もっと信頼してあげてください。さて、この日誌は透析患者が病人ではなく、機械に腎臓の代わりをしてもらっているだけで、普段は一般の人と何ら変わらなく暮らしていることを知っていただくためのものでもあります。また、この日誌には本当のことも書かれていますが、ごくまれには嘘や冗談も書かれています。ただし、嘘は嘘らしく書かれてありますので、その判断のできないお子様たちは、どうか常識のある大人と一緒にご覧ください。また、難易度に関係なく、熟語や固有名詞などの漢字に振り仮名をしていることもありますが、これは視覚障碍者のための音声ガイドをサポートするためのもので、決して皆様がこの漢字を読めないと思っているわけではございませんので、その点はなにとぞご容赦ください。

1212・月・

 もうすぐ今年も終わる。せっつかれてる締切がある訳でもないのに、何となくせいてくる。賞味期限切れの全盲イラストレーターも、慌てる必要もないのに慌てないと悪いような気がして慌ただしいふりをする。おまけにクリスマスも近くなれば寒くもなってくる。だったら取り敢えず羽根布団に潜り込もう。そう思ってベッドの上に手を延ばしたら、ふんわり、触るものがある。猫だ。冬の猫は宝物。冬毛でふかふかして、お昼寝しようと誘ってくれる。そこで横になろうとベッドに腰掛けると、ぐにゃり、ぶつかるものがある。犬だ。そうだ。ボクは愛犬に自分のベッドを譲っていたことをすっかり忘れていたのだ。ボクの犬と猫は頭と頭をくっつけて、まるでシャム双生児のように眠っている。安心し切って熟睡しているのである。犬と猫は仲が悪い。それは犬も猫も知らない人のいう台詞。ボクはこれまで猫を犬に育てさせ、猫を犬に育てさせ、幾度も幾度も犬と猫を同じ屋根の下で生活させてきたけれど、いつだって必ず仲良くしてくれた。雄のヨークシャーテリアに新宿の雑踏から拾ってきたどろどろに汚れた子猫を見せたとき、その雄のヨークシャーテリアはいきなり雄の母性を発揮して、パクリとくわえ、自分のベッドへ連れてった。どろどろに汚れていたその触るもおぞましい汚い子猫を、犬のお父さんのために洗ってやったら、たちまち美しい雌猫となり、それからは犬猫仲良く、末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。これが最初の経験で、それからは犬であろうと猫であろうと、ボクは安心して子犬や子猫を預けることにしている。猫に小鳥を預けるというようなイージーミスをしない限り、人は異種の生き物同士が仲良く暮す姿を楽しむことができるのである。

▲ ぼんやりと過ごしてきてもまた師走

1213・火・すす払い・

 視覚障害者情報総合ネットワークのサピエ図書館で「声のカレンダー」をダウンロードする。これで来年のスケジュール表を制作するのが年末の恒例なのである。新年を迎える儀式なのである。その気にならないと来年はやってこない。そう信じているのである。

 基地移転、珊瑚の海の埋め立て阻止の訴訟で沖縄が敗けて国が勝利した。またまた国の勝訴なのである。どうも裁判所が国の味方をしているような気がしてならないのだが、この国の三権分立は正しく守られているのだろうか。そんなんでいいのかなぁ、最高裁。でも、そうだよね。裁判官、あの人たちも公務員。国の顔色をうかがって、だんだんと腐っていくんだよね。だってそれが公務員の宿命だもん。ところでトランプが大統領になったなら、アメリカの三権分立はどうなるのだろう。太平洋のあちらのこととはいえ、今から心配でならないのである。

▲ ともかくも頭の中を煤払い

1214・水・

 遅刻しそうで京王線に飛び乗ったら車内で声をかけられた。赤堤小学校の父兄の方である。その昔、ボクの講演を小学校のイベントで聴いてくださったことがあるとおっしゃるのだ。犬も歩けば猫も歩く。それなりの格好をしていてよかった。そう。今日はお出かけで、これから銀座の歌舞伎座で歌舞伎「あらしのよるに」を観るのである。
 主人公の狼、ガブが中村獅童。ヤギのメイが女形の尾上松也。実に完成度の高い舞台で、改めて歌舞伎役者の情熱と演技の迫力に尊敬を覚える。と同時に、きむらゆういちの原作の良さに感動する。お誘いした田辺親子と、一度で歌舞伎の魅力にはまってしまったコボちゃんと歌舞伎の話題で盛り上がっていたら、天井桟敷の階段をのこのこ上がって、原作者のきむらゆういちが挨拶にきてくれた。固く握手を交わして、
「ちゃんと歌舞伎になってるね」
と舞台への感動を変化球で伝えた。ウィークデイの昼間なのに場内は大人たちで満員。絵本が原作だからといって、子どもたちの姿はほとんどないのである。「あらしのよるに」、おそるべし。
 舞台が終わって外に出ると出口で、きむらゆういちがファンに囲まれてサインをせがまれていた。ボクを見つけると、
「クリスマスはよろしくね」
と声をかけてくる。そう。このクリスマスイブは彼の絵本講座でレクチャーをすることになっているのだ。
 慶應義塾御用達、銀座ライオンで田邊親子と生ビールで乾杯。ボクも田辺さんも学生時代からライオンにはお世話になってご長男はこれでもかと次々に出された料理を平らげる。楽しく食事を済ませたら、地下鉄と京王線で明大前へ。夕方からはキッド・アイラック・アートホールで窪島誠一郎+おおたか静流のライブがあって、田邊さんと一緒に楽しむことになっていたのだ。
 今夜のライブは窪島誠一郎の朗読と静流さんのオリジナルソングを収録したCDアルバムを記念したもの。テーマはもちろん長野県、無言館の収録作品。恋人の姿を描いて戦地に散っていった画学生と、その恋人の記録を作者窪島誠一郎が心をこめて朗読し、その詩をおおたか静流が自作のメロディーで歌い上げる。タイトルは「あの夏のまま」。ぜひ買っていただきたいミニアルバムである。もちろん缶詰よりもライブが素敵に決まっている。そして朗読も歌も聴き物ではあるけれど、静流さんのトークが秀逸。日本人はキリスト教徒でもないくせに、やたらと天国という言葉を使って不愉快にさせられるのだが、そこはさすがの静流さん、天国とはいわず、黄泉の国とおっしゃる。やっぱインテリジェンスが違うのです。
 コンサートが終わって窪島さん、静流さんにご挨拶。軽井沢朗読館の青木裕子館長も、静流さんのコンサートをプロデュースしている「ねこまんま社」の林菊枝さんもいらしていて、久々のご挨拶。談笑していたら、亡くなった松田優作さん馴染の店、レディージェーンのマスターが声をかけてくださった。レディージェーンでは何度も静流さんのライブを拝聴したことがあるのだ。帰りは青木裕子さんとブックカフェ槐多の早川誠司さんに車まで送ってもらった。この暮れで、明大前の文化の拠点、キッド・アイラック・アートホールもブックカフェ槐多も閉館となってしまうのである。早川誠司さん、長い間、お疲れ様でした。いろいろお世話になりました。

▲ 歌舞伎座の前でマフラー巻き直す

1215・木・満月・

 昨日の歌舞伎・アンド・ライブを観るため、本日に変更した透析からの帰り道、コボちゃんが月がきれいだと感動している。そう。今夜は満月なのです。で、その満月とは関係ないんだけど、午後の早い時間の透析では、透析室での夕食ができず、帰りに吉野家で牛丼の特盛とナマタマゴを買ってきて、それですきやきごっこをしながらビールを飲むのが恒例となっているのです。特盛は牛肉がどっさり、山盛りになっているのです。

 ハンプティーダンプティーが壁から落ちて、テームズ川ではロンドンブリッジががらがら落ちて、そして沖縄でオスプレイが落ちた。けれどもどこのニュースでも不時着といっている。落ちてバラバラになっても不時着といっている。もしかして、安倍政権が墜落という言葉を禁句としているのかもしれない。ここ最近のニュースは大本営発表みたいに言葉の入れ換えや言い換えが目立っている。まさか、あのジョージオーウェルの「1984」みたいな世界になるんじゃないだろね。トランプと安倍晋三とプーチンで、そんな世界にするんじゃなかろうね。やだからね。

▲ 帰り道クルマの窓に冬の月

1216・金・

 朝、屋上の水溜りに薄氷が張っていたという。風の通る場所は氷点下に下がるのだろうか。そういえば既に初雪も降っている。となるとやはり今年は寒い冬になるのだろうか。考えただけで全身が霜焼けになりそうだ。

▲ 初氷黒犬つるりずっこける

1217・土・

 するのは失敗、しないのは大失敗。そんな格言があるらしいが、二度目の東京オリンピックについてはどうなのだろう。
「オリンピックはおもてなしで裏ばかり」
 そんな声がどこからか聞こえてきそうだ。
 パラスポーツはまだ耳に馴染のない単語だが、これは障害者スポーツを意味すると辞書には書いてある。でもパラリンピックという言葉は既に市民権を獲得している。このパラリンピックのパラはオリンピックと平行して開かれる平行のパラレルからきているらしい。飽く迄もオリンピックが主体ということなのだが、様々な金儲けの葵のご紋章とされるオリンピックをお釈迦にして、そろそろパラリンピックを独立させたらいかがだろう。ボクもその金メダルを触らせていただいたことのある水泳のパラリンピック金メダリスト、河合純一さんが今度のパラリンピックには準備委員として活躍されている、というニュースを耳にしたばかりである。東京オリンピック、やめればよいのに。ここで何度も表明していることではあるけれど、パラリンピックなら、いくらでもお手伝いしたい。
 権謀術数。金儲けのためには手段を択ばない面々で政財界は満ち溢れているらしいが、パラリンピックを主役にするのなら、どんな口実にしていただいてもいいんじゃありませんか。スポーツは脳味噌まで筋肉でできている健康優良児、肉体卓越者たちのためにだけあるのじゃない。ボクは少なくともやめればいいのに、とは申しません。

▲ 靴音が高く響けば十二月

◇ バーチャル秩父札所めぐりコース   般若山法性寺を仮想参拝、通過しました。
次は延命山菊水寺。あと12,369歩です。現在の歩数、166,631歩。
3周目挑戦中でおじゃます。

1218・日・

 いつだって前のめりの安倍晋三。2時間半も待たされて、まるで巌流島で宮本武蔵の到着を心待ちにしてる佐々木小次郎みたいだった。日露首脳会談をわざわざ安倍晋三の地元で開催したのに、故郷に錦を飾るどころか、まともに相手にされず、コケにされてた安倍晋三。心からご愁傷様といって差し上げたい。あのね、垂らしてるヨダレが相手に見えちゃったら、そりゃ相手はいくらでも打つ手を考えますよ。領土問題を仲良しクラブで解決しようなんて、最初からプーチンの手の上で踊らされてたんだよね。

▲ 古里で苔にされてるお坊ちゃん





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